JP6933518B2 - 磁気共鳴イメージングシステム及び受信コイルユニット - Google Patents

磁気共鳴イメージングシステム及び受信コイルユニット Download PDF

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Description

本実施形態は、磁気共鳴イメージングシステム及び受信コイルユニットに関する。
磁気共鳴イメージング装置では、被検体に載置するコイル側からシステム側へ磁気共鳴信号を有線で伝送することが多い。しかし、有線の場合、ケーブルを配線する際のセットアップにおいて手間がかかるため、作業者にとっては負担であり、患者の心理的及び精神的負担にも繋がる。よって、ケーブルの配線が不要であり、セットアップが簡易な無線への置き換えが検討されている。
しかし、無線化を実現するには、有線から無線へ変えることで撮像画像の精度に悪影響を与えないことが要求される。したがって、コイル側とシステム側とでクロックの同期を取る必要がある。
一手法として、クロックを無線で伝送し、コイル側とシステム側とで同期を取る手法がある。コイル側では、クロックを受信した後、逓倍器を経てADコンバータに直接クロックを入れる。しかし、クロックを伝送する際に無線伝搬路を介すため、クロックには不規則揺らぎの影響が生じる。高精度な同期が必要な磁気共鳴イメージング装置において無視できず、エコー信号の位相ずれが生じてしまう。
特許第5355044号明細書 特許第5422453号明細書
本実施形態が解決しようとする課題は、クロックずれを高精度に補正することにある。
本実施形態に係る磁気共鳴イメージングシステムは、磁気共鳴イメージング装置及び受信コイルユニットを含む。前記磁気共鳴イメージング装置は、第1クロック生成部と送信部とを含む。第1クロック生成部は、第1クロック信号を生成する。送信部は、前記第1クロック信号に基づきRFパルスを送信する。前記受信コイルユニットは、受信コイルと第1サンプリング部とを含む。受信コイルは、前記RFパルスに基づく磁気共鳴信号を受信する。第1サンプリング部は、第2クロック信号を用いて前記磁気共鳴信号をサンプリングする。前記磁気共鳴イメージング装置及び前記受信コイルユニットのどちらか一方は、ずれ情報生成部とずれ補正部とを含む。ずれ情報生成部は、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号との差分に関するずれ情報を生成する。ずれ補正部は、前記ずれ情報を用いて、サンプリングされた前記磁気共鳴信号を補正する。
第1の実施形態に係るMRIシステムを示すブロック図。 第1の実施形態に係る受信コイルユニットを示すブロック図。 クロック受信回路で受信したクロック波形の一例を示す図。 ACカップリングが行われた後のクロック波形の一例を示す図。 第2クロック生成回路の詳細を示すブロック図。 磁気共鳴イメージングシステムのデータ収集動作を示すフローチャート。 周波数が異なる場合のクロック波形の一例を示す図。 図7に示す各クロック波形の時間位相特性を示す図。 ずれ情報生成回路によるカウント処理の一例を示す図。 クロック波形の山の数のカウント方法の第1例を示す図。 クロック波形の山の数のカウント方法の第2例を示す図。 クロック波形の山の数のカウント方法の第3例を示す図。 クロック波形の山の数のカウント方法の第4例を示す図。 デジタル第3クロック波形の位相特性の一例を示す図。 第3クロックの観測開始から終了までのサンプリング点に関する位相特性を示す図。 ずれ情報生成回路における位相ずれの算出方法を示す図。 ずれ情報生成回路における周波数ずれの算出方法を示す図。 ずれ補正回路における補正処理を説明する図。 ずれ情報の第1更新例を示す図。 ずれ情報の第2更新例を示す図。 ずれ情報の第3更新例を示す図。 第2クロック信号の第1調整例を示す図。 第2クロック信号の第2調整例を示す図。 第2の実施形態に係る受信コイルユニットを示すブロック図。 第3の実施形態に係るMRIシステムを示すブロック図。 第3の実施形態に係る受信コイルユニットを示すブロック図。
以下、添付図面を用いて、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング(Magnetic resonance imaging:以下、MRIと呼ぶ)システムを詳細に説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
図1を用いて、第1の実施形態に係るMRIシステムの構成について説明する。
同図に示すように、第1の実施形態に係るMRIシステム1は、MRI装置10と受信コイルユニット20とを含む。
MRI装置10は、静磁場磁石101と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源105と、寝台107と、寝台制御回路109と、送信コイル113(第1送信部)と、送信回路115と、MR信号受信回路119と、シーケンス制御回路121と、クロック送信回路122(第2送信部)と、バス123と、インタフェース回路125と、ディスプレイ127と、記憶装置129と、処理回路131とを備える。なお、MRI装置10は、静磁場磁石101と傾斜磁場コイル103との間において中空の円筒形状のシムコイルを有していてもよい。
静磁場磁石101は、中空の円筒、形状に形成された磁石であり、内部の空間に一様な静磁場(B)を発生する。この静磁場磁石101としては、例えば、超伝導磁石等が使用される。
傾斜磁場コイル103は、中空の円筒形状に形成されたコイルであり、静磁場磁石101の内側に配置される。傾斜磁場コイル103は、互いに直交するX、Y、Zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成される。Z軸方向は、静磁場と同じ方向であるとする。また、Y軸方向は、鉛直方向とし、X軸方向は、Z軸及びY軸に垂直な方向とする。傾斜磁場コイル103における3つのコイルは、傾斜磁場電源105から個別に電流供給を受けて、X、Y、Zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生させる。
