JP6946296B2 - 磁気共鳴イメージング(mri)システムのための無線通信のためのシステム及び方法 - Google Patents

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Description

本システムは、一般に、無線タイプの無線周波数(RF)コイル部分を有する磁気共鳴イメージング(MRI)システム及びその動作方法に関する。
磁気共鳴イメージング(MRI)は、一般に、画像再構成のためにプロトンの周波数及び位相の符号化を使用するイメージング方法である。最近、MRIシステムは、MRI検査の下で被検体から放射される磁気共鳴信号を検知するために無線タイプのRFコイルを使用し始めている。具体的には、無線RFコイルは、取得期間中にアナログMR情報を取得し、次いで、関連付けられたRFコイルユニット(本明細書では無線RF局とも呼ばれる)が、アナログMR情報を変換して、デジタル化された生データ(k空間)情報などのデジタル化された情報を形成する。その後、無線RF局は、デジタル化された情報を、さらなる処理のために及び/又はMRIシステムのディスプレイ上に表示するためにシステムコントローラに通信する。
ここで、無線RF局は、MRIシステムのシステムクロック(例えば、マスタークロック)との正確な同期のために内部クロックに依存する。しかしながら、無線RFコイルの無線特性、誘導RFジッタ及び位相ドリフトのために、従来の無線通信方法を使用して、無線RF局の内部クロックをMRIのシステムクロックと正確に同期させることは、しばしば困難である。例えば、RF局と、マスタークロックに結び付けられているMRIシステムの残りの部分の通信局との間の見通し線(LOS)経路、障害物を有するLOS経路、及び/又は非LOS経路には、変化する時間遅延が存在し、これは、送信機と受信機との間の動き及び/又はチャネル・モデルの変化によって引き起こされる。この時間的に変化する時間遅延は、RF局の内部クロックとマスタークロックとの間のドリフトを引き起こす可能性がある。
不幸にして、無線RF局の内部クロックがMRIのシステムクロックと正確に同期していない場合、無線RF局の内部クロックの位相ノイズは、特に長時間の取得中に、使用される符号化方法の性質のために、再構築された画像に画像アーチファクトを引き起こす可能性がある。例えば、生の画像データのクロック誘導二乗平均平方根(RMS)位相誤差が1度未満に留まることが要求される場合、RMS時間ジッタは、64MHzで44ピコ秒(ps)未満、及び128MHzで22ps未満に留まるように制御されなければならないことを示すことができる。
したがって、MRIシステムのための無線通信のシステム及び方法を提供することが望まれる。RF局と、MRIシステムの残りの部分の通信局との間の通信経路における変化する時間遅延を補償することが可能な、無線RF局の内部クロックのクロック再生、及びMRIシステムのマスタークロックへの同期を容易にするMRIシステムのための無線通信のシステム及び方法を提供することがさらに望まれる。さらに、無線RF局が、多重経路伝播を介して受信したMRIシステムの送信に基づいて、無線RF局の内部クロックをMRIのシステムクロックに同期させるためのシステム及び方法を提供することが望ましい。
一態様において、本発明は、磁気共鳴イメージング(MRI)システムの第1の無線通信局の無線周波数(RF)送信機から、第1の搬送波信号によってアップコンバートされた第1のベースバンド信号を含む第1の送信信号を送信するステップであって、第1の搬送波信号が、第1の値と第1の無線通信局の第1のローカル発振器(LO)の第1のLO周波数との積である第1の搬送波周波数を有し、第1の搬送波信号が第1の無線通信局の第1のローカル発振器(LO)と同期している、ステップと、MRIシステムの第2の無線通信局のRF受信機において、無線チャネルを介して、無線チャネルの時間遅延に第1の搬送波周波数を乗算したものに等しい第1のチャネル位相シフトだけシフトされている第1の送信信号を含む、位相シフトされた第1の送信信号を受信するステップと、第2の無線通信局において、第2のベースバンド信号に補正信号を乗算して補正された第2のベースバンド信号を生成し、第2の搬送波信号によってアップコンバートされた補正された第2のベースバンド信号を含む第2の送信信号を送信するステップであって、第2の搬送波信号が、第2の値と第2の無線通信局の第2のLOの第2のLO周波数との積である第2の搬送波周波数を有し、第2の送信信号が、第2の値と第1のLO周波数との積であり且つ第1の無線通信局の第1のローカル発振器(LO)と周波数で同期している第2の送信搬送波周波数を有する、ステップと、第1の無線通信局のRF受信機において、無線チャネルを介して、無線チャネルの時間遅延に第2の送信搬送波周波数を乗算したものに等しい第2のチャネル位相シフトだけシフトされている第2の送信信号を含む、位相シフトされた第2の送信信号を受信するステップと、第1の無線通信局において、受信した位相シフトされた第2の送信信号から無線チャネルの時間遅延を確認するステップと、を含む方法を提供することができる。
一般に、第2のLO周波数は、第1のLO周波数に対してオフセットされた周波数を有する。有益には、第2の無線通信局は、第2の送信信号を第1の無線通信局に送り返す際に、この周波数オフセットを調整する。しかしながら、無線チャネルに起因する位相シフト又は誤差が残る。第1の無線通信局は、全位相誤差を検出し、位相補正項を決定し、その位相補正項を第2の無線通信局に返信するメッセージに符号化することができる。その場合、第2の無線通信局は、この位相補正項を使用して、第1の無線局の第1のローカル発振器(LO)と同期する第3の信号を生成することができる。一部の実施形態では、第3の信号は、第2の値(N)と第1のLO周波数との積である周波数を有する。一部の実施形態では、第3の信号は、元の第1のLO周波数に達するように、N分周器/プリスケーラを通過する。
本発明の別の態様は、第1の無線通信局及び第2の無線通信局を備えるシステムを提供することができる。第1の無線通信局は、第1のローカル発振器(LO)周波数を有する第1のLO信号を生成するように構成された第1のローカル発振器(LO)と、第1の無線周波数(RF)送信機と、第1のRF受信機と、を含み、第1のRF送信機が第1の搬送波信号によってアップコンバートされた第1のベースバンド信号を含む第1の送信信号を送信するように構成され、第1の搬送波信号が、第1の値と第1のLO周波数との積である第1の搬送波周波数を有し、第1の搬送波信号が第1のローカル発振器(LO)と同期している。第2の無線通信局は、第2のLO周波数を有する第2のLO信号を生成するように構成された第2のローカル発振器(LO)と、第2のRF送信機と、第2のRF受信機と、を含み、第2のRF受信機が、無線チャネルを介して、無線チャネルの時間遅延に第1の搬送波周波数を乗算したものに等しい第1のチャネル位相シフトだけシフトされている第1の送信信号を含む、位相シフトされた第1の送信信号を受信するように構成されている。第2の無線通信局は、第2のベースバンド信号に補正信号を乗算して、補正された第2のベースバンド信号を生成するように構成され、第2のRF送信機が、第2の搬送波信号によってアップコンバートされた補正された第2のベースバンド信号を含む第2の送信信号を送信するように構成され、第2の搬送波信号が、第2の値と第2の無線通信局の第2のLOの第2の周波数との積である第2の搬送波周波数を有し、第2の送信信号が、第2の値と第1のLO周波数との積であり且つ第1の無線通信局の第1のLO周波数と同期している第2の送信搬送波周波数を有するが、無線チャネルの時間遅延に第2の搬送波周波数を乗算したものに等しい第1のチャネル位相シフトに起因する可変位相を有する。第1のRF受信機は、無線チャネルを介して、無線チャネルの時間遅延に第2の送信搬送波周波数を乗算したものに等しい第2のチャネル位相シフトだけシフトされている第2の送信信号を含む、位相シフトされた第2の送信信号を受信するように構成され、第1の無線通信局が、受信した位相シフトされた第2の送信信号から無線チャネルの時間遅延を確認する。
