JP3991827B2 - 屈曲型送波器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠距離ソーナー,海洋資源調査などに使用され、円板状振動体の屈曲振動により水中に音波を放射する屈曲型送波器であって、低周波数域に複数の送波周波数帯を有するとともに、水平方向無指向性の送波を可能とする屈曲型送波器に関する。
【0002】
【従来の技術】
水中において低周波数(たとえば、数キロHzの周波数)の音波は、高周波数のそれと比較して伝搬損失が小さく、より遠方まで到達することができる。このため、低周波数の音波の送波器として、屈曲型送波器が開発され、ソーナーや海洋資源探査などに使用されてきた。
また、上記屈曲型送波器には、通常、圧電磁器からなるアクティブ振動体が用いられており、圧電磁器の振動振幅をより拡大し、円板状振動体から低周波で高出力の音響放射を行う技術が様々開発されてきた。
【0003】
(従来例)
次に、従来例にかかる屈曲型送波器について、図面を参照して説明する。
図14は、従来例にかかる屈曲型送波器の要部の構造を説明するための、概略図であり、(a)は平面図を、(b)はE−E線における断面図を示している。
同図において、屈曲型送波器101は、対向して配設される一対の金属製の円板102a,102bと、円板102a,102bの外表面側にそれぞれ埋設された圧電磁器からなるアクティブ振動体103a,103bと、円板102a,102bの縁部によって挟まれるOリング105と、円板102a,102bを挟持するバネバンド107とからなっている。
【0004】
アクティブ振動体103a,103bは、円形薄板状の圧電磁器からなり、この圧電磁器は、厚み方向に分極されており、その分極方向に沿って電圧を印加すること、分極方向に対し垂直な方向に径広がり運動が励起される。なお、理解しやすいように、電圧を印加する配線等は省略してある。
各アクティブ振動体103a,103bは、それぞれ円板102a,102bの外表面側に形成された凹部に埋設され、エポキシ樹脂などの接着剤によって接着固定されている。
【0005】
円板102a,102bは、上記凹部が形成された円板状としてあり、凹部と反対側の面の縁部に、Oリング105の位置決めを行う環状の溝が設けられている。この溝の深さは、屈曲型送波器101が組み上がった状態で、円板102a,102bが屈曲運動するために必要な隙間151を確保できる深さとしてある。
また、一対の円板102a,102bは、各アクティブ振動体103a,103bが外表面側を向くように対向して配設され、Oリング105を挟んだ状態でバネバンド107とボルト171によって連結されている。
なお、円板102a,102bの材料として、Al(アルミニウム)など金属が用いられる。
【0006】
振動部材としてのOリング105は、マルエージ鋼などの高強度な材料が用いられており、円板102a,102bとアクティブ振動体103a,103bからなる円板状振動体104a,104bの屈曲運動の振動振幅が減衰されることを防いでいる。
【0007】
バネバンド107は、矩形状の金属板を側面から見ると“コ”の字状に折り曲げた形状としてあり、その上板および下板にボルト171を通すボルト孔が穿設されている。また、バネバンド107は、側板が弾性変形し容易に曲がりやすい構造となっているので、円板状振動体104a,104bの屈曲振動を妨げることなく円板状振動体104a,104bを連結できる。
また、屈曲型送波器101の外面は、ウレタン樹脂などの外部シース110により覆われており、屈曲型送波器101を水蜜保護している。
【0008】
次に、上記構成の屈曲型送波器101の動作を、図面を参照して説明する。
図15は、従来例にかかる屈曲型送波器の一次の屈曲振動モードを説明するための要部の概略断面図を示してある。
また、図16は、従来例にかかる屈曲型送波器の三次の屈曲振動モードを説明するための要部の概略断面図を示してある。
【0009】
図15に示すように、屈曲型送波器101は、アクティブ振動体103a,103bに、屈曲型送波器101の一次固有振動数(たとえば、図2におけるP点)と同じ周波数の電圧信号を印加すると、円板状振動体104a,104bが一次の屈曲振動モードで対称に共振する。
ここで、一次の屈曲振動モードは、静止状態から、円板状振動体104a,104bの中央部が隣接する外表面側に屈曲し、円板状振動体104a,104bが凸状に変形し(図15参照)、続いて、上記中央部が隣接する外表面側と反対方向(内表面側)に屈曲し、円板状振動体104a,104bが凹状に変形する(図示せず)振動を繰り返す振動モードである。
