JP2010114783A - 画像処理システム、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力デバイスに対応する出力領域に複数の画像を配置する際に、操作者の操作性を向上させ、適切な観察環境の確保を実現できるようにする。
【解決手段】 空き領域算出部231では、出力領域に対する画像の空き領域を算出する。切り出し可能領域算出部232では、入力された切り出し開始位置の情報と前記空き領域に基づいて切り出し可能領域を算出し、当該切り出し可能領域を表示画面の画像上に表示する。画像サイズ変更部233では、入力された切り出し領域の情報と前記切り出し可能領域に基づいて画像のサイズを変更し、画像配置部234では、画像サイズ変更部233による画像のサイズに基づいて出力領域に対して当該画像を配置する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、出力デバイスに対応する出力領域に画像を配置する処理を行う画像処理システム及び画像処理方法、並びに、当該画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
近年、医療診断を目的としたX線画像撮影装置(放射線画像撮影装置)として、フラットパネルセンサ等のセンサを用いてX線画像をデジタル的に検出・生成する手法が普及している。このX線画像撮影装置によって得られたX線デジタル画像(以下、X線デジタル画像を単に「X線画像」と称する)は、各種の補正処理や画像処理等のコンピュータ処理が施される。その後、モニターやフィルム等に出力され医師の診断が行われる。
また、診断時のX線画像の出力モードは、センサ上の画像サイズで出力するライフサイズ出力、もしくは、一定の縮小率で出力する固定縮小率出力のどちらかが使用される。また、出力デバイスに対応する出力領域に応じた縮小率の変更は、診断し難く誤診に繋がるため、一般に行われていない。
この出力領域のサイズは、モニターやフィルム等の出力デバイスの性能によって異なる。従って、選択された出力デバイス、および、被写体の身長や体型によっては、X線画像中の観察領域が当該出力領域のサイズに収まりきらない場合が発生する。その際、例えば、X線画像の切り出しを行い、適切な観察領域を出力する方法が知られている(例えば、下記の特許文献1参照)。
具体的に、特許文献1では、照射野領域サイズと出力デバイスに対応する出力領域サイズとを比較し、照射野領域サイズが大きい場合にユーザーに注意を促すようにしている。また、照射野領域の枠と共に、出力領域の最大サイズ枠、および、出力デバイスへ出力する枠をX線画像上に重ねて表示することで、切り出し操作の補助を行うようにしている。
また、観察領域のサイズが小さい場合、一定サイズの出力領域に複数の画像を配置し、出力することがコスト的にも効率がよい。そして、例えば、より多くの画像を効率的に出力領域に配置する方法として、任意サイズの複数画像が、出力領域内に配置し切れない場合、配置領域・画像の幅長に基づき、画像の周辺部を削除して再配置することが知られている(例えば、下記の特許文献2参照)。
特開2006−296954号公報 特許第3854766号公報
ところで、出力デバイスに対応する一定サイズの出力領域に、任意のX線画像を順次切り出して複数配置する場合、当該出力領域に対する空き領域に応じて切り出し可能な領域が異なる。また、1つ以上の画像が配置済みの場合は、切り出し範囲によって配置可能な空き領域が複数存在することもある。
上述した特許文献1に係る従来の方法では、X線画像上に、照射野領域と出力領域の最大サイズ枠を表示することで、切り出し範囲の設定時の補助を行っている。これは、一定サイズの出力領域に1つの観察領域を配置する際の切り出し操作には効率的であるが、複数の観察領域を配置する際の切り出し操作は考慮されていない。このため、一定サイズの出力領域に複数の観察領域を配置する際の切り出し操作は煩雑になり、作業効率が低下するという問題がある。
また、上述した特許文献2に係る従来の方法では、一定サイズの出力領域に任意サイズの複数画像を配置する際に、画像のはみ出し量に応じて、画像の周辺を削除して再配置を行っている。このため、ユーザーが指定した観察領域とは異なる領域で出力され、診断に必要な領域が削除される恐れがあった。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、出力デバイスに対応する出力領域に複数の画像を配置する際に、操作者の操作性を向上させ、適切な観察環境の確保を実現する画像処理システム、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像処理システムは、出力デバイスに対応する出力領域に画像を配置する処理を行う画像処理システムであって、前記出力領域に対する画像の出力可能領域を算出する出力可能領域算出手段と、前記画像の切り出し開始位置を入力する第1の入力手段と、前記出力可能領域算出手段により算出された出力可能領域と前記第1の入力手段により入力された切り出し開始位置に基づいて、切り出し可能領域を算出する切り出し可能領域算出手段と、前記画像とともに、当該画像上に前記切り出し可能領域算出手段により算出された切り出し可能領域を表示画面に表示する切り出し可能領域表示手段と、前記第1の入力手段により入力された切り出し開始位置を基準とする切り出し領域を入力する第2の入力手段と、前記第2の入力手段により入力された切り出し領域と、前記切り出し可能領域算出手段により算出された切り出し可能領域に基づいて、前記画像のサイズを変更する画像サイズ変更手段と、前記画像サイズ変更手段による画像のサイズに基づいて、前記出力領域に対して当該画像を配置する画像配置手段とを有する。
本発明の画像処理方法は、出力デバイスに対応する出力領域に画像を配置する処理を行う画像処理方法であって、前記出力領域に対する画像の出力可能領域を算出する出力可能領域算出ステップと、前記画像の切り出し開始位置を入力する第1の入力ステップと、前記出力可能領域算出ステップにより算出された出力可能領域と前記第1の入力ステップにより入力された切り出し開始位置に基づいて、切り出し可能領域を算出する切り出し可能領域算出ステップと、前記画像とともに、当該画像上に前記切り出し可能領域算出ステップにより算出された切り出し可能領域を表示画面に表示する切り出し可能領域表示ステップと、前記第1の入力ステップにより入力された切り出し開始位置を基準とする切り出し領域を入力する第2の入力ステップと、前記第2の入力ステップにより入力された切り出し領域と、前記切り出し可能領域算出ステップにより算出された切り出し可能領域に基づいて、前記画像のサイズを変更する画像サイズ変更ステップと、前記画像サイズ変更ステップによる画像のサイズに基づいて、前記出力領域に対して当該画像を配置する画像配置ステップとを有する。
