JP2010105975A - ヤマブドウ由来の腫瘍発生抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヤマブドウを有効利用した優れた抗炎症剤および腫瘍発生抑制剤を提供すること。
【解決手段】ヤマブドウ果汁またはヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物を含有するシクロオキシゲナーゼ2阻害剤であり、高極性有機溶媒抽出物が、ヘキサン不溶物であって、且つ酢酸エチル抽出物である。抗炎症剤および腫瘍発生抑制剤としての食品は保健機能食品又はダイエタリーサプリメントであり、保健機能食品が特定保健用食品又は栄養機能食品である。
【選択図】なし

Description

本発明は、ヤマブドウ由来の成分を含有するシクロオキシゲナーゼ2阻害剤に関する。具体的には鎮痛抗炎症および腫瘍発生抑制のためのヤマブドウ果汁またはヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物を含有する選択的シクロオキシゲナーゼ2阻害剤に関する。
関節痛や生理中などの痛みは、痛みの伝達に関係する物質プロスタグランジンが関わることが知られている。このプロスタグランジン生合成に関与する酵素がシクロオキシゲナーゼである。アスピリンなどの非ステロイド性鎮痛剤はシクロオキシゲナーゼ活性を阻害することで痛みを抑えるが、一方で副作用として胃の荒れ・胃潰瘍がしばしば問題になる。これは シクロオキシゲナーゼにはシクロオキシゲナーゼ1(COX-1)とシクロオキシゲナーゼ2(COX-2)の2種類あり、そのうち、胃粘膜の血流を増加させ粘膜を保護する役割を担っているプロスタグランジンE2がCOX-1阻害により産生されないことが原因とされている。一方COX-2選択的な阻害薬はCOX-1に対してほとんど阻害作用を示さず、炎症組織に発現しているCOX-2の活性のみを抑制するため副作用が小さい鎮痛消炎剤となり得る。また、COX-2は癌の増殖にも関与している。
COX-2選択的な阻害薬は既に知られているが、植物由来の成分で、例えば、ヤマブドウ由来の成分は、ヤマブドウのワインビネガーが発癌抑制作用を有すること(特許文献1)、ヤマブドウ(V. coignetiae)果実に抗炎症性があること(非特許文献1)は知られているが、シクロオキシゲナーゼに対する作用は知られていない。
特開2006−325449公報 日本薬学会第127年会、発表番号30S−am01、2007年
本発明の目的は、飲用または塗布等によりCOX-2を選択的に阻害する鎮痛抗炎症剤をヤマブドウより開発すること、および飲用により腫瘍発生を抑制する腫瘍発生予防剤を開発することである。
本発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意研究を行った結果、ヤマブドウ(特に蒜山ヤマブドウ)の果汁及びヤマブドウ果実の極性の高い有機溶媒抽出物等がCOX-2を選択的に阻害し、抗炎症および腫瘍発生抑制作用等を有することを見出し、かかる新知見に基づいて本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は下記の通りである。
[1]ヤマブドウ果汁またはヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物を含有する、シクロオキシゲナーゼ2阻害剤。
[2]シクロオキシゲナーゼ2が関与する疾患のための[1]記載の阻害剤。
[3]シクロオキシゲナーゼ2が関与する疾患が炎症である[2]記載の阻害剤。
[4]炎症が皮膚炎である[3]記載の阻害剤。
[5]シクロオキシゲナーゼ2が関与する疾患が腫瘍である[2]記載の阻害剤。
[6]腫瘍発生抑制剤である[5]記載の阻害剤。
[7]高極性有機溶媒抽出物が、ヘキサン不溶物であって、且つ酢酸エチル抽出物である[1]〜[6]のいずれか1項に記載の阻害剤。
[8]経皮吸収型である[1]〜[7]のいずれか1項に記載の阻害剤。
[9][1]〜[7]のいずれか1項に記載の阻害剤を含む医薬品。
[10][1]〜[7]のいずれか1項に記載の阻害剤を含む食品。
[11]食品が保健機能食品又はダイエタリーサプリメントである、[10]記載の食品。
