JP2010114843A - 送波器とその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】数kHz以下の低周波帯において小型軽量で音響放射効率に優れ、−6dB比帯域幅が40%以上の広帯域特性を有し、かつ、水平方向距離探知能力の高い水中音響送波器を提供する。
【解決手段】2種類の屈曲型送波器10、20の共振周波数をf、fと異ならせ、それぞれを鉛直中心軸方向に積層した構成を一つのブロックとし、それと同等のブロックを、共振周波数の高い第2の屈曲型送波器20が配される側が対称軸側となるように、鉛直方向鏡面対称に積層した構造の送波器1であって、かつ、それぞれの振動モードも隣接する周波数同士の屈曲型送波器が互いに逆相となるように駆動させる。これにより、差動接続型多重モードフィルタとして機能させることで広帯域化を実現し、さらには水平方向の音圧分布(指向性)を伸長できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、送波器とその駆動方法に関し、特に遠距離ソーナー、海洋資源探査等に用いて好適とされる、小型軽量で、低周波にて広帯域で音波を発信し、かつ水平距離探知能力の高い送波器とその駆動方法に関するものである。
例えば、遠距離ソーナーや海洋資源探査用ソーナーには、超音波やこれよりも周波数の低い音波が用いられる。これらの用途には、水中での伝搬損失が小さく、到達距離の長い数kHz程度の周波数の音波が適しており、特にこうした周波数の音波を送波することのできる送波器が用いられている。これらの送波器には、所望の周波数の音波を高出力で発信できることが要求され、かつその使用状況に応じて、小型であることも要求される。しかしながら、送波される音波のエネルギーは周波数が低いと小さくなる。また、一般に送波器を小型化すれば、共振周波数は高くなる。このため、低周波の音波を小型の送波器で、かつ高出力で発信させることは困難である。低周波で高出力とするためには、特に振動における変位量(振幅)を大きくすることが必要となる。
一方、こうした送波器が発する周波数は一定ではなく、可変であることが好ましい。このため、発信できる音波の周波数帯域が広いことも要求される。
これらの要求を満たす送波器として、例えば特許文献1、2に記載された、圧電磁器(圧電セラミック)を用いた送波器がある。これらは、圧電磁器の圧電特性、すなわち、電圧印加による微小変形によって発生する微小変位を利用している。これらにおいては、特にこの圧電磁器の微小変位を増幅して、最終的に得られる変位量を大きくした構造がとられていた。
特許文献1には、図9に示される構造の屈曲円板型送波器が記載されている。この送波器6は、1対の金属ディスク61中に形成された窪み部分にそれぞれ圧電磁器でできたアクティブ円板体62がはめ込まれた構造を有している。これらの金属ディスク61がヤング率の低い金属リング63を介して貼り合わされ、金属ディスク61の外周部近くでボルト64により結合されている。そして、その外形廻りは、保護板65を介してウレタン樹脂66によりモールドされて保護されている。この構造によれば、圧電体であるアクティブ円板体62本来の変位量が、これが組み込まれた金属ディスク61の撓みとなって増幅され、大きな変位量を得ることができる。
特許文献2には、同様の構造において、金属ディスクの外周部に特に高強度のリング構造を介して金属ディスクを固定した構造が記載されている。この構造においても、やはり同様に大きな変位量を得ることができる。
これらの構造により、アクティブ円板体(圧電磁器)本来の変位量を増幅し、大きな変位量を得ることによって、低周波でも高出力の音波を発信する送波器を得ることができる。
一方、こうした圧電振動子(圧電磁器)はその共振特性のために、Q値が一般に非常に高く、圧電振動子自身の発信周波数帯域幅は非常に狭い。これに対応して圧電磁器を用いて広い周波数帯域を得るものとして、特許文献3には、複数の円筒型圧電振動子をその中心軸をそろえて積層した構造において、それぞれの振動子に印加する電圧の位相および振幅を制御して広帯域化を図った超音波トランスジューサが開示されている。この超音波トランスジューサは、特に空中における超音波距離計あるいは障害物探査用のトランスジューサとして好適であった。