本発明のプログラムは、出力デバイスに対応する出力領域に画像を配置する処理を行う画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記出力領域に対する画像の出力可能領域を算出する出力可能領域算出ステップと、前記画像の切り出し開始位置を入力する第1の入力ステップと、前記出力可能領域算出ステップにより算出された出力可能領域と前記第1の入力ステップにより入力された切り出し開始位置に基づいて、切り出し可能領域を算出する切り出し可能領域算出ステップと、前記画像とともに、当該画像上に前記切り出し可能領域算出ステップにより算出された切り出し可能領域を表示画面に表示する切り出し可能領域表示ステップと、前記第1の入力ステップにより入力された切り出し開始位置を基準とする切り出し領域を入力する第2の入力ステップと、前記第2の入力ステップにより入力された切り出し領域と、前記切り出し可能領域算出ステップにより算出された切り出し可能領域に基づいて、前記画像のサイズを変更する画像サイズ変更ステップと、前記画像サイズ変更ステップによる画像のサイズに基づいて、前記出力領域に対して当該画像を配置する画像配置ステップとをコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、出力デバイスに対応する出力領域に複数の画像を配置する際に、操作者の操作性を向上させ、適切な観察環境の確保を実現することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態(実施形態)について説明する。なお、以下に示す説明においては、放射線としてX線を適用した例を示すが、本発明においてはこれに限定されず、例えば、放射線として、γ線などの電磁波やα線、β線なども含まれるものとして記載する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るX線画像処理システム100の概略構成の一例を示す模式図である。このX線画像処理システム100は、X線画像(より具体的には、X線デジタル画像)に画像処理を施して出力するシステムであり、一定サイズの出力領域に任意のサイズで切り出されたX線画像を固定倍率で出力するシステムに関するものである。
X線画像処理システム100は、図1に示すように、X線画像撮影装置110と、ネットワーク120と、RIS130と、PACS140と、Viewer150と、プリンタ160−1及び160−2を有して構成されている。
また、X線画像撮影装置110は、図1に示すように、X線発生部111と、X線発生制御部112と、センサ113を含み構成されるセンサユニット114と、X線画像撮影制御部115と、操作・表示部116を有して構成されている。
X線発生部111は、X線を発生させるX線管球を具備し、被写体である患者200にX線を照射する。X線発生制御部112は、X線画像撮影制御部115からの指示に基づきX線発生部111を制御して、X線発生部111から発生させるX線の制御を行う。
センサ113は、患者200を透過したX線を電気信号(電荷)として検出する。センサユニット114は、センサ113で検出された電荷をA/D変換して、X線画像(より具体的には、X線デジタル画像)として出力する。
X線画像撮影制御部115は、X線画像撮影装置110の動作を統括的に制御する。操作・表示部116は、ユーザーからの操作入力を受け付ける操作部と、X線画像や各種の情報を表示する表示部を備えて構成されている。
ネットワーク120は、X線画像撮影装置110、RIS130、PACS140、Viewer150、並びに、プリンタ160−1及び160−2を、相互に通信可能に接続する。
RIS130は、放射線部門内の情報システムである。PACS140は、X線画像撮影装置110で撮影されたX線画像を保存・管理する画像サーバである。Viewer150は、診断用のX線画像を出力するものである。プリンタ160−1及び160−2は、診断用のX線画像を印刷出力するものである。
次に、図1に示すX線画像処理システム100の簡単な処理の流れについて説明する。
X線画像撮影制御部115は、RIS130から被写体である患者200の撮影オーダーを受信すると、当該撮影オーダーに応じた、X線管球の管電流や管電圧、X線の照射時間等の撮影条件をX線発生制御部112へ送る。そして、照射ボタン(不図示)が押されると、X線発生制御部112は、X線画像撮影制御部115からの撮影条件に応じて、X線発生部111のX線管球に高電圧等を供給し、X線発生部111からX線を発生させる。
そして、センサ113は、患者200を透過したX線を電気信号(電荷)として検出する。センサユニット114は、センサ113で検出された患者200の透過X線量に相当する電荷をA/D変換して、これをX線画像としてX線画像撮影制御部115へ転送する。X線画像撮影制御部115は、受信したX線画像に様々な補正処理や画像処理を施し、処理後のX線画像を、PACS140へ保存すると共に、必要に応じて、Viewer150やプリンタ160−1、160−2に出力して診断が行われる。
図2は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示すX線画像撮影制御部115の主要な機能構成の一例を示す模式図である。ここで、図2では、X線画像撮影制御部115−1として記載する。
X線画像撮影制御部115−1は、図2に示すように、画像入力部210と、画像処理部220と、切り出し制御部230と、出力デバイス情報保持用メモリ240と、画像配置情報保持用メモリ250を有して構成されている。さらに、X線画像撮影制御部115−1は、図2に示すように、切り出し開始位置入力部260と、切り出し領域入力部270と、画像出力部280を有して構成されている。
切り出し制御部230は、空き領域算出部231と、切り出し可能領域算出部232と、画像サイズ変更部233と、画像配置部234を有して構成されている。
画像入力部210は、X線発生部111からX線が患者200に照射された後、センサ113の有効画素領域の全てのデジタルデータ(X線画像データ)をセンサユニット114から取得し、X線画像撮影制御部115−1の内部に入力する。
画像処理部220は、画像入力部210で取得し入力されたX線画像データに対して所定の画像処理を行う。
出力デバイス情報保持用メモリ240には、X線画像を出力可能な出力デバイス(例えば、プリンタ160−1及び160−2等)の有効画素数や画素ピッチ等の出力デバイス情報が保存されている。また、画像配置情報保持用メモリ250には、既に、出力デバイスに対応する出力領域に配置済みのX線画像の画像サイズやその配置位置等の画像配置情報が保存されている。
切り出し制御部230は、出力デバイスに対応する出力領域に対する空き領域に基づいてX線画像の切り出しの制御を行う。
まず、空き領域算出部231は、出力デバイス情報保持用メモリ240から出力先の出力デバイス情報及び画像配置情報保持用メモリ250から既に出力領域に配置済みのX線画像の画像配置情報を取得して、これらの情報に基づいて、空き領域を算出する。即ち、空き領域算出部231は、出力領域に対する画像の出力可能領域を算出する出力可能領域算出手段を構成する。
切り出し開始位置入力部260は、指定された切り出し開始位置の情報(具体的には、切り出し開始位置の座標情報)を切り出し可能領域算出部232に対して入力する。この切り出し開始位置入力部260は、第1の入力手段を構成する。そして、切り出し可能領域算出部232は、空き領域算出部231で算出された空き領域の情報と、切り出し開始位置入力部260から入力された切り出し開始位置の情報に基づいて、切り出し可能な領域である切り出し可能領域を算出する。
切り出し領域入力部270は、切り出し開始位置を基準にして指定された切り出し範囲に係る切り出し領域の情報を画像サイズ変更部233や画像配置部234に対して入力する。この切り出し領域入力部270は、第2の入力手段を構成する。画像サイズ変更部233は、切り出し領域入力部270から入力された切り出し領域、もしくは、切り出し可能領域算出部232で算出された切り出し可能領域に基づく適切な切り出し領域で、当該X線画像の画像サイズを変更する。そして、画像サイズ変更部233は、当該画像サイズの情報を画像配置情報保持用メモリ250に保存し、また、画像配置部234に出力する。
画像配置部234は、画像サイズ変更部233からの画像サイズの情報、切り出し領域入力部270からの切り出し領域の情報に基づいて、出力領域に対するX線画像(切り出し画像)の配置位置を決定する。そして、画像配置部234は、決定した当該切り出し画像の配置位置の情報を画像配置情報保持用メモリ250に保存する。
