JP2010114496A - 情報提供システム、情報提供方法、情報提供サーバおよびコンピュータプログラム - Google Patents

情報提供システム、情報提供方法、情報提供サーバおよびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】位置に関連する情報である位置関連情報を提供する情報提供システムのユーザビリティを向上する。
【解決手段】測位機能を有する測位端末10が測位インフラ30から受信した位置特定情報ILと、情報生成部120で生成される位置関連情報の送信先を指定する送信先指定情報を、測位端末10または表示端末20より情報提供サーバ100に送信する。これにより、測位端末10と表示端末20とを対応づけるマッピングテーブルを事前に情報提供サーバ100に登録しておくことなく、ユーザは測位機能のない表示端末20によって位置関連情報を受け取ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供システム、情報提供方法、情報提供サーバおよび情報提供サーバのためのコンピュータプログラムに関する。
近年、インターネットの普及により多様かつ大量の情報が提供されており、ユーザが求める情報を迅速に検索することが困難となっている。このような大量の情報には、ユーザの現在位置で配信することに意味のあるものが含まれている。このため、位置に依存した情報をユーザに配信することが求められている。
この種の技術に関し、近年携帯電話からの緊急通報における発信者位置情報通知機能の義務化に基づいて携帯電話にGPS(全地球測位システム:Global Positioning System)が搭載されたことにより、測位機能を備えた端末に位置関連情報を通知するサービスが行われている。また、下記特許文献1、2のようなGPSなどの測位機能を備えない端末(ユーザ端末)に対して、測位機能を有する端末(測位端末)からの位置情報を用いて、ユーザの位置に関連する情報である位置関連情報を提供するシステムの発明が提供されている。
下記特許文献に記載のシステムにおいては、ユーザ端末と測位端末とを対応づけるマッピングテーブルを情報提供サーバに予め格納しておき、測位端末からの位置情報に応じて生成された位置関連情報を、対応するユーザ端末に配信している。
特開2003−61125号公報 特開2002−351905号公報
しかし、上記各特許文献に記載のシステムでは、情報の配信を希望するユーザ端末を測位端末と対応づけて予めサーバに登録しておかないかぎり、ユーザ端末にて位置関連情報を受信することはできない。このため、汎用のユーザ端末を有するユーザが、移動先において場所ごとに適切な専用の測位端末を用いて位置関連情報を取得することができないなど、情報提供システムのユーザビリティには尚改良の余地が多くあった。
本発明の情報提供システムは、位置を特定するための位置特定情報を出力する測位機能を有する第一携帯端末と、
測位機能を有さず、位置に関連する情報である位置関連情報を受信して出力する第二携帯端末と、
位置特定情報に基づいて特定された位置に関連する位置関連情報を第二携帯端末に提供する情報提供サーバと、を含み、
情報提供サーバが、
位置関連情報の送信先を指定する送信先指定情報を第一または第二携帯端末より受信し、かつ位置特定情報を第一または第二携帯端末より受信する受信部と、
受信した位置特定情報により特定された第一携帯端末の位置に関連する位置関連情報を生成する情報生成部と、
生成された位置関連情報を、受信した送信先指定情報に基づいて送信先に送信する送信部と、を備える。
本発明の情報提供方法は、位置に関連する情報である位置関連情報を提供する方法であって、
位置を特定するための位置特定情報を出力する測位機能を有する第一携帯端末、または測位機能を有さず位置関連情報を受信して出力する第二携帯端末より、位置関連情報の送信先を指定する送信先指定情報と位置特定情報を受信する受信ステップと、
受信した位置特定情報により特定された第一携帯端末の位置に関連する位置関連情報を生成する情報生成ステップと、
生成された位置関連情報を、受信した送信先指定情報に基づいて送信先に送信する送信ステップと、
送信された位置関連情報を第二携帯端末で受信して出力する出力ステップと、
を含む。
本発明の情報提供サーバは、位置を特定するための位置特定情報を出力する測位機能を有する第一携帯端末、または測位機能を有さず位置に関連する情報である位置関連情報を受信して出力する第二携帯端末より、位置関連情報の送信先を指定する送信先指定情報と位置特定情報を受信する受信部と、
受信した位置特定情報により特定された第一携帯端末の位置に関連する位置関連情報を生成する情報生成部と、
生成された位置関連情報を、受信した送信先指定情報に基づいて送信先に送信する送信部と、を備える。
本発明のコンピュータプログラムは、位置に関連する情報である位置関連情報を提供する情報提供サーバのためのコンピュータプログラムであって、
位置を特定するための位置特定情報を出力する測位機能を有する第一携帯端末、または測位機能を有さず位置関連情報を受信して出力する第二携帯端末より、位置特定情報の送信先を指定する送信先指定情報と位置特定情報を受信する受信処理と、
受信した位置特定情報により特定された第一携帯端末の位置に関連する位置関連情報を生成する情報生成処理と、
生成された位置関連情報を、受信した送信先指定情報に基づいて送信先に送信する送信処理と、
を情報提供サーバに実行させることを特徴とする。
なお、本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与された情報処理装置、コンピュータプログラムにより情報処理装置に実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の情報提供方法は、複数の工程を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の工程を実行する順番を必ずしも限定するものではない。このため、本発明の情報提供方法を実施するときには、その複数の工程の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の情報提供方法は、複数の工程が個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある工程の実行中に他の工程が発生すること、ある工程の実行タイミングと他の工程の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
また、本発明で云う情報提供サーバは、コンピュータプログラムを読み取って対応するデータ処理を実行できるように、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等の汎用デバイスで構築されたハードウェア、所定の情報処理を実行するように構築された専用の論理回路、これらの組み合わせ、等として実施することができる。
なお、本発明でコンピュータプログラムに対応した各種動作を情報提供サーバに実行させることは、各種デバイスを情報提供サーバに動作制御させることなども意味している。
本発明の情報提供技術によれば、測位機能を有する第一携帯端末が出力する位置特定情報と、位置関連情報の送信先を指定する送信先指定情報が情報提供サーバに送信される。これにより、第一携帯端末と第二携帯端末とを対応づけるマッピングテーブルを事前に情報提供サーバに登録しておくことなく、ユーザは測位機能のない第二携帯端末によって位置関連情報を受け取ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態にかかる情報提供サーバ100およびこれを含む情報提供システム1000の機能ブロック図である。
はじめに、本実施形態の情報提供システム1000の概要について説明する。
本実施形態の情報提供システム1000は、位置Lを特定するための位置特定情報ILを出力する測位機能を有する第一携帯端末(測位端末10)と、測位機能を有さず、位置Lに関連する情報である位置関連情報CTを受信して出力する第二携帯端末(表示端末20)と、位置特定情報ILに基づいて特定された位置Lに関連する位置関連情報CTを第二携帯端末(表示端末20)に提供する情報提供サーバ100と、を含む。
情報提供サーバ100は、受信部110と情報生成部120と送信部112とを備えている。
受信部110は、位置関連情報CTの送信先DSを指定する送信先指定情報IAを、第一携帯端末(測位端末10)または第二携帯端末(表示端末20)より受信する。また、受信部110は、位置特定情報ILを第一携帯端末(測位端末10)または第二携帯端末(表示端末20)より受信する。
情報生成部120は、受信した位置特定情報ILにより特定された第一携帯端末(測位端末10)の位置Lに関連する位置関連情報CTを生成する。
送信部112は、生成された位置関連情報CTを、受信した送信先指定情報IAに基づいて送信先DSに送信する。
すなわち、本実施形態の情報提供システム1000を構成する情報提供サーバ100は、位置Lを特定するための位置特定情報ILを出力する測位機能を有する測位端末10、または測位機能を有さず位置Lに関連する情報である位置関連情報CTを受信して出力する表示端末20より、位置関連情報CTの送信先DSを指定する送信先指定情報IAと位置特定情報ILを受信する受信部110と、受信した位置特定情報ILにより特定された測位端末10の位置Lに関連する位置関連情報CTを生成する情報生成部120と、生成された位置関連情報CTを、受信した送信先指定情報IAに基づいて送信先DSに送信する送信部112と、を備えている。
ここで、受信部110が、測位端末10または表示端末20より、送信先指定情報IAと位置特定情報ILを受信するとは、
(1)測位端末10より送信先指定情報IAを受信し、表示端末20より位置特定情報ILを受信する態様、
(2)測位端末10より位置特定情報ILを受信し、表示端末20より送信先指定情報IAを受信する態様、
(3)測位端末10または表示端末20の一方より、位置特定情報ILおよび送信先指定情報IAをともに受信する態様、
(4)測位端末10または表示端末20の一方より位置特定情報ILおよび送信先指定情報IAをともに受信し、他方より位置特定情報ILおよび/または送信先指定情報IAを受信する態様、
をいずれも含む。
本実施形態の情報提供システム1000は、測位機能を有する測位端末10から出力された位置特定情報ILに応じたコンテンツである位置関連情報CTを、測位機能を有しない表示端末20自身またはこれがアクセス可能な送信先DSに出力するものである。