特開平5−219588号公報 特開平5−344582号公報 特開平10−243498号公報
上記の特許文献1および特許文献2に記載された送波器は高出力ではあるものの、小型化した場合には、音波の放射面も小さくなるために音響負荷が小さくなり、その周波数帯域幅は小さくなる。従って、発信できる音波の周波数帯域は狭くなり、例えば、その比帯域幅(帯域幅/中心周波数)は高々10〜20%程度である。
逆に、特許文献3に記載の送波器(超音波トランスジューサ)の帯域幅はこれに対して充分広く、大気中での超音波発信に対しては充分な性能である。しかしながら、大気よりも音響特性インピーダンスが高い場合、特に水中での使用においては、充分な高出力を得ることは不可能であった。
従って、広帯域の周波数の音波を高出力で発信する、小型の送波器を得ることは困難であった。
本発明の課題は、従来技術の上記問題点を解決することであって、その目的は、小型でかつ広帯域の周波数の音波を高出力で発信することのできる送波器を提供できるようにすることである。
上記の目的を達成するため、本発明によれば、中心軸を有し、異なる共振周波数をもつ複数の屈曲型送波器が、共振周波数の高低順に前記中心軸方向に略一定間隔で積層されてなる第1の送波器ブロックと、前記第1の送波器ブロックと同等の構成を有し前記第1の送波器ブロックと前記中心軸方向に鏡面対称となるように配置された第2の送波器ブロックとからなる送波器であって、前記屈曲型送波器は、第1の金属ディスク板に電圧が印加されることによって変位を生じる第1のアクティブ板が固着されてなる第1の振動板と、第2の金属ディスク板に電圧が印加されることによって変位を生じる第2のアクティブ板が固着されてなる第2の振動板と、が間隙をおいてかつ前記中心軸方向に両者が鏡面対称をなす状態に結合されたものであり、かつ、隣接する前記屈曲型送波器同士の振動は互いに逆位相となるべく駆動されることを特徴とする送波器、が提供される。
また、上記の目的を達成するため、本発明によれば、中心軸を有し、異なる共振周波数をもつ複数の屈曲型送波器が、共振周波数の高低順に前記中心軸方向に略一定間隔で積層されてなる第1の送波器ブロックと、前記第1の送波器ブロックと同等の構成を有し前記第1の送波器ブロックと前記中心軸方向に鏡面対称となるように配置された第2の送波器ブロックとを有し、前記屈曲型送波器は、第1の金属ディスク板に電圧が印加されることによって変位を生じる第1のアクティブ板が固着されてなる第1の振動板と、第2の金属ディスク板に電圧が印加されることによって変位を生じる第2のアクティブ板が固着されてなる第2の振動板と、が間隙をおいてかつ前記中心軸方向に両者が鏡面対称をなす状態に結合されたものである送波器の駆動方法であって、隣接する前記屈曲型送波器同士の振動は互いに逆位相となるように駆動されることことを特徴とする送波器の駆動方法、が提供される。
本発明は、共振周波数の異なる複数の屈曲型送波器を積層して送波器ブロックを構成しているので、本発明によれば、広周波数帯域の音波を高出力で発信する送波器を提供することができる。さらに、一対の、共振周波数の異なる複数の屈曲型送波器を積層してなる送波器ブロックを鏡面対称に配置したものであるので、高い指向性の特性を実現したり、あるいは広範囲の音響放射を実現したりすることができ、水平距離探知能力の高い小型の送波器を提供することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態となる送波器の構成を示す図である。この送波器1は、第1の屈曲型送波器10と第2の屈曲型送波器20とからなる第1のブロックと、これと同等の構成要素を有する第2のブロックとから構成される。これらの屈曲型送波器は、同一の交流発振器で駆動されることにより、その周波数に応じた音波を発信する。第1の屈曲型送波器10と第2の屈曲型送波器20は共に略円板状の形状をなしており、図1ではその積層構造の断面図が示されている。積層構造は、図1で示すように各屈曲型送波器の放射面の鉛直中心軸方向に略一定間隔で積層され、第1の屈曲型送波器10と第2の屈曲型送波器20の積層体を1つのブロックとして、さらに別の同様の組み合わせのブロックを、共振周波数の高い第2の屈曲型送波器20が配される側が対称軸寄りとなるように、鉛直方向に鏡面対称で積層し、合計で4つの屈曲型送波器の積層構造としている。なお、ここでいう音波とは、人間にとって可聴である音波に加え、超音波も含むものとする。
