JP2003309719A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2003309719A JP2003004947A JP2003004947A JP2003309719A JP 2003309719 A JP2003309719 A JP 2003309719A JP 2003004947 A JP2003004947 A JP 2003004947A JP 2003004947 A JP2003004947 A JP 2003004947A JP 2003309719 A JP2003309719 A JP 2003309719A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロック化された画像データ全体に対する画
像処理速度を高速化するとともに、画像処理に必要とさ
れるメモリの容量を小さくすることができる画像処理装
置及び画像処理方法を提供する。 【解決手段】 クリッピング処理部211では、入力さ
れた画像データがクリッピングされる範囲かどうかの判
定をブロック単位で行い、入力された画像データが有効
データで、かつ、クリッピング有効範囲内と判定された
場合、有効信号が出力される。また、解像度変換処理部
212では、有効信号に対応したブロックに対して解像
度変換処理がブロック単位で行われる。そして、並び替
え処理部213における並び替え処理では、ブロックバ
ッファにてYCrCb信号の同時化(点順次化)及び回
転、ラスタ化の処理が行われ、ブロックの先頭アドレス
を回転方向に対応して生成し、SDRAM214に格納
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブロック化された
画像データに対し、クリッピング処理や解像度変換、回
転処理等の画像処理を実施するのに好適な画像処理装置
及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブロック化された画像データに対
して、クリッピング処理、解像度変換処理及び回転処理
のような画像処理を行って所望のデータを生成する画像
処理装置においては、入力されたブロック状の画像デー
タをラスタ化した後、それぞれの画像処理が行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理方法では、一旦ラスタ化した後に画像処理が行
われるために、全体の画像処理に要する時間が長くなる
だけでなく、画像処理の際に必要となる処理用のメモリ
を画像処理装置に多く搭載する必要があるという問題が
あった。また、画像の回転等の並び替え処理を行う場
合、従来の方法では並び替え処理のためのバッファが必
要であった。また、並び替え処理のためのバッファを削
減するために、書き込みアドレスにおいて並び替えを実
行した場合は、連続したアドレスにならないため、バー
ストモードを使用できず、アクセスに時間がかかるとい
う問題もあった。
【0004】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、ブロック化された画像データに対して
画像処理を実施するに際し、画像データ全体に対する画
像処理速度を高速化するとともに、画像処理に必要とさ
れるメモリの容量を小さくすることができる画像処理装
置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ブロック化された画像データに対して所
定ブロックごとに画像処理を実行する画像処理手段を備
える画像処理装置であって、前記画像データの各ブロッ
クに対して画像処理を実行するか否かの実行情報を入力
する実行情報入力手段と、前記ブロックごとに、前記実
行情報を利用して前記画像データを画像処理するか否か
を判定する判定手段とをさらに備え、前記画像処理手段
が、画像処理を実行すると判定されたブロックの画像デ
ータについて画像処理を行うことを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る画像処理装置は、上記
ブロック化された画像データをラスタ化するラスタ変換
手段と、ブロックサイズを縮小する解像度変換手段をさ
らに備え、ブロックサイズを縮小した後、ラスタ変換を
行うことを特徴とする。
【0007】さらに、本発明に係る画像処理装置は、ブ
ロック順次信号を点順次信号に変換するためのバッファ
をさらに備え、該バッファにてブロック内の回転処理を
行うことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本願発明の実施形態を示
す。もちろん以下の実施形態は、本願発明の技術分野に
おける当業者による実施を容易にするために開示を提供
するものであり、特許請求の範囲によって確定される本
願発明の技術的範囲に含まれるほんの一部の実施形態に
すぎない。従って、本願明細書に直接的に記載されてい
ない実施形態であっても、技術思想が共通する限り本願
発明の技術的範囲に包含されることは当業者にとって自
明であろう。
【0009】なお、以下には便宜上複数の実施形態を記
載するが、これらは個別に発明として成立するだけでな
く、もちろん、複数の実施形態を適宜組み合わせること
でも発明が成立することは、当業者であれば容易に理解
できよう。
【0010】[第1の実施形態]以下、図面を参照し
て、本発明の第1の実施形態による画像処理装置につい
て説明する。
【0011】図1は、本発明の第1の実施形態による画
像処理装置の概要を説明するためのブロック図である。
図1において、入力部1から入力される画像データとし
て、一定サイズ(例えば8×8画素など)にブロック状
にスキャンされた画像データが入力される。このような
データはJPEGのようにブロック符号化した画像デー
タを復号化した際に生成される。
【0012】画像処理部2は入力部1に接続し、ブロッ
ク化された画像データに各種画像処理をブロック単位に
行った後、ラスタ化した画像データに変換する前段画像
処理部21と、ラスタ変換された画像データに対して画
素単位の画像処理が行われる後段画像処理部22とから
構成される。また、出力部3は画像処理部2に接続さ
れ、画像処理部2で処理された画像データを外部に出力
する、或いは記憶装置等に記憶するための出力装置であ
る。尚、画像処理部2内における画像処理部は上述した
2つに限定されるものではなく、1つであっても3つ以
上であってもよい。すなわち、本発明は、画像処理後の
画像データに対して、所定ブロックごとに画像処理を実
行する第1の画像処理手段(前段画像処理部21)を備
えることを特徴とする。また、本発明は、第2の画像処
理手段(後段画像処理部22)が、1画素単位で画像デ
ータを画像処理することを特徴とする。
【0013】図2は、図1における前段画像処理部21
の細部構成を説明するためのブロック図である。図2に
示すように、本実施形態における前段画像処理部21
は、入力された画像データの範囲から処理範囲を指定す
るクリッピング処理部211と、画像データの解像度を
変換する解像度変換処理部212と、画像データの並び
替えを行う並び替え処理部213と、ラスタ化のための
バンドバッファとして使用するSDRAM214とから
構成される。
【0014】尚、図2において、最初の処理部であるク
リッピング処理部211へ入力される画像データをData
_in、また、各処理部から出力される画像データをData
で示す。そして、説明のために出力される画像データで
ある「Data」の前には、その処理を表す名称を付与して
いる。さらに、最初の処理部であるクリッピング処理部
211へ入力された画像データに関する有効信号をVali
d_in、各処理部で処理される画像データに関する有効信
号をValidとする。このValidの前にも、その処理を表す
名称を付与している。本実施形態による前段画像処理部
21は、入力される画像データData_inと、入力される
画像データに関する有効信号Valid_inを用いて、入力さ
れた画像データが有効である場合(有効信号Valid_in=
Hが入力された場合)についてのみ、入力された画像デ
ータを取り込んでそれぞれの処理を行うようにしてい
る。
【0015】まず、図1に示す入力部1から前段画像処
理部21のクリッピング処理部211に対して、画像デ
ータData_inと有効信号Valid_inが入力される。上述し
たように本実施形態では、入力される画像データはブロ
ック化された画像であるとする。例えばクリッピング処
理部211には、ブロック符号化する際に用いられた8
×8画素のブロックごとの画像データが画像データData
_inとして入力され、同時に、入力された画像データが
有効データであれば有効信号Valid_in=Hが入力され
る。なお、無効データの場合はValid_in=Lが入力され
る。
【0016】クリッピング処理部211では、入力され
た画像データがクリッピングされる範囲(クリッピング
有効範囲)であるかどうかの判定をブロック単位で行
う。その結果、入力された画像データが有効データで、
かつ、クリッピング有効範囲内の画像データであると判
定された場合は、有効信号(Crip_Valid=H)が出力さ
れる。また、当該画像データがクリッピング有効範囲以
外あるいは無効データの場合は、有効信号を出力しない
(Crip_Valid=L)。あるいは当該画像データがクリッ
ピング有効範囲以外の場合に他の無効信号を出力しても
よい。クリッピング処理部211におけるこの動作によ
って、クリッピング処理部211に接続された解像度変
換処理部212では、クリッピング処理部211が有効
であると判定したブロックのみについて解像度変換処理
を実施することが可能となる。
【0017】図3は、クリッピング処理部211で実施
されるクリッピング処理について説明するための概略図
である。図3(a)に示すように、画像データの横方向
をX、縦方向をYとする。このとき、ブロック単位でク
リッピングする範囲を次のようにして指定する。すなわ
ち、クリッピング範囲を矩形領域として、まず領域の左
上の頂点をStart_Pointとして、その座標(XS,Y
S)が指定される。同様に、矩形領域の右下の頂点をEn
d_Pointとして、その座標(XE,YE)が指定され
る。この2点で図3に示すようにして定義することがで
きる矩形領域の範囲で囲まれた部分を本実施形態ではク
リッピングし、当該範囲内のブロックについて有効信号
Crip_Validを出力する。なお、クリッピング範囲の指定
方法は、上記に限らず始点(または終点)とサイズ
(幅、高さ)を用いても良い。また、画素単位のクリッ
ピングパラメータからブロック単位のクリッピングパラ
メータを生成しても良い。
【0018】尚、本実施形態においてクリッピング処理
の際に用いられるブロック形状は、図3(a)に示すよ
うな正方形だけに限定せず、図3(b)に示す例のよう
に横長形状のブロックや、図3(c)に示す例のような
縦長形状のブロックであってもよい。即ち、任意のブロ
ック形状に適用できる。
【0019】上述したように、JPEG画像におけるD
CTブロック(8×8画素)単位のように、ブロック化
された画像データについては、第1のクリッピング処理
にてブロック単位のクリッピングを行うことでブロック
単位の出力画素の削減を行い、また、その後の画像処理
にて第2クリッピング処理を行うことで画素単位のクリ
ッピングが可能である。そして、このクリッピング処理
