JP2010112630A - ヒートポンプ式給湯装置 - Google Patents

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崇志 古林
Takashi Tsuchino
隆志 土野
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Abstract

【課題】ヒートポンプユニットの加熱能力が十分に発揮できない場合でも確実に沸き上げができるヒートポンプ式給湯装置を提供する。
【解決手段】制御部30は、ヒートポンプユニット1およびヒータ23による沸き上げ運転において、温度センサT10により検出された戻り温度および目標沸き上げ温度に基づいて、第1沸き上げ用三方弁25と第2沸き上げ用三方弁26を制御する。上記ヒートポンプユニット1とヒータ23の両方を用いた沸き上げ運転中に、温度センサT10により検出された戻り温度が予め設定された温度よりも低くなると、制御部30は、ヒートポンプユニット1を停止して、ヒータ23による沸き上げを行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、ヒートポンプ式給湯装置に関する。
従来、ヒートポンプ式給湯装置としては、貯湯タンク内の水をヒートポンプユニットの熱交換部を介して循環させて沸き上げるものがある(例えば、特開2008−57809号公報(特許文献1)参照)。
上記ヒートポンプ式給湯装置では、貯湯タンク内の下側の温水を下端から出水してヒートポンプユニットの熱交換部で加熱した後、貯湯タンクの上部から温水を注水している。このため、上記ヒートポンプ式給湯装置では、ヒートポンプユニットによる沸き上げ時に、設置状況や外気温低下などの要因によりヒートポンプユニットからの戻り温度が低くなって、ヒートポンプユニットの加熱能力が十分に発揮できない場合、貯湯タンク内の積層状態(温度勾配)の乱れたり、確実に沸き上げができなかったりするという問題がある。
特開2008−57809号公報
そこで、この発明の課題は、ヒートポンプユニットの加熱能力が十分に発揮できない場合でも確実に沸き上げができるヒートポンプ式給湯装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のヒートポンプ式給湯装置は、
圧縮機を有するヒートポンプユニットと、
上記圧縮機から吐出される冷媒の吐出温度を検出する吐出温度センサと、
上記ヒートポンプユニットからの戻り配管が接続された入水口が、上部と中間部の少なくとも2つに設けられた貯湯タンクと、
上記ヒートポンプユニットからの戻り温度を検出する温度センサと、
上記ヒートポンプユニットからの戻り配管と上記貯湯タンクの入水口との接続を切り換えるバルブと、
上記貯湯タンク内の中間部または上記中間部近傍に配置されたヒータと、
上記ヒートポンプユニットと上記バルブおよび上記ヒータを制御する制御部と
を備え、
上記制御部は、
上記ヒートポンプユニットによる沸き上げ運転において、上記温度センサにより検出された上記戻り温度および目標沸き上げ温度に基づいて、上記バルブを制御すると共に、
上記吐出温度センサにより検出された上記吐出温度が所定温度以上である状態における沸き上げ運転中に、上記温度センサにより検出された上記戻り温度が予め設定された温度よりも低い場合は、上記ヒートポンプユニットを停止して、上記ヒータによる沸き上げを行うことを特徴とする。
上記構成のヒートポンプ式給湯装置によれば、ヒートポンプユニットによる沸き上げ時に、貯湯タンク内の積層状態(温度勾配)の乱れを低減できると共に、設置状況や外気温低下などの要因によりヒートポンプユニットからの戻り温度が予め設定された温度よりも高くならず、ヒートポンプユニットの加熱能力が十分発揮できない場合でも、ヒータに切り換えて確実に沸き上げができる。
また、一実施形態のヒートポンプ式給湯装置では、上記貯湯タンクの入水口が上部と中間部と下部の少なくとも3つである。
上記実施形態によれば、ヒートポンプユニットからの戻り温水の温度に応じて、貯湯タンク内の適切な温度領域に戻り温水を供給することができ、貯湯タンク内の上側が高く下側が低い積層状態(温度勾配)の乱れをより低減できる。