第1の屈曲型送波器10は、同一の形状である振動板11と振動板12とから構成される。振動板11は、金属ディスク板111と、その一方の表面の凹部に嵌合した形態で埋め込まれたアクティブ板112からなる。アクティブ板112の形状も略円板形状である。振動板12も同様に、金属ディスク板121とアクティブ板122からなる。
金属ディスク板111、121はアルミ合金からなる。アクティブ板112、122は圧電体からなり、例えばハード系のジルコンチタン酸鉛系圧電セラミックスからなり、接着剤等で金属ディスク板111、121に固定されている。また、アクティブ板112、122が圧電特性をもつべく、自発分極が付与されている。この方向は、図1中の白矢印で示される方向であり、アクティブ板112では上向き、アクティブ板122では下向き、すなわち、逆方向となっている。図1中におけるアクティブ板112の上側、およびアクティブ板122の下面にはそれぞれ電極(図示せず)が形成されており、これらの電極は電気的に接続されており、入力1に接続されている。金属ディスク板111、121も電気的に接続されており、入力2に接続されている。
振動板11におけるアクティブ板112が形成された側の面から見た他方の面の外周部に形成された凹部には凸部を有しリング状の形状である凸リング13が嵌合されている。振動板12のアクティブ板122が形成された側の面から見た他方の面の外周部に形成された凹部には凹リング14が嵌合されている。凸リング13には凸部が、凹リング14には凹部が形成されており、図1に示されるように、凸リング(金属リング)13の凸部が凹リング14の凹部に振動板外周部ではまり込む形態で、振動板11と振動板12とはボルト締めあるいは接着剤などの手段により結合される。従って、第1の屈曲型送波器10においては、上側にアクティブ板112、下側にアクティブ板122が配された形態となっている。凸リング13、凹リング14はリング状であり、Cr−Mo鋼等、耐摩耗性の高い金属材料からなる。なお、凸リング13と凹リング14の形状を調整することにより、組立後の振動板11と振動板12との間隔が調整できる。
以上の第1の屈曲型送波器10については、特許文献1、2に記載のものと同様である。すなわち、入力1と入力2の間に交流信号が印加されると、圧電効果により、アクティブ板112にこれに応じた変位(振動)が発生する。アクティブ板112に発生した円板の径方向の変位が発生すると、これに応じて金属ディスク板111が変形するが、外周部で固定されているために、振動板11には図1中の点線で示されるような撓みが発生する。すなわち、この振動板11は周辺支持の屈曲振動が引き起こされる。この際の径広がり振動の電気機械結合係数は50〜55%程度である。同様に、振動板12にも撓みが発生するが、前記の分極方向および電極構成のために、この撓みは図1中の破線で示されるように、振動板11とは逆方向となる。この撓みはアクティブ板に印加された周波数に応じて発生し、これに応じた音波が発信される。この音波の送波感度は、この振動板11および振動板12の構成(材質、幾何学的構成)で決まる共振周波数(第1の共振周波数f1)で最大となる。この振動の振幅はアクティブ板の径方向の振動の振幅よりも大きくなるため、高出力で音波が発信される。また、特許文献1、2に記載されたように、この屈曲型送波器10は、小型としても低周波で高出力の音波を発信させることができる。
第2の屈曲型送波器20の構成も第1の屈曲型送波器10と同様である。すなわち、振動板21、22が凸リング(金属リング)23と凹リング(金属リング)24を介して結合されている。振動板21は金属ディスク板211とアクティブ板212からなり、振動板22は金属ディスク板221とアクティブ板222からなる。ただし、振動板21、22はその外径が振動板11、12よりも小さくなっている。このため、第2の屈曲型送波器20が発信する音波の送波感度が最大となる周波数(第2の共振周波数f2)は第1の共振周波数よりも高く、f1<f2となる。また、第1の屈曲型送波器10と第2の屈曲型送波器20との間隔は適宜設定できる。
