JP2010113043A - 撮影システム及びレンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の被写体から主被写体を自動的に選択し、主被写体までの距離や被写体距離間の差を表示する。
【解決手段】撮影システムは、レンズ装置1と、該レンズ装置を用いて撮影を行うカメラ2とを含む。該システムは、撮影範囲内に設けられた複数の測距エリア1〜16のそれぞれにおいて被写体距離を算出する距離算出手段114と、距離算出手段により算出された被写体距離、及び該被写体距離間の差のうち少なくとも一方を表す距離情報を生成する距離情報生成手段114と、複数の測距エリアのうち、距離算出手段により算出された被写体距離が第1の範囲A内にある測距エリアを抽出する抽出手段115と、カメラにより生成された撮影映像と抽出手段により抽出された測距エリアに対応する距離情報とを含む出力映像を生成する出力映像生成手段203とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、測距機能を有する撮影システム及びレンズ装置に関する。
マラソンのテレビ中継において、先頭で走っている選手と第2位で走っている選手との間の距離がしばしばアナウンスされる。このときの選手間の距離は、アナウンサーやレポーターが目測した大体の距離であったり、ある地点を先頭の選手が通過してから第2位の選手が通過するまでの時間と各選手の走行速度とから算出された距離であったりする。したがって、アナウンサー等が伝える選手間の距離は正確ではない。また、該距離がアナウンサー等によって音声で視聴者に伝えられるだけでは、視聴者は視覚的に距離を把握することができない。
特許文献1には、以下のような撮影システムが開示されている。まず第1の被写体に対してマニュアルでフォーカシングを行い、合焦した時点でのフォーカスレンズの位置に基づいて第1の被写体までの距離を算出する。次に、第2の被写体に対して同様にマニュアルでフォーカシングを行い、合焦した時点でのフォーカスレンズの位置に基づいて第2の被写体までの距離を算出する。そして、算出された第1及び第2の被写体の距離の差を求め、該差の情報を映像信号に重畳させて表示させる。
また、特許文献2には、以下のような測距装置が開示されている。この測距装置は、複数の測距点に対応する複数の被写体に向けて測距用の光を照射し、各被写体からの反射光を受光することにより各測距点における被写体までの距離を算出する。さらに、複数の測距点をその位置と算出距離の分布に基づいて複数のグループに分け、該複数のグループのうちグループの大きさが予め定められた大きさと同等のグループを合焦用グループとし、該合焦用グループの算出距離に基づいてフォーカス制御を行う。
特開2003−329915号公報 特開平6−331883号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された撮影システムでは、第1及び第2の被写体の距離を算出するためには、第1及び第2の被写体のそれぞれに対してフォーカシングを行わなければならない。つまり、主たる撮影対象である第1の被写体に対して合焦状態を維持しながら第2の被写体までの距離を算出することができない。
また、該撮影システムでは、第1の被写体までの距離を算出した後、第2の被写体にフォーカシングしてから両被写体間の距離が求められるので、該被写体間距離が求められるまでに実際の被写体間距離が変化してしまう可能性がある。すなわち、マラソンレース等で実際の被写体間距離が刻々と変化しても、これを迅速に反映した被写体間距離の算出を行うことができない。
また、特許文献2にて開示された測距装置では、現在の合焦状態に関係なく複数の測距点において被写体距離を算出することは可能である。しかし、該複数の測距点から目的とする被写体を選択することが必要となる。しかも、該測距装置では、複数のグループの中から1つのグループが選択されるが、マラソン中継などの距離表示では少なくとも2つの被写体(選手)を選択する必要がある。また、選手である主被写体以外に、選手ではない人や、人と同等の大きさの被写体も同時に撮影される場合が多いため、グループの大きさで主被写体(選手)であるかどうかを判断するのは困難である。
本発明は、複数の被写体から主被写体を自動的に選択することができ、かつ主被写体までの距離や被写体距離間の差を表示することができるようにした撮影システム及びレンズ装置を提供する。
本発明の一側面としての撮影システムは、レンズ装置と、該レンズ装置を用いて撮影を行うカメラとを含む。該撮影システムは、撮影範囲内に設けられた複数の測距エリアのそれぞれにおいて被写体距離を算出する距離算出手段と、距離算出手段により算出された被写体距離、及び該被写体距離間の差のうち少なくとも一方を表す距離情報を生成する距離情報生成手段と、複数の測距エリアのうち、距離算出手段により算出された被写体距離が第1の範囲内にある測距エリアを抽出する抽出手段と、カメラにより生成された撮影映像と抽出手段により抽出された測距エリアに対応する距離情報とを含む出力映像を生成する出力映像生成手段とを有することを特徴とする。
なお、距離算出手段、距離情報生成手段及び抽出手段を含むレンズ装置も本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、互いに距離が異なる複数の被写体から主被写体を自動的に選択することができ、かつ主被写体までの距離や被写体距離間の差を表示することができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である撮影システムの構成を示している。該撮影システムは、レンズ装置1と動画撮影用カメラ2とにより構成されている。レンズ装置1は、カメラ2に対して着脱(交換)が可能である。
カメラ2において、201はCCDセンサやCMOSセンサ等により構成される撮像素子(以下、CCDという)である。
レンズ装置1において、101はレンズ鏡筒101であり、該レンズ鏡筒101は、不図示のフォーカスレンズ、変倍レンズ及びアイリス等の光学調節部材を含む撮影光学系を内蔵している。この撮影光学系は、フォーカスレンズが該撮影光学系のうち最も被写体側に配置された、いわゆる前玉フォーカスタイプの撮影光学系である。
