JP2010114546A - 複合機、複合機システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の画像データを用いて複合画像を安定的に生成することが可能な複合機、及び複合機システムを提供する。
【解決手段】原稿を読み取るスキャナユニットと、スキャナユニットに読み取られた原稿における文字が記載された特定領域をその位置により判断し、特定画像として抽出する抽出部と、抽出された特定画像を、所定のテンプレートデータにおける複合領域に配置して、複合画像を生成する合成部と、複合画像を出力する出力部と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】原稿を読み取るスキャナユニットと、スキャナユニットに読み取られた原稿における文字が記載された特定領域をその位置により判断し、特定画像として抽出する抽出部と、抽出された特定画像を、所定のテンプレートデータにおける複合領域に配置して、複合画像を生成する合成部と、複合画像を出力する出力部と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像データを読み取る複合機及び複合機システムに関し、特に、読み取った画像データを用いて複合画像を生成する複合機及び複合機システムに関する。
従来、複数の画像データを複合させて複合画像を生成する装置が知られている。具体的には、画像データを取得し、この取得された画像データから特定の文字を抽出し、抽出した文字領域をテンプレートデータに複合することで新たな複合画像を生成する(例えば、特許文献1参照)。
特表2007−514564号公表
複数の画像データから複合画像を生成する場合、以下のような問題が生じることがある。画像データから所定の文字等を抽出するために、OCR(Optical Character Recognition)等の手法を用いて文字を判別する場合がある。しかしながら、OCR等の抽出方法は文字を誤認識する場合もあり、必ずしも安定的に複合画像を生成できない場合があった。つまり、装置の誤認識により抽出した文字等がユーザの意図しないものである場合、ユーザは再度、複合画像を生成する必要が生じる。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、複数の画像データを用いて複合画像を安定的に生成することが可能な複合機、及び複合機システムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明では、原稿を読み取る読み取り部と、読み取った原稿における文字が記載された特定領域をその位置により判断し、特定画像として抽出する抽出部と、前記抽出された特定画像を、所定のテンプレートデータにおける複合領域に配置して複合画像を生成する合成部と、前記複合画像を出力する出力部とを有する構成としてある。
上記のように構成された発明では、抽出部が読み取った原稿における文字が記載された特定領域をその位置により判断し、特定画像として抽出し、合成部が抽出された特定画像を所定のテンプレートデータにおける複合領域に配置して複合画像を生成し、出力部が生成された複合画像を所定の形態で出力する。
そのため、抽出対象となる文字等が記載された領域をその位置により判断し、特定画像として抽出するため、特定領域をOCR等の手法を用いて抽出せず、文字が誤認識された画像により複合画像を生成するのを防止することができる。
そのため、抽出対象となる文字等が記載された領域をその位置により判断し、特定画像として抽出するため、特定領域をOCR等の手法を用いて抽出せず、文字が誤認識された画像により複合画像を生成するのを防止することができる。
本発明の一局面として、前記抽出部は、読み取った原稿における相対的な座標を用いて、前記特定領域の位置を判断する。
上記のように構成された発明では、特定領域の位置を相対的な座標を用いて判断するため、より安定的に特定領域を抽出することができる。ここで、相対的な座標とは、ある基準点をもとに決定される座標を意味する。例えば、読み取った原稿の角部から一定の座標にある領域を特定領域として判断してもよいし、読み取った原稿の中心点から一定の範囲にある領域を特定領域としてもよい。
上記のように構成された発明では、特定領域の位置を相対的な座標を用いて判断するため、より安定的に特定領域を抽出することができる。ここで、相対的な座標とは、ある基準点をもとに決定される座標を意味する。例えば、読み取った原稿の角部から一定の座標にある領域を特定領域として判断してもよいし、読み取った原稿の中心点から一定の範囲にある領域を特定領域としてもよい。
本発明の一局面として、前記抽出部は、原稿の種別に応じて特定領域の位置を変更する。
上記のように構成された発明では、読み取られる原稿の種別に応じて、特定領域として抽出する特定画像の位置を変更するため、ユーザは原稿に応じて、抽出する領域を選択する必要がなく、ユーザが複合画像を生成する際の処理を簡素化することができる。
上記のように構成された発明では、読み取られる原稿の種別に応じて、特定領域として抽出する特定画像の位置を変更するため、ユーザは原稿に応じて、抽出する領域を選択する必要がなく、ユーザが複合画像を生成する際の処理を簡素化することができる。