[12]保健機能食品が特定保健用食品又は栄養機能食品である、[11]記載の食品。
[13][1]〜[7]のいずれか1項に記載の阻害剤を含む化粧品。
[14]ヤマブドウ果汁またはヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物を含有し、抗炎症作用を有するものであることを特徴とし、抗炎症のために用いられる旨の表示を付した食品または化粧品。
[15]ヤマブドウ果汁またはヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物を含有し、腫瘍発生抑制作用を有するものであることを特徴とし、腫瘍発生抑制のために用いられる旨の表示を付した食品または化粧品。
本発明によれば、外来性の炎症性物質によるかぶれなどの炎症に対し塗布または飲用することにより、抗炎症効果が得られる。また、非ステロイド系消炎鎮痛剤と同様の機構で、プロスタグランジン生合成系におけるCOX-2活性を阻害することで、腰痛等の炎症性疾患に対しても、塗布または飲用による消炎鎮痛抗炎症効果が得られる。また、COX-1活性には影響をあたえないので胃の荒れや胃潰瘍などの副作用も殆どなく、有効成分がヤマブドウ果実という天然物由来であるため、安全に長期間使用することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のシクロオキシゲナーゼ2(COX-2)阻害剤(本発明のCOX-2阻害剤ともいう)は、ヤマブドウ由来の成分であれば特に限定されないが、ヤマブドウ果汁、該果汁の発酵産物、ヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物またはヘキサン不溶物等を有効成分とする。なかでもヤマブドウ果汁またはヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物が好ましい。また本発明のCOX-2阻害剤は、上記の有効成分を2種以上含有していてもよい。
本発明のCOX-2阻害剤は、プロスタグランジンの合成酵素であって、遊離アラキドン酸からトロンボキサンが合成される過程で重要不可欠な合成酵素であるシクロオキシゲナーゼを阻害する。なかでもCOX-1は阻害しないで、選択的にCOX-2を阻害する。
一般に種々の非ステロイド性抗炎症薬はCOX-1とCOX-2をどちらも抑制するものが多い。COX-1阻害薬による副作用としては胃腸管障害等がおこる。一方、COX-2は誘導型酵素であり炎症や腫瘍形成などの病態に関係する。COX-2の誘導因子としては、発がんプロモーター、エンドトキシン、サイトカインや増殖因子が挙げられる。これらの誘導因子により活性化されたCOX-2によりプロスタグランジンが合成される。本発明のCOX-2阻害剤は選択的にCOX-2を阻害するためCOX-1阻害による副作用は生じずに、プロスタグランジンの合成を抑制し、鎮痛および抗炎症作用を発現する。
本発明のCOX-2阻害剤は、COX-2が関与する疾患または状態の治療に有効である。
COX-2が関与する疾患とは、上述したように発がんプロモーター、エンドトキシン、サイトカインや増殖因子等の誘導因子により活性化されたCOX-2により産生されるプロスタグランジンが関与する疾患または病態のことである。COX-2により産生されるプロスタグランジンは、炎症を引き起こし、またがん細胞に栄養を供給する腫瘍血管の新生を誘導することによって、がん組織の成長促進に関与している。具体的には、COX-2が関与する疾患とは、炎症、悪性腫瘍、癌等が挙げられる。したがって、本発明のCOX-2阻害剤は、COX-2により産生されるプロスタグランジンの合成を阻害することにより炎症や腫瘍形成などを抑制する。
本発明のCOX-2阻害剤は、炎症の予防及び治療ないしは症状改善に有効である。
炎症とは、感染、物理的刺激、化学的刺激、アレルギー反応等の侵襲に対し、免疫系が応答する種々の反応の総称である。
一般に炎症は外来刺激などの外因性要因と生体側の異常、体質的要素などの内因性要因との相互作用によって発症する。また炎症を起こしている部位によって、例えば腰や肩の筋肉等または関節に炎症を起こしている場合には腰痛や肩こりまたは関節炎といった症状(疾患)となって顕れ、皮膚や粘膜に炎症を起こしている場合には皮膚炎や口内炎などの疾患として顕れる。
