JP2950134B2 - カラー画像情報データおよびカラー画像情報データ処理方法 - Google Patents

カラー画像情報データおよびカラー画像情報データ処理方法

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JP2950134B2
JP2950134B2 JP6012517A JP1251794A JP2950134B2 JP 2950134 B2 JP2950134 B2 JP 2950134B2 JP 6012517 A JP6012517 A JP 6012517A JP 1251794 A JP1251794 A JP 1251794A JP 2950134 B2 JP2950134 B2 JP 2950134B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像情報データ
処理方法に関するものであり、さらに詳しくは、データ
圧縮したカラー画像情報データを、再度伸張して復元す
る際に発生するノイズを除去する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カラー画像情報データをメモリに格納す
るに際して、記憶容量を節約するために、データを圧縮
して格納することが一般的に行われる。
【0003】多くの場合、赤色の色合いを表わすRデー
タ、緑色の色合いを表わすGデータ、青色の色合いを表
わすBデータの組み合わせにより色を表現するRGB表
色系のカラー画像情報データを、輝度を表わすデータと
色差を表わすデータの組み合わせにより色を表現するカ
ラー画像情報データに変換した後に、データを圧縮す
る。
【0004】そして、データを圧縮する方法としては、
カラー画像情報データに、順次、ブロック化処理、直交
変換処理、量子化処理、適応ビット配分処理を施すこと
が、その代表的な方法である。
【0005】ブロック化処理とは、1画面分の全体の画
像領域を所定の個数の部分画像(以下の説明において、
ブロックと称する)に分割する処理のことをいう。通常
の場合、1個のブロックは、水平方向に8個、垂直方向
に8個の、合計64個の画素から成る正方領域である。
【0006】なお、ブロック化処理を施す理由として
は、後述する2次元離散的コサイン変換の演算に要する
時間が、データの個数の2乗に比例して増加するので、
ブロック化処理により、データの個数を小分けにして、
2次元離散的コサイン変換の演算に要する時間の短縮を
図るためである。
【0007】また、直交変換処理は、ブロック内の画素
のデータの相関性が低くなるようにする、すなわち、ブ
ロック内の画素のデータに偏りを発生させるために施す
処理である。
【0008】直交変換処理には、いくつかの種類がある
が、近年その主流となっているのは、2次元離散的フー
リエ変換の一種である2次元離散的コサイン変換(Di
screte Cosine Transform)
(以下の説明において、DCTと略称する)である。
【0009】DCTを施すことにより、ブロック内の画
素のデータ(例えば、輝度データ、色差データ等)は、
DCT係数に変換されるが、このDCT係数は、水平方
向の空間周波数と垂直方向の空間周波数の関数である振
幅値を表わしている。
【0010】DCTの特性として特筆すべきことは、D
CTを施した結果として得られる係数は、水平方向、垂
直方向のいずれにおいても、低周波数側に偏る傾向があ
るということである。言い換えれば、水平方向の周波
数、垂直方向の周波数のいずれもが低い値を有する要素
においては、係数が大きい数値になり、水平方向の周波
数、垂直方向の周波数の少なくとも一方が高い値を有す
る要素においては、係数が小さい数値、すなわち0に近
い数値になるのである。
【0011】また、量子化処理とは、係数の丸め込みを
行なう処理である。この量子化処理は、特定の量子化特
性に従って行なわれ、量子化特性関数の出力値として、
丸め込まれた係数が得られる。
【0012】量子化特性関数は、通常の場合、予め定め
られた量子化テーブルで各入力係数を除して、スケーリ
ングを行ない、その結果を整数に丸め込み、さらに、こ
れも予め定められた量子化テーブルにしたがって出力係
数を得る、という入出力特性を有する関数である。な
お、必要に応じて、量子化テーブルの全体をある既知の
値で除して、量子化による効果を調整することが行なわ
れることもある。
【0013】したがって、例えば、水平方向の周波数、
垂直方向の周波数の少なくとも一方が高い値を有する要
