JP2010111142A - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワーステアリング装置において、トルクセンサの精度向上を図ること。
【解決手段】操舵ハンドルに連係する入力軸1と、車輪に連係する出力軸2と、入力軸1と出力軸2とを連結するトーションバー3と、車体に締結されたハウジング12に出力軸2に支持された円筒部材13とを備え、入力軸1は、円筒部材13を挿通すると共に円筒部材13に回転自在に支持され、操舵ハンドルに連係する第1入力軸4と、第1入力軸4とトーションバー3とを連結する第2入力軸5とを備え、第1入力軸4と第2入力軸5との接続部は、第1入力軸4の回転が第2入力軸5に伝達される一方、第2入力軸5に対する第1入力軸4の軸方向への移動が相対移動自由に構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、パワーステアリング装置に関するものである。
車両において、ドライバーがハンドルに加える操舵力を補助するパワーステアリング装置が搭載されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
車両用のパワーステアリング装置において、入力軸とハンドルに連係するコラムシャフトとをセレーション接続し、入力軸にハンドルからの操舵トルクが付与されるように構成すると共に、そのセレーション接続部における互いの軸方向への抜けを防止するためにセレーション接続部をボルトを用いて固定する構造のものがある。
特開2004−231011号公報
このように、入力軸とコラムシャフトとのセレーション接続部における軸方向の移動をボルトによって規制する場合、入力軸にはコラムシャフトを介してハンドルからの軸方向荷重も直接伝達されてしまう。
特に、車両が不整地を走行し、上下に振動するような場合には、ドライバーの体重がハンドルに付与され、その荷重がコラムシャフトを介して入力軸に伝達されてしまう場合もある。
入力軸に、ハンドルの操舵トルク以外に、ハンドルからの軸方向荷重が伝達される場合には、その軸方向荷重が操舵トルクを検出するトルクセンサの外乱となる場合がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、パワーステアリング装置において、トルクセンサの精度向上を図ることを目的とする。
本発明のパワーステアリング装置は、操舵ハンドルに連係する入力軸と、車輪に連係する出力軸と、前記入力軸と前記出力軸とを連結するトーションバーと、車体に締結されたハウジングに、前記出力軸に支持された円筒部材と、を備え、前記入力軸は、前記円筒部材を挿通すると共に当該円筒部材に回転自在に支持され、前記操舵ハンドルに連係する第1入力軸と、前記第1入力軸と前記トーションバーとを連結する第2入力軸と、を備え、前記第1入力軸と前記第2入力軸との接続部は、前記第1入力軸の回転が前記第2入力軸に伝達される一方、前記第2入力軸に対する前記第1入力軸の軸方向への移動が相対移動自由に構成されることを特徴とする。
本発明によれば、第1入力軸と第2入力軸との接続部は、第1入力軸の回転が第2入力軸に伝達される一方、第2入力軸に対する第1入力軸の軸方向への移動が相対移動自由に構成される。このため、操舵ハンドルから第1入力軸に伝達される操舵トルクが第2入力軸に入力されるのに対して、操舵ハンドルから第1入力軸に伝達される軸方向の荷重は第2入力軸に伝達されない。したがって、トルクセンサの精度が向上する。
図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
本発明は、ドライバーがハンドルに加える操舵力を補助する車両のパワーステアリング装置に関するものである。本実施の形態では、山間地等の整地されていない不整地を走行するバギー車等の不整地走行車両に搭載されるパワーステアリング装置100について説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る不整地走行車両のパワーステアリング装置100(以下、単に「パワーステアリング装置100」と称する。)について説明する。図1はパワーステアリング装置100の断面図であり、図2は図1における要部拡大図である。