また、一実施形態のヒートポンプ式給湯装置では、上記ヒートポンプユニットからの戻り配管が接続される上記貯湯タンクの中間部の入水口を、上記ヒータの下側に設けた。
上記実施形態によれば、ヒートポンプユニットからの戻り温水が余り高くないために貯湯タンクの中間部に供給するときに、貯湯タンク内の中間部の入水口よりも上側領域をヒータにより加熱することで、貯湯タンク内の上側が高く下側が低い積層状態(温度勾配)の乱れをより低減できる。
以上より明らかなように、この発明のヒートポンプ式給湯装置によれば、ヒートポンプユニットの加熱能力が十分に発揮できない場合でも確実に沸き上げができるヒートポンプ式給湯装置を実現することができる。
以下、この発明のヒートポンプ式給湯装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の第1実施形態のヒートポンプ式給湯装置を用いた暖房給湯装置の構成を示す回路図である。
この暖房給湯装置は、図1に示すように、ヒートポンプユニット1と、貯湯部2と、暖房端末の一例としてのラジエータ41,42,…と、給湯器(図示せず)に温水を供給する暖房給湯部を備えている。上記ヒートポンプユニット1には、地球温暖化係数が小さくオゾンを破壊しないCO冷媒を用いている。これにより、ヒートポンプユニット1による出湯温度を高くできる(例えば90℃)。
上記ヒートポンプユニット1は、圧縮機11と、上記圧縮機11の吐出側に一端(一次側)が接続されたガスクーラ(水冷媒熱交換器)12と、上記ガスクーラ12の他端(一次側)に一端が接続された膨張弁13と、上記膨張弁13の他端に一端が接続され、他端が圧縮機11の吸込側に接続された蒸発器14と、上記蒸発器14に外気を供給する送風ファン15と、沸き上げ制御部10とを有している。上記圧縮機11とガスクーラ12と膨張弁13および蒸発器14で冷媒回路を構成している。
また、上記圧縮機11の吐出側に、吐出温度を検出する吐出温度センサT7を配置すると共に、吐出圧力を検出する圧力センサ(HPS)16を配置している。また、上記蒸発器14に蒸発器温度を検出する蒸発器温度センサT8を配置し、蒸発器14近傍に、外気温度を検出する外気温度センサT9を配置している。そして、上記吐出温度センサT7と蒸発器温度センサT8と外気温度センサT9および圧力センサ(HPS)16の検出信号に基づいて、沸き上げ制御部10は、圧縮機11,膨張弁13,送風ファン15などを制御する。
また、上記貯湯タンク21の下部に設けられた沸き上げ往き接続部21cに配管L11の一端を接続し、その配管L11の他端をガスクーラ12の一端(二次側)に接続している。上記配管L11に、貯湯タンク21下部からガスクーラ12側に向かって水を送出する沸き上げ用循環ポンプ24を配設している。上記ヒートポンプユニット1のガスクーラ12の他端(二次側)に配管L12の一端を接続し、その配管L12の他端を第1沸き上げ用三方弁25の入力側に接続している。上記第1沸き上げ用三方弁25の一方の出力側に第2沸き上げ用三方弁26の入力側を接続している。上記第2沸き上げ用三方弁26の一方の出力側に配管L24の一端を接続し、その配管L24の他端を暖房用三方弁32の一方の入力側に接続している。上記第1沸き上げ用三方弁25と第2沸き上げ用三方弁26で、ヒートポンプユニット1からの戻り配管と貯湯タンク21の入水口との接続を切り換えるバルブを構成している。
さらに、上記暖房用三方弁32の一方の入力側を、貯湯タンク21の上部に設けられた第2暖房往き接続部21d(第1沸き上げ戻り接続部(入水口)を兼ねる)に配管L35を介して接続している。また、第2沸き上げ用三方弁26の他方の出力側に配管L25の一端を接続し、その配管L25の他端を貯湯タンク21の中間部の第3沸き上げ戻り接続部(入水口)に接続している。この貯湯タンク21の中間部の第3沸き上げ戻り接続部は、ヒータ23よりも下側に設けられている。一方、第1沸き上げ用三方弁25の他方の出力側に配管L23の一端を接続し、その配管L23の他端を貯湯タンク21の下側の第2沸き上げ戻り接続部(入水口)に接続している。