ここで、傾斜磁場コイル103によって発生するX、Y、Z各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場、位相エンコード用傾斜磁場及び周波数エンコード用傾斜磁場(リードアウト傾斜磁場ともいう)にそれぞれ対応している。スライス選択用傾斜磁場は、任意に撮像断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じて磁気共鳴(Magnetic resonance:以下、MRと呼ぶ)信号の位相を変化させるために利用される。周波数エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じてMR信号の周波数を変化させるために利用される。
傾斜磁場電源105は、シーケンス制御回路121の制御により、傾斜磁場コイル103に電流を供給する電源装置である。
寝台107は、被検体Qが載置される天板1071を備えた装置である。寝台107は、寝台制御回路109による制御のもと、被検体Qが載置された天板1071を、ボア111内へ挿入する。通常、寝台107は、長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように、本MRI装置10が設置された検査室内に設置される。
寝台制御回路109は、寝台107を制御する回路であり、例えばプロセッサにより実現される。寝台制御回路109は、インタフェース回路125を介した操作者の指示により寝台107を駆動し、天板1071を長手方向及び上下方向へ移動する。
送信コイル113は、傾斜磁場コイル103の内側に配置されたRF(Radio Frequency)コイルである。送信コイル113は、送信回路115から高周波パルス(RFパルス)の供給を受けて、高周波磁場に相当する送信RF波を発生する。送信コイル113は、例えば、全身用コイル(whole body coil:WBコイル)である。WBコイルは、送受信コイルとして使用されてもよい。WBコイルと傾斜磁場コイル103との間には、これらのコイルを磁気的に分離するための円筒状のRFシールドが設置される。
送信回路115は、シーケンス制御回路121の制御により、ラーモア周波数で変調された高周波パルスを送信コイル113に供給する。
MR信号受信回路119は、シーケンス制御回路121の制御により、受信コイルユニット20から出力された高周波磁場によって被検体Qから放射されるMR信号に基づいて、デジタル化された複素数データである磁気共鳴データ(以下、MRデータと呼ぶ)を生成する。具体的には、MR信号受信回路119は、受信コイルユニット20から出力されたMR信号に対して、前置増幅、中間周波変換、位相検波、低周波増幅、フィルタリング等の各種信号処理を施した後、各種信号処理が施されたデータに対してアナログ/デジタル(A/D(Analog to Digital))変換を実行する。MR信号受信回路119は、AD変換されたデータに対して標本化(サンプリング)を実行する。これにより、MR信号受信回路119は、MRデータを生成する。MR信号受信回路119は、生成したMRデータを、シーケンス制御回路121に出力する。MR信号受信回路119により生成されたMRデータは、生データとも呼ばれる。
シーケンス制御回路121は、処理回路131から出力されたパルスシーケンス情報に従って、傾斜磁場電源105、送信回路115及びMR信号受信回路119を制御し、被検体Qに対する撮像を行う。パルスシーケンス情報には、傾斜磁場電源105により傾斜磁場コイル103に供給される電流の大きさ、傾斜磁場電源105により電流が傾斜磁場コイル103に供給されるタイミング、送信回路115により送信コイル113に供給されるRFパルスの大きさや時間幅、送信回路115により送信コイル113にRFパルスが供給されるタイミング、MR信号受信回路119によりMR信号が受信されるタイミング等が定義されている。傾斜磁場電源105により傾斜磁場コイル103に供給される電流の大きさは、パルスシーケンスに応じた傾斜磁場の波形に対応する。
シーケンス制御回路121は、第1クロック生成機能1211(第1クロック生成部)を含む。シーケンス制御回路121は、第1クロック生成機能1211を実行することで、上述したRFパルスが供給されるタイミング、及びMR信号が受信されるタイミングなどに関するクロック信号(第1クロック信号)を生成する。
クロック送信回路122は、シーケンス制御回路121から出力された第1クロック信号を受信コイルユニット20に無線送信する。第1クロック信号を送信する際は、第1クロック信号を搬送波に重畳し、このとき振幅変調または周波数変調の少なくとも一方の変調方式を用いる。振幅変調または周波数変調は同期検波を用いずに復調可能であるため、同期検波を行うことにより発生する位相ずれの影響を最小限に抑えることができる。
バス123は、インタフェース回路125と、ディスプレイ127と、記憶装置129と、処理回路131との間でデータが伝送する伝送路である。バス123には、ネットワーク等を介して、各種生体信号計測器、外部記憶装置などが適宜接続されてもよい。
インタフェース回路125は、操作者からの各種指示や情報入力を受け付ける回路である。インタフェース回路125は、例えば、マウス等のポインティングデバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスに関する回路である。なお、インタフェース回路125は、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品に関する回路に限定されない。例えば、本MRI装置10とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、受け取った電気信号を種々の回路へ出力するような電気信号の処理回路もインタフェース回路125の例に含まれる。
ディスプレイ127は、処理回路131におけるシステム制御機能1311による制御のもとで、画像生成機能1315により再構成されたMR画像等の各種の情報を表示する。ディスプレイ127は、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイ、モニタ等の表示デバイスである。
記憶装置129は、データ配列機能1313を介してk空間に配列されたMRデータ、画像生成機能1315により生成された画像データ等を記憶する。記憶装置129は、各種撮像プロトコル、撮像プロトコルを規定する複数の撮像パラメータを含む撮像条件等を記憶する。記憶装置129は、処理回路131で実行される各種機能に対応するプログラムを記憶する。記憶装置129は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスクドライブ(hard disk drive)、ソリッドステートドライブ(solid state drive)、光ディスク等である。また、記憶装置129は、CD−ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であってもよい。