素においては、量子化処理を施す前の係数が元々小さい
数値である場合が多いので、上記の量子化特性関数によ
り、係数が0に丸め込まれることが多くなる。。
【0014】また、適応ビット配分処理は、係数を2進
数で表現するために割り当てるビットの個数を、係数の
大小により、適宜変化させる処理である。すなわち、大
きい係数を有するところの、水平方向の周波数、垂直方
向の周波数のいずれもが低い値を有する要素に対して
は、多くの個数のビットを割り当て、絶対値が小さい係
数を有するところの、水平方向の周波数、垂直方向の周
波数の少なくとも一方が高い値を有する要素に対して
は、少ない個数のビットを割り当てる。このようにし
て、データの圧縮を図ることができるのである。
【0015】以上に述べたようにして圧縮されたカラー
画像情報データは、必要に応じてメモリに格納される。
そして、メモリに格納されたカラー画像情報データを、
再度メモリから読み出して、画面に描出するためには、
圧縮されたカラー画像情報データを伸張して、元のカラ
ー画像情報データに復元する必要がある。
【0016】圧縮されたカラー画像情報データを復元す
る方法としては、順次、直交逆変換処理、ブロック・ラ
スター変換処理を施すことが一般的である。
【0017】カラー画像情報データの圧縮の過程におけ
る直交変換処理が、DCTである場合には、それに対応
する直交逆変換処理は、離散的コサイン逆変換処理(以
下の説明において、逆DCTと略称する)である。
【0018】また、ブロック・ラスター変換処理は、所
定の個数のブロックに分割されたカラー画像情報データ
から、通常のテレビジョンスキャン(ラスタースキャ
ン)が可能な状態の、1画面分の全体の画像情報データ
に復元する処理である。
【0019】ところが、圧縮の過程において、ブロック
化処理、直交変換処理、量子化処理、適応ビット配分処
理を順次施したカラー画像情報データに、直交逆変換処
理、ブロック・ラスター変換処理を順次施しても、完全
には原画像には復元されない。
【0020】その原因は、圧縮の過程における量子化処
理にある。すなわち、量子化処理において係数のスケー
リング及び丸め込みを行なうために、圧縮の前と伸張の
後において、データに誤差が発生するのである。
【0021】一方、パーソナルコンピュータ等のカラー
の画面において、背景画とスプライト画を重ね合わせ、
合成して、合成画を作成する画像処理が行なわれる。こ
こにいうところのスプライト画とは、主要な図柄が形成
されている画面であり、そのバックグラウンドは、通常
均一な色で形成されている。
【0022】背景画とスプライト画を重ね合わせ、合成
する際には、いわゆる透明処理が施される。透明処理と
は、スプライト画の中の図柄のみを切り抜いて背景画の
上に貼り付けることを、画面上で行なう処理である。た
だし、透明処理が施されるためには、スプライト画のバ
ックグラウンドは、全てが予め定められた一定の色であ
ることが条件である。通常の場合、スプライト画のバッ
クグラウンドは、完全な黒色であること、すなわち,R
GB表色系で表現すると、Rデータ、Gデータ、Bデー
タの数値のいずれもが0であることが条件である。
【0023】ところが、スプライト画の図柄とバックグ
ラウンドとの境界において、バックグラウンドの元の色
が完全な黒色であっても、スプライト画の画像情報デー
タに、ブロック化処理、直交変換処理、量子化処理、適
応ビット配分処理を、順次施して圧縮した後に、直交逆
変換処理、ブロック・ラスター変換処理を施して伸張す
る場合に、前記した理由により、元の完全な黒色に復元
されない部分が発生する。
【0024】そして、完全な黒色に復元されないバック
グラウンドの部分においては、背景画と重ね合わせ、合
成しても、透明処理が行なわれない、という問題点が発
生する。実際には、透明処理が行なわれない部分におい
ては、合成した画面において、黒い斑点が浮き出てしま
い、画面の美観を損ねてしまう。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な問題点に着目してなされたもので、カラーの画面にお
いて、背景画とスプライト画を重ね合わせ、合成して、
合成画を作成する画像処理を行なう際に、スプライト画
のバックグラウンドにおいて、透明処理が支障なく施さ
れるための方法を提供することを課題とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、原画像のカラー画
像情報データ1から圧縮されたカラー画像情報データ2
を、伸張して復元されるカラー画像情報データ3に発生
