JP2010112763A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の半導体チップを積層した積層体にMEMSセンサを内蔵した小型の半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体チップ13、14、15が、絶縁層16、17を介して積層された積層体18と、第1領域11に形成され、積層体18の最上層の半導体チップ15から最下層の半導体チップ13に至り、最下層の半導体素子に電気的に接続された貫通電極19と、第2領域12に形成され、積層体18の最上層の半導体チップ15から最下層の半導体チップ13に至る貫通孔20の底面から立設し、最上層の半導体チップ15に至る高さを有するとともに、貫通電極19と材質が同じ可動電極21と、貫通孔20の淵に沿って最上層の半導体チップ15上に形成され、貫通孔20の外側に向かって互いに直交する方向に延伸した第1および第2固定電極22、23と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関する。
従来、複数の半導体チップを積層し、シリコン貫通電極(Through Silicon Via:TSV)で電気的に接続し、樹脂で一体に封止した半導体装置が知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
また、絶縁基板上に設けられたシリコン層に、加速度センサを形成したMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)チップが知られている。(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献1に開示された半導体装置は、電極が形成された半導体チップを積み重ね、この積み重ねられた半導体チップの電極を貫通するよう貫通穴を形成し、当該貫通穴の内壁に絶縁膜を形成するとともに電極に接する絶縁膜を除去し、電極が露出する貫通穴に導電部材を形成し、積層された半導体チップの電極間の導通を図っている。
特許文献2に開示されたMEMSチップは加速度センサで、絶縁基板と、該絶縁基板上に設けられた低抵抗なシリコンからなる固定部と、該固定部と空間を介して離間した状態で前記絶縁基板上に設けられた低抵抗なシリコンからなる可動部とを有し、該可動部は基端側が絶縁基板上に垂直方向に固着して設けられ該絶縁基板から離間した先端側が自由端となった支持梁と、該支持梁の先端側に位置して設けられ前記絶縁基板に水平方向の力が作用した場合に水平方向に変位する質量部とを具備している。
絶縁基板はガラス基板であり、ガラス基板上に、陽極接合または接着剤を用いてシリコン基板を接着している。
然しながら、半導体装置の高集積化、高機能化を目的に、複数の半導体チップを積層し、更にMEMSチップを積層し、半導体チップ同士、および半導体チップとMEMSチップとをシリコン貫通電極で電気的に接続し、樹脂で一体に封止する半導体装置においては、MEMS加速度センサは、絶縁基板および絶縁基板から立設した可動部の先端の質量部が変位するための十分な高さの空間が必要なため、MEMSチップが厚くなり、半導体装置全体の高さを低くするのが難しいという問題がある。
また、半導体チップとガラス基板を積層した場合に、両者の熱膨張係数の違いに起因して、半導体装置の信頼性に影響を及ぼす恐れがある。
更に、半導体チップと異種のMEMSチップを積層することは、半導体装置の製造工程が長くなり、且つ複雑にする問題がある。
MEMS加速度センサを、SOI(Silicon On Insulator)基板に形成する場合は、上述した問題は少なくなる。然し、SOI基板が高価なために、製造コストの増大を招くという問題がある。
特開2002−26240号公報 特開平9−54114号公報
本発明は、複数の半導体チップを積層した積層体にMEMSセンサを内蔵した小型の半導体装置およびその製造方法を提供する。
本発明の一態様の半導体装置は、半導体素子が形成された第1領域と、前記第1領域と異なる第2領域とを有する半導体チップが、絶縁層を介して積層された積層体と、前記第1領域に形成され、前記積層体の最上層の前記半導体チップから最下層の前記半導体チップに至り、最下層の前記半導体素子に電気的に接続された貫通電極と、前記第2領域に形成され、前記積層体の最上層の前記半導体チップから最下層の前記半導体チップに至る貫通孔の底面から立設し、最上層の前記半導体チップに至る高さを有するとともに、前記貫通電極と材質が同じ可動電極と、前記貫通孔の淵に沿って前記最上層の前記半導体チップ上に形成され、前記貫通孔の外側に向かって互いに直交する方向に延伸した第1および第2固定電極と、を具備することを特徴としている。