本発明のさらに別の態様は、第1の無線通信局及び第2の無線通信局を備えるシステムを提供することができる。第1の無線通信局は、第1のローカルクロックと、第1のローカルクロックを使用して第1の擬似乱数(PRN)シーケンスを生成するように構成された第1のPRNシーケンス発生器と、第1のPRNシーケンスを含む第1の送信信号を送信するように構成された第1の送信機と、を含む。第2の無線通信局は、無線チャネルを介して、無線チャネルの時間遅延に依存する第1のチャネル位相シフトだけシフトされている第1の送信信号を含む、位相シフトされた第1の送信信号を受信するように構成されている。第2の無線通信局は、第2のローカルクロックと、第2のローカルクロックを使用して第1のPRNシーケンスを生成するように構成された第2のPRNシーケンス発生器と、受信した位相シフトされた第1の送信信号から再生された、再生された第1のクロックと、再生された第1のクロックを使用して、受信した位相シフトされた第1の送信信号から第1のPRNシーケンスを再生し、第2のPRNシーケンスを再生された第1のPRNシーケンスと比較して第1の無線通信局と第2の無線通信局との間のコード位相シフト誤差を決定するように構成されたプロセッサと、を含む。
本発明は、添付図面と併せて検討される以下に提示された例示的な実施形態の詳細な説明からより容易に理解されるであろう。
磁気共鳴イメージング(MRI)システム100の例示的な実施形態である。 同期していない2つの通信局のローカルクロックの例である。 同期している2つの通信局のローカルクロックの例である。 ゆっくり変化する経路遅延を有する無線チャネルを介して通信する、2つの無線通信局間のクロック同期のための条件を示す図である。 無線通信システムにおける搬送波位相同期のプロセスを示す概念図である。 無線通信システムにおける搬送波位相同期のための構成を示す機能ブロック図である。 遠隔局又は移動局と無線通信する主局又は基地局のクロック管理システムの機能ブロック図である。 主局又は基地局と無線通信する遠隔局又は移動局のクロック管理システムの機能ブロック図である。 受信した擬似ランダムノイズ(PRN)コードとローカルに生成されたPRNコードとの間の位相合わせのための構成の機能ブロック図である。 MRIシステムのための無線通信システムで起こる多重経路伝播の現象である。 多重経路伝播を特徴付ける無線通信チャネルに対するインパルス応答の例である。 多重経路伝播を特徴付ける無線通信チャネルのモデルである。 多重経路伝播を特徴付ける通信チャネルにおいて無線信号を受信するために用いられる受信機アーキテクチャの例示的な実施形態である。 無線通信局によって送信される同期シーケンスの例の自己相関である。
次に、本発明は、本発明の実施形態が示されている添付図面を参照して以降でより完全に記載される。しかしながら、本発明は、異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に述べた実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本発明の教示例として提供される。
図1は、磁気共鳴イメージング(MRI)システム100の例示的な実施形態を示す。
MRIシステム100は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、傾斜磁場電源103、患者テーブル又はベッド104、患者テーブル・コントローラ105、RFコイルユニット106a、無線RF局106b、送信機107、クロック発生器108、RF/傾斜磁場コントローラ109、ドライバー110、無線ユニット111、再構成フロントエンド115、再構成システム120、記憶装置121、ディスプレイ122、入力ユニット123、メイン・コントローラ124、及びデータ発生器125を含む。
一部の実施形態では、無線RF局106b以外の構成要素は、無線RF局106bとは別のメイン・ユニットに含まれている。さらに、メイン・ユニットは、ガントリーと処理システムに分割される。この場合、例えば、静磁場磁石101、傾斜磁場コイル102、傾斜磁場電源103、患者テーブル104、患者テーブル・コントローラ105、RFコイルユニット106a、送信機107、RF/傾斜磁場コントローラ109、及び無線ユニット111は、ガントリーに設けられ、一方、クロック発生器108、ドライバー110、再構成フロントエンド115、再構成システム120、記憶装置121、ディスプレイ122、入力ユニット123、及びメイン・コントローラ124は、処理システムに設けられる。
静磁場磁石101は、中空の円筒形状を有し、その内部空間内に均一の静磁場を生成する。例えば、永久磁石又は超伝導電磁石が静磁場磁石101として使用される。
傾斜磁場コイル102は、中空の円筒形状を有し、静磁場磁石101の内側に配置されている。傾斜磁場コイル102は、互いに直交するX、Y、Z軸に対応する3種類のコイルの組合せを含む。傾斜磁場コイル102は、3種類のコイルに傾斜磁場電源103からの電流が別々に供給されたときに、その強度がX、Y、Z軸に沿って傾斜した傾斜磁場を生成する。加えて、Z軸は、例えば、静磁場の方向と同じ方向にある。X、Y、及びZ軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択傾斜磁場Gs、位相符号化傾斜磁場Ge、及び読み出し傾斜磁場Grにそれぞれ対応する。スライス選択傾斜磁場Gsは、所与の撮像断面を決定するために使用される。位相符号化傾斜磁場Geは、空間位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために使用される。読み出し傾斜磁場Grは、空間位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために使用される。
被検体20は、患者テーブル104の天板104aに載せられている間に傾斜磁場コイル102の内部空間(撮像空間)に挿入される。患者テーブル104は、天板104aを、患者テーブル・コントローラ105の制御の下でその長手方向(図1の左右方向)及び垂直方向に移動させる。通常は、患者テーブル104は、この長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように据え付けられている。
RFコイルユニット106aは、円筒状ケースに収容された1つ又は複数のコイルを含む。RFコイルユニット106aは、傾斜磁場コイル102の内側に配置されている。RFコイルユニット106aは、送信機107から無線周波数パルス(RFパルス)が供給され、RF磁場を生成する。
RF局106bは、天板104aに搭載されていても、天板104aに埋め込まれていても、又は被検体20に取り付けられていてもよい。撮像時に、無線RF局106bは、被検体20と一緒に撮像空間に挿入され、被検体20から放射された磁気共鳴信号を電磁波として受信又は検知し、これに応答して、検知した磁気共鳴信号を表わすデジタル・データを生成する。無線RF局106bは、被検体20から放射された磁気共鳴信号を検知するための任意の種類のコイルを含む、1つ、2つ又はそれ以上の受信RFコイルユニットを含み、又はそれらに取り付けられている。無線RF局106bは、被検体20から受信した磁気共鳴信号を表わすデジタル・データを電気信号として、例えば、デジタル信号として無線送信する機能を含む。
送信機107は、RFコイルユニット106aにラーモア周波数に対応するRFパルスを供給する。
クロック発生器108は、所定の周波数を有する第1のクロック信号を生成する。この第1のクロック信号は、MRIシステム100の全体的な動作のタイミングのための基準として働くシステムクロックとして使用される。
RF/傾斜磁場コントローラ109は、メイン・コントローラ124の制御の下で、要求されるパルスシーケンスに応じて傾斜磁場を変化させ、RFパルスが送信されるように傾斜磁場電源103及び送信機107を制御する。加えて、RF/傾斜磁場コントローラ109には、信号レベルがドライバー110によって適切に調整された後、第1のクロック信号が提供される。RF/傾斜磁場コントローラ109は、この第1のクロック信号に同期してパルスシーケンスを実行する。
無線ユニット111は、無線RF局106bからデジタル的に無線送信された磁気共鳴信号を受信する。無線ユニット111は、受信したデジタル磁気共鳴信号をデジタル的に復調し、次いで、復調された信号を再構成フロントエンド115に出力する。無線ユニット111は、データ発生器125によって出力されたデータ信号によって第1のクロック信号を変調し、それによってデータ信号を第1のクロック信号と一緒に第1の送信信号としてRF局106bに無線送信する。
再構成フロントエンド115は、無線ユニット111から提供された磁気共鳴信号を利得制御、周波数変換、及び直交検波にかける。再構成フロントエンド115は、無線RF局106bにおいて圧縮された磁気共鳴信号の振幅をさらに復元する。
再構成システム120は、再構成フロントエンド115において処理された磁気共鳴信号の少なくとも1つに基づいて被検体20の画像を再構成する。
記憶装置121は、再構成システム120で再構成された画像を示す画像データなどの様々な種類のデータを記憶する。