処理回路131は、ハードウェア資源として図示していないプロセッサ、ROMやRAM等のメモリ等を有し、本MRI装置10を総括的に制御する。処理回路131は、システム制御機能1311、データ配列機能1313及び画像生成機能1315を有する。システム制御機能1311、データ配列機能1313及び画像生成機能1315にて行われる各種機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶装置129へ記憶されている。処理回路131は、これら各種機能に対応するプログラムを記憶装置129から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路131は、図1の処理回路131内に示された各機能を有することになる。
なお、図1においては単一の処理回路131にてこれら各種機能が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路131を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。換言すると、上述のそれぞれの機能がプログラムとして構成され、1つの処理回路が各プログラムを実行する場合であってもよいし、特定の機能が専用の独立したプログラム実行回路に実装される場合であってもよい。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。
プロセッサは記憶装置129に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶装置129にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、寝台制御回路109、送信回路115、MR信号受信回路119、シーケンス制御回路121等も同様に、上記プロセッサなどの電子回路により構成される。
処理回路131は、システム制御機能1311により、MRI装置10を統括的に制御する。具体的には、処理回路131は、記憶装置129に記憶されているシステム制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開されたシステム制御プログラムに従って本MRI装置10の各回路を制御する。
次に、受信コイルユニット20について図2のブロック図を参照して説明する。
受信コイルユニット20は、第2クロック生成回路201と、受信コイル203と、第1アナログデジタル変換(ADC)回路205(第1サンプリング部)と、アンテナ207と、クロック受信回路209(受信部)と、フェイズロックループ(PLL:Phase Locked Loop)回路211(PLL部)と、第2ADC回路213(第2サンプリング部)と、ずれ情報生成回路215(ずれ情報生成部)と、ずれ補正回路217(ずれ補正部)と、MR信号送信回路219(磁気共鳴信号送信部)と、アンテナ221とを含む。
第2クロック生成回路201は、受信コイルユニット20において独立した第2クロック信号を生成する。第2クロック生成回路201の詳細については、図5を参照して後述する。
受信コイル203は、傾斜磁場コイル103の内側に配置されたRFコイルである。ここでは、被検体Qの撮像対象に対応し、腹部コイルのような局所的な受信RFコイルを想定する。被検体Qからアナログ信号であるアナログMR信号を受信する。
第1ADC回路205は、受信コイル203からアナログMR信号を、第2クロック生成回路201から第2クロック信号を受け取る。第1ADC回路205は、第2クロック信号に基づいてアナログMR信号をサンプリングし、デジタル信号であるデジタルMR信号を生成する。
クロック受信回路209は、アンテナ207を介して、MRI装置10側のクロック送信回路122から無線送信された第1クロック信号を受信する。クロック受信回路209は、振幅変調または周波数変調の少なくとも一方の変調を復調し、第3クロック信号を生成する。これは、第1クロック信号が無線送信される場合、無線伝搬路の影響により必ずしも第1クロック信号を完全に再現して復調できるとは限らないためである。よって、本実施形態では、クロック受信回路209で受信し復調した信号をアナログ信号であるアナログ第3クロック信号として定義する。
PLL回路211は、クロック受信回路209からアナログ第3クロック信号を受け取り、第3クロック信号の周波数の不規則な揺らぎを補正する。なお、PLLの動作については、一般的なPLLに関する動作であればよいため、ここでの説明は省略する。
第2ADC回路213は、PLL回路211から補正されたアナログ第3クロック信号を、第2クロック生成回路201から第2クロック信号をそれぞれ受け取る。第2ADC回路213は、第2クロック信号に基づいて、アナログ第3クロック信号をサンプリングし、デジタル信号であるデジタル第3クロック信号を生成する。
ずれ情報生成回路215は、第2ADC回路213から第2クロック信号とデジタル第3クロック信号とを受け取り、第2クロック信号とデジタル第3クロック信号とに基づいて、ずれ情報を生成する。ずれ情報は、位相ずれ及び周波数ずれの情報を含む。
ずれ補正回路217は、第1ADC回路205からデジタルMR信号を、ずれ情報生成回路215からずれ情報をそれぞれ受け取る。ずれ補正回路217は、ずれ情報に基づいてデジタルMR信号を補正する。
MR信号送信回路219は、ずれ補正回路217から補正されたMR信号を受け取り、アンテナ221を介してMRI装置10本体へ補正されたMR信号を送信する。
次に、クロック受信回路209における無線通信により受信したクロック信号の復調処理の一例について、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、クロック受信回路209で受信したクロック信号の波形(クロック波形ともいう)を示す。横軸が時間を示し、縦軸が振幅を示す。
