JP5337258B2 - 無線送受信システム、方法、およびmri装置 - Google Patents

無線送受信システム、方法、およびmri装置 Download PDF

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Description

本発明は、周波数の同期技術に関し、特にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号を用いて周波数の同期を行う無線送受信システムに関する。
OFDMパケットの繰り返し波形を用いて相関演算することで周波数同期をとる手法が知られている(例えば、非特許文献1および非特許文献2参照)。例えば、無線LAN規格のIEEE802.11aでは、パケットの先頭に繰り返し波形を含むプリアンブルを配している。送信機で用いる周波数と受信機で用いる周波数とが完全に同一である場合には、受信機では繰り返し波形が観測される。一方、送信機で用いる周波数と受信機で用いる周波数とがずれている場合は、受信機は周波数のずれに比例した位相差を検出する。よって、繰り返し波形の相関演算を行うことによって位相差を検出して送信機と受信機との周波数同期を取ることができる。
しかし、繰り返し波形の位相が360度以上回転するような周波数ずれがある場合には、正確な周波数ずれを検出することができない。よって、送信機で用いる周波数と受信機で用いる周波数とがある程度の精度で一致している必要があり、送信機および受信機にある程度の精度を有する発信器を備える必要がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、受信機側に精度のよい発信器を必要とすることなく高精度に周波数同期を取ることができる無線送受信システムを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る無線送受信システムは、送信装置と受信装置とを含む無線送受信システムであって、前記送信装置は、クロック信号を生成するクロック供給部と、前記クロック信号に応じたビット値を有する固定データを生成するデータ生成部と、前記固定データに対してOFDM(直交周波数分割多重)変調を行い、OFDMパケットを生成するパケット生成部と、を具備し、前記受信装置は、前記OFDMパケットの時間波形における振幅を表す包絡線を検波して包絡線信号を得る検波部と、前記包絡線信号と第1閾値とを比較して矩形波信号を生成するコンパレータ部と、前記OFDMパケットの先頭部分を検出する検出部と、前記矩形波信号の主周波数成分から前記クロック信号に同期した同期クロック信号を抽出するPLL(Phase Locked Loop)部と、前記先頭部分を検出した時点から1以上のOFDMパケットを含む第1期間を経過するまで前記PLL部を動作させるように制御する制御部と、を具備することを特徴とする。
本発明の無線送受信システムによれば、受信機側に精度のよい発信器を必要とすることなく高精度に周波数同期を取ることができる。
第1の実施形態に係る無線送受信システムを示すブロック図。 OFDMパケットの一例を示す図。 OFDMシンボルと包絡線との関係を示す図。 OFDMパケットの送信間隔を示す図。 コンパレータ部を示すブロック図。 コンパレータ部の第1の変形例を示すブロック図。 コンパレータ部の第2の変形例を示すブロック図。 コンパレータ部の第3の変形例を示すブロック図。 パケット検出部の変形例を示すブロック図。 所望周波数を中心とするスペクトラムの一例を示す図。 PLL制御部の第1の変形例を示すブロック図。 PLL制御部の第2の変形例を示すブロック図。 PLL部を示すブロック図。 PLL部の第1の変形例を示すブロック図。 PLL部の第2の変形例を示すブロック図。 第2の実施形態に係るMRI装置を示すブロック図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る無線送受信システムについて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る無線送受信システムの使用例について図1を参照して説明する。
本実施形態に係る無線送受信システム100は、送信装置101および受信装置151で構成される。送信装置101はクロック供給部102、固定データ生成部103、OFDMパケット生成部104、およびアンテナ105を含み、受信装置151は、アンテナ152、BPF(Band Pass Filter)部153、包絡線検波部154、コンパレータ部155、パケット検出部156、PLL制御部157、およびPLL部158を含む。
クロック供給部102は、クロック信号を生成する。
固定データ生成部103は、任意の固定データを生成する。固定データは例えば、特定のビット列により生成することができる。固定データのビット列の値(以下、ビット値という)に応じて、後述するOFDMパケットの時間領域における振幅が増減する周期が変化する。言い換えると、この周波数成分の分布は、固定データのビット値を調整することによって一意に定めることができる。つまり、クロック信号に応じて固定データのビット値が変わるので、OFDMパケットの包絡線の増減周期に応じてビット値を変えることにより、または同期をとりたい周波数に応じてビット値を変えることによりクロック信号をOFDMパケットの包絡線に乗せることができる。固定データ生成部103の動作については図2、図3、図4を参照して後述する。
OFDMパケット生成部104は、クロック供給部102からクロック信号を、固定データ生成部103から固定データをそれぞれ受け取り、OFDMパケットを生成する。
アンテナ105は、OFDMパケット生成部104からOFDMパケットを受け取り、受信装置151に向かって送信する。