【0010】
また、図16に示すように、屈曲型送波器101は、アクティブ振動体103a,103bに、屈曲型送波器101の三次固有振動数(たとえば、図2におけるR点)と同じ周波数の電圧信号を印加すると、円板状振動体104a,104bが三次の屈曲振動モードで対称に共振する。
ここで、三次の屈曲振動モードは、円板状振動体104a,104bの中央部が、静止状態から内表面側に屈曲し、かつ、円板状振動体104a,104bの中央部と縁部の間の環状部が、隣接する外表面側に屈曲し(図16参照)、続いて、中央部が隣接する外表面側に屈曲し、かつ、環状部が内表面側に屈曲する振動を繰り返す振動モードである。すなわち、円板状振動体104a,104bは、放射状に波打つように変形する。
なお、屈曲型送波器101は、円板状振動体104a,104bが三次の屈曲振動モードで機械共振することにより、音響出力を得ることができる。
【0011】
上述したように、屈曲型送波器101は、円板102a,102bがOリング105を介して連結してあり、断面を見ると(図15参照)、円板102a,102bの端部が点支持された状態となり角度変位しやすくなるので、円板状振動体104a,104bの固有振動数が低下し、低周波数の送波を行うことができる。
さらに、点支持されることにより、円板状振動体104a,104bの屈曲振動の振幅が大きくなりハイパワー化することができる。
また、アクティブ振動体103a,103bは、円板102a,102bに埋設されているので、薄形化及び軽量化を実現することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0012】
次に、屈曲型送波器のその他の従来技術としては、たとえば、ヘルムホルツ型共振器の両端開口にアクティブ円板体及び金属ディスクからなる屈曲円板型共振器をそれぞれ一枚ずつ接合し、ヘルムホルツ型共振器と屈曲円板型共振器の固有振動数を一致させ、さらに、ヘルムホルツ型共振器の円筒内部に油を充填し、外圧との補償を行うことにより、大深度におけるハイパワー放射(高出力放射)を行うことを可能とした屈曲型送波器がある(例えば、特許文献2参照。)。
【0013】
【特許文献1】
特開平5−344582号公報 (第1項、第2項、特許請求の範囲)
【特許文献2】
特開平6−311577号公報 (第1項特許請求の範囲)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した屈曲型送波器は、円板状振動体の一次の固有振動数で円板状振動体を共振させることにより、低周波数の音響放射を行うことができるものの、一次の固有振動数が円板状振動体の材質及び寸法・形状などにより決定されることから、一定以上の送波レベルを得られる周波数帯、すなわち、共振周波数が低周波数域に一つしか存在しないといった問題があった。
【0015】
すなわち、一つの屈曲型送波器は、共振周波数が低周波数域に一つしか存在しないために、たとえば、海洋資源探査において、複数の音波を送波するには音波の数と同数の屈曲型送波器を準備する必要があった。また、ソーナーにおいて、反響音の区別を目的として複数の音波を送波するには、同様に音波の数と同数の屈曲型送波器を設ける必要があり、ソーナーの小型化や軽量化を図ることができないといった問題があった。
【0016】
また、従来の屈曲型送波器は、円板状振動体の高次の固有振動数で円板状振動体を共振させることにより、二つ以上の周波数帯域で一定以上の送波レベルを有する音波を送波することができるものの、高次の固有振動数における円板状振動体の屈曲振動モードでは、水平方向無指向性の送波を行うこととができないといった問題があった。
【0017】
本発明は、上述した従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、低周波数の複数の周波数帯域で、水平方向無指向性の送波を可能とする屈曲型送波器の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の屈曲型送波器は、伸縮振動するアクティブ振動体と円板からなる一対の円板状振動体が、支持部材を介して対向して配設され、前記一対の円板状振動体が一次の屈曲振動モードで対称に共振することにより、圧力波を送波する屈曲型送波器であって、前記円板と連結され、前記円板の振動方向に振動する振動部材を具備した構成としてある。