測位端末10は、位置算出情報取得部11により、測位インフラ30から位置特定情報ILを受信する。
測位インフラ30には、GPS衛星などの測位衛星を用いた衛星測位システム、携帯電話の電波を用いた公衆網測位システム、屋内での使用を主とする屋内測位システムなど、様々な方式の測位システムを用いることができる。
屋内測位システムには、無線LANの電波を用いた無線LAN測位システム、超音波を用いた超音波測位システム、赤外線を用いた赤外線測位システムなどがある。
赤外線測位システムの一例としては、屋内に設置した発信機から赤外線信号として発信された位置特定情報を測位端末で受信し、位置特定情報に基づく位置IDを他の無線通信インフラ経由で測位端末から位置管理サーバに送信することでその位置を特定するシステムがある。
本実施形態で用いる位置特定情報ILは、東経や北緯などで規定される位置情報、または位置を特定するための位置算出情報として発信および受信される。位置算出情報としては、複数機の測位衛星や基地局からの電波の受信時刻の差を示す情報や、複数機の測位衛星や基地局からの電波の受信時刻の差を算出するための試験信号や、赤外線信号や無線信号を発信した発信機を示す固有のID番号などが例示される。
位置に関連するコンテンツである位置関連情報CTとしては、測位インフラ30による測位誤差に応じて様々な利用例を挙げることができる。測位インフラ30に衛星測位システムを用いる場合は、屋内測位システムを用いる場合に比べて測位誤差が大きいため、屋外における近隣施設や店舗に関する位置関連情報CTが例示される。
これに対し、高い測位精度が実現される屋内測位システムの場合、1メートルオーダーの測位精度が実現可能なシステムも存在する。したがって、測位インフラ30として屋内測位システムを用いる場合には、位置関連情報CTを表示端末20に提供することにより、あくまで一例として以下のようなサービスをユーザに提供することができる。
(1)美術館や店舗等において近隣の美術品や商品に関する説明を音声、テキスト、静止画像または動画像などで表示端末20に提供する、位置依存情報配信サービス。
(2)美術館や店舗、オフィス等においてフロア内の設備情報を表示端末20に提供する、フロア情報配信サービスやナビゲーションサービス。
(3)工場や倉庫、店舗等において、従業員が所持する表示端末20にインストールされたアプリケーションプログラムや作業画面のうち、当該従業員の位置に応じた適切なものを自動的に起動させる業務支援サービス。
(4)表示端末20に記憶された電話帳データや社内データベースに記憶されている全社電話帳データなどのリストデータを、表示端末20に近接する人や部署や物の順に並べ替える、データソートサービス。
次に、本実施形態の情報提供サーバ100および情報提供システム1000について、より詳細に説明する。
測位インフラ30から測位端末10が受信した位置特定情報ILは、表示端末20のユーザが提供を希望する位置関連情報CTに関する測位端末10の位置を特定するためのデータである。したがって、ユーザは、測位端末10と表示端末20をともに所持している。
位置特定情報ILは、測位端末10から情報提供サーバ100に送信してもよく、または測位端末10から表示端末20を経由して情報提供サーバ100に送信してもよい。
このうち、本実施形態の情報提供システム1000では、測位端末10が、位置特定情報ILを情報提供サーバ100に送信する。そして、表示端末20が、測位端末10より測位端末識別情報IDPを受信し、紐付情報LKを情報提供サーバ100に送信する。
このため、図1に示すように、測位端末10は、位置算出情報取得部11で受信した位置特定情報ILを送信する位置算出情報送信部15を備えている。位置算出情報送信部15は、ネットワーク40を介して情報提供サーバ100に接続されている。
また、表示端末20は、コンテンツ通信部26を介してネットワーク40に無線接続され、情報提供サーバ100で生成された位置関連情報CTを受信する。
ネットワーク40は、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)またはインターネットのほか、次世代のインターネットであるNGN(Next Generation Network)であってもよい。
ここで、測位端末10には、測位端末10を識別するための第一識別情報(測位端末識別情報IDP)が割り当てられている。また、表示端末20には、表示端末20を識別するための第二識別情報(表示端末識別情報IDD)が割り当てられている。
本実施形態の情報提供システム1000において、情報提供サーバ100の受信部110は、互いに関連づけられた測位端末識別情報IDPと表示端末識別情報IDDを含む紐付情報LKを、測位端末10または表示端末20より受信する。
また、情報生成部120は、受信した測位端末識別情報IDPおよび位置特定情報ILにより特定された測位端末10の位置Lに関連する位置関連情報CTを生成する。
本実施形態の測位端末10または表示端末20は、相手方の携帯端末に割り当てられた表示端末識別情報IDDまたは測位端末識別情報IDPを受信する。
そして、測位端末10または表示端末20は、受信した表示端末識別情報IDDまたは測位端末識別情報IDPを、自身に割り当てられた測位端末識別情報IDPまたは表示端末識別情報IDDと関連づけて紐付情報LKを生成する。
さらに、測位端末10または表示端末20は、生成された紐付情報LKを情報提供サーバ100に送信する。
すなわち、本実施形態の情報提供サーバ100は、測位端末10に割り当てられて測位端末10を識別する測位端末識別情報IDPと、表示端末20に割り当てられて表示端末20を識別する表示端末識別情報IDDと、を互いに関連づけて含む紐付情報LKを、測位端末10または表示端末20より受信部110が受信する。そして、情報生成部120は、受信した測位端末識別情報IDPおよび位置特定情報ILにより特定された測位端末10の位置Lに関連する位置関連情報CTを生成する。
測位端末10を識別する測位端末識別情報IDPには、当該測位端末10に割り当てられた製造番号などの固有識別番号を用いることができる。
表示端末20を識別する表示端末識別情報IDDには、製造番号などの固有識別番号のほか、表示端末20に割り当てられたIP(Internet Protocol)アドレス、メールアドレスまたは電話番号を用いることができる。
また、位置関連情報CTの送信先指定情報IAは、表示端末20自身または表示端末20にてアクセス可能な他のハードウェアを送信先DSとして指定するデータである。
送信先指定情報IAとしては種々のデータを用いることができる。いわゆるプル式の情報提供システム1000の場合、ユーザに割り当てられたコンテンツ配信用のウェブアドレス(サーバアドレスSA)、またはサーバアドレスSAに対応づけられた測位端末識別情報IDPもしくは表示端末識別情報IDDを送信先指定情報IAとして用いることができる。一方、いわゆるプッシュ式の情報提供システム1000の場合、表示端末20に割り当てられたIPアドレス、メールアドレスまたは電話番号を送信先指定情報IAとして用いることができる。
本実施形態の情報提供システム1000は、後記に詳述するようにプル式である。情報提供サーバ100のコンテンツ通信部131は、位置関連情報CTを格納する記憶手段であって、サーバアドレスSAが割り当てられている。そして、ユーザは、位置関連情報CTの送信先DSとして、情報提供サーバ100のコンテンツ通信部131を送信先指定情報IAにより指定する。
より具体的には、情報提供サーバ100は、測位端末10の測位端末識別情報IDPと、当該測位端末10に割り当てられたサーバアドレスSAとを対応づけて記憶している。そして、表示端末20が送信先指定情報IAとして測位端末識別情報IDPを情報提供サーバ100に送信することにより、情報提供サーバ100は位置関連情報CTをサーバアドレスSA、すなわちコンテンツ通信部131に格納する。
一方、ユーザは、表示端末20にてブラウザなどのアプリケーションを起動し、サーバアドレスSAに格納された位置関連情報CTにアクセスすることによりこれを表示端末20に出力する。
(測位端末)
図1に示すように、本実施形態の測位端末10は、測位インフラ30から位置特定情報ILを受信する位置算出情報取得部11のほか、データ保持部12、制御部13、紐付情報通信部14および位置算出情報送信部15を備える携帯端末である。
本実施形態のデータ保持部12には、測位端末識別情報IDPと、情報提供サーバ100のコンテンツ通信部131のウェブアドレス(サーバアドレスSA)が記憶されている。また、データ保持部12には、位置算出情報取得部11が測位インフラ30から受信した位置特定情報ILを格納してもよい。
制御部13は、測位端末10における情報処理を制御する処理装置である。
本実施形態の紐付情報通信部14は、測位端末識別情報IDPおよびサーバアドレスSAを表示端末20に送信する通信I/Fである。
本実施形態の位置算出情報送信部15はネットワーク40に接続され、測位インフラ30から受信した位置特定情報ILを情報提供サーバ100の位置算出情報受信部111に送信する通信I/Fである。
(表示端末)
本実施形態の表示端末20は、測位端末10からサーバアドレスSAと測位端末識別情報IDPを取得して紐付情報LKを生成し、情報提供サーバ100と通信を行う携帯端末である。表示端末20は、テキストデータ、画像データおよび音声データの少なくともいずれかを出力可能であることが好ましく、携帯電話機を例示することができる。
表示端末20は、位置関連情報CTを受信するコンテンツ通信部26と、位置関連情報CTを表示出力する表示出力部21のほか、データ保持部22、制御部23および紐付情報通信部24を備えている。
本実施形態のデータ保持部22には、表示端末識別情報IDDが記憶されている。また、データ保持部22には、測位端末10から受信した測位端末識別情報IDPやサーバアドレスSAを格納してもよい。また、データ保持部22には、情報提供サーバ100から受信した位置関連情報CTを格納してもよい。
制御部23は、表示端末20における情報処理を制御する処理装置である。
本実施形態の紐付情報通信部24は、測位端末識別情報IDPおよびサーバアドレスSAを、測位端末10の紐付情報通信部14より受信する通信I/Fである。
表示端末20は、無線通信を介して測位端末10より測位端末識別情報IDPを受信する。
無線通信としては、赤外通信によるIrDA(Infrared Data Association)、電波によるRFID(Radio Frequency Identification)、または2.4GHzの周波数帯を用いるBluetooth(登録商標)などを例示することができる。