レンズ鏡筒101には、フォーカスモータ110からの駆動力をフォーカスレンズに伝達して該フォーカスレンズを光軸方向に移動させるフォーカス駆動リング102が設けられている。また、レンズ鏡筒101には、ズームモータ113からの駆動力を変倍レンズに伝達して該変倍レンズを光軸方向に移動させるズーム駆動リング103も設けられている。
レンズ装置1におけるレンズ鏡筒101の後方(像面側)には、ハーフミラー104が設けられている。レンズ鏡筒101を通って(すなわち、レンズ装置1に入射して)ハーフミラー104に到達した被写体からの光束は、ハーフミラー104を透過した光束とハーフミラー104で反射された光束とに分割される。
ハーフミラー104を透過した光束は、CCD201に入射する。ハーフミラー104で反射された光束は、レンズ装置1内におけるCCD201と共役な位置に設けられた焦点検出部105に入射する。
焦点検出部105は、不図示の複数対の二次結像レンズと、図2に示す位相差センサとしてのAFセンサ120とを含む。AFセンサ120上には、レンズ装置1を通してカメラ2により撮影可能な範囲である撮影範囲(撮影画面)内に予め設定された複数の測距エリアに対応する複数対のラインセンサ(光電変換素子列)121が設けられている。
各対のラインセンサ121上には、ハーフミラー104で反射して各対の二次結像レンズによって2つに分割された光束により一対の被写体像(以下、2像という)が形成される。各対のラインセンサ121は、該2像を光電変換して2つの像信号を出力する。上記2像、つまりは2つの像信号は、レンズ装置1(撮影光学系)のフォーカス状態に応じた位相差を有する。
レンズ装置1が合焦状態にある場合は該2像間(被写体像間)の間隔に相当する位相差は特定値を示し、いわゆる前ピンの場合は、位相差は該特定値よりも小さくなる。また、いわゆる後ピンの場合は、位相差は該特定値よりも大きくなる。このように、焦点検出部105(AFセンサ120)は、レンズ装置1に入射した光により形成された被写体像(2像)間の位相差を検出する機能を有する。
各対のラインセンサ121からの2つの像信号は、焦点検出演算部106に入力される。焦点検出演算部106は、該2つの像信号に対する相関演算を行い、該像信号間の位相差を算出し、さらに該位相差に基づいてレンズ装置1のデフォーカス量を算出する。このようにして、AFセンサ120に設けられた複数対のラインセンサ121に対応する複数のデフォーカス量が算出される。算出された複数のデフォーカス量は、レンズ制御部(フォーカス制御手段)107と被写体距離演算部(距離算出手段、距離情報生成手段及び測距位置出力手段)114とに入力される。ここで、被写体距離とは、レンズ装置1或いはカメラ2から被写体までの距離のことであり、撮影範囲(撮影画面)内の複数の被写体までの距離を測定(演算)することができる。
本実施例のレンズ装置1では、ユーザがマニュアルフォーカス(これについては後述する)によって被写体に対してピントを合わせると、さらにAFによって当該被写体に対してより高精度にピントを合わせる。このため、レンズ制御部107は、入力された複数のデフォーカス量のうち最も小さいデフォーカス量をAF用デフォーカス量として選択する。
なお、複数の測距エリアのうちピントを合わせたい測距エリアであるAFエリア(焦点検出エリア)を、十字キー等の操作部材の操作によってユーザが任意に選択できるようにしてもよい。この場合は、AFエリアに含まれる一対のラインセンサを用いて得られたデフォーカス量をAF用デフォーカス量として算出する。
また、レンズ制御部107は、フォーカス位置検出部108を通じて、フォーカス駆動リング102の回転位置、つまりはフォーカスレンズの位置を検出する。また、レンズ制御部107は、ズーム位置検出器111を通じて、ズーム駆動リング103の回転位置、つまりは変倍レンズの位置を検出する。
レンズ制御部107は、検出したフォーカスレンズ及び変倍レンズの位置と上記AF用デフォーカス量とに基づいて、フォーカスレンズの移動量を算出する。この移動量は、AF用デフォーカス量算出の基となった像信号を出力した一対のラインセンサ121上に2像が形成された被写体に対して合焦を得るためのフォーカスレンズの移動量である。
そして、レンズ制御部107は、該算出された移動量だけフォーカスレンズが光軸方向に移動するように、フォーカスドライバ109を介してフォーカスモータ110を駆動し、フォーカス駆動リング102を回転させる。これにより、AF(オートフォーカス)が行われる。
本実施例のレンズ装置1では、ユーザにより操作される不図示のフォーカス操作部材(フォーカススイッチ)からのフォーカス指令信号がレンズ制御部107に入力される。レンズ制御部107は、該フォーカス指令信号に応じて、フォーカスドライバ109を介してフォーカスモータ110を駆動し、フォーカス駆動リング102を回転させる。これにより、サーボ制御によるマニュアルフォーカスが行われる。
また、ユーザにより操作される不図示のズーム操作部材(ズームスイッチ)からのズーム指令信号がレンズ制御部107に入力される。レンズ制御部107は、該ズーム指令信号に応じて、ズームドライバ112を介してズームモータ113を駆動し、ズーム駆動リング103を回転させる。これにより、変倍レンズが移動し、サーボ制御によるマニュアルズームが行われる。
ここで、図3には、撮影範囲内での測距エリアの設定例を示す。被写体距離演算部114は、複数の測距エリアの位置(座標、撮影範囲内での座標、撮影画面内での座標等に対応する位置情報)と、該測距エリアの形状(大きさ)を記憶保持している。
図3には、撮影範囲における上部及び下部のそれぞれに5つずつ横方向に並んだ10の測距エリアと、上下方向中央において横方向に並んだ6つの測距エリアとが設定された例を示す。上部左側から順に測距エリア1〜5、中央部左側から順に測距エリア6〜11、下部左側から順に測距エリア12〜16とする。被写体距離演算部114での設定内容を変更することで、測距エリアの位置、大きさ及び数のうち少なくとも1つの変更も可能である。このため、図2に示したAFセンサ120では、撮影範囲内において測距エリアの位置、大きさ及び数をユーザが高い自由度で選択できるように、多数のラインセンサ121が配置されている。