部211にてブロック単位で画像データを有効データ又
は無効データの判定を行い、有効データのみを後段の処
理部で処理するようにすることによって、その後の処理
において無駄な処理を削減でき、画像処理全体の負荷の
軽減を図ることが可能となる。
【0020】特に、前段画像処理部21の出力をバッフ
ァに格納する場合は、バッファ容量の削減も可能であ
る。なお、ブロック単位のクリッピングであるので、ブ
ロック内の画素数などのパラメータは全てのブロックで
同一となり、後段の処理も含めてクリッピングのために
増加する処理はない。また、上述したようにクリッピン
グ処理は有効信号の操作により行うので、後段処理のイ
ンタフェース(I/F)も変更不要である。なお、本実
施形態では、以降の処理へクリッピング終了信号(Crip
_Finish)を各処理におけるレイテンシ(latency)を補
償して伝播することにより、以降の処理を適切なタイミ
ングで終了させるようにしている。この構成により、最
終段の処理にて最終画素のタイミングを検出でき、最終
処理の終了を割込み信号等によってCPU等へ通知する
ことで無駄な処理(時間)の削減が可能である。
【0021】解像度変換処理部212では、有効信号Cr
ip_Validに対応したブロックに対して解像度変換(Resi
ze)処理が行われる。本実施形態では、解像度変換処理
部212はブロックサイズの縮小を実行する。例えば、
8×8画素のブロックを4×4画素のブロックに変更す
る。即ち、ブロックサイズの縮小にて出力画素の削減を
行うのである。解像度変換処理をブロック内で行うこと
により、単純な解像度変換を可能にしている。例えば、
入力画像が8×8画素の大きさのブロック状に入力され
る場合、解像度変換後のブロックサイズは、8×8、7
×7、6×6、5×5、4×4、3×3、2×2、1×
1の8通りしかなく、係数の生成が容易である。また、
横方向・縦方向に同じ縮小回路を用いることができるだ
けでなく、ラインメモリも不要となる。但し、線形補間
の場合は横方向の縮小回路と縦方向の縮小回路との間に
ブロックの横方向画素分のレジスタが必要となる。
【0022】尚、7×7画素以下に縮小する場合は、適
切なタイミングで有効信号出力を無効(Resize_Valid=
L)とすることで解像度変換処理部をパイプライン化で
きる。即ち、パイプライン化した場合、所定のタイミン
グで不要信号が発生するが、有効信号出力を無効(Resi
ze_Valid=L)とするだけで間引き処理を容易に実行で
きる。この操作により、縮小率による制御は係数の切り
替えと有効信号出力の切り替えのみで良く、処理が簡略
化できる。
【0023】このように、入力される画像データのブロ
ックサイズにあわせてブロック内で解像度変換処理を行
うことにより、簡単に画像データの解像度変換が実現で
きる。もちろん、さらに細かな解像度変換を後段画像処
理部22等で行うことも可能である。そして、解像度変
換されたブロックが、有効画像データの場合は同様にし
て、解像度変換された画像データResize_Data_outと当
該画像データに関する有効信号Resize_validを出力する
ことにより、次に行われる並び替え処理の処理対象をさ
らに削減することが可能となる。なお、拡大方向の解像
度変換は、出力画素数が増加するので、ここでは実行し
ない。
【0024】並び替え処理部213における並び替え処
理では、YCrCb信号の同時化(点順次化)及び回
転、ラスタ化の処理が行われる。通常、ブロック符号化
においては符号化効率向上のため、輝度データYと色差
データCrCbに変換されて符号化される。従って、本
実施形態の並び替え処理部213には輝度データYと色
差データCrCbがブロック順に入力される。よって、
後段でYCrCbデータをRGBデータに変換するには
YCrCbデータの同時化が必要になる。本実施形態で
は、このYCrCbデータの同時化のためのバッファを
用いてYCrCbデータの同時化及びブロック内回転、
ブロック内ラスタ化の処理を同時に実行する。
【0025】まず、Yブロックデータが入力されている
ときはYブロックバッファ(不図示)に格納し、Crブ
ロックデータが入力されているときはCrブロックバッ
ファ(不図示)に格納し、Cbブロックデータが入力さ
れているときはCbブロックバッファ(不図示)に格納
する。次に、Yブロックバッファ、Crブロックバッフ
ァ、Cbブロックバッファの画素位置を合せて同時に読
み出すことで同時化する。輝度データYと色差データC
rCbのサンプリングレートが異なる場合は、サンプリ
ングレートの低い方(通常は、色差データ)のデータを
補間して出力する。また、複数ブロックで構成されてい
る場合は、複数ブロックを結合した状態でラスタ化して
出力する。
【0026】画像全体のラスタ化はバンドバッファ(S
DRAM214上に構成)に対する格納時に行われる。
なお、ここでは上記YCrCbの点順次データをRGB
データに変換した後、上記バンドバッファに格納するも
のとする。上記ブロック内ラスタ化及びYCrCb同時
化(点順次化)された画像データは上記バンドバッファ
の該当位置にブロック状に格納される。その結果、上記
バンドバッファにはクリッピング範囲内のラスタ化され
た画像が格納される。
【0027】また、ラスタ変換の実行と同時に、画像デ
ータの回転処理を行う場合には、ブロック内の回転を上
記ブロックバッファにて実行した後、回転モードに合せ
てブロックの先頭アドレスを変更しながらデータをバン
ドバッファに保存すればよい。予めブロック内の回転を
上記ブロックバッファにて実行しておくことで、回転モ
ードによるバンドバッファへの書き込みシーケンスの違
いは、ブロックの先頭アドレスの設定のみに集約され
る。よって、後段画像処理部22等では、ラスタ変換及
び回転処理がされたRGB点順次画像データを用いて画
像処理を実施することができる。
【0028】図4は、並び替え処理部213で行われる
回転処理を説明するための概略図である。図4におい
て、回転処理の例として画像データの0度、90度、1
80度及び270度の4つの角度での回転例が示されて
いる。この例で用いられている画像データは、横成分が
4ブロック、縦成分が3ブロックの4×3ブロックの画
像である。この例に示すように、画素単位での並び替え
(回転)処理と、ブロック単位での並び替え(回転)処
理は同様にして実施することができる。
【0029】図4に示すように、並び替え(回転)処理
の対象となる画像40において、画像内の各ブロックに
は番号が付与されている。この番号は右側の数字が画像
のX成分、左側の数字が画像のY成分としている。すな
わち、X=0、Y=0のブロックは、「00」で表さ
れ、X方向に1ずれた、すなわちブロック00の右隣の
ブロックは「01」で表現されている。
【0030】画像40に対して回転角0度の並び替え処
理を実施した場合、画像40と同じ配置の画像41が例
えばSDRAM214に記憶される。
【0031】回転角180度の並び替えをした場合、画
像43に示すように、画像40において左上に位置した
ブロック00を右下へ移動しなければならない。このよ
うに、ブロック00からブロック23までのすべてのブ
ロックを移動する。また、回転角90度、270度の場
合も同様の処理をブロック単位で行うことにより、それ
ぞれ画像42、44に示すような結果となる。なお、9
0度及び270度の場合は縦横のサイズが逆になる。
【0032】さらに、並び替え処理部213における処
理について説明する。図5は、第1の実施形態における
並び替え処理部213の処理動作の具体例を説明するた
めの図である。図5を用いて、画像データのアドレスの
連続性を増加させることと、転送効率を向上させる効果
が得られる理由について説明する。ここでは並び替え処
理部213で、4×4画素のブロックで構成される画像
50を180度に回転する処理を行って画像51が生成
されるものとする。従来の処理では、入力画素順に画像
51の位置に対応するアドレスを生成する処理を行って
いたので、画像データがSDRAM214に記録される
ような場合、アドレスは減少する方向になるのでバース
トモードが使用できず、SDRAM214へのアクセス
は1画素ごとになり、転送効率が非常に悪くなってい
た。
【0033】しかし、本実施形態では、回転処理を行っ
た後の画像データを、一旦、ブロックバッファ52へ保
存する。これによって、アドレスが増加する方向に連続
した複数のデータ(図5においては4つのデータ)を一
度にSDRAM214へ記録させることが可能になる。
すなわち、従来1ブロック16回のアクセスが必要であ
ったのを4回のアクセスで済むようになった。つまり、
ブロック内の並び替え処理を行うことによって、アドレ
スの連続性が増加し、これによって転送効率を向上させ
ることが可能になったのである。
【0034】図6は、クリッピング処理以降の解像度変
換処理と並び替え処理を詳細に説明するための図であ
る。ここでは、解像度変換部212に対して1ブロック
が8×8画素で構成された画像データが入力され、解像
度変換によって解像度が4×4画素のブロックに変換さ
れるものとする。そして、並び替え処理部213におい
て、180度回転の並び替え処理が行われるものとす
る。
【0035】まず、1ブロック8×8画素(0〜63)
のデータが、輝度信号Yの0番目のデータから順番に有
効信号Crip_Validと同時に、解像度変換部212に入力
される。そして、解像度変換部212において解像度変
換処理が行われ、1ブロック4×4画素の画像データに
変換される。そして、変換された画像データは上述した
ような並び替え処理が行われ、一旦、Yブロックバッフ
ァ60、Crブロックバッファ61、Cbブロックバッ
ファ62にそれぞれ格納される。1ブロック分のYCr
Cbデータが格納されると、Yブロックバッファ60、
Crブロックバッファ61、Cbブロックバッファ62
のそれぞれの先頭より順番に読み出され、RGBデータ
に変換されてバンドバッファの該当アドレスに格納され
て並び替えが完了する。
【0036】なお、上述したような画像処理部2におけ
る各処理の順番は任意である。さらに、何れかの処理が
欠落していてもよい。さらにまた、各処理において入力
信号をそのまま出力するモード(スルーモード)を設
け、各処理の実行を任意に選択することができるように
してもよい。
【0037】また、上述した実施形態では、ブロック符
号化のようにブロック化された画像を例としてSDRA
M等の記憶装置を用いた装置による説明を行ったが、こ
れは、ソフトウェア処理で行ってもよい。
【0038】上述したように、本発明は、画像データに
対して所定ブロックごとに画像処理を実行する画像処理
手段を備える画像処理装置であって、ブロックごとに画
像データを画像処理するか否かを判定する判定手段を備
え、画像処理手段が、画像処理を実行すると判定された
ブロックの画像データについて画像処理を行うことを特
徴とする。
【0039】また、本発明は、画像データに対して画像
処理を実行する範囲を指定する指定手段(クリッピング
処理部211)を備えることを特徴とする。さらに、本
発明は、画像データを所定解像度に変換する解像度変換
手段(解像度変換処理部212)を備えることを特徴と
する。さらにまた、本発明は、画像データを構成するブ
ロックの位置を所定位置に並び替える並び替え手段(並
び替え処理部213)を備えることを特徴とする。
【0040】さらに、本発明は、入力画像データがラス
タ化される前のJPEG復号化データであって、画像処
理に用いられるブロックが、JPEG復号化が行われた