このようにすると、振動部材を円板と同位相又は逆位相で振動させることができるので、上記同位相となる周波数と逆位相となる周波数において、アクティブ振動体及び円板を一次の屈曲振動モードで共振させることができる。すなわち、屈曲型送波器は、低周波数の複数の周波数帯域で、水平方向無指向性を有する音波を送波することができる。
【0019】
また、本発明の屈曲型送波器は、前記振動部材を円板状とし、該振動部材と前記円板との間に空隙を設けた構成としてあり、振動部材の構造が単純化されるので、設計及び製造を容易に行うことができる。
さらに、本発明の屈曲型送波器は、前記空隙を円空とした構成としてあり、同様に、設計及び製造を容易に行うことができる。
なお、円空とは、本明細書において、上面から見て円形の凹部に形成される空間をいうものとする。
【0020】
また、本発明の屈曲型送波器は、前記振動部材を前記円板と一体成形した構成としてあり、このようにすると、円板と振動部材の製造費用のコストダウンを図ることができる。
【0021】
また、本発明の屈曲型送波器は、前記振動部材を前記円板に、溶接,接着及び/又は機械的連結部材により連結した構成としてあり、たとえば、振動部材の形状が複雑で円板と振動部材を一体成形できない場合であっても、製造することができる。
【0022】
また、本発明の屈曲型送波器は、複数の前記振動部材を前記円板に連結した構成としてあり、複数の振動部材を円板状振動体と同位相又は逆位相で振動させることができ、低周波数のより多くの周波数帯域で、水平方向無指向性を有する音波を送波することができる。
さらに、本発明の屈曲型送波器は、前記複数の振動部材の形状,寸法及び/又は材質を異ならせた構成としてあり、このようにすると、低周波数の複数の周波数帯域を容易に設定することができる。
【0023】
また、本発明の屈曲型送波器は、前記複数の振動部材を、積み重ねて前記円板に連結した構成としてあり、このようにすると、円板状の振動部材であっても、低周波数のより多くの周波数帯域で、水平方向無指向性を有する音波を送波することができる。また、本発明の屈曲型送波器は、前記複数の振動部材を、同一面内に配設した構成としてもよく、このようにしても、低周波数のより多くの周波数帯域で、水平方向無指向性を有する音波を送波することができる。
さらに、本発明の屈曲型送波器は、前記支持部材を円筒状とした構成としてあり、このようにすると、支持部材内部に複数の振動部材を効率良く収納することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の屈曲型送波器の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
【0025】
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態にかかる屈曲型送波器の要部の構造を説明するための、概略図であり、(a)は平面図を、(b)はA−A線における断面図を示している。
同図において、屈曲型送波器1は、対向して配設される一対の金属製の円板2a,2bと、円板2a,2bにそれぞれ連結された円板状の振動部材6a,6bと、円板2a,2bの外表面側にそれぞれ埋設された圧電磁器からなるアクティブ振動体3a,3bと、円板2a,2bの縁部によって挟まれるOリング5と、円板2a,2bを挟持するバネバンド7とからなっている。
【0026】
振動部材6a,6bは、円板状としてあり、周縁部が円板2a,2bの内表面側に、それぞれ円空の空隙52a,52bを介して連結された構造としてある。
この振動部材6a,6bは、円板2a,2bとそれぞれ一体成形してあり、図示してないが、空隙52a,52bを形成するための中子を抜き出す抜き孔が振動部材6a,6b及び/又は円板2a,2bに形成されている。
【0027】
また、屈曲型送波器1は、支持部材5の直径寸法D及び振動部材6a,6bの厚さT2を調整することにより(たとえば、有限要素法を用いた振動解析プログラムによりシミュレーションを行うことにより)、円板状振動体4a,4b(それぞれ、円板2a,2b,振動部材6a,6b及びアクティブ振動体3a,3bからなっている。)の機械共振周波数、具体的には、第一の共振周波数(たとえば、図2のP点)を設定することができる。