ここで、図1に示されるように、図1中では、アクティブ板212における分極方向は下向き、アクティブ板222における分極方向は上向きとなっている。換言すると、屈曲型送波器10における下側のアクティブ板122の分極方向は、屈曲型送波器20におけるアクティブ板122の側に位置するアクティブ板212の分極方向と同一方向となっている。すなわち、第1の屈曲型送波器10と第2の屈曲型送波器20においては、これらの分極方向は逆の構成となっている。
一方、アクティブ板212の上側の電極とアクティブ板222の下側の電極とは電気的に接続されており、入力1に接続されている。同様に、金属ディスク板211と金属ディスク板221とは電気的に接続されており、入力2に接続されている。従って、入力1と入力2の間に交流信号を印加すると、これに応じて第1の屈曲型送波器10と第2の屈曲型送波器20における各振動体は逆向きに振動し、交流の周波数に対応した音波が発信される。
つまり、図1に示されるように、第1の屈曲型送波器10と第2の屈曲型送波器20において発生する撓み(破線)は逆位相となる。すなわち、振動板11の撓む方向と振動板21の撓む方向は逆向きであり、かつ振動板12の撓む方向と振動板22の撓む方向も逆向きになる。
この状態は、等価回路で表現すると、−1:1の変成比を有するトランスが屈曲型送波器20に内蔵されていることを意味する。このトランスが有効に働くため図1の送波器は水を負荷とする多重モードフィルタを構成する形となり、個々の屈曲型送波器10、20の単一モード比帯域幅の3倍以上の比帯域幅を得ることができる。これらの屈曲型送波器10、20をこの状態で駆動したときの電気系から見た等価回路を図2に示す。図2において、Cd1、L、R、C、ZL1はそれぞれ屈曲型送波器10の制動容量、等価質量、等価機械抵抗、等価コンプライアンス、負荷抵抗を表す。また、Cd2、L、R、C、ZL2はそれぞれ屈曲型送波器20の制動容量、等価質量、等価機械抵抗、等価コンプライアンス、負荷抵抗を表す。−1:1のトランスは屈曲型送波器10が屈曲型送波器20とは圧電磁器アクティブ円板体の分極方向が互いに逆方向であるために出現する。このトランスにより、この送波器1は、等価回路において差動接続型多重モードフィルタとして機能する。
従って、この送波器1の送波感度の周波数依存性は図3中の実線の通りとなる。ここで、破線の特性は、上記の電気的接続を変更して、屈曲型送波器10と屈曲型送波器20とを同位相で振動させた場合の特性である。fは屈曲型送波器10の共振周波数であり、fは屈曲型送波器20の共振周波数である。逆位相、同位相に関わらず、周波数がfとfでその送波感度は極大値をとるが、前記の等価回路におけるトランスの効果により、逆位相(実線)の場合には、fとfの間でもその出力は大きく低下することはない。一方、同位相(破線)の場合には、このトランスの効果がないために、fとfの間のfの周波数で大きく低下する領域が存在する。従って、逆位相とすることにより、より広い周波数帯域の音波を発信させることができる。
ここで、屈曲型送波器10と屈曲型送波器20とが逆位相で駆動される場合であっても、fとfとの間のf近傍周波数域ではこれらの極大値よりもその出力は減少する。この減少値を少なくして、fとfの間での特性を平坦に近い特性とするためには、屈曲型送波器10単体の送波感度特性と、屈曲型送波器20単体の送波感度特性とが交差する点が、それぞれの最大利得(fおよびfでの値)から3dB〜8dB低い領域にあることが好ましい。
前記の通り、屈曲型送波器10、20はそれぞれが小型で、音波を高出力で発信することができる。それぞれの共振周波数(f、f)は異なるが、これらを組み合わせて図1の構成の送波器1とすることにより、発信周波数の帯域、すなわち、ある一定の送波感度以上の値をとる周波数の帯域を広くすることができる。従って、この送波器は、広周波数帯域の音波を高出力で発信する、小型の送波器となる。
