JP2010108705A - サージアブソーバ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 天板部2aと底板部2bと外周壁部2cとの間に形成される内部空間Sに放電ガスが封入された絶縁性箱部2と、底板部2bに貫通状態に固定され内部に突出して先端部が天板部2aの内面に近接された一対のリード電極部材3と、天板部2aの内面であって一対のリード電極部材3の先端部近傍に形成された導電性被膜4と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
上述したように、表面実装可能な種々のサージアブソーバが提案、開発され、製品化されているが、市場においては、より低価格で小型化され、サージ耐量、寿命、電子機器の保護性能等のさらなる高性能化が望まれている。
また、内部空間内の上部に位置するリード電極部材の先端部と導電性被膜との間でトリガ放電が起こるので、電極材の飛散による絶縁抵抗値の低下を防ぐことができ、寿命特性を向上させることができる。
さらに、棒状等のリード電極部材を用いることで、従来技術のような高コストになる板バネ等の部材が不要で、低コスト化が可能である。
すなわち、本発明に係るサージアブソーバによれば、底板部に貫通状態に固定され内部に突出して先端部が天板部の内面に近接された一対のリード電極部材と、天板部の内面であって一対のリード電極部材の先端部近傍に形成された導電性被膜と、を備えているので、小型かつ低コストであって実装スペース及び実装面積を小さくできると共に、電極材の飛散を抑制して寿命特性を向上させることができる。
箱本体5と平板状蓋部6とは、アルミナ、ムライト、コランダムムライト等のセラミックス材料で形成されていると共に、外周壁部2cの上端で互いにAgろう等のろう付け又はガラス接着剤(ガラスペースト)で接着されている。なお、本実施形態では、ガラス接着剤7で平板状蓋部6が箱本体5に接着されている。
上記リード電極部材3は、例えばNi又はSUS等の金属ピンである。これらリード電極部材3は、その先端部が導電性被膜4の直下に位置するように立設されている。なお、リード電極部材3は、その先端部が導電性被膜4の直下から外れた位置になるように立設させても構わない。
これらリード電極部材3は、底板部2bに形成された貫通孔2dに挿通されて基端側がAgろう等のろう付け又はガラス接着剤で接着、固定されている。なお、本実施形態では、ガラス接着剤7でリード電極部材3が底板部2bに固定されている。
上記導電性被膜4は、図2に示すように、平板状蓋部6の内面に長方形状に形成されたトリガ被膜である。この導電性被膜4は、Ag/Pd,SnO2,Al,Ni,Cu,Ti,TiN,Ta,W,SiC,BaAl4,Nb,Si,C,Ag,Ag/Pt,ITO等の1種または2種以上を用いて、スパッタ法、印刷法、蒸着法、イオンプレーティング法、焼き付け法等によって平板状蓋部6の内面に所定の膜厚で成膜される。
さらに、棒状等のリード電極部材3を用いることで、従来技術のような高コストになる板バネ等の部材が不要で、低コスト化が可能である。
また、箱本体5と平板状蓋部6とが、セラミックス材料で形成されていると共に、互いにガラス接着剤7で接着されているので、セラミックス材料とガラス接着剤7とが互いに熱膨張係数が同等であり、従来のように放電電極上でガラス接着を行う金属の内在した構造(特許文献1参照)に対して、熱膨張差によるクラックの発生のおそれを回避することが可能である。
したがって、第3実施形態のサージアブソーバ31では、底板部2bの上面であって一対のリード電極部材3間に立設された内部壁2eを備えているので、トリガ放電によって導電性被膜4が飛散しても内部壁2eによって内面に広く付着することを防いで、絶縁抵抗値の低下を防ぐことができる。
例えば、上述したように、箱本体と平板状蓋部とで絶縁性箱部を構成することが好ましいが、底板部を平板状の基板として、該基板上に下部に開口部を有して天板部及び外周壁部となる箱状の蓋部を被せて接着することで、内部空間を形成するようにしても構わない。
Claims (7)
- 天板部と底板部と外周壁部との間に形成される内部空間に放電ガスが封入された絶縁性箱部と、
前記底板部に貫通状態に固定され内部に突出して先端部が前記天板部の内面に近接された一対のリード電極部材と、
前記天板部の内面であって前記一対のリード電極部材の先端部近傍に形成された導電性被膜と、を備えていることを特徴とするサージアブソーバ。 - 請求項1に記載のサージアブソーバにおいて、
前記絶縁性箱部が、前記底板部及び前記外周壁部から構成される上部に開口部を有した箱本体と、前記開口部を塞いで前記外周壁部に固定される前記天板部となる平板状蓋部と、で構成されていることを特徴とするサージアブソーバ。 - 請求項2に記載のサージアブソーバにおいて、
前記箱本体と前記平板状蓋部とが、セラミックス材料で形成されていると共に、互いにガラス接着剤で接着されていることを特徴とするサージアブソーバ。 - 請求項2に記載のサージアブソーバにおいて、
前記箱本体と前記平板状蓋部とが、セラミックス材料で形成されていると共に互いの接着面に金属層が形成され、互いにろう材で接着されていることを特徴とするサージアブソーバ。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載のサージアブソーバにおいて、
前記一対のリード電極部材にそれぞれ対応して前記底板部の裏面に互いに離間して貼り付けられていると共に前記リード電極部材の基端部と電気的に接続された一対の電極板を備えていることを特徴とするサージアブソーバ。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載のサージアブソーバにおいて、
前記導電性被膜が、互いに放電間隔を隔てて対向配置された複数の分割被膜部で構成されていることを特徴とするサージアブソーバ。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載のサージアブソーバにおいて、
前記底板部の上面であって前記一対のリード電極部材間に立設された内部壁を備えていることを特徴とするサージアブソーバ。
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