JP2010114450A - high−K誘電膜上に金属ゲートを蒸着する方法及び、high−K誘電膜と金属ゲートとの界面を向上させる方法、並びに、基板処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】high−K誘電体上に金属ゲートを蒸着することによりMOSFETの製造においてhigh−K誘電膜と金属ゲートとの間の界面を向上させる方法は、熱アニーリングモジュール内で、その上にhigh−K誘電膜が蒸着された基板をアニールするアニーリングステップと、金属ゲート蒸着モジュール内で、前記アニールされた基板上に金属ゲート材料を蒸着させる蒸着ステップとを含み、真空を破ることなく、前記アニーリングステップおよび前記蒸着ステップが連続的に行なわれることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
2.窒素中でウエハを乾燥させる
3.熱SiO2を蒸着する(〜1nm)
4.Hf(またはHfO2)を蒸着する
5.熱アニーリングを行なう
6.金属ゲートを蒸着する
7.熱アニーリングを行なう。
ステップ−2 酸素雰囲気下で熱アニール処理を行なってhigh−K誘電体を形成する
ステップ−3 ウエハを冷却する
ステップ−4 金属電極材料を蒸着する。
ステップ−1
開始ウエハは、最初に蒸着された薄いSiO2またはSiON層23を有していてもいなくても良い。これが図7(a)に示されている。一方の斜角PVDモジュールを使用して、High−K誘電体のための開始材料24が基板4上に蒸着される(図7(b))。開始材料24は、金属であっても良く、Hf,Ta,Zr等の耐熱金属、HfN,TaN,TiN等の金属窒化物、HfTa,HfTi等の金属合金、HfSi等の金属半導体合金、TaSiN等の金属合金窒化物であることが好ましい。
前述したように開始膜24を蒸着した後、基板4が熱アニーリングモジュール1内に搬送される。酸素ガス雰囲気下で基板4が一般に400℃を超える高い温度まで加熱され、これにより、開始材料が酸化されて(図7(c))、high−K誘電体25が形成される。加熱プロセスは1段階または複数段階で行なうことができる。通常、アニーリングプロセス中に化学反応を制御するためには、2段階以上で加熱処理を行なうのが適当である。例えば、最初に、膜を400℃まで加熱して、開始材料中の金属元素を酸化する。膜が例えば800℃等の非常に高い温度まで一気に加熱される場合、膜中の金属元素は、安定で且つ金属性の特徴を示すそのケイ素化合物を形成する場合がある。膜が例えば400℃等の比較的低い温度で適切に酸化されると、好ましくは不活性ガス環境下で、温度が例えば900℃等の高い値まで上昇される。異なる金属から成る金属積層体が開始材料として使用される場合、高温アニーリングは、各材料間の拡散において、また、均一な膜組成を形成するために重要である。
熱アニーリングプロセスが終了した後、基板4は、冷却モジュール8へと搬送され、所望の温度、好ましくは室温まで冷却される。
基板4が他方の斜角PVDモジュールへ搬送され、ゲート電極26が蒸着される(図7(d))。
2.基板を乾燥させる
3.熱SiO2から成る非常に薄い(例えば1nm)層を蒸着する(例えば、図7(a)に示された最初に蒸着された膜23)。このプロセスは熱アニーリングモジュール1内で行なうことができる。
HFを用いて洗浄することにより、自然酸化物を除去する
1nm熱SiO2を蒸着する
PVDモジュール(11)内に配置することにより1nmHfNを蒸着する
ウエハをRTPモジュール(1)内に配置する
酸素雰囲気中において30秒間400℃でアニールする
不活性ガス雰囲気中において30秒間800℃でアニールする
ウエハが取り出されて膜が評価される。
2 金属ゲート蒸着モジュール
3 中央ウエハ処理台
4 基板
5 ウエハアライナ
6 ウエハ搬入ポート
7 ウエハ搬出ポート
8 冷却モジュール
9 ロボットアーム
10 high−K誘電体蒸着モジュール
11 斜角PVDモジュール
12 斜角PVDモジュール
13 ウエハ搬入/搬出装置フロントエンドモジュール
14 ターゲット
15 ターゲット角度α
16 陰極
16a,16b,16c,16d,16e 陰極
17 基板ホルダ
18 基板ホルダの中心軸
19 基板ホルダ
20 ウエハ加熱機構
21 ガス吸気口
22 ガス排気口
23 最初に蒸着された非常に薄いSiO2またはSiON層
24 開始材料(膜)
25 high−K誘電体
26 ゲート電極
27 チャンバ壁
28 真空引きポート
29 ウエハ搬入/搬出ポート
30 バッキングプレート
31 絶縁体
32 マグネット
33 基板搬入/搬出ポート
Claims (20)
- 基板を搬送するための搬送手段を有するウエハ搬送モジュールと、前記ウエハ搬送モジュールに接続された熱アニーリングモジュール、冷却モジュール、第1のPVDモジュール及び第2のPVDモジュールとを有する基板処理システムを用いた高誘電体ゲート絶縁膜及び金属ゲート電極を有する電界効果トランジスタの製造方法において、