アンテナ152は、送信装置101からOFDMパケットを受け取り、BPF部153へ送る。
BPF部153は、アンテナ152からOFDMパケットを受け取り、所定の帯域幅のみ抽出する様にOFDMパケットの帯域を制限する。
包絡線検波部154は、BPF部153から帯域制限されたOFDMパケットを受け取り、包絡線検波を行って包絡線信号を生成する。包絡線検波は、OFDMパケットの時間波形の振幅の増減を検出することにより行う。また、包絡線は、クロック供給部102から供給されたクロック信号に同期して増減する。従って、送信装置101から送信されたOFDMパケットの包絡線は、クロック信号の周期の整数倍の周期を有する周波数成分を持つ。
コンパレータ部155は、包絡線検波部154から包絡線信号を受け取り、包絡線信号をコンパレートすることで矩形波信号を生成する。コンパレータ部155の動作については図5、図6、図7、および図8を参照して後述する。
パケット検出部156は、包絡線検波部154から包絡線信号を受け取り、OFDMパケットの先頭を検出し、検出信号を生成する。
PLL制御部157は、パケット検出部156から検出信号を受け取り、一定の期間に後述するPLL部158を動作させるように制御する制御信号を生成する。PLL制御部157の動作については、図11および図12を参照して後述する。
PLL部158は、コンパレータ部155から矩形波信号を、PLL制御部157から制御信号をそれぞれ受け取る。そしてPLL部158は、制御信号により定められたOFDMパケットの期間において、矩形波信号から不要な周波数成分を除去して特定の周波数成分のみ抽出し、送信装置101から送信されたクロック信号の周波数(以下、クロック周波数ともいう)に同期した同期クロック信号を再生する。
ここで「周波数の同期」とは、完全に一致している場合に限らず、クロック周波数に近い状態であればよい。すなわち、送信装置101のクロック供給部102から供給されたクロック周波数をf_tx、受信装置151で再生した同期クロック周波数をf_rxとすると、f_txがある定数Aを用いて表されるA×f_rxと十分に近い状態であればよい。
Aの値は、送信装置101のクロック供給部102から供給されたクロック信号と、OFDMパケットの周波数帯域幅の関係や、固定データなどによって定まる。例えば、クロック供給部102から供給されるクロック周波数が20MHz、任意の固定データで生成されたOFDMパケットの包絡線に強く現れる周波数、すなわちフーリエ変換した際に主となる周波数が5MHzである場合には、定数Aは4となる。このような場合に、クロック供給部102から供給されるクロック周波数を5MHzとして、5MHzのクロック周波数を4逓倍してからOFDMパケット生成部104に入力すれば、定数Aが1となる。また、PLL部158でクロック周波数を4逓倍することによっても定数Aが1となる。
次に、固定データ生成部103の固定データ生成方法について図2、図3、および図4を参照して詳細に後述する。
まず、OFDMパケットについて図2を参照して説明する。
OFDMパケット202は、FFT(Fast Fourier Transform)演算によって生成された信号で構成される複数のOFDMシンボル201を含む。図2では各ブロックがOFDMシンボル201を表す。また、OFDMパケット202の先頭の期間をヘッダ203と呼ぶ。ヘッダ203はパイロット信号などのデータ以外の既知信号を含む。ヘッダ203に続く、OFDMパケット202の残りの期間をデータ204と呼ぶ。従って、本実施形態に係る送信装置101から送信されるOFDMパケット202のうち、固定データによって包絡線を変化させることができる期間は、データ204の期間となる。
しかしながら、図2に示すデータ204にあるOFDMシンボル201のうち、先頭の一部分(期間205)にはデータ本体以外の情報、例えばOFDMパケットの送信宛先情報といった情報が挿入される場合がある。そのような場合、これらの情報が挿入された期間205については固定データによって包絡線を変化させることができず、包絡線に特定の周波数を強く現せない可能性がある。同様に、データ204のOFDMシンボル201のうち、最後の一部分(期間206)には、符号化処理によって生じるテイルビットや、データ長とパケット長とを合わせるためのゼロパディングビットといったデータ本体以外の情報が追加される場合がある。そのような場合も、これらの情報が追加された期間206については固定データによって包絡線を変化させることができない。
よって、データ204の中に送信宛先情報やゼロパディングビットが含まれる場合には、データ204のOFDMシンボル201、固定データによって包絡線を実質的に変化させることができる期間は期間207となる。
続いて、OFDMシンボル201について図3を参照して説明する。
OFDMシンボル201には、波形の一部が繰り返されたサイクリックプレフィックス302が付加される。図3に示すように、期間301はFFT演算によって生成された部分であり、サイクリックプレフィックス302は期間303を繰り返した部分である。期間301とサイクリックプレフィックス302とをあわせてOFDMシンボル201と7呼ぶ。なお、波形304は、OFDMパケット生成部104が生成する、クロック上に成形されたOFDMパケットの時間波形を示す。波形305は、信号304に対して包絡線検波部154が検波した包絡線信号からコンパレータ部155が抽出した矩形波信号の時間波形を示す。波形306は、PLL部158が矩形波信号から抽出した同期クロック信号の時間波形である。