本発明の一態様の半導体装置の製造方法は、半導体素子が形成された第1領域と、前記第1領域と異なる第2領域とを有する半導体チップが絶縁層を介して積層された積層体を形成する工程と、前記第1および第2領域に、前記積層体の最上層の前記半導体チップから最下層の前記半導体チップに至る第1および第2貫通孔を形成し、前記第1および第2貫通孔に導電材を埋め込み、前記第1領域に最下層の前記半導体素子に電気的に接続された貫通電極を形成し、前記第2領域に導電性ピラーを形成する工程と、前記積層体上に前記導電性ピラーを内包する開口を有するマスク材を形成し、前記導電材をエッチングしないガスを用いた異方性エッチングにより、前記最上層の前記半導体チップから最下層の前記半導体チップに至る第3貫通孔を形成し、前記第3貫通孔の底面から立設し、最上層の前記半導体チップに至る高さを有する可動電極を形成する工程と、前記第3貫通孔の淵に沿って前記最上層の前記半導体チップ上に形成され、前記第3貫通孔の外側に向かって互いに直交する方向に延伸した第1および第2固定電極を形成する工程と、を具備することを特徴としている。
本発明によれば、複数の半導体チップを積層した積層体にMEMSセンサを内蔵した小型の半導体装置およびその製造方法が得られる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例に係る半導体装置について図1乃至図4を用いて説明する。図1は半導体装置を示す図で、図1(a)はその断面図、図1(b)はその要部を拡大した平面図、図2は比較例の半導体装置を示す断面図、図3および図4は半導体装置の製造工程を順に示す断面図である。
図1に示すように、本実施例の半導体装置10は、半導体素子(図示せず)が形成された第1領域11と、第1領域11と異なる第2領域12とを有する半導体チップ13、14、15が、絶縁層16、17を介して積層された積層体18と、第1領域11に形成され、積層体18の最上層の半導体チップ15から最下層の半導体チップ13に至り、最下層の半導体素子に電気的に接続された貫通電極19と、を具備している。
更に、半導体装置10は、第2領域12に形成され、積層体18の最上層の半導体チップ15から最下層の半導体チップ13に至る貫通孔20の底面から立設し、最上層の半導体チップ15に至る高さを有するとともに、貫通電極19と材質が同じ可動電極21と、貫通孔20の淵に沿って最上層の半導体チップ15上に形成され、貫通孔20の外側に向かって互いに直交する方向に延伸した第1および第2固定電極22、23と、を具備している。
ここで、本明細書においては、半導体チップ15から最下層の半導体チップ13に至る貫通電極19を除く貫通電極、例えば半導体チップ14から半導体チップ13に至る貫通電極、半導体チップ15から半導体チップ14に至る貫通電極は省略している。
半導体チップ13は、第1領域11に、例えばロジック回路が形成されたロジックチップである。半導体チップ14は、第1領域11に、例えば不揮発性メモリが形成されたメモリチップである。半導体チップ15は、第1領域11に、例えばパワートランジスタが形成されたパワーチップである。
絶縁層16、17は、例えば熱硬化性樹脂を用いた接着シートを加熱することにより得られる絶縁層である。
半導体チップ13上に絶縁層16を介して半導体チップ14が積層されている。半導体チップ14上に絶縁層17を介して半導体チップ15が積層されている。
貫通電極19は、例えば銅(Cu)で形成され、一端が半導体チップ13上に形成された電極パッド(図示せず)に接触し、他端が半導体チップ15上に形成された配線(図示せず)に接続されている。
可動電極21は、貫通電極19と同じCuで形成され、貫通電極19と同じく上部のサイズと下部のサイズとが略等しく形成されている。
可動電極21の下端部は、半導体チップ13上に形成された電極パッド(図示せず)に接触し、例えば配線(図示せず)および貫通電極19cを介して、半導体チップ15上に引き出されている。
第1および第2固定電極22、23は、X、Y方向に延伸した、例えば扇形のアルミニウム(Al)電極である。第1固定電極22と可動電極21との間には、空間容量C1が発生する。同じく、第2固定電極23と可動電極21との間には、空間容量C2が発生する。
半導体チップ15には、空間容量C1、C2の変化を検出する容量検出回路(図示せず)が形成されている。
半導体装置10が+X方向に移動した場合、可動電極21は、その反作用により−X方向に傾斜する。このとき、第1固定電極22と可動電極21との距離が小さくなり空間容量C1が増加する。
逆に、半導体装置10が−X方向に移動した場合、可動電極21は、その反作用により+X方向に傾斜する。このとき、第1固定電極22と可動電極21との距離が大きくなり空間容量C1は減少する。
容量検出回路により空間容量C1の増減を検出し、半導体装置10が−X方向、または+X方向に移動したことを検知することが可能である。