前記基板を搬送手段を用いて前記熱アニーリングモジュールに搬入する第1のステップと、前記熱アニーリングモジュール内で前記基板上にSiO2膜を形成する第2のステップと、前記基板を搬送手段を用いて第1のPVDモジュールに搬入する第3のステップと、前記SiO2膜上にHf/SiN/Hf積層体から構成される金属膜を前記第1のPVDモジュール内で形成する第4のステップと、前記金属膜の形成された基板を熱アニーリングモジュール内に搬入する第5のステップと、前記金属膜の形成された基板を熱アニーリングモジュール内で加熱し高誘電体ゲート絶縁膜を形成する第6のステップと、前記基板を搬送手段を用いて第2のPVDモジュールに搬入する第7のステップと、前記基板の高誘電体ゲート絶縁膜上に第2のPVDモジュールで金属ゲート電極膜を形成する第8ステップと、とを含み、前記搬送手段を用いて、前記形成されたSiO2膜、形成された金属膜及び形成された高誘電体膜を大気に曝すことなく前記第1のステップから第8ステップの順序で行うことを特徴とする方法。 - 請求項1に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記第2ステップと前記第3ステップとの間に、前記SiO2膜の形成された基板を搬送手段を用いて前記冷却モジュールに搬入する第9のステップと、前記SiO2膜の形成された基板を前記冷却モジュールで冷却する第10のステップと、とを含み、前記第6ステップと前記第7ステップとの間に、前記高誘電体ゲート絶縁膜の形成された基板を搬送手段を用いて冷却モジュールに搬入する第11のステップと、前記高誘電体ゲート絶縁膜の形成された基板を冷却モジュールで冷却する第12のステップと、とを含む方法。
- 請求項1に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記第6のステップのアニーリングは酸素ガス雰囲気で行われる方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記第4のステップの金属膜の形成は金属ターゲットを用いたPVDで行なわれる方法。
- 請求項1に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記第6のステップは酸素ガス雰囲気において行なわれる第1のアニーリングと、不活性ガス雰囲気で行なわれる第2のアニーリングとからなる方法。
- 請求項1に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記第1と第2のPVDモジュール内には、基板が載置された基板ホルダーとターゲットを備えるカソードとが設けられており、前記ターゲット表面は、基板ホルダーに載置された基板表面に対して角度10°から90°の範囲にある方法。
- 請求項1に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記第2のステップのSiO2膜を、前記第4のステップの金属膜の膜厚以下で形成するステップを含む方法。
- 請求項1に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記第8のステップにおける金属ゲート電極膜は金属である方法。
- 請求項8に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記金属はTa、Ru又はHfである方法。
- 請求項1に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記第8のステップにおける金属ゲート電極膜は金属窒化物である方法。
- 請求項10に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記金属窒化物はTiN、HfN、又はTaNである方法。
- 請求項1に記載の電界効果トランジスタの製造方法おいて、前記第8のステップにおける金属ゲート電極膜は金属合金である方法。
- 請求項12に記載の電界効果トランジスタの製造方法おいて、前記金属合金はRuTa、又はHfTaである方法。
- 請求項1に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記第8のステップにおける金属ゲート電極膜は金属半導体合金である方法。
- 請求項14記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記金属半導体合金はHfSi、又はTaSiである方法。
- 請求項1に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記第8のステップにおける金属ゲート電極膜は金属半導体合金窒化物である方法。
- 請求項16記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記金属半導体合金窒化物はTaSiNである方法。
- 請求項1に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記第8のステップは金属積層体膜を形成している方法。
- 請求項18に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記金属積層体膜はHf/TaN/TiN又はRu/Ta/TaNである方法。
- 請求項18に記載の電界効果トランジスタの製造方法において、前記金属積層体膜の形成は前記第2のPVDモジュールにおいて行なわれる方法。
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