するノイズのうち、画像の図柄の輪郭の外側に発生する
ノイズを除去するカラー画像情報データ処理方法におい
て、原画像の図柄の輪郭の外側の画素については、少な
くとも、カラー画像情報データ1における画素データと
カラー画像情報データ3における画素データが相異なる
画素に対応する要素の論理値は偽であり、原画像の図柄
の輪郭の内側の画素については、全ての画素に対応する
要素の論理値が真である論理データ4と、上記のカラー
画像情報データ3について、各々の対応する要素の論理
積をその要素とするカラー画像情報データ5を作成する
ことにより、画像の図柄の輪郭の外側に発生するノイズ
を除去することを特徴とする。
【0027】また、本発明の請求項2に係る発明は、請
求項1記載のカラー画像情報データ処理方法を前提と
し、上記の原画像のカラー画像情報データ1から、上記
のカラー画像情報データ2に圧縮する方法が、順次、ブ
ロック化処理、直交変換処理、量子化処理、適応ビット
配分処理を施すことであることを特徴とする。
【0028】また、本発明の請求項3に係る発明は、請
求項2記載のカラー画像情報データ処理方法を前提と
し、上記のカラー画像情報データ2から、上記のカラー
画像情報データ3に伸張して復元する方法が、順次、直
交逆変換処理、ブロック・ラスター変換処理を施すこと
であることを特徴とする。また、本発明の請求項4に係
わる発明は、原画像のカラー画像情報データ1から圧縮
されたカラー画像情報データ2を、伸張して復元される
カラー画像情報データ3に発生するノイズのうち、画像
の図柄の輪郭の外側に発生するノイズを除去するカラー
画像情報データ処理に用いるカラー画像情報データであ
って、原画像の図柄の輪郭の外側の画素については、少
なくとも、カラー画像情報データ1における画素データ
とカラー画像情報データ3における画素データが相異な
る画素に対応する要素の論理値は偽であり、原画像の図
柄の輪郭の内側の画素については、全ての画素に対応す
る要素の論理値が真である論理データ4よりなることを
特徴とする。
【0029】
【作用】本発明のカラー画像情報データ処理方法によ
り、背景画とスプライト画の重ね合わせ、合成を行なう
際に、スプライト画のバックグラウンドにおいて、透明
処理が支障なく施される理由を、(表1)〜(表5)を
用いて、以下に詳細に説明する。
【0030】いま、バックグラウンドが完全な黒色であ
るスプライト画のカラー画像情報データにおいて、1画
面分の全体の画像領域にブロック化処理を施し、1個の
ブロックが水平方向に8個、垂直方向に8個の、合計6
4個の画素から成る、複数個のブロックに分割する。
【0031】そして、複数個のブロックの中で、図柄と
バックグラウンドの両方にまたがる1個のブロックに着
目する。(表1)に、このブロックを構成する各画素に
ついての、RGB表色系のRデータを示す。これらのR
データの一群を(データA)とする。
【0032】
【表1】
【0033】ただし、aij(1≦i≦8、1≦j≦8)
なる変数により表現されているのは、図柄を形成する画
素に対応するRデータであり、aij>0である。また、
バックグラウンドを形成する画素に対応するRデータ
は、0である。
【0034】上記のブロックに、DCTを施し、水平方
向に8個、垂直方向に8個の、合計64個の係数(表示
による説明は省略する)を得、各係数に対して、ある特
定の量子化特性(内容の詳細説明は省略する)にしたが
って、量子化処理を施し、各係数の数値のスケーリング
及び丸め込みを行ない、丸め込まれた各係数に対して、
適応ビット配分処理を行なう。
【0035】以上のようにして圧縮されたカラー画像情
報データに、逆DCTを施し、伸張する。なお、(表
2)に、このブロックを構成する各画素についての、R
GB表色系のRデータを示す。これらのRデータの一群
を(データB)とする。
【0036】
【表2】
【0037】ただし、bij(1≦i≦8、1≦j≦8)
なる変数により表現されているのは、原画像において図
柄を形成していたところの画素に対応するRデータであ
る。なお、図柄の中の画素については、ほとんどの場
合、aij≠bijとなる。
【0038】このような不一致は、量子化処理において
係数のスケーリング及び丸め込みを行なったことにより
発生する、データの誤差である。しかしながら、これ
は、視覚特性を考慮した量子化によるものであれば、人
間の目で見た場合には、ほとんど違和感を感じない程度
の誤差である。
【0039】また、cij(1≦i≦8、1≦j≦8)な
る変数により表現されているのは、原画像においてバッ
