JP2010110319A - 鳥害防止用種子等設置体 - Google Patents

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Abstract

【課題】種子の直播きは鳥害に遭う。大型機械を用いたり種子を特殊コートする方法もあるが、設備や特殊技術が必要で、普及定着はしていない。
もっと安価で簡単に制作できる種子設置体を考えた。
【解決手段】種子の設置に基本的には筒状の物を使う。種子や薬品等をセットした筒に、設置しやすいように先端に加工し、鳥に引き抜かれにくいような処置をする。これを横に接着等して帯状にし、さらに引き抜かれにくして、簡単に土に敷設できるように、筒状ものの一部を加工して、ねじれ等に対応出来るようにした種子設置体。
また、この種子設置体の、土表等の上にでる部分を上方に伸ばし、植物の上部を保持する部分と、植物の上部と根を完全に分ける部分を作り、その分けたところを切断するとにより、収穫作業を簡単にし、上部を複数個繋げて収穫するようにセットすることで、収穫作業と収穫後の作業を簡単にできるようにした種子設置体。この種子設置用の連続した筒を例えば段ボール等の様な構造のもので制作すればきわめて安価に製造できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、種子の植え付けを行うための設置体。
植物の種子の戸外直播きは、鳥害に合う確率が高い。鳥害防止を考えた直播きは、稲作等で行われている大型機械で鳥害の及ばない深さに種子を植え付けていくのが主流である。一部、種子をコーティングして付着させたシートを敷き詰める方法が利用されている。
特許公開2005−192431号広報
戸外に植物の種子を植え付けると鳥害に遭う。
鳥害防止のためには防鳥ネット等や、水稲直播等で重機を使い深部に種子を設置して鳥害から逃れる方法や、種子をコーティングして鳥に食べられなくする技術もあるが、より安価に製造でき、多種類の種子の直まきに使える方法を考えた。
本発明は、簡単に手に入る材料を利用し、種子植え付ける作業量等を軽減し、安価に、簡単に制作でき、また、大規模な作付けにも小規模な植栽にも使える種子等設置体を作成することを目的とした。
上記目的を達成するため、本発明は筒状のものに種子・肥料等を設置し、単体や複数本で敷設したり、筒状のものを連続的に並べた状態で敷設することで、鳥害を受けにくくした。
筒の直径は種子等が入ればよく、生分解性のプラスチック等でも良いが、紙等でも十分で、横方向に連続して並べて設置するものは段ボール等も使える。筒の長さは基本的に、発芽した芽が伸びる事が出来、かつ、伸びて表面に出た芽が鳥についばまれても、種が外まで出ない状態の深さを確保することにれば良い。
すずめのような小さな鳥は地表にある米類等を食べる、カラスや鳩は地中にある豆の種のようなものでも、芽が出たとたんに引き抜いて種子の部分まで食べる。鴨等は水に浮いている穀物を主に食べる。この筒を使うと、表面や表面近くに種子が出ないので、すずめや鴨等の害は受けにくい。カラスと鳩への対策として、芽が出てから種が引っ張り出せないように、筒を長くしたり、筒を横方向に接着等して連続させたり、筒を曲げたり、筒に凹凸をつける等して、筒と種子の間、また筒を連続に並べて筒自体を、引き抜かれにくくなるようにする。種子から芽が出て、子葉等が外界に出た場合、当初、多少の子葉等がついばまれても、カラスや鳩は頭の良い鳥なので、種子が食べられないと判ると、手を出さなくなる。
米の直まきの場合は筒の高さを増し、深く植えると倒壊防止にもなる。また、種子の上方を中空状態にすることが出来るので、深く植えることで酸素不足になる状態から逃れることが出来る。筒が横方向に連続して並んでいるものを使い、種子の設置された中間の筒に肥料や薬剤を設置すれば、この種子設置体を土に差し込む等して設置すれば施肥も可能である。
種子等を筒に固定させるためには、接着したり、筒に入れた種子の上下の部分を、芽と根が生えるのに可能な程度開けて外から押して潰し、凹凸をつけても良い。この凹凸は設置後、土等が入る事により、筒が上から引き抜けないようにする働きもする。
筒を土に差し込み易くするために、先端を加工しても良い。種子や肥料等を入れる場合、あらかじめ筒に密着できるように整形しておき、差し込む等しても良い。
種子等を設置する筒は上下に展開させるが、筒の下方に作用させる肥料・薬剤等は筒の上部を閉じて下方や測方を展開出来る様にし、上方のみに作用させる薬剤等を設置する場合は下方を閉じた部分を作る。
筒の上面は、種子から芽の出てくる部分と、上面に作用する薬剤等の出る部分だけ、窪ませるか、穴を開ける。除草用のマルチシートを加工して貼り付けても良い。
筒が横方向に連続して並べ、帯状にして使う場合、直線的な外形だけでなく、種子等設置体の収納や設置作業に便利なように、巻き取り易く、また、敷設する場合に帯状のものをねじる等して地面等へ設置作業が出来るように、一部の筒の部分を、かなりの自由度で曲げや伸びに対応できるように加工しても良い。例えば段ボールを利用して作る場合、一部の筒状部分を折るとか潰す等して、帯状の外形のものを、曲げたりねじることが出来るようにしても良い。
筒状のものを土等に敷設した時点で、土より上に出る部分をつくり、土面から少し間隔の空いたところに、植物を保持する様な形状、または保持可能な物質を付帯させ植物保持体を作り、例えば葉物をつった場合、葉の部分は保持体の上に、根の部分は保持体の下に完全に分かれ、保持体と土の上面の間を切る事で容易に収穫できるようにする。
この植物の上部を保持する部分は、単株ごとでも良いが、出荷する単位分複数個繋いで作ったり、収穫しやすい単位で繋げてもよい。こうすることにより土面と植物保持体の間を切り取るだけで、複数株をまとめたままで一度に収穫出来る。
本発明を使って植物の直播き栽培を行う場合、土等に差し込む作業だけで、植物が栽培でき、植え付けの作業量が軽減される。また、稚苗の移植等に比べれば作業時期選定に余裕がとれる。
また、F1種を使い、あらかじめ植物の生育過程に使う全薬品等をセットすれば、かなり広い場所に植物を植える場合でも高価な機械をつかわずとも安定した作付けが出来る。
筒状構造物が横方向に並んだ形の素材、例えば段ボール等を、段が縦になるように、適当な高さに切断して、接着等して長くして使用すれば、相当安価に、また特別な技術を用いなくても、この種子等設置体を制作することが出来る。稲の直まきの様な大量使用の場合でも、現行の重機を使用するV字穴植え付けや、コーティング種子による直まき等と遜色がないコストでしかも簡単に直まきが実施できる。
筒状の物の中に種子を配置するときに、種子の上方に何も配置せず、種子を大気に触れる様に設置することにより、土に深く植えても、筒の中まで土は入らないので、種子を酸素にさらすことが出来、発芽時に酸素不足で生育が遅れる等のことが少なくなる。または酸素を発生させる薬剤を不要とすることが出来る。
筒状の物の上部を土面等から上に出る様にし、植物の上部を保持し、根の部分と上部を分けることにより根と上部を切断しやすくなり、収穫作業をより規格化出来る。さらに複数個つなげて収穫することにより収穫や収穫後の作業が簡単になる。
本発明の鳥害対策用の筒状のものの基本的な形状の略図 本発明の鳥害対策用に植物の保持機能をつけたものの形状の略図 本発明の鳥害対策の動作例の略図。 本発明の簡易収穫機能の動作例の略図 本発明の基本的な筒状の構造体を単純に連続させたものの略図 本発明の鳥害対策と簡易収穫機能をつけた種子設置体を段ボールを使い作成した場合の略図。
符号の説明
1は種子等の設置の例である。
2は引き抜かれにくくするためと種子等の設置のため加工した凹凸の例である
3は敷設しやすくするための先端部分の処理の例である。
4は簡易収穫機能のための植物を保持する部分の例である。
5は簡易収穫機能のための根の部分と上の部分を分けるための処理の例である。
6は簡易収穫機能の収穫時に切断する部所を示した。
7は植物の上位の部分
8はこの設置体を敷設したときの土の面を示す。