際に用いられたブロック(8×8画素またはMCU)で
あることを特徴とする。さらにまた、本発明は、画像デ
ータがラスタ化される前のMPEG復号化データであっ
て、画像処理に用いられるブロックが、MPEG復号化
が行われた際に用いられたブロック(8×8画素または
MB)であることを特徴とする。
【0041】次に、上述した構成による画像処理装置の
処理動作について説明する。図8は、第1の実施形態に
よる前段画像処理部21の動作手順を説明するためのフ
ローチャートである。
【0042】まず、画像処理装置の入力部1から処理対
象となる画像データを入力するとともに、不図示の操作
部等を用いて上述した各画像処理に必要なパラメータ設
定が行われる(ステップS81)。ここで、画像処理に
おけるパラメータとは、画像をクリッピング処理する範
囲の指定、解像度変換処理のサイズ、並び替え処理に必
要な回転モード、サンプリングモード(JPEGでの
4:4:4、4:2:2:、4:2:0等)、出力バン
ドバッファの領域等のことである。
【0043】次に、入力された画像データに対して、ク
リッピング処理部211においてクリッピング処理が行
われる(ステップS82)。図9は、ステップS82で
のクリッピング処理手順を詳細に説明するためのフロー
チャートである。
【0044】ここでは、図3に示したように、クリッピ
ングの範囲始点を(XS,YS)とし、終点を(XE,
YE)として指定した場合を例に挙げる。上述したよう
に、本発明においては、あるブロック単位でのクリッピ
ングが行われる。尚、より細かいクリッピングを後段処
理部で行うことが可能である。このブロック単位とは、
例えばJPEGデータであれば、DCTブロックである
8×8画素単位、あるいはY,Cr、Cbをひとつにま
とめたMCUを単位としてもよい。このようなブロック
単位でのクリッピング処理を行うことにより、バンドバ
ッファに格納されるデータ量を削減する。これにより後
段画像処理部22での処理に要する負荷を軽減すること
ができるだけでなく、画像処理装置全体の処理速度も速
くなる。
【0045】ステップS91では、クリッピング処理が
終了したか否かの判定が行われる。即ち、クリッピング
範囲の指定を始点(XS,YS)と終点(XE,YE)
で示される矩形領域とした場合、入力画像ブロックの座
標X,YがXE、YEの範囲を共に越えている場合(Y
ES)、すでにクリッピングしたい範囲を越えているこ
とを示すので、ここで終了処理を行う(ステップS9
3)。この終了処理により、後段画像処理部22に対し
て終了したことを示す指示(これにより、後段画像処理
部22が起動する)や、終了信号(Crip_Finish)の伝
播により、前段画像処理部21におけるその後の処理を
終了させることも可能である。
【0046】一方、ステップS91においてクリッピン
グ処理が終了していない場合(NO側)、指定した範囲
がクリッピング範囲内かの判定が行われる(ステップS
92)。その結果、クリッピング範囲内の場合(YES
側)、有効データ処理を行って後続する画像処理部(こ
こでは解像度変換処理ステップS83)に対して有効な
データであることを示す(ステップS94)。一方、ス
テップS92において有効範囲でないと判定された場合
(NO側)、無効データであることを示す(ステップS
95)。なお、後続する画像処理部に信号等を出力しな
いことによって、無効データ処理とすることも可能であ
る。入力ブロックに対する有効データ処理ステップS9
4及び無効データ処理ステップS95が終了すると、次
のブロックの判定のため、終了判定ステップS91に戻
り、上記操作を繰り返す。
【0047】ステップS82においてクリッピング処理
にて有効と判断されたブロックには、解像度変換処理が
行われる(ステップS83)。図10は、ステップS8
3で行われる解像度変換処理の詳細を説明するためのフ
ローチャートである。解像度変換処理部212では、ま
ず解像度変換があるか否かの判定が行われる(ステップ
S101)。その結果、解像度変換がないと判定された
場合(NO側)、解像度変換処理を行うことなく終了
し、後続する画像処理部に入力された画像データをその
まま渡す。一方、解像度変換があると判定された場合
(YES側)、解像度変換のパラメータ設定が行われる
(ステップS102)。そして、設定されたパラメータ
に従い解像度変換処理が行われ、所望のサイズになるよ
うに間引き処理や線形補間処理等の処理が行われる(ス
テップS103)。なお、図8のパラメータ設定ステッ
プS81にて設定された解像度変換処理後のサイズよ
り、解像度変換処理判定ステップS101を行い、パラ
メータ設定ステップS102を省略することも可能であ
る。例えば、入力画像のブロックの横サイズが8で、解
像度変換後の横サイズが8未満の場合、解像度変換を行
う。この時、解像度変換後の横サイズが解像度変換のパ
ラメータになっており、たとえは4に設定されている場
合、解像度変換によって8×8画素のブロックが4×4
のブロックに縮小される。
【0048】ステップS83で解像度変換処理が行われ
た後、並び替え処理部213において、ブロック内の並
び替え(回転等)処理が行われる(ステップS84)。
そして、処理された画像データがSDRAM214に保
存される(ステップS85)。ステップS84におい
て、並び替え処理が実行されることによって保存時にア
ドレス生成が簡単になるだけでなく、従来の1画素ごと
の保存(シングルライト)ではなく、複数個単位の保存
(バーストライト)が可能となり、1画素あたりのアク
セス速度を早くすることができる。
【0049】すなわち、保存先がSDRAMとすると、
SDRAMへの書き込みアドレスの連続性を増加させ
て、転送効率を上げることが可能となる。さらに、保存
先が組み込み機器のメインメモリのように、多くのバス
マスタからのアクセスが生じるような場合においては、
アクセス効率をあげることによって後段画像処理部22
の画像処理だけでなく、他の処理への影響も少なくする
ことができる。
【0050】さらにまた、JPEG画像を例にあげて説
明すると、クリッピング処理において本実施形態のよう
にブロック単位で大まかな切り抜きを行い、その後、切
り抜いたブロックに対して解像度変換を行い、ラスタ化
されたRGB点順次データとして保存することにより、
後段処理部における画素単位のクリッピングや、より詳
細な解像度変換等の処理をより簡単に行うことができ
る。
【0051】すなわち、本発明に係る画像処理装置は、
画像データを画像処理するための条件を設定する条件設
定手段と、画像データに対して画像処理を実行する範囲
を指定する指定手段と、画像データを所定解像度に変換
する解像度変換手段と、画像データを構成するブロック
内での順番を並び替える並び替え手段と、並び替えたブ
ロックを記録デバイスの所定位置に記録する記録手段と
を備えることを特徴とする。
【0052】上述したように、ブロック単位でクリッピ
ング処理、解像度変換処理、並び替え処理を行うことに
より、処理動作そのものが簡単になるだけでなく、後段
処理部への負荷を軽減できるといえる。また、各処理の
途中で画像データを保存する場合、その保存に必要な容
量も少なくすることが可能となる。
【0053】また、ブロック単位ですでに並び替えを行
っているので保存先等へのアドレス生成が簡単になり、
また並び替えを行っているので、連続データとして一度
に複数のデータを格納することが可能となり、転送効率
が良くなる。
【0054】[第2の実施形態]図11は、本発明の第
2の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック
図である。図中、110はJPEG復号化回路、111
はMCUクリッピング回路、112はMCU縮小回路、
113はブロック内回転回路、114はブロックバッフ
ァ、115は点順次化回路、116はRGB変換回路、
117はページバッファ、118は画素クリッピング回
路、119はリサイズ回路である。以下、第1の実施形
態と異なる部分のみ説明する。
【0055】入力部1よりJPEG圧縮画像がJPEG
復号化回路110に入力され、復号化されてMCU単位
に出力される。MCUクリッピング回路111はMCU
単位に有効・無効を判定し、有効MCUはMCU縮小回
路112で所望のサイズに縮小され、ブロック内回転回
路113のアドレス生成によりブロックバッファ114
の回転後の所定位置に格納される。MCU1つ分のデー
タがブロックバッファに格納されると、点順次化回路1
15はブロックバッファ114よりY、Cr、Cbのデ
ータを同時に読み出しRGB回路116にてRGBデー
タに変換する。なお、Cr、Cbデータがサブサンプリ
ングされている場合は、点順次化時に補間して出力す
る。変換されたRGBデータはページバッファ117に
MCU単位で回転モードに対応したアドレスに格納され
る。
【0056】1ページ分のデータがページバッファ11
7に格納されると、不図示のプリントエンジンの同期信
号に従ってページバッファ117のページ先頭よりRG
Bデータが読み出される。画素クリッピング回路118
は上記MCUクリッピング回路111でクリッピングさ
れなかった画素をクリップしリサイズ回路119にて所
望のサイズに変換した後、出力部よりプリントエンジン
に出力される。
【0057】次に、具体的な動作について説明する。
【0058】図12は、第2の実施形態に係る画像処理
装置による画像処理の具体例を説明するための図であ
る。図2に示すように、本実施形態では2272×17
04画素、サンプリングモードを4:2:2のJPEG
画像から1600×1200画素をトリミングして1ペ
ージが680×480画素のプリンタにて出力するもの
とする。なお、トリミング範囲は左上の頂点を(0,
0)としたとき、始点(300,300)と終点(18
99,1499)で囲まれる矩形範囲(境界含む)とす
る。
【0059】サンプリングモードは4:2:2であるの
で、MCUサイズは16×8となる。従って横方向のM
CU数は2272/16=142、縦方向のMCU数は
1704/8=213(いずれも8ビットで良い)とな
り、MCUクリッピング回路111の横方向MCUカウ
ンタは142進にセットされる。また、トリミングの始
点座標は(300,300)、終点座標は(1899,
1499)であるから、MCU有効範囲は(XS,Y
S)=(18,37)、終点座標は(XE,YE)=
(119,187)となる。なお、トリミング領域が必
ずしもMCU境界と一致するとは限らないので、始点
(XS,YS)は切り捨て、終点(XE,YE)は切り
上げとなる。具体的には、XSは右4ビットシフトした
値、YSは右3ビットシフトした値、XEは右4ビット
シフトした値にシフト前の下位4ビットをORした結果
(0または1)を加算した値、YEは右3ビットシフト
した値にシフト前の下位3ビットをORした結果を加算
した値となる。
【0060】MCUクリッピング回路111は上記(X
S,YS)=(18,37)及び(XE,YE)=(1
19,187)をMCUカウンタの値と比較し、有効範
囲のMCUのときのみ、前述した有効信号Crip_Valid
を"H"にする。
【0061】MCU縮小回路112は有効範囲内のMC
Uサイズを所定サイズに縮小する。図13は、MCU縮
小回路112の細部構成を示すブロック図である。同図
に示したように、MCU縮小回路112は、横サイズ縮
小回路131と縦サイズ縮小回路132の2つの縮小回
路、有効信号生成回路133にて構成される。