上記ガスクーラ12の二次側上流の配管L11に、入水温度を検出する入水温度センサT5を配置し、ガスクーラ12の二次側下流の配管L12に、出湯温度を検出する出湯温度センサT6を配置している。
また、上記貯湯タンク21は、断熱材(図示せず)で囲まれた略円筒形状をしている。上記貯湯タンク21内に、コイル状のパイプからなる給湯用熱交換器22を配置している。この給湯用熱交換器22は、所定の間隔をあけて接続された下側コイル部22aと上側コイル部22bとを有している。上記貯湯タンク21に接続された給水配管L21の一端を、下側コイル部22aの下端に連なる給水口21aに接続し、貯湯タンク21に接続された給湯配管L22の一端を、上側コイル部22bの上端と接続している。上記給水配管L21と給湯配管L22は、貯湯タンク21の外側で給湯用混合弁31により接続されている。また、上記給湯配管L22の給湯用混合弁31よりも下流側に給湯温度センサT13を配置している。
上記給水配管L21を介して外部から供給された水は、下側コイル部22aの下端側から上側コイル22bの上端側に向かって流れて、給湯配管L22を介して給湯器(図示せず)に供給される。
また、上記貯湯タンク21は、側面に4つの温度センサT1〜T4を下側から上側に向かって順に互いに離間し配置している。上記温度センサT1により貯湯タンク21内の下端近傍の第1タンク温度を検出し、温度センサT2により貯湯タンク21内の下端と中間部分との間の第2タンク温度を検出する。また、温度センサT3により貯湯タンク21内の中間部分の第3タンク温度を検出し、温度センサT4により貯湯タンク21内の上側部分の第4タンク温度を検出する。また、配管L12の第1沸き上げ用三方弁25近傍に、ヒートポンプユニット1からの戻り温度を検出する戻り温度センサT10を設けている。
この実施形態では、貯湯タンク21内の水温を検出する4つの温度センサT1〜T4を設けたが、貯湯タンク内の水温を検出する温度センサは複数あればよい。複数の温度センサにより、給湯水が貯湯タンクの上からどの高さまで貯湯されているか判断することができる。
また、上記貯湯タンク21内の中間部かつ下側コイル部22aと上側コイル部22bとの間にヒータ23を配置している。なお、ヒータ23は、貯湯タンク21内の中間部近傍に配置されていればよい。
上記貯湯タンク21と給湯用熱交換器22とヒータ23と沸き上げ用循環ポンプ24と第1沸き上げ用三方弁25と第2沸き上げ用三方弁26および温度センサT1〜T4で貯湯部2を構成している。
次に、上記暖房用三方弁32の他方の入力側に配管L31の一端を接続し、その配管L31の他端を貯湯タンク21の第1暖房往き接続部21fに接続している。上記第1暖房往き接続部21fは、貯湯タンク21の上側コイル部22bとヒータ23との間の位置に設けられている。
そして、上記暖房用三方弁32の出力側を暖房用混合弁33の一方の入力側に接続し、その暖房用混合弁33の出力側に配管L32の一端を接続している。上記配管L32に、暖房用混合弁33側から順に暖房往き温度センサT11と暖房用循環ポンプ34を配設している。上記配管L32の暖房用循環ポンプ34よりも下流側に、ラジエータ41,42,…の一端を夫々接続している。また、上記貯湯タンク21の下部に設けられた暖房戻り口としての暖房戻り接続部21gに配管L33の一端を接続し、その配管L33の他端側にラジエータ41,42,…の他端を夫々接続している。上記配管L33に暖房戻り温度センサT12を配置している。また、上記配管L33の暖房戻り温度センサT12よりも貯湯タンク21側と、暖房用混合弁33の他方の入力側とを配管L34により接続している。
また、この暖房給湯装置は、温度センサT1〜T4と暖房往き温度センサT11および暖房戻り温度センサT12からの検出信号に基づいて、沸き上げ用三方弁25と第2沸き上げ用三方弁26と暖房用三方弁32と沸き上げ用循環ポンプ24と暖房用循環ポンプ34を制御する制御部の一例としての暖房給湯制御部30を備えている。
上記暖房往き温度センサT11と暖房戻り温度センサT12と給湯用混合弁31と暖房用三方弁32と暖房用混合弁33と暖房用循環ポンプ34および暖房給湯制御部30で暖房給湯部を構成している。