画像出力部280は、切り出し制御部230の処理により出力する全てのX線画像が出力領域に配置されると、設定された出力先の出力デバイスに当該X線画像に基づくX線画像データを出力する。
図3は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示すX線画像撮影制御部115による画像処理方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。具体的に、図3は、図2に示すX線画像撮影制御部115−1の切り出し制御部230における処理のフローチャートである。
ここで、図3のフローチャートの説明を行う前に、図4〜図6に示す表示画面について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す操作・表示部116に表示される設定画面400の一例を示す模式図である。具体的に、図4には、切り出し領域の設定画面400が示されている。
図4に示す設定画面400には、次の操作を指示するメッセージ表示部410、患者情報を入力するための患者情報入力部420、X線発生部111に関する様々な情報(X線パラメータ)を表示するX線パラメータ表示部430が設けられている。さらに、設定画面400には、取得済み画像を表示するサムネイル画像表示部440、取得済み画像のプレビューを表示するプレビュー画像表示部450、選択された画像の画像処理パラメータを変更するための画像処理パラメータ変更部460も設けられている。さらに、設定画面400には、次へボタン470、出力イメージボタン480が設けられている。
画像処理パラメータ変更部460は、画像処理の種類ごとにタブ461で切り替えられ、図4に示す例では、X線画像の反転や回転などの「幾何」処理が選択された場合を示している。そして、この「幾何」処理の場合には、例えば、X線画像の回転及び反転ボタン462や、切り出し処理用ボタン463が設けられる。
取得済み画像を表示するサムネイル画像表示部440では、プレビュー画像表示部450に表示するX線画像の切り替えが可能となっており、現在表示されている画像は、一例として、太枠442で区別して表示される。また、既に切り出し設定が行われている場合には、切り出し枠441がサムネイル画像上にも表示される。
プレビュー画像表示部450において、切り出し開始位置451は、操作者により指定された切り出し開始位置である。この切り出し開始位置451が指定されると、プレビュー画像表示部450には、切り出し可能領域452、453、及び、切り出し不可能領域454、455が表示される。具体的に、このプレビュー画像表示部450には、切り出し可能領域452及び453と、切り出し不可能領域454及び455とが背景色を変えて区別して表示されている。
また、操作者により次へボタン470が操作されると、次の処理へ遷移する。また、操作者により出力イメージボタン480が操作されると、確定している出力イメージ確認画面500(図5)、出力イメージ確認画面600(図6)が、操作・表示部116に表示される。
図5は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す操作・表示部116に表示される出力イメージ確認画面500の一例を示す模式図である。
図5に示す出力イメージ確認画面500には、出力デバイスに対応する出力領域に配置済みのX線画像の出力イメージを表示する出力イメージ表示部510が設けられている。また、この出力イメージ表示部510から、空き領域511、512の確認ができる。また、図5に示す出力イメージ確認画面500には、出力デバイスの詳細な情報を表示する出力デバイス情報表示部520が表示される。また、図5に示す出力イメージ確認画面500には、OKボタン530が設けられており、このOKボタン530が操作(押下)されると、図4に示す切り出し領域の設定画面400に戻るようになっている。
図6は、本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す操作・表示部116に表示される出力イメージ確認画面600の一例を示す模式図である。
図6に示す出力イメージ確認画面600は、図5に示す出力イメージ確認画面500の出力イメージ表示部510(より具体的には、空き領域511)に、X線画像611が追加された出力イメージ表示部610を示している。図6に示す出力イメージ確認画面600には、図5に示す出力イメージ確認画面500と同様に、出力デバイスの詳細な情報を表示する出力デバイス情報表示部620が表示される。また、図6に示す出力イメージ確認画面600には、図5に示す出力イメージ確認画面500と同様に、OKボタン630が設けられており、このOKボタン630が操作(押下)されると、図4に示す切り出し領域の設定画面400に戻るようになっている。
次に、図1〜図6を用いて、第1の実施形態に係るX線画像処理システム100の全体の処理の流れについて説明する。
患者200は、外来受付を済ませて、例えば、医師の診断により胸部正面と胸部側面のX線画像の撮影が必要と判断されると、X線撮影室へ移動する。そして、医師から発行された検査オーダーは、RIS130を介して、X線画像撮影制御部115へ送信される。放射線技師(操作者)は、操作・表示部116の表示画面から患者200の検査オーダーを選択して、当該検査オーダーに係る撮影(撮影オーダー)を開始する。
放射線技師(操作者)により照射ボタン(不図示)が押下されると、X線発生制御部112は、X線画像撮影制御部115からの撮影条件に応じて、X線発生部111からX線を発生させる。そして、センサ113は、患者200を透過したX線を電気信号(電荷)として検出し、センサユニット114は、センサ113で検出した患者200の透過X線量に相当する電荷をA/D変換して、これをX線画像としてX線画像撮影制御部115へ転送する。
そして、センサユニット114から転送されたX線画像は、図2に示すX線画像撮影制御部115−1の画像入力部210に読み込まれる。
その後、図2に示す画像処理部220は、画像入力部210から読み込まれたX線画像に対して、予め設定された補正処理や階調処理、周波数処理等の所定の画像処理を施す。その後、画像処理部220で画像処理されたX線画像は、操作・表示部116の表示画面(例えば、図4に示す切り出し領域の設定画面400)に表示される。その後、放射線技師(操作者)は、操作・表示部116に表示された、例えば、図4に示す切り出し領域の設定画面400を用いて、出力するX線画像の切り出し範囲を指定する。この切り出し範囲が指定された際の切り出し制御部230(図2)による切り出し制御処理について、図2及び図3等を用いて説明する。
まず、空き領域算出部231は、出力デバイス情報保持用メモリ240から、出力先として設定されている出力デバイスに関するサイズや画素ピッチ等の出力デバイス情報を取得する。例えば、出力先の出力デバイスがプリンタ1と設定されている場合、プリンタ1に対応するプリンタ160−1の出力デバイス情報として、例えば、画素ピッチが80μm、フィルムサイズの幅が4268ピクセル、高さが5108ピクセルといった情報を取得する。
さらに、空き領域算出部231は、画像配置情報保持用メモリ250から、現在、出力領域に配置済みのX線画像の画像サイズやその配置位置等の画像配置情報を取得する。ここでは、例えば、既に1枚のX線画像が配置されており、センサ113の画素ピッチ160μmで切り出しサイズの幅が2000ピクセル、高さが1400ピクセル、配置位置の始点(X,Y)が左上を原点として(0,0)といった情報を取得する。