ディスプレイ122は、メイン・コントローラ124の制御の下で、再構成システム120において再構成された画像、又はユーザがMRIシステム100を操作するための様々な種類の操作画面を含む様々な種類の情報を表示する。液晶ディスプレイなどの任意の都合のよい表示装置をディスプレイ122として使用することができる。
入力ユニット123は、MRIシステム100のオペレータからの様々なコマンド及び情報入力を受け入れる。入力ユニット123は、マウス又はトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切換スイッチなどの選択デバイス、及び/又はキーボード入力装置を含む。
メイン・コントローラ124は、図示されていないCPU、メモリなどを有し、MRIシステム100全体を制御する。
データ発生器125は、メイン・コントローラ124の制御の下で、無線ユニット111を介してRF局106bと通信するためのデータ信号を生成する。
MRIシステム又は装置の一般的な動作は、よく知られており、したがって、ここでは繰り返されない。
無線RF局106bは、MRIシステムのクロック発生器と正確に同期するために内部クロックに依存する。しかしながら、無線RFコイルの無線特性及び誘導RFノイズのために、従来の無線通信方法を使用して受信機クロックをシステムクロックに正確に同期させることは、しばしば困難である。
以下の議論では、第1の通信局、特に第1の無線通信局、及び第2の通信局、特に第2の無線通信局が参照される。一部の実施形態では、第1の無線通信局は、基地局であると考えられ、第2の無線通信局は、遠隔局又は移動局であると考えられる。一部の実施形態では、特に、RFコイルユニット106a、送信機107、無線ユニット111、クロック発生器108、ドライバー110、及びメイン・コントローラ124を含むMRIシステム100のメイン・ユニットの部分は、以下に記載される第1の無線通信局に対応し、無線RF局106bは、以下に記載される第2の無線通信局に対応する。
MRIシステムは、適切に機能するように、且つ他の電磁装置と干渉しないように、安定性のある、十分に制御された医療施設と共存することができるエコシステムを維持することが要求される。これは、微弱な患者の信号及び強力なMRI送信機の非常に敏感な性質による。これらの要求事項により、MRIシステムが制限された、閉じ込められたRF遮蔽された部屋内部に位置することが必要になる。MRIの位置及びエコシステムは、無線通信のための特別な独特の条件を必要とする。無線通信プロトコルは、MRI信号又は信号対雑音比(SNR)に影響を与えることなく、場所、周波数、及び時間にわたる信号伝播の大きな変動による高電力スプリアス放射、高密度多重経路チャネル状態から成る予測不可能なMRI状態を有する環境内部で高レベルの品質サービスを維持するべきである。
これらの1つ又は複数の問題に対処するために、一部の実施形態では、MRIシステム100のメイン・ユニットの第1の無線通信局は、短パルス(例えば、数ナノ秒未満)の位相シフト・キーイング(PSK)変調された信号が広いスペクトルにわたって分布する超広帯域(UWB)通信のための規格に準拠した通信プロトコルに従って無線RF局106bと通信する。この短パルスUWB技術は、直接シーケンスUWB(DS−UWB)又はインパルス無線UWB(IR−UWB)とも呼ばれる。信号伝播条件によって大きく影響を受ける従来の狭帯域技術(ブルートゥース(登録商標)、WiFi(登録商標)など)又は直交周波数分割多重UWB(OFDM−UWB)と異なり、パルスUWBは、MRI室で見出されるような多重経路環境でうまくいく。ここで、UWBは、所与の電力放射マスクに対して500MHzを超える帯域幅を有する送信を意味し、短パルスPSK UWBについては、1ビット当たりのエネルギー(Eb)が500MHzを超えるチャネル帯域幅と等しい分布係数を有することを意味すると理解される。EbがUWBチャネル全体にわたって分布しているため、ゼロ平均フェージングがある。また、短パルスは、反射される経路遅延のタイミングが送信期間よりも大きいことから利益を得る。短パルスUWBチャネルに対する確率密度関数は、多重経路環境における自由空間性能よりも大きい。また、分布係数及び放射限界は、短パルスUWBが、強力なMRI周波数及び高調波スプリアスが生成される環境で共存することに要求される、干渉及び傍受に対する低い確率を有することを意味する。UWB規格は、3.1GHz〜10.6GHzの周波数範囲での送信を可能にし、これによって、2.4GHz及び5.8GHzのような非常に混雑したスペクトルを回避するように、用いられる正確な周波数を選択することが可能になる。
無線MRIシステム通信におけるクロック同期のための課題の1つは、無線クロック同期信号に対する伝播遅延の時間的変動である。そのような時間的変動は、患者、患者テーブル、又はMRI室内部の操作者の動きによって引き起こされる。
図2A及び図2Bは、光速での信号の交換を使用したクロック同期の課題を強調する単純な例を示す。具体的には、図2Aは、同期していない2つの通信局のローカルクロック2101及び2202の例を示し、図2Bは、同期しているローカルクロック2101及び2202の例を示す。ここで、ローカルクロック2101は、第1の通信局(例えば、基地局)の(第1の)ローカルクロックであり、ローカルクロック2202は、第2の通信局(例えば、遠隔局又は移動局)の(第2の)ローカルクロックであり、ローカルクロック2202のタイミングは、第1の通信局から第2の通信局で受信した信号のタイミングに基づいて、第2の通信局によって制御又は整えられることが仮定されている。
本例では、問題の2つのローカルクロック2101及び2202は、5光分、離れて配置されている。これは、例えば、一方のクロックが地球上に、及びもう一方のクロックが火星の軌道に配置されている場合に当てはまる。本例は、光が1ナノ秒当たり約30cm進み、MRI環境の無線チャネルの長さが30cm〜3mのオーダであるため、「分」を「ナノ秒」に置き換えることによって、MRI環境に容易にスケーリングすることができる。
図2Aは、第1の通信局のローカルクロック2101は、第1の通信局が第2の通信局から受信した信号から再生された再生クロック2102と10分異なり、一方、第2の通信局のローカルクロック2202と、第2の通信局が第1の通信局から受信した信号から再生された再生クロック2201が完全に揃っている例を示す。チャネルの伝播遅延が5分であることが分かっているため、ローカルクロック2101と2202が同期していないと結論付けることができる。
図2Bは、第1の通信局でのローカルクロック2101と再生クロック2102との差、及び第2の通信局でのローカルクロック2202と再生クロック2201との差が、両方とも伝播遅延と等しい5分である例を示す。チャネル伝播遅延が一定であるか、又はクロック更新レートよりもはるかに低いレートで変化する場合は、両方の位置で測定された時間差が同一の場合、2つのクロック2101と2202が同期しており、同期したままであることを容易に示すことができる。
図3は、ゆっくり変化する経路遅延を有する無線チャネル10を介して通信する第1の無線通信局310と第2の無線通信局320との間のクロック同期のための条件を示す図面である。具体的には、図3に示すように、第1の無線通信局310(例えば、主局又は基地局)は、(第1の)ローカルクロック3102、及び第1の通信局310が第2の通信局320から受信した信号から再生された再生クロック3101を含み、第1のローカルクロック3102と再生クロック3101との位相差がΔφである。第2の無線通信局320(例えば、遠隔局又は移動局)は、(第2)ローカルクロック3202、及び第2の通信局320が第1の通信局310から受信した信号から再生された再生クロック2201を含み、第2のローカルクロック3202と再生クロック2201との位相差がΔφである。Δφ=Δφの場合、クロック3101、3202、3102、及び2201は、同期している。
第2の無線通信局(例えば、MRIシステム100のRF局106b)のローカルクロックを第1の無線通信局(例えば、RFコイルユニット106a、送信機107、無線ユニット111、クロック発生器108、ドライバー110、及びメイン・コントローラ124を含むMRIシステムのメイン・ユニット)のローカルクロックと同期させる課題に対処するために、第1の無線通信局及び/又は第2の無線通信局は、搬送波位相追跡を用いる、その実施形態が以下に記載される。ここで、搬送波位相追跡は、受信した無線信号について再生された搬送波の位相を測定及び追跡する方法を指す。位相測定は、再生された搬送波の位相をローカルクロックと同期しているローカル基準信号、したがってローカル時間と比較することによって確立される。ローカル基準は、次に、それぞれの送信信号に対する搬送波を生成するために使用される。有益には、これは、第1の無線通信局及び第2の無線通信局の両方に対して行われる。