ここで、OFDMシンボル長をT_Sとすると、OFDMパケットの包絡線がもつことができる周波数の周期はT_Sの整数分の1となる。また、サイクリックプレフィックスはOFDMシンボル波形の一部を繰り返した波形であることから、サイクリックプレフィックス長をT_Cとする場合、OFDMシンボル全体にわたって包絡線にある一定の周期をもたせるには、包絡線の周期がT_Cの整数分の1である必要がある。以上より、OFDMパケットの包絡線の周期をT_ENVとする場合、T_ENVをT_Sの整数分の1でかつT_Cの整数分の1となるように固定データを選択することで、包絡線がもつ周波数として1/T_ENVの周波数成分を強く現すことができる。
具体的には、IEEE802.11a規格での例では、T_Sが3.2usec、T_Cが0.8usecであるので、T_ENVをT_Sの整数分の1でかつT_Cの整数分の1となるようにするためにはT_SとT_Cとの公約数の逆数を算出すればよい。ただしここで、ある2つの正の実数XとYの公約数とは、X=a×ZおよびY=b×Zをみたす正の整数aおよびbが存在する実数Zのことを表している。T_SとT_Cとの公約数としては、0.8usec、0.4usec、0.2usec、0.1usecが得られる。よって、固定データ生成部103は、OFDMシンボルの包絡線が0.8usec、0.4usecといった周期で増減するような固定データを選択する。
なお、OFDMパケットの送信周期を考慮してOFDMパケットが送信されていない期間に同期を行わないようにすることで、OFDMパケットを複数受信して周波数の同期精度を高めてもよい。この場合には、包絡線の周期の設定にあたってOFDMパケットの送信間隔を考慮する必要がある。OFDMパケットの送信間隔の一例について図4を参照して説明する。
図4に示すように、複数のOFDMパケット202が、無信号期間401、402を空けて順に送信される。OFDMパケットの送信間隔によっては先着のOFDMパケットと、後着のOFDMパケットとの各包絡線の位相が一致しない可能性がある。受信装置151に含まれるPLL部158では、位相を比較して同期させることによって周波数を合わせる。このため、先着のOFDMパケットと後着のOFDMパケットとで周波数を比較したときに、互いの周波数が一致していても、互いの位相が一致していない場合には、PLL部158が位相差を検出してしまうことがある。受信装置151は、PLL部158で位相差を検出することで先着のOFDMパケットの周波数と後着のOFDMパケットの周波数とが変わったと判定してしまい、複数のOFDMパケットを用いて周波数同期を取ろうとしても逆に周波数の同期精度が劣化してしまうこともある。
そこで、複数のOFDMパケット202を用いて周波数の同期を行う場合に複数のOFDMパケット202間で位相を揃えるために、OFDMパケット202の送信間隔をT_Iの整数倍とすると、OFDMパケットの包絡線の周期T_ENVがT_SとT_CとT_Iとの整数分の1となるように固定データを選択する。
具体的には、IEEE802.11aでの例では、T_Sが3.2usec、T_Cが0.8usec、さらに、OFDMパケットの送信間隔は1usecの整数倍、例えばT_Iが1usecとなる。固定データ生成部103がT_SとT_CとT_Iとの公約数を算出し、算出した公約数(0.2usec、0.1usec等)の周期で包絡線が増減するような固定データを選択することで、OFDMパケットにクロック信号をずれがないように載せることができる。すなわち、OFDMパケット間の包絡線の位相を一致させることができ、1つのOFDMパケットで周波数同期をとるよりも、複数のOFDMパケットを有効に用いてより高い精度で周波数の同期をとることができる。
但し、IEEE802.11aの信号は20MHzのサンプル周波数で生成されているOFDMパケットであるため、サンプル周波数の周期である0.05usec以下で包絡線を変化させることはできない。従って、IEEE802.11aにおいて、周波数および位相を合わせるためには、0.2usecまたは0.1usecが望ましいが、図7を用いて後述する方法を用いれば、周期を大きくした状態でも位相をあわせることができる。
なお、複数のOFDMパケットを用いて周波数の同期をとる場合、OFDMパケットの送り方としては、OFDMパケットを送っていない期間に対して、OFDMパケットを送っている期間の割合が大きい方が望ましい。なぜならば、受信装置151で周波数の同期をとる時間の割合が増加すれば、周波数の同期精度が向上するためである。
しかしながら、IEEE802.11a規格に準拠した送信装置101では、OFDMパケットの送信間隔をあけずに連続的にOFDMパケットを送信することはできず、規定されたある時間間隔をあけてOFDMパケットを送信する必要がある。従って、OFDMパケットを送信している時間を長くするためには、1つのパケット長を長くすればよい。但し、IEEE802.11aでは1パケットあたりのデータ長の最大値が決まっているので、1パケットあたりのパケット長を長くするために、データ長を長くすることに加えてデータレートを低く設定する事が必要である。データレートを低く設定するには、例えば、符号化率を下げたり、多値数の少ない変調(64QAMではなく、16QAMを用いるなど)を行ったりすればよい。
なお、固定データの生成方法の別例としては、OFDMパケットが上述した周期を持つように、固定データ生成部103が複数のデータパターンを生成し、OFDMパケット生成部104が複数のデータパターンを受けとり複数のOFDMパケットを生成し、受信装置151で受信した際に特定の周波数成分の電力が強く現れる包絡線を選択して固定データとしてもよい。データパターンは、任意のビット列により表わされる。
またこの際、OFDMパケット全体のデータパターンを用いてもよいし、OFDMシンボル1つ分に相当するデータパターンを用いてもよい。OFDMシンボル1つ分のデータパターンを用いる場合は、選択したデータパターンを複数回繰り返したものをOFDMパケット全体のデータパターンとする。