(情報提供サーバ)
本実施形態の情報提供サーバ100は、受信部110および送信部112を含む送受信部114および情報生成部120のほか、制御部103と、測位端末10の位置Lを記憶するデータベースである位置管理部130を備えている。
より具体的には、送受信部114は、紐付情報LK、位置特定情報ILを受信する位置算出情報受信部111と、情報生成部120で生成された位置関連情報CTを格納するコンテンツ通信部131とを備えている。なお、生成された位置関連情報CTは複数格納されていても良い。
そして、情報生成部120は、各種のコンテンツ情報が格納保持されたコンテンツ保持部121と、位置算出情報受信部111で受信した位置特定情報ILに基づいて測位端末10の位置Lを算出する位置算出部122とを備えている。
位置算出部122は、位置算出情報受信部111で受信した位置特定情報ILに対して公知の演算処理を施すことにより、測位端末10の位置Lを算出する演算装置である。
位置Lのデータ形式は特に限られない。たとえば、経度および緯度より特定される経緯データや、位置特定情報ILを発信した発信機に対応する建物内の相対座標やエリア番号やエリア名称、などを位置Lとして用いることができる。
図2は、コンテンツ保持部121に格納されたコンテンツテーブルの一例を示す図である。
コンテンツ保持部121には、測位端末10の位置Lに応じて表示端末20に提供されるコンテンツデータが、テキストデータ、静止画像データ、動画像データまたは音声データの形式にて保存されている。
本実施形態の場合、位置算出部122にて算出された測位端末10の位置Lが「000001」または「000002」である場合は、テキストデータであるHTML(HyperText Markup Language)データのうち対応するものが選択される。選択されたデータは、コンテンツ通信部131より表示端末20のコンテンツ通信部26に送信される。
同様に、位置Lが「000003」である場合は、静止画像データであるJPG(Joint Photographic Experts Group)データと、音声データであるWAV(WAVE形式)データが選択されて、コンテンツ通信部131より送信される。
また、位置Lが「000004」である場合は、動画像データであるAVI(Audio Video Interleaving)データが選択されてコンテンツ通信部131より送信される。
なお、本発明において、情報生成部120が位置関連情報CTを生成するとは、コンテンツ保持部121に保持されているコンテンツデータをそのまま呼び出すことのほか、これらのコンテンツデータを加工して新たなデータを作成することを含む。
また、情報提供サーバ100に記憶される位置Lとは、測位端末10の経緯情報のほか、屋内における測位端末10の位置を示す各種の位置情報をいう。以下、特に断りなき場合、かかる位置情報を位置Lと表記する。
図3は、位置管理部130に格納されている測位端末10の位置Lに関する位置テーブルの一例を示す図である。
位置管理部130には、複数台の測位端末10に対応して、紐付情報LKに含まれる測位端末識別情報IDPと、それぞれの位置Lと、測位端末10の位置Lが測位された位置算出時刻TPとが関連づけて格納されている。
位置算出時刻TPには、測位端末10が測位インフラ30より位置特定情報ILを受信した時刻を用いてもよく、または、位置特定情報ILに基づいて位置算出部122により測位端末10の位置が算出された時刻を用いてもよい。なお、測位端末10が測位インフラ30から位置特定情報ILを受信した時刻は、位置特定情報ILのヘッダ部分に格納されている。
(情報提供方法およびコンピュータプログラム)
以下、情報提供システム1000において位置Lに関連する情報である位置関連情報CTを表示端末20に提供する方法について具体的に説明する。
図4(A)から(C)は、本実施形態による情報提供方法(以下、本方法という場合がある。)のフローチャートである。同図を用いて、はじめに本方法の概要について説明する。
なお、本方法において、受信ステップS20は一回のみ、または複数回繰り返して行うことができる。そして、受信ステップS20を一回行うごとに位置算出ステップS32を行ってもよく、複数回の受信ステップS20に対して位置算出ステップS32を一回行ってもよい。したがって、図4(A)から(C)のフローチャートにおいては、各フローチャートの独立処理、各ステップの繰り返しやスキップを任意に含んでもよい。
本方法は、大きく3つの独立した処理からなる。一つ目は、測位端末10と表示端末20とを紐付けるための紐付処理(図4(A)を参照)である。二つ目は、位置特定情報ILを受信して測位端末10の位置Lを特定する位置特定処理(図4(B)を参照)である。三つ目は、測位端末10の位置Lに応じて位置関連情報CTを生成すると共に送信先DSに送信するコンテンツ提供処理(図4(C)を参照)である。
本方法は、受信ステップS20と位置算出ステップS32とコンテンツ生成ステップS34と送信ステップS40と出力ステップS50とを少なくとも含んでいる。
図4(B)の受信ステップS20では、位置Lを特定するための位置特定情報ILを出力する測位機能を有する測位端末10、または測位機能を有さず位置関連情報CTを受信して出力する表示端末20より、位置関連情報CTの送信先DSを指定する送信先指定情報IAと位置特定情報ILを受信する。
図4(B)の位置算出ステップS32では、受信した位置特定情報ILにより測位端末10の位置Lを特定する。
図4(C)のコンテンツ生成ステップS34では、特定された測位端末10の位置Lに関連する位置関連情報CTを生成する。
図4(C)の送信ステップS40では、生成された位置関連情報CTを、受信した送信先指定情報IAに基づいて送信先DSに送信する。
図4(C)の出力ステップS50では、送信された位置関連情報CTを表示端末20で受信して出力する。
また、図4(A)に示すように、本方法は、測位端末10に割り当てられて測位端末10を識別する測位端末識別情報IDPと、表示端末20に割り当てられて表示端末20を識別する表示端末識別情報IDDと、を互いに関連づけて含む紐付情報LKを生成する紐付ステップS10をさらに含んでいる。
図4(B)について説明する。図4(B)は測位端末10が受信した位置特定情報ILから位置Lを特定するフローチャートである。
受信ステップS20では、紐付情報LKを、測位端末10または表示端末20より受信する。
そして、受信ステップS20で受信した位置特定情報ILに基づいて測位端末10の位置Lを算出する位置算出ステップS32を行う。
また、図4(C)では、算出された測位端末10の位置Lに関連する位置関連情報CTを生成し(コンテンツ生成ステップS34)、生成された位置関連情報CTを受信した送信先指定情報IAに基づいて送信先DSに送信した後(送信ステップS40)、送信された位置関連情報CTを表示端末20で受信して出力する(出力ステップS50)。
また、本実施形態によるコンピュータプログラム(以下、本プログラムという場合がある。)は、位置Lに関連する情報である位置関連情報CTを提供する情報提供サーバ100のためのコンピュータプログラムである。
そして、本プログラムは、位置Lを特定するための位置特定情報ILを出力する測位機能を有する測位端末10、または測位機能を有さず位置関連情報CTを受信して出力する表示端末20より、位置特定情報ILの送信先DSを指定する送信先指定情報IAと位置特定情報ILを受信する受信処理と、受信した位置特定情報ILにより特定された測位端末10の位置Lに関連する位置関連情報CTを生成する情報生成処理と、生成された位置関連情報CTを、受信した送信先指定情報IAに基づいて送信先DSに送信する送信処理と、を情報提供サーバ100に実行させる。
また、本プログラムは、情報提供サーバ100に対し、受信処理にて、測位端末10に割り当てられて測位端末10を識別する測位端末識別情報IDPと、表示端末20に割り当てられて表示端末20を識別する表示端末識別情報IDDと、を互いに関連づけて含む紐付情報LKを、測位端末10または表示端末20より受信させる。
そして、本プログラムは、情報生成処理にて、受信した測位端末識別情報IDPおよび位置特定情報ILにより特定された測位端末10の位置Lに関連する位置関連情報CTを生成させる。
図5から7は、本方法を示すシーケンス図である。同図を用いて、本方法をより詳細に説明する。
図5は、図4(A)の紐付ステップS10を示すシーケンス図である。同図に示すように、紐付ステップS10は、ステップS101からS112よりなる。
紐付ステップS10では、測位端末10または表示端末20が、相手方の携帯端末に割り当てられた表示端末識別情報IDDまたは測位端末識別情報IDPを受信し、受信した表示端末識別情報IDDまたは測位端末識別情報IDPを、自身に割り当てられた測位端末識別情報IDPまたは表示端末識別情報IDDと関連づけて紐付情報LKを生成する。
本方法では、表示端末20が測位端末10より測位端末識別情報IDPを受信し、これを表示端末識別情報IDDと関連づけて紐付情報LKを生成する場合を例に説明する。
表示端末20の制御部23は、測位端末10の制御部13に対して、測位端末識別情報IDPを要求する旨のメッセージ(測位端末識別情報取得要求通知)MSGを送信する。メッセージMSGは、制御部23から紐付情報通信部24に送られ(ステップS101)、赤外通信(IrDA)を用いて測位端末10の紐付情報通信部14に伝達される(ステップS102)。かかるメッセージMSGは、紐付情報通信部14から制御部13に送られ(ステップS103)、データ保持部12に対して識別情報取得要求通知として送られる(ステップS104)。
データ保持部12は、かかる要求に対して、測位端末識別情報IDPとともに、情報提供サーバ100のサーバアドレスSAを返す(ステップS105)。
測位端末識別情報IDPとサーバアドレスSAを受信した制御部13は、紐付情報通信部14および紐付情報通信部24を介して制御部23にこれを伝達する(ステップS106〜S108)。制御部23は、測位端末識別情報IDPとサーバアドレスSAをデータ保持部22に送信する(ステップS109)。
つぎに、制御部23は、データ保持部22に保存されている表示端末識別情報IDDと測位端末識別情報IDPとを含む紐付情報LKを生成し(ステップS110)、サーバアドレスSAとともにこれをデータ保持部22に格納する(ステップS111)。
データ保持部22は、紐付情報LKの生成および格納が完了した旨のメッセージMSGを制御部23に返送する。