なお、この送波器においては、屈曲型送波器10、20が逆位相で振動するが、この動作をさせるために、図1とは異なる構成とすることもできる。図4はその送波器2の構成を示す図である。図4において、図1の部分と同等の部位には同一の参照番号が付せられている。この送波器2においては、送波器1とは屈曲型送波器20の各アクティブ板における分極方向が異なり、かつ電気的接続が異なる。すなわち、アクティブ板212、222の分極方向が前記の送波器1とは逆向きとなっており、屈曲型送波器10における下側のアクティブ板122の分極方向は、屈曲型送波器20におけるアクティブ板122の側に位置するアクティブ板212の分極方向と逆方向となっている。同一屈曲型送波器におけるアクティブ板における分極方向は互いに逆方向となっている点は、図1における送波器1と同様である。また、アクティブ板212の上側の電極とアクティブ板222の下側の電極とは電気的に接続されており、金属ディスク板111と金属ディスク板121と共に入力1に接続されている。かつ、金属ディスク板211と金属ディスク板221とは電気的に接続されており、かつアクティブ板112の下側の電極とアクティブ板122の上側の電極と共に入力2に接続されている。
この送波器2においても、入力1と入力2間に交流信号を印加した場合に、屈曲型送波器10、20は逆位相で駆動される。従って、前記の送波器1と同様の効果がもたらされる。
なお、前記のどちらの例でも、各屈曲型送波器における両アクティブ板の分極方向は互いに逆方向であったが、これに限られるものではない。これらの分極方向を同一方向とした場合でも、前記の例と同様の動作を行える構成であれば、同様の効果が得られる。この他、同様の動作を実現できる形態であれば、同様の効果が得られる。
また、特許文献1、2に記載されるように、各金属ディスク板および各アクティブ板を略円板形状とすることにより、特に高出力とすることができるが、これに限られるものではなく、これらの形状を適宜設定することも可能である。
また、本発明の第1の実施形態の送波器1では、図1に示すように、第1の屈曲型送波器10と第2の屈曲型送波器20を積層した一つのブロックを共振周波数の高い第2の屈曲型送波器20が配される側が対称軸寄りとなるように、さらに鉛直中心軸方向で鏡面対称に別の同様な組み合わせブロックを略一定間隔に積層とすることで、水平距離探知能力の向上を図っている。このような送波器の配置順とすることで、対称軸上下のブロックの音圧レベルが強められ、水平方向への音圧分布(指向性)が伸長する。これは、同一の送波器を複数積層した場合の指向性よりも水平方向に鋭い指向性となり、指向性利得に換算して約3〜5dBほど向上する。図5(a)、(b)に第1の屈曲型送波器10、および第2の屈曲型送波器20のそれぞれの共振周波数f、fのときの送波器周囲の音圧分布(指向性)を示すが、水平方向への音圧が強められて、水平方向への音圧分布が鋭く伸長しているのがわかる。また、図5(c)には、f、fの間の周波数域で少し送波感度の下がったポイントの周波数fにおける音圧分布(指向性)を示すが、この場合もf、fの場合と同様に、水平方向への音圧分布が鋭く伸長しており、本発明送波器は広帯域な周波数に亘って水平方向への音圧分布が伸長することがわかる。一般に、海洋における遠距離ソーナーや海洋資源探査用ソーナーでは、水平方向への距離探知能力の向上が強く求められている。本発明送波器は、上記のように水平方向の音圧分布(指向性)が鋭く伸長しており、その結果、指向性利得が高くなり、水平距離探知能力に優れるものである。
なお、本発明送波器の第1の実施の形態として、図1では異なる共振周波数をもつ2種類の屈曲型送波器10、20を用いた場合について示したが、その種類は2種類に限定する必要は無く、2以上の複数の種類においても同様な構成により同様な効果が得られることは明白である。
図6は、この送波器1の構成を示す概略斜視図である。図1に示されるように、屈曲型送波器10、20が積層された一つのブロックに、さらに鉛直方向鏡面対称にもう一ブロック積層されており、したがって、上から順に屈曲型送波器10、20、20、10の4つの屈曲送波器が略一定間隔で積層されている。各屈曲型送波器は送波器支持具90によって、支柱となるワイヤー91に固定される。なお、図6中では図1中に示された各配線は省略されているが、その配線ははんだ付け等を用いて適宜行うことができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態においては、異なる共振周波数をもつ2個の屈曲型送波器10、20の積層配列順を鏡面対称軸側が共振周波数の高い第2の屈曲型送波器20を配置した例につきて説明したが、その逆に鏡面対称軸側に共振周波数が低い第1の屈曲型送波器10を配置した場合においても独特の特徴が期待できる。図7は、本発明の第2の実施形態の送波器3の構成を示す図である。