データパターンからOFDMシンボル1つ分の波形を生成するのに必要な処理としては、ビット列をIQ平面上の変調シンボルに割り当てる変調処理と、それらをOFDMサブキャリアに割り当てるサブキャリア割り当て処理と、FFTによって時間軸信号に変換するFFT処理との3つが挙げられる。すなわち、固定データ生成部103でデータパターンを複数生成し、これらに変調とサブキャリア割り当てとFFT処理とを施してOFDMシンボルを生成する。生成したOFDMシンボルは、受信装置151へ送信される。受信装置151は、包絡線検波部154において生成される波形の包絡線を評価し、周波数同期を取る。
一方、IEEE802.11aのような規格に準拠した無線機では、これ以外にビット値をスクランブルするスクランブル処理や、ある固まった単位でビットの並び替えを行うインタリーブ処理や、ビット列に冗長度を付加してより長いビット列に変換する符号化処理などがある。このような処理がある場合にも、同様に必要な処理を施してOFDMシンボルを生成すればよい。
但し、スクランブル処理またはインタリーブ処理といった全射でかつ単射である変換については、その逆処理が存在するので、逆処理を用いずにデータパターンの試行を行う。そして、結果として選択されたデータパターンに対して、行った処理の逆処理をすることによって本来用いるデータパターンを生成し、これを固定データとして選択してもよい。
次に、コンパレータ部155の動作について図5、図6、図7、および図8を参照して詳細に説明する。
コンパレータ部155は、閾値設定部501および閾値比較部502を含む。
閾値設定部501は、電力の閾値を設定する。
閾値比較部502は、包絡線検波部154から包絡線信号を、閾値設定部501から閾値をそれぞれ受け取り包絡線信号と閾値とを比較する。そして閾値比較部502は、包絡線信号の電力が閾値よりも高かった場合にはH(High)信号をPLL部158へ出力し、包絡線信号の電力が閾値よりも低かった場合にはL(Low)信号をPLL部158へ出力する。なお、H信号およびL信号は、例えば論理値としてそれぞれ「1」および「0」であってもよいし、電圧値としてH信号が高い電圧、L信号がH信号よりも低い電圧であってもよい。このようにコンパレータ部155は、電力を閾値により判定することで矩形波信号を生成することができる。
(コンパレータ部の変形例1)
さらに、コンパレータ部の変形例について図6に示す。
図6に示すコンパレータ部600は、図5に示したコンパレータ部155に加え、さらにゲイン調整部601を含む。
ゲイン調整部601は、包絡線検波部154から包絡線信号を受け取り、ある期間の平均電力が所定の電力となるように信号のゲインを調整する。従って、受信電力が変化する場合においても、受信信号の包絡線から所望の周波数成分を高精度に抽出ことができる。
(コンパレータ部の変形例2)
さらに、コンパレータ部155の閾値設定部501が受信電力に応じて閾値を調整するようにしてもよい。この場合のコンパレータ部700について図7に示す。
コンパレータ部700の閾値設定部701は、包絡線検波部154からの包絡線信号を受け取り、包絡線信号の電力に基づいて閾値を設定する点が図5のコンパレータ部155の閾値設定部501と異なる。例えば、図6に示すゲイン調整部601においてゲインを3dB上げることは、図7に示す閾値設定部701において閾値を3dB下げることと基本的に等価である。
図7に示すコンパレータ部700を用いた場合は、ゲイン調整部601が必要ないため、消費電力を低減できるという効果が得られる。一方、図6に示すコンパレータ部600を用いる場合は、ゲイン調整部601において包絡線信号に対するゲインを調整することができるため、雑音への耐性が強いという特長をもつ。
(コンパレータ部の変形例3)
そこで、図6および図7に示したコンパレータ部の特徴を合わせたコンパレータ部800について図8に示す。
ゲイン調整部601において包絡線信号に対するゲインを調整してもよいし、閾値設定部701によって閾値を調整してもよいし、さらにゲイン調整部601および閾値設定部701の両方によりバランスを取って調整してもよい。このようにすることで、図6に示したコンパレータ部600の特長と、図7に示したコンパレータ部700の特長とをバランスよく享受することができる。
なお、コンパレータ部において閾値やゲインを調整する際、調整を行う頻度や調整量はある一定以下にすることが望ましい。なぜならば、閾値やゲインを調整することによって、コンパレータ部から出力される信号の位相が変化してしまうためである。調整を行う頻度または調整量をある一定以下にすることで、受信信号の変化に追従しながら位相の大きな変化を抑えることができるため、受信電力が変化する場合においても周波数の同期を高い精度で行うことができる。
次に、受信装置151に係るパケット検出動作について図1および図9を参照して詳細に説明する。
図1に示す受信装置151に係るパケット検出部156は、包絡線検波部154から受け取った包絡線信号がある閾値以上となった場合に、パケット先頭であると判定する。これはすなわち、包絡線信号によりパケットの信号電力を検出することによって、パケットが送られたということを検出する。さらに、包絡線信号にLPF(Low Pass Filter)(図示せず)をかけてから、閾値と信号電力との判定を行ってもよい。このようにすることで、OFDMパケットにおいて増減する包絡線を平滑化して、より安定してパケット先頭を検出することができる。