第1及び第2の無線通信局の両方において搬送波位相を連続的に追跡し、位相情報を有するメッセージを交換することによって、第1及び第2の無線通信局の両方における搬送波位相測定が同一の結果をもたらすように、1つのローカル基準、有益には第2の無線通信局の位相を調整することが可能である。第1及び第2の無線通信局の両方における搬送波位相測定が、望ましい精度目標又はしきい値内で同一の結果をもたらすと、クロックは、同期していると考えられる。
図4は、無線チャネル10を介して通信する第1の無線通信局410及び第2の無線通信局420を含む無線通信システム400における搬送波位相同期のためのプロセスを説明する概念図を示す。図5は、第1の無線通信局510及び第2の無線通信局520を含む無線通信システム500における搬送波位相同期のための構成を説明するより詳細な機能ブロック図を示す。無線通信システム500は、無線通信システム400の一実施形態である。
第1の無線通信局410は、信号ejω0・tを出力する第1のローカル発振器4115を含み、第2の無線通信局420は、信号ej(ω0・t+Δω0・t)を出力する第2のローカル発振器4215を含む。すなわち、一般に、第1のLO4115の第1のLO周波数(ω)と第2のLO4215の第2のLO周波数(ω+Δω)との間には、周波数差Δωがある。
動作において、第1の無線通信局410は、第2の無線通信局420に通信するデータを含む第1のベースバンド信号4111(S(t))を処理して、第1の無線通信局410が無線チャネル10を介して送信する第1の送信信号4119(S(t)・ejN0(ω0・t))を生成する。有益には、第1のベースバンド信号4111の一部は、同期シーケンス(例えば、バーカーコード)であり、そのパターンが第2の無線通信局420によって先験的に知られている。第1のベースバンド信号4111の別の部分は、第1の無線通信局410で測定される搬送波位相差に関する情報を含む。
無線通信システム500では、第1の無線通信局510は、第1の値(例えば、N)5125と第1のLO4115の第1のLO周波数ωとの積である第1の搬送波周波数を有する第1の搬送波信号5111によって第1のベースバンド信号4111をアップコンバートして、第1の送信信号4119を生成する。有益には、第1の搬送波周波数(N・ω)を有する第1の搬送波信号5111は、第1のLO4115と同期している。
第1の送信信号4119は、無線チャネル10を介して伝播遅延Δtだけ遅延し、遅延された第1の送信信号4229(S(t)・ej N0(ω0・t+ω0・Δt))として第2の無線通信局420によって受信される。受信した遅延された第1の送信信号4229に応答して、第2の無線通信局420は、再生されたベースバンド信号4228(S(t)・ej N0(−Δω0・t+ω0・Δt))を生成する。
無線通信システム500では、第2の無線通信局520は、受信した遅延された第1の送信信号4229を、第1の値(例えば、N)5225と第2のLO4215の第2のLO周波数(ω+Δω)との積である周波数を有するダウンコンバージョン信号5211によってダウンコンバートして、再生されたベースバンド信号4228を生成する。
ここで、再生されたベースバンド信号4228は、第1のLO4115の第1のLO周波数と第2のLO4215の第2のLO周波数との周波数差Δωを識別する情報、及び無線チャネル10を介した時間遅延Δtを含むことが分かる。以下で説明するように、この情報を使用して、周波数差Δω及び時間遅延Δtの補正を行い、第2のLO4215と第1のLO4115を同期させることができる。
第2の無線通信局420は、第2のベースバンド信号S(t)に補正信号(ejN1(−Δω0・t+ω0・Δt))を乗じて、補正された第2のベースバンド信号4211(S(t)・ejN1(−Δω0・t+ω0・Δt))を生成する。ここで、補正信号の周波数及び位相は、それぞれ第1のLO4115の第1のLO周波数と第2のLO4215の第2のLO周波数との周波数差Δω、及び無線チャネル10を介した時間遅延Δtのスケーリングされた倍数であり、これらは、再生されたベースバンド信号4228中に存在することが分かる。有益には、第2のベースバンド信号S(t)の一部は、同期シーケンス(例えば、バーカーコード)であり、そのパターンが第1の無線通信局410によって先験的に知られている。一部の実施形態では、第2のベースバンド信号S(t)は、第1のベースバンド信号S(t)の再生された、クリーンアップされたバージョンである。S(t)及びS(t)中に同一のメッセージ内容を有することによって、第1の無線通信局410においてビットエラー推定が可能になる。これは、受信した信号のメッセージ内容S(t)を第1の無線通信局410によって送信される信号のメッセージ内容S(t)と比較することによって行われる。
補正された第2のベースバンド信号4211に応答して、第2の無線通信局420は、第2の無線通信局420が無線チャネル10を介して送信する第2の送信信号4219(S(t)・ejN1(ω0・t+ω0・Δt))を生成する。
無線通信システム500では、第2の無線通信局520は、第2の値(例えば、N)5215と第2のLO4215の第2のLO周波数(ω+Δω)との積である周波数を有する第2の搬送波信号5213によって、補正された第2のベースバンド信号4211をアップコンバートして、第2の送信信号4219を生成する。有益には、第2の搬送波周波数(N・(ω+Δω))を有する第2の搬送波信号5213は、第2のLO4215と同期している。
このプロセスの結果、第2の送信信号4219は、第2の値(N)と第1のLO周波数ωとの積であり且つ第1のLO4115と周波数で同期した第2の送信搬送波周波数(N・ω)を有する。しかしながら、第2の送信信号4219も、チャネル10に起因した位相オフセット(N・Δω・Δt)を有する。この位相オフセットは、時間が経つにつれ変化するため、やはり評価され、補償される必要がある。この位相オフセット補正のための方法の例が次に記載される。
第2の送信信号4219は、無線チャネル10を介して伝播遅延Δtだけ遅延され、遅延された第2の送信信号4129(S(t)・ejN1(ω0・t+2・ω0・Δt))として第1の無線通信局410/510によって受信される。受信した遅延された第2の送信信号4129に応答して、第1の無線通信局410/510は、再生されたベースバンド信号4128(S(t)・ejN1(2・ω0・Δt))を生成する。
無線通信システム500では、第1の無線通信局510は、受信した遅延された第2の送信信号4129を、第2の値(例えば、N)5115と第1のLO4115の第1のLO周波数ωとの積である周波数を有するダウンコンバージョン信号5113によってダウンコンバートして、再生されたベースバンド信号4128を生成する。
ここで、再生されたベースバンド信号4128は、無線チャネル10を介した時間遅延Δtを識別する情報を含むことが分かる。この情報を使用して、第1のLO4115及び/又は第2のLO4215の搬送波位相の補正を行い、第1の無線通信局410/510並びに第2の無線通信局420/520のLO及びクロックを互いに同期させることができる。例えば、一部の実施形態では、第2の無線通信局420/520は、無線チャネル10を介した伝播遅延Δtに対処するために、それ自体のローカル発振器及びクロックの位相を調整する。一部の実施形態では、第2の無線通信局420/520は、同期パルス又はタイミング・データなどの信号を第1の無線通信局410/510に送信して、第1の無線通信局410/510に無線チャネル10を介した伝播遅延Δtに対処させる。
伝播遅延Δt及び/又は搬送波位相オフセットΔt・ωに関する情報は、メッセージ内容として第1のベースバンド信号4111(S(t))に追加され、第1の無線通信局410/510から第2の無線通信局420/520に送ることができる。第2の無線通信局420/520において伝播遅延Δt及び/又は搬送波位相オフセットΔt・ωに関する情報を受信した後、第2の無線通信局420/520は、第3のベースバンド信号4237(ejN1(−ω0・Δt))を形成する。次いで、第2の無線通信局420/520は、第2の値(例えば、N)5215と第2のLO4215の第2のLO周波数(ω+Δω)との積である周波数を有する第2の搬送波信号5213によって第3のベースバンド信号4237をアップコンバートして、搬送波のみの第3の送信信号4239(ejN1(ω0・t))を生成する。搬送波のみの第3の送信信号4239は、第1の無線通信局510の第1のLO4115の周波数の正確にN倍の周波数を有する。比率Nを有する分周器(プリスケーラ)4241を使用して、第1の無線通信局410/510の第1のLO4115と同一の周波数及び位相を有する再生クロック信号4243(ejω0・t)を、第2の無線通信局420/520のLOに起因するいかなる周波数オフセットもなしに、また無線チャネル10の可変伝播遅延Δtに起因するいかなる可変位相オフセットもなしに、第2の無線通信局420/520によって再生することができる。