パワーステアリング装置100は、操舵ハンドル(図示せず)に連係する入力軸1と、車輪(図示せず)に連係する出力軸2とを備える。
入力軸1は、操舵ハンドルに直接接続される。出力軸2は、ロッド等のリンク機構(図示せず)を介して車輪に接続される。
入力軸1と出力軸2は、トーションバー3によって軸線が略同一に連結され、トーションバー3の捻れ分だけ相対回転するようにてなっている。
入力軸1は、操舵ハンドルに連係する第1入力軸4と、トーションバー3に連結された第2入力軸5とからなり、第1入力軸4と第2入力軸5とは軸線が略同一に接続される。
入力軸1を2つの軸4,5から構成することによって、操舵ハンドルに連係する第1入力軸4が変形等した場合には、第1入力軸4のみを交換すればよく、入力軸1全部を交換する必要がない。したがって、メンテナンス作業の負担が大幅に軽減されると共に、修理交換に伴うコストも抑えられる。
第1入力軸4の一端には、操作ハンドルが締結される締結部4aが形成され、他端には、内周にスプライン4bを有する中空部4cが形成される。なお、ステアリングシャフトには操舵ハンドルが取り付けられる。このように、第1入力軸4は、ステアリングシャフトを介して操舵ハンドルに接続される。
第2入力軸5は円筒状に形成され、第2入力軸5の貫通孔5aにはトーションバー3が挿入される。トーションバー3の一端は、連結ピン10によって第2入力軸5に連結される。
また、第2入力軸5は第1入力軸4の中空部4cに挿入される。第2入力軸5の外周には、第1入力軸4の中空部4c内周のスプライン4bに対応する位置に、スプライン5bが形成される。
第1入力軸4と第2入力軸5は、それぞれのスプライン4bとスプライン5bとが螺合することによってスプライン接続される。このように、第1入力軸4と第2入力軸5との接続部は、スプライン接続であり、第1入力軸4の回転が第2入力軸5に伝達される一方、第1入力軸4の第2入力軸5に対する軸方向への移動は相対移動自由に構成される。つまり、第1入力軸4から第2入力軸5へは、回転力のみが伝達され、軸方向の荷重は伝達されないように構成される。
第1入力軸4と第2入力軸5との接続部における回転方向の遊びを低減し、第1入力軸4から第2入力軸5への回転力の伝達効率を良くするために、接続部には、高粘度の粘性を有する潤滑剤が封入される。第1入力軸4の中空部4cの開口部近傍には、中空部4c内周と第2入力軸5外周との間に、接続部からの潤滑剤の流出を防止するためのシール部材としてのOリング7が圧縮された状態で設けられる。具体的には、Oリング7は、第2入力軸5の外周に形成された環状の溝内に嵌装される。
また、第1入力軸4から第2入力軸5への回転力の伝達効率を良くするために、第1入力軸4のスプライン4b及び第2入力軸5のスプライン5bは、インボリュートスプラインとするのが望ましい。しかし、スプライン5bの形状は、インボリュートスプラインに限定されるものではなく、角スプライン等としてもよい。
出力軸2の一端には、ロッド等のリンク機構が締結される締結部2aが結合され、他端には、内周にセレーション2bを有する中空部2cが形成される。
トーションバー3における第2入力軸5から突出した他端部には、セレーション3bが形成される。トーションバー3の他端部は、出力軸2の中空部2cに挿入され、セレーション3bが出力軸2のセレーション2bと螺合する。このように、トーションバー3と出力軸2はセレーション結合される。
第1入力軸4における中空部4c側の端部は、車体に締結されたハウジング12にブッシュ11を介して回転自在に支持され、締結部4a側がハウジング12から突出して延在する。
ハウジング12の開口部12aには、第1入力軸4が挿通する円筒部材13の一端側が圧入される。円筒部材13は、出力軸2と軸線が略同一に配置されるように、ハウジング12に支持される。
ハウジング12内周には縮径部12bが形成され、円筒部材13の端部は縮径部12bの段部12cに当接する。なお、ブッシュ11は、縮径部12bの内周に圧入される。
第1入力軸4における操舵ハンドル側の端部は、軸受15を介して円筒部材13に回転自在に支持される。
軸受15は、外周側が円筒部材13の内周にかしめられる。また、内周側が第1入力軸4の外周に形成された環状の段部4dに係止されると共に、第1入力軸4の外周の環状溝に嵌装されたスナップリング16に係止される。このようにして軸受15は、第1入力軸4の外周と円筒部材13の内周との間に保持される。