図6は、図4(B)の受信ステップS20および位置算出ステップS32を示すシーケンス図である。本方法では、受信ステップS20はステップS201からS205よりなる。そして、位置算出ステップS32は、ステップS321からS327よりなる。
本方法では、測位端末10から情報提供サーバ100に対して、測位端末10の位置特定情報ILを送信する。
測位端末10は、測位端末10の位置Lを示す位置特定情報ILを取得する(ステップS202)。
受信した位置特定情報ILは、制御部13により位置算出情報送信部15に伝えられる(ステップS203)。
制御部103は、情報提供サーバ100の受信部110である位置算出情報受信部111に対して、位置特定情報IL、およびデータ保持部12に格納されている測位端末識別情報IDPを送信する(ステップS204)。本実施形態の場合、測位端末識別情報IDPは、後述するコンテンツ生成ステップS34にて送信先指定情報IAとして測位端末10より情報提供サーバ100に送信される情報である。
位置特定情報ILおよび測位端末識別情報IDPは、位置算出情報受信部111から制御部103に伝えられる(ステップS205)。
つぎに、位置算出ステップS32について説明する。
情報提供サーバ100の制御部103は、ステップS205で受信した位置特定情報ILを位置算出部122に送信し(ステップS321)、位置算出部122(図1を参照)にて測位端末10の位置Lを算出する(ステップS322)。
算出された位置Lは制御部103に一旦転送される(ステップS323)。
つぎに、制御部103は、測位端末10の位置Lに関する位置算出時刻TPを取得する(ステップS324)。本方法では、位置特定情報ILのヘッダ部分に格納された位置算出時刻TPを制御部103で読み取ることにより位置算出時刻TPを得る。
そして、制御部103は、取得した位置算出時刻TPとともに、紐付情報LKおよび位置Lを位置管理部130に送信する(ステップS325)。
位置管理部130は、これらのデータを保存したのち(ステップS326)、保存処理が完了した旨のメッセージMSGを制御部103に返信する(ステップS327)。
以上により、測位端末10の位置Lと、位置関連情報CTの送信先のメールアドレスである表示端末識別情報IDDとが、測位端末識別情報IDPをキーとして互いに関連づけて情報提供サーバ100に保存される。
なお、測位端末10の位置Lを示す位置特定情報ILを取得する(ステップS202)ために、位置算出情報取得部11から測位インフラ30に対して位置特定情報ILを要求する旨のメッセージMSGを送信(ステップS201)してもよい。
図7は、本方法の図4(C)のコンテンツ生成ステップS34、送信ステップS40および出力ステップS50を示すシーケンス図である。コンテンツ生成ステップS34は、ステップS341からS347よりなる。送信ステップS40は、ステップS401からS404よりなる。そして、出力ステップS50は、ステップS501からS503よりなる。
本方法では、表示端末20より情報提供サーバ100に対して、位置関連情報CTの提供を要求する要求情報IRを送信先指定情報IAとともに送信する。
そして、情報提供サーバ100は、位置算出ステップS32およびコンテンツ生成ステップS34および送信ステップS40を、要求情報IRに基づいて実行する。
したがって、表示端末20が情報提供サーバ100に対して要求情報IRを送信し位置関連情報CTを受信する本方法は、表示端末20主導のいわゆるプル式のコンテンツ提供方法にあたる。
なお、本発明においては、後述する第六実施形態で説明するように、測位端末10または表示端末20から情報提供サーバ100に要求情報IRを送信せず、いわゆるプッシュ式にて位置関連情報CTを取得することもできる。
本方法のコンテンツ生成ステップS34において、表示端末20の制御部23は、表示端末20および情報提供サーバ100のコンテンツ通信部26,131を通じて、要求情報IR、および送信先指定情報IAとして測位端末識別情報IDPを、制御部103に送信する(ステップS341〜S343)。なお、測位端末識別情報IDPは、表示端末20のデータ保持部22に格納されている(図5のステップS111を参照)。
要求情報IRおよび送信先指定情報IA(測位端末識別情報IDP)を受信した制御部103は、位置管理部130に対して測位端末識別情報IDPを通知して(ステップS344)、図3に示す位置テーブルより、測位端末識別情報IDPに対応する位置Lを取得する(ステップS345)。
つぎに、制御部103は、位置Lをコンテンツ保持部121に通知して(ステップS346)、図2に示すコンテンツテーブルに基づき、位置Lに対応する位置関連情報CTを生成して取得する(ステップS347)。
本方法では、位置関連情報CTの一例として静止画像データが生成されるものとする。
さらに、制御部103は、送信ステップS40として、生成された位置関連情報CTを、コンテンツ通信部131に格納する(ステップS401)。
一方、表示端末20において、コンテンツ通信部131のウェブアドレスであるサーバアドレスSAをブラウザに入力することにより、コンテンツ通信部131に格納された位置関連情報CTがネットワーク40(図1を参照)を通じてコンテンツ通信部26に送信される(ステップS402)。
表示端末20の制御部23は、コンテンツ通信部26で受信した位置関連情報CTを取得して(ステップS403)、データ保持部22に保存する(ステップS404)。
つづけて、表示端末20では出力ステップS50を行う。具体的には、制御部23は、保存した位置関連情報CTである静止画像データを表示出力部21に送り(ステップS501)、表示出力部21にてこれを表示出力する(ステップS502)。表示出力部21は、位置関連情報CTがエラーなく表示出力された旨のメッセージMSGを制御部23に返信する。
以上により、表示端末20のユーザは、測位端末10の位置Lに対応するコンテンツである位置関連情報CTを取得することができる。
ユーザが移動して測位端末10の位置特定情報ILが更新された場合、測位端末10は位置算出情報送信部15を通じて、ユーザによる操作を経ずに自動的に新たな位置特定情報ILを情報提供サーバ100に送信する。これにより、情報提供サーバ100では位置算出ステップS32(図6を参照)が行われる。
そして、ユーザが所定のタイミングで表示端末20を操作してコンテンツ生成ステップS34(図7を参照)を実行することにより、新たな位置Lに対応する位置関連情報CTがコンテンツ通信部131に上書き保存される。したがって、表示端末20では、例えばブラウザの表示を更新することにより、当該新たな位置関連情報CTが表示出力されることとなる。
なお、図4(A)から(C)のフローチャートは、得られる結果や効果が同じであればこれに限定されない。たとえば、図4(C)のコンテンツ生成ステップS34が図4(B)の位置算出ステップS32の後に実施されても良い。
また、たとえば、図8に示すように、本方法はひとつのフローチャートに基づいて行われてもよい。また図8において、受信ステップS20は一回のみ、または複数回繰り返して行うことができる。そして、受信ステップS20を一回行うごとに位置算出ステップS32を行ってもよく、複数回の受信ステップS20に対して位置算出ステップS32を一回行ってもよい。したがって、図8のフローチャートにおいては、各ステップの繰り返しやスキップを任意に含んでもよい。また、このときの位置算出ステップS32とコンテンツ生成ステップS34を情報生成ステップS30と呼ぶ。
すなわち、本方法における情報生成ステップS30は、表示端末20から受信した位置特定情報ILにより特定された測位端末10の位置Lに関連する位置関連情報CTを生成するステップである。
そして、受信ステップS20にて受信部110が測位端末10または表示端末20から要求情報IRを受信すると、情報提供サーバ100は、要求情報IRに基づいて情報生成ステップS30および送信ステップS40を実行する。
上記本実施形態の情報提供サーバ100および情報提供システム1000、ならびに情報提供方法の作用効果について説明する。
本実施形態では、測位機能を有する測位端末10が出力する位置特定情報ILと、位置関連情報CTの送信先DSを指定する送信先指定情報IAが情報提供サーバ100に送信される。これにより、測位端末10と表示端末20とを対応づけるマッピングテーブルを事前に情報提供サーバ100に登録しておくことなく、ユーザは測位機能のない表示端末20によって位置関連情報CTを受け取ることができる。また、移動先の位置に応じた適切な測位精度を有する測位インフラ30およびこれに対応する測位端末10を用いて、ユーザは測位機能のない第二携帯端末によって位置関連情報を受け取ることができる。このため、例えば測位端末10をレンタルによりユーザに提供した場合にも、ユーザが所有する表示端末20に対して簡易に位置関連情報CTを受信することができる。
本実施形態においては、測位端末10が、位置特定情報ILを情報提供サーバ100に送信し、表示端末20が、測位端末10より測位端末識別情報IDPを受信して紐付情報LKを情報提供サーバ100に送信する。かかる構成により、図6に示す受信ステップS20はユーザの移動に応じて測位端末10から情報提供サーバ100に対して自動的に行うことができる。また、図7に示す表示端末20は、ユーザの希望するタイミングにて、コンテンツ生成ステップS34を行うことができる。
また、本実施形態では、測位端末10または表示端末20から情報提供サーバ100に対して、位置関連情報CTの提供を要求する要求情報IRを送信する。これにより、プル式の情報提供方法が実現する。
なお、本実施形態は、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。
例えば、上記実施形態では測位端末10の位置特定情報ILを測位端末10より情報提供サーバ100に送信しているが、本発明はこれに限られず、表示端末20が、測位端末10より位置特定情報ILを受信して、これを情報提供サーバ100に送信してもよい。
かかる場合、図1に示すように、表示端末20には、測位インフラ30から測位端末10に送信された位置特定情報ILを測位端末10から取得する通信I/Fである位置算出情報受信部25を設けるとよい。
位置算出情報受信部25は、IrDAやRFID、Bluetooth、専用接続ケーブルなどを用いて位置算出情報送信部15より位置特定情報ILを受信する。そして、表示端末20は、コンテンツ通信部26を介して位置特定情報ILを情報提供サーバ100に送信する。