各測距エリアは、複数対のラインセンサ121を含むように設定されている。図3では、図2に示したラインセンサ121を点線で示している。
被写体距離演算部114には、焦点検出演算部106から、AFセンサ120上の複数対のラインセンサ121を用いて得られた複数のデフォーカス量が入力される。被写体距離演算部114は、各測距エリアに含まれる複数対のラインセンサ121の中から選択された一対のラインセンサ121を用いて得られたデフォーカス量に基づいて、測距エリアごとに被写体までの距離(被写体距離)を以下のように算出する。言い換えれば、位相差センサであるAFセンサ120からの出力に基づいて、被写体距離を算出する。
ここで、被写体距離とは、レンズ装置1(の撮像素子の入射面又は最も被写体側のレンズ面)と被写体との距離を表している。「一対のラインセンサ121」の選択方法については後述する。AFセンサ120をAF(フォーカス制御)用のデフォーカス量を算出するためのセンサと、被写体距離を算出するためのセンサとして兼用することで、これらを別々に設ける場合に比べて、レンズ装置1の構成を簡略化することができる。
被写体距離演算部114は、各測距エリアでのデフォーカス量と、フォーカス位置検出部108により検出された現在のフォーカスレンズ位置と、ズーム位置検出器111により検出された現在の変倍レンズ位置とを取り込む。次に、デフォーカス量と現在のフォーカスレンズ位置から、その測距エリアに含まれる被写体に対して合焦するフォーカスレンズ位置(合焦フォーカスレンズ位置)を算出する。そして、合焦フォーカスレンズ位置と現在の変倍レンズ位置とに基づいて、被写体距離を算出する。
なお、図1では、被写体距離演算部114とフォーカス位置検出部108及びズーム位置検出器111を接続するラインは図示を省略している。
測距エリア抽出部(抽出手段)115は、測距エリア1〜16のうち、カメラ2により生成された撮影映像に重畳される距離情報を生成する対象(抽出対象:以下、距離表示対象という)となる測距エリアを抽出する。測距エリア抽出部115は、該抽出のための判断基準となる抽出条件を予め記憶保持している。抽出条件については後述する。
また、ここにいう「距離情報」とは、被写体距離演算部114により算出された被写体距離であってもよいし、被写体距離間の差(相対距離)であってもよい。本実施例では、距離情報として被写体距離(被写体距離情報ともいう)を撮影映像に重畳表示する。
測距エリア抽出部115は、レンズ通信部116と接続されている。レンズ通信部116は、カメラ2に設けられたカメラ通信部204とシリアル通信によるデータの送受信を行う。レンズ通信部116は、距離表示対象として抽出された測距エリアの被写体距離情報と該測距エリアの座標情報(位置情報)をカメラ通信部204に送信する。
なお、焦点検出演算部106、レンズ制御部107、被写体距離演算部114、測距エリア抽出部115及びレンズ通信部116は、レンズCPU130内に構成されている。
図1に点線で示す117は、後述する実施例3において用いられる除外測距エリア選択スイッチである。
カメラ2において、CCD201から出力された信号は、映像信号処理部202に入力される。映像信号処理部202は、CCD201から出力された信号に対して各種処理を行い、撮影映像信号(撮影映像)を生成する。該撮影映像信号は、画像合成部(出力映像生成手段)203に出力される。
画像合成部203には、カメラ通信部204を介してレンズ装置1から入力された被写体距離情報と測距エリア座標情報が入力される。画像合成部203は、撮影映像信号に被写体距離情報を合成して出力映像信号(出力映像)を生成する。具体的には、撮影映像のうち測距エリア座標情報に応じた位置に被写体距離情報を重畳した出力映像を生成する。この測距エリア座標情報に応じた位置とは、測距エリアからの距離が画面対角長の1/5以内の位置、或いは被写体距離情報の少なくとも一部が測距エリアと重なる位置、或いは被写体距離情報の全てが測距エリア内に入る位置であることが望ましい。この出力映像信号は、表示部205や外部に出力される。
映像信号処理部202、画像合成部203及びカメラ通信部204は、カメラCPU210内に構成されている。
図4には、図3に示した測距エリア1〜16(図には点線で示す)が設定されている場合でのマラソンの撮影映像を示している。ここでは、先頭を走っている選手Aと、該選手Aよりも後方を走っている3人の選手が形成する第2位の集団Bとが撮影されている様子を示している。選手Aは、レンズ装置1から20mの距離に位置し、集団Bの選手は、左側の選手から31m、30m、32mの距離に位置する。
本実施例では、抽出条件として、図4に示す撮影構図に適した条件が設定されている。マラソン中継での撮影形態の1つとして、選手と一定の間隔を保ちながら中継車を走らせ、中継車から選手を撮影する形態がある。この場合のレンズ装置1からの選手が存在し得るおおよその距離範囲は容易に求められる。このため、本実施例では、レンズ装置1からの選手が存在し得る距離範囲(第1の範囲:以下、距離範囲DAという)を抽出条件として設定する。
また、2以上の測距エリアが同一選手をカバーしている場合や距離差が小さい選手群の集団をカバーしている場合には、いずれも1つの距離表示を行うのみで十分である。そこで、本実施例では、同一選手又は選手群の集団と判断できる距離差の範囲(第2の範囲:以下、距離範囲DBという)も抽出条件として設定する。距離範囲DBは、測距エリアごとに算出される被写体距離間の差を意味する。本実施例では、距離範囲DAを5m〜50m、距離範囲DBを0m〜2mとする。これにより、先頭を走っている選手Aを含むグループと集団Bを含むグループとにグループ分けされ、グループごとに1つの距離表示がなされることになる。なお、距離範囲DA,DBは、ユーザが任意に変更することができる。
図5のフローチャートには、レンズ装置1におけるAF処理と被写体距離の算出処理の流れを示す。レンズCPU130は、これらの処理を、不図示のメモリに格納されたコンピュータプログラムに従って制御する。
レンズ装置1に電源が入ると、レンズCPU130の処理は、ステップS1に進み、焦点検出部105のAFセンサ120を駆動する。そして、ステップS2では、焦点検出演算部106は、焦点検出演算として、各対のラインセンサ121で得られた位相差に基づいてデフォーカス量の算出を行う。そして、レンズ制御部107は、焦点検出演算部106から入力された複数のデフォーカス量のうち最も小さいデフォーカス量をAF用デフォーカス量として選択する。