【0062】有効信号生成回路133は入力される上記
有効信号Crip_Validに従い、内部の横カウンタ、縦カウ
ンタをインクリメントする。この2つのカウンタによ
り、ブロック内での画素位置を把握する。本実施形態で
はブロックサイズは8×8画素なので、横カウンタ、縦
カウンタは共に3ビットで、横カウンタのキャリーで縦
カウンタがインクリメントされる。横カウンタの値xは
横サイズ縮小回路131に、縦カウンタの値yは縦サイ
ズ縮小回路132に供給され、各々補間係数の選択に使
用される。また、横カウンタの値x及び縦カウンタの値
yは各々有効信号テーブルに入力され、有効信号に変換
される。有効信号テーブルは縮小サイズ別に8ビットの
出力を持ち、各カウンタの値より1ビットを選択する。
なお、ここでは説明の簡略化ため、テーブル構成として
いるが、後述するようにカウンタ値より有効信号を直接
生成しても良い。生成された縦、横の有効信号は、入力
された有効信号Crip_Validにタイミングを合せてAND
し、MCU縮小回路有効信号Resize_Validとして出力す
る。
【0063】図14は、横サイズ縮小回路131又は縦
サイズ縮小回路132の具体的な構成を示すブロック図
である。横サイズ縮小回路と縦サイズ縮小回路との違い
は、バッファ144の遅延量で、横サイズ縮小回路の場
合は1画素分で、縦サイズ縮小回路の場合は1ライン
(8画素)分である。ここでは隣接する画素と補間画素
との位置より線形補間で求める。例えば、縮小後のサン
プリングポイントが画素Aと画素Bの間で、サンプリン
グポイントから画素Bまでの距離とサンプリングポイン
トから画素Aまでの距離の比がα:(1−α)のとき、
補間ポイントの値Pは、 P=αA+(1−α)B (1) となる。
【0064】図15は、MCU縮小後のサンプリングポ
イントを具体的に示す図である。網点がかかっている丸
が縮小後のサンプリングポイントを表している。図15
において、(a)は7×7画素、(b)は6×6画素、
(c)は5×5画素、(d)は4×4画素、(e)は3
×3画素、(f)は2×2画素に縮小した場合を示して
いる。なお、1×1画素に縮小した場合は縮小前の
(x,y)=(3,3)の位置に一致する。図から明ら
かなように、縦方向、横方向共に8画素周期の繰返しに
なっている。つまり、ブロック内で縮小は完結してい
る。なお、折り返しノイズ除去のため、JPEG復号化
回路110ではQテーブルを操作し、折り返しノイズと
なる高周波成分を排除してから逆DCTするものとし、
1×1画素、2×2画素、4×4画素では補間せずに該
当する位置のデータがそのまま出てくるものとする。ま
た、図中の円で囲まれた数字は、有効となるタイミング
を示している。
【0065】図7は、図15に示したそれぞれのサンプ
リングポイントの場合における補間係数(256倍して
整数化した値)を示す図である。ここでα=256は縮
小後のサンプリングポイントと入力画素の位置が一致し
ている場合を表し、この場合は補間せずに入力画素デー
タをそのまま出力する。また、上述したように、横サイ
ズ縮小回路と縦サイズ縮小回路の補間回路は同じである
ので、補間係数も同一となる。従って、縦サイズ縮小回
路132においては、図7におけるxはyに置き換わ
る。
【0066】なお、図7で背景がドットになっている欄
は無効データを示しており、このタイミングのときの有
効信号は"L"(無効)となる。従って、補間係数はどの
ような値を設定してもかまわない。ここでは、回路の簡
略化のため、無効データのときの補間係数も規定してい
る。例えば、全ての係数はx≧4で出現順が逆転(αと
(1−α)も入れ替え)するようになっている。また、
縮小後のサイズWが6の時と3の時の係数を同一にして
いる。例えばW=7の時の係数テーブルは(255,2
19,183,146,110,73,37,0)に設
定し、αは左から(1−α)は右から読み出せばよい。
なお、係数テーブルのビット数を削減するため、係数が
255の時は補間せずに入力データをそのまま出力する
(スルーモード)。
【0067】また、縮小後のサイズWが2のべき乗の時
は、全てスルーモードとしているので、係数は不要であ
る。さらに、(1−α)はαの2の補数となるので、α
のビット反転+1より生成しても良い。この場合、例え
ば上記W=7の時の係数テーブルは(0,37,73,
110)の4つの係数のみで良い。αは(1−α)のビ
ット反転+1より生成し、x≧4では逆順に読み出した
値をαに、読み出した値のビット反転+1を(1−α)
にセットする。
【0068】なお、x=7(またはy=7)の時、無効
データとしているのは、バッファ144による遅延を補
償するためである。通常、横サイズ縮小回路では1画素
分、縦サイズ縮小回路では8画素分のレイテンシ(遅
延)が発生する。このため、MCU縮小回路112の補
間出力は9画素分のレイテンシ(遅延)で出力され、入
力有効信号及び横サイズ縮小の有効信号は、縦サイズ縮
小の有効信号とタイミングを合せてからANDをしなけ
ればならない。しかし、上述のようにx=7(またはy
=7)の時、無効データとすることで、内部の動作タイ
ミングを入力有効信号に同期化することができ、上記タ
イミング調整は不要になる。但し、上記横サイズ縮小回
路、縦サイズ縮小回路の出力をラッチする場合は、2画
素分のレイテンシ補償が必要である。さらに、x=0
(またはy=0)のデータも可能な限り使用しないよう
にしている。これは、DCTの高周波成分削減による歪
の影響は周辺部に大きく現れるので、周辺部の画素の使
用を避けて上記歪の影響を少なくするためである。
【0069】上記縮小回路の有効信号は簡単に生成でき
る。即ち、W=1の時はx=3で"H"、W=2の時はx
の下位2ビット=01で"H"、W=3の時はx=1,
4,6で"H"、W=4の時はxのLSB=0で"H"、W
=5の時はx=(2,5,7)以外で"H"、W=6の時
はx=(3,7)以外で"H"、W=7の時はx=(7)
以外で"H"、となる。
【0070】x=7で常に有効信号を"L"とすれば、さ
らに簡略化できる。例えば、W=7では判定は不要にな
り、W=6はW=1の反転で良い。また、W=5はW=
3に+1したものの反転であり、2と5(W=3におい
ては1と6)は1の補数の関係にあるので、xのMSB
と下位の2ビットそれぞれをEXORすることによって
判定すればよい。
【0071】上述したように、ブロックバッファ114
ではブロック内の回転及び点順次化が実行される。JP
EGの場合、サンプリングモードが4:2:0のときM
CUの画素サイズが最大となる。このとき、JPEG復
号化回路110からはMCUとして輝度信号が4ブロッ
ク(Y0,Y1,Y2,Y3)、色差信号が各1ブロッ
ク(Cr、Cb)の6ブロックが8×8画素のブロック
毎に順次入力される。ブロックバッファ114には3つ
のブロックバッファ(Yブロックバッファ、Crブロッ
クバッファ、Cbブロックバッファ)があり、各々個別
のRAMより構成されている(但し、Crブロックバッ
ファとCbブロックバッファのアドレスは共通化できる
ので、データバスの上位・下位に分離して格納すること
で同一RAM上に構成しても良い)。
【0072】ブロック内回転回路113には入力される
上記有効信号Resize_Validに従い、内部の書き込み用横
カウンタ、縦カウンタ、ブロックカウンタをインクリメ
ントする。上記縦・横2つのカウンタにより、ブロック
内での画素位置を把握し、ブロックカウンタにてブロッ
クの位置を把握する。本実施形態ではブロックサイズは
最大8×8画素なので、横カウンタ、縦カウンタは共に
3ビットとなる。また、MCU縮小回路112でサイズ
が変更されている場合は、横カウンタ、縦カウンタはサ
イズ分のカウンタとなる。即ち、縮小後のサイズをWと
すると、カウンタがW−1の時にキャリーが発生し、0
に戻る(W進カウンタ)。なお、縦カウンタは、横カウ
ンタのキャリーでインクリメントされる。また、MCU
内のYブロックの数は最大4なので、ブロックカウンタ
は2ビットとなり、横カウンタのキャリーと縦カウンタ
のキャリーのANDでインクリメントされる。
【0073】書き込み用横カウンタの値をXw、縦カウ
ンタの値をYw、ブロックカウンタの値をBwとする
と、Yブロックバッファへの書き込みアドレスは(B
w,Yw,Xw)となる(ここで","はビット結合を示
す)。同様にCrブロックバッファとCbブロックバッ
ファの書き込みアドレスは(Yw,Xw)となる。
【0074】図16は、図12の具体例における輝度信
号データがYブロックバッファに格納される様子を示し
た図である。なお、四角の中の番号は格納されるタイミ
ングを示している。本実施形態では、MCU縮小した場
合においても、並び替えせずに縮小前の8×8画素単位
に格納している。これにより、格納時のアドレスが回転
モードに依存しなくなり、アドレス生成が容易になる
(アドレス生成部での制御は、Y,Cr,Cbのブロッ
クシーケンス及び縮小後のサイズWによるキャリー制御
のみとなる)。
【0075】図17は、図12の具体例における色差信
号データがCrブロックバッファ及びCbブロックバッ
ファ(Crブロックバッファ及びCbブロックバッファ
は同一のメモリ上に構成しても良い。)に格納される様
子を示した図である。なお、四角の中の番号は格納され
るタイミングを示している。図中に示したように本実施
形態では、MCU縮小にて1/2以下(W≦4)に縮小
した場合、サブサンプリングされている方向の縮小後の
画素サイズを2倍にする。即ち、輝度信号の縮小後の画
素サイズをWとした時、サブサンプリングされている方
向の画素データの縮小後のサイズは2Wとなる。この構
成により、縮小による色差信号の解像度の劣化を最小に
する。
【0076】一方、読み出し時は、読み出し用の横カウ
ンタ、縦カウンタ及びブロックカウンタによってアドレ
スを生成する。上記カウンタの構成はサンプリングモー
ド及び回転モードにより異なる。ここでは、各サンプリ
ングモードに対応するため、Yブロックバッファ用は横
カウンタを3ビット、縦カウンタを4ビット、ブロック
カウンタを1ビットにて構成し、C(Cr,Cb共通)
ブロックバッファ用は横カウンタを4ビット、縦カウン
タを3ビットにて構成する。
【0077】例えば、Yブロックバッファ用カウンタの
場合、4:4:4モードでは横カウンタ、縦カウンタ共
にW進アップダウンカウンタ(3ビット)として動作
し、4:2:2モードでは、横カウンタはW進アップダ
ウンカウンタ、縦カウンタは2W進のアップダウンカウ
ンタ(0°、180°)またはW進のアップダウンカウ
ンタ+1ビットのブロックカウンタ(90°、270
°)として動作し、4:2:0モードでは、横カウンタ
はW進アップダウンカウンタ、縦カウンタは2W進のア
ップダウンカウンタ+1ビットのブロックカウンタとし
て動作する。上記カウンタ構成の切り替えはキャリー
(ボロー)の生成方法によって行う。なお、ダウンカウ
ント時の初期値はW−1(W進)または2W−1(2W
進)である。
【0078】図18は、回転モードとYブロックバッフ
ァの読み出し位置との関係を示す図である。図中の四角
は8×8画素のブロックを、四角中の数字はブロックの
入力順を、小さな四角は縮小後のブロック位置を示して
いる。また、矢印はデータの読み出される方向を示して
いる。また、ドットで示されているブロックは4:2:
2モードの時の対象ブロックを示している。
【0079】Yブロックバッファの読み出し用横カウン
タの値をXr、縦カウンタの値をYr(またはY