なお、パケット先頭に既知パターンを含むヘッダがついている場合には、MF(Matched Filter)(図示せず)によりパケット検出を行ってもよい。MFは、既知パターンと受信信号の相互相関を演算し、その演算結果がある閾値以上となった場合に既知パターンが受信された、すなわちパケット先頭が検出されたと判定する。このようにMFを用いる場合には、図1のように包絡線信号を用いてもよいし、図9のように包絡線検波前の帯域制限された受信信号を用いてもよい。
図9に示すパケット検出部901は、BPF部153から包絡線検波前の帯域制限された受信信号を受け取り、パケット検出を行う。こうすることで、より高い精度で検出をすることができるが、MFを実施するまえに周波数変換やADC(Analog to Digital Converter)が必要となる。なお、包絡線信号を使った方式とMFを使った方式とを併用してもよい。
一方、これらの方式を用いてパケット検出部156がパケット先頭を検出した場合でも、検出されたOFDMパケットが固定データを変調して生成されていない場合、その包絡線信号が所望の周波数成分をもっていない可能性がある。このような場合に固定データを変調して生成されていないOFDMパケットを用いてPLL部158を動作させると、周波数の同期精度が劣化してしまう可能性がある。そのため、固定データを変調して生成したOFDMパケット以外については、周波数同期に用いずにそのOFDMパケットを破棄して、PLL部158を動作させない。固定データを変調して生成されていないOFDMパケットとしては、例えば音声データや画像データといった可変データが含まれるOFDMパケットなどがある。
検出したOFDMパケットが、固定データを変調して生成したものであるかどうかは、例えば、固定データによって生成される包絡線信号を受信装置151のパケット検出部156で予め有し、検出したOFDMパケットの包絡線信号の相当する部分との相互相関をとり、相互相関の値が閾値以上となるかどうかを評価することで判定すればよい。ここで、相当する部分とは例えば図2に示す期間207である。パケット検出部156は、検出したOFDMパケットの包絡線信号が固定データを変調して生成したOFDMパケットであると判定した場合に、固定データ検出信号をPLL制御部157へ送り、PLL部158を動作させるようにすればよい。なお、検出した固定データを有効に用いるため相互相関をとる期間は図2に示す期間207の先頭付近であることが望ましい。
また別の方法では、OFDMパケットのデータの一部に含まれる送信宛先情報を検出することによっても、固定データを変調して生成したOFDMパケットであるかどうかを判定することが可能である。すなわち、パケット検出部156が送信宛先情報を検出し、宛先が自分であった場合に、パケット検出部156が固定データを変調して生成したOFDMパケットであると判定すればよい。
さらに、パケット検出部156では、パケットを検出した頻度がある一定以下となった場合にエラー信号を出力してもよい。上述したように、複数のOFDMパケットを用いて周波数の同期をとる場合は、OFDMパケットが送信されている時間割合が高いほど周波数の同期精度は高くなるので、OFDMパケットの送信頻度が低下すると周波数の同期精度も低下する。そこで、パケット検出部156は、パケットを検出した頻度がある閾値以下となった場合にエラー信号を外部に出力することで、周波数の同期精度が低下していることを通知してもよい。
次に、PLL制御部157の動作について図2、図10、図11、および図12を参照して詳細に説明する。
PLL制御部157で生成される制御信号は、基本的に図2に示すOFDMパケットの期間207でPLL部158を動作させ、それ以外の期間ではPLL部158を停止させる。
但し、図2に示す期間207にあわせてPLL部158の動作と停止とを切り替えるためには、パケット検出部156においてOFDMパケットの先頭を正確に検出することが望ましい。なぜならば、パケット検出部156が検出したOFDMパケットの先頭タイミングが実際のタイミングとずれていた場合、図2に示す期間205の一部または期間206の一部でPLL部158を動作させることとなり、周波数の同期精度が劣化してしまう可能性があるからである。よってこの場合には、パケット検出部156がOFDMパケットの先頭を検出する際にある程度の誤差がある場合、PLL制御部157は、誤差を考慮してPLL部158を動作させるタイミングを少し遅らせるか、またPLL部158を停止するタイミングを少し早めるような制御信号を生成すればよい。
具体的に図2の例では、PLL制御部157は、PLL部158を動作させるタイミングをOFDMパケットの先頭を検出した時点から期間208だけ遅らせ、PLL部158を停止させる期間を期間210だけ早め、結果として期間209の間だけPLL部158を動作させるような制御信号を生成すればよい。このようにPLL部158の動作タイミングを設定することで、包絡線を適切に制御できる部分の期間でPLL部158を動作させることができ、より高い精度で周波数の同期を取ることが可能となる。
また、固定データによって生成される包絡線をOFDMシンボルごとに同じ波形とした場合には、PLLを動作させるべき期間、例えば図2に示す期間209はOFDMシンボル長の整数倍であることが望ましい。なぜならば、包絡線に含まれる所望の周波数以外の歪み成分が、OFDMシンボル長の逆数によって算出される周波数ごととなり、PLL部158において分離しやすくなるからである。
ここで、固定データを載せるOFDMシンボル長が整数倍であるときのスペクトラムについて図10を参照して説明する。
図10に、IEEE802.11aの信号の包絡線を0.2usecで増減させるような固定データを用いてOFDMパケットを生成し、そのうち期間209に相当する部分をOFDMシンボルの整数倍期間だけみたときの周波数成分の分布、すなわちスペクトラムを表す。図10のように、周期0.2usecによって生じる周波数である5MHzに強い電力があらわれ、またその他の不要な信号は、OFDMシンボル長の4usecの逆数によって算出される周波数である0.25MHzの間隔をあけて発生する。このようにして不要な信号が所望の周波数から離れることによって、所望の周波数成分を持つ信号だけを抽出しやすい状態にすることができる。