次に、ステップS3では、レンズ制御部107は、現在のフォーカスレンズ位置をフォーカス位置検出部108により確認し、AF用デフォーカス量が合焦範囲内の値か否かを判断する。AF用デフォーカス量が合焦範囲内の値である場合には、レンズ制御部107は、現在が合焦状態であるとみなしてステップS4に進み、フォーカスレンズを停止させておく。そして、レンズCPU130の処理は、ステップS7に進む。
一方、AF用デフォーカス量が合焦範囲内の値でない場合は、レンズ制御部107はステップS5に進み、該AF用デフォーカス量と現在のフォーカスレンズ位置とから合焦フォーカスレンズ位置を算出する。そして、レンズ制御部107は、フォーカスレンズを合焦フォーカスレンズ位置に移動させるためにフォーカスドライバ109に与えるフォーカス駆動信号を生成する。
次に、ステップS6では、レンズ制御部107は、フォーカスドライバ109にフォーカス駆動信号を出力する。これにより、フォーカスモータ110が駆動され、フォーカス駆動リング102が回転し、フォーカスレンズが合焦フォーカスレンズ位置まで移動する。そして、レンズCPU130の処理は、ステップS7に進む。
ステップS7では、被写体距離演算部114は、図3に示した測距エリア1〜16のうち、まず測距エリア1を選択する。
次に、ステップS8では、被写体距離演算部114は、選択された測距エリアに含まれる複数対のラインセンサ121から測距演算に用いる一対のラインセンサを選択する。具体的には、被写体距離演算部114は、各対のラインセンサ121から出力された2つの像信号の合致度を求める相関演算を行う。そして、該2つの像信号の合致度が最も高い一対のラインセンサを測距用の一対のラインセンサとして選択する。
ステップS9では、被写体距離演算部114は、測距用の一対のラインセンサからの2つの像信号の位相差に基づいて得られたデフォーカス量と現在のフォーカスレンズ位置及び変倍レンズ位置とを用いて、選択された測距エリアでの被写体距離を算出する。
ステップS10では、被写体距離演算部114は、すべての測距エリア1〜16での被写体距離の算出が完了したか否かを判断し、完了していなければステップS11に進み、次の測距エリアを選択してステップS8〜S10までの処理を繰り返す。すべての測距エリアでの被写体距離の算出が完了していれば、本処理を終了する。
図6のフローチャートには、レンズCPU130における測距エリア抽出処理の流れを示す。レンズCPU130は、これらの処理を、不図示のメモリに格納されたコンピュータプログラムに従って制御する。
ステップS20において図5のステップS1〜S6でのAF処理が行われ、さらにステップS21でステップS7〜S11でのすべての測距エリアでの被写体距離の算出処理が行われると、処理はステップS22へ進む。
ステップS22では、レンズCPU130内の測距エリア抽出部115は、図3に示した測距エリア1〜16のうち、まず測距エリア1を選択する。
次に、ステップS23では、測距エリア抽出部115は、選択された測距エリアの被写体距離が距離範囲DA内(第1の範囲内)か否か、すなわち該測距エリアが距離表示対象か否かを判定する。距離範囲DA内である場合は、ステップS24に進み、該測距エリアを距離表示対象の測距エリアとして設定する。そして、処理はステップS25に進む。一方、選択された測距エリアの被写体距離が距離範囲DA内でない場合は、該測距エリアは距離表示対象ではないと判定して、そのままステップS25へと進む。
ステップS25では、測距エリア抽出部115は、すべての測距エリア1〜16に対して距離表示対象か否かの判定が完了したか否かを判断し、完了していなければステップS26に進み、次の測距エリアを選択してステップS23〜S25の処理を繰り返す。すべての測距エリアに対して距離表示対象か否かの判定が完了した場合は、ステップS27に進む。
ここまでの処理で、距離範囲DAによる測距エリアの抽出が完了する。図7には、図4に示した撮影構図において、距離範囲DAによる測距エリアの抽出が行われた様子を示す。主被写体である選手Aと集団Bをカバーしている測距エリア(実線で示す)7,12〜16は距離表示対象として設定され、それ以外の被写体である背景をカバーしている測距エリア(点線で示す)は距離表示対象から外れる。
次に、距離範囲DBによる測距エリアの抽出について説明する。ステップS27では、測距エリア抽出部115は、距離範囲DAにより距離表示対象として設定された測距エリアを被写体距離が短い順に並べる。ここでは、最も短い被写体距離の測距エリアをmin1とし、被写体距離が短い順に、min2,min3,…とする。以下の説明では、minの後の番号(1,2,3,…)を変数Yとする。
ステップS28では、測距エリア抽出部115は、Yに初期値0を代入する。次に、ステップS29では、測距エリア抽出部115は、Yを1だけインクリメントする。
次に、ステップS30では、測距エリア抽出部115は、minYとmin(Y+1)の被写体距離間の差(以下、単に距離差という)を計算し、その距離差が距離範囲DB内(第2の範囲内)であるか否かを判定する。距離範囲DB内である場合は、ステップS31に進み、min(Y+1)の測距エリアを距離表示対象から除外して、ステップS32に進む。一方、距離差が距離範囲DB内でない場合は、min(Y+1)の測距エリアを距離表示対象として設定したままステップS32に進む。
ステップS32では、測距エリア抽出部115は、距離範囲DAにより距離表示対象としたすべての測距エリアに対する距離範囲DBの判定を完了したか否かを判定する。完了していない場合は、ステップS29に戻って、ステップS29〜S32の処理を繰り返す。完了していれば、ステップS33に進む。