第1入力軸4は、軸受15を介して円筒部材13に回転自在に支持されると共に、円筒部材13及び軸受15によって出力軸2に対して軸線が略同一に位置決めされる。ここで、第2入力軸5は、トーションバー3を介して出力軸2と軸線が略同一に連結されているため、第1入力軸4と第2入力軸5は軸線が略同一に接続されることになる。
第1入力軸4が軸受15を介して円筒部材13に支持されることによって、第1入力軸4が第2入力軸5から抜けることが防止される。また、操舵ハンドルからの軸方向荷重がステアリングシャフトを介して第1入力軸4に伝達された場合には、その軸方向荷重は、スプライン接続された第2入力軸5には伝達されず、軸受15及び円筒部材13を介してハウジング12に伝達される。このように、第1入力軸4は、円筒部材13によって、軸方向への移動が規制される。
出力軸2は、軸受20及び軸受21を介してギアボックス22に回転自在に支持される。ギアボックス22は、ハウジング12に締結部材(図示せず)によって結合される。
パワーステアリング装置100が搭載される不整地走行車両は、車体の半分程度が水につかった状態で走行する場合もあり、そのような場合には、泥水がハウジング12及びギアボックス22内に侵入してしまうこともある。そこで、ハウジング12とギアボックス22との間には、外部に開口する隙間19が設けられ、この隙間19を通じてハウジング12及びギアボックス22内に侵入した泥水が外部に排出される。
ハウジング12とギアボックス22との間に隙間19を設けることによって、泥水を排出することができるが、その隙間19を通じて泥水をハウジング12とギアボックス22内に導いてしまうことにもなる。しかし、第1入力軸4と第2入力軸5との間にはOリング7が設けられるため、第1入力軸4と第2入力軸5との接続部への泥水の浸入が防止される。このように、Oリング7は、接続部からの潤滑剤の流出を防止すると共に、接続部への泥水の浸入が防止する機能を有する。
また、隙間19に臨むギアボックス22の開口部には、シール材18が設けられるため、隙間19からギアボックス22内への泥水の浸入が防止される。
第2入力軸5及び出力軸2の双方の外周には、円筒状のスリーブ23が設けられる。
スリーブ23の内周の第2入力軸5側には、軸に対して斜め方向に延びるヘリカルスプライン23aが全周にわたって形成される。また、スリーブ23の内周の出力軸2側には、軸方向に延びる溝が形成される。
一方、第2入力軸5の外周には拡径部5dが形成され、拡径部5dには軸に対して斜め方向に延びるヘリカルスプライン5eが全周にわたって形成される。第2入力軸5のヘリカルスプライン5eに、スリーブ23のヘリカルスプライン23aが螺合することによって、第2入力軸5とスリーブ23が係合する。
また、出力軸2の外周には拡径部2dが形成され、拡径部2dにはピン24が設けられる。ピン24は、スリーブ23の溝に摺動自在に係合する。
スリーブ23がこのように構成されることによって、入力軸1に操舵ハンドルを介して操舵トルクが付与され、トーションバー3の弾性ねじれ変形によって、入力軸1と出力軸2とが同一中心軸周りに相対回転した場合には、スリーブ23は、ヘリカルスプライン5e,23aの傾きによって決定される長さだけ出力軸2のピン24に沿って軸方向にスライドする。
スリーブ23の外周には環状の溝23bが形成され、溝23bには、トルクセンサ25の検出レバー25aが係合する。これにより、トーションバー3の捩り量(入力軸1と出力軸2との相対回転量)が変換されたスリーブ23のスライド量だけ検出レバー25aが操作され、トーションバー3の捩れ量がトルクセンサ25によって検出される。このようにして検出されたトーションバー3の捩れ量から操舵トルクの大きさ及び方向が演算される。
出力軸2の外周には、環状のウォームホイール26が圧入される。ウォームホイール26には、電動モータ(図示せず)の出力軸に結合されたウォームギヤ27が噛み合う。
電動モータは、トルクセンサ25の検出結果に基づいて演算された操舵トルクの大きさ及び方向を基に駆動し、ドライバーが操舵ハンドルに加える操舵力を補助するアシスト力を、ウォームギヤ27及びウォームホイール26を介して出力軸2に対して付与する。