さらに、空隙52a,52bの直径寸法d,円板2a,2bの厚さT1,及び,この厚さT1とアクティブ振動体3a,3bの厚さtとの比を調整することにより、円板状振動体4a,4bの機械共振周波数、具体的には、第二の共振周波数(たとえば、図2のQ点)を設定することができる。
なお、その他の構成については、上記従来例における屈曲型送波器101とほぼ同様としてある。
【0028】
次に、上記構成の屈曲型送波器1の動作について、図面を参照して説明する。
図3は、第一実施形態にかかる屈曲型送波器の、第一の共振周波数における一次の屈曲振動モードを説明するための要部の概略断面図を示してある。
また、図4は、第一実施形態にかかる屈曲型送波器の、第二の共振周波数における一次の屈曲振動モードを説明するための要部の概略断面図を示してある。
【0029】
図3に示すように、屈曲型送波器1は、アクティブ振動体3a,3bに、第一の共振周波数(たとえば、図2のP点)と同じ周波数の電圧信号を印加すると、円板2a,2b(それぞれアクティブ振動体3a,3bを含む)は、一次の屈曲振動モードで対称に共振し、屈曲型送波器1の上下方向に音波を放射する。
この際、振動部材6a,6bは、支持部材5を支点にして、円板2a,2b(それぞれアクティブ振動体3a,3bを含む)と同方向に屈曲振動する。
すなわち、第一の共振周波数における一次の屈曲振動モードとは、円板状振動体4a(4b)を構成する、円板2a(2b),アクティブ振動体3a(3b)及び振動部材6a(6b)が同方向に屈曲振動するモードである。
【0030】
これに対し、図4に示すように、屈曲型送波器1は、アクティブ振動体3a,3bに、第二の共振周波数(たとえば、図2のQ点)と同じ周波数の電圧信号を印加すると、円板2a,2b(それぞれアクティブ振動体3a,3bを含む)は、一次の屈曲振動モードで対称に共振し、屈曲型送波器1の上下方向に音波を放射する。
この際、振動部材6a,6bが、空隙52a,52bの外径位置を支点にして、円板2a,2b(それぞれアクティブ振動体3a,3bを含む)と反対方向に屈曲振動する。
すなわち、第二の共振周波数における一次の屈曲振動モードとは、円板状振動体4a(4b)を構成する円板2a(2b)とアクティブ振動体3a(3b)が同一方向に屈曲振動し、かつ、振動部材6a(6b)が反対方向に屈曲振動するモードである。
【0031】
このように、本発明の第一実施形態にかかる屈曲型送波器1は、円板2a,2bの内表面側に、空隙52a,52bを介して円板状の振動部材6a,6bを設け、振動部材6a,6bを円板6a,6bの屈曲振動と同方向又は反対方向に振動させることにより、低周波数の音波を放射できる周波数帯を二つ得ることができる。
さらに、屈曲型送波器1は、第二の共振周波数(たとえば、図2のQ点)で生じる共振が、一次の屈曲振動モード(図4)による振動であるため、音響放射面からほぼ等分布の音波を放射することができる。
【0032】
また、屈曲型送波器1は、振動部材6a,6bを円板状とし、かつ、円空の空隙52a,52bを設けており、振動部材6a,6bや空隙52a,52bの構造が単純化されるので、設計及び製造を容易に行うことができる。
さらに、屈曲型送波器1は、振動部材6a,6bを円板2a,2bと一体成形した構成としてあり、このようにすると、円板2a,2bと振動部材6a,6bの製造費用のコストダウンを図ることができる。
【0033】
<使用例>
本実施形態の屈曲型送波器1を製作し、送波感度の周波数特性等の測定をおこなった。
製作した屈曲型送波器1は、アクティブ振動体3a,3bとしてジルコン酸チタン酸鉛系圧電磁器を使用し、アルミニウム合金からなる円板2a,2b及び振動部材6a,6bと、ステンレス鋼からなる支持部材5を使用してある。
また、各部の寸法配分は設定規格化周波数f,音速C、λ=C/fとしたときに、D=0.14λ、d=0.10λ、t=0.0195D、T1=0.0195D、T2=0.029Dとした。
【0034】
この屈曲型送波器1は、上述した二つの共振系(第一の共振周波数および第二の共振周波数における共振系)を有しており、送波電圧感度の周波数特性としては、図2の実線で示すように、二つの共振周波数(P点,Q点)を有する特性を示した。すなわち、従来の屈曲型送波器101で得られる送波電圧感度の周波数特性(図2の破線参照)では、図16に示す円板状振動体104a,104bの高次の屈曲振動モードにおける共振周波数(R点)よりも低い周波数帯域に、第二の共振周波数(Q点)を得ることができた。