この送波器3においても、第1の屈曲型送波器10、第2の屈曲型送波器20が用いられており、図7に示すように、鏡面対称軸側に第1の屈曲型送波器10が配され、各屈曲型送波器が一定間隔で配置されている。第1、第2の屈曲型送波器10、20の個々の構成についてはアクティブ板の分極方向を含め、図1に示す送波器1の場合と同様である。
アクティブ板112、212の上側電極、アクティブ板122、222の下側電極はそれぞれ電気的に接続されており、入力1に接続されている。金属ディスク板111、121、211、221はそれぞれ電気的に接続されており、入力2に接続されている。これにより、第1の屈曲型送波器10と第2の屈曲型送波器20は送波器1の場合と同様に、逆相で駆動されることになる。
また、この第2の実施形態の送波器3においても、帯域幅を広げるためには、各屈曲型送波器自身のもつ発信利得特性が交差する部分が、第1の実施の形態と同様に、最大値より3dB〜8dB下がったところになるべく、共振周波数f、fを設定することが好ましい。このためには、各屈曲型送波器の幾何学的寸法を適宜設定し、共振周波数を設定する。
また、各屈曲型送波器は第1の実施の形態における場合と同様に、特許文献1、2に記載のものと同様である。すなわち、小型であり、音波を高出力で発信することができる。従って、この送波器3は、広周波数帯域の音波を高出力で発信する、小型の送波器となる。
図8に本発明の第2の実施形態の送波器3における第1の屈曲型送波器10、および第2の屈曲型送波器20のそれぞれの共振周波数f、fのときの送波器周囲の音圧分布(指向性)を示す。第1の実施形態の送波器1では、水平方向への音圧分布(指向性)が伸長するという特徴があったが、第2の実施形態の送波器3の音圧分布では水平方向への伸長はあまり見られず、全方位に広がる指向性をもつ。これは波長の長い低周波の屈曲型送波器20が鏡面対称軸に近い位置に配されることで、音源として支配的に駆動され、かつ、周波数の異なる各屈曲型送波器の位相関係の影響を受けた結果として、このような音圧分布となっているものである。このような音圧分布をもつ第2の実施形態の送波器3は、指向性利得が稼げず距離探知能力は悪くなるものの、広範囲への音響放射が可能という効果がある。
なお、本発明送波器の第2の実施の形態として、図7では異なる共振周波数をもつ2種類の屈曲型送波器10、20を用いた場合について示したが、その種類は2種類に限定する必要は無く、2以上の複数の種類の屈曲型送波器を配置した場合においても同様な効果が得られる。
以下、本発明の実施例につき、詳細を説明する。
実施例1として、2種類の屈曲型送波器を組み合わせ鏡面対称に積層した、図1に示した構造の送波器を製造した。ここで、第1の屈曲型送波器における各アクティブ板はハード系のジルコンチタン酸鉛系圧電セラミックスで、その厚さは10mm、直径150mmの円板とした。各金属ディスク板はアルミ合金とし、その最大厚みは20mm、直径200mmの円板とし、前記のアクティブ板を接着剤を用いてその表面に嵌合して埋め込んだ形態とした。凸リング、凹リング(金属リング)は共にCr−Mo鋼とし、その外径は200mm、内径は190mmとした。凸リングの凸部の高さは、組立後の金属ディスク板の間隔が2mmとなるように設定した。この組立時の固定はボルトにより行った。この第1の屈曲型送波器における共振周波数fは3.5kHzであった。
第2の屈曲型送波器における各材質は第1の屈曲型送波器と同様とし、両アクティブ板は、厚さ9mm、直径120mmの円板とした。金属ディスク板は厚さ18mm、直径150mmとした。凸リング、凹リングは共にCr−Mo鋼とし、その外径は150mm、内径は142mmとした。凸リングの凸部の高さは、組立後の金属ディスク板の間隔が2mmとなるように設定した。この第2の屈曲型送波器における共振周波数fは4.6kHzであった。