上記構成の暖房給湯装置において、貯湯タンク21内の水を沸き上げるとき、貯湯部2の第1沸き上げ用三方弁25の出力側を第2沸き上げ用三方弁26側に切り換えると共に、第2沸き上げ用三方弁26の出力側を配管L24側に切り換え、ヒートポンプユニット1の圧縮機11を駆動すると共に送風ファン15の運転を開始する。さらに、貯湯部2の沸き上げ用循環ポンプ24を駆動する。そうすると、圧縮機11から吐出された高圧ガス冷媒は、ガスクーラ12で放熱した後、膨張弁13で減圧された低圧冷媒は、蒸発器14で外気から熱を吸収して蒸発する。そうして、蒸発器14で蒸発した低圧ガス冷媒は、圧縮機11の吸込側に戻る。このとき、沸き上げ用循環ポンプ24により貯湯タンク21の下部(沸き上げ往き接続部21c)から配管L11を介してガスクーラ12の二次側に流入した水は、ガスクーラ12で加熱されて90℃近い温水となり、配管L12,第1沸き上げ用三方弁25,第2沸き上げ用三方弁26,配管L24,配管L35,第2暖房往き接続部(第1沸き上げ戻り接続部)21dを介して貯湯タンク21内に戻る。こうして、貯湯タンク21内の水を沸き上げ用循環ポンプ24とガスクーラ12を介して循環させることにより、貯湯タンク21内の水を沸き上げる。貯湯タンク21内の温水は、上側に高温の温水、下側に比較的低温の温水が位置するように湯層(温度分布)が形成されている。
なお、ヒートポンプユニット1の起動時などの際、まだヒートポンプユニット1のガスクーラ12から出る温水が十分に高温となっていない場合、温水は配管L24等を介して貯湯タンク21の上部に戻るのではなく、配管L25を介して貯湯タンク21の中間部の第3沸き上げ戻り接続部に戻るように、または、配管L23を介して貯湯タンク21の下部の第2沸き上げ戻り接続部に戻るように、第1,第2沸き上げ用三方弁25,26が制御される。このように、温水の温度により戻り口を切り替えるのは、十分に高温になっていない温水を貯湯タンク21の上部に戻すと貯湯タンク21内の温度分布が乱れる可能性があり、これを防止するためである。この第1,第2沸き上げ用三方弁25,26の切り替えはガスクーラ12と三方弁25との間に設けられた出湯温度センサT6の出力および戻り温度センサT10の出力などに基づいて行われる。
次に、暖房運転を行う場合、暖房用三方弁32を、配管L31側と暖房用混合弁33側が接続されるように切り換えて、暖房用循環ポンプ34を駆動する。そうすると、貯湯タンク21の中間部の温水が配管L31,暖房用三方弁32,暖房用混合弁33,暖房用循環ポンプ34を介してラジエータ41,42,…に夫々流入する。そして、上記ラジエータ41,42,…から出た戻り水は、配管L33を介して貯湯タンク21の下部から貯湯タンク21内に戻る。また、上記ラジエータ41,42,…から出た戻り水の一部は、配管L34を介して暖房用混合弁33に流入し、暖房用混合弁33で貯湯タンク21の温水と混合される。
ここで、上記温度センサT1〜T4からの検出信号と暖房往き温度センサT11により検出された暖房往き温度および暖房戻り温度センサT12により検出された暖房戻り温度に基づいて、暖房給湯制御部30により暖房用混合弁33および暖房用循環ポンプ34を制御する。
上記暖房給湯制御部30は、貯湯タンク2内の各部の温水の温度を検出するための複数の温度センサT1〜T4からの信号に基づいて、高温水の湯量を判断して、暖房用三方弁32の切り替えを行う。
次に、給湯運転を行う場合、給湯器(図示せず)の給湯用蛇口を開くと、外部からの給水圧力により供給された水は、給水配管L21,給湯用熱交換器22,給湯配管L22を介して給湯器に流れて、給湯用熱交換器22で加熱された温水が給湯器に供給される。ここで、給湯温度センサT13により検出された給湯温度に基づいて、暖房給湯制御部30により給湯用混合弁31を制御して、給湯器に供給される温水の温度を所望の温度に調節する。
図2は上記ヒートポンプ式給湯装置の暖房給湯制御部30の沸き上げ運転時の動作を説明するためのフローチャートを示しており、図3,図4は図2に続くフローチャート示している。
まず、沸き上げ運転がスタートすると、図2に示すステップS1でヒートポンプユニット1からの戻り温水を貯湯タンク21の下部に注水する。ここで、上記暖房給湯制御部30により第1沸き上げ用三方弁25と第2沸き上げ用三方弁26を制御して、ヒートポンプユニット1からの戻り配管(L12,L23)を、貯湯タンク21の下部に設けられた第2沸き上げ戻り接続部(入水口)に接続する。