上記したような搬送波位相追跡によって、遠隔に位置する無線通信局間のクロック同期が可能になるが、相対時間測定及び同期を提供するだけである。本方法に対するさらなる改善は、データ・ストリームとして公知の擬似乱数(PRN)シーケンスを使用することである。同様の位相追跡方法(ここでは「コード位相追跡」とも呼ばれる)をPRNシーケンスに適用することによって、絶対時間測定を確立することができ、2つの無線通信局間で絶対クロック時間を同期させることができる。
図6は、第1の通信局610、例えば、主局又は基地局のためのクロック管理システムの機能ブロック図を示し、図7は、第1の通信局610と無線で通信する第2の通信局620、例えば、遠隔局又は移動局のためのクロック管理システムの機能ブロック図を示す。第1の通信局610は、図3、図4、並びに図5の第1の通信局310、410及び/又は510の一実施形態である。第1の通信局610は、クロック発生器108を含むMRIシステム100のメイン・ユニットの無線通信局の一実施形態である。第2の通信局620は、図3、図4、並びに図5の第2の通信局320、420及び/又は520の一実施形態である。第2の通信局620は、MRIシステム100のRF局106bの一実施形態である。
第1の通信局610は、(第1の)ローカルクロック6101、再生された第2のクロック6102、ローカルコード数値制御発振器(NCO)6110、(第1の)送信PRNコード発生器6112、ローカル搬送波NCO6115、送信時間レジスタ6116、送信又はアップコンバージョン・ミキサー6117、送信PRNシーケンス・レジスタ6118、再生コードNCO6120、再生された第2のPRNコード発生器6122、相互相関器6124、再生搬送波NCO6125、受信時間レジスタ6126、受信又はダウンコンバージョン・ミキサー6127、受信PRNシーケンス・レジスタ6128、関連付けられたメモリを有するプロセッサ6150、送信機6910、及び受信機6920を含む。
動作において、(第1の)送信PRNコード発生器6112は、ローカルコードNCO6110のタイミングに基づいて、公知の生成多項式から第1の送信PRNシーケンス6113を生成し、これをローカルクロック6101に同期させる。送信時間レジスタ6116は、第1の送信PRNシーケンス6113の送信時間を記憶し、第1の送信PRNシーケンス6113が送信PRNコード・レジスタ6118に記憶される。送信ミキサー6117は、第1の送信PRNシーケンス6113を、ローカルクロック6101に同期したローカル搬送波NCO6115によって生成されたローカル搬送波と混合し、送信機6910によって送信される第1の送信信号6119を、無線チャネルを介して第2の無線通信局620に出力する。一方で、受信機6920は、第2の無線通信局620から無線チャネルを介して受信した、無線チャネルの時間遅延に依存する第2のチャネル位相シフトだけシフトされている第2の送信信号を含む、位相シフトされた第2の送信信号6129を受信する。受信ミキサー6127は、受信した位相シフトされた第2の送信信号6129を、再生された第2のクロック6102に同期した再生搬送波NCO6125によって生成されたダウンコンバージョン信号と混合し、第1の送信PRNシーケンス6113を生成するために第1の無線通信局610によって用いられた同一の公知の生成多項式から第2の無線通信局620で生成された受信PRNシーケンス6123を出力する。相互相関器6124は、再生コードNCO6120のタイミングに基づいて、受信PRNシーケンス6123を、第2のPRNコード発生器6122によって生成されたPRNシーケンスと相関させ、再生された第2のクロック6102に同期させる。受信時間レジスタ6126は、受信PRNシーケンス6123の受信時間を記憶し、受信PRNシーケンス6123がシーケンス・レジスタ6128に記憶される。
プロセッサ6150は、送信PRNシーケンス6113のタイミングを受信PRNシーケンス6123のタイミングと比較して、第1の無線通信局610と第2の無線通信局620との間のコード位相シフト誤差を決定する。
第2の通信局620は、(第2の)ローカルクロック6202、再生された第2のクロック6201、ローカルコード数値制御発振器(NCO)6210、(第2の)送信PRNコード発生器6212、ローカル搬送波NCO6215、送信時間レジスタ6216、送信又はアップコンバージョン・ミキサー6217、送信PRNシーケンス・レジスタ6218、再生コードNCO6220、再生された第2のPRNコード発生器6222、相互相関器6224、再生搬送波NCO6225、受信時間レジスタ6226、受信又はダウンコンバージョン・ミキサー6227、受信PRNシーケンス・レジスタ6228、関連付けられたメモリを有するプロセッサ6250、送信機7910、及び受信機7920を含む。
動作において、(第2の)送信PRNコード発生器6212は、ローカルコードNCO6210のタイミングに基づいて、第2の送信PRNシーケンス6213を生成し、これをローカルクロック6202に同期させる。送信時間レジスタ6216は、第2の送信PRNシーケンス6213の送信時間を記憶し、第2の送信PRNシーケンス6213が送信PRNコード・レジスタ6218に記憶される。送信ミキサー6217は、第2の送信PRNシーケンス6213を、ローカルクロック6201に同期したローカル搬送波NCO6215によって生成されたローカル搬送波と混合し、送信機7910によって送信される第2の送信信号6219を、無線チャネルを介して第1の無線通信局610に出力する。一方で、受信機7920は、第1の無線通信局610から無線チャネルを介して受信した、無線チャネルの時間遅延に依存する第1のチャネル位相シフトだけシフトされている第1の送信信号6119を含む、位相シフトされた第2の送信信号6229を受信する。受信ミキサー6227は、受信した位相シフトされた第1の送信信号6129を、再生された第1のクロック6201に同期した再生搬送波NCO6225によって生成されたダウンコンバージョン信号と混合し、受信PRNシーケンス6223を出力する。相互相関器6224は、再生コードNCO6220のタイミングに基づいて、受信PRNシーケンス6223を、第2のPRNコード発生器6222によって生成されたPRNシーケンスと相関させ、再生された第1のクロック6201に同期させる。受信時間レジスタ6226は、受信PRNシーケンス6223の受信時間を記憶し、受信PRNシーケンス6223がシーケンス・レジスタ6228に記憶される。
プロセッサ6250は、送信PRNシーケンス6213のタイミングを受信PRNシーケンス6223のタイミングと比較して、第1の無線通信局610と第2の無線通信局620との間のコード位相シフト誤差を決定する。
一部の実施形態では、第1無線通信局610及び第2の無線通信局620は両方とも、第1の無線通信局610と第2の無線通信局620の両方の間の搬送波位相及びコード位相の差を追跡する。一部の実施形態では、搬送波位相及び/又はコード位相のすべての偏位を修正するために、第1の無線通信局610と第2の無線通信局620との間でメッセージが交換される。一部の実施形態では、一方の無線通信局、例えば、(クロック発生器108を含むMRIシステム100のメイン・ユニットの無線通信局の実施形態である)第1の無線通信局610は、クロック基準として働き、もう一方の局、例えば、(MRIシステム100のRF局106bの一実施形態である)第2の無線通信局620は、交換されたメッセージに従ってそのローカルクロック及びコード位相を調整する。
上で説明したように、第1無線通信局610及び第2の無線通信局620は両方とも、公知の生成多項式から同一のPRNシーケンスを生成する。ローカルに生成されたPRNシンボルのストリングを、相互相関ブロックによって受信ストリングと比較することによって、受信PRNシーケンスとローカルに生成されたPRNシーケンスとの間の正確な位相合わせが可能になる。コード位相が見つかると、受信PRNコードを、図8に示すような構成によって追跡することができる。
図8は、受信した擬似ランダムノイズ(PRN)コードとローカルに生成されたPRNコードとの間の位相合わせのための構成800の機能ブロック図を示す。一部の実施形態では、構成800は、第1の無線通信局610及び/又は第2の無線通信局620に含まれている。構成800は、コードNCO820、PRNコード発生器822、Iチャネル相互相関器824A、Qチャネル相互相関器824B、再生搬送波NCO825、送信時間レジスタ826、ダウンコンバータ827、シフトレジスタ830、及び関連付けられたメモリを有するプロセッサ850を含む。
