JP2007311919A - 位置管理サーバ、位置管理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】2個の端末装置が近くに存在するようになった場合に、それに応じて、送信情報を送信する位置管理サーバを提供する。
【解決手段】2以上の端末識別情報と端末位置情報とを対応付けて有する位置管理情報が記憶される位置管理情報記憶部12と、位置管理情報を用いて、2個の端末装置が一定の範囲内に存在する状態である近接状態を検出する近接状態検出部14と、近接状態検出部14によって2個の端末装置が近接状態にあると判断された場合に、その2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信する送信部18と、を具備する。
【選択図】図1
【解決手段】2以上の端末識別情報と端末位置情報とを対応付けて有する位置管理情報が記憶される位置管理情報記憶部12と、位置管理情報を用いて、2個の端末装置が一定の範囲内に存在する状態である近接状態を検出する近接状態検出部14と、近接状態検出部14によって2個の端末装置が近接状態にあると判断された場合に、その2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信する送信部18と、を具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は、端末装置の位置を管理する位置管理サーバ等に関する。
従来、端末装置等の位置をGPSや三角測量の原理等を用いて検出するシステム等が開発されている。関連する位置検出の技術として、例えば、特許文献1等が存在する。
特開2006−23129号公報(第1頁、第1図等)
しかしながら、携帯電話等の端末装置の位置を検出できたとしても、その検出された位置を用いて、2個の端末装置が近くにいるかどうかは、簡単にはわからなかった。例えば、一方の端末装置を有するユーザが、他方の端末装置を有するユーザに電話をかける等によって、近くにいるかどうかが判断されていた。
本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであり、2個の端末装置が近くに存在するようになった場合に、それに応じて、送信情報を2個の端末装置の一方または両方に送信することができる位置管理サーバ等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による位置管理サーバは、2以上の端末装置の位置を管理する位置管理サーバであって、前記端末装置を識別する情報である端末識別情報と、当該端末識別情報で識別される端末装置の位置を示す情報である端末位置情報とを受け付ける端末位置情報受付部と、2以上の端末識別情報と、前記各端末識別情報で識別される端末装置の端末位置情報とを対応付けて有する情報である位置管理情報が記憶される位置管理情報記憶部と、前記端末位置情報受付部が受け付けた端末識別情報、及び端末位置情報に応じて、前記位置管理情報を更新する位置管理情報更新部と、前記位置管理情報を用いて、2個の端末装置が一定の範囲内に存在する状態である近接状態を検出する近接状態検出部と、前記近接状態検出部によって2個の端末装置が近接状態にあると判断された場合に、当該2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信する送信部と、を備えたものである。
このような構成により、2個の端末装置が近くに存在するようになった場合に、それに応じて、送信情報を2個の端末装置の一方または両方に送信することができる。
また、本発明による位置管理サーバでは、前記端末位置情報受付部は、端末装置から送信された当該端末装置の端末識別情報と、端末位置情報とを受信してもよい。
また、本発明による位置管理サーバでは、前記近接状態検出部は、前記端末管理情報を用いて2個の端末装置間の距離を算出する距離算出手段と、前記距離算出手段が算出した2個の端末装置間の距離と、所定のしきい値とを比較する比較手段と、を備えてもよい。
このような構成により、近接状態検出部は、2個の端末装置間の距離を算出して、その距離としきい値を比較し、その距離がしきい値よりも小さい場合に、近接状態を検出することができる。
端末識別情報と、当該端末識別情報で識別される端末装置に対応する属性に関する情報である属性情報とが対応付けられて記憶される属性情報記憶部と、前記近接状態検出部によって2以上の近接状態が検出された場合に、前記属性情報を用いて当該2以上の近接状態から一部の近接状態を選択する選択部と、をさらに具備し、前記送信部は、前記選択部が選択した近接状態にある2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信してもよい。
このような構成により、属性情報に応じて、複数の近接状態から一部の近接状態を選択することができ、例えば、多数の端末装置に送信情報を送信することができない場合に、送信情報の送信先の端末装置を絞り込むことができる。
また、本発明による位置管理サーバでは、前記属性情報は、優先度を示す情報であり、前記選択部は、前記優先度に応じて近接状態の選択を行ってもよい。
このような構成により、属性情報として、優先度を用いることができうる。
このような構成により、属性情報として、優先度を用いることができうる。
また、本発明による位置管理サーバでは、前記送信部は、端末装置に送信情報を送信してから一定の時間が経過するまでは、当該端末装置に送信情報を送信しなくてもよい。
このような構成により、ある端末装置に短時間のうちに何度も送信情報を送信する事態を回避することができ、その結果として、位置管理サーバにおける送信情報の送信に関する処理負荷や、端末装置における送信情報の受信に関する処理負荷を軽減することもできうる。
端末識別情報と、当該端末識別情報で識別される端末装置に送信情報が送信されたタイミングに関する情報である送信タイミング情報とが対応付けて記憶される送信タイミング情報記憶部をさらに備え、前記送信部は、送信情報を送信してから一定の時間が経過していないことを示す前記送信タイミング情報に対応する端末識別情報で識別される端末装置には、送信情報を送信しなくてもよい。
このような構成により、送信タイミング情報を用いて、送信情報の送信を制限することができうる。
このような構成により、送信タイミング情報を用いて、送信情報の送信を制限することができうる。
また、本発明による位置管理サーバでは、前記送信部は、2個の端末装置が近接状態となり、当該2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信してから当該近接状態が解消するまでは、当該2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信しなくてもよい。
このような構成により、2個の端末装置の近接状態が長期間にわたって保持される場合に、送信情報が繰り返して送信される事態を回避することができ、適切な送信情報の送信を行うことができうる。
また、本発明による位置管理サーバでは、前記送信部は、前記近接状態検出部によって2個の端末装置が近接状態にあると判断された場合に、当該2個の端末装置の両方に送信情報を送信し、当該送信情報は、前記2個の端末装置において同内容の出力が行われる旨の指示を含んでもよい。
このような構成により、送信情報の送信された端末装置において、同内容の出力が行われることとなり、その端末装置のユーザは、近接状態である相手方の端末装置や、そのユーザを容易に特定することができるようになる。その結果、例えば、送信情報の送信を、端末装置のユーザ間におけるコミュニケーションの糸口とすることもできうる。
本発明による位置管理サーバ等によれば、2個の端末装置が近くに存在するようになった場合に、それに応じて、送信情報を2個の端末装置の一方または両方に送信することができ、例えば、2個の端末装置が近くに存在するようになったことを、その端末装置のユーザにそれぞれ知らせることができうる。