次に、ステップS2に進み、ヒートポンプユニット1(図2〜図4では「HPユニット」)の動作を開始する。ここで、暖房給湯制御部30から沸き上げ制御部10に対してヒートポンプユニット1の運転開始指令信号が出力される。
次に、ステップS3で、温度センサT4により検出された貯湯タンク21内の上側部分の第4タンク温度が目標沸き上げ温度よりも低く、かつ、温度センサT3により検出された貯湯タンク21内の上側部分の第3タンク温度が目標沸き上げ温度よりも低いと判定すると、ステップS4に進み、ヒータ23をオンする。一方、ステップS3で第4タンク温度または第3タンク温度の少なくとも一方が目標沸き上げ温度以上のとき、図4に示すステップS21に進む。
次に、ステップS5で、戻り温度センサT10により検出されたヒートポンプユニット1からの戻り温度(図2〜図4では「HP戻り温度」)が、温度センサT2により検出された貯湯タンク21内の上側部分の第2タンク温度よりも高く、かつ、ヒートポンプユニット1からの戻り温度が温度センサT1により検出された貯湯タンク21内の上側部分の第1タンク温度よりも高いと判定すると、ステップS6に進む。一方、ステップS5で第2タンク温度または第1タンク温度以下の少なくとも一方がヒートポンプユニット1からの戻り温度以上のときは、ステップS5を繰り返す。
次に、ステップS6で、ヒートポンプユニット1からの戻り温度が第4タンク温度よりも高く、かつ、ヒートポンプユニット1からの戻り温度が第3タンク温度よりも高いと判定すると、図3に示すステップS11に進む。
一方、ステップS6で第4タンク温度または第3タンク温度の少なくとも一方が、ヒートポンプユニット1からの戻り温度以上のとき、ステップS7に進む。
次に、ステップS7でヒートポンプユニット1からの戻り温水を貯湯タンク21の中間部に注水する。ここで、上記暖房給湯制御部30により第1沸き上げ用三方弁25と第2沸き上げ用三方弁26を制御して、ヒートポンプユニット1からの戻り配管(L12,L25)を、貯湯タンク21の中間部に設けられた第3沸き上げ戻り接続部(入水口)に接続する。
そして、ステップS8に進み、ヒートポンプユニット1からの出湯温度が所定時間(例えば5分間)内に上昇しないと判定すると、図3に示すステップS14に進む一方、ヒートポンプユニット1からの出湯温度が所定時間内に上昇すると判定すると、ステップS6に戻る。ここで、ヒートポンプユニット1からの出湯温度が所定時間内に上昇しないということは、ヒートポンプユニット1からの出湯温度が最大値に達していることを意味する。
図3に示すステップS11では、ヒートポンプユニット1からの戻り温水を貯湯タンク21の上部に注水する。ここで、上記暖房給湯制御部30により第1沸き上げ用三方弁25と第2沸き上げ用三方弁26を制御して、ヒートポンプユニット1からの戻り配管(L12,L24)を、貯湯タンク21の上部に設けられた第2暖房往き接続部21d(第1沸き上げ戻り接続部(入水口)を兼ねる)に接続する。
次に、ステップS12に進み、出湯温度センサT6により検出されたヒートポンプユニット1の出湯温度(図2では「HP出湯温度」)が目標沸き上げ温度よりも高く、かつ、ヒートポンプユニット1からの戻り温度が目標沸き上げ温度よりも高いと判定すると、ステップS15に進む。
一方、ステップS12でヒートポンプユニット1の出湯温度または戻り温度の少なくとも一方が目標沸き上げ温度以下のとき、ステップS13に進む。ここで、吐出温度センサT7により検出された吐出温度が所定温度以上であるとする。また、ヒートポンプユニット1の運転中は、戻り温度が常に出湯温度よりも低くなり、ステップS13に進むときは、必ずヒートポンプユニット1の戻り温度が目標沸き上げ温度以下である。
そして、ステップS13でヒートポンプユニット1の出湯温度が所定時間(例えば5分間)内に上昇しないと判定すると、図3に示すステップS14に進む一方、ヒートポンプユニット1の出湯温度が所定時間内に上昇すると判定すると、ステップS12に戻る。