ここまでの処理で、距離範囲DBによる測距エリアの抽出が完了する。図8には、図7に示した距離表示対象である測距エリアの中から、距離範囲DBによって最終的な距離表示対象として抽出された測距エリア7,15を示す。測距エリア(点線で示す)12,13は、測距エリア7に対する距離差が小さいため(つまりは同一被写体をカバーする測距エリアであるため)、距離表示対象から除外される。また、測距エリア(点線で示す)14,16は測距エリア15に対する距離差が小さいため(つまりは集団をカバーする測距エリアであるため)、距離表示対象から除外される。したがって、選手Aを含むグループと集団Bを含むグループにおいて、それぞれ1つずつの測距エリア(実線で示す)7,15が最終的な距離表示対象として設定される。
ステップS33では、測距エリア抽出部115は、距離表示対象として設定された測距エリア7,15のそれぞれの被写体距離情報と座標情報とをレンズ通信部116を介してカメラ2に送信する。該送信が完了すると、レンズCPU130は、再びステップS20からの処理を繰り返す。
図9には、被写体距離情報と座標情報とを受け取ったカメラ2の画像合成部203において生成された出力映像を示す。この出力映像は、表示部205に表示されたり、外部に出力されて放送されたりする。このことは、後述する他の実施例でも同じである。また、AFによるピントは選手Aに合っている。
カメラ2により生成された撮影映像のうち、距離表示対象として設定された測距エリア7,15に対応した位置(つまりは座標情報に応じた位置)7′,15′に、被写体距離を示す文字「20m」,「30m」が重畳表示されている。
このように、本実施例では、距離表示対象の抽出条件である距離範囲DA及び距離範囲DBを予め設定しておくことにより、複数の被写体から距離表示を行いたい被写体のみの被写体距離を撮影映像とともに表示することができる。言い換えれば、撮影者が被写体や測距エリアを選択する等の操作を行わなくても、自動的に距離表示を行うべき被写体又は測距エリアを選択することができる。したがって、マラソン中継において撮影者が測距を行うためのフォーカシング操作を行うことなく、容易に選手又は集団までの距離を提示することが可能となる。
なお、本実施例では、各測距エリア内に複数対のラインセンサが含まれている場合に、2つの像信号の合致度が最も高い一対のラインセンサを選択し、該一対のラインセンサを用いて得られた位相差に基づいて被写体距離を算出した。しかし、被写体距離の算出方法はこれに限られない。
例えば、各測距エリア内の複数対のラインセンサそれぞれにより得られた位相差に基づいて複数の被写体距離を算出し、その平均値を当該測距エリアでの被写体距離としてもよい。また、各測距エリア内に設けられた複数対のラインセンサを用いて得られた複数の被写体距離に対して、該ラインセンサの位置に応じた重み付けをし、重み付け後の被写体距離から所定の規則に従って1つの被写体距離を選択又は生成するようにしてもよい。
また、本実施例では、距離差が距離範囲DB内である測距エリアが2以上存在する場合は、最も被写体距離が短い(最至近の)測距エリアが距離表示対象として設定される処理を行う。しかし、該2以上の測距エリアの中から、被写体距離が比較的安定している選手の頭部を測距している(例えば、撮影画面内での最上部の)測距エリアを距離表示対象として設定してもよい。また、該2以上の測距エリアでの被写体距離の平均値をこれら測距エリアの被写体距離としてもよい。
さらに、本実施例で示した測距系は、焦点検出部105をレンズ装置の内部に構成し、撮影光学系からの光を使用する、いわゆるTTL方式の測距系であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、測距エリア内の被写体までの被写体距離を、レンズ装置の外部に設けた(レンズ装置の撮影光学系とは別の光学系からの光を受ける)外測用の測距センサ(外測センサ)を用いて被写体距離を測定してもよい(外測方式)。このことは、後述する他の実施例でも同様である。
本発明の実施例2について、図10〜図12を用いて説明する。マラソンでは、警察官がオートバイに乗って選手を先導する場合が多い。警察官に先導されている選手を撮影する場合、撮影画面の中に警察官も含まれてしまう。
実施例1で説明した抽出条件では、警察官も選手が存在し得る距離範囲に存在するため、該警察官をカバーする測距エリアも距離表示対象として設定され、警察官までの不要な距離表示が行われてしまう。本実施例では、このような場合に適した抽出条件について説明する。
図10は、警察官が選手を先導している場面(撮影映像)を示している。撮影画面の左側に警察官Pが存在し、中央に第1位の選手Aが、右側に第2位の選手Bが存在している。レンズ装置1からの被写体距離が、警察官までは15m、選手Aまでは20m、選手Bまでは30mとする。
本実施例では、抽出条件として、実施例1で説明した距離範囲DA,DBに加え、最も被写体距離が短い(最至近の)測距エリアを距離表示対象から除外するという条件を加える。
警察官Pは選手A,Bを先導するために、必ず撮影画面内において先頭を走っている。このため、距離範囲DA,DBにより距離表示対象として設定された測距エリアの中で最至近の測距エリアが警察官をカバーすることになり、該最至近の測距エリアを距離表示対象から除外することで、警察官までの距離が表示されることを防ぐことができる。
本実施例における撮影システムの構成、AFセンサの構成及び測距エリアの配置は、実施例1の図1、図2及び図3に示したものと同じであり、実施例1と共通する構成要素には実施例1と同符号を付す。
図11のフローチャートには、本実施例のレンズCPU130における測距エリア抽出処理の流れを示す。レンズCPU130は、これらの処理を、不図示のメモリに格納されたコンピュータプログラムに従って制御する。
ステップS20,S21では、レンズCPU130は、実施例1の図6に示したように、AF処理と被写体距離の算出処理を行う。
次に、ステップS40では、測距エリア抽出部115は、実施例1のステップS22〜S26と同様に、距離範囲DAによる測距エリアの抽出処理を行う。さらに、ステップS41では、測距エリア抽出部115は、実施例1の図6に示したステップS27〜S32と同様に、距離範囲DBによる測距エリアの抽出処理を行う。このように距離範囲DA,DBによる測距エリアの抽出処理が完了すると、ステップS42に進む。
ステップS42では、測距エリア抽出部115は、距離範囲DBによって距離表示対象として設定された測距エリア12,14,15の中から、最至近の測距エリア12を除外する。そして、ステップS33に進む。