本実施の形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
以上のように、電動モータは、入力軸1と出力軸2との相対回転量であるトーションバー3の捩り量を基に、出力軸2にアシスト力を付与する。したがって、操舵ハンドルから第1入力軸4に入力される操舵トルクが、トーションバー3に連結される第2入力軸5に対してロス無く伝達される必要がある。また、ドライバーの体重等によって操舵ハンドルから第1入力軸4に伝達される軸方向の荷重は、トルクセンサ25の検出に外乱となる場合があるため、第2入力軸5に対して伝達されないのが望ましい。
パワーステアリング装置100においては、第1入力軸4と第2入力軸5との接続部はスプライン接続であり、かつその接続部には、高粘度の粘性を有する潤滑剤がOリング7によって流出が防止された状態で封入される。したがって、操舵ハンドルから第1入力軸4に入力される操舵トルクは、効率良く第2入力軸5に伝達される。
また、第1入力軸4と第2入力軸5とはスプライン接続であり軸方向には固定されていないため、操舵ハンドルから第1入力軸4に軸方向の荷重が伝達された場合には、その荷重は、第2入力軸5に伝達されず、軸受15及び円筒部材13を介してハウジング12に伝達される。したがって、操舵ハンドルから第1入力軸4に伝達される軸方向の荷重が、トルクセンサ25の検出に外乱となることが防止される。
このように、操舵ハンドルから第1入力軸4に伝達される操舵トルクは第2入力軸5に伝達されるのに対して、操舵ハンドルから第1入力軸4に伝達される軸方向の荷重は第2入力軸5に伝達されない。したがって、不整地を走行し車両が上下に振動することによって、操舵ハンドルから第1入力軸4に軸方向の荷重が伝達されるような環境でも、トルクセンサ25の精度の向上が図られる。
(第2の実施の形態)
図3及び図4を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る不整地走行車両のパワーステアリング装置200(以下、単に「パワーステアリング装置200」と称する。)について説明する。図3及び図4は、パワーステアリング装置200の要部拡大断面図である。
以下では、上記第1の実施の形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施の形態と同様の構成には、同一の符号を付し説明を省略する。
上述のように、第1入力軸4と第2入力軸5とはスプライン接続されるため、第1入力軸4の第2入力軸5に対する軸方向への移動は相対移動自由に構成される。しかし、第1入力軸4は、軸受15を介して円筒部材13に支持されることによって、第2入力軸5から抜けることが防止されている。このように、第1入力軸4と第2入力軸5とはスライン接続であるが、操舵ハンドルが軸方向に抜けてしまうことが防止される構造となっている。
しかし、パワーステアリング装置200は、不整地走行車両に搭載されるものであり、不整地走行中に車両が大きく振動するような場合や、車両が意図せぬジャンプをして着地した後に大きな反動を受けるような場合等には、ドライバーから操舵ハンドルに対して引き抜き方向の大きな荷重が作用する。このような事態においては、軸受15及び円筒部材13による構造だけでは、第1入力軸4の第2入力軸5からの抜けが防止できないことも考え得る。
そこで、パワーステアリング装置200における第1入力軸4には、第2入力軸5からの抜けをより確実に防止するために、ハウジング12に係止する係止手段が設けられる。
具体的には、係止手段は、図3に示すように、第1入力軸4の外周に起立する突起部30である。突起部30の形状としては、第1入力軸4の全周にわたる環状のフランジとしてもよく、また、外周の一部のみに形成するようにしてもよい。
このように、第1入力軸4の外周に突起部30を設けることによって、第1入力軸4が第2入力軸5から抜ける方向に移動した場合でも、突起部30がハウジング12の縮径部12bに係止され第1入力軸4のそれ以上の移動が規制されるため、第1入力軸4の抜けが確実に防止される。したがって、操舵ハンドルの軸方向への抜けをより確実に防止することができる。なお、突起部30は、ハウジング12の縮径部12bの内周に圧入されたブッシュ11に係止されるようにしてもよい。