【0035】
また、従来の屈曲型送波器101は、第二番目の共振周波数(R点)では、円板状振動体104a,104bの高次モード(図16参照)で送波が行われるため、垂直方向に指向性が生じ、水平方向の音圧が著しく低下していた。
これに対し、本使用例の屈曲型送波器1は、図5に示すように、第一の共振周波数においては、全方向に均一な送波を行うことができた。また、図6に示すように、第二の共振周波数においても、任意の一方向(垂直方向)に対して数dB以下のずれが発生したものの、全方向にほぼ均一な送波を行うことができた。
すなわち、屈曲型送波器1は、第一および第二の共振周波数において、円板2a,2b(それぞれアクティブ振動体3a,3bを含む)の1次の屈曲振動モードであるため、音響放射面からほぼ等分布の音波が放射され、全方向に無方向性で、かつ、高出力の音波を送波することができた。
【0036】
[第二実施形態]
図7は、第二実施形態にかかる屈曲型送波器の要部の構造を説明するための、概略図であり、(a)は平面図を、(b)はB−B線における断面図を示している。
同図に示すように、本実施形態では、上述した第一実施形態において、一体成形された振動部材6a,6bの代りに、円板からなる振動部材61a,61bを、ボルト72およびナット73を用いて円板21a,21bと連結したものである。
【0037】
具体的には、同図に示すように、本実施形態にかかわる屈曲型送波器1dは、円板21a,21bの内表面側表面の中央部に円空の凹部を設けてあり、この凹部を振動部材61a,61bで覆うことにより、空隙52aと振動部材61a,61bを形成してある。
【0038】
また、振動部材61a,61bは、周方向に八等分するように周縁部に、ボルト72を挿入するボルト孔を穿設し、さらに、各ボルト孔を22.5度回転させた位置に、支持部材としての鋼製の球5dを位置決めするくぼみを形成してある。
そして、円板21a,21b及び振動部材61a,61bを、球5dを介して対向するように組み立て、ボルト72及びナット73で機械的に連結してある。
このようにすると、Oリング5を使用しなくても、円板21a,21bを点支持することができ、屈曲振動をスムースに行うことができる。
なお、本実施形態の屈曲型送波器1dのその他の構成及び動作については、第一実施形態の屈曲型送波器1と同様としてある。
【0039】
このように、本実施形態にかかる屈曲型送波器1dは、振動部材61aを機械的に円板21a,21bと連結する構成としてあるので、空隙52aなどの寸法精度を高めることができ、円板21a,21bをより対称に共振させることができ、精度のよい音波を送波することができる。
また、たとえば、振動部材61a,61bの形状が複雑で円板21a,21bと振動部材61a,61bを一体成形できない場合であっても、容易に製造することができる。
なお、円板21a,21bと振動部材61a,61bとの連結は、機械的連結部材を用いた連結に限定されるものではなく、たとえば、溶接(ろう付けを含む。)やエポキシ樹脂なとの接着剤による接着を用いた連結としてもよいことは勿論である。
【0040】
[第三実施形態]
図8は、第三実施形態にかかる屈曲型送波器の振動部材の構造を説明するための、概略上面図を示している。
同図に示すように、本実施形態では、上述した第二実施形態において、円板状の振動部材61a,61bの代りに、中央部が切り欠き加工により空いており、周縁部から中央に向かって四つの振動片が突設された振動部材62a,62b(図示せず)を使用する構成としてある。
【0041】
具体的には、同図に示すように、振動部材62aは、四つの振動片が点対称かつ左右対称な形状に突設してあり、これら振動片が振動部材61a,62bの代りに取り付けられ、屈曲振動方向に振動する。
また、各振動片は、形状、材質(具体的には、密度,剛性,ポアソン比などの固有振動数に関係する材料特性を意味する。)、大きさを同じにしてあるので、固有振動数が同じとなる。
なお、本実施形態の屈曲型送波器のその他の構成及び動作については、第二実施形態の屈曲型送波器1dと同様としてある。
【0042】
このように、本実施形態にかかる屈曲型送波器は、振動片の形状などを変えることで、二次の共振周波数を容易に設定することができる。
また、振動片は、先端部が支持されたり連結されていないので、振動部材61a,61bと比べると固有振動数が低くなり、第二の共振周波数を第一の共振周波数に近づけることができる。
【0043】