r')、ブロックカウンタの値をBrとし、また、C
(Cr,Cb)ブロックバッファの読み出し用横カウン
タの値をXcr(またはXcr')、縦カウンタの値を
Ycr(またはYcr')、とすると、図18より、各
ブロックバッファの読み出しアドレスは下記の式で表さ
れる。尚、以下では、","はビット結合を、"!"はダウ
ンカウントを示すものとする。 (1)サンプリングモード=4:4:4の時(Y、C
r、Cb共通) 0°のとき: Yr,Xr 90°のとき:!Xr,Yr 180°のとき:!Yr,!Xr 270°のとき: Xr,!Yr (2)サンプリングモード=4:2:2の時 [Yブロックアドレス]、(Yr'は2W進) 0°のとき:Yr'[0],Yr'[3..1],Xr 90°のとき:Br,!Xr,Yr 180°のとき:!Yr'[0],!Yr'[3..1],!Xr 270°のとき:!Br,Xr,!Yr [Cr,Cbブロックアドレス](W>4の時、Xc
r'、Ycr'は2W進) 0°のとき:Ycr,Xcr'[3..1] 90°のとき:!Xcr,Ycr'[3..1] 180°のとき:!Ycr,!Xcr'[3..1] 270°のとき:Xcr,!Ycr'[3..1] [Cr,Cbブロックアドレス](W≦4の時、Xc
r'、Ycr'は2W進) 0°のとき:Ycr,Xcr' 90°のとき:!Xcr,Ycr' 180°のとき:!Ycr,!Xcr' 270°のとき:Xcr,!Ycr' (3)サンプリングモード=4:2:0の時 [Yブロックアドレス](Yr'は2W進) 0°のとき:Br,Yr'[0],Yr'[3..1],Xr 90°のとき:!Yr'[0],Br,!Xr,Yr'[3..
1] 180°のとき:!Br,!Yr'[0],!Yr'[3..
1],!Xr 270°のとき:Yr'[0],!Br,Xr,!Yr'
[3..1] [Cr,Cbブロックアドレス](W>4の時、Xc
r'、Ycr'は2W進) 0°のとき:Ycr'[3..1],Xcr'[3..1] 90°のとき:!Xcr'[3..1],Ycr'[3..1] 180°のとき:!Ycr'[3..1],!Xcr'[3..1] 270°のとき:Xcr'[3..1],!Ycr'[3..1] [Cr,Cbブロックアドレス](W≦4の時、Xc
r'、Ycr'は2W進) 0°のとき:Ycr'[3..1],Xcr' 90°のとき:!Xcr'[3..1],Ycr' 180°のとき:!Ycr'[3..1],!Xcr' 270°のとき:Xcr'[3..1],!Ycr' なお、上記カウンタの内、所定カウンタの機能(アップ
カウントとダウンカウント)を逆転させることで、縦及
び横の任意の鏡像を得ることができる。
【0080】また、有効信号を操作することにより、各
ブロックバッファのカウンタを共通にすることも可能で
ある。この場合、読み出し用の横カウンタ、縦カウンタ
及びブロックカウンタは各々3ビット、4ビット、1ビ
ットのバイナリカウンタでよく、Yブロックバッファの
読み出しアドレスは、 0°のとき:Br,Yr[0],Yr[3..1],Xr 90°のとき:!Yr[0],Br,!Xr,Yr[3..1] 180°のとき:!Br,!Yr[0],!Yr[3..1],!X
r 270°のとき:Yr[0],!Br,Xr,!Yr[3..1] のようになる。但し、","はビット結合を、"!"はビッ
ト反転を示すものとする(以下同じ)。
【0081】また、C(Cr,Cb)ブロックバッファ
の読み出しアドレスは、4:2:2モードでW>4の
時、 0°のとき:Yr[3..1],Yr[0],Xr[2..1] 90°のとき:!Yr[0],!Xr[2..1],Yr[3..1] 180°のとき:!Yr[3..1],!Yr[0],!Xr[2..1] 270°のとき:Yr[0],Xr[2..1],!Yr[3..1] 4:2:0モードでW>4の時、 0°のとき:Br,Yr[3..2],Yr[0],Xr[2..1] 90°のとき:!Yr[0],!Xr[2..1],Br,Yr
[3..2] 180°のとき:!Br,!Yr[3..2],!Yr[0],!X
r[2..1] 270°のとき:Yr[0],Xr[2..1],!Br,!Yr
[3..2] 4:2:2モードでW≦4の時、 0°のとき:Yr[3..1],Yr[0],Xr[1..0] 90°のとき:!Xr,Br,Yr[2..1] 180°のとき:!Yr[3..1],!Yr[0],!Xr[1..0] 270°のとき:Xr,!Br,!Yr[2..1] 4:2:0モードでW≦4の時、 0°のとき:Br,Yr[2..1],Yr[0],Xr[1..0] 90°のとき:!Yr[0],!Xr[1..0],Br,Yr
[2..1] 180°のとき:!Br,!Yr[2..1],!Yr[0],!X
r[1..0] 270°のとき:Yr[0],Xr[1..0],!Br,!Yr
[2..1] となる。
【0082】また、横方向のアドレス(図18のX方
向)を反転するだけで横方向の鏡像を、縦方向のアドレ
ス(図18のY方向)を反転するだけで縦方向の鏡像を
出力させることができる。
【0083】なお、この場合の有効信号は、 0°のとき:Xr<WかつYr<Wのとき有効 90°のとき:!Xr<WかつYr<Wのとき有効 180°のとき:!Xr<Wかつ!Yr<Wのとき有効 270°のとき:Xr<Wかつ!Yr<Wのとき有効 となる。
【0084】さらに、4:2:2モードで、無効なブロ
ックの読み出しを削減するため、Yブロックバッファの
読み出しアドレスを、 0°のとき:0,Yr[0],Yr[3..1],Xr 90°のとき:0,Yr[3],!Xr,Yr[2..0] 180°のとき:0,!Yr[0],!Yr[3..1],!Xr 270°のとき:0,!Yr[3],Xr,!Yr[2..0] C(Cr,Cb)ブロックバッファの読み出しアドレス
をW>4の時、 0°のとき:Yr[3..1],Yr[0],Xr[2..1] 90°のとき:!Xr,Yr[3..1] 180°のとき:!Yr[3..1],!Yr[0],!Xr[2..1] 270°のとき:Xr,!Yr[3..1] C(Cr,Cb)ブロックバッファの読み出しアドレス
をW≦4の時、 0°のとき:Yr[3..1],Yr[0],Xr[1..0] 90°のとき:!Xr,Yr[3],Yr[1..0] 180°のとき:!Yr[3..1],!Yr[0],!Xr[1..0] 270°のとき:Xr,!Yr[3],!Yr[1..0] に設定するようにしても良い。この場合は図18の灰色
のブロックのみ読み出される。
【0085】なお、本実施形態では、ブロックバッファ
の読み出し時にブロック内回転を行う構成としたが、図
19及び図20に示すようにブロックバッファへのデー
タ書き込み時にブロック内回転した位置へデータを格納
するようにしても良い。すなわち、図19は、書き込み
時にブロック内回転した時の輝度信号データがYブロッ
クバッファに格納される様子を示す図である。また、図
20は、書き込み時にブロック内回転した時の色差信号
データがCrブロックバッファ及びCbブロックバッフ
ァに格納される様子を示す図である。
【0086】また、本実施形態では、読み出し時に8×
8画素単位の識別が可能であるので、読み出し時の有効
信号を操作することにより、8×8画素単位のクリッピ
ングを行うことも可能である。この場合、MCU単位、
DCTブロック(8×8画素)単位、画素単位の3段階
のクリッピングになる。あるいはMCU単位のクリッピ
ングを省略して、DCTブロック(8×8画素)単位、
画素単位の2段階のクリッピングとしても良い。
【0087】さらに、点順次化されたYCrCbデータ
はRGB変換回路116にてRGBデータに変換され、
ページバッファ117に格納される。
【0088】さらにまた、ページバッファ117への格
納は、上記MCU単位で行われる。
【0089】MCUの先頭アドレスは、上記ブロック内
の並び替えと同様に、横方向のMCUカウンタ及び縦方
向のMCUカウンタより生成できる。但し、この場合、
複数の乗算が必要となり、アドレス生成が複雑になる。
そこで、現画素のアドレスに差分アドレスを加算して次
画素のアドレスを求める方法(以下、「差分アドレッシ
ング法」と記す)によりページバッファの格納アドレス
を生成する。即ち、直前画素のアドレスをA(n−
1)、差分アドレスをDとしたとき、現画素のアドレス
A(n)を、 A(n)=A(n−1)+D (2) とする。
【0090】差分アドレスDは、回転やサンプリングモ
ードにより下記に示すシーケンスにて切り替わる。ここ
で、MCUラインエンド(右端のMCUの最終画素)に
おける差分アドレスをDl、MCUラインエンド以外の
MCUエンド(MCUの最終画素)における差分アドレ
スをDm、MCUエンド以外のブロック内ラインエンド
(MCU内の右端画素)における差分アドレスをDbと
する。また、MCU内の横方向カウンタの値をx、MC
U内の縦方向カウンタの値をy、横方向のMCUカウン
タの値をMx、縦方向のMCUカウンタの値をMy、回
転後のMCUサイズをWx×Wy、横方向のMCU数を
Wm、縦方向のMCU数をHmとする。この時の各差分
アドレスの切り替えタイミングを下記に示す。
【0091】D=Dl:x=Wx−1、y=Wy−1、
z=m−1の時 D=Dm:x=Wx−1、y=Wy−1、z≠m−1の
時 D=Db:x=Wx−1、y≠Wy−1の時 D=1 :上記以外 ここで、z=Mx、m=Wm:0°、180°回転時、 z=My、m=Hm:90°、270°回転時である。
【0092】また、各差分アドレス及びアドレスの初期
値A(0)は、ページバッファの先頭アドレスをAsとす
ると、 Db=Wm×Wx−Wx+1:各回転モード共通 [0°回転] A(0)=As Dl=1 Dm=−Wm×Wx×(Wy−1)+1 [90°回転] A(0)=As+(Wm−1)×Wx Dl=−Wm×Wx×(Hm×Wy−1)−2Wx+1 Dm=Wm×Wx−Wx+1 [180°回転] A(0)=As+Wm×Wx×(Hm−1)×Wy+(W
m−1)×Wx Dl=−Wm×Wx×(2Wy−1)+(Wm−2)×
Wx+1 Dm=−Wm×Wx×(Wy−1)−2Wx+1 [270°回転] A(0)=As+Wm×Wx×(Hm−1)×Wy Dl=Wm×Wx×((Hm−2)×Wy+1)+1 Dm=−Wm×Wx×(2Wy−1)−Wx+1 となる。
【0093】例えば、図12の例では、MCUクリッピ
ング回路により101×151MCUの画像になり、M
CU縮小回路にて16×8画素のMCUは6×3画素の
MCUサイズに縮小され、ブロック内回転回路にて90
°回転されて出力される。従って、MCU縮小回転後の
MCUサイズは3×6となる。即ち、Wx=3、Wy=
6、Wm=151、Hm=101である。よって、ペー
ジバッファの先頭アドレスAs=0とおくと、A(0)
=450、Dl=−274070、Dm=Db=451
となる。MCU内の横方向カウンタxは3進カウンタ
で、このカウンタのキャリーでMCU内の縦方向カウン
タyがカウントアップする。MCU内の縦方向カウンタ
yは6進カウンタで、このカウンタのキャリーでMCU
カウンタMyがカウントアップする。MCUカウンタM
yは101進カウンタで、0から100までカウントア
ップし、0に戻る。なお、横方向のMCUカウンタは不
要である。
【0094】差分アドレスDは、1,1,451、1、
1,451,…,1,1,−274070,…のよう
に、3回に1回451に、1818回(101×6×3
回)に1回−274070に切り替わる。即ち、上記カ