表示端末20が、測位端末10より位置特定情報ILを受信して情報提供サーバ100に送信することにより、測位端末10には、測位インフラ30および表示端末20とのインタフェース機能を備える限りネットワーク40との通信機能が不要となる。
また、送信先指定情報IAは、上記本実施形態のように表示端末20から情報提供サーバ100に送信してもよく、または測位端末10から情報提供サーバ100に送信してもよい。
このほか、送信先指定情報IAとしては、測位端末10に割り当てられたIPアドレスまたはメールアドレスを用いてもよい。すなわち、本発明の情報提供システム1000においては、情報提供サーバ100の送信部112から送信される位置関連情報CTを測位端末10で一旦受信したのち、無線または有線回線を介して、測位端末10から表示端末20にこれを転送してもよい。
<第二実施形態>
本実施形態の情報提供システム1000は、互いに関連づけられた測位端末10と表示端末20との紐付けを、所定の条件により解除する。
図9は、本実施形態の情報提供サーバ100の機能ブロック図である。本実施形態の情報提供サーバ100は、記憶部140および死活判断部150が制御部103に接続されている点で第一実施形態と相違する。
本実施形態の情報提供システム1000において、情報提供サーバ100は、受信した紐付情報LKを、紐付情報LKの受信時刻TLと関連づけて記憶する記憶部140をさらに備えている。そして、情報提供システム1000は、所定時刻の到来により、記憶された紐付情報LKの一部または全部を削除する。
図10は、記憶部140に記憶された紐付テーブルの一例を示す図である。紐付テーブルには、測位端末識別情報IDPと表示端末識別情報IDDに加え、制御部103が紐付情報LKを受信した時刻を示す受信時刻TLと、位置算出部122により測位端末10の位置Lが算出された時刻(アクセス時刻TA)とが、互いに関連づけて保存されている。
本実施形態の情報提供サーバ100は、記憶部140に記憶された紐付テーブルを更新することにより、測位端末10と表示端末20の関連づけを残す(活である)か、かかる関連づけを抹消する(死である)かを決定する。情報提供サーバ100による紐付テーブルの更新の要否は、死活判断部150でおこなう。
図11は、本実施形態の情報提供システム1000における紐付ステップS10と、受信ステップS20の一部を示すシーケンス図である。
本実施形態における紐付ステップS10はステップS101〜S108からなり、図5に示す第一実施形態の紐付ステップS10と共通するため、重複する詳述は省略する。
本実施形態の受信ステップS20は、ステップS221〜S230を含む。
表示端末20の制御部23は、測位端末10から受信したサーバアドレスSAに基づいて、そのコンテンツ通信部26と情報提供サーバ100のコンテンツ通信部131との間に通信を確立する。そして、制御部23は、測位端末識別情報IDPおよび表示端末識別情報IDDを、紐付情報LKとして情報提供サーバ100の制御部103に送信する(ステップS221からS223)。
制御部103は、紐付情報LKを受信した受信時刻TLを取得する(ステップS224)。なお、受信時刻TLを取得する方法は、本プログラムを実行しているPCから取得する方法やタイムサーバから取得する方法などが一例として考えられる。つぎに、制御部103は、紐付情報LKとともに記憶部140に送信して(ステップS225)、これを保存する(ステップS226)。
記憶部140は、紐付情報LKと受信時刻TLとを関連づけて情報提供サーバ100に登録した旨のメッセージMSGを、コンテンツ通信部131を通じて制御部103より表示端末20に送信する(ステップS227,S228,S229)。
かかるメッセージMSGは、コンテンツ通信部26より制御部23に伝達される(ステップS230)。
図12は、本実施形態の情報提供システム1000でおこなう死活判定ステップS60を示すシーケンス図である。同図に示すように、死活判定ステップS60は、ステップS601からS613よりなる。
本実施形態では、死活判定ステップS60は、図4に示す一連のデータ処理とは独立してループするフローにて行われる。
制御部103は、位置管理部130(図9を参照)に記憶された位置テーブル(図3を参照)より、任意の測位端末識別情報IDPを選択して(ステップS601)、これを記憶部140に通知する(ステップS602)。
記憶部140は、図10に示す紐付テーブルを参照して、当該測位端末識別情報IDPに関連づけられた表示端末識別情報IDDと、受信時刻TLおよびアクセス時刻TAを読み出して制御部103に返す(ステップS603)。
制御部103は、表示端末識別情報IDDが記憶部140から返された、すなわち表示端末識別情報IDDが紐付テーブルに格納されているか否かを判定する(ステップS604)。ステップS604が肯定された場合(S604:Y)、制御部103は現在時刻TCを取得する(ステップS605)。
そして、制御部103は、測位端末識別情報IDP、受信時刻TL、アクセス時刻TAおよび現在時刻TCを死活判断部150に送信する(ステップS606)。
死活判断部150は、図10に示す紐付テーブルを参照し、該当する測位端末識別情報IDPにつき、表示端末識別情報IDDとの関連づけを死と判定する所定時刻が到来しているか否かの死活判断処理をおこなう(ステップS607)。
本実施形態の情報提供サーバ100は、記憶部140に記憶された測位端末識別情報IDPと表示端末識別情報IDDとの関連づけ、すなわち紐付情報LKが長時間に亘って更新されていない場合、紐付情報LKが死んだものとしてその一部または全部を削除する。
死活判断処理に用いる上記所定時刻は、種々の観点で決定することができる。本実施形態では、受信時刻TLから一定時間を経過した時刻を上記所定時刻と定める。ここでは、受信時刻TLから24時間の経過により、紐付テーブルにおける表示端末識別情報IDDを削除するものとする。また、現在時刻TCを2008/10/2の13:00:00とする。
図10に示すように、測位端末識別情報IDP=0001の測位端末10に関しては、受信時刻TLから現在時刻TCまで24時間が経過していないため、死活判断部150は測位端末識別情報IDP=0001を「活=ALIVE」と判定する。
一方、測位端末識別情報IDP=0002の測位端末10に関しては、受信時刻TLから現在時刻TCまで24時間以上が経過しているため、死活判断部150は測位端末識別情報IDP=0002を「死=DEAD」と判定する(図12:ステップS607)。
そして、死活判断部150は、測位端末識別情報IDPおよびその死活判定結果RSを制御部103に通知する(ステップS608)。
死活判定結果RSを受信した制御部103は、これが「死」判定である場合(ステップS609:Y)、記憶部140に測位端末識別情報IDPを通知する(ステップS610)。そして、記憶部140では、紐付テーブル(図10を参照)にて該当する測位端末10(すなわち測位端末識別情報IDP=0002)の欄を削除する(ステップS611)。
かかるデータ削除をおこない、記憶部140における紐付テーブルが更新された旨のメッセージMSGは記憶部140から制御部103に通知される(ステップS612)。
所定の時間経過により、死活判定ステップS60はループして、再びステップS601が行われる。
そして、ステップS602にて、測位端末識別情報IDP=0002が選択されて記憶部140に通知された場合、ステップS603における表示端末識別情報IDDは「データ無し」となる。したがって、ステップS604は否定される(S604:N)。かかる場合、当該測位端末10に関する以降の死活判定処理は不要として、一連の処理を終える。
一方、ステップS609において、死活判定結果RSが「活」判定である場合(S609:N)に関しても、当該測位端末10に関する記憶部140の更新は不要であるため、一連の処理を終える。
図13は、本実施形態の情報提供システム1000におけるコンテンツ生成ステップS34、送信ステップS40および出力ステップS50を示すシーケンス図である。
本実施形態におけるコンテンツ生成ステップS34は、ステップS351からS364よりなる。
送信ステップS40は、ステップS401からS404よりなり、出力ステップS50は、ステップS501からS503よりなる。送信ステップS40および出力ステップS50に関しては、図7に示す第一実施形態と共通であるため、重複する詳述は省略する。
コンテンツ生成ステップS34において、表示端末20の制御部23は、表示端末20および情報提供サーバ100のコンテンツ通信部26,131を通じて、要求情報IRおよび表示端末識別情報IDDを制御部103に送信する(ステップS351〜S353)。
要求情報IRを受信した制御部103は、記憶部140に対して表示端末識別情報IDDを送信し(ステップS354)、紐付テーブル(図10を参照)に対応する紐付情報LKが格納されているか否かを問い合わせる。記憶部140は、対応する測位端末識別情報IDPを返す(ステップS355)。
制御部103は、測位端末識別情報IDPが返された場合(ステップS356:Y)、紐付情報LKは「活」であると判定する。つぎに、制御部103は、位置管理部130に対して測位端末識別情報IDPを送信して位置Lを問い合わせる(ステップS357)。位置管理部130は、図3に示す位置テーブルを参照して、該当する測位端末識別情報IDPの位置Lを読み出し、これを制御部103に返す(ステップS358)。
一方、ステップS355にて記憶部140より測位端末識別情報IDPが返されなかった場合、制御部103は、当該紐付情報LKは「死」であると判定する(ステップS356:N)。
つぎに、制御部103は、位置Lをコンテンツ保持部121に通知して(ステップS359)、図2に示すコンテンツテーブルより、位置Lに対応する位置関連情報CTを生成して取得する(ステップS360)。ここで、紐付情報LKが「死」と判定された場合(ステップS356:N)、制御部103はコンテンツ保持部121に対し、位置Lとして特殊なデータを送信し、コンテンツ保持部121より「表示端末が登録されていない」との位置関連情報CTを取得してもよいし、httpプロトコル等の汎用的な機能のエラーを取得しても良い。
そして、制御部103は、位置関連情報CTを表示端末20に送信するとともに(ステップS401からS403)、アクセス時刻TAを取得する(ステップS361)。制御部103は、取得したアクセス時刻TAを、表示端末識別情報IDDとともに記憶部140に送信し(ステップS362)、図10に示す紐付テーブルの該当箇所にアクセス時刻TAを上書き保存して更新する(ステップS363)。
記憶部140は、アクセス時刻TAの保存処理が完了した旨のメッセージMSGを制御部103に返信する。