なお、振動部材の形状や構造は、上記振動部材62a,62bに限定されるものではなく、たとえば、図9に示すように、四つの振動片の他に、十字状の振動帯を点対称かつ左右対称に設けた振動部材63a,63b(図示せず)としてもよい。
この振動部材63a,63bは、振動片と振動帯が異なる方向に振動することができ、すなわち、二つの振動モードを有しており、第一の固有振動モードは、各振動片と振動帯が同じ方向に振動するモードであり、第二の固有振動モードは、各振動片と振動帯が互いに異なる方向に振動するモードである。
【0044】
したがって、この振動部材63a,63bが取り付けられた屈曲型送波器は、円板21a,21bを一次の屈曲振動モードで振動させた状態で、円板21a,21bと同方向に振動片及び振動帯が振動する第一の共振周波数と、円板21a,21bと振動帯が同方向に振動し、振動片が反対方向に振動する第二の共振周波数と、円板21a,21bと反対方向に振動片及び振動帯が振動する第三の共振周波数とを有することとなり、低周波数域に三つの送波可能な周波数帯を有することができる。
【0045】
すなわち、本実施形態の屈曲型送波器は、複数の振動部材(たとえば、振動片や振動帯などを含む。)の形状,寸法及び/又は材質を異ならせることにより、低周波数の複数の周波数帯域を容易に設定することができる。
なお、「振動部材の材質」とは、具体的には、密度,剛性,ポアソン比などの固有振動数に関係する材料特性をいうものとする。
【0046】
また、本実施形態の屈曲型送波器は、複数の振動部材(たとえば、振動片や振動帯など)を、同一面内に配設しており、このようにしても、低周波数のより多くの周波数帯域で、水平方向無指向性を有する音波を送波することができる。
さらに、本実施形態の振動片や振動帯は、一つの振動部材62a,63aとして一体成形されているが、くぼみやボルト孔の配設された円環部を分割し複数の振動部材(図示せず)としてもよいことは勿論である。
【0047】
[第四実施形態]
図10は、第四実施形態にかかる屈曲型送波器の要部の構造を説明するための、概略図であり、(a)は平面図を、(b)はC−C線における拡大断面図を示している。
同図に示すように、本実施形態では、上述した第二実施形態において、各円板状振動体に、さらに一組の空隙と振動部材を積み重ね、二組の空隙と振動部材を設けてある。
【0048】
具体的には、同図に示すように、本実施形態にかかわる屈曲型送波器1eは、円板22aに、内表面側に向かって空隙52a,振動部材64a,空隙53a,振動部材65aを形成し、同様に、円板22bに、内表面側に向かって空隙52b,振動部材64b,空隙53b,振動部材65bを形成し、さらに、円板22a,22bの外表面側の周縁部にフランジを周方向に突設し、このフランジどうしを支持部材としての円筒5eで連結した構成としてある。
【0049】
振動部材64a,64bは、円板の周縁部に外表面側に環状の突起部を突設した形状としてあり、突起部を円板22a,22bの内表面側の表面に溶接してあり、突起部の高さが空隙52a,52bの深さとなる。
さらに、振動部材65a,65bは、同様に、円板の周縁部に外表面側に環状の突起部を突設した形状としてあり、突起部を振動部材64a,64bの内表面側の表面に溶接してあり、突起部の高さが空隙53a,53bの深さとなる。
【0050】
また、屈曲型送波器1eは、円板22a,22bの外表面側の周縁部にフランジを形成し、このフランジの周方向に八等分する位置に、ボルト71を挿入するボルト孔が穿設してある。
【0051】
円筒5eは、両端面にボルト71が締めこまれるねじ穴が穿設されており、円板22a,22bを連結する。
ここで、円筒5eの肉厚を薄くし、ヘルムホルツ型共振器としての機能を発揮可能な構成とするとよく、このようにすると、フランジと円筒5eは、ボルト71により固定されるが、円筒5eが共振状態において変形することにより、円板22a,22bの屈曲振動振幅を大きくすることができ、高出力の音波を送波することができる。
なお、本実施形態の屈曲型送波器1eのその他の構成及び動作については、第二実施形態の屈曲型送波器1dと同様としてある。
【0052】
次に、上記構成の屈曲型送波器1eの動作について、図面を参照して説明する。
図11は、第四実施形態にかかる屈曲型送波器の、第一の共振周波数における一次の屈曲振動モードを説明するための要部の模式断面図を示してある。