同様に、半導体装置10が+Y方向に移動した場合に空間容量C2は増加し、−Y方向に移動した場合に空間容量C2は減少する。
容量検出回路により空間容量C2の増減を検出し、半導体装置10が+Y方向、または−Y方向に移動したことを検知することが可能である。
第1、第2固定電極22、23と可動電極21とのギャップ24が狭いほど空間容量C1、C2が大きくなり、検出感度が向上する。
図2は比較例の半導体装置を示す断面図である。ここで、比較例とは複数の半導体チップを積層し、更にMEMSチップを積層し、半導体チップ同士、および半導体チップとMEMSチップとをシリコン貫通電極で電気的に接続し、樹脂で一体に封止する半導体装置のことである。始めに、比較例について説明する。
図2に示すように、比較例の半導体装置30は、加速度センサ(図示せず)が形成されたMEMSチップ31上に、絶縁層32を介して半導体チップ13、14、15が積層された積層体18が更に積層されている。
半導体チップ13、14、15同士、および半導体チップ13、14、15とMEMSチップ31は、貫通電極33で電気的に接続されている。
半導体装置30においては、積層体18に更にMEMSチップ31積層されているので、半導体装置30の高さは、積層体18の高さH1にMEMSチップ31の高さH2を加えた高さH3になる。
一方、本実施例の半導体装置10においては、積層体18にMEMS加速度センサが内蔵されているので、半導体装置10の高さは積層体18の高さH1で変わらない。
これにより、本半実施例の半導体装置10では、比較例の半導体装置30より、半導体装置全体の高さを低くすることが可能である。
また、本実施例の半導体装置10は、MEMSチップ31を有しないので、半導体チップとMEMSチップの熱膨張係数の違いに起因する問題は生じない。MEMSチップ31をSOI基板に形成した場合の製造コストアップ問題も生じない。
次に、半導体装置10の製造方法について説明する。図3および図4は半導体装置10の製造工程を順に示す断面図である。
始めに、図3(a)に示すように、第1領域11にロジック回路(図示せず)が形成された半導体チップ13、第1領域にメモリ回路(図示せず)が形成された半導体チップ14、およびパワートランジスタ(図示せず)が形成された半導体チップ15を用意する。
次に、半導体チップ13上に、例えば厚さ50μm程度の接着シートを介して半導体チップ14を重ね、半導体チップ14上に、同じく接着シートを介して半導体チップ15を重ねた後、熱処理を施して接着シートを硬化させ、半導体チップ13、14、15が絶縁層16、17を介して積層された積層体18を形成する。
次に、図3(b)に示すように、半導体チップ15上に、第1領域11に形成される貫通電極19に対応した第1開口40a、および第2領域12に形成される可動電極21に対応した第2開口40bを有するレジスト膜40を形成する。
次に、レジスト膜40をマスクとしてRIE(Reactive Ion Etching)法により異方性エッチングを行い、半導体チップ15から半導体チップ13に至る第1貫通孔41a、および第2貫通孔41bを形成する。
具体的には、例えばシリコンは塩素系/フッ素系の混合ガスを用いたRIE方によりエッチングし、樹脂が硬化した絶縁層16、17は酸素系のガスを用いたRIE法によりエッチングする。
次に、図4(a)に示すように、レジスト膜40を、例えばアッシャーを用いて除去した後、第1および第2貫通孔41a、41bの内部を含む半導体チップ15上に、導電材42、例えばタングステン(W)をCVD(Chemical Vapor Deposition)法で形成する。
次に、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により、半導体チップ15が露出するまで余分な導電材42を除去する。
これにより、第1および第2貫通孔41a、41b内に導電材42が埋め込まれ、第1領域11に貫通電極19が形成され、第2領域12に導電性ピラー43が形成される。
次に、半導体チップ15の第2領域12に、例えばスパッタリング法によりAl膜(図示せず)を形成し、フォトリソグラフィー法によりパターニングして、貫通孔20が形成される予定の部位の淵に沿った第1および第2固定電極22、23を形成する。
次に、図4(b)に示すように、半導体チップ15上に、第1領域11をマスクし、第2領域12の貫通孔20が形成される予定の部位に対応し、導電性ピラー43を内包する開口44aを有するレジスト膜44を形成する。
次に、レジスト膜44をマスクとして、RIE法により導電性ピラー43をエッチングしないガス(塩素系ガスを除くガス)を用いて異方性エッチングを行い、半導体チップ15から半導体チップ13に至る貫通孔(第3貫通孔)20を形成する。次に、レジスト膜44を、アッシャーを用いて除去する。