Iチャネル相互相関器824Aは、乗算器8242−L、8242−P、8242−E、並びに累算ダンプ素子8244−L、8244−P、8244−Eを含む。Qチャネル相互相関器824Bは、Iチャネル相互相関器824Aと同一の構成を有する。
一部の実施形態では、関連付けられたメモリを有するプロセッサ850は、プロセッサ6150及び関連付けられたメモリ、又はプロセッサ6250及び関連付けられたメモリを備える。
動作において、ダウンコンバータ827は、別の無線通信端末で生成されたPRNシーケンスを含む受信信号829を無線チャネルを介して受信する。ダウンコンバータは、再生搬送波NCO825からダウンコンバージョン信号を受信し、これを用いて、受信信号829を同相(「I」)チャネル及び直交位相(「Q」)チャネルのベースバンド信号にダウンコンバートし、対応するIチャネル相互相関器824A及びQチャネル相互相関器824Bに供給する。一方で、再生PRNコード発生器822は、シフトレジスタ830に供給するローカルPRNシーケンス823を生成し、ローカルPRNシーケンス823の生成時間を送信時間レジスタ826に記憶する。シフトレジスタは、3つの時間シフトされた、すなわち、1つは早い、1つは即時の、1つは遅い、PRNシーケンス823のコピーを生成し、これらのコピーを乗算器8242−L、8242−P、及び8242−Eにそれぞれ供給する。乗算器8242−L、8242−P、及び8242−Eは、ダウンコンバータ827からの同相チャネルのベースバンド信号をPRNシーケンス823の3つの時間シフトされたコピーと乗算し、3つの同相相関値又は結果I、I、及びIを生成し、プロセッサ850に供給する。同様に、Qチャネル相互相関器824Bは、ダウンコンバータ827からの直交位相チャネルのベースバンド信号をPRNシーケンス823の3つの時間シフトされたコピーと相関させて、3つの直交位相相関値又は結果を生成し、プロセッサ850に供給する。
したがって、構成800では、受信信号829における入力PRNコードは、同じPRNシーケンス823の3つのローカルに生成されたコピー、すなわち1つは早い、1つは即時の、1つは遅いものと連続的に比較される(すなわち、相関がとられる)。適切に調整された場合、PRNシーケンス823の即時のコピーに対する相関は、早い及び遅いコピーに対する相関よりも著しく高い相関値を有するはずである。さらに、早い及び遅いシーケンスに対する相関結果は、ほぼ同じ絶対値を有するはずである。早い、即時の、及び遅い相関器からの出力信号を使用して、ローカルに再生されたPRNシーケンス(例えば、図6のPRNコード発生器6122)にフィードバックとして適用される弁別器信号を生成することができる。このフィードバックは、再生されたPRNシーケンスが、受信PRNシーケンスと同相であることを保証する。
上記のように、一部の実施形態では、第1の無線通信局610及び第2の無線通信局620は、PRNシーケンスの2つのコピーを連続的に生成する。一方のコピーは、受信した信号ストリームから再生されたPRNシーケンスを表わし、もう一方のコピーは、それぞれのもう一方の局に送信されるPRNシーケンスを表わす。搬送波位相追跡と同様に、コード位相追跡では、両端部の受信PRNコード及び送信PRNコードが同一の位相を有する場合、クロックが同期していることが必要である。
第1の無線通信局610と第2の無線通信局620との間にコード位相の差がある場合、一方の端部は、コード位相が第1の無線通信局610及び第2の無線通信局620の両方に対して同じになるように、その送信PRNシーケンスの位相を調整する。第1の無線通信局610及び第2の無線通信局620がロックされ、搬送波位相及びコード位相の両方を適切に追跡すると、両方の局の送信PRNシーケンスを時間の表現として使用することができる。例として、PRNシーケンスが1msの全長を有し、それぞれの個別のシンボルが1nsの持続時間を有すると仮定すると、この構成によって、1nsの分解能及び1msのクロック周期を有する時間測定が可能になる。シンボルの持続時間を細分化して時間を測定することによって、より高い時間分解能を達成することができる。より長いPRNシーケンスを使用することによって、より長い周期性を達成することができる。
MRIシステム100などのMRIシステム内部では、MRI画像を生成するために必要な様々なアナログ信号を生成しサンプリングするために、サンプリングクロックが使用される。これらのサンプリングクロックは、非常に高い精度で互いに同期していなければならない。RFサンプリングクロックの場合、これらのクロックの最大ドリフトは、生の画像データの位相誤差を1度未満に維持するために、22ps未満でなければならない。一方で、22psは、無線信号が約7mm進むのにかかる時間である。
MRIコイル用の無線デジタル受信機、例えば、無線RF局106bの場合、そのような受信機内部のサンプリングクロックは、無線同期信号によってMRIシステムの残りの部分(例えば、クロック発生器108)に同期していなければならない。MRIシステムの環境では同期信号の無線送信に関連付けられたいくつかの課題がある。これらの課題の1つが多重経路伝播である。
図9は、MRIシステムのための無線通信システムで起こる多重通路伝播の現象を示す。図9は、(例えば、MRIシステム100のメイン・ユニットの無線通信局の)無線送信機910及び(例えば、無線RF局106bの)無線受信機920を示す。ここで、無線送信機910は、複数の反射器902が存在する状態で無線チャネルを介して無線受信機920に無線信号を送信する。無線信号は、見通し線(LOS)経路905並びに複数の追加の経路915a、915b、915c及び915dを含む様々な経路を介して、無線送信機910から無線受信機920に伝わる。さらに、追加の経路915a、915b、915c及び915dの1つ又は複数は、例えば、反射器902、及び/又は無線送信機910、及び/又は無線受信機920の1つ或いは複数の動きに起因して、時間が経つにつれ変化する。この効果は、「多重経路フェージング」を引き起こし、追加の経路915a、915b、915c及び915d上の信号は、異なる遅延、振幅、及び位相で無線受信機920に到達し、したがってLOS経路905を介して受信した信号を部分的に相殺又は増強する。非常に短いシンボル持続時間を有する無線信号の場合、多重経路信号は、現在のシンボルとは全く無関係の以前のシンボルからの情報を担持することさえある。
図10は、多重経路伝播を特徴付ける無線通信チャネルのインパルス応答1000の例を示す。具体的には、図10は、500MHzを超えるチャネル帯域幅を有する超広帯域(UWB)送信チャネルの典型的なインパルス応答関数を示す。元のパルスの様々な遅延エコーが、非常に大きなチャネル帯域幅のために時間的にはっきりと識別可能である。インパルス応答関数の遅延広がりは、無線チャネルの環境の性質に依存する。MRIスキャナー内部の典型的な遅延広がりは、10nsのオーダであり、これは、遅延信号に追加される進行距離の約10ftに相当する。したがって、この環境の特性に対処することができる1つ又は複数の多重経路伝播軽減技法を提供することが有益である。
図11は、多重経路伝播を特徴付ける無線通信チャネルのモデル1100を示す。ここで、送信された信号1119は、複数の経路(LOS経路及び追加の経路)に沿って伝播し、各経路が固有の遅延τ...τを有する遅延線1112−1、1112−2...1112−M、及び複素利得G(t)...G(t)を有する複素乗算器1114−1、1114−2...1114−Mとして表されている。これらの経路はすべて、結合器1116によって加法性ガウス雑音(AGN)1120及び多重アクセス干渉1130のさらなる障害を伴って一緒に結合され、単一の受信信号r(t)1229を生成する。
上記のように、混合信号処理に関与するMRIシステム内部のクロックはすべて、高精度で同期がとられていなければならない。そうしないと、信号チェーンにエラーがもたらされ、これが信号の上にノイズとして、又は符号化エラーによるアーチファクトとして現れる。信号チェーンの一部が無線で行われる場合、無線信号からクロックを再生する必要がある。
しかしながら、無線信号は、多重経路フェージング、変化するチャネル遅延、望ましくない閉塞信号、及び他の要因のために障害を受ける。これらの障害のそれぞれは、再生クロック信号の品質に悪影響を及ぼす。これらの障害に対処するため、超広帯域(UWB)無線信号(例えば、送信帯域幅>500MHz)の使用、バーカーコード又はゴールドコードなどの擬似ランダムノイズ(PRN)コードに基づく特殊な信号符号化の使用、短いインパルスレーダ(IR)タイプの信号の使用、受信端での整合フィルタ及び/又はレイク受信機の使用、並びに/或はチャネルの時間及び/又は周波数応答の測定によるチャネルの周期的な特徴付けを含む、様々な対策が用いられる。