ステップS33では、測距エリア抽出部115は、実施例1と同様に、距離表示対象として最終的に設定された測距エリア14,15のそれぞれの被写体距離情報と座標情報とをレンズ通信部116を介してカメラ2に送信する。該送信が完了すると、レンズCPU130は、再びステップS20からの処理を繰り返す。
図12には、被写体距離情報と座標情報とを受け取ったカメラ2の画像合成部203において生成された出力映像を示す。AFによるピントは選手Aに合っている。カメラ2により生成された撮影映像のうち、距離表示対象として設定された測距エリア14,15に対応した位置(つまりは座標情報に応じた位置)14′,15′に、被写体距離を示す文字「20m」,「30m」が重畳表示されている。しかし、距離表示対象から除外された測距エリア12に対応した位置には、距離表示はなされていない。
本実施例によれば、マラソン中継において、選手を先導する警察官のように、選手が存在し得る距離範囲内に存在する選手以外の被写体をカバーする測距エリアを、自動的に距離表示対象から除外することができる。この結果、選手のみに対する距離表示を行うことができる。
なお、本実施例では、最至近の測距エリアを距離表示対象から除外する場合について説明したが、除外する測距エリアは最至近のものに限られない。例えば、第3位の選手までの距離表示しか必要がなければ、被写体距離が短い順で4番目以降の選手をカバーする測距エリアを除外することも可能である。すなわち、被写体距離の順位が所定順位である測距エリアを距離表示対象から除外するようにしてもよい。
さらに本実施例では、被写体距離の順位によって警察官をカバーしている測距エリアを判断する場合について説明した。しかし、実際の撮影では、警察官にレンズ装置1を合焦させることはなく、第1位の選手に合焦させていることが考えられる。このため、レンズ装置1が現在合焦している測距エリアよりも被写体距離が短い(至近側)の測距エリアを除外するという抽出条件を設定した場合でも、先頭の警察官に対する距離表示を防ぐことができる。
本発明の実施例3について、図13〜図15を用いて説明する。マラソンでは、公道を選手が走るため、側道等に観戦者が存在する場合が多い。このような場合は、撮影画面の中に観戦者も含まれることがある。実施例1で説明した抽出条件では、観戦者も選手が存在し得る距離範囲に存在するため、観戦者に対する距離表示が行われてしまう。本実施例では、このような場合に適した抽出条件について説明する。
図13には、走っている選手と側道にいる観戦者とが含まれる撮影映像を示している。撮影画面のうち左側を第1位の選手Aが走り、中央を第2位の選手Bが走っている。右側に観戦者Vが存在する。レンズ装置1からの被写体距離は、選手Aまでは20m、選手Bまでは25m、観戦者までは18mとする。
本実施例では、抽出条件として、実施例1で説明した距離範囲DA,DBに加え、所定の測距エリア11を距離表示対象から除外するという条件を加える。
マラソンにおいては、事前に撮影構図がほぼ決まっているため、側道の観戦者が映り込む位置を予測することができる。このため、予め観戦者が映り込む位置の測距エリアを距離表示対象から除外することで、観戦者に対する距離表示を防ぐことができる。
本実施例における撮影システムの構成、AFセンサの構成及び測距エリアの配置は、実施例1の図1、図2及び図3に示したものと同じであり、実施例1と共通する構成要素には実施例1と同符号を付す。ただし、本実施例では、図1に点線で示すように、距離表示対象から除外する測距エリアを撮影者が任意に選択するための除外測距エリア選択スイッチ(選択手段)117が設けられている。
図14のフローチャートには、本実施例のレンズCPU130における測距エリア抽出処理の流れを示す。レンズCPU130は、これらの処理を、不図示のメモリに格納されたコンピュータプログラムに従って制御する。
ステップS20,S21では、レンズCPU130は、実施例1の図6に示したように、AF処理と被写体距離の算出処理を行う。また、ステップS40,S41では、実施例2の図11に示したように、測距エリア抽出部115は、距離範囲DA,DBによる測距エリアの抽出処理を行う。このように距離範囲DA,DBによる測距エリアの抽出処理が完了すると、ステップS50に進む。
ステップS50では、測距エリア抽出部115は、距離表示対象として設定されている測距エリア8,9,11の中から、除外測距エリア選択スイッチ117により選択された除外測距エリア(ここでは測距エリア11)を除外する。そして、ステップS33に進む。もともと除外測距エリアが距離表示対象として設定されていなければなにもせずに、ステップS33に進む。
ステップS33では、測距エリア抽出部115は、実施例1と同様に、距離表示対象として最終的に設定された測距エリア8,9のそれぞれの被写体距離情報と座標情報とをレンズ通信部116を介してカメラ2に送信する。該送信が完了すると、レンズCPU130は、再びステップS20からの処理を繰り返す。
図15には、被写体距離情報と座標情報とを受け取ったカメラ2の画像合成部203において生成された出力映像を示す。AFによるピントは選手Aに合っている。カメラ2により生成された撮影映像のうち、距離表示対象として設定された測距エリア8,9に対応した位置(つまりは座標情報に応じた位置)8′,9′に、被写体距離を示す文字「20m」,「25m」が重畳表示されている。しかし、距離表示対象から除外された測距エリア11に対応した位置には、距離表示はなされていない。
本実施例によれば、マラソン中継において、側道の観戦者等、選手が存在し得る距離範囲外に存在する選手以外の被写体をカバーする測距エリアを、撮影者による除外設定に基づいて自動的に距離表示対象から除外することができる。この結果、選手のみに対する距離表示を行うことができる。
また、本実施例では除外測距エリア選択スイッチ117により、手動で除外する測距エリアを選択したが、該除外する測距エリアを他の抽出条件と同様に、予め記憶保持させておいもよい。
なお、本実施例では、1つの測距エリア11を除外する例について述べたが、これに限られるのもではなく、複数の測距エリアを除外する条件であってももちろんよい。