クロック受信回路209は、第1クロック信号が振幅変調されている場合、復調の際に包絡線検波処理を行ってもよい。クロック受信回路209が、受信した第1クロック信号に対して包絡線検波処理を行ってクロック波形S2を得たと仮定した場合、第1クロック信号の原クロック波形S1に対してDCオフセットが発生する。発生したDCオフセットにより、クロック波形S1の基準振幅位置P1とクロック波形S2の基準振幅位置P2とにずれが生じうる。このような場合、包絡線検波処理の後にACカップリング回路を設け、ACカップリングを行ってもよい。
ACカップリングが行われた後のクロック波形を図4に示す。
クロック波形S3は、ACカップリング後の波形である。図4に示すように、包絡線検波により本来のクロック波形S1に対して振幅が変動した場合でも、クロック波形S1の基準振幅位置P1とクロック波形S3の基準振幅位置P3との位相が揃い、位相ずれが抑えられることがわかる。
なお、第1クロック信号が周波数変調されており、当該周波数変調を復調する場合には、周波数ディスクリミネータ(図示せず)を設ければよい。周波数ディスクリミネータが、周波数変化を振幅変化に変換し、上述と同様の処理を行えばよい。
次に、受信コイルユニット20で用いられる第2クロック信号を生成する第2クロック生成回路201の詳細について図5のブロック図を参照して説明する。
第2クロック生成回路201は、第2クロック源2011及びPLL回路2012を含む。
第2クロック源2011は、例えば、発振器であり、発振信号を生成する。
PLL回路2012は、第2クロック源2011から発振信号を受け取り、発振信号を逓倍して、第2クロック信号を生成する。なお、第2クロック生成回路201は、内部に第2クロック源2011を含まずに、外部の発振器から発振信号を取得して第2クロック信号を生成してもよい。
ここで、第2クロック信号の周波数は、第1クロック信号の周波数よりも高くし、望ましくは、第2クロック信号の周波数は第1クロック信号の周波数の整数倍とする。サンプリングに用いる第2クロック信号の周波数を第1クロック信号の周波数よりも高くすることで、第1クロック信号と第2クロック信号とのずれが判別しやすくなる。また、第2クロック信号の周波数が第1クロック信号の周波数の整数倍に設定されることで、後述するクロック信号の山の数(周期の数またはピークの数ともいう)の増加とサンプリング数とを整数で扱えるため、データ処理が容易になる。
次に、第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージングシステムのデータ収集動作について図6のフローチャートを参照して説明する。
なお、本ステップの開始前にプリスキャンを行い、撮像条件を設定するものとする。例えば、インタフェース回路125を介して入力された操作者の指示に基づき、処理回路131が、記憶装置129に記憶される撮像条件を読み出して撮像条件を設定すればよい。撮像条件としては、例えば、被検体の撮像部位、撮像時間及び撮像シーケンス情報等が設定されればよい。
ステップS601では、MRI装置10のクロック送信回路122が、第1クロック信号を受信コイルユニット20に無線送信する。
ステップS602では、受信コイルユニット20のクロック受信回路209が、第1クロック信号を第3クロック信号として受信する。
ステップS603では、受信コイルユニット20の第2ADC回路213が、第3クロック信号を第2クロック信号でサンプリングする。
ステップS604では、受信コイルユニット20のずれ情報生成回路215が、第3クロック信号のサンプリング数及び第3クロック信号の山の数をカウントする。
ステップS605では、受信コイルユニット20のずれ情報生成回路215が、第3クロック信号のサンプリング数及び第3クロック信号の山の数に基づいて、ずれ情報を生成する。
ステップS606では、例えばシーケンス制御回路121が、キャリブレーション期間が終了したかどうかを判定する。終了判定は、例えば、タイマーなどにより時間を計測し、予め設定された時間が経過した場合に、キャリブレーション期間が終了したと判定すればよい。キャリブレーション期間が終了した場合は、ステップS607に進み、キャリブレーション期間が終了していない場合は、ステップS601からステップS605までの処理を継続して行う。
ステップS607では、MRI装置10の送信コイル113が、第1クロック信号に基づくRFパルスを被検体Qに照射する。
ステップS608では、受信コイルユニット20の受信コイル203が、被検体QからMR信号を受信する。
ステップS609では、受信コイルユニット20の第1ADC回路205が、MR信号を第2クロック信号でサンプリングする。
ステップS610では、受信コイルユニット20のずれ補正回路217が、ずれ情報に基づいて、サンプリングされたデジタルMR信号を第1クロック信号でサンプリングした状態に近づくように補正する。
ステップS611では、受信コイルユニット20のMR信号送信回路219が、補正されたMR信号を、MRI装置10に無線送信する。
ステップS612では、MRI装置10のMR信号受信回路119が、補正されたMR信号を受信する。なお、補正されたMR信号の先頭にフラグを立てておけば(タグ付けすれば)、MR信号の開始位置がわかるので、MR信号がMR信号送信回路219とMR信号受信回路119との間で無線通信されることによる伝搬環境の影響はない。
ステップS607からステップS612までの処理は、撮像シーケンスが終了するまで繰り返される。
次に、ずれ情報生成回路215におけるずれ情報生成処理について図7から図18を参照して説明する。
まず、本実施形態で想定するクロック信号のずれの概念について図7及び図8を参照して説明する。
図7は、周波数が異なる場合のクロック波形S4及びS5を示し、横軸は時間を示し、縦軸は振幅を示す。また、図8は、図7に示す各クロック波形の時間位相特性を示し、横軸は時間、縦軸は位相を示す。
図8に示すように、直線L1はクロック波形S4の位相特性を示し、直線L3はクロック波形S5の位相特性を示す。このように、直線L1及び直線L3は、傾きが異なっており、これはクロック波形S4及びS5の周波数が異なることを示す。また、各時間に対する直線L1と直線L3との位相ずれは、時間が経過するにつれて大きくなる。
ここで、直線L1及び直線L3について、時間tにおける位相をφ(t)、φ(t)とすると、各周波数f及びfとの関係式は、式(1)及び式(2)のように表せる。
Figure 0006933518
よって、位相ずれΔφは、式(3)のように表せる。
Figure 0006933518