以下、本発明による位置管理サーバについて、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素及びステップは同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による位置管理サーバについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による位置管理システムの構成を示す図である。図1において、本実施の形態による位置管理システムは、有線または無線の通信回線100を介して互いに接続された、位置管理サーバ1と、2以上の端末装置2とを備える。位置管理サーバ1は、2以上の端末装置2の位置を管理する。端末装置2は、例えば、携帯電話や、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)などであり、ユーザが持ち運ぶことができるものである。通信回線100は、例えば、インターネットやイントラネット、公衆電話回線網等である。
本発明の実施の形態1による位置管理サーバについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による位置管理システムの構成を示す図である。図1において、本実施の形態による位置管理システムは、有線または無線の通信回線100を介して互いに接続された、位置管理サーバ1と、2以上の端末装置2とを備える。位置管理サーバ1は、2以上の端末装置2の位置を管理する。端末装置2は、例えば、携帯電話や、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)などであり、ユーザが持ち運ぶことができるものである。通信回線100は、例えば、インターネットやイントラネット、公衆電話回線網等である。
図1において、本実施の形態による位置管理サーバは、端末位置情報受付部11と、位置管理情報記憶部12と、位置管理情報更新部13と、近接状態検出部14と、属性情報記憶部15と、選択部16と、送信タイミング情報記憶部17と、送信部18とを備える。
端末位置情報受付部11は、端末識別情報と、端末位置情報とを受け付ける。ここで、端末識別情報とは、端末装置2を識別する情報である。端末識別情報は、例えば、端末装置2に固有の情報であってもよく、端末装置2を識別可能であれば、端末装置2を利用するユーザに固有の情報であってもよい。端末装置2に固有の情報は、例えば、端末装置2の電話番号であってもよく、端末装置2のMACアドレスやIEEE1394のアドレス等の物理アドレスであってもよく、端末装置2のIPアドレス等であってもよい。
端末位置情報は、端末識別情報で識別される端末装置2の位置を示す情報である。端末位置情報は、例えば、経度と緯度を示す情報であってもよく、ある地域に設定された2次元直交座標系における座標値を示す情報であってもよく、その他の情報であってもよい。その端末位置情報は、例えば、端末装置2が有するGPS(Global Positioning System)等を用いて取得されてもよく、あるいは、端末装置2と基地局等との距離を用いて、三角測量の手法によって取得されてもよく、その他の方法によって取得されてもよい。
端末位置情報受付部11による受け付けとは、例えば、有線または無線の通信回線100を介して端末装置2から送信された、その端末装置2の端末識別情報と端末位置情報との受信でもよく、端末装置2の位置を三角測量の手法によって取得した装置等からの端末識別情報と端末位置情報との受け付けでもよく、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力された端末識別情報と端末位置情報との受け付けでもよく、その他の方法によって入力された端末識別情報と端末位置情報との受け付けでもよい。なお、端末位置情報受付部11は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、端末位置情報受付部11は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
位置管理情報記憶部12では、位置管理情報が記憶される。ここで、位置管理情報とは、2以上の端末識別情報と、その各端末識別情報で識別される端末装置の端末位置情報とを対応付けて有する情報である。この位置管理情報は、後述する位置管理情報更新部13によって更新されることになる。したがって、この位置管理情報によって、ある端末装置2に対応する最新の位置を知ることができる。位置管理情報記憶部12は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
位置管理情報更新部13は、端末位置情報受付部11が受け付けた端末識別情報及び端末位置情報に応じて、位置管理情報記憶部12が記憶している位置管理情報を更新する。前述のように、この位置管理情報更新部13による位置管理情報の更新によって、位置管理情報が最新の情報に保たれることになる。位置管理情報更新部13は、具体的には、端末位置情報受付部11が受け付けた端末識別情報及び端末位置情報に応じて、位置管理情報において、受け付けられた端末識別情報と対応付けられている端末位置情報を、受け付けられた端末位置情報に変更する。なお、端末位置情報受付部11が受け付けた端末識別情報が位置管理情報に含まれない場合には、その端末識別情報と、端末位置情報とを対応付ける情報を位置管理情報に新規に登録してもよい。
なお、ある端末装置2について、端末位置情報受付部11が端末位置情報等を受け付ける頻度に応じて、その端末装置2に対応する位置管理情報が更新されることになる。したがって、位置管理情報に含まれる端末位置情報の示す端末装置2の位置と、実際の端末装置2の位置とに高い整合性が求められるかどうかに応じて、端末位置情報受付部11における端末位置情報等の受付間隔を決定すればよい。例えば、両者に高い整合性が要求される場合には、端末位置情報受付部11は、頻繁(例えば、5秒ごと、10秒ごとなど)に端末位置情報等を受け付けてもよく、両者に高い整合性が要求されない場合には、端末位置情報受付部11は、ある程度の間隔(例えば、1分ごと、5分ごとなど)で端末位置情報等を受け付けてもよい。
近接状態検出部14は、位置管理情報記憶部12が記憶している位置管理情報を用いて、近接状態を検出する。ここで、近接状態とは、2個の端末装置2が一定の範囲内に存在する状態である。近接状態が検出されることによって、2個の端末装置2が近くに存在することが検出されたことになる。「近接状態を検出する」とは、例えば、近接状態にある2個の端末装置2を特定することができることであり、例えば、その2個の端末装置2に対応する端末識別情報を所定の記録媒体に蓄積することや、その2個の端末装置2に対応する端末識別情報に所定のフラグを設定することなどである。
ここで、近接状態を検出する方法について説明する。
[装置間の距離をしきい値と比較する方法]
位置管理情報に含まれる端末位置情報を用いて、2個の端末装置2の距離を算出し、その距離を所定のしきい値と比較する。そして、2個の端末装置2の距離が所定のしきい値以下となっている場合に、その2個の端末装置2の近接状態を検出してもよい。本実施の形態では、この方法によって近接状態を検出するものとする。したがって、図1で示されるように、近接状態検出部14は、2個の端末装置2間の距離を算出する距離算出手段21と、距離算出手段21が算出した2個の端末装置2間の距離と、所定のしきい値とを比較する比較手段22とを備える。
[装置間の距離をしきい値と比較する方法]