本発明の実施例4について、図16〜図18を用いて説明する。マラソンでは、撮影画面内に選手以外の様々な被写体が含まれる場合が多い。例えば、マラソンコースに配置される三角コーンがある。三角コーンは、選手が存在し得る距離範囲内に設置されているため、実施例1で説明した抽出条件では、該三角コーンに対する距離表示が行われてしまう。本実施例では、このような場合に適した抽出条件について説明する。
図16には、走っている選手とコース上に設置された三角コーンとが含まれる撮影映像を示している。レンズ装置1から被写体距離20mの位置にて選手Aが走っている。
本実施例では、抽出条件として、実施例1で説明した距離範囲DA,DBに加え、被写体距離の変化が所定値より大きい測距エリアを距離表示対象から除外するという条件を加える。
マラソンでは、中継車(レンズ装置1)は、選手とほぼ一定の間隔を保ちながら走行するため、レンズ装置1と選手間の距離にほとんど変化はない。一方、三角コーンのような静止物体とレンズ装置1との距離は、中継車が走行することによって変化していく。また、静止物体は測距エリアに対して出入りするため、該測距エリアで算出される被写体距離は安定しない。このため、各測距エリアでの被写体距離の変化量を、ある一定時間の間観測し、その変化量が所定値を超える測距エリアは静止物体をカバーしていた(選手をカバーしていない)と判断し、該測距エリアを距離表示対象から除外する。これにより、三角コーン等の被写体以外の被写体に対する距離表示を防ぐことができる。
本実施例における撮影システムの構成、AFセンサの構成及び測距エリアの配置は、実施例1の図1、図2及び図3に示したものと同じであり、実施例1と共通する構成要素には実施例1と同符号を付す。
図17のフローチャートには、本実施例のレンズCPU130における測距エリア抽出処理の流れを示す。レンズCPU130は、これらの処理を、不図示のメモリに格納されたコンピュータプログラムに従って制御する。
ステップS60では、測距エリア抽出部115は、各測距エリアにおいて保持する被写体距離の最大値(変数MAX)及び最小値(変数MIN)の値をクリアする。ここにいうクリアとは、MAXに対して被写体距離の最小値である0mを代入し、MINに対して十分大きな被写体距離の値として、例えば1000mを代入することをいう。
ステップS20,S21では、レンズCPU130は、実施例1の図6に示したように、AF処理と被写体距離の算出処理を行う。
ステップS61では、測距エリア抽出部115は、各測距エリアにおいて算出された被写体距離がMAXよりも大きい場合は、MAXの値を該被写体距離に更新する。また、各測距エリアにおいて算出された被写体距離がMINよりも小さい場合は、MINの値を該被写体距離に更新する。
ステップS62では、測距エリア抽出部115は、所定のサンプリング回数だけステップS20〜S61の処理を繰り返したか否かを判断する。所定のサンプリング回数に満たない場合はステップS20〜S61を繰り返す。また、所定のサンプリング回数に達した場合はステップS40に進む。ここいう所定のサンプリング回数は、被写体距離の変化を検出するために十分な時間となるサンプリング回数である。つまり、測距エリア抽出部115は、ステップS20〜S61を繰り返す所定の時間内での被写体距離の変化を検出する。
ステップS40及びS41では、実施例2の図11に示したように、測距エリア抽出部115は、距離範囲DA,DBによる測距エリアの抽出処理を行う。このように距離範囲DA,DBによる測距エリアの抽出処理が完了すると、ステップS63に進む。
ステップS63では、測距エリア抽出部115は、距離範囲DA,DBにより距離表示対象として設定された測距エリア7,9,12のそれぞれにおいて、MAXとMINの差(つまりは被写体距離の変化量)が所定値である閾値より大きいかを否かを判断する。MAXとMINの差が閾値よりも大きい測距エリア7,12を距離表示対象から除外する。また、MAXとMINの差が閾値より小さい(閾値以下の)測距エリア9を距離表示対象に設定したまま、ステップS33に進む。閾値は、所定のサンプリング回数に相当する時間での被写体距離の変化量が当該被写体を静止物体であるとみなすための上限値である。
ステップS33では、測距エリア抽出部115は、実施例1と同様に、距離表示対象として最終的に設定された測距エリア9の被写体距離情報と座標情報とをレンズ通信部116を介してカメラ2に送信する。該送信が完了すると、レンズCPU130は、再びステップS20からの処理を繰り返す。
図18には、被写体距離情報と座標情報とを受け取ったカメラ2の画像合成部203において生成された出力映像を示す。AFによるピントは選手Aに合っている。カメラ2により生成された撮影映像のうち、距離表示対象として設定された測距エリア9に対応した位置(つまりは座標情報に応じた位置)9′に、被写体距離を示す文字「20m」が重畳表示されている。しかし、距離表示対象から除外された測距エリア7,12に対応した位置には、距離表示はなされていない。
本実施例によれば、マラソン中継において、三角コーン等の静止物体が、選手が存在し得る距離範囲内に存在する場合に、被写体距離の変化を測定することにより、自動的に該静止物体を距離表示対象から除外することができる。この結果、選手のみに対して距離表示を行うことができる。
なお、本実施例では、選手と共に中継車(レンズ装置1)も走行しながら選手を撮影する場合に、被写体距離の変化量が大きい測距エリアを静止物体(選手以外の被写体)と判断する場合について説明した。しかし、レンズ装置1が静止している状態で撮影を行う場合には、選手までの被写体距離が変化し、選手以外の静止物体までの被写体距離は変化しない。この場合、所定時間の間、被写体距離の変化量を観測し、その変化量が閾値より小さい場合は、当該被写体が静止物体であると判断し、該静止物体をカバーする測距エリアを距離表示対象から除外するようにしてもよい。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
例えば、実施例1〜4では、撮影映像における距離表示対象の測距エリアに対応する位置に、距離情報して被写体距離を表示する場合について説明した。しかし、被写体距離に代えて又は被写体距離とともに、前後の選手との間の距離差(被写体距離間の差)を距離情報として表示してもよい。例えば、第2位の選手をカバーする測距エリアに対応する位置に、該第2位の選手と第1位の選手との距離差を表示してもよい。