本発明のCOX-2阻害剤は、具体的には皮膚炎、腰痛、肩こり、掻痒などに用いられ、好ましくは皮膚炎などの予防、治療、症状の改善に用いられる。皮膚炎の発症原因は、外来刺激としては、種々の化学物質、香粧品、金属、洗剤、薬物をはじめ植物、微生物、昆虫などの生物学的因子、日光、温熱、寒冷、乾燥などの物理学的因子などが挙げられる。生体側の因子としては、発汗、皮脂の分泌異常、角化異常など局所的異常の他に、アトピー性素因、感染病巣、消化管障害、腎障害、内分泌障害などの全身的異常も関連する。皮膚炎は発生機序としては、アレルギー性接触皮膚炎などのアレルギーと一時刺激性接触皮膚炎などの非アレルギーに大別される。本発明のCOX-2阻害剤は、いずれにも適用できるが、非アレルギー性の皮膚炎に好ましく用いられる。
炎症の症状としては、通常、発赤、熱感、発痛、腫脹、機能障害(例:掻痒、疼痛)が挙げられる。
本発明のCOX-2阻害剤は、これらの疾病・症状の予防、治療、症状の改善に用いることができる。
本発明のCOX-2阻害剤は、腫瘍に有効であり、腫瘍の発生を遅らせるあるいは阻止する、または腫瘍の進展を遅らせるあるいは阻止するために使用することができる。本発明において、腫瘍の種類は特に限定されないが、皮膚腫瘍、肝癌、肺癌、大腸癌等が挙げられる。なかでも皮膚腫瘍等に好適である。
本発明において、ヤマブドウとしてはブドウ科(ブドウ科Vitaceae、 ブドウ属Vitis、種名 coignetiae)に属するものが用いられ、具体的には蒜山ヤマブドウ(学名:Vitis coignetiae)が好適なものとして挙げられる。
本発明において、ヤマブドウ果汁としては、好ましくはヤマブドウ果実の果肉および果皮から得られるものが使用される。該果汁は、通常圧搾などの手段によって得ることができるがこれに限らない。また冷凍したヤマブドウから得られる果汁を使用してもよい。
本発明において、ヤマブドウ果汁の発酵産物としては、ヤマブドウワイン、ヤマブドウワインビネガーが挙げられ、好ましくはヤマブドウワインビネガーが挙げられる。該発酵産物は常法に基づいて製造することができる。好ましくは、ヤマブドウの果実を通常10℃〜80℃、好ましくは20℃〜60℃程度、より好ましくは30℃〜50℃程度に加熱してから果汁を搾汁し、これに、例えばアルコール発酵酵母や酵素等を加えて醸造し、アルコール濃度が通常3〜30%、好ましくは5〜20%、より好ましくは約10%とすることによって、ヤマブドウワインが得られる。ヤマブドウワインに、例えば酢酸発酵酵母を加え、酢酸濃度が通常3〜10%、好ましくは6%程度になるまで発酵させ、必要に応じて濾過を行いヤマブドウワインビネガーが製造される。
本発明におけるヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物とは、極性の高い有機溶媒によるヤマブドウ果実の抽出画分をいう。高極性有機溶媒抽出物における有機溶媒としては、その極性が4〜10、好ましくは4〜6、より好ましくは4〜5.5のものが挙げられる。具体的には酢酸エチル、メタノールなどが挙げられる。
特に、好適な高極性有機溶媒抽出物としては、ヘキサン不溶物であって、且つ酢酸エチル抽出物が挙げられる。すなわち、ヤマブドウ果実を後述のヘキサン処理に付してヘキサン抽出画分を除去した後の酢酸エチル抽出物等が挙げられるが、抽出する順序はこれに限られない。具体的には、当該抽出物は、ヤマブドウ果実をそのまま、あるいは圧搾したものをヘキサン処理して、ヘキサン層と水層に分離させ、水層を酢酸エチル処理して得られた酢酸エチル抽出画分が挙げられる。当該酢酸エチル抽出画分を乾燥、例えば減圧乾燥するなど自体公知の方法により、水分及び揮発性成分を除いて、粉末状にしたものも高極性有機溶媒抽出物として使用することができる。