位置管理情報に含まれる端末位置情報を用いて、2個の端末装置2の距離を算出し、その距離を所定のしきい値と比較する。そして、2個の端末装置2の距離が所定のしきい値以下となっている場合に、その2個の端末装置2の近接状態を検出してもよい。本実施の形態では、この方法によって近接状態を検出するものとする。したがって、図1で示されるように、近接状態検出部14は、2個の端末装置2間の距離を算出する距離算出手段21と、距離算出手段21が算出した2個の端末装置2間の距離と、所定のしきい値とを比較する比較手段22とを備える。
[端末位置情報を比較する方法]
例えば、端末位置情報によって端末装置2の位置に対応する緯度と経度が示される場合には、あらかじめ決められている精度で2個の端末装置2の端末位置情報が一致するかどうか判断することによって、2個の端末装置2の近接状態を検出することができうる。例えば、緯度や経度の0.1秒は、約3メートルに対応する。したがって、2個の端末装置2のそれぞれに対応する端末位置情報の示す緯度と経度の両方が、0.1秒の桁まで一致する場合には、その2個の端末装置2は、約3メートル四方に存在することになる。このようにして、近接状態検出部14は、2個の端末装置2間の距離を算出することなく近接状態を検出することもできる。なお、この方法は、端末位置情報の示す位置が緯度と経度以外の他の座標系によって示される場合にも応用可能である。
例えば、端末位置情報によって端末装置2の位置に対応する緯度と経度が示される場合には、あらかじめ決められている精度で2個の端末装置2の端末位置情報が一致するかどうか判断することによって、2個の端末装置2の近接状態を検出することができうる。例えば、緯度や経度の0.1秒は、約3メートルに対応する。したがって、2個の端末装置2のそれぞれに対応する端末位置情報の示す緯度と経度の両方が、0.1秒の桁まで一致する場合には、その2個の端末装置2は、約3メートル四方に存在することになる。このようにして、近接状態検出部14は、2個の端末装置2間の距離を算出することなく近接状態を検出することもできる。なお、この方法は、端末位置情報の示す位置が緯度と経度以外の他の座標系によって示される場合にも応用可能である。
属性情報記憶部15では、端末識別情報と、その端末識別情報で識別される端末装置に対応する属性に関する情報である属性情報とが対応付けられて記憶される。属性情報は、例えば、後述する送信部18による送信情報の送信に関する優先度を示す情報であってもよく、対応付けられている端末識別情報で識別される端末装置2に関する情報(例えば、携帯電話の世代を示す情報や、端末装置2の能力に関する情報など)であってもよく、対応付けられている端末識別情報で識別される端末装置2のユーザに関する情報(例えば、ユーザの年齢層や性別、居住地域、趣味など)であってもよい。属性情報記憶部15は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。属性情報記憶部15に属性情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して属性情報が属性情報記憶部15で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された属性情報が属性情報記憶部15で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された属性情報が属性情報記憶部15で記憶されるようになってもよい。
選択部16は、近接状態検出部14によって2以上の近接状態が検出された場合に、属性情報記憶部15で記憶されている属性情報を用いて、その2以上の近接状態から一部の近接状態を選択する。なお、この選択は、一定の領域(例えば、一辺が1キロメートル四方の領域など)において2以上の近接状態が検出された場合に行われてもよく、そうでなくてもよい。また、例えば、端末装置Aと端末装置Bとの近接状態と、端末装置Aと端末装置Cとの近接状態と、端末装置Aと端末装置Dとの近接状態とが検出された場合のように、1個の端末装置2と、複数の端末装置2との近接状態が検出された場合には、選択部16は、1個の端末装置2対応する近接状態が1個となるように、近接状態の選択を行ってもよい。選択部16が属性情報をどのように用いて近接状態の選択を行うのかについては、システムの設計者が任意に決めることができうる。例えば、後述する送信情報を送信する2個の端末装置の能力を同程度のものにしたい場合には、属性情報を用いて、複数の近接状態から、同程度の能力を有する端末装置2の近接状態を選択してもよい。また、例えば、後述する送信情報を送信する2個の端末装置のユーザの年齢層や趣味を同じにしたい場合には、属性情報を用いて、複数の近接状態から、同年齢層や同趣味のユーザの有する端末装置2の近接状態を選択してもよい。また、例えば、後述する送信情報を送信する2個の端末装置のユーザの性別を異なるものにしたい場合には、属性情報を用いて、複数の近接状態から、異性のユーザの有する2個の端末装置2の近接状態を選択してもよい。また、選択部16は、優先度に応じて近接状態の選択を行ってもよい。例えば、選択部16は、属性情報の示す優先度の高い端末装置2の近接状態を選択してもよい。
送信タイミング情報記憶部17では、端末識別情報と、その端末識別情報で識別される端末装置に送信情報が送信されたタイミングに関する情報である送信タイミング情報とが対応付けて記憶される。送信タイミング情報は、送信情報が送信されてからの時間間隔を知ることができる情報であれば、その情報の内容を問わない。例えば、送信タイミング情報は、送信情報を送信した時刻を示す情報であってもよく、送信情報を送信してから経過した時間を示す情報であってもよい。後者の場合には、タイマ等を用いて送信タイミング情報が所定の間隔で更新されることになる。送信タイミング情報記憶部17は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。送信タイミング情報記憶部17に送信タイミング情報等が記憶される過程は問わない。例えば、送信情報を送信したタイミングで送信部18が送信タイミング情報等を送信タイミング情報記憶部17に蓄積してもよく、送信情報を送信したタイミングで位置管理サーバ1の図示しない制御部等が送信タイミング情報等を送信タイミング情報記憶部17に蓄積してもよい。
送信部18は、近接状態検出部によって2個の端末装置が近接状態にあると判断された場合に、その2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信する。ここで、送信情報は、任意の情報である。送信情報は、例えば、映像や音声等のコンテンツを含む情報であってもよく、端末装置2の制御に関する情報、例えば、端末装置2へのコマンドや指示、命令等を含む情報であってもよい。選択部16による近接状態の選択がある場合には、送信部18は、選択部16が選択した近接状態にある2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信する。また、送信部18は、ある端末装置2に送信情報を送信してから一定の時間が経過するまでは、その端末装置2に送信情報を送信しないものとする。具体的には、送信部18は、送信情報を送信してから一定の時間が経過していないことを示す送信タイミング情報に対応する端末識別情報で識別される端末装置2には、送信情報を送信しない。なお、送信部18は、送信情報が送信されていない端末装置2には送信情報を送信する。また、送信部18は、ある端末装置2に送信情報を送信してから一定の時間以上経過した場合には、その端末装置2に送信情報を送信する。また、送信部18は、近接状態検出部14によって2個の端末装置2が近接状態にあると判断された場合に、その2個の端末装置2の両方に、その2個の端末装置2において同内容の出力が行われる旨の指示を含む送信情報を送信してもよい。このようにすることで、その2個の端末装置2において同内容の出力が行われ、端末装置2のユーザは、近接状態にある相手方の端末装置2を特定することができうる。「同内容の出力」は、例えば、同内容の着信メロディーの音声出力でもよく、同内容の画面が表示されることでもよく、その他の出力でもよい。