また、実施例1〜4にて説明した抽出条件を組み合わせて、最終的な距離表示対象となる測距エリアを設定してもよい。また、様々な撮影構図に対応するために、実施例1〜4にて説明した抽出条件をスイッチ等の操作部材の操作に応じて選択的に設定可能としてもよい。
また、本実施例では、レンズ装置1とカメラ2間でシリアル通信を行う場合について説明したが、通信方法はこれに限られない。
さらに、上記各実施例では、被写体距離演算部114及び測距エリア抽出部115がレンズ装置1内に設けられている場合について説明したが、これらのうち少なくとも1つをカメラ2内に設けてよい。また、被写体距離演算部114及び測距エリア抽出部115を、レンズ装置1及びカメラ2とは異なる装置であって撮影システムの一部を構成する外部装置に設けてもよい。
本発明の実施例1である撮影システムの構成を示すブロック図。 実施例1におけるAFセンサの構成を示す図。 実施例1における測距エリアの例を示す図。 実施例1における撮影映像の例を示す図。 実施例1におけるAF処理と被写体距離の算出処理の流れを示すフローチャート。 実施例1における測距エリア抽出処理の流れを示すフローチャート。 実施例1における距離範囲DAによる対象設定の例を示す図。 実施例1における距離範囲DBによる対象設定の例を示す図。 実施例1における距離情報の表示例を示す図。 本発明の実施例2における撮影映像の例を示す図。 実施例2における測距エリア抽出処理の流れを示すフローチャート。 実施例2における距離情報の表示例を示す図。 本発明の実施例3における撮影映像の例を示す図。 実施例3における測距エリア抽出処理の流れを示すフローチャート。 実施例3における距離情報の表示例を示す図。 本発明の実施例4における撮影映像の例を示す図。 実施例4における測距エリア抽出処理の流れを示すフローチャート。 実施例4における距離情報の表示例を示す図。
符号の説明
1 レンズ装置
2 カメラ
101 レンズ鏡筒
104 ハーフミラー
105 焦点検出部
106 焦点検出演算部
107 レンズ制御部
114 被写体距離演算部
115 測距エリア抽出部
116 レンズ通信部
120 AFセンサ
201 撮像素子
203 画像合成部
205 表示部

Claims (10)

  1. レンズ装置と、該レンズ装置を用いて撮影を行うカメラとを含む撮影システムであって、
    撮影範囲内に設けられた複数の測距エリアのそれぞれにおいて被写体距離を算出する距離算出手段と、
    前記距離算出手段により算出された被写体距離、及び該被写体距離間の差のうち少なくとも一方を表す距離情報を生成する距離情報生成手段と、
    前記複数の測距エリアのうち、前記距離算出手段により算出された被写体距離が第1の範囲内にある測距エリアを抽出する抽出手段と、
    前記カメラにより生成された撮影映像と前記抽出手段により抽出された測距エリアに対応する前記距離情報とを含む出力映像を生成する出力映像生成手段とを有することを特徴とする撮影システム。
  2. 前記各測距エリアの位置を示す位置情報を出力する測距位置出力手段を有し、
    前記出力映像生成手段は、前記抽出手段により抽出された測距エリアに対応する前記距離情報を、前記撮影映像における前記位置情報に応じた位置に重畳した前記出力映像を生成することを特徴とする請求項1に記載の撮影システム。
  3. 前記抽出手段は、前記距離算出手段により算出された被写体距離が前記第1の範囲内にあり、かつ該被写体距離間の差が第2の範囲内にある測距エリアが2以上存在する場合に、該2以上の測距エリアのうち1つの測距エリアを抽出することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影システム。
  4. 前記抽出手段は、前記距離算出手段により算出された被写体距離が前記第1の範囲内にある測距エリアが2以上存在する場合に、該2以上の測距エリアのうち前記被写体距離の順位が所定順位である測距エリアを抽出対象から除外することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の撮影システム。
  5. 前記抽出手段は、前記距離算出手段により算出された被写体距離が前記第1の範囲内にある測距エリアが2以上存在する場合に、該2以上の測距エリアのうち前記レンズ装置が合焦している測距エリアよりも被写体距離が短い測距エリアを抽出対象から除外することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の撮影システム。
  6. 前記複数の測距エリアのうち少なくとも1つの除外測距エリアを選択する選択手段を有し、
    前記抽出手段は、前記距離算出手段により算出された被写体距離が前記第1の範囲内にある測距エリアのうち前記除外測距エリアを抽出対象から除外することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の撮影システム。
  7. 前記抽出手段は、前記距離算出手段により算出された被写体距離が前記第1の範囲内にあり、かつ該被写体距離の変化が所定値より大きい測距エリアを抽出対象から除外することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の撮影システム。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載の撮影システムに含まれる前記レンズ装置であって、
    前記距離算出手段、前記距離情報生成手段、及び前記抽出手段を含むことを特徴とするレンズ装置。
  9. 前記レンズ装置に入射した光により形成された被写体像間の位相差を検出する位相差センサを有し、
    前記距離算出手段は、前記位相差センサからの出力に基づいて前記被写体距離を算出することを特徴とする請求項8に記載のレンズ装置。
  10. 前記位相差センサからの出力に基づいてフォーカス制御を行うフォーカス制御手段を有することを特徴とする請求項9に記載のレンズ装置。
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