ステップS14では、ヒートポンプユニット1を停止して、ヒータ23のみによる沸き上げとし、ステップS15に進む。ここで、暖房給湯制御部30から沸き上げ制御部10に対してヒートポンプユニット1の運転停止指令信号が出力される。
次に、ステップS15で第4タンク温度が目標沸き上げ温度よりも高く、かつ、第3タンク温度が目標沸き上げ温度よりも高いと判定すると、ステップS16に進み、ヒータ23をオフし、ステップS17に進む。
一方、ステップS15で第4タンク温度または第3タンク温度の少なくとも一方が目標沸き上げ温度以下のとき、ステップS12に戻る。
また、ステップS17では、ヒートポンプユニット1が停止中と判定すると、ステップS19に進む一方、ヒートポンプユニット1が停止中でないと判定すると、ステップS18に進む。
そして、ステップS18で第2タンク温度が目標沸き上げ温度よりも高く、または、第1タンク温度が目標沸き上げ温度よりも高いと判定すると、ステップS19に進む一方、第2タンク温度と第1タンク温度以下の両方がヒートポンプユニット1からの戻り温度以下のときは、ステップS18を繰り返す。
次に、ステップS19でヒートポンプユニット1を停止して、この処理を終了する。
また、図4のステップS21では、ヒートポンプユニット1からの戻り温度が第2タンク温度よりも高く、かつ、ヒートポンプユニット1からの戻り温度が第1タンク温度よりも高いと判定すると、ステップS22に進む一方、第2タンク温度または第1タンク温度以下の少なくとも一方がヒートポンプユニット1からの戻り温度以上のとき、ステップS21を繰り返す。
次に、ステップS22で、ヒートポンプユニット1からの戻り温度が第4タンク温度よりも高く、かつ、ヒートポンプユニット1からの戻り温度が第3タンク温度よりも高いと判定すると、ステップS23に進み、ヒートポンプユニット1からの戻り温水を貯湯タンク21の上部に注水して、ステップS25に進む。
一方、ステップS22で第4タンク温度または第3タンク温度以下の少なくとも一方がヒートポンプユニット1からの戻り温度以上のとき、ステップS24に進み、ヒートポンプユニット1からの戻り温水を貯湯タンク21の中間部に注水して、ステップS25に進む。
次に、ステップS25で第2タンク温度が目標沸き上げ温度よりも高く、または、第1タンク温度が目標沸き上げ温度よりも高いと判定すると、ステップS26に進む。
そして、ステップS26でヒートポンプユニット1を停止して、この処理を終了する。
一方、ステップS25で第2タンク温度が目標沸き上げ温度以下か、かつ、第1タンク温度が目標沸き上げ温度以下のとき、ステップS27に進む。
そして、ステップS27で第4タンク温度が目標沸き上げ温度よりも低く、かつ、第3タンク温度が目標沸き上げ温度よりも低いと判定すると、ステップS28に進み、ヒータ23をオンして、図2に示すステップS6に戻る。
一方、ステップS27で第4タンク温度または第3タンク温度の少なくとも一方が目標沸き上げ温度以上のとき、ステップS22に戻る。
上記暖房給湯装置の沸き上げ運転によれば、ヒートポンプユニット1による沸き上げ時に、貯湯タンク21内の積層状態(温度勾配)の乱れを低減できると共に、設置状況や外気温低下などの要因によりヒートポンプユニット1からの戻り温度が低くなって、ヒートポンプユニット1の加熱能力が十分発揮できない場合でも、ヒータ23に切り換えて確実に沸き上げができる。
また、上記ヒートポンプユニット1からの戻り温水の温度に応じて、貯湯タンク21内の適切な温度領域に戻り温水を供給することができ、貯湯タンク21内の上側が高く下側が低い積層状態(温度勾配)の乱れをより低減することができる。
また、上記ヒートポンプユニット1からの戻り温水が余り高くないために貯湯タンク21の中間部に供給するときに、貯湯タンク21内の中間部の入水口よりも上側領域をヒータ23により加熱することで、貯湯タンク21内の上側が高く下側が低い積層状態(温度勾配) の乱れをより低減することができる。