なお、送信部18は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、送信部18は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
また、位置管理情報記憶部12、属性情報記憶部15、送信タイミング情報記憶部17の任意の2以上の記憶部は、同一の記録媒体で実現されてもよく、別々の記録媒体で実現されてもよい。前者の場合には、例えば、位置管理情報の記憶されている記録媒体の領域が位置管理情報記憶部12となり、属性情報の記憶されている記録媒体の領域が属性情報記憶部15となる。
端末装置2は、位置管理サーバ1から送信された送信情報を受信することができる機能を有するものである。情報を受信する機能を有する装置については従来からすでに多く知られているため、詳細な説明を省略する。
次に、本実施の形態による位置管理サーバ1の動作について、フローチャートを用いて説明する。図2は、本実施の形態による位置管理サーバ1の全体動作を示すフローチャートである。
(ステップS101)端末位置情報受付部11は、端末位置情報と端末識別情報とを受け付けたかどうか判断する。そして、端末位置情報等を受け付けた場合には、ステップS102に進み、そうでない場合には、ステップS103に進む。
(ステップS102)位置管理情報更新部13は、端末位置情報受付部11が受け付けた端末位置情報等に応じて、位置管理情報記憶部12で記憶されている位置管理情報を更新する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS103)近接状態検出部14は、近接状態を検出するかどうか判断する。近接状態検出部14は、所定の期間ごと(例えば、1分ごと、10分ごと、1時間ごとなど)に近接状態を検出すると判断してもよく、所定のイベント(例えば、位置管理情報が更新されたこと)をトリガーとして近接状態を検出すると判断してもよく、その他のタイミングで近接状態を検出すると判断してもよい。そして、近接状態を検出すると判断した場合には、ステップS104に進み、そうでない場合には、ステップS101に戻る。
(ステップS104)近接状態検出部14は、近接状態を検出する処理を行う。なお、この処理の詳細については、図3のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS105)近接状態検出部14は、近接状態を検出したかどうか判断する。そして、近接状態を検出した場合には、ステップS106に進み、そうでない場合には、ステップS101に戻る。
(ステップS106)近接状態検出部14は、2以上の近接状態を検出したかどうか判断する。そして、2以上の近接状態を検出した場合には、ステップS107に進み、そうでない場合には、ステップS108に進む。
(ステップS107)選択部16は、近接状態検出部14が検出した2以上の近接状態の一部を選択する。なお、この処理の詳細については、図4のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS108)送信部18は、送信タイミング情報記憶部17で記憶されている送信タイミング情報を用いて、近接状態検出部14が検出した近接状態に対応する端末装置2、あるいは、選択が行われた場合には、選択された端末装置2に送信情報を送信してよいかどうか判断する。そして、送信してよい場合には、ステップS109に進み、そうでない場合には、ステップS101に戻る。
(ステップS109)送信部18は、近接状態検出部14が検出した近接状態、あるいは、選択が行われた場合には選択された近接状態に対応する2個の端末装置2の一方もしくは両方に送信情報を送信する。そして、ステップS101に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
図3は、図2のフローチャートにおける近接状態を検出する処理(ステップS104)の一例を示すフローチャートである。
(ステップS201)近接状態検出部14は、カウンタiを1に設定する。
(ステップS202)近接状態検出部14は、カウンタjをカウンタiの値に1を加算した値に設定する。
(ステップS202)近接状態検出部14は、カウンタjをカウンタiの値に1を加算した値に設定する。
(ステップS203)距離算出手段21は、i番目の端末装置2の端末位置情報と、j番目の端末装置2の端末位置情報とを位置管理情報記憶部12から読み出し、両者を用いて、i番目の端末装置2とj番目の端末装置2との距離を算出する。
(ステップS204)比較手段22は、あらかじめ所定のしきい値を図示しない記録媒体において保持しており、そのしきい値と距離算出手段21が算出したi番目の端末装置2とj番目の端末装置2との距離とを比較する。そして、算出された距離が所定のしきい値以下である場合には、ステップS205に進み、そうでない場合には、ステップS206に進む。
(ステップS205)比較手段22は、i番目の端末装置2を識別する端末識別情報と、j番目の端末装置2を識別する端末識別情報との組み合わせを図示しない記録媒体で一時的に記憶する。
(ステップS206)近接状態検出部14は、カウンタjを1だけインクリメントする。
(ステップS206)近接状態検出部14は、カウンタjを1だけインクリメントする。
(ステップS207)近接状態検出部14は、j番目の端末装置2が存在するかどうか判断する。そして、存在する場合には、ステップS203に戻り、そうでない場合には、ステップS208に進む。
(ステップS208)近接状態検出部14は、カウンタiを1だけインクリメントする。
(ステップS208)近接状態検出部14は、カウンタiを1だけインクリメントする。
(ステップS209)近接状態検出部14は、i番目の端末装置2が存在するかどうか判断する。そして、存在する場合には、ステップS202に戻り、そうでない場合には、近接状態を検出する一連の処理は終了となり、ステップS105に進む。なお、近接状態を検出する処理が終了した後において、ステップS206で言及した図示しない記録媒体で一時記憶されている端末識別情報の組み合わせが、近接状態にある端末装置2を識別する端末識別情報の組み合わせとなる。
図4は、図2のフローチャートにおける近接状態を選択する処理(ステップS107)の一例を示すフローチャートである。なお、この図4のフローチャートでは、属性情報記憶部15で記憶されている属性情報が優先度を示すものであり、その優先度に応じて選択を行う場合について説明する。
(ステップS301)選択部16は、カウンタiを1に設定する。
(ステップS301)選択部16は、カウンタiを1に設定する。
(ステップS302)選択部16は、i番目の近接状態に対応する2個の優先度を属性情報記憶部15から読み出す。i番目の近接状態に対応する2個の優先度とは、i番目の近接状態において近接しているとされる2個の端末装置2を識別する2個の端末識別情報に属性情報記憶部15において対応付けられている2個の優先度のことである。
(ステップS303)選択部16は、読み出した2個の優先度を加算する。
(ステップS303)選択部16は、読み出した2個の優先度を加算する。
(ステップS304)選択部16は、図示しない記録媒体で記憶されている優先度の和の最大値と、ステップS303で算出した優先度の和とを比較する。そして、ステップS303で算出した優先度の和のほうがそれまでに記憶されている優先度の和の最大値よりも大きい場合には、ステップS305に進み、そうでない場合には、ステップS306に進む。なお、図示しない記録媒体で優先度の和の最大値がまだ記憶されていない場合には、選択部16は、ステップS303で算出した優先度の和のほうがそれまでに記憶されている優先度の和の最大値よりも大きいと判断してステップS305に進むものとする。