本発明の一局面として、前記合成部は、前記テンプレートデータの種別に応じて、前記複合領域の位置を変更する。
上記のように構成された発明では、特定画像を配置するテンプレートデータに対しても、種別に対応させて複合領域の位置を設定しておくため、ユーザは生成する複合画像に応じて配置する領域を選択する必要がなく、ユーザが複合画像を生成する際の処理を簡素化することができる。
上記のように構成された発明では、特定画像を配置するテンプレートデータに対しても、種別に対応させて複合領域の位置を設定しておくため、ユーザは生成する複合画像に応じて配置する領域を選択する必要がなく、ユーザが複合画像を生成する際の処理を簡素化することができる。
本発明の一局面として、前記合成部は、前記抽出された特定画像を表示するための表示部を有する。
上記のように構成された発明では、ユーザは、抽出された特定画像が意図したものであるか否かを表示部に表示された画像をもとに判断することができるため、より安定的に複合画像を生成することができる。
上記のように構成された発明では、ユーザは、抽出された特定画像が意図したものであるか否かを表示部に表示された画像をもとに判断することができるため、より安定的に複合画像を生成することができる。
本発明の他の局面として、複数の装置を接続して構成される複合機システムであって、原稿を読み取る読み取り部と、前記読み取られた原稿における文字が記載された特定領域をその位置を用いて判断し、特定画像データとして抽出する抽出部と、前記抽出された特定画像を、所定のテンプレートデータにおける複合領域に配置して複合画像を生成する合成部と、前記複合画像を出力する出力部とを有する構成としてある。
以下、図を参照しつつ下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
1.第1の実施形態:
2.第2の実施形態:
3.その他の実施形態:
1.第1の実施形態:
2.第2の実施形態:
3.その他の実施形態:
1.第1の実施形態:
図1は、一実施形態における複合機を示すブロック図である。複合機100は、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を用いて原稿をスキャンする(読み取る)スキャナユニット(読み取り部)90と、スキャンした画像を出力するための出力部とを有している。この出力部は、プリンタユニット70と、ネットワークIF60と、FAX送信部50と、で構成されており、ユーザが操作パネルユニット30を操作して出力形態を選択することで、スキャンした原稿を選択された出力形態に応じて出力することができる。また、複合機100は、フラッシュメモリ等の外部メモリ41とカードIF40を介して接続可能であり、この外部メモリ41に記憶された所定のデータを読み出すとともに、スキャンした画像を外部メモリ41に記憶させることも可能である。
図1は、一実施形態における複合機を示すブロック図である。複合機100は、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を用いて原稿をスキャンする(読み取る)スキャナユニット(読み取り部)90と、スキャンした画像を出力するための出力部とを有している。この出力部は、プリンタユニット70と、ネットワークIF60と、FAX送信部50と、で構成されており、ユーザが操作パネルユニット30を操作して出力形態を選択することで、スキャンした原稿を選択された出力形態に応じて出力することができる。また、複合機100は、フラッシュメモリ等の外部メモリ41とカードIF40を介して接続可能であり、この外部メモリ41に記憶された所定のデータを読み出すとともに、スキャンした画像を外部メモリ41に記憶させることも可能である。
更に、ユーザが原稿としての証明書等を複合機100に読み取らせると、複合機100はスキャナユニット90がスキャンした原稿における特定領域を特定画像として抽出し、この抽出された特定画像を外部メモリ41に記憶されたテンプレートデータと複合させて、複合画像を生成する。この特定領域には、例えば、氏名、住所等の文字情報が記録されており、申請書等に対応するテンプレートデータに複合させることでユーザが文字入力を行わなくとも、テンプレートデータに記録された申請書等に氏名や住所等を入力することができる。
このとき、原稿から抽出される特定画像はOCR等の手法を用いて文字等の形状を判別することなく抽出されるため、特定画像の抽出の際に誤認識を防止することができる。また、生成された複合画像は、プリンタユニット70を用いた印刷処理や、ネットワークIF60を用いてネットワーク上に接続された他の端末に出力される。以下に、複合機100の構成をより詳細に説明していく。
このとき、原稿から抽出される特定画像はOCR等の手法を用いて文字等の形状を判別することなく抽出されるため、特定画像の抽出の際に誤認識を防止することができる。また、生成された複合画像は、プリンタユニット70を用いた印刷処理や、ネットワークIF60を用いてネットワーク上に接続された他の端末に出力される。以下に、複合機100の構成をより詳細に説明していく。