以上により、本実施形態による死活判定ステップS60を含む情報提供方法の一連の処理が終了する。
本実施形態では、互いに関連づけられた測位端末識別情報IDPと表示端末識別情報IDDを含む紐付情報LKを、測位端末10または表示端末20より情報提供サーバ100に送信する。かかる紐付情報LKにより、情報提供サーバ100は測位端末10と表示端末20とが対応していることが知得できる。
本実施形態の測位端末10または表示端末20は、相手方の携帯端末に割り当てられた表示端末識別情報IDDまたは測位端末識別情報IDPを受信し、これを自身に割り当てられた測位端末識別情報IDPまたは表示端末識別情報IDDと関連づけて紐付情報LKを生成する。かかる構成により、ユーザによる測位端末10と表示端末20との関連づけ作業が簡易に行われる。このため、例えば測位端末10をレンタルによりユーザに提供した場合等も、ユーザは手入力などの煩雑な作業を経ることなく、測位端末識別情報IDPと表示端末識別情報IDDの紐付情報LKを生成することができる。
本実施形態の情報提供システム1000は、所定時刻の到来により、記憶部140に記憶された紐付情報LKの一部または全部を削除する。これにより、表示端末20に対して所定時間以上は位置関連情報CTが配信されなくなる。このため、例えば測位端末10の貸与期間が経過した場合に、表示端末20に位置関連情報CTが誤配信されることが防止される。
ここで、本実施形態の死活判断処理(ステップS607)においては、受信時刻TLからの経過時間ではなく、最新のアクセス時刻TAからの経過時間をもって死活判定してもよい。
具体的には、図13のステップS363により更新されたアクセス時刻TAと、図12のステップS605で取得された現在時刻TCが格納された紐付テーブル(図10を参照)を用いることができる。そして、現在時刻TCとアクセス時刻TAとの差分値が所定時間を超えているか否かによって、紐付情報LKの死活判定をするとよい。
これにより、測位端末10と表示端末20を長時間に亘り使用しているユーザと、短時間で使用を終了したユーザが混在している場合に、使用を終了した測位端末10についてのみ紐付情報LKを抹消することができる。よって、測位端末10の使用を処理した表示端末20に対して、位置関連情報CTを誤配信することが防止される。
<第三実施形態>
本実施形態の情報提供システム1000は、第二実施形態と同様に、互いに関連づけられた測位端末10と表示端末20との紐付けを、所定の条件により解除するものである。
本実施形態の情報提供システム1000は、情報提供サーバ100が受信した紐付情報LKを、測位端末10の位置Lと関連づけて記憶する記憶部140をさらに備えている。そして、本実施形態の情報提供システム1000は、測位端末10の位置Lが所定位置と一致した場合に、記憶された紐付情報LKの一部または全部を削除する。
本実施形態の情報提供システム1000の機能ブロック図は、図9に示す第二実施形態と共通である。
図14は、本実施形態の情報提供システム1000でおこなう死活判定ステップS60を示すシーケンス図である。同図に示すように、死活判定ステップS60は、ステップS621からS636よりなる。
本実施形態では、死活判定ステップS60は、測位端末10または表示端末20から情報提供サーバ100に位置特定情報ILが送信されてきた際に、すなわち受信ステップS20の内部で行う。
表示端末20は、コンテンツ通信部26より位置算出情報受信部111を介して情報提供サーバ100の制御部103に測位端末識別情報IDPおよび位置特定情報ILを送信する(ステップS621,S622)。
制御部103は、位置算出部122に対して位置特定情報ILを送信して(ステップS623)、測位端末10の位置Lを算出する(ステップS624)。
位置算出部122は、算出された位置Lを制御部103に返す(ステップS625)。
位置Lを受信した制御部103は、これを死活判断部150に送信して(ステップS626)、測位端末10の死活判断を行う(ステップS627)。死活判断は、測位端末10の位置Lが、予め死活判断部150に記憶された所定位置と一致しているかに基づいて行われる。
測位端末10の位置Lと上記所定位置との一致の判断は種々の観点から行うことができる。例えば、上記所定位置には一定の広がりを持たせてもよい。
そして、位置Lが所定位置と一致した場合、測位端末10を「死=DEAD」と判断し、不一致の場合、測位端末10を「活=ALIVE」と判断する。
ここで、死活判断に際しては、測位端末識別情報IDPの特定は不要である。表示端末20から送信された測位端末識別情報IDPは制御部103に保持しておき、死活判断部150では位置Lに基づく死活判断をすれば足りる。
死活判定結果RSは、死活判断部150より制御部103に送信される(ステップS628)。制御部103は、位置Lより特定される測位端末10の死活判断の結果が「活」である場合(ステップS629:N)、タイムサーバ(図示せず)より位置算出時刻TPを取得する(ステップS630)。制御部103は、測位端末識別情報IDP、位置Lとともに位置算出時刻TPを位置管理部130に送信して(ステップS631)、これを位置管理部130の位置テーブル(図3を参照)に保存する(ステップS632)。
位置管理部130は、位置テーブルへの格納が完了した旨のメッセージMSGを制御部103に返信する(ステップS633)。
一方、ステップS629の判定において、測位端末10の死活判断の結果が「死」である場合(ステップS629:Y)、制御部103は測位端末識別情報IDPを記憶部140に送信する(ステップS634)。そして、記憶部140に記憶された紐付テーブル(図10を参照)より、該当する測位端末10のデータを削除する(ステップS635)。
記憶部140は、データ削除が完了した旨のメッセージMSGを制御部103に返信する。
以上により、本実施形態による死活判定ステップS60の一連の処理が終了する。
本実施形態の情報提供システム1000は、測位端末10の位置Lが所定位置と一致した場合に、記憶された紐付情報LKの一部または全部を削除する。これにより、所定の領域外に測位端末10が移動した場合などに、測位端末10と表示端末20との関連づけを確実に抹消することができるため、その後に表示端末20に位置関連情報CTが誤配信されることを防止できる。
なお、死活判断方法は、本実施形態と第二実施形態とを組み合わせて実施してもよい。
<第四実施形態>
図15は、本実施形態の情報提供システム1000に用いられる測位端末10および表示端末20の機能ブロック図である。
本実施形態では、測位端末10が、表示端末20より表示端末識別情報IDDを受信し、紐付情報LKおよび位置特定情報ILを情報提供サーバ100に送信する。
本実施形態の測位端末10は、ネットワーク40との通信I/Fであるコンテンツ通信部16を備え、情報提供サーバ100(図15では図示せず)と接続される点で第一実施形態(図1を参照)と相違する。
また、本実施形態の表示端末20は、ネットワーク40と接続されたコンテンツ通信部26を含まず、また、位置算出情報受信部25に代えてコンテンツ受信部27を有する点で第一実施形態と相違する。
すなわち、本実施形態の情報提供システム1000では、データ保持部22に記憶された表示端末識別情報IDDを制御部23で読み出して、紐付情報通信部24および14を介して測位端末10に送信する。
そして、測位端末10の制御部13は、表示端末20から受信した表示端末識別情報IDDと、データ保持部12に記憶された測位端末識別情報IDPとで紐付情報LKを生成し、これを情報提供サーバ100に送信する。
また、情報提供サーバ100から送信される位置関連情報CTは、測位端末10のコンテンツ通信部16で受信される。受信された位置関連情報CTはコンテンツ受信部27を介して表示端末20に転送され、表示出力部21にて表示出力される。
本実施形態の情報提供システム1000は、測位端末10が表示端末20より表示端末識別情報IDDを受信し、紐付情報LKおよび位置特定情報ILを情報提供サーバ100に送信することにより、測位インフラ30より位置算出情報取得部11で受信した位置特定情報ILを、測位端末10から表示端末20に転送する必要がない。また、表示端末20はネットワーク40と接続する必要がないため、IrDAなどにより測位端末10と通信可能である限り、インターネット接続機能のないビューアや音楽プレーヤーを表示端末20に用いることができる。
<第五実施形態>
図16は、本実施形態の情報提供システム1000に用いられる測位端末10および表示端末20の機能ブロック図である。
本実施形態の測位端末10には、測位端末識別情報IDPを示す情報コード画像(QRコード17)を表示する。
一方、表示端末20は、撮像部28と、撮像部28により得られた画像情報に含まれるQRコード17を認識するコード認識部29とを備えている。そして、表示端末20は、測位端末10のQRコード17を認識することにより測位端末識別情報IDPを受信する。
情報コード画像の表示位置は特に限られない。測位端末10の筐体外面に印刷されていてもよく、測位端末10のディスプレイに表示出力してもよい。
すなわち、本実施形態の表示端末20は、測位端末10の筐体や画面等に表示した情報コード画像を撮像して画像認識することによって測位端末識別情報IDPを取得することができる。
なお、本実施形態では情報コード画像としてQRコード17を例示しているが、このほか、PDF417、ベリコードもしくはマキシコードなどの二次元コード、またはバーコードなどの一次元コード、またはシリアル番号などの文字を用いてもよい。
測位端末10と表示端末20とを関連づける紐付情報LKの生成に際しては、表示端末20の撮像部28により取得した測位端末識別情報IDPと、データ保持部22に記憶された表示端末識別情報IDDとを用いて、制御部23によりこれを生成する。このとき、QRコード17には情報提供サーバ100(図16には図示せず)のサーバアドレスSAが含まれており、コード認識部29による画像認識により、測位端末識別情報IDPとサーバアドレスSAが表示端末20に取得される。
測位端末識別情報IDPと表示端末識別情報IDDとを合成して生成された紐付情報LKは、コンテンツ通信部26およびネットワーク40を介して、サーバアドレスSAの情報提供サーバ100に送信され、位置管理部130の位置テーブル(図3を参照)に登録される。
一方、測位インフラ30から測位端末10が取得した位置特定情報ILに関しては、位置算出情報送信部15および位置算出情報受信部25の間で赤外通信などにより表示端末20に伝達される。位置特定情報ILは、コンテンツ通信部26よりネットワーク40に送信され、情報提供サーバ100の位置算出部122による測位端末10の位置Lの特定に供されることとなる。