(ステップS305)選択部16は、ステップS303で算出した優先度の和を優先度の和の最大値として図示しない記録媒体に上書きで蓄積する。なお、この場合に、その優先度の和に対応する近接状態を特定することができる情報も一緒に蓄積されるものとする。近接状態を特定することができる情報とは、例えば、カウンタiの値であってもよく、i番目の近接状態で近接しているとされる2個の端末装置2に対応する2個の端末識別情報であってもよい。
(ステップS306)選択部16は、カウンタiを1だけインクリメントする。
(ステップS306)選択部16は、カウンタiを1だけインクリメントする。
(ステップS307)選択部16は、i番目の近接状態が存在するかどうか判断する。そして、存在する場合には、ステップS302に戻り、そうでない場合には、近接状態を選択する一連の処理は終了となり、ステップS108に進む。なお、近接状態を選択する処理が終了した後において、ステップS305で言及した図示しない記録媒体で一時記憶されている近接状態を特定することができる情報によって特定される近接状態が、選択部16によって選択された近接状態となる。
次に、本実施の形態による位置管理サーバ1の動作について、具体例を用いて説明する。この具体例では、あるサークルに属するメンバーたちの端末装置2から、端末位置情報が定期的に位置管理サーバ1に送信され、2個の端末装置2が所定の距離以内になった場合に、サークルのメンバーが近くにいる旨を示す送信情報が位置管理サーバ1から送信される場合について説明する。
まず、位置管理情報が登録され、更新される動作について説明する。端末識別情報「T001」で識別される端末装置2を所有するユーザが、端末装置2の電源を入れたとする。すると、その端末装置2のGPS機能が、その端末装置2の位置として、緯度「34°41′14.01″」と、経度「135°32′21.57″」とを取得したとする。なお、この具体例での経度は、東経のことである。その後、その端末装置2は、図示しない記録媒体で記憶されている端末識別情報「T001」と、GPS機能が取得した緯度と経度を示す端末位置情報とを、あらかじめ登録されている位置管理サーバ1のアドレスに送信する。
その端末装置2から送信された端末識別情報「T001」と、端末位置情報とは位置管理サーバ1の端末位置情報受付部11で受け付けられ、位置管理情報更新部13に渡される(ステップS101)。位置管理情報更新部13は、受け付けられた端末識別情報「T001」に対応するレコードを位置管理情報記憶部12で記憶されている位置管理情報において検索する。この場合には、そのレコードが存在しないものとする。したがって、位置管理情報更新部13は、端末識別情報「T001」に対応する新規レコードを作成し、その新規レコードを位置管理情報記憶部12に蓄積する(ステップS102)。図5の1番目のレコードがそのようにして蓄積された新規レコードである。
端末識別情報「T001」で識別される端末装置2は、30秒ごとに端末位置情報と端末識別情報とを位置管理サーバ1に送信するように設定されていたとする。すると、初めての端末位置情報等を送信してから30秒が経過すると、その端末装置2は再度、GPS機能を用いて端末装置2の位置を取得し、その位置を示す端末位置情報等を位置管理サーバ1に送信する。
すると、その端末位置情報等は位置管理サーバ1の端末位置情報受付部11で受け付けられ、位置管理情報更新部13に渡される(ステップS101)。位置管理情報更新部13は、受け付けられた端末識別情報「T001」に対応するレコードを位置管理情報記憶部12で記憶されている位置管理情報において検索する。この場合には、そのレコードが存在するため、位置管理情報更新部13は、端末識別情報「T001」に対応する端末位置情報が、新たに受け付けられた端末位置情報となるように位置管理情報記憶部12で記憶されている端末位置情報を更新する。(ステップS102)。図6の1番目のレコードがそのようにして更新されたレコードである。このようにして、端末装置2の移動に応じて、位置管理サーバ1における位置管理情報が更新されることになる。
次に、端末装置2の近接状態が検出され、送信情報が送信される動作について説明する。この具体例では、30秒ごとに近接状態を検出する処理が実行されるものとする。また、2個の端末装置2が10メートル以内になった場合に、近接状態が検出されるものとする。また、送信情報は、近接状態の検出された2個の端末装置2の両方に送信されるものとする。また、送信情報は、送信タイミング情報が示す最終の送信時から10分以上経過している場合に送信されるものとする。
位置管理サーバ1の位置管理情報記憶部12で記憶されている位置管理情報が図6で示される場合に、近接状態検出部14が近接状態を検出するタイミングであると判断したとする(ステップS103)。
すると、近接状態検出部14は、カウンタiを1に設定し、カウンタjを2に設定する(ステップS201,S202)。そして、距離算出手段21は、図6で示される1番目の端末装置2、すなわち、端末識別情報「T001」で識別される端末装置2と、2番目の端末装置2、すなわち、端末識別情報「T002」で識別される端末装置2との距離を算出する(ステップS203)。具体的には、距離算出手段21は、1番目の端末装置2の端末位置情報を位置管理情報記憶部12から読み出し、2番目の端末装置2の端末位置情報を位置管理情報記憶部12から読み出しから読み出し、両者の端末位置情報から、両者の端末装置2間の距離を算出する。位置を示す情報から距離を算出する方法はすでに知られているため、その詳細な説明を省略する。
図6の場合には、1番目の端末装置2と、2番目の端末装置2との間の距離が、9.17メートルと算出されたとする。すると、比較手段22は、その算出された距離と、しきい値10メートルとを比較し、2個の端末装置2間の距離がしきい値以内であると判断する(ステップS204)。その結果、比較手段22は、その2個の端末装置2の端末識別情報「T001」、「T002」の組み合わせを、図示しない記録媒体で一時的に記憶する(ステップS205)。図7の1番目のレコードは、そのようにして記憶された端末識別情報の組み合わせである。
次に、カウンタjが1だけインクリメントされ(ステップS206)、3番目の端末装置も存在するため(ステップS207)、端末識別情報「T001」で識別される端末装置2と、端末識別情報「T003」で識別される端末装置2との距離が7.27メートルであると算出され(ステップS203)、10メートル以内であるため(ステップS204)、端末識別情報「T001」と、端末識別情報「T003」との組み合わせも一時記憶されることになる(ステップS205)。図7の2番目のレコードは、そのようにして記憶された端末識別情報の組み合わせである。このようにして、近接状態の検出処理が進められていく。なお、図6において、端末識別情報「T002」で識別される端末装置2と、端末識別情報「T003」で識別される端末装置2との距離は16.22メートルと算出され、それらの端末識別情報の組み合わせは一時記憶されないものとする。また、上記のようにして一時記憶された最終的な端末識別情報の組み合わせは、図7で示されるものであるとする。
次に、近接状態検出部14は、図7で示されるように、比較手段22の図示しない記録媒体において近接状態にある2個の端末装置2の端末識別情報の組み合わせが1以上記憶されているため、近接状態の検出があったと判断する(ステップS105)。また、2以上の近接状態の検出があったため(ステップS106)、近接状態検出部14は、図7で示される端末識別情報の組み合わせを選択部16に渡す。そして、選択部16における選択処理が行われる(ステップS107)。