複合機100は、前述した各部に加えて、メインコントローラ80と表示部20を有している。メインコントローラ80は、操作パネルユニット30と、スキャナユニット90と、各出力部との間に介在するよう各部と接続しており、ユーザが操作パネルユニット30を操作することで出力される信号をもとに、スキャナユニット90、プリンタユニット70、ネットワークIF60、FAX送信部50、カードIF40、及び表示部20の各駆動を制御する。また、表示部20は、メインコントローラ80の制御により所定の画像を表示する。
メインコントローラ80の要部は、CPU81と、ROM82と、RAM83と、画像処理部84と、で構成されており、各部はバス85を介して接続されている。また、ROM82には、CPU81が所定の処理を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU81は所定のオペレーションシステムのもと上記プログラムを実行することで、画像抽出モジュール81a、複合画像生成モジュール81b、出力制御モジュール81cとして機能する。
画像抽出モジュール81aは、スキャナユニット90が原稿をスキャンして読み取った画像データから、特定領域を抽出するためのものである。即ち、スキャナユニット90がスキャンした原稿から相対的な座標を用いて特定領域を識別し、識別した特定領域を特定画像として抽出する。また、原稿における特定領域の位置は、読み込まれる原稿の種別に対応付けて予め設定されている。例えば、スキャン対象の原稿が運転免許書である場合は、運転免許書における氏名又は住所が記載された領域を特定領域として設定する。一方、スキャン対象の原稿が名刺である場合は、名刺における氏名又は会社名が記載された領域を特定領域として設定する。そのため、ユーザは原稿に応じて、抽出する特定領域を選択する必要がなく、ユーザが複合画像を生成する際の処理を簡素化することができる。なお、画像抽出モジュール81aにより、抽出部の機能が実現される。
複合画像生成モジュール81bは、画像抽出モジュール81aが抽出した特定画像と、外部メモリ41に記憶されたテンプレートデータとを複合して複合画像を生成するためのものである。即ち、画像抽出モジュール81aにより抽出された特定画像をテンプレートデータの複合領域に配置して複合画像を生成する。このとき、テンプレートデータにおける複合領域は、テンプレートデータの種別に応じて予め設定されている。なお、複合画像生成モジュール81bにより、合成部の機能が実現される。
出力制御モジュール81cは、スキャナユニット90、プリンタユニット70、ネットワークIF60、FAX送信部50、及びカードIF40の駆動を制御するためのものである。即ち、出力制御モジュール81cは、ユーザが操作パネルユニット30を操作して選択した出力形態に応じて、スキャナユニット90、プリンタユニット70、ネットワークIF60、FAX送信部50、及びカードIF40を駆動させる。そのため、出力制御モジュール81c、プリンタユニット70、ネットワークIF60、FAX送信部50、及びカードIF40により、出力部の機能が実現される。
図2は、複合機100が複合画像を生成する流れを示す流れ図である。図2では、ユーザが運転免許書を複合機100にスキャンさせて、テンプレートデータにおける申請書の氏名記載欄に運転免許書に記載された名前を配置して複合画像を生成する場合を例に説明を行う。
まず、ユーザが、操作パネルユニット30を操作して所定の設定を行ない、原稿のスキャン開始を選択すると、複合機100では、出力制御モジュール81cが、スキャナユニット90に原稿の読み取りを開始させる(ステップS110)。このとき、ユーザは、原稿の種別である運転免許書と、テンプレートデータの種別である申請書と、出力形態である印刷処理と、を設定する。また、設定された値は、画像抽出モジュール81aに入力される。そして、スキャナユニット90が読み取った原稿に対応する画像データは、RAM83に記憶される。
出力制御モジュール81cは、表示部20に対してスキャナユニット90が読み取った原稿を表示させる(ステップS120)。具体的には、出力制御モジュール81cは、RAM83に記憶された画像データを読み出し表示部20に出力し、画像データを表示させる。ユーザは、表示部20に表示された原稿を確認することで、スキャンされた原稿がユーザの意図するものであるか否かの判別を行う。
表示部20に表示された原稿がユーザの意図するものでない場合、ユーザが操作パネルユニット30を操作して原稿の再スキャンを選択すると(ステップS130)、出力制御モジュール81cは、スキャナユニット90に対して再度、原稿のスキャンを開始させる(ステップS110)。
画像抽出モジュール81aは、スキャンされた原稿に対応する画像データに対して特定領域の抽出を行う(ステップS140)。具体的には、画像抽出モジュール81aは、RAM83に記憶された画像データにおける相対的な座標を用いて特定領域の位置を識別し、識別した特定領域を特定画像として抽出する。