多重経路チャネルの悪影響に対処する1つのやり方は、チャネルを注意深く調べて、次いで、受信信号に補正を適用することによる。例えば、チャネルの時間的な変動よりもはるかに高いレートでチャネルのインパルス応答を記録し、この情報を受信端の「レイク受信機」に使用することができる。チャネルのインパルス応答は、短いインパルスレーダ(IR)スタイルのパルスを印加することによって時間領域で、又はチャープ・スタイルの信号を使用してチャネル帯域幅にわたってスイープすることによって周波数領域で見出すことができる。
図12は、多重経路伝播を特徴付ける通信チャネルにおいて無線信号1229を受信するのに用いる受信機1200の一部分の例示的な実施形態を示す。受信機1200は、複数の相関器1212−1、1212−2...1212−M、並びに可変利得素子1214−1、1214−2...1214−M、結合器1216、積分器1218、及び判定ブロック1220を含む信号プロセッサ1250を含む。
動作において、受信した無線信号1229は、相関器1212−1、1212−2...1212−Mに提供され、各相関器が受信した無線信号1229を、多重経路チャネルの1つの経路に対応するように選択された対応する時間遅延と相関させる。信号プロセッサ1250は、各相関器の出力を、多重経路チャネルの対応する経路の相対的強度に対応する、対応する係数α1、α2、...αMによって重み付けすること、相関器の重み付けされた出力を加算して和を生成すること、この和を、受信した位相シフトされた第2の送信信号の1ビット期間にわたって積分すること、及びこの和をしきい値と比較して、ビット期間における受信した無線信号1229のビットに対する値を決定し、多重経路の補償された出力信号1239を出力すること、によって複数の相関器の相関出力を処理する。
多重経路エコーも、長い符号化長を有するUWB信号を同期化パルスとして使用することによって、受信した信号において低減する。符号化信号は、低いサイドローブを有する強い自己相関ピークを有するように選択される。図13は、多重経路伝播の影響に対処するために無線通信局によって送信された同期シーケンスの例の自己相関を示し、強い自己相関ピーク1310を示している。そのような信号に対する例は、バーカーコード又はゴールドコードなどの擬似ランダムノイズ(PRN)コードである。
好ましい実施形態が本明細書に開示されているが、本発明の概念及び範囲内に留まる多くの変形形態が可能である。そのような変形形態は、本明細書、図面及び特許請求の範囲を検証した後に当業者には明らかになるであろう。したがって、本発明は、添付された特許請求の範囲内を除いては限定されるべきではない。

Claims (17)

  1. 磁気共鳴イメージング(MRI)システムの第1の無線通信局の無線周波数(RF)送信機から、第1の搬送波信号によってアップコンバートされた第1のベースバンド信号を含む第1の送信信号を送信するステップであって、前記第1の搬送波信号が、第1の値と前記第1の無線通信局の第1のローカル発振器(LO)の第1のLO周波数との積である第1の搬送波周波数を有し、前記第1の搬送波信号が前記第1の無線通信局の前記第1のローカル発振器(LO)と同期している、ステップと、
    前記MRIシステムの第2の無線通信局のRF受信機において、無線チャネルを介して、前記無線チャネルの時間遅延に前記第1の搬送波周波数を乗算したものに等しい第1のチャネル位相シフトだけシフトされている前記第1の送信信号を含む、位相シフトされた第1の送信信号を受信するステップと、
    前記第2の無線通信局において、第2のベースバンド信号に補正信号を乗算して補正された第2のベースバンド信号を生成し、第2の搬送波信号によってアップコンバートされた補正された前記第2のベースバンド信号を含む第2の送信信号を送信するステップであって、前記第2の搬送波信号が、第2の値と前記第2の無線通信局の第2のローカル発振器(LO)の第2のLO周波数との積である第2の搬送波周波数を有し、前記第2の送信信号が、前記第2の値と前記第1のLO周波数との積であり且つ前記第1の無線通信局の前記第1のローカル発振器(LO)と周波数で同期している第2の送信搬送波周波数を有する、ステップと、
    前記第1の無線通信局のRF受信機において、前記無線チャネルを介して、前記無線チャネルの前記時間遅延に前記第2の送信搬送波周波数を乗算したものに等しい第2のチャネル位相シフトだけシフトされている前記第2の送信信号を含む、位相シフトされた第2の送信信号を受信するステップと、
    前記第1の無線通信局において、受信した位相シフトされた前記第2の送信信号から前記無線チャネルの前記時間遅延を確認するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記第1の無線通信局が第1のクロックを含み、前記第2の無線通信局が第2のクロックを含み、前記第1及び前記第2のクロックのうちの1つを前記無線チャネルの確認された前記時間遅延に応じて調整するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のベースバンド信号及び前記第1のベースバンド信号が同のメッセージ内容を有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記補正信号が(1)前記第2の値と、(2)前記第1のLO周波数と前記第2のLO周波数との差との積に等しい周波数を有し、前記補正信号が(1)前記第2の値と、(2)前記第1のLO周波数と、(3)前記無線チャネルの前記時間遅延との積に等しい位相を有する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の無線通信局において、受信した位相シフトされた前記第2の送信信号から前記チャネル位相シフトを再生するステップが、受信した位相シフトされた前記第2の送信信号を、前記第2の値と前記第1のLO周波数との積であり且つ前記第1のローカル発振器(LO)と同期している周波数を有するダウンコンバージョン信号と混合するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1の無線通信局において、
    前記第1の無線通信局のローカルクロックを使用して送信擬似乱数(PRN)シーケンスを生成するステップと、
    受信した位相シフトされた前記第2の送信信号から再生された前記第1の無線通信局の再生クロックを使用して、受信した位相シフトされた前記第2の送信信号から、受信PRNシーケンスを再生するステップであって、前記受信PRNシーケンスが、前記第2の無線通信局のローカルクロックを使用して前記第2の無線通信局において生成された、ステップと、
    前記送信PRNシーケンスを前記受信PRNシーケンスと比較して、前記第1の無線通信局と前記第2の無線通信局との間のコード位相シフト誤差を決定するステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記無線チャネルが多重経路チャネルであり、前記第1の無線通信局において、
    受信した位相シフトされた前記第2の送信信号を複数の相関器に供給するステップであって、各相関器が、受信した位相シフトされた前記第2の送信信号を、前記多重経路チャネルの1つの経路に対応するように選択された対応する時間遅延と相関させる、ステップと、
    前記多重経路チャネルの対応する前記経路の相対強度に対応する、対応する係数によって各相関器の出力を重み付けするステップと、
    前記相関器の重み付けされた前記出力を加算して和を生成するステップと、
    前記和を、受信した位相シフトされた前記第2の送信信号のビット間隔にわたって積分するステップと、
    前記和をしきい値と比較して、前記ビット間隔における受信した位相シフトされた前記第2の送信信号のビットに対する値を決定するステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 第1のローカル発振器(LO)周波数を有する第1のLO信号を生成する第1のローカル発振器(LO)、
    第1の無線周波数(RF)送信機、及び
    第1のRF受信機、
    を有する第1の無線通信局であって、
    前記第1のRF送信機が、第1の搬送波信号によってアップコンバートされた第1のベースバンド信号を含む第1の送信信号を送信し、前記第1の搬送波信号が第1の値と前記第1のLO周波数との積である第1の搬送波周波数を有し、前記第1の搬送波信号が前記第1のローカル発振器(LO)と同期している、