そして、図3のステップS101において、空き領域算出部231は、出力デバイス情報保持用メモリ240から取得した出力デバイス情報、及び、画像配置情報保持用メモリ250から取得した画像配置情報に基づいて、出力領域に対する空き領域を算出する。ここで、出力領域は、例えば、出力先の出力デバイスがプリンタ1(プリンタ160−1)と設定されている場合、当該プリンタ1に対応する出力領域であり、出力デバイス情報に基づくものである。
この場合、プリンタ1(プリンタ160−1)の出力領域は、画素ピッチと有効画素数を掛け合わせたサイズであり、縦(高さ)408.64mm×横(幅)341.11mmとなる。また、上述した例では、配置済みの画像サイズは、縦(高さ)224mm×横(幅)320mmなので、空き領域は、縦184.64mm×横341.11mm(図5の空き領域511)又は縦408.64mm×横21.11mm(図5の空き領域512)となる。
なお、画像配置情報保持用メモリ250から取得した結果、現在、出力領域に配置済みの画像が1枚もない場合、空き領域算出部231は、出力デバイス情報保持用メモリ240より取得した出力デバイスに対応する出力領域を空き領域として算出する。
その後、放射線技師(操作者)が、図4に示す切り出し領域の設定画面400で切り出し開始位置451を指定すると、切り出し開始位置入力部260は、切り出し開始位置451の情報を切り出し可能領域算出部232に対して入力する。
続いて、図3のステップS102において、切り出し可能領域算出部232は、切り出し開始位置入力部260から入力された切り出し開始位置情報と、ステップS101で算出された空き領域に基づいて、切り出し可能領域を算出する。例えば、切り出し開始位置(X,Y)が(0,400)である場合、切り出し可能領域は、幅21.11mm、高さ344.64mm(図4の切り出し可能領域452)、及び、幅341.11mm、高さ184.64mm(図4の切り出し可能領域453)となる。
続いて、図3のステップS103において、X線画像撮影制御部115(例えば、切り出し可能領域算出部232)は、ステップS102で算出した切り出し可能領域を、操作・表示部116(図4の切り出し領域の設定画面400)に表示する。具体的に、ステップS103では、図4に示すプレビュー画像表示部450にX線画像とともに、切り出し可能領域を、当該X線画像上に切り出し可能領域452、453として表示して、可視化する(切り出し可能領域表示ステップ)。
この際、X線画像撮影制御部115は、図4に示す切り出し可能領域452及び453以外のX線画像上の切り出し不可能領域454及び455については、例えば、マスク等により切り出し可能領域452及び453と区別(識別)して表示する。なお、図4に示す切り出し可能領域452及び453と切り出し不可能領域454及び455とを区別(識別)して表示する方法は、このマスクに限らず他の方法を用いるようにしてもよい。
その後、放射線技師(操作者)が、図4に示す切り出し領域の設定画面400において、切り出し開始位置451を基準として切り出し終了位置を指定し、切り出し領域を指定すると、切り出し領域入力部270は、当該切り出し領域の情報の入力を行う。具体的に、切り出し領域入力部270は、切り出し領域の情報を画像サイズ変更部233や画像配置部234に対して入力する。
ここで、上述した切り出し開始位置入力部260及び切り出し領域入力部270は、例えば、マウスなどのポインティングデバイスで構成することが考えられる。この場合、例えば、切り出し開始位置入力部260は、放射線技師(操作者)による当該マウスの1回目の右クリックを切り出し開始位置として、その座標の情報の入力を行う。また、切り出し領域入力部270は、放射線技師による当該マウスの2回目の右クリックにより、1回目の右クリックで指定された切り出し開始位置から2回目にクリックされた切り出し終了位置までの矩形領域を切り出し領域として、その座標の情報の入力を行う。
続いて、図3のステップS104において、例えば画像サイズ変更部233は、切り出し領域入力部270から入力された切り出し領域のサイズが、ステップS102で算出された切り出し可能領域に基づく切り出し可能範囲内であるか否かを判断する。
図3のステップS104の判断の結果、切り出し領域入力部270から入力された切り出し領域のサイズが、切り出し可能範囲内である場合には、図3のステップS105に進む。
図3のステップS105に進むと、画像サイズ変更部233は、切り出し領域入力部270から入力された切り出し領域のサイズ、即ち、放射線技師(操作者)によって指定された切り出し領域のサイズで、当該X線画像の画像サイズを変更する。ここで、設定された画像サイズの情報は、画像配置情報保持用メモリ250に保持される。そして、X線画像撮影制御部115(例えば、切り出し制御部230)は、画像サイズ変更部233で変更された画像サイズ、即ち放射線技師(操作者)によって指定された切り出し領域のサイズで切り出し枠を図4に示す切り出し領域の設定画面400に表示する。その後、図3のステップS107に進む。
一方、図3のステップS104の判断の結果、切り出し領域入力部270から入力された切り出し領域のサイズが、切り出し可能範囲内でない(即ち、範囲外である)場合には、図3のステップS106に進む。
図3のステップS106に進むと、画像サイズ変更部233は、切り出し領域入力部270からの切り出し領域を無効とし、ステップS102で算出された切り出し可能領域に基づく切り出し可能範囲の最大サイズで、当該X線画像の画像サイズを変更する。ここで、設定された画像サイズの情報は、画像配置情報保持用メモリ250に保持される。そして、X線画像撮影制御部115(例えば、切り出し制御部230)は、画像サイズ変更部233で変更された画像サイズ、即ち切り出し可能範囲の最大サイズで切り出し枠を図4に示す切り出し領域の設定画面400に表示する。その後、図3のステップS107に進む。
図3のステップS107に進むと、画像配置部234は、ステップS105又はステップS106で切り出したX線画像を出力領域の配置可能な空き領域に配置する(例えば、図6のX線画像611の配置表示:画像表示ステップ)。
なお、放射線技師(操作者)は、切り出し領域を指定する前後に、適宜、図4に示す出力イメージボタン480を押下し、X線画像撮影制御部115は、これを検知して、出力イメージ確認画面500(図5)、600(図6)を操作・表示部116に表示する。そして、放射線技師(操作者)は、操作・表示部116に表示された出力イメージ確認画面を参照して、診断に必要な観察領域が含まれるか、空き領域はどれくらいかといった情報を確認する。また、切り出し領域を指定するタイミングは、撮影オーダーごとに行っても1つの検査オーダーにおける全ての撮影オーダーが終了してからまとめて行ってもよい。また、1つの出力領域に配置するX線画像は、異なる画像はもちろん、同一画像上に複数の切り出し領域を設定することも可能である。
ここで、同一画像上で、複数の切り出し領域を設定する場合、放射線技師(操作者)は、図4に示す切り出し処理用ボタン463の新規ボタンを押下し、X線画像撮影制御部115は、この操作に基づき切り出し領域の追加処理を行う。また、切り出し領域の変更や削除を行う場合、放射線技師(操作者)は、プレビュー画像表示部450より対象となる切り出し枠を選択し、切り出し処理用ボタン463の変更ボタンや削除ボタンを押下する。そして、X線画像撮影制御部115は、この操作に基づき切り出し領域の変更処理や削除処理を行う。
そして、画像出力部280は、切り出し制御部230の処理により出力する全てのX線画像が出力領域に配置されると、指定された出力先の出力デバイスに当該X線画像に基づくX線画像データを出力する。