図3は、ステップS140で画像抽出モジュール81aが実行する処理を詳細に示す流れ図である。また、図4は、RAM83に記憶された画像データを示すイメージ図である。図4では、斜線で示す矩形で囲まれた領域を特定領域R1とする。この特定領域R1は、運転免許書における氏名が記載された領域である。
まず、画像抽出モジュール81aは、画像データにおける原稿領域Mを識別する(ステップS141)。具体的には、画像抽出モジュール81aは、記憶された画像データから、原稿領域Mの輪郭をテンプレートマッチングの手法を用いて識別する。このテンプレートマッチングにより用いられるパラメータ等は、ステップS110でユーザが選択した原稿の種別に応じて選択されるものである。画像抽出モジュール81aは、テンプレートマッチングの手法を用いて原稿領域の対角C1,C2を判断する。
画像抽出モジュール81aは、特定領域R1の位置を識別する(ステップS142)。具体的には、画像抽出モジュール81aは、ステップS141で判断した原稿領域の対角C1,C2からの相対的な座標を用いて、特定領域R1の位置を求める。より具体的には、原稿領域の対角C1,C2から一定距離にある座標領域を特定領域R1の対角とし、この対角に囲まれる矩形領域を特定領域R1とする。ここで、特定領域R1の位置を相対的な座標を用いて判断すれば、より安定的に特定領域を特定画像として抽出することができる。
画像抽出モジュール81aは、識別した特定領域R1を特定画像として抽出する(ステップS143)。画像抽出モジュール81aは、抽出した特定画像をRAM83に記憶する。
出力制御モジュール81cは、表示部20に対して抽出した特定画像を表示させる(ステップS150)。ユーザは、表示部20に表示された特定画像を確認し、抽出された画像が意図したものでなければ(ステップS160)、操作パネルユニット30を操作して、原稿の再スキャンを選択する(ステップS110)。
ユーザが操作パネルユニット30を操作して抽出した特定画像の保存を選択すると(ステップS170)、出力制御モジュール81cは、抽出した特定画像を外部メモリ41に記憶する(ステップS180)。このとき、記憶された特定画像を、テキストデータとして変換するものであってもよい。ここで、特定画像をテキストデータに変換して保存すれば、変換後の特定画像を再利用し易くすることができる。
複合画像生成モジュール81bは、外部メモリ41に記憶されたテンプレートデータと、抽出された特定画像とを複合して、複合画像を生成する(ステップS190)。特定画像が複合されるテンプレートデータの種別は、ステップS110で選択された申請書である。
図5は、ステップS190で複合画像生成モジュール81bが実行する処理を詳細に示す流れ図である。また、図6は、一実施形態としてのテンプレートデータを示すイメージ図である。そして、図7は、一実施形態としての複合画像を示すイメージ図である。図6では、斜線で示す矩形で囲まれた複合領域R2にステップS140で抽出された特定画像が配置されて複合画像が生成される場合を想定する。
複合画像生成モジュール81bは、テンプレートデータにおける複合領域R2を識別する(ステップS191)。テンプレートデータにおける複合領域R2は、ステップS110で選択されたテンプレートデータの種別に応じて決定されるものである。つまり、選択されたテンプレートデータが申請書である場合は、複合領域R2は申請書における氏名記載欄に設定されている。つまり、ユーザは生成する複合画像に応じて配置する領域を選択する必要がなく、ユーザが複合画像を生成する際の処理を簡素化することができる。無論、テンプレートデータにおける複合領域R2の位置をユーザが任意に設定する構成としてもよい。
複合画像生成モジュール81bは、ステップS140で取得した特定画像のサイズが複合領域R2内に収まるよう調整する(ステップS192)。具体的には、複合画像生成モジュール81bは、特定画像の縦方向及び横方向の各画素数と、複合領域R2の縦方向及び横方向の画素数を比較し、この比較結果に応じて特定画像の各画素数を複合領域R2の各画素数と一致するよう変換する。
複合画像生成モジュール81bは、テンプレートデータにおける複合領域R2に特定画像を配置し、複合画像を生成する(ステップS193)。そのため、特定画像に記録された「特許太朗」の文字が、複合領域R2としての氏名記載欄に配置されるよう複合された複合画像が生成される(図7)。
ステップS110で、ユーザが出力形態として印刷処理を選択しているため、出力制御モジュール81cはプリンタユニット70に対して複合画像を印刷処理させる(ステップS195)。このとき、出力制御モジュール81cは、画像処理部84に生成された複合画像に対して色変換等の画像処理を実行させ、処理後の複合画像をプリンタユニット70に印刷処理させる。一方、ステップS110でユーザが他の出力形態を選択している場合は、選択された出力形態に合わせて複合画像が出力される。以上、第1の実施形態に係る複合機100を説明した。
2.第2の実施形態:
本発明は、複数の装置により実現されるものであってもよい。図8は、第2の実施形態に係る複合機システム200を説明するブロック構成図である。即ち、第2の実施形態では、本発明は、原稿を読み取るためのスキャナ装置300と、印刷処理を実行するためのプリンタ装置400と、スキャナ装置300とプリンタ装置400との間に所定のインタフェースを介して接続されたパーソナルコンピュータ(以下、PCと記載する)500により構成されている。