次に、選択部16による選択処理について説明する。ここで、属性情報記憶部15では、図8で示される端末識別情報と属性情報との組み合わせが記憶されているものとする。すると、選択部16は、図7で示される1番目の端末識別情報の組み合わせに対応する属性情報(優先度)を、属性情報記憶部15から読み出す(ステップS301,S302)。具体的には、端末識別情報「T001」に対応する優先度「10」と、端末識別情報「T002」に対応する優先度「4」とが読み出される。そして、両者が加算され(ステップS303)、まだ優先度の和の最大値が記憶されていないため、加算結果「14」と、カウンタiの値「1」とが一時的に記憶される(ステップS304,S305)。そして、選択部16は、次の近接状態についての処理を行う(ステップS306,S307)。
選択部16は、図7で示される2番目の端末識別情報の組み合わせに対応する属性情報(優先度)を、属性情報記憶部15から読み出す(ステップS301,S302)。具体的には、端末識別情報「T001」に対応する優先度「10」と、端末識別情報「T003」に対応する優先度「8」とが読み出される。そして、両者が加算され(ステップS303)、すでに記憶されている優先度の和の最大値「14」よりも大きいため、加算結果「18」と、カウンタiの値「2」とが一時的に記憶される(ステップS304,S305)。そして、選択部16は、次の近接状態についての処理を行う(ステップS306,S307)。このようにして、選択の処理が継続され、最終的に優先度の和の最大値として加算結果「18」と、カウンタiの値「2」とが記憶されていたとする。すると、選択部16は、選択結果として、そのカウンタiの値「2」を送信部18に渡す。
すると、送信部18は、近接状態検出部14の比較手段22が有する図示しない記録媒体で一時的に記憶されている図7で示される端末識別情報の組み合わせから、2番目のレコードに対応する端末識別情報「T001」、「T003」とを読み出す。そして、両者が送信タイミング情報記憶部17で記憶されているかどうか判断する。その時点に送信タイミング情報記憶部17で記憶されている情報が図9で示されるものであり、端末識別情報「T001」、「T003」が含まれていなかったとすると、送信部18は、両者の端末装置2に送信情報を送信可能であると判断し(ステップS108)、両者の端末装置2に送信情報を送信する(ステップS109)。具体的には、送信部18は、図10で示されるように、端末識別情報と、送信先のIPアドレスとを対応付けた情報を有しており、その情報を用いて、端末識別情報「T001」、「T003」に対応するIPアドレス「192.168.0.1」、「192.168.0.3」をそれぞれ読み出し、その読み出したIPアドレスを送信先として送信情報のパケットを構成する。送信情報のパケットのペイロードに含まれる情報は、送信部18の図示しない記録媒体で記憶されており、その情報を送信部18が読み出して、送信情報を構成して送信するものとする。
なお、送信部18は、送信情報の送信に応じて、送信タイミング情報記憶部17で記憶されている送信タイミング情報を変更する。その結果、送信タイミング情報記憶部17で記憶されている端末識別情報と、送信タイミング情報とは、図11で示されるようになる。ただし、上述の送信情報は、2006年4月20日の18時30分に送信されたものとする。したがって、この後は、端末識別情報「T001」、「T003」のいずれかで識別される端末装置2について近接状態が検出されたとしても、2006年4月20日の18時40分までは、送信情報が送信されないことになる。
位置管理サーバ1から送信された送信情報は、送信先の端末装置2で受信され、その端末装置2のディスプレイにおいて、図12で示されるように、「サークルのメンバーが近くにいます」との表示がなされる。その結果、その表示を見たユーザは、近く(10メートル以内)にいるサークルのメンバーを探すことによって、そのサークルのメンバーと話をしたり、一緒に食事に行ったりすることができる。
なお、この具体例では、送信情報の送信先が、図10で示されるように、プライベートIPアドレスで示される場合について説明したが、送信情報の送信先は、グローバルIPアドレスで示されてもよく、電子メールのアドレスや、携帯電話等の電話番号、独自の通信形式によるアドレス等で示されてもよいことは言うまでもない。
また、この具体例では、2以上の近接状態が検出された場合に、優先度の和が最大となる近接状態に対応する端末装置2に送信情報を送信する場合について説明したが、これは一例であって、例えば、優先度の和の代わりに、2個の端末装置2の大きい方の優先度を用いるようにしてもよい。また、選択の処理は、検出された全体の近接状態に対して行うのではなく、地域ごとに行うようにしてもよい。例えば、1キロメートル四方や、同一の基地局を利用する範囲ごとに、上記と同様な選択処理を行ってもよい。また、選択の処理において、1個の近接状態を検出するのではなく、2以上の近接状態を選択するようにしてもよい。例えば、上記具体例の場合であれば、所定のしきい値を設定しておき、優先度の和がその所定のしきい値以上の近接状態を選択するようにしてもよい。
また、この具体例では、属性情報が優先度である場合について説明したが、属性情報は前述のように、その他の情報であってもよい。例えば、属性情報が年齢層を示す情報である場合には、選択部16は、検出された複数の近接状態から、各近接状態における2個の端末装置2に対応する年齢層の一致する近接状態を選択するようにしてもよい。また、例えば、属性情報が性別を示す情報である場合には、選択部16は、検出された複数の近接状態から、各近接状態における2個の端末装置2に対応する性別が異なるように近接状態を選択するようにしてもよい。
また、近接状態の検出処理を、地域ごとに行ってもよいことは言うまでもない。例えば、1キロメートル四方や、同一の基地局を利用する範囲ごとに、近接状態の検出処理を行うことによって、近接状態の検出のためになされる装置間の距離の算出回数が減ることになり、位置管理サーバ1における処理負担が軽減されることになりうる。
また、この具体例で説明した距離等の具体的な数値は、単に発明の概念を説明するために用いられた一例であって、正確でない場合もありうる。
また、この具体例で説明した距離等の具体的な数値は、単に発明の概念を説明するために用いられた一例であって、正確でない場合もありうる。
次に、端末装置2にキャラクタが対応付けられており、端末装置2が近接状態となることによって、そのキャラクタが変更される具体例について説明する。なお、この具体例では、選択部16による選択処理や、送信タイミング情報を用いた送信情報の送信の制限等の処理については、説明を省略する。
この場合には、位置管理サーバ1の図示しない記録媒体において、図13で示されるように、端末識別情報と、キャラクタに関する情報であるキャラクタ情報とが対応付けられているものとする。キャラクタ情報には、キャラクタ名と、キャラクタの画像を示すキャラクタ画像とが含まれている。例えば、端末識別情報「T001」で識別される端末装置2には、キャラクタ「酸素の神」が対応付けられており、端末装置2では、そのキャラクタの画像を表示することができるようになっているものとする。
そのような状況において、位置管理サーバ1において、端末識別情報「T001」で識別される端末装置2と、端末識別情報「T002」で識別される端末装置2との近接状態が検出されたとする。すると、図示しない制御部は、その近接状態の検出された端末装置2に対応するキャラクタを交換する処理を行う。すなわち、端末識別情報「T001」に対応付けられているキャラクタ情報と、端末識別情報「T002」に対応付けられているキャラクタ情報とを入れ替える処理を行う。その結果、端末識別情報と、キャラクタ情報とを対応付けるテーブルは、図14で示されるようになる。また、送信部18は、交換後のキャラクタ情報を、端末識別情報「T001」で識別される端末装置2と、端末識別情報「T002」で識別される端末装置2とにそれぞれ送信するものとする。
したがって、端末識別情報「T001」で識別される端末装置2では、交換後のキャラクタ「森の神」が図15で示されるように表示されることになり、端末識別情報「T002」で識別される端末装置2では、交換後のキャラクタ「酸素の神」が図16で示されるように表示されることになる。