このように、第1の実施形態では、操作者が切り出し領域を指定する際、出力領域に対する空き領域と操作者の指定した切り出し開始位置に応じて切り出し可能領域を可視化することが可能なため、操作者の切り出し操作の負担を軽減することができる。また、出力領域に適切な画像サイズのX線画像を配置することにより、操作者は、出力イメージを確認しながら操作を進めることができ、操作者が意図しない画像領域でX線画像が切り出されることを防止することができる。さらに、切り出し可能領域よりも大きなサイズで切り出し領域が指定されることを防ぐことができるため、切り出し領域の設定操作の繰り返しを低減できる。
したがって、第1の実施形態によれば、出力デバイスに対応する出力領域に複数の画像を配置する際に、操作者の操作性を向上させ、適切な観察環境の確保を実現することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本発明の第2の実施形態は、切り出し領域の算出方法のバリエーションとして、切り出し画像の回転及び出力領域の回転を追加し、かつ、操作者が任意に算出方法を設定した場合の形態である。なお、第2の実施形態に係るX線画像処理システムの概略構成は、図1に示す第1の実施形態に係るX線画像処理システム100と同様である。
図7は、本発明の第2の実施形態を示し、図1に示すX線画像撮影制御部115の主要な機能構成の一例を示す模式図である。ここで、図7では、X線画像撮影制御部115−2として記載する。ここで、図7においては、図2に示す構成と同様の機能構成については、同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。
X線画像撮影制御部115−2は、図7に示すように、図2に示すX線画像撮影制御部115−1に対して、切り出し情報入力部710及び切り出し情報保持用メモリ720を追加し、切り出し制御部230に替えて切り出し制御部730を構成したものである。そして、切り出し制御部730は、空き領域算出部731と、切り出し可能領域算出部732と、画像サイズ変更部733と、画像配置部734を有して構成されている。
切り出し情報入力部710は、切り出し領域を算出する際の算出条件(例えば、切り出し画像及び出力領域の回転に係る条件等)や表示時の線種、配置可能領域が複数ある際の優先順位等の切り出し情報を入力する。この切り出し情報入力部710によって入力された切り出し情報は、切り出し情報保持用メモリ720に保存される。
切り出し制御部730は、切り出し情報保持用メモリ720に設定された切り出し領域の算出方法に基づいてX線画像の切り出しの制御を行う。
まず、空き領域算出部731は、切り出し情報保持用メモリ720から、切り出し画像の回転が有効か、出力領域の回転が有効かといった切り出し領域の算出条件を取得する。なお、ここでの回転とは、90度回転を意味する。さらに、空き領域算出部731は、出力デバイス情報保持用メモリ240から出力先の出力デバイス情報及び画像配置情報保持用メモリ250から既に出力領域に配置済みのX線画像の画像配置情報を取得し、これらの情報及び算出条件に基づき空き領域を算出する。
切り出し可能領域算出部732は、空き領域算出部731で算出された空き領域の情報と、切り出し開始位置入力部260から入力された切り出し開始位置の情報に基づいて、切り出し可能な領域である切り出し可能領域を算出する。この際、X線画像撮影制御部115(例えば、切り出し制御部730の切り出し可能領域算出部732)は、切り出し情報保持用メモリ720から線種や表示条件等の情報を取得し、切り出し可能領域を操作・表示部116に表示する。
画像サイズ変更部733は、切り出し領域入力部270から入力された切り出し領域、もしくは、切り出し可能領域算出部732で算出された切り出し可能領域に基づく適切な切り出し領域で、当該X線画像の画像サイズを変更する。そして、画像サイズ変更部733は、当該画像サイズの情報を画像配置情報保持用メモリ250に保存し、また、画像配置部734に出力する。
画像配置部734は、画像サイズ変更部733からの画像サイズの情報、切り出し領域入力部270からの切り出し領域の情報に基づいて、出力領域に対するX線画像(切り出し画像)の配置位置を決定する。この際、画像配置部734は、配置可能領域が複数存在する場合には、切り出し情報保持用メモリ720から配置領域の優先順位の情報を取得し、出力領域に対するX線画像(切り出し画像)の配置位置を決定する。そして、画像配置部234は、決定した当該切り出し画像の配置位置の情報を画像配置情報保持用メモリ250に保存する。
図8は、本発明の第2の実施形態を示し、図1に示すX線画像撮影制御部115による画像処理方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。具体的に、図8は、図7に示すX線画像撮影制御部115−2の切り出し制御部730における処理のフローチャートである。
ここで、図3のフローチャートの説明を行う前に、図9〜図11に示す表示画面について説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態を示し、図1に示す操作・表示部116に表示される設定画面900の一例を示す模式図である。具体的に、図9には、切り出し情報の設定画面900が示されている。
図9に示す設定画面900には、切り出し情報設定部910が設けられている。この切り出し情報設定部910には、切り出し領域の算出条件として、出力領域の回転の有効/無効切り替え用ラジオボタン911や切り出し画像の回転の有効/無効切り替え用ラジオボタン912が設けられている。また、切り出し情報設定部910には、切り出し画像の画像サイズが複数の切り出し可能領域に配置可能な場合に優先する切り出し領域の優先順位を設定するコントロール部913や、切り出し枠の線種を設定するコントロール部914も設けられている。また、図9に示す設定画面900において、キャンセルボタン920が押下されると、変更した設定は無効になり、また、OKボタン930が押下されると、変更された設定を反映して元の画面に戻る。
図10は、本発明の第2の実施形態を示し、図1に示す操作・表示部116に表示される設定画面1000の一例を示す模式図である。具体的に、図10には、切り出し領域の設定画面1000が示されている。
図10に示す設定画面1000には、次の操作を指示するメッセージ表示部1010、患者情報を入力するための患者情報入力部1020、X線発生部111に関する様々な情報(X線パラメータ)を表示するX線パラメータ表示部1030が設けられている。さらに、設定画面1000には、取得済み画像を表示するサムネイル画像表示部1040、取得済み画像のプレビューを表示するプレビュー画像表示部1050、選択された画像の画像処理パラメータを変更する画像処理パラメータ変更部1060も設けられている。さらに、設定画面1000には、次へボタン1070、出力イメージボタン1080が設けられている。
画像処理パラメータ変更部1060は、画像処理の種類ごとにタブ1061で切り替えられ、図10に示す例では、反転や回転などの「幾何」処理が選択された場合を示している。そして、この「幾何」処理の場合には、例えば、回転及び反転ボタン1062や、切り出し処理用ボタン1063、切り出し可能領域枠の表示を切り替えるコントロール部1064が設けられている。このコントロール部1064の選択に基づき、切り出し可能領域枠がプレビュー画像表示部1050に反映されて表示される。