ウンタのキャリーに同期して切り替わる。
【0095】上述のように、回転モード、MCU縮小回
転後のMCUサイズ、画像の縦及び横のMCU数によっ
て上記パラメータWx、Wy、Wm、Hmが決定され、
MCU内の横方向カウンタ、MCU内の縦方向カウン
タ、MCUカウンタの構成が決まる。また、上記差分ア
ドレスDl、Dm、Dbは上記パラメータで一意に決ま
り、パラメータに変更がない限り一定である。したがっ
て、上記差分アドレスDl、Dm、Db及びアドレスの
初期値A(0)をレジスタに格納することにより、複雑な
演算なしにアドレス生成が可能である。また、上述した
ように、通常はD=1となる(アドレスが増加する方向
に連続する)ので、バーストライトによるメモリの使用
効率の向上が可能である。
【0096】ページバッファ上には回転された状態で格
納されているので、ページバッファ117からの読み出
しは、モードに関係なくページバッファの先頭アドレス
Asより順次(連続して)行われる。読み出された画像
データは、上記MCUクリッピング回路111でクリッ
ピングされなかった画素を画素クリッピング回路118
にてクリップし、リサイズ回路119にて所望のサイズ
に変換した後、出力部よりプリントエンジンに出力され
る。例えば、図12の例では、ページバッファ上に45
3×606画素のサイズで格納されている。これをユー
ザ設定領域である450×600画素(1200×16
00の3/8倍)にクリップして、さらに、出力画像サ
イズである480×640画素に拡大(16/15倍)
して出力部より出力する。
【0097】本実施形態ではMCU縮小回路にて目的の
サイズ付近にまで縮小する。図12の例では1200×
1600画素を480×640画素にしたいので、縮小
率は480/1200=0.4となる。この値は1/8
(=0.125)単位の縮小率の中では3/8(=0.3
75)が最も近い。従って、MCU縮小回路にて3/8
に縮小し、後段のリサイズ回路で16/15倍すること
で、3/8×16/15=0.4を実現する。
【0098】上述したプリントエンジンの同期信号に従
って画像信号を出力するような場合、1/2以下の縮小
を1度で実行すると縮小後のサンプリングポイントが離
れてしまうので、補間に用いる画素の読み出しは不連続
になってしまう。従って、ページバッファをDRAM上
に構成した場合は、メモリの使用効率が下がる。一方、
本実施形態では1/16以上の縮小率においては、リサ
イズ回路119での縮小率は1/2以上となり、連続読
み出しにて対応可能となる(リサイズ回路119にライ
ンメモリを装備した場合は先頭より画像データを読み出
すだけでよい)。即ち、メモリアクセスの連続性が向上
し、メモリ使用効率が向上する。また、JPEG復号化
回路のQテーブルを操作し、折り返しノイズとなる高周
波成分を排除してから逆DCTする構成により、折り返
しノイズ除去のためのプリフィルタが不要となる。ま
た、縮小率が1/2以下においては色差信号のサブサン
プリングによる補間を行わないようにしたので、色差信
号の解像度の劣化が抑えられる。
【0099】なお、上記説明ではページバッファにて並
び替えを行っているが、これに限らず、バンドバッファ
(ページバッファの一部)でも良い。
【0100】以上、本発明の実施形態を説明したが、こ
れに限らず本発明は、複数の機器(例えば、ホストコン
ピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)
から構成されるシステムに適用しても、一つの機器から
なる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適
用してもよい。
【0101】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0102】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0103】本発明を上記記録媒体に適用する場合、そ
の記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像データに対して処理に必要な範囲を一定のブロック
単位で指定して必要な範囲にだけ画像処理を実施し、そ
の後の画像処理より詳細な画像処理を行うので、画像デ
ータ全体に対する画像処理速度を高速化するとともに、
画像処理に必要とされるメモリも小さくすることができ
る。また、メモリアクセスの連続性を向上させ、メモリ
使用効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による画像処理装置の
概要を説明するためのブロック図である。
【図2】図1における前段画像処理部21の細部構成を
説明するためのブロック図である。
【図3】クリッピング処理部211で実施されるクリッ
ピング処理について説明するための概略図である。
【図4】並び替え処理部213で行われる回転処理を説
明するための概略図である。
【図5】第1の実施形態における並び替え処理部213
の処理動作の具体例を説明するための図である。
【図6】クリッピング処理以降の解像度変換処理と並び
替え処理を詳細に説明するための図である。
【図7】図15に示したそれぞれのサンプリングポイン
トの場合における補間係数を示す図である。
【図8】第1の実施形態による画像処理装置の動作手順
を説明するためのフローチャートである。
【図9】ステップS82でのクリッピング処理手順を詳
細に説明するためのフローチャートである。
【図10】ステップS83で行われる解像度変換処理の
詳細を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図12】第2の実施形態に係る画像処理装置による画
像処理の具体例を説明するための図である。
【図13】MCU縮小回路112の細部構成を示すブロ
ック図である。
【図14】横サイズ縮小回路131又は縦サイズ縮小回
路132の具体的な構成を示すブロック図である。
【図15】MCU縮小後のサンプリングポイントを具体
的に示す図である。
【図16】図12の具体例における輝度信号データがY
ブロックバッファに格納される様子を示した図である。
【図17】図12の具体例における色差信号データがC
rブロックバッファ及びCbブロックバッファに格納さ
れる様子を示した図である。
【図18】回転モードとYブロックバッファの読み出し
位置との関係を示す図である。
【図19】書き込み時にブロック内回転した時の輝度信
号データがYブロックバッファに格納される様子を示す
図である。
【図20】書き込み時にブロック内回転した時の色差信
号データがCrブロックバッファ及びCbブロックバッ
ファに格納される様子を示す図である。
【符号の説明】
1 入力部 2 画像処理部 3 出力部 21 前段画像処理部 22 後段画像処理部 110 JPEG復号化部 111 MCUクリッピング部 112 MCU縮小部 113 ブロック内回転部 114 ブロックバッファ 115 点順次化部 116 RGB変換部 117 ページバッファ 118 画素クリッピング部 119 リサイズ部 131 横サイズ縮小部 132 縦サイズ縮小部 133 有効信号生成部 141 係数生成部 142、143 乗算器 144 バッファ 145 加算器 211 クリッピング処理部 212 解像度変換処理部 213 並び替え処理部 214 SDRAM
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA24 CA01 CD04 CD05 CE09 CE20 CG02 CH11 CH18 5C076 AA02 AA22 AA24 AA36 BA05 BA06 BA09 CA01 CA10 CB01

Claims (66)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに対して所定ブロックごとに
    画像処理を実行する画像処理手段を備える画像処理装置
    であって、 前記画像データの各ブロックに対して画像処理を実行す
    るか否かの実行情報を入力する実行情報入力手段と、 前記ブロックごとに、前記実行情報を利用して前記画像
    データを画像処理するか否かを判定する判定手段とをさ
    らに備え、 前記画像処理手段が、画像処理を実行すると判定された
    ブロックの画像データについて画像処理を行うことを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データに対して画像処理を実行
    する範囲を指定する指定手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像データを所定解像度に変換する
    解像度変換手段をさらに備えることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像データを構成するブロックの位
    置を所定位置に並び替える並び替え手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に
    記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像データを画像処理するための条件を
    設定する条件設定手段と、 前記画像データに対して画像処理を実行する範囲を指定
    する指定手段と、 前記画像データを所定解像度に変換する解像度変換手段
    と、 前記画像データを構成するブロックの位置を所定位置に
    並び替える並び替え手段と、 画像処理後の画像データを記録する記録手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 画像処理後の画像データに対して、所定
    ブロックごとに画像処理を実行する第2の画像処理手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から5までの
    いずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の画像処理手段が、1画素単位
    で前記画像データを画像処理することを特徴とする請求
    項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像データがJPEG圧縮データで
    あって、 前記ブロックが、JPEG圧縮が行われた際に用いられ
    たブロックであることを特徴とする請求項1から7まで
    のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像データがMPEG圧縮データで
    あって、 前記ブロックが、MPEG圧縮が行われた際に用いられ
    たブロックであることを特徴とする請求項1から7まで
    のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 画像データに対して所定ブロックごと
    に画像処理を実行する画像処理方法であって、 前記画像データの各ブロックに対して画像処理を実行す
    るか否かの実行情報を入力させる実行情報入力工程と、 前記ブロックごとに、前記実行情報を利用して前記画像
    データを画像処理するか否かを判定する判定工程と、 画像処理を実行すると判定されたブロックの画像データ
    について画像処理を行う画像処理工程とを有することを