本発明は、複数の装置により実現されるものであってもよい。図8は、第2の実施形態に係る複合機システム200を説明するブロック構成図である。即ち、第2の実施形態では、本発明は、原稿を読み取るためのスキャナ装置300と、印刷処理を実行するためのプリンタ装置400と、スキャナ装置300とプリンタ装置400との間に所定のインタフェースを介して接続されたパーソナルコンピュータ(以下、PCと記載する)500により構成されている。
以下、PC500の構成を説明する。PC500の要部は、ユーザからの操作入力を受け付けるキーボード501と、主たる制御を行うマザーボード510と、所定のプログラムを記憶するためのHDD(Hard Disk Drive)520と、所定の画像を表示するためのディスプレイ502と、外部メモリ531と接続するためのメモリIF530と、で構成されている。また、マザーボード510は、CPU511と、RAM512と、スキャナ装置300及びプリンタ装置400と接続するためのスキャナIF513,プリンタIF514と、画像処理部515と、を備えている。そして、マザーボード510を構成する各部はバス516を通じて接続されている。
HDD520はマザーボード510と接続しており、CPU511が所定の処理を実行するためのプログラムが記憶されている。HDD520には、CPU511がスキャナ装置300の駆動を制御するためのドライバモジュール511dとして機能するためのプログラムと、プリンタ装置400の駆動を制御するためのドライバモジュール511eとして機能するためのプログラムが記憶されている。そのため、このプログラムにより、ユーザがキーボード501を操作することでスキャナ装置300及びプリンタ装置400の駆動を制御することができる。また、HDD520には、第1の実施形態同様、CPU511が所定のオペレーションシステムのもと、画像抽出モジュール511a、複合画像生成モジュール511b、出力制御モジュール511cとして機能するためのプログラムが記憶されている。
図9は、複合機システム200により実行される複合画像を生成する流れを示す流れ図である。図9では、第1の実施形態同様、ユーザがスキャナ装置300に原稿として運転免許書をスキャンさせて、プリンタ装置400に複合画像として氏名が記録された申請書を印刷処理させる場合を例に説明を行う。
ユーザは、キーボード501を操作して、ディスプレイ502に表示されたアイコンを選択し、複合画像生成のための設定を行った後、原稿のスキャン開始を選択すると、PC500では、ドライバモジュール511dが、スキャナユニット90に原稿の読み取りを開始させる(ステップS210)。このとき、ユーザが設定する項目は、第1の実施形態同様、原稿の種別である運転免許書と、テンプレートデータの種別である申請書と、出力形態である印刷処理である。スキャナ装置300がスキャンした原稿に対応する画像データは、PC500に出力されRAM512に記憶される。
出力制御モジュール511cは、ディスプレイ502にスキャンされた原稿に対応する画像データを表示させる(ステップS220)。ユーザは、ディスプレイ502に表示された原稿を確認することで、スキャンされた原稿がユーザが意図するものであるか否かの判別を行う。無論、ディスプレイ502に表示されたものがユーザの意図とするものと異なる場合は、ユーザはキーボード501を操作して、原稿の再スキャンを選択する(ステップS230)。
画像抽出モジュール511aは、記憶された画像データに対して特定領域の抽出を行う(ステップS240)。具体的な構成は第1の実施形態と同一であるため、説明を省略する。
ユーザの操作に応じて、出力制御モジュール511cは、ディスプレイ502に対して抽出した特定画像を表示させる(ステップS250、S260)。
ユーザがキーボード501を操作して抽出した特定画像の保存を選択すると(ステップS270)、出力制御モジュール511cは、抽出した特定画像をHDD520又は外部メモリ531に記憶する(ステップS280)。
複合画像生成モジュール511bは、複合領域外部メモリ531に記憶されたテンプレートデータと、抽出された特定画像とを複合して、複合画像を生成する(ステップS290)。以下、第1の実施形態と同一であるため、説明を省略する。
ステップS210で、ユーザが出力形態として印刷処理を選択しているため、ドライバモジュール511eはプリンタ装置400に対して複合画像を印刷処理させる(ステップS295)。そのため、プリンタ装置400からは、申請書の氏名記載欄に氏名が記載された画像が用紙に記録されて出力する。以上、第2の実施形態に係る複合機システム200を説明した。
3.その他の実施形態:
本発明は、様々な実施形態が存在する。
テンプレートデータに配置される特定画像の数は、1つに限定されない。即ち、特定の原稿における複数の特定領域を特定画像として抽出し、各特定画像をテンプレートデータにおける複数の複合領域に配置させて複合画像を生成するものであってもよい。
本発明は、様々な実施形態が存在する。