クグラウンドを形成していたところの画素に対応するR
データであり、cij>0である。
【0040】この画素については、原画像(データA)
においては、Rデータが0であったのであるが、圧縮、
伸張後の画像(データB)においては、Rデータが0で
はなくなっている。
【0041】このような不一致も、量子化処理において
係数のスケーリング及び丸め込みを行なったことにより
発生する、データの誤差である。しかしながら、これ
は、バックグラウンドの中において発生する色の変化で
あり、背景画と重ね合わせ、合成した場合には、透明処
理が行なわれず、その画素に対応する部分においては、
合成した画面において、黒い斑点が浮き出てしまい、画
面の美観を損ねてしまう。
【0042】一方、原画像においてバックグラウンドを
形成する画素については、少なくとも、原画像における
Rデータ(データA)と圧縮、伸張後の画像におけるR
データ(データB)が相異なる画素に対応する要素の論
理値を”偽”とし、原画像において図柄を形成する画素
については、全ての画素に対応する要素の論理値を”
真”とする、論理データの一群を作成する。
【0043】このような論理データとしては、(表3)
に示すように、原画像において図柄を形成する全ての画
素に対応する要素は論理値”真”であり、原画像におい
てバックグラウンドを形成する全ての画素に対応する要
素は論理値”偽”である、論理データの一群(データ
C)でもよいし、また、(表4)に示すように、原画像
においてバックグラウンドを形成しており、かつ、原画
像におけるRデータ(データA)と圧縮、伸張後の画像
におけるRデータ(データB)が相異なる画素に対応す
る要素の論理値が”偽”であり、それ以外の全ての画素
に対応する要素の論理値が”真”である、論理データの
一群(データD)でもよい。
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】すなわち、(データC)、(データD)の
いずれにおいても、圧縮、伸張後の画像におけるRデー
タの一群(データB)におけるcijに対応する要素は、
論理値が”偽”であり、圧縮、伸張後の画像におけるR
データの一群(データB)におけるbijに対応する要素
は、論理値が”真”である。
【0047】さらに、上述したRデータの一群(データ
B)と、上述した論理データの一群(データC)の、各
々の要素同士の論理積を要素とするデータを、(表5)
に示す(データE)とする。
【0048】
【表5】
【0049】その結果、(データB)におけるbijは、
(データC)における論理値”真”との論理積を演算す
るので、(データE)においてはそのまま残り、(デー
タB)におけるcijは、(データC)における論理値”
偽”との論理積を演算するので、(データE)において
は0となる。
【0050】すなわち、原画像においてバックグラウン
ド上にあり、Rデータが0であった画素が、データの圧
縮、伸張の結果、Rデータが0でなくなったことによ
る、いわゆるバックグラウンド上のノイズについては、
Rデータが0にもどるので、バックグラウンド上のノイ
ズは除去される。
【0051】上述したRデータの一群(データB)と、
上述した論理データの一群(データD)の、各々の要素
同士の論理積を要素とするデータを作成した場合も、
(データE)と同一のデータとなり、同様に、バックグ
ラウンド上のノイズは除去される。
【0052】以上に詳述したノイズ除去のメカニズム
は、対象とするデータが、RGB表色系のGデータであ
っても、Bデータであっても、同様であることは、もち
ろんである。
【0053】なお、実際には、(データC)あるいは
(データD)のような論理データを作成するに際して
は、論理値”真”、”偽”は、各々、ビット”1”、”
0”と等価であると考え、ビット”1”、”0”を要素
とするデータ、すなわち、いわゆるビットプレーンとし
て作成する。
【0054】そして、(データC)を作成する方法とし
ては、原画像において、Rデータ、Gデータ、Bデータ
がいずれも0である画素については、それに対応する
(データC)の要素は、ビット”0”とし、原画像にお
いて、Rデータ、Gデータ、Bデータの少なくとも一つ
が0より大である画素については、それに対応する(デ
ータC)の要素は、ビット”1”とすればよく、この処
理は、常法により、簡単なプログラムを作成して実行さ
せることにより、達成することができる。
【0055】また、(データD)を作成する方法として
は、原画像において、Rデータ、Gデータ、Bデータが