ヘキサン処理は、ヤマブドウ果汁100重量部に対して、通常ヘキサン200〜400重量部、好ましくは300〜400重量部で抽出する。抽出する回数は特に限定されないが、当該量のヘキサンによって、3〜4回抽出することが好ましい。また抽出温度は4℃〜30℃が挙げられ、4℃〜20℃が好ましい。該ヘキサン処理により得られたヘキサン不溶性画分、すなわち水層からヘキサン不溶物が得られる。次にヘキサン処理におけるヘキサン不溶性画分を高極性有機溶媒、例えば酢酸エチルで処理する。酢酸エチルなどの高極性有機溶媒処理においては、水層100重量部に対して酢酸エチル200〜400重量部、好ましくは300〜400重量部で抽出する。抽出する回数は特に限定されないが、当該量の酢酸エチルによって、3〜4回抽出することが好ましい。また抽出温度は、通常4℃〜30℃であり、4℃〜20℃が好ましい。
本発明のCOX-2阻害剤の投与対象としては、例えば、ヒトをはじめウシ、ウマ、イヌ、マウス、ラット等の哺乳動物などが挙げられる。
本発明のCOX-2阻害剤は、ヤマブドウ果実由来の成分を、そのままで、もしくは乾燥させた粉末状で含有する。好ましくは、ヤマブドウ果汁またはブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物をそのままで、もしくは乾燥させた粉末状で含有する。その投与方法は、例えば、経口投与、外用投与、経直腸投与(坐薬)、点眼等の非経口投与が挙げられ、経口投与、外用投与等が好ましい。
本発明のCOX-2阻害剤を経口投与する場合の有効成分であるヤマブドウ果汁の投与量は、投与する患者の性別、症状、年齢、投与方法によって異なるが、通常、成人(体重60kg)1日あたりの投与量が全量で、乾燥重量として1g〜250gであり、好ましくは1g〜100gである。上記1日あたりの量を一度にもしくは数回に分けて投与することができる。食前、食後、食間を問わない。また投与期間は特に限定されない。
ヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物(乾燥重量として)の場合、上記ヤマブドウ果汁の投与量の1/100〜1/10、好ましくは1/30〜1/15程度を投与することができる。
さらに炎症の予防のために投与する場合は、乾燥重量として、上記ヤマブドウ果汁の量の1/2〜1/5程度を長期間投与することも可能である。
また腫瘍発生抑制のために投与する場合は、乾燥重量として、上記ヤマブドウ果汁の量の1/2〜1/5程度を長期間投与することも可能である。
本発明のCOX-2阻害剤の経口投与用の形態としては、顆粒剤、細粒剤、錠剤、散剤、カプセル剤、チュアブル剤、液剤、懸濁剤など、また注射用の形態としては静脈直接注入用、点滴投与用などの自体既知のものを採用することができる。これらは、常法により製剤化することができ、製剤上の必要に応じて、例えば、乳糖、ブドウ糖、D−マンニトール、でんぷん、結晶セルロース、炭酸カルシウム、カオリン、ゼラチン等の担体や、溶剤、溶解補助剤、等張化剤等の通常の添加剤を適宜配合することができる。
本発明のCOX-2阻害剤を外用として投与する場合、投与する対象の症状、目的、年齢、投与方法等によって異なるが、投与量は成人(体重60kg)1日当たり、有効成分であるヤマブドウ果汁(乾燥重量として)を通常10μg/kg〜10mg/kg/day程度、好ましく100μg/kg〜1mg/kg/day程度である。適用する回数は特に制限されないが、通常1日1〜5回、好ましくは3〜5回である。
ヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物(乾燥重量として)の場合、上記ヤマブドウ果汁の投与量の1/100〜1/10、好ましくは1/30〜1/15程度を投与することができる。
さらに炎症の予防のために投与する場合は、乾燥重量として、上記ヤマブドウ果汁の量の1/2〜1/10程度を長期間投与することも可能である。
また腫瘍発生抑制のために投与する場合は、乾燥重量として、上記ヤマブドウ果汁の量の1/2〜1/10程度を長期間投与することも可能である。
上記外用は、経皮吸収型であり、必要に応じて公知の添加剤などを混合して常法により、クリーム剤、液剤、ローション剤、乳剤、チンキ剤、軟膏剤、水性ゲル剤、油性ゲル剤、エアゾール剤、パウダー剤、シャンプー、石鹸などの外用製剤等とすることができる。
本発明のCOX-2阻害剤は、そのままであるいは適当な添加剤を加えて医薬あるいは化粧品または医薬部外品等とすることができる。