なお、ここでは、キャラクタの交換が行われる場合について説明したが、キャラクタの変化が行われてもよい。キャラクタの変化とは、例えば、第1の端末装置2にキャラクタ「小さい木」が対応付けられており、第2の端末装置2にキャラクタ「雨」が対応付けられているとすると、両者が近接状態であると判断されたタイミングで、第1の端末装置2に対応付けられているキャラクタ「小さい木」が、キャラクタ「大きい木」に変化するといったような場合のことである。この場合には、そのキャラクタの変化に応じたように、図14等で示されるテーブルが変更されることになる。
なお、本実施の形態では、送信部18が、ある端末装置2に送信情報を送信してから一定の時間が経過するまでは、その端末装置2に送信情報を送信しない場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、送信部18は、2個の端末装置2が近接状態となり、その2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信してから、その近接状態が解消するまでは、その2個の端末装置2の一方あるいは両方に送信情報を送信しないようにしてもよい。このようにすることで、ある2個の端末装置2が近接状態となってから、その近接状態が解消されるまでの間に繰り返して送信情報が送信される事態を回避することができる。例えば、送信部18は、送信した送信情報に対応する近接状態に関する2個の端末識別情報の組み合わせを保持しておき、近接状態が解消された場合には、その対応する2個の端末識別情報を消去するものとする。そして、送信部18は、送信情報の送信の際に、その保持している端末識別情報の組み合わせに該当する近接状態に関しては、送信情報を送信しなくてもよい。
また、本実施の形態では、送信部18は、ある端末装置2に送信情報を送信してから一定の時間が経過するまでは、その端末装置2に送信情報を送信しない場合について説明したが、そうでなくてもよい。送信部18は、ある端末装置2に送信情報を送信してから一定の時間が経過するかどうかに関わらず、近接状態が検出された場合には、送信情報を送信するようにしてもよい。そのような場合には、位置管理サーバ1は、送信タイミング情報記憶部17を有しなくてもよい。
また、本実施の形態では、2以上の近接状態が検出された場合に、属性情報を用いて一部の近接状態を選択する場合について説明したが、そのような選択を行わなくてもよい。例えば、検出されたすべての近接状態について、送信情報が送信されるようにしてもよい。
また、本実施の形態において、送信情報の内容が上記の具体例に限定されないことは言うまでもない。例えば、近接状態の検出された2個の端末装置2の両方に送信情報が送信される場合において、その送信情報の内容は、「近接状態の相手方を見つけて一緒にレストラン「ABC」に来れば、ワンドリンクをサービスします」というクーポンであってもよい。この場合には、近接状態となった端末装置2を有するユーザが、相手方のユーザを見つけてレストラン「ABC」に行くと、ワンドリンクがサービスされることになる。レストラン「ABC」において、その二人のユーザが近接状態となった端末装置2のユーザであるかどうかを判断するために、送信情報には、近接状態となった端末装置2のペアを特定することができる情報、例えば、そのペアに固有の番号等が含まれてもよい。例えば、レストラン「ABC」の従業員は、2個の端末装置2において表示されている2個の番号が同じであることを確認することによって、その2個の端末装置2が近接状態であったことを確認することができうる。
また、送信情報が送信された後に、近接状態が検出された2個の端末装置2の間において、ブルートゥース(登録商標)等の短距離通信手段を用いた、サーバ等を介さない直接通信が行われてもよい。
また、本実施の形態において、端末装置2は、図示されていない下記の構成要素によって構成されてもよい。すなわち、端末装置2は、送信情報を受信する受信部と、受信部が受信した送信情報に応じて、所定の表示を行う表示部と、を備えてもよい。送信情報がキャラクタ情報を含む場合には、端末装置2は、さらに、キャラクタに関する情報であるキャラクタ情報が記憶されるキャラクタ情報記憶部と、受信部が受信した送信情報に含まれるキャラクタ情報を用いて、キャラクタ情報記憶部が記憶しているキャラクタ情報を更新する更新部と、を備えてもよい。そして、表示部は、キャラクタ情報記憶部が記憶しているキャラクタ情報に関するキャラクタを表示してもよい。また、端末装置2は、端末装置を識別する情報である端末識別情報が記憶される端末識別情報記憶部と、端末位置情報を取得する端末位置情報取得部と、前記端末位置情報取得部が取得した端末位置情報と、前記端末識別情報が記憶している端末識別情報とを位置管理サーバ1に送信する端末位置情報送信部と、をさらに備えてもよい。
また、本実施の形態では、近接状態が検出された後に、近接状態の選択等の処理が必要に応じて実行され、位置管理サーバ1から送信情報が送信される場合について説明したが、この送信情報の送信タイミングは問わない。例えば、近接状態が検出され、近接状態の選択等の処理が必要に応じて実行された後であって、送信情報の送信先の端末装置2から端末位置情報等が送信され、端末位置情報受付部11がその情報を受信したタイミングで送信情報を送信してもよい。
また、近接状態となった場合のみでなく、近接状態でなくなった場合に、その旨を位置管理サーバ1から端末装置2に送信するようにしてもよい。したがって、送信部18は、近接状態検出部14が近接状態を検出しなくなった場合に、その旨を示す情報を含む送信情報を、近接状態でなくなった端末装置2に送信してもよい。その送信のタイミングを問わないことは上記と同様である。
また、位置管理サーバ1において、端末位置情報受付部11が受け付けた端末位置情報等に応じて位置管理情報が更新された場合に、位置管理サーバ1から端末装置2に何らかの情報を送信してもよい。その情報には、例えば、位置管理情報が更新された旨が含まれてもよい。また、その情報は、位置管理情報の更新で用いられた端末位置情報等を送信した端末装置2に送信されてもよい。
また、位置管理サーバ1と、端末装置2との間の通信で用いられる通信プロトコルは問わない。例えば、HTTPを用いてもよく、Telnetを用いてもよく、その他のプロトコルを用いてもよい。
また、上記実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記実施の形態における位置管理サーバを実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、端末装置を識別する情報である端末識別情報と、当該端末識別情報で識別される端末装置の位置を示す情報である端末位置情報とを受け付ける端末位置情報受付ステップと、前記端末位置情報受付ステップで受け付けた端末識別情報、及び端末位置情報に応じて、位置管理情報記憶部で記憶されている、2以上の端末識別情報と、前記各端末識別情報で識別される端末装置の端末位置情報とを対応付けて有する情報である位置管理情報を更新する位置管理情報更新ステップと、前記位置管理情報を用いて、2個の端末装置が一定の範囲内に存在する状態である近接状態を検出する近接状態検出ステップと、前記近接状態検出ステップで2個の端末装置が近接状態にあると判断された場合に、当該2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信する送信ステップと、を実行させるためのものである。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受け付ける受付ステップなどでは、ハードウェアでしか行われない処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理は少なくとも含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上より、本発明による位置管理サーバ等によれば、2個の端末装置が近くに存在するようになった場合に、それに応じて、送信情報を2個の端末装置の一方または両方に送信することができ、端末装置の位置を管理するシステム等において有用である。