つまり、図8における位相ずれは、各時間におけるL1とL3との差分を算出すればよい。一方、周波数ずれΔfは、式(4)より、L1とL3との傾きの差分を算出すればよい。
Figure 0006933518
続いて、ずれ情報生成回路215によるカウント処理の一例を図9に示す。
サンプリング点901は、第2ADC回路213でサンプリングされたデジタル第3クロック信号のサンプリング点を示す。破線で示されるクロック波形S6は、デジタル第3クロック信号に基づいて再現されるクロック波形である。
ずれ情報生成回路215は、クロック波形S6のサンプリング点901の数をカウントし、カウント値を取得する。ずれ情報生成回路215は、第3クロック信号が観測されている間、サンプリング点901のカウントを続ける。
次に、ずれ情報生成回路215は、デジタル第3クロック信号の周期の数をカウントする。クロック波形の山の数をカウントするカウント方法の第1例を図10に示す。
図10は、図9と同じクロック波形S6である。ずれ情報生成回路215は、閾値1001を設定し、クロック波形S6の振幅値が閾値1001を超えた時の立ち上がりのサンプリング点1002が1周期目であるとしてカウントする。続いて、ずれ情報生成回路215は、クロック波形S6の振幅値が一度閾値1001を下回り、再度閾値1001を超えた立ち上がりのサンプリング点1003が次の周期であるとしてカウントする。つまり、クロック波形S6の山の立ち上がりの数をカウントすることにより、クロック波形S6の山の数をカウントする。このような処理を、第3クロック信号の観測が終了するまで継続する。
次に、クロック波形の山の数に関するカウント方法の第2例を図11に示す。
図10に示すカウント方法の場合、第3クロック信号のノイズレベルによっては閾値の誤判定が生じる場合がある。このような場合には、図11に示すように、閾値に対してデジタル的なヒステリシスコンパレータ(VTH及びVTL)を設けてもよい。クロック波形S6における立ち上がりのサンプリング点がVTHの値を超えた場合、クロック波形S6の山であるとしてカウントすればよい。これにより、雑音による閾値判定での誤判定を抑制することができる。
次に、クロック波形の山の数に関するカウント方法の第3例を図12に示す。
図12に示すように、クロック波形S7の振幅値に対して複数の閾値1201を設け、振幅値のレベル情報を取得し、2つのサンプリング点を線形補間することにより、直線1202を得る。直線1202と閾値1001との交点を山の立ち上がりとして判定し、クロック波形S6の山の数をカウントしてもよい。
次に、クロック波形の山の数に関するカウント方法の第4例を図13に示す。
第4例では、第3クロック信号の観測開始から所定期間1301、及び第3クロック信号の観測終了前の所定期間1302は、複数の閾値1201を用いた第3例のカウント方法を用いる。一方、所定期間1301及び所定期間1302以外の期間、すなわち第3例のカウント方法を用いない期間は、1つの閾値を用いた第1例のカウント方法を用いるなど、他の任意のカウント方法を用いればよい。
なお、第2例のカウント方法と第3例のカウント方法とを組み合わせて山の数をカウントしてもよい。
次に、第3クロック信号のクロック波形の山の数とサンプリング点の数とに基づく位相特性を図14及び図15を参照して説明する。
図14は、デジタル第3クロック波形の位相特性を示す。本実施形態では、クロック波形の立ち上がりで山の数をカウントするため、次の山がカウントされるまでは同じ1周期内のサンプリング点を示す。すなわち、図9から図13の例では、1周期において7個のサンプリング点901が存在するので、図14に示すように、7つの点が1周期を表す階段状の位相特性のグラフとなる。
なお、第3クロックの計測は、ある程度長期間の観測を想定しているため、第3クロックの観測開始から終了までのサンプリング点に関する位相特性は、図15に示すグラフとなる。第3クロック信号の計測値1501は、巨視的に観ることができ、時間に対して右肩上がりに比例するほぼ直線とみなすことができる。よって、長期間の観測により、第3クロック信号の不規則揺らぎの影響を抑制することができる。
次に、ずれ情報生成回路215における位相ずれの算出方法について図16の例に説明する。
図16は、図15のグラフに加え、第2クロック信号の位相特性を合わせてプロットしたグラフである。
ずれ情報生成回路215は、第3クロック信号の計測値1501に対して線形近似を行うことにより、第1クロック信号の位相特性の推定値1601を得ることができる。また、第2クロック信号の位相特性として、図5に示す第2クロック源2011の計測値1602がプロットされる。第2クロック信号は受信コイルユニット20において生成されるため、第2クロック信号の計測値1602は、推定値ではなく真値を得ることができる。
つまり、ずれ情報生成回路215は、第1クロック信号と第2クロック信号との位相ずれL5を、ある時刻における第1クロック信号の推定値1601と第2クロック信号の計測値1602との差分を式(3)により計算すればよい。
次に、ずれ情報生成回路215における周波数ずれの算出方法を図17に示す。
ずれ情報生成回路215は、第1クロック信号と第2クロック信号との周波数ずれを、第1クロック信号の推定値1601の傾きと第2クロック信号の計測値1602の傾きとの差分を式(4)を用いて計算すればよい。
第1クロック信号の推定値1601の傾きを算出する際は、周波数揺らぎの影響を小さくするため、第3クロック信号の観測を開始した点と、観測を終了した点とのデータから傾きを計算するのが望ましい。なお、第3クロック信号の観測を終了した点としては、山の立ち上がり、すなわち第2クロック信号の山の数がカウントされるタイミングとすればよい。
また、ずれ情報生成回路215が第1クロックの位相の推定値を求める場合、図9から図13において説明したカウント方法を用いてもよい。すなわち、観測時間Tでカウントした第3クロックの山の数をmとすると、第3クロック信号の周期は、t/mで近似できる。従って、時間tにおける第3クロック信号の推定位相φ(t)と周波数fとの関係式は、式(5)のようになる。
Figure 0006933518
なお、計算処理の簡易化を行わずに、図12に示すような複数の閾値1201を用いて位相を推定するとより正確に位相が推定できるので、ずれ情報生成回路215は、推定した位相を用いて位相ずれを計算してもよい。
次に、ずれ補正回路217における補正処理について図18を参照して説明する。