これにより、貫通孔20の底面から立設し、半導体チップ15の上面に至る高さを有するとともに、上部のサイズと下部のサイズが略等しい可動電極21が形成され、図1に示す半導体装置10が得られる。
以上説明したように、本実施例の半導体装置10は、絶縁層16、17を介して半導体チップ13、14、15が積層された積層体18と、半導体チップ15から半導体チップ13に至る貫通孔20の底面から立設する可動電極21と、半導体チップ15上に貫通孔20の外側に向かって互いに直交する方向に延伸した第1および第2固定電極22、23を具備している。
その結果、積層体18にMEMSセンサが作り込まれるので、積層体18にMEMSチップ31を積層する場合に比べて、半導体装置全体の高さを低くすることができる。
従って、複数の半導体チップを積層した積層体にMEMSセンサを内蔵した小型の半導体装置およびその製造方法が得られる。
ここでは、直交した第1および第2固定電極により、空間容量C1、C2の変化を検出する場合に説明したが、周知のように第1固定電極および第2固定電極にそれぞれ対向する固定電極を設けて差動的に検出するようにすることもできる。
図5は対向する固定電極を有する半導体装置の要部を示す平面図である。図5に示すように、半導体装置は、貫通孔20を挟んで第1および第2固定電極22、23と対向し、貫通孔20の淵に沿って最上層の半導体チップ15上に形成され、貫通孔20の外側に向かって延伸した第3および第4固定電極51、52を有している。
空間容量C1と空間容量C3、および空間容量C2と空間容量C4は、それぞれ相補的に変化するので、信号処理回路(図示せず)により演算することにより、ノイズなどの影響を避けることができる利点がある。
第1および第2固定電極22、23が最上層の半導体チップ15上に形成されている場合について説明したが、最上層と最下層の間の半導体チップ上に形成することも可能である。
図6は固定電極が最上層と最下層の間の半導体チップ上に形成された半導体装置を示す断面図である。図6に示すように、半導体装置60は、半導体チップ14上に形成された第1固定電極61および図示されない第2固定電極を有している。
半導体チップ14には、空間容量C1、C2の変化を検出する容量検出回路(図示せず)が形成されている。
これによれば、可動電極21と第1および第2固定電極22、23との位置関係が変更できる利点がある。
従って、例えば半導体装置60に定常的な振動が加わり、可動電極21に定在波が立つような場合に、検出に適した位置に第1および第2固定電極を配置したい場合に適している。
また、容量検出回路を有する半導体チップを積層する順番を、目的の検出特性が得られる範囲内で自由に選択したい場合に適している。
更に、半導体装置60は、最上層と最下層の間の半導体チップ14に形成された第1固定電極61および第2固定電極と、最上層の半導体チップ15上に形成された第1、第2固定電極22、23とを両方具備することもできる。
可動電極21が最下層の半導体チップ13から立設している場合について説明したが、最上層と最下層の間の半導体チップから立設させることも可能である。
図7は最上層と最下層の間の半導体チッフから立設した可動電極を有する半導体装置を示す断面図である。図7に示すように、半導体装置70は、半導体チップ71、13、14、15が、絶縁層72、16、17を介して積層された積層体73と、積層体73の最上層の半導体チップ15から最下層の半導体チップ71の間の半導体チップ13に至る貫通孔20の底面から立設し、最上層間の半導体チップ15に至る高さを有する可動電極21とを具備している。
これによれば、積層体73の高さによらずに、可動電極21の高さを設定できる利点がある。
可動電極21の先端部が積層体18の表面に露出している場合について説明したが、可動電極を積層体内に封入することも可能である。
図8は積層体内に封入された可動電極を有する半導体装置を示す断面図である。図8に示すように、半導体装置80は、半導体チップ13、14、15、81が、絶縁層16、17、82を介して積層された積層体83と、積層体83の最上層の半導体チップ81と最下層の半導体チップ13の間の半導体チップ15から最下層の半導体チップ13に至る貫通孔20の底面から立設し、最上層と最下層の間の半導体チップ15に至る高さを有する可動電極21を具備している。
可動電極21を形成した後、絶縁層82を介して半導体チップ81を積層する。可動電極21の先端部と絶縁層82との接触を防止するために、絶縁層82の貫通孔20に対応する部位を予め除去しておくことが望ましい。また、最上層は半導体チップ81でなくてもよく、絶縁膜、例えばポリイミド膜でも構わない。
これによれば、外部環境の影響を受けにくくなるので、特性の安定した半導体装置80が得られる利点がある。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 請求項1において、前記第1および第2固定電極が、前記積層体の最上層の前記半導体チップと最下層の前記半導体チップとの間の前記半導体チップ上に形成されている半導体装置。