以上の屈曲型送波を間隔250mmの等間隔で、上から第1の屈曲型送波器、第2の屈曲型送波器、そしてまた第2の屈曲型送波器送波器、第1の屈曲型送波器の順の組み合わせで図1の構成の送波器を作製した。この場合、各屈曲型送波器自身のもつ送波感度特性が交差する部分が、最大値より7dB下がったところで交差する特性となった。その結果、図3に示すように−6dB比帯域幅48%の特性を得た。一方、個々の屈曲型送波器の−6dB比帯域幅は高々15%であった。従って、その2倍以上の広帯域特性が得られた。送波器周囲の1mにての音圧レベルを測定し、指向特性を測定したところ、第1の屈曲型送波器の共振周波数において、図5に示した音圧分布と同様に、水平方向に鋭い指向性を示す特性が得られた。
実施例2として、実施例1の送波器の鏡面対称の配列順を逆にした、図7に示した構造の送波器を製造した。ここで、第1の屈曲型送波器における各アクティブ板はハード系のジルコンチタン酸鉛系圧電セラミックスで、その厚さは10mm、直径150mmの円板とした。各金属ディスク板はアルミ合金とし、その最大厚みは20mm、直径200mmの円板とし、前記のアクティブ板を接着剤を用いてその表面に嵌合して埋め込んだ形態とした。凸リング、凹リング(金属リング)は共にCr−Mo鋼とし、その外径は200mm、内径は190mmとした。凸リングの凸部の高さは、組立後の金属ディスク板の間隔が2mmとなるように設定した。この組立時の固定はボルトにより行った。この第1の屈曲型送波器における共振周波数fは3.5kHzであった。
第2の屈曲型送波器における各材質は第1の屈曲型送波器と同様とし、両アクティブ板は、厚さ9mm、直径120mmの円板とした。金属ディスク板は厚さ18mm、直径150mmとした。凸リング、凹リングは共にCr−Mo鋼とし、その外径は150mm、内径は142mmとした。凸リングの凸部の高さは、組立後の金属ディスク板の間隔が2mmとなるように設定した。この第2の屈曲型送波器における共振周波数fは4.6kHzであった。
以上の屈曲型送波を間隔250mmの等間隔で、上から第2の屈曲型送波器、第1の屈曲型送波器、そしてまた第1の屈曲型送波器送波器、第2の屈曲型送波器の順の組み合わせで図7の構成の送波器を作製した。この場合、各屈曲型送波器自身のもつ送波感度特性が交差する部分が、最大値より6dB下がったところで交差する特性となった。送波器周囲の1mにての音圧レベルを測定し、指向特性を測定したところ、第1の屈曲型送波器の共振周波数において、図8に示した音圧分布と同様なほぼ無指向な特性を得た。
本発明の第1の実施の形態となる送波器の構造を示す断面図。 本発明の第1の実施の形態となる送波器の動作の等価回路図。 本発明の第1の実施の形態となる送波器の送波感度の周波数特性図。 本発明の第1の実施の形態となる送波器の変更例を示す断面図。 本発明の第1の実施の形態となる送波器の音圧分布特性を示す図。(a)周波数fのときの音圧分布 (b)周波数fのときの音圧分布 (c)周波数fのときの音圧分布 本発明の第1の実施の形態となる送波器の構成を示す概略斜視図。 本発明の第2の実施の形態となる送波器のの構造を示す断面図。 本発明の第2の実施の形態となる送波器の音圧分布特性を示す図。(a)周波数fのときの音圧分布 (b)周波数fのときの音圧分布 従来の送波器の一例を示す図。
符号の説明
1、2、3、6 送波器
10、20 屈曲型送波器
11、12、21、22 振動板
111、121、211、221 金属ディスク板
112、122、212、222 アクティブ板
13、23 凸リング(金属リング)
14、24 凹リング(金属リング)
61 金属ディスク
62 アクティブ円板体
63 金属リング
64 ボルト
65 保護板
66 ウレタン樹脂
90 送波器支持具
91 ワイヤー

Claims (11)

  1. 中心軸を有し、異なる共振周波数をもつ複数の屈曲型送波器が、共振周波数の高低順に前記中心軸方向に略一定間隔で積層されてなる第1の送波器ブロックと、前記第1の送波器ブロックと同等の構成を有し前記第1の送波器ブロックと前記中心軸方向に鏡面対称となるように配置された第2の送波器ブロックとからなる送波器であって、