プレビュー画像表示部1050において、切り出し開始位置1051は、操作者により指定された切り出し開始位置である。この切り出し開始位置1051が指定されると、プレビュー画像表示部1050には、切り出し可能領域1052、1053、1054、1055、及び、切り出し不可能領域1056、1057が表示される。具体的に、このプレビュー画像表示部1050には、切り出し可能領域1052、1053、1054及び1055と、切り出し不可能領域1056及び1057とが背景色を変えて区別して表示されている。
また、操作者により次へボタン1070が操作されると、次の処理へ遷移する。また、操作者により出力イメージボタン1080が操作されると、確定している出力イメージ確認画面が、操作・表示部116に表示される。
図11は、本発明の第2の実施形態を示し、図1に示す操作・表示部116に表示される、出力領域の非回転時の空き領域を示す画面1110及び出力領域の回転時の空き領域を示す画面1120の一例を示す模式図である。
ここで、図11(a)に、出力領域の非回転時の空き領域(1111、1112)を示す画面1110を示し、図11(b)に、出力領域の回転時の空き領域(1121、1122)を示す画面1120を示す。
次に、図1、図7〜図11を用いて、第2の実施形態に係るX線画像処理システム100の全体の処理の流れについて説明する。
第2の実施形態においても、患者200が医師による診断を受け、撮影が行われるまでの流れは第1の実施形態と同様であるため、その説明は省略する。放射線技師(操作者)は、操作・表示部116に表示された、例えば、図10に示す切り出し領域の設定画面1000を用いて、出力するX線画像の切り出し範囲を指定する。この切り出し範囲が指定された際の切り出し制御部730(図7)による切り出し制御処理について、図7及び図8等を用いて説明する。
まず、空き領域算出部731は、切り出し情報保持用メモリ720から、切り出し画像の回転が有効か、出力領域の回転が有効かといった切り出し領域の算出条件を取得する。ここで、切り出し領域の算出条件は、空き領域の算出条件ということもできる。ここでは、いずれの回転も有効に設定されているものとする。また、空き領域算出部731は、出力デバイス情報保持用メモリ240から、出力先として設定されている出力デバイスに関するサイズや画素ピッチ等の出力デバイス情報を取得する。例えば、出力先の出力デバイスがプリンタ1と設定されている場合、プリンタ1に対応するプリンタ160−1の出力デバイス情報として、例えば、画素ピッチが80μm、フィルムサイズの幅が4268ピクセル、高さが5108ピクセルといった情報を取得する。
さらに、空き領域算出部231は、画像配置情報保持用メモリ250から、現在、出力領域に配置済みのX線画像の画像サイズやその配置位置等の画像配置情報を取得する。ここでは、例えば、既に1枚のX線画像が配置されており、センサ113の画素ピッチ160μmで切り出しサイズの幅が2000ピクセル、高さが1400ピクセル、配置位置の始点(X,Y)が左上を原点として(0,0)といった情報を取得する。
そして、図8のステップS201において、空き領域算出部731は、切り出し領域の算出条件として、出力領域の回転が有効か否かを判断する。
図8のステップS201の判断の結果、切り出し領域の算出条件として、出力領域の回転が有効である場合には、図8のステップS202に進む。
図8のステップS202に進むと、空き領域算出部731は、出力領域に配置済みのX線画像が出力領域の回転時に配置可能か否かを判断する。
図8のステップS202の判断の結果、出力領域に配置済みのX線画像が出力領域の回転時に配置可能である場合には、図8のステップS203に進む。
図8のステップS203に進むと、空き領域算出部731は、出力デバイス情報保持用メモリ240から取得した出力デバイス情報と画像配置情報保持用メモリ250から取得した画像配置情報に基づいて、出力領域の回転時と非回転時の空き領域を算出する。
本例では、算出条件として出力領域の回転が有効であり、回転時の出力領域の縦341.11mm×横408.64mmに対して配置済みのX線画像の縦224mm×横320mmが配置可能なので、出力領域の回転時及び非回転時の空き領域が算出される。この場合、非回転時の空き領域は、縦184.64mm×横341.11mm(図11の空き領域1111)もしくは縦408.64mm×横21.11mm(図11の空き領域1112)となる。また、回転時の空き領域は、縦117.11mm×横408.64mm(図11の空き領域1121)もしくは縦341.11mm×横88.64mm(図11の空き領域1122)となる。
そして、放射線技師(操作者)が、切り出し領域の設定画面1000で切り出し開始位置1051を指定すると、続いて、図8のステップS204において、切り出し可能領域算出部732は、切り出し画像の回転が有効か否かを判断する。
図8のステップS204の判断の結果、切り出し画像の回転が有効である場合には、図8のステップS205に進む。
図8のステップS205に進むと、切り出し可能領域算出部732は、指定された切り出し開始位置1051とステップS203で算出された空き領域に基づいて、切り出し画像の回転時及び非回転時の切り出し可能領域を算出する。
ここで、本例では、切り出し画像の回転が有効となっているので、切り出し開始位置(X,Y)が(0,400)とすると、ステップS203で算出された空き領域から全部で8パターンの切り出し可能領域が算出されることになる。
一方、図8のステップS204の判断の結果、切り出し画像の回転が有効でない(無効である)場合には、図8のステップS206に進む。
図8のステップS206に進むと、切り出し可能領域算出部732は、指定された切り出し開始位置1051とステップS203で算出された空き領域に基づいて、切り出し画像の非回転時の切り出し可能領域を算出する。
また、図8のステップS201で出力領域の回転が有効でないと(無効である)判断された場合、或いは、図8のステップS202で出力領域に配置済みのX線画像が出力領域の回転時に配置可能でないと判断された場合には、図8のステップS207に進む。
図8のステップS207に進むと、空き領域算出部731は、出力デバイス情報保持用メモリ240から取得した出力デバイス情報と画像配置情報保持用メモリ250から取得した画像配置情報に基づいて、出力領域の非回転時の空き領域を算出する。
そして、放射線技師(操作者)が、切り出し領域の設定画面1000で切り出し開始位置1051を指定すると、続いて、図8のステップS208において、切り出し可能領域算出部732は、切り出し画像の回転が有効か否かを判断する。
図8のステップS208の判断の結果、切り出し画像の回転が有効である場合には、図8のステップS209に進む。
図8のステップS209に進むと、切り出し可能領域算出部732は、指定された切り出し開始位置1051とステップS207で算出された空き領域に基づいて、切り出し画像の回転時及び非回転時の切り出し可能領域を算出する。
一方、図8のステップS208の判断の結果、切り出し画像の回転が有効でない(無効である)場合には、図8のステップS210に進む。
図8のステップS210に進むと、切り出し可能領域算出部732は、指定された切り出し開始位置1051とステップS207で算出された空き領域に基づいて、切り出し画像の非回転時の切り出し可能領域を算出する。
図8のステップS205、ステップS206、ステップS209、或いは、ステップS210の処理が終了すると、図8のステップS211に進む。
図8のステップS211に進むと、X線画像撮影制御部115(例えば、切り出し可能領域算出部732)は、ステップS205、S206、S209或いはS210で算出した切り出し可能領域を、図10の切り出し領域の設定画面1000に表示する。ステップS211では、図10に示すプレビュー画像表示部1050にX線画像とともに、コントロール部1064の設定に基づき、切り出し可能領域に係る切り出し可能領域枠を、当該X線画像上に表示して、可視化する(切り出し可能領域表示ステップ)。