MR信号は、システム側の第1クロック信号とは独立した第2クロック信号を用いて受信コイルユニットにおいてサンプリングするため、無線伝搬路の影響によりクロック信号が不規則に揺らぐことは想定されない。
よって、ずれ補正回路217は、ずれ情報に基づいて、第1クロック信号の推定値の位相に合わせるように、第2クロック信号によりサンプリングしたデジタルMR信号1801に対して、複素数ejΔθを乗算し、補正後のMR信号1802を算出する。
(第1の変形例)
上述したずれ情報は、本測定前のキャリブレーション期間で観測した第3クロック信号に基づいて生成することを想定するが、これに限らず、キャリブレーション期間経過後の本測定期間においても、第3クロック信号の観測を継続してもよい。本測定期間中の第3クロック信号を用いることで、ずれ情報生成回路215は、より本測定期間中の伝搬環境の影響を反映したずれ情報を生成することができる。
ずれ情報の第1更新例について図19に示す。
図19は、位相特性のグラフであり、第1クロック信号の推定値1901の始点は固定され、終点が本測定中のサンプリング値に基づいて更新される例である。すなわち、ずれ情報生成回路215は、キャリブレーション期間では、始点と終点1902とを結ぶ直線の傾きに基づいてずれ情報を算出する。本測定期間において、ずれ情報生成回路215は、新たに取得したサンプリング値を第1クロックの推定値1901の終点1903として更新する。その後、ずれ情報生成回路215は、始点と終点1903とを結ぶ直線の傾きに基づいて、ずれ情報を更新すればよい。
終点を更新するか否かは、例えば、ずれ情報生成回路215が、キャリブレーション期間における第1クロック信号の推定値1901の傾きと、本測定期間における第1クロック信号の推定値1901の傾きとの差分を算出する。ずれ情報生成回路215は、差分が閾値以上であれば、キャリブレーション期間における推定値の誤差が大きいと判定し、終点を更新すればよい。また、本測定において所定時間ごとのサンプリング点を終点として順次傾きを更新もよい。このようにすることで、実線で示す第1クロックの真値により近くなるような推定、すなわち推定精度を高めることができる。
次に、ずれ情報の第2更新例について図20に示す。
図19では、第1クロック信号の推定値1901の終点を更新したが、図20では、終点はあるサンプリング点で固定され、第1クロック信号の推定値1901の始点2001が更新される例である。ずれ情報生成回路215は、始点2001から一定期間経過後のサンプリング点を始点2002として更新すればよい。なお、始点を更新するか否かは、終点の更新と同様の処理を行えばよい。第2例の手法によっても、適切に第1クロック信号の推定値1901の推定精度を高めることができる。
次に、ずれ情報の第3更新例について図21に示す。
図21の例では、ずれ情報生成回路215は、第3クロック信号の始点及び終点の両方を更新する。第3例の手法によっても、適切に第1クロック信号の推定値1901の推定精度を高めることができる。
なお、第1クロックの推定値を更新することに限らず、第2クロック信号の周波数を第1クロックの推定値にあわせて調整してもよい。第2クロック信号の第1調整例を図22に示す。
図22は、第1クロック信号の推定値1901及び破線で表す第1クロックの真値に加え、第2クロック信号2201及び破線で表す第2クロックの初期値(所定値)を示す。
ずれ補正回路217は、ずれ情報に基づいて、第2クロック信号の周波数及び位相を第1クロック信号の推定値1901に合わせるための補正情報を生成し、第2クロック生成回路201に送る。第2クロック生成回路201は、受け取った補正情報に基づいて、第2クロック信号の周波数及び位相を変更し、新たな第2クロック信号2201を生成すればよい。
図22の例では、第2クロック生成回路201が、キャリブレーション期間における第1クロックの推定値1901の位相に合わせて、本測定における第2クロック信号の周波数を増加させればよい。
次に、第2クロック信号を調整する第2例を図23に示す。
図23に示すように、第1クロック信号の推定値が更新されるたびに、更新された推定値に合わせて第2クロック信号の周波数及び位相が変更されてもよい。
具体的には、本測定期間の初期段階は、第1クロック信号の推定値1901に合わせて周波数を変更した(周波数を高くした)第2クロック信号2201を用いる。その後、本測定期間中に第1クロック信号の推定値が更新され、新たな推定値2301が生成された場合、ずれ情報生成回路215が補正情報を生成する。第2クロック生成回路201が、新たな推定値2301の補正情報に基づいて、第2クロック信号2201の周波数を変更し(周波数を低くし)、新たな第2クロック信号2302を生成すればよい。
なお、図22及び図23に示す第2クロック信号を調整する場合は、第1クロック信号の推定値とのずれが補正された第2クロック信号でMR信号をサンプリングするため、既にずれ補正処理がなされたこととなる。よって、ずれ補正回路217では、ずれ補正処理を行わず、MR信号送信回路219からMRI装置10にサンプリングされたMR信号を送信すればよい。
以上に示した第1の実施形態によれば、MRI装置10からRFパルスの照射に用いる第1クロックを受信コイルユニット20に送信する。受信コイルユニット20は、無線送信された第1クロック信号と、第1クロック信号よりも高い周波数である第2クロック信号とを用いてずれ情報を生成し、ずれ情報に基づいてMR信号を補正する。こうすることによって、無線通信の伝搬路の影響を受けることなく、高精度にクロックの同期を取ることができる。結果として、第1クロック信号を用いたRFパルスと当該RFパルスにより生じたMR信号との対応付けを行うことができるため、MRI装置が高精細MR画像を生成することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、複数のチャネルにそれぞれ対応する複数の受信コイルが存在する場合を想定する。
第2の実施形態に係る受信コイルユニット20について図24のブロック図を参照して説明する。
図24に示す受信コイルユニット20は、複数の受信コイル203、複数の第1ADC回路205及び複数のずれ補正回路217と、デジタル多重回路223を含むほかは、図2と同様であるので説明を省略する。