    前記屈曲型送波器は、第1の金属ディスク板に電圧が印加されることによって変位を生じる第1のアクティブ板が固着されてなる第1の振動板と、第2の金属ディスク板に電圧が印加されることによって変位を生じる第2のアクティブ板が固着されてなる第2の振動板と、が間隙をおいてかつ前記中心軸方向に両者が鏡面対称をなす状態に結合されたものであり、かつ、
    同一送波器ブロック内において、隣接する前記屈曲型送波器同士の振動は互いに逆位相となるように駆動されることを特徴とする送波器。
  2. 前記第1のアクティブ板は前記第1の金属ディスク板に形成された凹部内に収容され、前記第2のアクティブ板は前記第2の金属ディスク板に形成された凹部内に収容されていることを特徴とする請求項1に記載の送波器。
  3. 前記第1の金属ディスク板の外周部に第1の金属リングが固着され、前記第2の金属ディスク板の外周部に第2の金属リングが固着されており、前記第1の金属リングと前記第2の金属リングとが接触する態様にて第1の振動板と第2の振動板とが結合されていることを特徴とする請求項1または2に記載の送波器。
  4. 前記第1の金属リングと前記第2の金属リングの内、いずれか一方には凸部が、いずれか他方は凹部が形成され、前記凸部の高さと前記凹部の深さによって前記第1の金属ディスク板と前記第2の金属ディスク板との間の間隙幅が決定されることを特徴とする請求項3に記載の送波器。
  5. 前記第1のアクティブ板と前記第2のアクティブ板とは、圧電セラミックにより構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の送波器。
  6. 前記各屈曲型送波器における2枚のアクティブ板の分極方向は、前記アクティブ板の面に垂直な方向であり、かつ互いに逆向きであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の送波器。
  7. 同一の送波器ブロックに属する隣接する屈曲型送波器において、第1のアクティブ板同士、および、第2のアクティブ板同士は、同一方向に分極され、隣接する屈曲型送波器には逆相の電圧が印加されることを特徴とする請求項6に記載の送波器。
  8. 同一の送波器ブロックに属する隣接する屈曲型送波器において、第1のアクティブ板同士、および、第2のアクティブ板同士は、逆方向に分極され、隣接する屈曲型送波器には同相の電圧が印加されることを特徴とする請求項6に記載の送波器。
  9. 隣接する屈曲型送波器の送波感度の周波数特性が、各屈曲型送波器の最大利得から3dB〜8dB低い点で交差するように、各屈曲型送波器の共振周波数が設定されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の送波器。
  10. 前記中心軸方向に、前記複数の屈曲型送波器の外側に、複数の支柱ワイヤーが延在しており、各屈曲型送波器と前記複数の支柱ワイヤーとの間が支持部材によって連結されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の送波器。
  11. 中心軸を有し、異なる共振周波数をもつ複数の屈曲型送波器が、共振周波数の高低順に前記中心軸方向に略一定間隔で積層されてなる第1の送波器ブロックと、前記第1の送波器ブロックと同等の構成を有し前記第1の送波器ブロックと前記中心軸方向に鏡面対称となるように配置された第2の送波器ブロックとを有し、
    前記屈曲型送波器は、第1の金属ディスク板に電圧が印加されることによって変位を生じる第1のアクティブ板が固着されてなる第1の振動板と、第2の金属ディスク板に電圧が印加されることによって変位を生じる第2のアクティブ板が固着されてなる第2の振動板と、が間隙をおいてかつ前記中心軸方向に両者が鏡面対称をなす状態に結合されたものである送波器の駆動方法であって、
    同一送波器ブロック内において、隣接する前記屈曲型送波器同士の振動は互いに逆位相となるように駆動されることを特徴とする送波器の駆動方法。
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