いずれも0であり、かつ、圧縮、伸張後の画像におい
て、Rデータ、Gデータ、Bデータの少なくとも一つが
0より大である画素については、それに対応する(デー
タD)の要素は、ビット”0”とし、それ以外の全ての
画素については、それに対応する(データD)の要素
は、ビット”1”とすればよく、この処理もまた、常法
により、簡単なプログラムを作成して実行させることに
より、達成することができる。
【0056】
【実施例】図1は、本発明に係るカラー画像情報データ
処理方法を実現するための回路の一例を示す回路図であ
る。
【0057】図1において、11は、ブロック化処理、
DCT、量子化処理、適応ビット配分処理を経て圧縮さ
れたカラー画像情報データを格納するリードオンリメモ
リ(以下の説明において、単にROM11と称する)で
ある。
【0058】12は、逆DCTの機能を有するICチッ
プ(以下の説明において、単にICチップ12と称す
る)である。
【0059】13は、ブロック・ラスター変換処理の機
能を有するICチップ(以下の説明において、単にIC
チップ13と称する)である。
【0060】14は、輝度を表わすデータと色差を表わ
すデータの組み合わせにより色を表現するCCIR60
1フォーマットのカラー画像情報データを、RGB表色
系のカラー画像情報データに変換する機能を有するIC
チップ(以下の説明において、単にICチップ14と称
する)である。
【0061】15は、ビット”1”、”0”に対応する
状態をブロック単位に記憶し、その結果として、ビット
プレーンを格納するリードオンリメモリ(以下の説明に
おいて、単にROM15と称する)である。
【0062】16は、マトリクス状態でROM15に格
納されているビットプレーンを、通常のテレビジョンス
キャンに対応するように、データが直列に連続する状態
に変換する、並直列変換機能を有するICチップ(以下
の説明において、単にICチップ16と称する)であ
る。
【0063】17〜31は、2本の信号が入力されるA
ND論理ゲートである。
【0064】32は、通常のテレビジョンスキャン(ラ
スタースキャン)に対応して、データが直列に連続する
状態である、RGB表色系のカラー画像情報データを格
納するランダムアクセスメモリ(以下の説明において、
単にRAM32と称する)である。
【0065】33は、カラーの画面を写し出すテレビジ
ョン受像機(以下の説明において、単にCRT33と称
する)である。
【0066】34は、ROM11とICチップ12を接
続するデータバスであり、ROM11から出力される信
号をICチップ12に入力する。データバス34は、実
際には複数の本数の信号線より成る。
【0067】35は、ICチップ12とICチップ13
を接続するデータバスであり、ICチップ12から出力
される信号をICチップ13に入力する。データバス3
5は、実際には複数の本数の信号線より成る。
【0068】36は、ICチップ13とICチップ14
を接続するデータバスであり、ICチップ13から出力
される、CCIR601フォーマットの輝度データであ
るYデータの信号をICチップ14に入力する。データ
バス36は、実際には複数の本数の信号線より成る。
【0069】37は、ICチップ13とICチップ14
を接続するデータバスであり、ICチップ13から出力
される、CCIR601フォーマットの色差データであ
るCrデータ、Cbデータの各々の信号を、交互にIC
チップ14に入力する。データバス37は、実際には複
数の本数の信号線より成る。
【0070】38〜42は、各々、ICチップ14とA
ND論理ゲート17〜21の一方の入力端子を接続する
信号線であり、ICチップ14から出力されるRGB表
色系のRデータの信号をAND論理ゲート17〜21に
入力する。
【0071】すなわち、Rデータは5ビットの2進数で
表現され、各々のビットに対応する5個の2値信号がI
Cチップ14から出力される。
【0072】43〜47は、各々、ICチップ14とA
ND論理ゲート22〜26の一方の入力端子を接続する
信号線であり、ICチップ14から出力されるRGB表
色系のGデータの信号をAND論理ゲート22〜26に
入力する。
【0073】すなわち、Gデータは5ビットの2進数で
表現され、各々のビットに対応する5個の2値信号がI
Cチップ14から出力される。
【0074】48〜52は、各々、ICチップ14とA
ND論理ゲート27〜31の一方の入力端子を接続する
信号線であり、ICチップ14から出力されるRGB表
色系のBデータの信号をAND論理ゲート27〜31に
入力する。