情報提供サーバ100より提供された位置関連情報CTは、表示端末20のコンテンツ通信部26により受信し、表示出力部21にて表示出力される。
<第六実施形態>
図17は、いわゆるプッシュ式にて位置関連情報CTを提供する本実施形態の情報提供方法(本方法)のフローチャートである。
本実施形態で用いる情報提供システム1000の機能ブロック図は、図9に示す第二実施形態と共通である。
本方法は、受信ステップS20において、紐付情報LKを、測位端末10または表示端末20から受信する第一受信ステップS22と、位置特定情報ILを測位端末10または表示端末20から受信する第二受信ステップS24とを行う。また、本方法では、第二受信ステップS24が複数回行われてもよい。
なお、本方法では、先に受信した位置特定情報ILを用いて特定された第一位置L1に関連する第一位置関連情報CT1と、後に受信した位置特定情報ILを用いて特定された第二位置L2に関連する第二位置関連情報CT2とが相違する場合に、送信ステップS40にて、第二位置関連情報CT2を送信先DSに送信する点で、図4に示す第一実施形態と相違する。
ここで、第一位置関連情報CT1と第二位置関連情報CT2が相違する場合とは、情報生成部120によって実際に第一位置関連情報CT1および第二位置関連情報CT2を生成したのちに、その相違を判定することを必ずしも要しない。
すなわち、位置関連情報CTを生成するための位置L、または位置Lを特定するための位置特定情報ILが所定以上変動したことをもって、生成される位置関連情報CT(第一位置関連情報CT1、第二位置関連情報CT2)に相違が生じるか否かを判定することができる。
したがって、本方法では、第二受信ステップS24から送信ステップS40までの間に、情報提供サーバ100の位置算出情報受信部111が受信した位置特定情報IL、位置算出部122で算出されて位置管理部130に格納される位置L、または情報生成部120で生成された位置関連情報CTのいずれかにおいて、前回ステップから変更があったが否かを判定する。そして、上記いずれかの情報に変更があった場合に、新たな位置関連情報CTをユーザに提供する。
本実施形態では、上記機能を実現するための一例として、位置算出ステップS32とコンテンツ生成ステップS34との間において、位置Lに変動があったか否かを判定する位置変動判定ステップS33を行う。
本方法において、紐付ステップS10、送信ステップS40および出力ステップS50は第一実施形態と共通である。
紐付情報LKを表示端末20から情報提供サーバ100に送信する本方法の第一受信ステップS22は、図6に示すステップS201からS205により行われる。
図18は、本方法の第二受信ステップS24、位置算出ステップS32、位置変動判定ステップS33、コンテンツ生成ステップS34および送信ステップS40を示すシーケンス図である。
ただし、第二受信ステップS24のうち、測位端末10にて位置特定情報ILを受信し、表示端末20でこれを受け取って情報提供サーバ100に向けて送信するまでのシーケンスについては、図6のステップS201からS205と共通するため、重複する詳述は省略する。
本方法の第二受信ステップS24では、表示端末20の制御部23より、コンテンツ通信部26および情報提供サーバ100の位置算出情報受信部111を介して、紐付情報LKと位置特定情報ILが制御部103に送信される(ステップS241からS243)。
本方法で送受信される紐付情報LKには、表示端末識別情報IDDとして、表示端末20に割り当てられたメールアドレスまたは電話番号を含んでいる。そして、受信ステップS20(第二受信ステップS24)にて、情報提供サーバ100の受信部110は、紐付情報LKに含まれる表示端末識別情報IDDを、送信先指定情報IAとして受信する。
かかる紐付情報LKを受信した制御部103は、紐付情報LKに含まれる送信先指定情報IAを記憶部140に格納する(ステップS244)。なお、紐付情報LKは毎回送信されなくてもよい。
本方法における位置算出ステップS32は、図6に示す第一実施形態のステップS321からS325を共通に含む。
そして、紐付情報LK、位置Lおよび位置算出時刻TPが制御部103から送信された位置管理部130は、位置テーブル(図3を参照)に格納されている直前の位置Lを参照することにより、測位端末10に位置変動があったか否かを判定する(位置変動判定ステップS33)。
ここでいう測位端末10の位置変動とは、位置Lに基づいて情報生成部120に生成される位置関連情報CTが変化するだけの移動があったことを意味している。
測位端末10に位置変動がないと判定された場合(ステップS33:N)、後述するコンテンツ生成ステップS34は実行せずに一連の処理を終了し、次回の位置特定情報ILの受信を待つ(ステップS331)。
一方、測位端末10に位置変動があると判定された場合(ステップS33:Y)、位置管理部130は紐付情報LKを参照して、該当する測位端末10の位置Lおよび位置算出時刻TPを保存して位置テーブルを更新する(ステップS326)。位置管理部130は、かかる保存処理が完了した旨のメッセージMSGを制御部103に返信する(ステップS327)。
位置変動判定ステップS33が肯定された場合(ステップS33:Y)、制御部103はコンテンツ生成ステップS34を実行する。
本方法のコンテンツ生成ステップS34は、ステップS371からS374よりなる。
制御部103は、位置Lをコンテンツ保持部121に通知して(ステップS371)、図2に示すコンテンツテーブルに基づき、位置Lに対応する位置関連情報CT(第二位置関連情報CT2)を生成して取得する(ステップS372)。
ここで、本方法では、位置変動判定ステップS33を経ることにより、ステップS372で生成される第二位置関連情報CT2は、直前に表示端末20に送信された位置関連情報CT(第一位置関連情報CT1)とは相違することとなる。
そして、制御部103は、記憶部140に対して測位端末識別情報IDPを送信し(ステップS373)、これに格納された表示端末識別情報IDD、すなわち送信先指定情報IAを取得する(ステップS374)。
制御部103が取得した位置関連情報CTは、送信先指定情報IAに基づいて表示端末20に送信される(送信ステップS40)。
なお、送信ステップS40はステップS401からS404よりなり、図7に示す第一実施形態と共通であるため、重複する詳述は省略する。
なお、本実施形態に関しても、第一実施形態と同様に、紐付ステップS10を他の処理と独立して実行してもよい。
図19(A)と(B)は、本実施形態の変形例にかかるフローチャートである。これらの図に示すように、紐付ステップS10と、受信ステップS20から出力ステップS50とは独立して実行可能である。
以上により、本実施形態による情報提供方法の一回の処理が終了する。本方法は、いわゆるプッシュ式であり、ユーザが要求情報IRを発信することなく、所定の時間間隔で測位端末10および表示端末20から自動的に位置特定情報ILが情報提供サーバ100に送信される。これにより、コンテンツ保持部121に用意されたコンテンツを余すところなくユーザに提供することができる。また、本方法では、位置関連情報CTに変化があった場合にのみ、位置関連情報CTが表示端末20に提供されるため、取得済みの位置関連情報CTが繰り返し再送されることが防止され、通信データ量が抑制される。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
例えば上記実施形態においては、一つの測位端末10に対して、一つの表示端末20を対応づけて位置関連情報CTを受信しているが、本発明はこれに限られない。一つの測位端末10に対して、表示端末識別情報IDDおよび通信I/Fをそれぞれ有する複数の表示端末20を対応づけて用いてもよい。
例えば、位置関連情報CTに含まれるテキストデータおよび画像データに関してはブラウザなどのビューア機能のある表示端末20で出力し、音声データについては再生機能のある音楽プレーヤーなどの表示端末20で出力してもよい。
すなわち、紐付情報LKには、一つの測位端末識別情報IDPに対して、複数の表示端末識別情報IDDを関連づけて含めてもよい。そして、複数台の表示端末20に関する送信先指定情報IAをそれぞれ定めて情報提供サーバ100の記憶部140に格納しておくことにより、測位端末10の位置特定情報ILを送信する際には、該当する台数分の表示端末識別情報IDDを情報提供サーバ100にその都度送信する必要がなくなるため有用である。
本発明の第一実施形態にかかる情報提供サーバおよびこれを含む情報提供システムの機能ブロック図である。 コンテンツ保持部に格納されたコンテンツテーブルの一例を示す図である。 位置管理部に格納されている測位端末の位置に関する位置テーブルの一例を示す図である。 (A)から(C)は、第一実施形態における情報提供方法のフローチャートである。 第一実施形態における紐付ステップを示すシーケンス図である。 第一実施形態における受信ステップおよび位置算出ステップを示すシーケンス図である。 第一実施形態におけるコンテンツ生成ステップ、送信ステップおよび出力ステップを示すシーケンス図である。 第一実施形態の情報提供方法の変形例にかかるフローチャートである。 第二実施形態にかかる情報提供サーバの機能ブロック図である。 第二実施形態の記憶部に記憶された紐付テーブルの一例を示す図である。 第二実施形態における紐付ステップと、受信ステップの一部を示すシーケンス図である。 第二実施形態における死活判定ステップを示すシーケンス図である。 第二実施形態におけるコンテンツ生成ステップ、送信ステップおよび出力ステップを示すシーケンス図である。 第三実施形態における死活判定ステップを示すシーケンス図である。 第四実施形態に用いられる測位端末および表示端末の機能ブロック図である。 第五実施形態に用いられる測位端末および表示端末の機能ブロック図である。 第六実施形態における情報提供方法のフローチャートである。 第六実施形態における第二受信ステップ、位置算出ステップ、位置変動判定ステップ、コンテンツ生成ステップおよび送信ステップを示すシーケンス図である。 (A),(B)は、第六実施形態の情報提供方法の変形例にかかるフローチャートである。
符号の説明
10 測位端末
11 位置算出情報取得部
12 データ保持部
13 制御部
14 紐付情報通信部
15 位置算出情報送信部
16 コンテンツ通信部
17 QRコード
20 表示端末
21 表示出力部
22 データ保持部
23 制御部
24 紐付情報通信部