    第1の無線通信局と、
    第2のLO周波数を有する第2のLO信号を生成する第2のローカル発振器(LO)、
    第2のRF送信機、及び
    第2のRF受信機、
    を有する第2の無線通信局であって、
    前記第2のRF受信機が、無線チャネルを介して、前記無線チャネルの時間遅延に前記第1の搬送波周波数を乗算したものに等しい第1のチャネル位相シフトだけシフトされている前記第1の送信信号を含む、位相シフトされた第1の送信信号を受信し、、
    第2のベースバンド信号に補正信号を乗算して、補正された第2のベースバンド信号を生成し、
    前記第2のRF送信機が、第2の搬送波信号によってアップコンバートされた補正された前記第2のベースバンド信号を含む第2の送信信号を送信し、前記第2の搬送波信号が、第2の値と前記第2の無線通信局の第2のLOの第2の周波数との積である第2の搬送波周波数を有し、前記第2の送信信号が、前記第2の値と前記第1のLO周波数との積であり且つ前記第1の無線通信局の前記第1のローカル発振器(LO)と周波数で同期している第2の送信搬送波周波数を有する、
    第2の無線通信局と、
    を備え、
    前記第1のRF受信機が、前記無線チャネルを介して前記無線チャネルの前記時間遅延に前記第2の送信搬送波周波数を乗算したものに等しい第2のチャネル位相シフトだけシフトされている前記第2の送信信号を含む、位相シフトされた第2の送信信号を受信し、
    前記第1の無線通信局が、受信した位相シフトされた前記第2の送信信号から前記無線チャネルの前記時間遅延を確認する、
    システム。
  9. 磁石と、
    患者を保持する患者テーブルと、
    前記患者の少なくとも一部分を少なくとも部分的に取り囲む傾斜磁場コイルと、
    撮像されている患者の少なくとも一部分にRF信号を印加し、磁場のアライメントを変える無線周波数(RF)コイルユニットと、
    前記RF信号に応じて前記患者から放射された磁気共鳴信号を検知する受信コイルユニットと、
    をさらに備え、
    前記第2の無線通信局が、検知された前記磁気共鳴信号を表わすデータを前記無線チャネル介して前記第1の無線通信局に送信する、
    請求項に記載のシステム。
  10. 前記補正信号が、(1)前記第2の値と、(2)前記第1のLO周波数と前記第2のLO周波数との差との積に等しい周波数を有し、前記補正信号が、(1)前記第2の値と、(2)前記第1のLO周波数と、(3)前記無線チャネルの前記時間遅延との積に等しい位相を有する、請求項に記載のシステム。
  11. 前記第1の無線通信局が、受信した位相シフトされた前記第2の送信信号を、前記第2の値と前記第1のLO周波数との積であり且つ前記第1のローカル発振器(LO)と同期している周波数を有するダウンコンバージョン信号と混合するダウンコンバータをさらに含む、請求項に記載のシステム。
  12. 前記第1の無線通信局が第1のローカルクロックを含み、前記第2の無線通信局が、
    第2のローカルクロックと、
    受信した位相シフトされた前記第1の送信信号から再生された再生クロックと、
    前記第2のローカルクロックを使用して送信擬似乱数(PRN)シーケンスを生成する送信PRNシーケンス発生器と、
    前記再生クロックを使用して、受信した位相シフトされた前記第1の送信信号から、前記第1の無線通信局において前記第1のローカルクロックを使用して生成された受信PRNシーケンスを再生し、
    前記送信PRNシーケンスを前記受信PRNシーケンスと比較して、前記第1の無線通信局と前記第2の無線通信局との間のコード位相シフト誤差を決定する、
    プロセッサと、
    を含む、請求項に記載のシステム。
  13. 前記無線チャネルが多重経路チャネルであり、前記第1の無線通信局は、
    相関器それぞれが、受信した位相シフトされた前記第2の送信信号を、前記多重経路チャネルの1つの経路に対応するように選択された対応する時間遅延と相関させる、複数の相関器と、
    前記多重経路チャネルの対応する前記経路の相対強度に対応する、対応する係数によって各相関器の出力を重み付けすること、
    前記相関器の重み付けされた前記出力を加算して和を生成すること、
    前記和を、受信した位相シフトされた前記第2の送信信号の1ビット期間にわたって積分すること、及び
    前記和をしきい値と比較して、前記ビット期間における受信した位相シフトされた前記第2の送信信号のビットに対する値を決定すること、
    によって前記複数の相関器の相関出力を処理するプロセッサと、
    を備える、請求項に記載のシステム。
  14. 第1のローカルクロック、
    前記第1のローカルクロックを使用して第1の擬似乱数(PRN)シーケンスを生成する第1のPRNシーケンス発生器、及び
    前記第1のPRNシーケンスを含む第1の送信信号を送信する第1の送信機
    を含む第1の無線通信局と、
    無線チャネルを介して、前記無線チャネルの時間遅延に依存する第1のチャネル位相シフトだけシフトされている前記第1の送信信号を含む、位相シフトされた第1の送信信号を受信する第2の無線通信局であって、
    第2のローカルクロック、
    前記第2のローカルクロックを使用して第2のPRNシーケンスを生成する第2のPRNシーケンス発生器、
    受信した位相シフトされた前記第1の送信信号から再生された、再生された第1のクロック、及び
    再生された前記第1のクロックを使用して、受信した位相シフトされた前記第1の送信信号から前記第1のPRNシーケンスを再生し、
    前記第2のPRNシーケンスを再生された前記第1のPRNシーケンスと比較して、前記第1の無線通信局と前記第2の無線通信局との間のコード位相シフト誤差を決定するプロセッサ、
    を含む、第2の無線通信局と、
    を備える、システム。
  15. 前記第2の無線通信局が、前記第2のPRNシーケンスを含む第2の送信信号を送信する第2の送信機をさらに含み、
    前記第1の無線通信局が、前記無線チャネルを介して、前記無線チャネルの前記時間遅延に依存する第2のチャネル位相シフトだけシフトされている前記第2の送信信号を含む、位相シフトされた第2の送信信号を受信し、
    前記第1の無線通信局が、
    受信した位相シフトされた前記第2の送信信号から再生された、再生された第2のクロックと、
    再生された前記第2のクロックを使用して、受信した位相シフトされた前記第2の送信信号から前記第2のPRNシーケンスを再生し、
    前記第1のPRNシーケンスを再生された前記第2のPRNシーケンスと比較して、前記第1の無線通信局と前記第2の無線通信局との間のコード位相シフト誤差を決定する
    プロセッサと、
    をさらに含む、
    請求項14に記載のシステム。
  16. 前記プロセッサは、再生された前記第1のPRNシーケンスを前記第2のPRNシーケンスの少なくとも3つの時間シフトされたコピーと比較し、前記第2のPRNシーケンスの前記少なくとも3つの時間シフトされたコピーのどれが、再生された前記第1のPRNシーケンスと最も高い相関性を有するかを判定する相関器を含み、前記システムは、前記第2のPRNシーケンスの前記少なくとも3つの時間シフトされたコピーのうちのどれが、前記第1及び前記第2のPRNシーケンス発生器を互いに同期させるために、再生された前記第1のPRNシーケンスと最も高い相関性を有するかに応じて、前記第1及び前記第2のPRNシーケンス発生器のうちの1つのタイミングを調整する、請求項14に記載のシステム。
  17. 前記無線チャネルが多重経路チャネルであり、前記第2の無線通信局は、
    相関器それぞれが、受信した位相シフトされた前記第1の送信信号を、前記多重経路チャネルの1つの経路に対応するように選択された対応する時間遅延と相関させる、複数の相関器と、
    前記多重経路チャネルの対応する前記経路の相対強度に対応する、対応する係数によって各相関器の出力を重み付けすること、
    前記相関器の重み付けされた前記出力を加算して和を生成すること、
    前記和を、受信した位相シフトされた第2の送信信号の1ビット期間にわたって積分すること、及び
    前記和をしきい値と比較して、前記ビット期間における受信した位相シフトされた前記第2の送信信号のビットに対する値を決定すること、
    によって前記複数の相関器の相関出力を処理する信号プロセッサと、
    備える、請求項14に記載のシステム。
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