受信コイル203−1、第1ADC回路205−1及びずれ補正回路217−1が第1受信チャネルに対応付けられ、受信コイル203−2、第1ADC回路205−2及びずれ補正回路217−2が第2受信チャネルに対応付けられる。すなわち、N(Nは3以上の自然数)番目まで受信コイル203−Nに対して、第1ADC回路205−N及びずれ補正回路217−Nが第N受信チャネルに対応付けられる。
デジタル多重回路223は、各ずれ補正回路217から、サンプリングされたデジタルMR信号を受け取る。デジタル多重回路223は、複数のサンプリングされたデジタルMR信号を加算して、多重化信号を生成する。なお、多重化信号を生成する際は、各受信コイル(受信チャネル)のMR信号が区別できればよい。なお、複数の受信チャネルで得られたMR信号の多重化処理については、一般的な処理をおこなえばよい。
MR信号送信回路219は、多重化信号をMRI装置10に向けて無線送信する。
なお、MRI装置10では、多重化信号を受信チャネルごとの信号に分離する。分離処理についても一般的な処理を用いればよい。
以上に示した第2の実施形態によれば、複数の受信コイルが存在する場合でも第1の実施形態と同様に、ずれ補正回路により、第1クロック信号と第2クロック信号とのずれを高精度に補正することができる。よって、無線通信の伝搬路の影響を受けることなく、高精度のクロック同期を取ることができる。
(第3の実施形態)
上述の実施形態では、受信コイルユニット20側で第1クロック信号と第2クロック信号とのずれを補正したが、MRI装置10側でずれを補正してもよい。
第3の実施形態に係るMRIシステム1について図25及び図26のブロック図を参照して説明する。
図25に示すMRI装置10は、クロック受信回路209、PLL回路211、第2ADC回路213、ずれ情報生成回路215及びずれ補正回路217、並びにシーケンス制御回路121にPLL機能1213が含まれるほかは、図1と同様である。
また、図26に示す受信コイルユニット20は、図2に示す受信コイルユニット20から、クロック受信回路209、PLL回路211、第2ADC回路213、ずれ情報生成回路215及びずれ補正回路217を除き、新たにクロック送信回路122を含むほかは、図2と同様である。
受信コイルユニット20では、クロック送信回路122が、第2クロック信号をMRI装置10に送信する。
MR信号送信回路219が、第1ADC回路205からデジタルMR信号を受け取る。MR信号送信回路219が、デジタルMR信号をMRI装置10に送信する。
一方、MRI装置10では、シーケンス制御回路121のPLL機能1213が、第1クロック信号に基づいて第1クロック信号を逓倍することで、第2クロック信号の周波数よりも周波数が高い第5クロック信号を生成する。第5クロック信号は、望ましくは第2クロック信号の整数倍とする。
クロック受信回路209が、受信コイルユニット1170側のクロック送信回路122から無線送信された第2クロック信号を受信し、アナログ第4クロック信号を生成する。アナログ第4クロック信号は、第2クロック信号が無線送信されたときに受ける無線伝搬路の影響を含む信号であり、アナログ第3クロック信号と同様である。
PLL回路211は、受信コイルユニット20に含まれる場合と同様の処理を行い、ここでは、アナログ第4クロック信号の周波数の揺らぎを補正する。
第2ADC回路213は、受信コイルユニット20に含まれる場合と同様の処理を行い、PLL回路211から補正されたアナログ第4クロック信号を、シーケンス制御回路121のPLL機能1213から第5クロック信号をそれぞれ受け取る。第2ADC回路213は、第5クロック信号に基づいて、アナログ第4クロック信号をサンプリングし、デジタル信号であるデジタル第4クロック信号を生成する。
ずれ情報生成回路215は、受信コイルユニット20に含まれる場合と同様の処理を行い、第2ADC回路213から第5クロック信号とデジタル第4クロック信号とを受け取り、第5クロック信号とデジタル第4クロック信号とに基づいて、ずれ情報を生成する。
第5クロック信号は、上述のようにRFパルスの生成に用いられる第1クロック信号を逓倍されることで生成されるので、第5クロック信号は第1クロック信号と同期している。よって、結果的にMRI装置10側の第1クロック信号と受信コイルユニット20側の第2クロック信号とのずれに関するずれ情報を生成することができる。
ずれ補正回路217は、受信コイルユニット20に含まれる場合と同様の処理を行い、MR信号受信回路119からMRデータを、ずれ情報生成回路215からずれ情報をそれぞれ受け取る。ずれ補正回路217は、ずれ情報に基づいてMRデータを補正する。
以上に示した第3の実施形態によれば、上述の実施形態と同様に高精度のクロックの同期を取ることができるのに加え、受信コイルユニットの構成を簡易化することもできる。
上述した実施形態の中で説明した処理回路131の各機能及び受信コイルユニット20の各回路は、ソフトウェアであるプログラムに基づいて実行されることが可能である。処理回路131の各機能及び受信コイルユニット20の各回路は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD±R、DVD±RW等)、半導体メモリ、又はこれに類する記録媒体に記録される。コンピュータ又は組み込みシステムが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。このとき、コンピュータは、この記録媒体からプログラムを読み込み、このプログラムに基づいてプログラムに記述されている指示をCPUで実行させれば、上述した処理回路131の各機能及び受信コイルユニット20の各回路を実現することができる。また、記憶媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LAN(Local Area Network)やインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。