係止手段の他の形態として、図4に示すように、第1入力軸4の外周に環状のワイヤーリング31を設けるようにしてもよい。ワイヤーリング31は、第1入力軸4の外周に形成された環状の溝に嵌装される。係止手段をこのように構成しても、突起部30を形成する場合と同様の作用効果が得られる。また、ワイヤーリング31は、第1入力軸4とは別部材で構成されるため、パワーステアリング装置200の製造及び組み立てを簡便に行うことができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、以上の実施の形態では、不整地走行車両に搭載されるパワーステアリング装置について説明したが、それ以外の車両に搭載されるパワーステアリング装置であってもよい。
本発明は、ドライバーがハンドルに加える操舵力を補助するパワーステアリング装置として用いることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るパワーステアリング装置を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るパワーステアリング装置の要部を示す拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るパワーステアリング装置の要部を示す拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るパワーステアリング装置の他の形態を示す拡大断面図である。
符号の説明
100,200 パワーステアリング装置
1 入力軸
2 出力軸
3 トーションバー
4 第1入力軸
4b スプライン
5 第2入力軸
5b スプライン
7 Oリング
10 連結ピン
12 ハウジング
13 円筒部材
15 軸受
16 スナップリング
23 スリーブ
25 トルクセンサ
25a 検出レバー
26 ウォームホイール
27 ウォームギヤ
30 突起部
31 ワイヤーリング

Claims (7)

  1. 操舵ハンドルに連係する入力軸と、
    車輪に連係する出力軸と、
    前記入力軸と前記出力軸とを連結するトーションバーと、
    車体に締結されたハウジングに、前記出力軸に支持された円筒部材と、を備え、
    前記入力軸は、
    前記円筒部材を挿通すると共に当該円筒部材に回転自在に支持され、前記操舵ハンドルに連係する第1入力軸と、
    前記第1入力軸と前記トーションバーとを連結する第2入力軸と、を備え、
    前記第1入力軸と前記第2入力軸との接続部は、前記第1入力軸の回転が前記第2入力軸に伝達される一方、前記第2入力軸に対する前記第1入力軸の軸方向への移動が相対移動自由に構成されることを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. 前記第1入力軸と前記第2入力軸との間には、シール部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載のパワーステアリング装置。
  3. 前記第1入力軸と前記第2入力軸とは、スプライン接続されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパワーステアリング装置。
  4. 前記第1入力軸には、前記ハウジングに係止する係止手段が設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のパワーステアリング装置。
  5. 前記係止手段は、前記第1入力軸の外周に起立する突起部であることを特徴とする請求項4に記載のパワーステアリング装置。
  6. 前記係止手段は、前記第1入力軸の外周に設けられるワイヤーリングであることを特徴とする請求項4に記載のパワーステアリング装置。
  7. 前記出力軸を軸受を介して回転自在に支持するギアボックスをさらに備え、
    前記ハウジングと前記ギアボックスとの間には、隙間が形成されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載のパワーステアリング装置。
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