Claims (4)

  1. 筒状の形状のものに、植物の種子等を、片方の穴からは発芽した植物が鳥等についばまれても容易に抜けないように固定等出来る位置に、もう一方の穴からは容易に根が出るような位置に配置し、この筒を土中等に設置するときに、敷設しやすく、敷設後は引き抜けにくいような形状に、側面や先端等を加工・処理した種子等設置体。
  2. 筒状の形状のものに、肥料とか薬品を配置する場合、下方に作用させる場合は下方を解放、または土中等に設置してから解放されるような処置または被覆をして、上方を閉じる。同様に上方に作用させるだけのものは上方を解放し下方を閉じた種子等設置体。
  3. 筒状の形状のものに植物の種子や薬剤等を等を設置したものを、一列または複数列に連続して長く並べ、接着する等の処理をして、長筒状や帯状にして使用することにより、土等への敷設を簡単にし、かつ、出芽した植物の子葉が引っ張られても、全体が容易に抜き取れないようにした種子等設置体。
  4. 植物の種子等の設置体で、土等に設置した時点で土より上に出る部分をつくり、土面から少し間隔を置いた部位に、植物を保持する様な形状、または物質をつけ、植物の収穫の時、土面と植物を保持する様な形状・物質をつけた部分の間を切り取ることにより、収穫作業の省力化が図れる種子等設置体。
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