    特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記画像データに対して画像処理を実
    行する範囲を指定する指定工程をさらに有することを特
    徴とする請求項10記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記画像データを所定解像度に変換す
    る解像度変換工程をさらに有することを特徴とする請求
    項10又は11に記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記画像データを構成するブロックの
    位置を所定位置に並び替える並び替え工程をさらに有す
    ることを特徴とする請求項10から12までのいずれか
    1項に記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 画像データを画像処理するための条件
    を設定する条件設定工程と、 前記画像データに対して画像処理を実行する範囲を指定
    する指定工程と、 前記画像データを所定解像度に変換する解像度変換工程
    と、 前記画像データを構成するブロックの位置を所定位置に
    並び替える並び替え工程と、 画像処理後の画像データを記録手段に記録させる記録工
    程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 画像処理後の画像データに対して、所
    定ブロックごとに画像処理を実行する第2の画像処理工
    程をさらに有することを特徴とする請求項10から14
    までのいずれか1項に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記第2の画像処理工程が、1画素単
    位で前記画像データを画像処理することを特徴とする請
    求項15記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記画像データがJPEG圧縮データ
    であって、 前記ブロックが、JPEG圧縮が行われた際に用いられ
    たブロックであることを特徴とする請求項10から16
    までのいずれか1項に記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記画像データがMPEG圧縮データ
    であって、 前記ブロックが、MPEG圧縮が行われた際に用いられ
    たブロックであることを特徴とする請求項10から17
    までのいずれか1項に記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 画像データに対して所定ブロックごと
    に画像処理を実行する画像処理装置を制御するためのコ
    ンピュータプログラムであって、 前記画像データの各ブロックに対して画像処理を実行す
    るか否かの実行情報を入力させる実行情報入力手順と、 前記ブロックごとに、前記実行情報を利用して前記画像
    データを画像処理するか否かを判定する判定手順と、 画像処理を実行すると判定されたブロックの画像データ
    について画像処理を行う画像処理手順とを実行するため
    のコンピュータプログラム。
  20. 【請求項20】 コンピュータに、 画像データを画像処理するための条件を設定する条件設
    定手順と、 前記画像データに対して画像処理を実行する範囲を指定
    する指定手順と、 前記画像データを所定解像度に変換する解像度変換手順
    と、 前記画像データを構成するブロックの位置を所定位置に
    並び替える並び替え手順と、 画像処理後の画像データを記録手段に記録させる記録手
    順とを実行するためのコンピュータプログラム。
  21. 【請求項21】 請求項19又は20に記載のコンピュ
    ータプログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
  22. 【請求項22】 所定ブロック単位に入力された画像デ
    ータに対して、該所定ブロック単位に画像処理を実行す
    るブロック画像処理手段と、 前記所定ブロック単位に処理された前記画像データをラ
    スタ状に変換する変換手段と、 ラスタ状に変換された前記画像データを用いて、1画素
    単位の画像処理を実行する画素画像処理手段とを備え、 入力された画像データに施す画像処理を前記ブロック画
    像処理手段と前記画素画像処理手段の2段階にて行うこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  23. 【請求項23】 前記ブロック画像処理手段が、入力さ
    れた画像データから所定範囲の画像データを抽出するこ
    とを特徴とする請求項22記載の画像処理装置。
  24. 【請求項24】 前記ブロック画像処理手段が、前記画
    像データの解像度を変換することを特徴とする請求項2
    2記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 前記変換手段が、前記所定ブロック単
    位にラスタ状に変換された前記画像データに対するそれ
    ぞれのブロック内の画素の並び替え処理と、前記ブロッ
    ク自身の並び替え処理との2段階で変換処理を行うこと
    を特徴とする請求項22記載の画像処理装置。
  26. 【請求項26】 前記変換手段が、前記ブロック及び前
    記画素を90°単位の回転角で並び替えることを特徴と
    する請求項25記載の画像処理装置。
  27. 【請求項27】 前記所定範囲の前記画像データが始点
    座標と終点座標を定めることによって決定される矩形状
    の範囲として前記画像データから抽出する場合、矩形状
    の前記所定範囲の画像データをブロック単位で抽出する
    場合のそれぞれのブロックの始点座標及び終点座標は、
    前記画像データの前記始点座標及び前記終点座標を該ブ
    ロックのブロックサイズで除したときの小数点以下の数
    値を切り上げた数値に基づく座標であることを特徴とす
    る請求項23記載の画像処理装置。
  28. 【請求項28】 前記ブロック画像処理手段による前記
    所定範囲の画像データを抽出する抽出処理が、入力され
    た画像データに関する有効信号の制御によって行われる
    ことを特徴とする請求項23記載の画像処理装置。
  29. 【請求項29】 前記所定ブロックのサイズをBx×B
    yとした場合、前記ブロック画像処理手段による前記ブ
    ロック単位の解像度変換後の横方向のサイズが1からB
    xまでのいずれかの整数、解像度変換後の縦方向のサイ
    ズが1からByまでのいずれかの整数であることを特徴
    とする請求項24記載の画像処理装置。
  30. 【請求項30】 前記ブロック画像処理手段による前記
    ブロック単位の解像度変換処理が横方向と縦方向とで独
    立して行われることを特徴とする請求項29記載の画像
    処理装置。
  31. 【請求項31】 前記解像度変換処理における横方向の
    縮小率をRx、縦方向の縮小率をRyとするとき、前記
    所定ブロック単位の解像度変換処理における画像データ
    の出力サイズが、 n/Bx≦Rx<(n+1)/Bx、但しnは1からB
    xまでの整数、 m/By≦Ry<(m+1)/By、但しmは1からB
    yまでの整数、 を満たすn×mであることを特徴とする請求項29記載
    の画像処理装置。
  32. 【請求項32】 前記ブロック画像処理手段による前記
    横方向及び前記縦方向の解像度変換処理が、入力された
    前記画像データのブロック上の位置に応じて補間係数を
    切り替え、補間点以外のデータを無効データとすること
    を特徴とする請求項30記載の画像処理装置。
  33. 【請求項33】 前記ブロック画像処理手段が、前記横
    方向の解像度変換処理ではブロック右端の画素演算時を
    無効データとし、前記縦方向の解像度変換処理ではブロ
    ック下端の画素演算時を無効データとすることを特徴と
    する請求項32記載の画像処理装置。
  34. 【請求項34】 前記ブロック画像処理手段による前記
    横方向及び前記縦方向の解像度変換処理は、補間係数が
    設定可能な最大値の場合、該最大値となる係数が乗算さ
    れる画素を補間出力とすることを特徴とする請求項32
    又は33に記載の画像処理装置。
  35. 【請求項35】 前記ブロック画像処理手段による前記
    横方向及び前記縦方向の解像度変換処理は、補間係数が
    0の場合、0の係数が乗算される画素に対抗する画素で
    あって0が乗算されない方の画素を補間出力とすること
    を特徴とする請求項32又は33に記載の画像処理装
    置。
  36. 【請求項36】 前記変換手段による前記ブロック内の
    画素の並び替え処理が、原画素のアドレスをA(n−
    1)、所定のシーケンスで選択されるアドレス差分値を
    D、次画素のアドレスをA(n)とする場合、 A(n)=A(n−1)+D で示されるバッファのアドレスに次画素データを格納す
    ることで行われることを特徴とする請求項25又は26
    記載の画像処理装置。
  37. 【請求項37】 前記バッファに格納されるブロックラ
    インの最終ブロックのブロック終端画素と次画素とのア
    ドレス差分値をDl、前記ブロックのブロック終端画素
    と次画素とのアドレス差分値をDm、前記ブロックのブ
    ロック右端画素と次画素とのアドレス差分値をDbとし
    た時、前記アドレス差分値Dが、 ブロックライン上の最終ブロックのブロック終端画素の
    場合はD=Dl、 D=Dlでなく、ブロックライン上の最終ブロックのブ
    ロック終端画素の場合はD=Dm、 D=Dl、D=Dmのいずれでもなく、ブロックライン
    上の最終ブロックのそれ以外でブロック右端画素の場合
    はD=Db、 その他の場合はD=1であることを特徴とする請求項3
    6記載の画像処理装置。
  38. 【請求項38】 ブロック符号化された符号化データか
    ら画像データを復号化するブロック復号化手段と、 復号化された前記画像データを前記ブロック符号化時の
    処理ブロック単位に画像処理するブロック画像処理手段
    と、 前記処理ブロック単位に画像処理された前記画像データ
    をラスタ状に変換する変換手段と、 ラスタ状に変換された前記画像データを用いて1画素単
    位の画像処理を実行する画素画像処理手段とを備え、 入力された画像データに施す画像処理を前記ブロック画
    像処理手段と前記画素画像処理手段の2段階にて行うこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  39. 【請求項39】 前記ブロック画像処理手段が、復号化
    された前記画像データから所定範囲の画像データを抽出
    することを特徴とする請求項38記載の画像処理装置。
  40. 【請求項40】 前記ブロック画像処理手段が、復号化
    された前記画像データの解像度を変換することを特徴と
    する請求項38記載の画像処理装置。