また、PLL部158を動作させる固定データ中の期間209がOFDMシンボルの整数倍となるようにするためには、PLL部158から出力される同期クロック信号を用いてサンプル数をカウントしてもよい。
ここで、PLL制御部157の動作について図11および図12のブロック図を参照して説明する。図11のブロック図は、図1に示したPLL制御部157のブロック図に対応したPLL制御部157の第1の変形例を示す。また、図12のブロック図は、図9に示したPLL制御部157のブロック図に対応したPLL制御部157の第2の変形例を示す。
図11および図12に示すPLL制御部1101は、PLL部158から同期クロック信号を受け取り、同期クロック信号を用いてOFDMシンボル長だけ時間を測定する。具体的には、包絡線を周期0.2usecで増減させ、かつ後述するPLL部158において逓倍/分周部1304を用いなかった場合には、PLL部158から出力される同期クロック信号の周波数は5MHzとなる。従って、OFDMシンボル長の4usecは、5MHzのクロックで20カウントとなるので、20カウントの整数倍カウントとなるように測定することによって期間209をOFDMシンボル長の整数倍とすることができる。
次に、PLL部158について図13を参照して詳細に説明する。
PLL部158は、位相比較部1301、ループフィルタ部1302、VCO(Voltage Controlled Oscillator)部1303、および逓倍/分周部1304を含む。
位相比較部1301は、コンパレータ部155から矩形波信号で表されるクロック信号を、後述する逓倍/分周部1304から新たな同期クロック信号をそれぞれ受け取り、2つのクロック信号の位相差を検出する。そして、位相比較部1301は位相差を表す位相差信号を生成する。
ループフィルタ部1302は、位相比較部1301から位相差信号を受け取り、位相差信号をフィルタリングする。ループフィルタ部1302には、例えばローパスフィルタが用いられ、高周波がフィードバックをかけられることによる不要な発振が発生することを防ぐため、不要な高周波を遮断する。
VCO部1303は、ループフィルタ部1302からフィルタリングした位相差信号を受け取り、フィルタリングした位相差信号に基づいて周波数を変化させて同期クロック信号を生成する。
逓倍/分周部1304は、VCO部1303から同期クロック信号を受け取り、クロック信号を逓倍または分周する。そして、逓倍/分周部1304は、生成した新たな同期クロック信号を位相比較部1301へ送る。
なお、PLL部158に入力される矩形波信号により表わされるクロック信号の周波数とPLL部158から出力される同期クロック信号の周波数とが同じ場合には、逓倍/分周部1304を設けなくてもよい。
PLL部158は、位相比較部1301によって検出された位相差を補正する方向にVCO部1303の周波数を増減することによって周波数の同期を行う。すなわち、PLL部158を動作させるとは、位相比較部1301に入力される矩形は信号により表わされるクロック信号との位相差に基づいてVCO部1303が周波数を調整している状態を表し、PLL部158を停止させるとは、入力されるクロック信号によらずVCO部1303が周波数の調整をしない状態を表している。よって、PLL部158を停止した場合においても、VCO部1303は動作し続け、同期クロック信号を出力し続ける。言い換えると、位相比較部1301を作動または停止させることによってPLL部158を作動または停止させることができる。また、PLL部158に入力されるクロック信号を位相比較部1301に入力したり、入力しなかったりすることによって、PLL部158をそれぞれ作動または停止させることができる。
ここで、図10を用いて説明したように、不要な周波数成分をOFDMシンボル長の逆数によって算出される周波数だけ離すため、PLL部158を動作させる固定データ中の期間をOFDMシンボルの整数倍とする場合を考える。
この場合、PLL部158のループフィルタ部1302において、カットオフ周波数をOFDMシンボル長の逆数によって算出される周波数以下に設定してもよい。さらに、ループフィルタ部1302の周波数特性をOFDMシンボル長の逆数によって算出される周波数の整数倍の付近で特に大きな減衰量となるように設定してもよい。このような設定により不要な周波数成分をさらに削減することができる。
または、PLL部158に入力される信号にフィルタをかけてもよい。例えば図10に示すようなOFDMシンボル長が4usecである信号が入力される例では、位相比較部1301への入力よりも前に、5MHz付近を通過帯域としてもつBPFを挿入することにより、不要な周波数成分を除去することができ、周波数の同期精度を高めることができる。この際BPFのカットオフ周波数は、低域側は所望の周波数からOFDMシンボル長の逆数によって算出される周波数だけ小さい値よりも高く、高域側は所望の周波数からOFDMシンボル長の逆数によって算出される周波数だけ大きい値よりも低いことが望ましい。
すなわち図10の例では、OFDMシンボル長の逆数は0.25MHzであるため、BPFのカットオフ周波数は、所望の周波数5MHzより0.25MHzだけ小さい低域側の周波数4.75MHzより大きく、5MHzより0.25MHzだけ大きい高域側の周波数5.25MHzより小さくなるよう設定すればよい。つまり、この例では4.75MHzから5.25MHzまでのBPFを用いればよい。このように、所望の周波数からOFDMシンボル長の逆数によって算出される周波数の整数倍だけずれた周波数での減衰量が大きくなるような周波数特性をもたせることで、さらに効果的に不要な周波数成分を削減することが可能となり、より高い精度で周波数の同期を行うことができる。