テンプレートデータに配置される特定画像の数は、1つに限定されない。即ち、特定の原稿における複数の特定領域を特定画像として抽出し、各特定画像をテンプレートデータにおける複数の複合領域に配置させて複合画像を生成するものであってもよい。
特定領域を識別するために用いられる相対的な座標は、ある基準点をもとに決定される座標であればよい。つまり、第1の実施形態のように読み取った原稿の角部から一定の座標にある領域を特定領域として判断してもよいし、読み取った原稿の中心点から一定の範囲にある領域を特定領域としてもよい。
また、複合機システム200を構成する各装置は、第2の実施形態に記載されたものに限定されない。つまり、PCがネットワークに接続されている場合は、PCからネットワークを通じて各端末に複合画像を出力すればよく、出力装置としてプリンタ装置が存在しなくともよい。
以上説明したように、本発明に係る複合機及び複合機システムでは、抽出対象となる文字等が記載された特定領域を特定画像として抽出するため、原稿をOCR等で変換して画像データの抽出を行わず、誤認識された画像により複合画像を生成するのを防止することができる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。つまり、上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること、上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること、は本発明の一実施例として開示されるものである。
20…表示部、30…操作パネルユニット、40(530)…メモリIF、41(531)…外部メモリ、50…FAX送信部、70…プリンタユニット、80…メインコントローラ、81…CPU、81a(511a)…画像抽出モジュール、81b(511b)…複合画像生成モジュール、81c(511c)…出力制御モジュール、82…ROM、83…RAM、84…画像処理部、85…バス、90…スキャナユニット、100…複合機、300…スキャナ装置、400…プリンタ装置、500…PC、501…キーボード、502…ディスプレイ、510…マザーボード、511…CPU、511d,511e…ドライバモジュール、512…RAM、513…スキャナIF、514…プリンタIF、515…画像処理部
Claims (6)
- 原稿を読み取る読み取り部と、
前記読み取られた原稿における文字が記載された特定領域をその位置により判断し、特定画像として抽出する抽出部と、
前記抽出された特定画像を、所定のテンプレートデータにおける複合領域に配置して、複合画像を生成する合成部と、
前記複合画像を出力する出力部と、を有することを特徴とする複合機。 - 前記抽出部は、読み取った原稿における相対的な座標を用いて、前記特定画像の位置を判断することを特徴とする請求項1に記載の複合機。
- 前記抽出部は、原稿の種別に応じて特定領域の位置を変更することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の複合機。
- 前記合成部は、前記テンプレートデータの種別に応じて、前記複合領域の位置を変更することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の複合機。
- 前記合成部は、前記抽出した特定画像を表示するための表示部を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の複合機。
- 複数の装置を接続して構成される複合機システムであって、
原稿を読み取る読み取り部と、
前記読み取られた原稿における文字が記載された特定領域をその位置を用いて判断し、特定画像として抽出する抽出部と、
前記抽出された特定画像を、所定のテンプレートデータにおける複合領域に配置して複合画像を生成する合成部と、
前記複合画像を出力する出力部と、を有することを特徴とする複合機システム。
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JP (1) | JP2010114546A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011145533A1 (ja) | 2010-05-18 | 2011-11-24 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 医療装置 |
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2008
- 2008-11-05 JP JP2008283919A patent/JP2010114546A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011145533A1 (ja) | 2010-05-18 | 2011-11-24 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 医療装置 |
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