(付記2) 請求項1において、前記可動電極が、前記積層体の最上層の前記半導体チップから最下層の前記半導体チップの間の前記半導体チップに至る貫通孔の底面から立設し、最上層の前記半導体チップに至る高さを有する半導体装置。
(付記3) 請求項1において、前記可動電極が、前記積層体の最上層の半導体チップと最下層の半導体チップの間の半導体チップから最下層の半導体チップに至る貫通孔の底面から立設し、最上層の半導体チップと最下層の半導体チップの間の半導体チップに至る高さを有する半導体装置。
本発明の実施例に係る半導体装置を示す図で、図1(a)はその断面図、図1(b)はその要部を拡大した平面図。 本発明の実施例に係る比較例の半導体装置を示す断面図。 本発明の実施例に係る半導体装置の製造工程を順に示す断面図。 本発明の実施例に係る半導体装置の製造工程を順に示す断面図。 本発明の実施例に係る別の半導体装置の要部を示す平面図。 本発明の実施例に係る別の半導体装置を示す断面図。 本発明の実施例に係る別の半導体装置を示す断面図。 本発明の実施例に係る別の半導体装置を示す断面図。
符号の説明
10、30、60、70、80 半導体装置
11 第1領域
12 第2領域
13、14、15、71、81 半導体チップ
16、17、32、72、82 絶縁層
18、73、83 積層体
19、33 貫通電極
20 貫通孔
21 可動電極
22、61 第1固定電極
23 第2固定電極
31 MEMSチップ
40、44 レジスト膜
40a、40b 第1、第2開口
41a、41b 第1、第2貫通孔
42 導電材
43 導電性ピラー
44a 開口
45 第3貫通孔
51、52 第3、第4固定電極

Claims (5)

  1. 半導体素子が形成された第1領域と、前記第1領域と異なる第2領域とを有する半導体チップが、絶縁層を介して積層された積層体と、
    前記第1領域に形成され、前記積層体の最上層の前記半導体チップから最下層の前記半導体チップに至り、最下層の前記半導体素子に電気的に接続された貫通電極と、
    前記第2領域に形成され、前記積層体の最上層の前記半導体チップから最下層の前記半導体チップに至る貫通孔の底面から立設し、最上層の前記半導体チップに至る高さを有するとともに、前記貫通電極と材質が同じ可動電極と、
    前記貫通孔の淵に沿って前記最上層の前記半導体チップ上に形成され、前記貫通孔の外側に向かって互いに直交する方向に延伸した第1および第2固定電極と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記可動電極の上部のサイズと前記可動電極の下部のサイズが等しいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記貫通孔を挟んで前記第1および第2固定電極と対向し、前記貫通孔の淵に沿って前記最上層の前記半導体チップ上に形成され、前記貫通孔の外側に向かって延伸した第3および第4固定電極を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 最上層の前記半導体チップに、前記可動電極と前記第1および第2固定電極との間の静電容量の変化を検出する静電容量検出回路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 半導体素子が形成された第1領域と、前記第1領域と異なる第2領域とを有する半導体チップが絶縁層を介して積層された積層体を形成する工程と、
    前記第1および第2領域に、前記積層体の最上層の前記半導体チップから最下層の前記半導体チップに至る第1および第2貫通孔を形成し、前記第1および第2貫通孔に導電材を埋め込み、前記第1領域に最下層の前記半導体素子に電気的に接続された貫通電極を形成し、前記第2領域に導電性ピラーを形成する工程と、
    前記積層体上に前記導電性ピラーを内包する開口を有するマスク材を形成し、前記導電材をエッチングしないガスを用いた異方性エッチングにより、前記最上層の前記半導体チップから最下層の前記半導体チップに至る第3貫通孔を形成し、前記第3貫通孔の底面から立設し、最上層の前記半導体チップに至る高さを有する可動電極を形成する工程と、
    前記第3貫通孔の淵に沿って前記最上層の前記半導体チップ上に形成され、前記第3貫通孔の外側に向かって互いに直交する方向に延伸した第1および第2固定電極を形成する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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