【0075】すなわち、Bデータは5ビットの2進数で
表現され、各々のビットに対応する5個の2値信号がI
Cチップ14から出力される。
【0076】53は、ROM15とICチップ16を接
続するデータバスであり、ROM15から出力される信
号をICチップ16に入力する。データバス53は、実
際には複数の本数の信号線より成る。
【0077】54は、ICチップ16とAND論理ゲー
ト17〜31の各々の他方の入力端子を接続する信号線
であり、ICチップ16から出力される論理データの信
号を、途中で分岐して、AND論理ゲート17〜31に
入力する。
【0078】55〜69は、各々、AND論理ゲート1
7〜31とRAM32を接続する信号線であり、AND
論理ゲート17〜31から出力される信号をRAM32
に入力する。
【0079】70は、RAM32とCRT33を接続す
る信号線であり、RAM32から出力される信号をCR
T33に入力する。
【0080】以下の説明において、高電圧の信号をH信
号、低電圧の信号をL信号と略称することにする。
【0081】いま、本実施例の回路の外部において、原
画像のカラー画像情報データ1から、ブロック化処理、
DCT、量子化処理、適応ビット配分処理を経て、圧縮
されたカラー画像情報データ2が、本実施例の回路の外
部よりROM11に入力され、ROM11に格納される
ものとする。
【0082】ROM11から出力される圧縮されたカラ
ー画像情報データ2は、データバス34を通じてICチ
ップ12に入力され、ICチップ12において逆DCT
を施された後にICチップ12より出力され、さらに、
データバス35を通じてICチップ13に入力され、I
Cチップ13においてブロック・ラスター変換を施され
て伸張されて、カラー画像情報データ3となり、ICチ
ップ13より出力される。
【0083】ICチップ13より出力されるYデータ
は、データバス36を通じてICチップ14に入力さ
れ、ICチップ13より出力されるCrデータ、Cbデ
ータは、交互に、データバス37を通じてICチップ1
4に入力され、ICチップ14において、CCIR60
1フォーマットからRGB表色系に変換された後に、I
Cチップ14より出力される。
【0084】一方、本実施例の回路の外部において、原
画像のカラー画像情報データ1の図柄を形成する画素に
対応する要素は、論理値”真”と等価であるビット”
1”に対応する状態にあり、原画像のカラー画像情報デ
ータ1のバックグラウンドを形成する画素に対応する要
素は、論理値”偽”と等価であるビット”0”に対応す
る状態にあるように作成されたビットプレーン4が、本
実施例の回路の外部よりROM15に入力され、ROM
15に格納されるものとする。
【0085】ROM15から出力されるビットプレーン
4は、データバス53を通じてICチップ16に入力さ
れ、ICチップ16において並直列変換を施された後
に、ICチップ16より出力される。
【0086】ICチップ14より出力されるRGB表色
系のRデータ、Gデータ、Bデータと、ICチップ16
より出力される論理データは、AND論理ゲート17〜
31に入力される。
【0087】なお、当然のことではあるが、上記のRデ
ータ、Gデータ、Bデータと論理データは、原画像にお
ける同一の画素に対応するものであり、AND論理ゲー
ト17〜31に入力されるタイミングは、公知の同期回
路(図示せず)により、同期がとられている。
【0088】原画像における画素が、図柄を形成するも
のである場合には、ICチップ16より出力される論理
データの信号は、ビット”1”に対応するH信号である
ので、ICチップ14より出力されてAND論理ゲート
17〜31に入力されるRデータ、Gデータ、Bデータ
の信号がH信号であれば、AND論理ゲート17〜31
より出力される信号はH信号であり、ICチップ14よ
り出力されてAND論理ゲート17〜31に入力される
Rデータ、Gデータ、Bデータの信号がL信号であれ
ば、AND論理ゲート17〜31より出力される信号は
L信号となる。
【0089】すなわち、原画像において図柄を形成する
画素に対応する、伸張されたカラー画像情報データ3の
画素の色は、変更されずに、そのままRAM32に入力
される。
【0090】また、原画像における画素が、バックグラ
ウンドを形成するものである場合には、ICチップ16
より出力される論理データの信号は、ビット”0”に対
応するL信号であるので、ICチップ14より出力され
てAND論理ゲート17〜31に入力されるRデータ、
Gデータ、Bデータの信号がH信号、L信号の如何に拘