1 位置管理サーバ
2 端末装置
11 端末位置情報受付部
12 位置管理情報記憶部
13 位置管理情報更新部
14 近接状態検出部
15 属性情報記憶部
16 選択部
17 送信タイミング情報記憶部
18 送信部
21 距離算出手段
22 比較手段
2 端末装置
11 端末位置情報受付部
12 位置管理情報記憶部
13 位置管理情報更新部
14 近接状態検出部
15 属性情報記憶部
16 選択部
17 送信タイミング情報記憶部
18 送信部
21 距離算出手段
22 比較手段
Claims (11)
- 2以上の端末装置の位置を管理する位置管理サーバであって、
前記端末装置を識別する情報である端末識別情報と、当該端末識別情報で識別される端末装置の位置を示す情報である端末位置情報とを受け付ける端末位置情報受付部と、
2以上の端末識別情報と、前記各端末識別情報で識別される端末装置の端末位置情報とを対応付けて有する情報である位置管理情報が記憶される位置管理情報記憶部と、
前記端末位置情報受付部が受け付けた端末識別情報、及び端末位置情報に応じて、前記位置管理情報を更新する位置管理情報更新部と、
前記位置管理情報を用いて、2個の端末装置が一定の範囲内に存在する状態である近接状態を検出する近接状態検出部と、
前記近接状態検出部によって2個の端末装置が近接状態にあると判断された場合に、当該2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信する送信部と、を具備する位置管理サーバ。 - 前記端末位置情報受付部は、端末装置から送信された当該端末装置の端末識別情報と、端末位置情報とを受信する、請求項1記載の位置管理サーバ。
- 前記近接状態検出部は、
前記端末管理情報を用いて2個の端末装置間の距離を算出する距離算出手段と、
前記距離算出手段が算出した2個の端末装置間の距離と、所定のしきい値とを比較する比較手段と、を具備する、請求項1または請求項2記載の位置管理サーバ。 - 端末識別情報と、当該端末識別情報で識別される端末装置に対応する属性に関する情報である属性情報とが対応付けられて記憶される属性情報記憶部と、
前記近接状態検出部によって2以上の近接状態が検出された場合に、前記属性情報を用いて当該2以上の近接状態から一部の近接状態を選択する選択部と、をさらに具備し、
前記送信部は、前記選択部が選択した近接状態にある2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信する、請求項1から請求項3のいずれか記載の位置管理サーバ。 - 前記属性情報は、優先度を示す情報であり、
前記選択部は、前記優先度に応じて近接状態の選択を行う、請求項4記載の位置管理サーバ。 - 前記送信部は、端末装置に送信情報を送信してから一定の時間が経過するまでは、当該端末装置に送信情報を送信しない、請求項1から請求項5のいずれか記載の位置管理サーバ。
- 端末識別情報と、当該端末識別情報で識別される端末装置に送信情報が送信されたタイミングに関する情報である送信タイミング情報とが対応付けて記憶される送信タイミング情報記憶部をさらに備え、
前記送信部は、送信情報を送信してから一定の時間が経過していないことを示す前記送信タイミング情報に対応する端末識別情報で識別される端末装置には、送信情報を送信しない、請求項6記載の位置管理サーバ。 - 前記送信部は、2個の端末装置が近接状態となり、当該2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信してから当該近接状態が解消するまでは、当該2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信しない、請求項1から請求項5のいずれか記載の位置管理サーバ。
- 前記送信部は、前記近接状態検出部によって2個の端末装置が近接状態にあると判断された場合に、当該2個の端末装置の両方に送信情報を送信し、
当該送信情報は、前記2個の端末装置において同内容の出力が行われる旨の指示を含む、請求項1から請求項8のいずれか記載の位置管理サーバ。 - 2以上の端末装置の位置を管理する位置管理サーバで用いられる位置管理方法であって、
前記端末装置を識別する情報である端末識別情報と、当該端末識別情報で識別される端末装置の位置を示す情報である端末位置情報とを受け付ける端末位置情報受付ステップと、
前記端末位置情報受付ステップで受け付けた端末識別情報、及び端末位置情報に応じて、位置管理情報記憶部で記憶されている、2以上の端末識別情報と、前記各端末識別情報で識別される端末装置の端末位置情報とを対応付けて有する情報である位置管理情報を更新する位置管理情報更新ステップと、
前記位置管理情報を用いて、2個の端末装置が一定の範囲内に存在する状態である近接状態を検出する近接状態検出ステップと、
前記近接状態検出ステップで2個の端末装置が近接状態にあると判断された場合に、当該2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信する送信ステップと、を具備する位置管理方法。 - コンピュータに、
端末装置を識別する情報である端末識別情報と、当該端末識別情報で識別される端末装置の位置を示す情報である端末位置情報とを受け付ける端末位置情報受付ステップと、
前記端末位置情報受付ステップで受け付けた端末識別情報、及び端末位置情報に応じて、位置管理情報記憶部で記憶されている、2以上の端末識別情報と、前記各端末識別情報で識別される端末装置の端末位置情報とを対応付けて有する情報である位置管理情報を更新する位置管理情報更新ステップと、
前記位置管理情報を用いて、2個の端末装置が一定の範囲内に存在する状態である近接状態を検出する近接状態検出ステップと、
前記近接状態検出ステップで2個の端末装置が近接状態にあると判断された場合に、当該2個の端末装置の一方あるいは両方に送信情報を送信する送信ステップと、を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006136824A JP2007311919A (ja) | 2006-05-16 | 2006-05-16 | 位置管理サーバ、位置管理方法、及びプログラム |
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JP (1) | JP2007311919A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9810763B2 (en) | 2013-11-22 | 2017-11-07 | Fujitsu Limited | Terminal device, scanning method and information processing system |
-
2006
- 2006-05-16 JP JP2006136824A patent/JP2007311919A/ja active Pending
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US9810763B2 (en) | 2013-11-22 | 2017-11-07 | Fujitsu Limited | Terminal device, scanning method and information processing system |
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