ここで、図10のコントロール部1064で標準+画像回転が選択された際の切り出し可能領域は、図10のプレビュー画像表示部450に反映されている。具体的に、出力領域の非回転時の標準枠1052、1053、及び、出力領域の非回転かつ切り出し画像の回転時の画像回転枠1054、1055が、それぞれ、コントロール部1064で指定された線種で表示されている。
また、図10のプレビュー画像表示部450の切り出し不可能領域1056及び1057については、例えば、マスク等により切り出し可能領域と区別(識別)して表示する。なお、この切り出し可能領域と切り出し不可能領域とを区別(識別)して表示する方法は、このマスクに限らず他の方法を用いるようにしてもよい。そして、操作者がコントロール部1064で選択を切り替えることで、全ての切り出し可能領域枠の表示や、出力領域の回転+切り出し画像の回転の切り出し可能領域枠の表示等、操作者の見たい枠を表示することが可能である。
その後、放射線技師(操作者)が、図10に示す切り出し領域の設定画面1000において、切り出し開始位置451を基準として切り出し終了位置を指定し、切り出し領域を指定すると、切り出し領域入力部270は、当該切り出し領域の情報の入力を行う。具体的に、切り出し領域入力部270は、切り出し領域の情報を画像サイズ変更部733や画像配置部734に対して入力する。
続いて、図8のステップS212において、例えば画像サイズ変更部733は、切り出し領域入力部270からの切り出し領域のサイズが、切り出し可能領域算出部732で算出された切り出し可能領域に基づく切り出し可能範囲内であるか否かを判断する。
図8のステップS212の判断の結果、切り出し領域入力部270から入力された切り出し領域のサイズが、切り出し可能範囲内である場合には、図8のステップS213に進む。
図3のステップS213に進むと、画像サイズ変更部733は、切り出し領域入力部270から入力された切り出し領域のサイズ、即ち、放射線技師(操作者)によって指定された切り出し領域のサイズで、当該X線画像の画像サイズを変更する。ここで、設定された画像サイズの情報は、画像配置情報保持用メモリ250に保持される。そして、X線画像撮影制御部115(例えば、切り出し制御部730)は、画像サイズ変更部733で変更された画像サイズ、即ち放射線技師によって指定された切り出し領域のサイズで切り出し枠を図10に示す切り出し領域の設定画面1000に表示する。その後、図8のステップS215に進む。
一方、図8のステップS212の判断の結果、切り出し領域入力部270から入力された切り出し領域のサイズが、切り出し可能範囲内でない(即ち、範囲外である)場合には、図8のステップS214に進む。
図8のステップS214に進むと、画像サイズ変更部733は、切り出し領域入力部270からの切り出し領域を無効とし、切り出し可能領域算出部732で算出された切り出し可能領域に基づく切り出し可能範囲の最大サイズで、画像の画像サイズを変更する。ここで、設定された画像サイズの情報は、画像配置情報保持用メモリ250に保持される。そして、X線画像撮影制御部115(例えば、切り出し制御部730)は、画像サイズ変更部733で変更された画像サイズ、即ち切り出し可能範囲の最大サイズで切り出し枠を図10に示す切り出し領域の設定画面1000に表示する。その後、図8のステップS215に進む。
図8のステップS215に進むと、画像配置部734は、ステップS213又はS214で切り出したX線画像の配置可能領域が複数存在するか否かを判断する。
図8のステップS215の判断の結果、ステップS213又はS214で切り出したX線画像の配置可能領域が複数存在する場合には、図8のステップS216に進む。
図8のステップS216に進むと、画像配置部734は、切り出し情報保持用メモリ720から配置領域の優先順位の情報を取得し、優先順位の高い空き領域に、ステップS213又はS214で切り出したX線画像を配置する。
一方、図8のステップS215の判断の結果、ステップS213又はS214で切り出したX線画像の配置可能領域が複数存在しない(1つしか存在しない)場合には、図8のステップS217に進む。
図8のステップS217に進むと、画像配置部734は、ステップS213又はS214で切り出したX線画像を出力領域の配置可能な空き領域に配置する。
なお、放射線技師(操作者)は、第1の実施形態と同様に、適宜、出力イメージボタン1080を押下し、X線画像撮影制御部115は、これを検知して、出力イメージ確認画面を操作・表示部116に表示する。そして、放射線技師(操作者)は、操作・表示部116に表示された出力イメージ確認画面を確認する。
そして、画像出力部280は、切り出し制御部730の処理により出力する全てのX線画像が出力領域に配置されると、指定された出力先の出力デバイスに当該X線画像に基づくX線画像データを出力する。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態における効果に加えて、操作者が切り出し領域を指定する際の切り出し可能領域が増大し、出力領域に対する空き領域を有効に活用することが可能になる。また、フィルム出力した際のコストダウンを可能になる。さらに、空き領域の算出条件を操作者が任意に変更できるため、要求された医師の好みや、集団検診や通常検査等の運用の違いに柔軟に対応することができる。
(本発明の他の実施形態)
前述した本発明の各実施形態に係るX線画像撮影装置を構成する図1、図2、図7の各構成部、並びにX線画像処理方法を示す図3及び図8の各ステップは、コンピュータのCPUがRAMやROMなどに記憶されたプログラムを実行することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図3及び図8に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザーに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザーに配布し、所定の条件をクリアしたユーザーに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係るX線画像処理システムの概略構成の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示すX線画像撮影制御部の主要な機能構成の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示すX線画像撮影制御部による画像処理方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す操作・表示部に表示される設定画面の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す操作・表示部に表示される出力イメージ確認画面の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図1に示す操作・表示部に表示される出力イメージ確認画面の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態を示し、図1に示すX線画像撮影制御部の主要な機能構成の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態を示し、図1に示すX線画像撮影制御部による画像処理方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、図1に示す操作・表示部に表示される設定画面の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態を示し、図1に示す操作・表示部に表示される設定画面の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態を示し、図1に示す操作・表示部に表示される、出力領域の非回転時の空き領域を示す画面及び出力領域の回転時の空き領域を示す画面の一例を示す模式図である。