上記実施の形態では、ヒートポンプ式給湯装置を用いた暖房給湯装置について説明したが、暖房機能を有しないヒートポンプ式給湯装置にこの発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、図2に示すステップS3で、HP戻り温度が第4タンク温度よりも高く、かつ、HP戻り温度が第3タンク温度よりも高いと判定したとき、ヒートポンプユニット1からの戻り温水を貯湯タンク21の上部に注水したが、HP戻り温度が第4タンク温度よりも高いか、または、HP戻り温度が第3タンク温度よりも高いときのいずれか一方であるときに、ヒートポンプユニットからの戻り温水を貯湯タンクの上部に注水してもよい。
また、上記実施の形態では、上記貯湯タンク21の入水口が上部と中間部と下部の少なくとも3つとしたが、貯湯タンクの入水口は4以上であってもよい。
また、上記実施の形態では、沸き上げ運転時、ヒートポンプユニット1とヒータ23により貯湯タンク21内の水を沸き上げたが、ヒートポンプユニットのみで貯湯タンク内の水を沸き上げてもよく、この場合、ヒートポンプユニットの加熱能力が十分発揮できないときは、ヒートポンプユニットをヒータに切り換えて沸き上げ運転を行う。
図1はこの発明の実施の一形態のヒートポンプ式給湯装置を用いた暖房給湯装置の構成図である。 図2は上記暖房給湯装置の暖房給湯制御部の沸き上げ運転時の動作を説明するためのフローチャートである。 図3は図2に続くフローチャートである。 図4は図2に続くフローチャートである。
符号の説明
1…ヒートポンプユニット
2…貯湯部
10…沸き上げ制御部
11…圧縮機
12…ガスクーラ
13…膨張弁
14…蒸発器
15…送風ファン
16…圧力センサ
21…貯湯タンク
22…給湯用熱交換器
22a…下側コイル部
22b…上側コイル部
23…ヒータ
24…沸き上げ用循環ポンプ
25…第1沸き上げ用三方弁
26…第2沸き上げ用三方弁
30…暖房給湯制御部
31…給湯用混合弁
32…暖房用三方弁
33…暖房用混合弁
34…暖房用循環ポンプ
41,42…ラジエータ
T1〜T4…温度センサ
T5…入水温度センサ
T6…出湯温度センサ
T7…吐出温度センサ
T8…蒸発器温度センサ
T9…外気温度センサ
T10…戻り温度センサ
T11…暖房往き温度センサ
T12…暖房戻り温度センサ
T13…給湯温度センサ

Claims (3)

  1. 圧縮機(11)を有するヒートポンプユニット(1)と、
    上記圧縮機(11)から吐出される冷媒の吐出温度を検出する吐出温度センサ(T7)と、
    上記ヒートポンプユニット(1)からの戻り配管が接続された入水口が、上部と中間部の少なくとも2つに設けられた貯湯タンク(21)と、
    上記ヒートポンプユニット(1)からの戻り温度を検出する温度センサ(T10)と、
    上記ヒートポンプユニット(1)からの戻り配管と上記貯湯タンク(21)の入水口との接続を切り換えるバルブ(25,26)と、
    上記貯湯タンク(21)内の中間部または上記中間部近傍に配置されたヒータ(23)と、
    上記ヒートポンプユニット(1)と上記バルブ(25,26)および上記ヒータ(23)を制御する制御部(30)と
    を備え、
    上記制御部(30)は、
    上記ヒートポンプユニット(1)による沸き上げ運転において、上記温度センサ(T10)により検出された上記戻り温度および目標沸き上げ温度に基づいて、上記バルブ(25,26)を制御すると共に、
    上記吐出温度センサ(T7)により検出された上記吐出温度が所定温度以上である状態における沸き上げ運転中に、上記温度センサ(T10)により検出された上記戻り温度が予め設定された温度よりも低い場合は、上記ヒートポンプユニット(1)を停止して、上記ヒータ(23)による沸き上げを行うことを特徴とするヒートポンプ式給湯装置。
  2. 請求項1に記載のヒートポンプ式給湯装置において、
    上記貯湯タンク(21)の入水口が上部と中間部と下部の少なくとも3つであることを特徴とするヒートポンプ式給湯装置。
  3. 請求項1または2に記載のヒートポンプ式給湯装置において、
    上記ヒートポンプユニット(1)からの戻り配管が接続される上記貯湯タンク(21)の中間部の入水口を、上記ヒータ(23)の下側に設けたことを特徴とするヒートポンプ式給湯装置。
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