また、図12は、第四実施形態にかかる屈曲型送波器の、第二の共振周波数における一次の屈曲振動モードを説明するための要部の模式断面図を示してある。
さらに、図13は、第四実施形態にかかる屈曲型送波器の、第三の共振周波数における一次の屈曲振動モードを説明するための要部の模式断面図を示してある。
【0053】
図11に示すように、屈曲型送波器1eは、アクティブ振動体3a,3bに、第一の共振周波数と同じ周波数の電圧信号を印加すると、円板22a,22b(それぞれアクティブ振動体3a,3bを含む)は、一次の屈曲振動モードで対称に共振し、屈曲型送波器1eの上下方向に音波を放射する。
この際、振動部材65a,64a、65b,64bは、各空隙52a,52b,53a,53bの外径位置を支点にして、円板22a,22b(それぞれアクティブ振動体3a,3bを含む)と同方向に屈曲振動する。
【0054】
また、図12に示すように、屈曲型送波器1eは、アクティブ振動体3a,3bに、第二の共振周波数と同じ周波数の電圧信号を印加すると、円板22a,22b(それぞれアクティブ振動体3a,3bを含む)は、一次の屈曲振動モードで対称に共振し、屈曲型送波器1eの上下方向に音波を放射する。
この際、振動部材64a、64bは、外表面側に隣接する空隙52a,52bの外径位置を支点にして、円板22a,22b(それぞれアクティブ振動体3a,3bを含む)と同方向に屈曲振動し、かつ、振動部材65a、65bは隣接する空隙53a,53bの外径位置を支点にして、円板22a,22b(それぞれアクティブ振動体3a,3bを含む)と反対方向に屈曲振動する。
【0055】
また、図13に示すように、屈曲型送波器1eは、アクティブ振動体3a,3bに、第三の共振周波数と同じ周波数の電圧信号を印加すると、円板22a,22b(それぞれアクティブ振動体3a,3bを含む)は、一次の屈曲振動モードで対称に共振し、屈曲型送波器1eの上下方向に音波を放射する。
この際、振動部材65a,64a、65b,64bは、各空隙52a,52b,53a,53bの外径位置を支点にして、円板22a,22b(それぞれアクティブ振動体3a,3bを含む)と反対方向に屈曲振動する。
【0056】
このように、屈曲型送波器1eは、振動部材として円板を使用し、この円板を複数段積み重ねることにより、複数の共振周波数を容易に設定することができる。
また、振動部材や空隙の形状や大きさを調整することにより、上記共振周波数を自由に設定することができる。
【0057】
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態によりなんら限定されるものではなく、本発明の適用範囲内で種々に変更することが可能である。
たとえば、アクティブ振動体として、一つの圧電磁器を使用したが、この構成に限定されるものではなく、複数の圧電磁器を配設した構成としてもよい。
また、大深度で使用する場合には、円板状振動体間の隙間に高圧の流体を封入したり、あるいは、外圧に対し調圧する調圧装置を取り付けてもよい。
さらに、板状の振動部材を使用した構成としてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、弦を利用した振動部材としてもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の屈曲型送波器によれば、振動部材の屈曲振動を利用して、すなわち、振動部材を円板と同位相又は逆位相で振動させることができるので、同位相となる周波数と逆位相となる周波数において、アクティブ振動体及び円板を一次の屈曲振動モードで共振させることができ、低周波数の複数の周波数帯域で、水平方向無指向性を有する音波を送波することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第一実施形態にかかる屈曲型送波器の要部の構造を説明するための、概略図であり、(a)は平面図を、(b)はA−A線における断面図を示している。
【図2】図2は、本発明の第一実施形態の使用例にかかる屈曲型送波器の、周波数に対する感度変化を説明するための感度変化グラフを示している。
【図3】図3は、第一実施形態にかかる屈曲型送波器の、第一の共振周波数における一次の屈曲振動モードを説明するための要部の概略断面図を示してある。
【図4】図4は、第一実施形態にかかる屈曲型送波器の、第二の共振周波数における一次の屈曲振動モードを説明するための要部の概略断面図を示してある。