(PLL部の変形例1)
次に、PLL部158の第1の変形例について図14を参照して詳細に説明する。
図14に示すPLL部1400は、位相比較部1401、ループフィルタ部1302、VCO部1303、逓倍/分周部1304、反転部1402を含む。ループフィルタ部1302、VCO部1303、および逓倍/分周部1304は、図13に示すPLL部158と同様の動作を行うためここでの説明は省略する。
位相比較部1401は、図13に示す位相比較部1301とほぼ同様の動作を行うが、コンパレータ部155から矩形波信号によるクロック信号と、後述する反転部1402からの同期クロック信号とをそれぞれ受け取り、互いのクロック信号の位相差が180度からある閾値以内であれば、反転制御信号を生成する点が異なる。
反転部1402は、逓倍/分周部1304から同期クロック信号を、位相比較部1401から反転制御信号をそれぞれ受け取り、同期クロック信号の位相を反転する。よって、PLL部1400は入力されたクロック信号の位相が180度ずれた場合でも補正することができ、周波数と位相の同期を継続することが可能となる。
上述のとおり、複数のOFDMパケットを用いて周波数同期を行うためには、包絡線の増減の周期T_ENVが、T_SとT_CとT_Iの整数分の1となるように固定データを選択することが望ましい。但し、図14に示すPLL部1400を用いた場合には、OFDMパケット間で位相が180度ずれた場合でも反転部1402により補正をすることができるので、T_ENVはT_SとT_Cと2×T_Iの整数分の1となればよい。例えばIEEE802.11aの例で、図12に示すPLL部158を用いた場合には、T_S=3.2usec、T_C=0.8usec、T_I=1usecの整数分の1で、T_ENVは0.2usecと0.1usecとをとることができるが、図14に示すPLL部158を用いた場合には、T_S=3.2usec、T_C=0.8usec、2×T_I=2usecの整数分の1で、さらに0.4usecの周期も選ぶことができる。これにより、同期に用いる周波数選択の幅を拡げることができる。
(PLL部の変形例2)
さらに、PLL部158の第2の変形例について図15を参照して詳細に説明する。
図15に示すPLL部1500は、ループフィルタ部1302、VCO部1303、位相比較部1501、および分周部1502を含む。ループフィルタ部1302、およびVCO部1303は、図13に示すPLL部158と同様の動作を行うためここでの説明は省略する。
位相比較部1501は、位相比較部1301とほぼ同様の動作を行うが、360度÷K×k(K,kは任意の整数)の位相差と閾値以内である位相差が検出された場合に、制御信号を生成する点が異なる。
分周部1502は、VCO部1303から同期クロック信号を受け取り、K分の1の分周を行う。さらに、分周部1502は、位相比較部1301から制御信号を受け取った場合には、入力される同期クロック信号をkクロックだけスキップしたのちに分周を再開する。よって、PLL部1500は360度÷Kの分解能で位相差を補正することができるため、T_ENVはT_SとT_CとK×T_Iとの整数分の1となればよく、さらに周波数の選択の幅を拡げることができる。
以上に示した第1の実施形態によれば、送信装置において固定データをOFDMシンボル長とサイクリックプレフィックス長とOFDMパケット送信間隔との整数分の1となるように選択し、受信装置においてパケットを検出してからパケットの先頭部分と終了部分とを除いた固定データ部分においてクロック信号を抽出することにより、受信機側に精度のよい発信器を必要とすることなく高精度に周波数同期を取ることができる。
(第2の実施形態)
図16を用いて、第2の実施形態に係るMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置について説明する。
第2の実施形態に係る無線送受信システム100については第1の実施形態に係る無線送受信システム100と同様である。MRI装置1600は、エコー受信コイル1601、デジタル変換部1602、エコー送信部1603、アンテナ1604および1605、エコー受信部1606、およびMRI解析装置1607を含む。
無線送受信システム100の動作については、第1の実施形態と同様であるためここでの説明は省略する。
エコー受信コイル1601は、被検体(図示せず)から電磁波として放射された磁気共鳴信号を受け取り、磁気共鳴信号に対応したエコー信号を受信する。
デジタル変換部1602は、PLL部158から同期クロック信号を、エコー受信コイル1601からエコー信号をそれぞれ受け取り、同期クロック信号に基づいて、エコー信号をデジタルエコー信号に変換する。
エコー送信部1603は、デジタル変換部1602からデジタルエコー信号を受け取り、デジタルエコー信号を無線送信するための変調を行い、アンテナ1604へ送る。
アンテナ1604は、エコー送信部1603から変調されたデジタルエコー信号を受け取り、変調されたデジタルエコー信号を無線送信する。
アンテナ1605は、変調されたデジタルエコー信号を受け取る。
エコー受信部1606は、アンテナ1605から変調されたデジタルエコー信号を受け取り、変調されたデジタルエコー信号を復調する。
MRI解析装置1607は、クロック供給部102からクロック信号を、エコー受信部からデジタルエコー信号をそれぞれ受け取り、クロック信号に基づいて受信したデジタルエコー信号を解析し、MRI画像を生成する。