  41. 【請求項41】 前記変換手段が、ブロック単位にラス
    タ状に変換された前記画像データに対するそれぞれのブ
    ロック内の画素の並び替え処理と、前記ブロック自身の
    並び替え処理との2段階で変換処理を行うことを特徴と
    する請求項38記載の画像処理装置。
  42. 【請求項42】 前記変換手段が、前記ブロック及び前
    記画素を90°単位の回転角で並び替えることを特徴と
    する請求項41記載の画像処理装置。
  43. 【請求項43】 前記ブロック符号化がJPEG符号化
    であることを特徴とする請求項38から42までのいず
    れか1項に記載の画像処理装置。
  44. 【請求項44】 前記JPEG符号化における前記処理
    ブロック単位がMCU単位であることを特徴とする請求
    項43記載の画像処理装置。
  45. 【請求項45】 前記ブロック符号化がMPEG符号化
    であることを特徴とする請求項38から42までのいず
    れか1項に記載の画像処理装置。
  46. 【請求項46】 前記MPEG符号化における前記処理
    ブロック単位がMB単位であることを特徴とする請求項
    45記載の画像処理装置。
  47. 【請求項47】 前記処理ブロック単位がDCT処理単
    位であることを特徴とする請求項38、43、45のい
    ずれか1項に記載の画像処理装置。
  48. 【請求項48】 前記ブロック画像処理手段による前記
    所定範囲の画像データの抽出処理における前記処理ブロ
    ック単位がJPEGにおけるMCU単位であって、前記
    解像度変換処理における前記処理ブロック単位がJPE
    GにおけるDCT処理単位であることを特徴とする請求
    項43記載の画像処理装置。
  49. 【請求項49】 前記ブロック画像処理手段による前記
    所定範囲の画像データの抽出処理における前記処理ブロ
    ック単位がMPEGにおけるMB単位であって、前記解
    像度変換処理における前記処理ブロック単位がMPEG
    におけるDCT処理単位であることを特徴とする請求項
    45記載の画像処理装置。
  50. 【請求項50】 前記ブロック画像処理手段による前記
    画像データの抽出処理における抽出範囲を始点座標(X
    S,YS)と終点座標(XE,YE)によって定められ
    る矩形範囲とし、前記所定ブロック単位の抽出処理にお
    ける抽出範囲を始点座標(XBS,YBS)と終点座標
    (XBE,YBE)によって定められる矩形範囲とした
    場合であって、>>nがnビット右シフトを示すとする
    と、 前記所定ブロック単位の横方向の画素数が8でXEの下
    位3ビットが全て0の時、XBE=XE>>3のシフト
    操作を行い、 前記所定ブロック単位の横方向の画素数が8でXEの下
    位3ビットが全て0でない時、XBE=(XE>>3)
    +1のシフト操作を行い、 前記所定ブロック単位の横方向の画素数が16でXEの
    下位4ビットが全て0の時、XBE=XE>>4のシフ
    ト操作を行い、 前記所定ブロック単位の横方向の画素数が16でXEの
    下位4ビットが全て0でない時、XBE=(XE>>
    4)+1のシフト操作を行い、 前記所定ブロック単位の縦方向の画素数が8でYEの下
    位3ビットが全て0の時、YBE=YE>>3のシフト
    操作を行い、 前記所定ブロック単位の縦方向の画素数が8でYEの下
    位3ビットが全て0でない時、YBE=(YE>>3)
    +1のシフト操作を行い、 前記所定ブロック単位の縦方向の画素数が16でYEの
    下位4ビットが全て0の時、YBE=YE>>4のシフ
    ト操作を行い、 前記所定ブロック単位の縦方向の画素数が16でYEの
    下位4ビットが全て0でない時、YBE=(YE>>
    4)+1のシフト操作を行い、 前記所定ブロック単位の横方向の画素数が8の時、XB
    S=XS>>3のシフト操作を行い、 前記所定ブロック単位の横方向の画素数が16の時、X
    BS=XS>>4のシフト操作を行い、 前記所定ブロック単位の縦方向の画素数が8の時、YB
    S=YS>>3のシフト操作を行い、 前記所定ブロック単位の縦方向の画素数が16の時、Y
    BS=YS>>4のシフト操作を行い、 さらに、前記シフト操作によって欠落したビットによっ
    て1画素単位での画像データの抽出処理を実行すること
    を特徴とする請求項44又は46記載の画像処理装置。
  51. 【請求項51】 前記ブロック画像処理手段による横方
    向及び縦方向の解像度変換処理において、補間係数の出
    現順を入力サイズの中央で反転させることを特徴とする
    請求項47記載の画像処理装置。
  52. 【請求項52】 前記ブロック画像処理手段による横方
    向及び縦方向の解像度変換処理において、補間係数の割
    り当てを入力サイズの中央で交換することを特徴とする
    請求項47記載の画像処理装置。
  53. 【請求項53】 前記ブロック画像処理手段による横方
    向及び縦方向の解像度変換処理において、補間係数の全
    ビットが1のとき、全ビットが1となる係数が乗算され
    る画素を補間出力とすることを特徴とする請求項51又
    は52に記載の画像処理装置。
  54. 【請求項54】 前記ブロック画像処理手段による横方
    向及び縦方向の解像度変換処理において、解像度変換後
    のブロックサイズをWとしたとき、W=3とW=6のと
    きの補間係数を同一とすることを特徴とする請求項51
    から53までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  55. 【請求項55】 前記ブロック画像処理手段による横方
    向及び縦方向の解像度変換処理において、解像度変換後
    のブロックサイズをWとし、入力画素の位相を0から7
    のいずれかの整数xとしたとき、W<8のときx=7を
    無効画素とし、さらにW<4のときx=0を無効画素と
    することを特徴とする請求項51から54までのいずれ
    か1項に記載の画像処理装置。
  56. 【請求項56】 前記ブロック画像処理手段による横方
    向及び縦方向の解像度変換処理において、輝度信号の解
    像度と色差信号の解像度が異なっており、かつ、輝度信
    号の縮小率が1/2以下の場合、前記色差信号の縮小率
    を前記輝度信号の縮小率の2倍に設定することを特徴と
    する請求項43又は45に記載の画像処理装置。
  57. 【請求項57】 前記ブロック画像処理手段による解像
    度変換処理における縮小率に応じて前記ブロック復号化
    手段における逆DCT処理に入力する有効係数を制限す
    ることを特徴とする請求項43又は45記載の画像処理
    装置。
  58. 【請求項58】 前記変換手段による前記ブロック内の
    並び替え処理に用いられる輝度信号用ブロックバッファ
    と、色差信号用ブロックバッファとをさらに具備し、 該輝度信号用ブロックバッファと該色差信号用ブロック
    バッファを用いて、前記輝度信号と前記色差信号の同時
    化、前記ブロック内のラスタ化、90°単位の回転処理
    を行うことを特徴とする請求項43又は45に記載の画
    像処理装置。
  59. 【請求項59】 前記輝度信号用ブロックバッファの読
    み出し処理に用いられる横カウンタ、縦カウンタ及びブ
    ロックカウンタと、 前記色差信号用ブロックバッファの読み出し処理に用い
    られる横カウンタ、縦カウンタとをさらに具備し、 前記変換処理手段が、それぞれのカウンタの進数及びア
    ップダウン操作によって読み出しアドレスを生成するこ
    とを特徴とする請求項58記載の画像処理装置。
  60. 【請求項60】 前記ブロックバッファの読み出し処理
    に用いられる横カウンタ、縦カウンタ及びブロックカウ
    ンタをさらに具備し、 前記変換手段が、それぞれのカウンタのビット割当及び
    ビット反転操作によって読み出しアドレスを生成するこ
    とを特徴とする請求項58記載の画像処理装置。
  61. 【請求項61】 前記横カウンタ及び縦カウンタのそれ
    ぞれの値と解像度変換後のブロックサイズとを比較する
    ことにより前記有効信号を制御することを特徴とする請
    求項60記載の画像処理装置。
  62. 【請求項62】 所定ブロック単位に入力された画像デ
    ータに対して、該所定ブロック単位に画像処理を実行す
    るブロック画像処理工程と、 前記所定ブロック単位に処理された前記画像データをラ
    スタ状に変換する変換工程と、 ラスタ状に変換された前記画像データを用いて、1画素
    単位の画像処理を実行する画素画像処理工程とを有し、 入力された画像データに施す画像処理を前記ブロック画
    像処理工程と前記画素画像処理工程との2段階にて行う
    ことを特徴とする画像処理方法。
  63. 【請求項63】 ブロック符号化された符号化データか
    ら画像データを復号化するブロック復号化工程と、 複合化された前記画像データを前記ブロック符号化時の
    処理ブロック単位に画像処理するブロック画像処理工程
    と、 前記処理ブロック単位に画像処理された前記画像データ
    をラスタ状に変換する変換工程と、 ラスタ状に変換された前記画像データを用いて1画素単
    位の画像処理を実行する画素画像処理工程とを有し、 入力された画像データに対して施す画像処理を前記ブロ
    ック画像処理工程と前記画素画像処理工程の2段階にて
    行うことを特徴とする画像処理方法。
  64. 【請求項64】 コンピュータにて、 所定ブロック単位に入力された画像データに対して、該
    所定ブロック単位に画像処理を実行するブロック画像処
    理手順と、 前記所定ブロック単位に処理された前記画像データをラ
    スタ状に変換する変換手順と、 ラスタ状に変換された前記画像データを用いて、1画素
    単位の画像処理を実行する画素画像処理手順とを有し、 入力された画像データに施す画像処理を前記ブロック画
    像処理手順と前記画素画像処理手順の2段階で実行する
    ためのコンピュータプログラム。
  65. 【請求項65】 コンピュータにて、 ブロック符号化された符号化データから画像データを復
    号化するブロック復号化手順と、 復号化された前記画像データを前記ブロック符号化時の
    処理ブロック単位に画像処理を実行するブロック画像処
    理手順と、 前記処理ブロック単位に画像処理された前記画像データ
    をラスタ状に変換する変換手順と、 ラスタ状に変換された前記画像データを用いて1画素単
    位の画像処理を実行する画素画像処理手順とを有し、 入力された画像データに施す画像処理を前記ブロック画
    像処理手順と前記画素画像処理手順の2段階で実行する
    ためのコンピュータプログラム。
  66. 【請求項66】 請求項64又は65に記載のコンピュ
    ータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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