【図5】図5は、本発明の第一実施形態の使用例にかかる、共振点Pにおける指向性を説明するための概略パターン図を示している。
【図6】図6は、本発明の第一実施形態の使用例にかかる、共振点Qにおける指向性を説明するための概略パターン図を示している。
【図7】図7は、第二実施形態にかかる屈曲型送波器の要部の構造を説明するための、概略図であり、(a)は平面図を、(b)はB−B線における断面図を示している。
【図8】図8は、第三実施形態にかかる屈曲型送波器の振動部材の構造を説明するための、概略上面図を示している。
【図9】図9は、第三実施形態にかかる屈曲型送波器の振動部材の応用例の構造を説明するための、概略上面図を示している。
【図10】図10は、第四実施形態にかかる屈曲型送波器の要部の構造を説明するための、概略図であり、(a)は平面図を、(b)はC−C線における拡大断面図を示している。
【図11】図11は、第四実施形態にかかる屈曲型送波器の、第一の共振周波数における一次の屈曲振動モードを説明するための要部の模式断面図を示してある。
【図12】図12は、第四実施形態にかかる屈曲型送波器の、第二の共振周波数における一次の屈曲振動モードを説明するための要部の模式断面図を示してある。
【図13】図13は、第四実施形態にかかる屈曲型送波器の、第三の共振周波数における一次の屈曲振動モードを説明するための要部の模式断面図を示してある。
【図14】図14は、従来例にかかる屈曲型送波器の要部の構造を説明するための、概略図であり、(a)は平面図を、(b)はE−E線における断面図を示している。
【図15】図15は、従来例にかかる屈曲型送波器の一次の屈曲振動モードを説明するための要部の概略断面図を示してある。
【図16】また、図16は、従来例にかかる屈曲型送波器の三次の屈曲振動モードを説明するための要部の概略断面図を示してある。
【符号の説明】
1,1d,1e 屈曲型送波器
2a,2b 円板
21a ,21b 円板
22a,22b 円板
3a,3b アクティブ振動体
4a,4b 円板状振動体
5 Oリング
5d 球
5e 円筒
6a,6b 振動部材
7 バネバンド
51 隙間
52a,52b 空隙
53a,53b 空隙
61a,61b 振動部材
62a,63a 振動部材
64a,64b 振動部材
64a,65b 振動部材
71,72 ボルト
72 ナット
10 外部シース
101 屈曲型送波器
102a,102b 円板
103a,103b アクティブ振動体
104a,104b 円板状振動体
105 Oリング
107 バネバンド
151 隙間
171 ボルト
110 外部シース

Claims (10)

  1. 伸縮振動するアクティブ振動体と円板からなる一対の円板状振動体が、支持部材を介して対向して配設され、前記一対の円板状振動体が一次の屈曲振動モードで対称に共振することにより、圧力波を送波する屈曲型送波器であって、
    前記円板と連結され、前記円板の振動方向に振動する振動部材を具備したことを特徴とする屈曲型送波器。
  2. 前記振動部材を円板状とし、該振動部材と前記円板との間に空隙を設けたことを特徴とする請求項1記載の屈曲型送波器。
  3. 前記空隙を円空としたことを特徴とする請求項2記載の屈曲型送波器。
  4. 前記振動部材を前記円板と一体成形したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の屈曲型送波器。
  5. 前記振動部材を前記円板に、溶接,接着及び/又は機械的連結部材により連結したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の屈曲型送波器。
  6. 複数の前記振動部材を前記円板に連結したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の屈曲型送波器。
  7. 前記複数の振動部材の形状,寸法及び/又は材質を異ならせたことを特徴とする請求項6のいずれかに記載の屈曲型送波器。
  8. 前記複数の振動部材を、積み重ねて前記円板に連結したことを特徴とする請求項6又は7記載の屈曲型送波器。
  9. 前記複数の振動部材を、同一面内に配設したことを特徴とする請求項6又は7記載の屈曲型送波器。
  10. 前記支持部材を円筒状としたことを特徴とする請求項8記載の屈曲型送波器。
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