らず、AND論理ゲート17〜31より出力される信号
は、いずれもL信号となる。
【0091】すなわち、原画像においてバックグラウン
ドを形成する画素に対応する、伸張されたカラー画像情
報データ3の画素の色は、Rデータ、Gデータ、Bデー
タがいずれも0となって、RAM32に入力される。
【0092】言い換えれば、カラー画像情報データ3の
バックグラウンドの中に発生したノイズの部分の画素
は、Rデータ、Gデータ、Bデータの少なくとも一つが
0ではないが、AND論理ゲート17〜31を通過する
ことにより、Rデータ、Gデータ、Bデータのいずれも
が0、すなわち、原画像のカラー画像情報データ1にお
いてそうであったのと同様に、黒色になる。
【0093】このようにして、伸張されたカラー画像情
報データ3のバックグラウンドの中のノイズは、除去さ
れるのである。
【0094】
【発明の効果】本発明のカラー画像情報データ処理方法
によれば、データ圧縮したカラー画像情報データを再度
伸張した後に、カラーの画面において、背景画とスプラ
イト画を重ね合わせ、合成して、合成画を作成する画像
処理を行なう際に、スプライト画のバックグラウンドに
おいて、透明処理が支障なく施されるために、合成した
画面が充分に美観を保つことができる、という効果を有
する。
【0095】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるカラー画像情報データ処理方法
を実現する一実施例の回路を説明する回路図である。
【符合の説明】
11 リードオンリメモリ(ROM) 12〜14 ICチップ 15 リードオンリメモリ(ROM) 16 ICチップ 17〜31 AND論理ゲート 32 ランダムアクセスメモリ(RAM) 33 テレビジョン受像機(CRT) 34〜37 データバス 38〜52 信号線 53 データバス 54〜70 信号線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画像のカラー画像情報データ1から圧縮
    されたカラー画像情報データ2を、伸張して復元される
    カラー画像情報データ3に発生するノイズのうち、画像
    の図柄の輪郭の外側に発生するノイズを除去するカラー
    画像情報データ処理方法において、 原画像の図柄の輪郭の外側の画素については、少なくと
    も、カラー画像情報データ1における画素データとカラ
    ー画像情報データ3における画素データが相異なる画素
    に対応する要素の論理値は偽であり、原画像の図柄の輪
    郭の内側の画素については、全ての画素に対応する要素
    の論理値が真である論理データ4と、 上記のカラー画像情報データ3について、 各々の対応する要素の論理積をその要素とするカラー画
    像情報データ5を作成することにより、画像の図柄の輪
    郭の外側に発生するノイズを除去することを特徴とする
    カラー画像情報データ処理方法。
  2. 【請求項2】上記の原画像のカラー画像情報データ1か
    ら、上記のカラー画像情報データ2に圧縮する方法が、
    順次、ブロック化処理、直交変換処理、量子化処理、適
    応ビット配分処理を施すことであることを特徴とする請
    求項1記載のカラー画像情報データ処理方法。
  3. 【請求項3】上記のカラー画像情報データ2から、上記
    のカラー画像情報データ3に伸張して復元する方法が、
    順次、直交逆変換処理、ブロック・ラスター変換処理を
    施すことであることを特徴とする請求項2記載のカラー
    画像情報データ処理方法。
  4. 【請求項4】 原画像のカラー画像情報データ1から圧縮
    されたカラー画像情報データ2を、伸張して復元される
    カラー画像情報データ3に発生するノイズのうち、画像
    の図柄の輪郭の外側に発生するノイズを除去するカラー
    画像情報データ処理に用いるカラー画像情報データであ
    って、 原画像の図柄の輪郭の外側の画素については、少なくと
    も、カラー画像情報デ ータ1における画素データとカラ
    ー画像情報データ3における画素データが相異なる画素
    に対応する要素の論理値は偽であり、原画像の図柄の輪
    郭の内側の画素については、全ての画素に対応する要素
    の論理値が真である論理データ4よりなることを特徴と
    するカラー画像情報データ。
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