25 位置算出情報受信部
26 コンテンツ通信部
27 コンテンツ受信部
28 撮像部
29 コード認識部
30 測位インフラ
40 ネットワーク
100 情報提供サーバ
103 制御部
110 受信部
111 位置算出情報受信部
112 送信部
114 送受信部
120 情報生成部
121 コンテンツ保持部
122 位置算出部
130 位置管理部
131 コンテンツ通信部
140 記憶部
150 死活判断部
1000 情報提供システム

Claims (21)

  1. 位置を特定するための位置特定情報を出力する測位機能を有する第一携帯端末と、
    前記測位機能を有さず、前記位置に関連する情報である位置関連情報を受信して出力する第二携帯端末と、
    前記位置特定情報に基づいて特定された位置に関連する前記位置関連情報を前記第二携帯端末に提供する情報提供サーバと、を含み、
    前記情報提供サーバが、
    前記位置関連情報の送信先を指定する送信先指定情報を前記第一または前記第二携帯端末より受信し、かつ前記位置特定情報を前記第一または前記第二携帯端末より受信する受信部と、
    受信した前記位置特定情報により特定された前記第一携帯端末の位置に関連する前記位置関連情報を生成する情報生成部と、
    生成された前記位置関連情報を、受信した前記送信先指定情報に基づいて前記送信先に送信する送信部と、を備える情報提供システム。
  2. 前記第一携帯端末には該第一携帯端末を識別するための第一識別情報が割り当てられ、
    前記第二携帯端末には該第二携帯端末を識別するための第二識別情報が割り当てられており、かつ、
    前記受信部が、互いに関連づけられた前記第一識別情報と第二識別情報を含む紐付情報を、前記第一または前記第二携帯端末より受信し、
    前記情報生成部が、受信した前記第一識別情報および前記位置特定情報により特定された前記第一携帯端末の前記位置に関連する前記位置関連情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記情報提供サーバが受信した前記紐付情報を、該紐付情報の受信時刻と関連づけて記憶する記憶部をさらに備えるとともに、所定時刻の到来により、記憶された前記紐付情報の一部または全部を削除することを特徴とする請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記情報提供サーバが受信した前記紐付情報を、前記第一携帯端末の位置と関連づけて記憶する記憶部をさらに備えるとともに、前記第一携帯端末の位置が所定位置と一致した場合に、記憶された前記紐付情報の一部または全部を削除することを特徴とする請求項2に記載の情報提供システム。
  5. 前記第一または前記第二携帯端末が、
    相手方の携帯端末に割り当てられた前記第二または前記第一識別情報を受信し、
    受信した前記第二または前記第一識別情報を、自身に割り当てられた前記第一または前記第二識別情報と関連づけて前記紐付情報を生成するとともに、生成された前記紐付情報を前記情報提供サーバに送信する、
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の情報提供システム。
  6. 前記第一携帯端末が、前記位置特定情報を前記情報提供サーバに送信し、
    前記第二携帯端末が、前記第一携帯端末より前記第一識別情報を受信し、前記紐付情報を前記情報提供サーバに送信することを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の情報提供システム。
  7. 前記第二携帯端末が、無線通信を介して前記第一携帯端末より前記第一識別情報を受信する請求項6に記載の情報提供システム。
  8. 前記第一携帯端末は、前記第一識別情報を示す情報コード画像を表示し、
    前記第二携帯端末が、撮像手段と、前記撮像手段により得られた画像情報に含まれる前記情報コード画像を認識するコード認識手段とを備え、かつ、
    前記第二携帯端末が、前記第一携帯端末の前記情報コード画像を認識することにより前記第一識別情報を受信する請求項6に記載の情報提供システム。
  9. 前記第一携帯端末が、前記第二携帯端末より前記第二識別情報を受信し、前記紐付情報および前記位置特定情報を前記情報提供サーバに送信することを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の情報提供システム。
  10. 前記第二携帯端末が、前記第一携帯端末より前記位置特定情報を受信して前記情報提供サーバに送信することを特徴とする請求項1から5または9のいずれかに記載の情報提供システム。
  11. 位置に関連する情報である位置関連情報を提供する方法であって、
    前記位置を特定するための位置特定情報を出力する測位機能を有する第一携帯端末、または前記測位機能を有さず前記位置関連情報を受信して出力する第二携帯端末より、前記位置関連情報の送信先を指定する送信先指定情報と前記位置特定情報を受信する受信ステップと、
    受信した前記位置特定情報により特定された前記第一携帯端末の位置に関連する前記位置関連情報を生成する情報生成ステップと、
    生成された前記位置関連情報を、受信した前記送信先指定情報に基づいて前記送信先に送信する送信ステップと、
    送信された前記位置関連情報を前記第二携帯端末で受信して出力する出力ステップと、
    を含む情報提供方法。
  12. 前記第一携帯端末に割り当てられて該第一携帯端末を識別する第一識別情報と、前記第二携帯端末に割り当てられて該第二携帯端末を識別する第二識別情報と、を互いに関連づけて含む紐付情報を生成する紐付ステップをさらに含み、
    前記受信ステップにて、前記紐付情報を、前記第一または前記第二携帯端末より受信し、
    前記情報生成ステップにて、受信した前記第一識別情報および前記位置特定情報により特定された前記第一携帯端末の位置に関連する前記位置関連情報を生成する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報提供方法。
  13. 前記紐付ステップにて、前記第一または前記第二携帯端末が、
    相手方の前記携帯端末に割り当てられた前記第二または前記第一識別情報を受信し、
    受信した前記第二または前記第一識別情報を、自身に割り当てられた前記第一または前記第二識別情報と関連づけて前記紐付情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報提供方法。
  14. 前記受信ステップにて、
    前記紐付情報を、前記第一または前記第二携帯端末から受信する第一受信ステップと、
    前記位置特定情報を前記第一または前記第二携帯端末から受信する第二受信ステップと、
    を行う請求項12または13に記載の情報提供方法。
  15. 前記受信ステップにて、前記位置関連情報の提供を要求する要求情報を前記第一または前記第二携帯端末からさらに受信し、
    前記情報生成ステップおよび前記送信ステップを、前記要求情報に基づいて実行することを特徴とする請求項11から14のいずれかに記載の情報提供方法。
  16. 前記第二受信ステップが複数回行われるとともに、
    先に受信した前記位置特定情報を用いて特定された第一位置に関連する第一位置関連情報と、後に受信した前記位置特定情報を用いて特定された第二位置に関連する第二位置関連情報とが相違する場合に、
    前記送信ステップにて、前記第二位置関連情報を前記送信先に送信する請求項14に記載の情報提供方法。
  17. 前記第二識別情報が、前記第二携帯端末に割り当てられたメールアドレスまたは電話番号であり、かつ、
    前記受信ステップにて、前記紐付情報に含まれる前記第二識別情報を、前記送信先指定情報として受信することを特徴とする請求項16に記載の情報提供方法。
  18. 位置を特定するための位置特定情報を出力する測位機能を有する第一携帯端末、または前記測位機能を有さず前記位置に関連する情報である位置関連情報を受信して出力する第二携帯端末より、前記位置関連情報の送信先を指定する送信先指定情報と前記位置特定情報を受信する受信部と、
    受信した前記位置特定情報により特定された前記第一携帯端末の位置に関連する前記位置関連情報を生成する情報生成部と、
    生成された前記位置関連情報を、受信した前記送信先指定情報に基づいて前記送信先に送信する送信部と、を備える情報提供サーバ。
  19. 前記第一携帯端末に割り当てられて第一携帯端末を識別する第一識別情報と、前記第二携帯端末に割り当てられて前記第二携帯端末を識別するための第二識別情報と、を互いに関連づけて含む紐付情報を、前記第一または前記第二携帯端末より前記受信部が受信し、
    前記情報生成部が、受信した前記第一識別情報および前記位置特定情報により特定された前記第一携帯端末の位置に関連する前記位置関連情報を生成する
    ことを特徴とする請求項18に記載の情報提供サーバ。
  20. 位置に関連する情報である位置関連情報を提供する情報提供サーバのためのコンピュータプログラムであって、
    前記位置を特定するための位置特定情報を出力する測位機能を有する第一携帯端末、または前記測位機能を有さず前記位置関連情報を受信して出力する第二携帯端末より、前記位置特定情報の送信先を指定する送信先指定情報と前記位置特定情報を受信する受信処理と、
    受信した前記位置特定情報により特定された前記第一携帯端末の位置に関連する前記位置関連情報を生成する情報生成処理と、
    生成された前記位置関連情報を、受信した送信先指定情報に基づいて前記送信先に送信する送信処理と、
    を前記情報提供サーバに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  21. 前記情報提供サーバに対し、
    前記受信処理にて、
    前記第一携帯端末に割り当てられて該第一携帯端末を識別する第一識別情報と、前記第二携帯端末に割り当てられて該第二携帯端末を識別する第二識別情報と、を互いに関連づけて含む紐付情報を、前記第一または前記第二携帯端末より受信させ、かつ、
    前記情報生成処理にて、
    受信した前記第一識別情報および前記位置特定情報により特定された前記第一携帯端末の位置に関連する前記位置関連情報を生成させる
    ことを特徴とする請求項20に記載のコンピュータプログラム。
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