符号の説明
100 X線画像処理システム(放射線画像処理システム)
110 X線画像撮影装置(放射線画像撮影装置)
111 X線発生部(放射線発生部)
112 X線発生制御部(放射線発生制御部)
113 センサ
114 センサユニット
115 X線画像撮影制御部(放射線画像撮影制御部)
116 操作・表示部
120 ネットワーク
130 RIS
140 PACS
150 Viewer
160−1、160−2 プリンタ
210 画像入力部
220 画像処理部
230 切り出し制御部
240 出力デバイス情報保持用メモリ
250 画像配置情報保持用メモリ
260 切り出し開始位置入力部
270 切り出し領域入力部
280 画像出力部

Claims (11)

  1. 出力デバイスに対応する出力領域に画像を配置する処理を行う画像処理システムであって、
    前記出力領域に対する画像の出力可能領域を算出する出力可能領域算出手段と、
    前記画像の切り出し開始位置を入力する第1の入力手段と、
    前記出力可能領域算出手段により算出された出力可能領域と前記第1の入力手段により入力された切り出し開始位置に基づいて、切り出し可能領域を算出する切り出し可能領域算出手段と、
    前記画像とともに、当該画像上に前記切り出し可能領域算出手段により算出された切り出し可能領域を表示画面に表示する切り出し可能領域表示手段と、
    前記第1の入力手段により入力された切り出し開始位置を基準とする切り出し領域を入力する第2の入力手段と、
    前記第2の入力手段により入力された切り出し領域と、前記切り出し可能領域算出手段により算出された切り出し可能領域に基づいて、前記画像のサイズを変更する画像サイズ変更手段と、
    前記画像サイズ変更手段による画像のサイズに基づいて、前記出力領域に対して当該画像を配置する画像配置手段と
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記画像配置手段により前記出力領域に既に配置された画像に係る画像配置情報を保持する画像配置情報保持手段を更に有し、
    前記出力可能領域算出手段は、前記画像配置情報に基づいて、前記出力領域の空き領域を前記出力可能領域として算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記画像サイズ変更手段は、前記第2の入力手段により入力された切り出し領域が前記切り出し可能領域算出手段により算出された切り出し可能領域の範囲外である場合、前記第2の入力手段により入力された切り出し領域を無効とすることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。
  4. 前記画像サイズ変更手段は、前記第2の入力手段により入力された切り出し領域が前記切り出し可能領域算出手段により算出された切り出し可能領域の範囲外である場合、前記切り出し可能領域算出手段により算出された切り出し可能領域に基づく切り出し可能範囲の最大サイズで、前記画像のサイズを変更することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。
  5. 前記切り出し可能領域表示手段は、前記画像の前記切り出し可能領域と前記画像の切り出し不可能領域とを背景色を変えて区別して前記表示画面に表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  6. 前記出力可能領域は、前記画像サイズ変更手段による画像を回転して配置可能な領域を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  7. 前記切り出し可能領域表示手段は、前記切り出し可能領域算出手段により算出された切り出し可能領域のうち、画像の回転により切り出し可能な領域と画像を回転せずに切り出し可能な領域とを区別して前記表示画面に表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  8. 前記出力可能領域は、前記出力領域を回転することにより画像を配置可能な領域を含むことを特徴とする特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  9. 前記画像配置手段により前記出力領域に配置された画像を表示画面に表示する画像表示手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  10. 出力デバイスに対応する出力領域に画像を配置する処理を行う画像処理方法であって、
    前記出力領域に対する画像の出力可能領域を算出する出力可能領域算出ステップと、
    前記画像の切り出し開始位置を入力する第1の入力ステップと、
    前記出力可能領域算出ステップにより算出された出力可能領域と前記第1の入力ステップにより入力された切り出し開始位置に基づいて、切り出し可能領域を算出する切り出し可能領域算出ステップと、
    前記画像とともに、当該画像上に前記切り出し可能領域算出ステップにより算出された切り出し可能領域を表示画面に表示する切り出し可能領域表示ステップと、
    前記第1の入力ステップにより入力された切り出し開始位置を基準とする切り出し領域を入力する第2の入力ステップと、
    前記第2の入力ステップにより入力された切り出し領域と、前記切り出し可能領域算出ステップにより算出された切り出し可能領域に基づいて、前記画像のサイズを変更する画像サイズ変更ステップと、
    前記画像サイズ変更ステップによる画像のサイズに基づいて、前記出力領域に対して当該画像を配置する画像配置ステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  11. 出力デバイスに対応する出力領域に画像を配置する処理を行う画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記出力領域に対する画像の出力可能領域を算出する出力可能領域算出ステップと、
    前記画像の切り出し開始位置を入力する第1の入力ステップと、
    前記出力可能領域算出ステップにより算出された出力可能領域と前記第1の入力ステップにより入力された切り出し開始位置に基づいて、切り出し可能領域を算出する切り出し可能領域算出ステップと、
    前記画像とともに、当該画像上に前記切り出し可能領域算出ステップにより算出された切り出し可能領域を表示画面に表示する切り出し可能領域表示ステップと、
    前記第1の入力ステップにより入力された切り出し開始位置を基準とする切り出し領域を入力する第2の入力ステップと、
    前記第2の入力ステップにより入力された切り出し領域と、前記切り出し可能領域算出ステップにより算出された切り出し可能領域に基づいて、前記画像のサイズを変更する画像サイズ変更ステップと、
    前記画像サイズ変更ステップによる画像のサイズに基づいて、前記出力領域に対して当該画像を配置する画像配置ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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