また、記憶媒体は1つに限られず、複数の媒体から、処理回路131の各機能及び受信コイルユニット20の各回路が実行される場合も、実施形態における記憶媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・磁気共鳴イメージング(MRI)システム、10・・・MRI装置、20・・・受信コイルユニット、101・・・静磁場磁石、103・・・傾斜磁場コイル、105・・・傾斜磁場電源、107・・・寝台、109・・・寝台制御回路、111・・・ボア、113・・・送信コイル、115・・・送信回路、117・・・受信コイル、119・・・MR信号受信回路、121・・・シーケンス制御回路、122・・・クロック送信回路、123・・・バス、125・・・インタフェース回路、127・・・ディスプレイ、129・・・記憶装置、131・・・処理回路、1311・・・システム制御機能、1313・・・データ配列機能、1315・・・画像生成機能、201・・・第2クロック生成回路、203・・・受信コイル、205・・・第1アナログデジタル変換(ADC)回路、207、221・・・アンテナ、209・・・クロック受信回路、211・・・PLL(Phase Locked Loop)回路、213・・・第2ADC回路、215・・・ずれ情報生成回路、217・・・ずれ補正回路、219・・・MR信号送信回路、223・・・デジタル多重回路、901,902,1003・・・サンプリング点、1001,1201・・・閾値、1071・・・天板、1202・・・直線、1211・・・第1クロック生成機能、1301,1302・・・所定期間、1601,1901,2301・・・推定値、1501,1602・・・計測値、1801・・・デジタルMR信号、1802・・・補正後のMR信号、1902,1903・・・終点、2001,2202・・・始点、2011・・・第2クロック源、2012・・・PLL回路、2201,2302・・・第2クロック信号。

Claims (12)

  1. 磁気共鳴イメージング装置及び受信コイルユニットを含む磁気共鳴イメージングシステムであって、
    前記磁気共鳴イメージング装置は、
    第1クロック信号を生成する第1クロック生成部と、
    前記第1クロック信号に基づきRFパルスを送信する第1送信部と、を具備し、
    前記受信コイルユニットは、
    前記RFパルスに基づく磁気共鳴信号を受信する受信コイルと、
    第2クロック信号を用いて前記磁気共鳴信号をサンプリングする第1サンプリング部と、を具備し、
    前記磁気共鳴イメージング装置及び前記受信コイルユニットのどちらか一方は、
    キャリブレーション期間に前記第1クロック信号と前記第2クロック信号との差分に関するずれ情報を生成するずれ情報生成部と、
    前記ずれ情報を用いて、サンプリングされた前記磁気共鳴信号を補正するずれ補正部と、をさらに具備する、磁気共鳴イメージングシステム。
  2. 前記受信コイルユニットは、
    無線送信された前記第1クロック信号を第3クロック信号として受信する受信部をさらに具備し、
    前記ずれ情報生成部は、前記第3クロック信号と前記第2クロック信号とを比較することにより前記ずれ情報を生成する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  3. 前記受信コイルユニットは、
    前記第3クロック信号を前記第2クロック信号でサンプリングする第2サンプリング部をさらに具備し、
    ずれ情報生成部は、サンプリングされた第3クロック信号を用いて前記ずれ情報を生成する、請求項2に記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  4. 前記ずれ情報生成部は、前記第3クロック信号の周期の数に基づく位相特性を算出し、当該位相特性における任意の2点を結ぶ直線の傾きから前記第1クロック信号と前記第2クロック信号との周波数ずれを前記ずれ情報として算出する、請求項2または請求項3に記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  5. 前記ずれ情報生成部は、前記位相特性に関し前記任意の2点の少なくとも一方を変更して得られる新たな直線の傾きに基づいて、前記ずれ情報を更新する、請求項4に記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  6. 前記受信コイルユニットは、
    前記第3クロック信号の揺らぎを補正するPLL(Phase Locked Loop)部をさらに具備する、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  7. 前記第2クロック信号の周波数は、前記第1クロック信号の周波数よりも高い、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  8. 前記第2クロック信号の周波数は、前記第1クロック信号の周波数の整数倍である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  9. 前記磁気共鳴イメージング装置は、
    振幅変調または周波数変調の少なくとも一方の変調方式を用いて前記第1クロック信号を送信する第2送信部をさらに具備する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  10. 前記ずれ補正部は、サンプリングされた前記磁気共鳴信号に対し、前記ずれ情報に基づく周波数ずれまたは位相ずれに応じた複素数を乗算する、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  11. 前記受信コイルユニットは、複数の受信コイルを含み、
    前記第1サンプリング部は、前記第2クロック信号を用いて前記複数の受信コイルで受信した各磁気共鳴信号をサンプリングし、
    前記ずれ補正部は、前記ずれ情報を用いてサンプリングされた各磁気共鳴信号を補正する、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージングシステム。
  12. 無線送信された第1クロック信号を第3クロック信号として受信する受信部と、
    RFパルスに基づく磁気共鳴信号を受信する受信コイルと、
    前記第1クロック信号の周波数よりも高い周波数を有する第2クロック信号を用いて前記磁気共鳴信号をサンプリングするサンプリング部と、
    キャリブレーション期間に前記第3クロック信号と前記第2クロック信号とを比較することにより、前記第1クロック信号と当該第2クロック信号との差分に関するずれ情報を生成するずれ情報生成部と、
    前記ずれ情報を用いて、サンプリングされた前記磁気共鳴信号を補正するずれ補正部と、
    補正された前記磁気共鳴信号を無線送信する磁気共鳴信号送信部と、を具備する受信コイルユニット。
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