以上に示した第2の実施形態によれば、MRI解析装置で用いるクロック信号と、デジタル変換部で用いるクロック信号の周波数が高い精度で同期することができ、MRI解析装置で生成されるMRI画像の画像品質を高くすることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100・・・無線送受信システム、101・・・送信装置、102・・・クロック供給部、103・・・固定データ生成部、104・・・パケット生成部、105,152,1604,1605・・・アンテナ、151・・・受信装置、153・・・BPF部、154・・・包絡線検波部、155,600,700,800・・・コンパレータ部、156,901・・・パケット検出部、157,1101・・・PLL制御部、158,1400,1500・・・PLL部、201・・・OFDMシンボル、202・・・OFDMパケット、203・・・ヘッダ、204・・・データ、205,206,207,208,209,301,303・・・期間、302・・・サイクリックプレフィックス、304,305,306・・・波形、401,402・・・無信号期間、501,701・・・閾値設定部、502・・・閾値比較部、601・・・ゲイン調整部、1301,1401,1501・・・位相比較部、1302・・・ループフィルタ部、1303・・・VCO部、1304・・・逓倍/分周部、1402・・・反転部、1502・・・分周部、1600・・・MRI装置、1601・・・エコー受信コイル、1602・・・デジタル変換部、1603・・・エコー送信部、1606・・・エコー受信部、1607・・・MRI解析装置。

Claims (7)

  1. 送信装置と受信装置とを含む無線送受信システムであって、
    前記送信装置は、
    クロック信号を生成するクロック供給部と、
    前記クロック信号に応じたビット値を有する固定データを生成するデータ生成部と、
    前記固定データに対してOFDM(直交周波数分割多重)変調を行い、OFDMパケットを生成するパケット生成部と、を具備し、
    前記受信装置は、
    前記OFDMパケットの時間波形における振幅を表す包絡線を検波して包絡線信号を得る検波部と、
    前記包絡線信号と第1閾値とを比較して矩形波信号を生成するコンパレータ部と、
    前記OFDMパケットの先頭部分を検出する検出部と、
    前記矩形波信号の主周波数成分から前記クロック信号に同期した同期クロック信号を抽出するPLL(Phase Locked Loop)部と、
    前記先頭部分を検出した時点から1以上のOFDMパケットを含む第1期間を経過するまで前記PLL部を動作させるように制御する制御部と、を具備することを特徴とする無線送受信システム。
  2. 前記制御部は、OFDMパケットごとに、前記先頭部分を検出した時点より第2期間経過してから、前記OFDMパケットを受信している第3期間終了時までの間で前記PLL部を動作させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の無線送受信システム。
  3. 前記データ生成部は、サイクリックプレフィックス長を表す第4期間と、OFDMシンボル長を表す第5期間と、前記OFDMパケットの送信間隔を表す第6期間との公約数となる周期で前記OFDMパケットの時間波形における振幅が増減する前記ビット値を有する固定データを生成し、
    前記制御部は、前記OFDMシンボル長の整数倍を表す第7期間だけ前記PLL部を動作させるように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線送受信システム。
  4. 前記PLL部は、前記OFDMシンボル長の逆数から算出される周波数以下のカットオフ周波数をもつフィルタ部を具備することを特徴とする請求項3に記載の無線送受信システム。
  5. 前記検出部は、前記包絡線信号の信号電力が第2閾値以上であるときに前記OFDMパケットの先頭部分であると判定することを特徴とする請求項1に記載の無線送受信システム。
  6. 送信装置と受信装置とを含む無線送受信システムで用いる無線送受信方法であって、
    前記送信装置において、
    クロック信号を生成し、
    前記クロック信号に応じたビット値を有する固定データを生成し、
    前記固定データに対してOFDM(直交周波数分割多重)変調を行い、OFDMパケットを生成し、
    前記受信装置において、
    前記OFDMパケットの時間波形における振幅を表す包絡線を検波して包絡線信号を得、
    前記包絡線信号と第1閾値とを比較して矩形波信号を生成し、
    前記OFDMパケットの先頭部分を検出し、
    前記矩形波信号の主周波数成分から前記クロック信号に同期した同期クロック信号を抽出し、
    前記先頭部分を検出した時点から1以上のOFDMパケットを含む第1期間を経過するまでPLL部を動作させるように制御することを特徴とする無線送受信方法。
  7. エコー信号を受信するエコー受信コイルと、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の無線送受信システムにより抽出された同期クロック信号に基づいて、前記エコー信号をデジタルエコー信号に変換するデジタル変換部と、
    前記デジタルエコー信号を送信するエコー送信部と、
    送信された前記デジタルエコー信号を受信するエコー受信部と、
    前記無線送受信システムのクロック供給部から供給されるクロック信号に基づいて、前記エコー受信部で受信した前記デジタルエコー信号を解析してMRI画像を生成するMRI解析部と、を具備することを特徴とするMRI装置。
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