上記外用剤には、上記成分の他に水溶性成分、油性成分、粉末成分、界面活性剤、高分子成分、増粘剤、粘着性改良剤、被膜形成剤、pH調整剤、抗酸化剤、防腐剤、保存剤、賦形剤、保湿剤、皮膚保護剤、清涼化剤、香料、着色剤、キレート剤、潤沢剤、鎮痒剤、血行促進剤、収斂剤、組織修復促進剤、制汗剤、植物抽出成分、動物抽出成分、化粧品や医薬部外品等に必要な添加剤等を必要に応じて配合することができる。
本発明のCOX-2阻害剤中のヤマブドウ果汁(乾燥重量として)の含有量は、通常1〜100重量%であり、好ましくは10〜90重量%であり、さらに好ましくは20〜80重量%、特に好ましくは20〜50重量%である。該果汁の発酵産物(乾燥重量として)の場合は、前記ヤマブドウ果汁と同じである。なおヤマブドウ果実の有機溶媒抽出物(乾燥重量として)の場合、通常1〜100重量%であり、好ましくは10〜90重量%であり、さらに好ましくは20〜50重量%である。なお本本発明のCOX-2阻害剤においては、ヤマブドウ由来成分のみからなるものであってもかまわない。
本発明における食品は、本発明のヤマブドウ果汁、該果汁の発酵産物、ヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物、または該果汁のヘキサン不溶性画分を含む一般的な食品形態であれば如何なるものでも良い。例えば、それ自体、またはそれに適当な風味を加えてドリンク剤、例えば清涼飲料、粉末飲料とすることもできる。具体的には、ジュース、牛乳、菓子、ゼリー等に混ぜて飲食することができる。また、このような食品を保健機能食品として提供することも可能である。この保健機能食品には、炎症の予防および改善などの本発明の用途に用いるものであるという表示を付した飲食品、特に、特定保健用食品、栄養機能食品なども含まれる。
さらに、本発明における食品を濃厚流動食や、食品補助剤として利用することも可能である。食品補助剤として使用する場合、例えば錠剤、カプセル、散剤、顆粒、懸濁剤、チュアブル剤、シロップ剤等の形態に調製することができる。本発明における食品補助剤とは、食品として摂取されるもの以外に栄養を補助する目的で摂取されるものをいい栄養補助剤、ダイエタリーサプリメントなどもこれに含まれる。
本発明におけるヤマブドウ果汁、該果汁の発酵産物、ヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物、またはヘキサン不溶物を食品として摂取する場合、成人(体重60kg)1日当たりのヤマブドウ果汁(乾燥重量として)の摂取量は、通常1g〜250g程度、好ましくは1g〜100g程度である。なおヤマブドウ果実の有機溶媒抽出物(乾燥重量として)の場合、上記ヤマブドウ果汁の摂取量の1/10〜1/30程度を摂取することができる。
上記の量を1日1回から数回に分けて摂取することが好ましい。この場合、一日あたり摂取量、または1回あたりの摂取量を1単位包装とすることができる。
本発明における食品中のヤマブドウ果汁(乾燥重量として)の含有量は、通常1〜100重量%であり、好ましくは10〜90重量%であり、さらに好ましくは20〜80重量%である。なおヤマブドウ果実の有機溶媒抽出物(乾燥重量として)の場合、通常1〜100重量%であり、好ましくは10〜90重量%であり、さらに好ましくは20〜50重量%である。なお本発明の食品においては、ヤマブドウ由来成分のみからなる食品であってもかまわない。
本発明においては、ヤマブドウ果汁またはブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物を含有し、抗炎症作用または腫瘍発生抑制作用を有するものであることを特徴とし、鎮痛抗炎症または腫瘍発生抑制のために用いられる旨の表示を付した食品または化粧品を提供する。化粧品中の有効成分としてのヤマブドウの含量等は、上記外用剤でのべたものと同様である。
以下、実施例を示して本発明をさらに詳しく説明するが、実施例は本発明の説明のために記載するものであり、本発明を限定するものではない。
参考例1
<ヤマブドウ果汁の調製>
ヤマブドウの樹から果実を収穫し、枝を取るために除梗破砕する。これを搾汁機(エアープレス)にて処理し、95℃にてドラム缶に詰め、2〜3ヶ月間保存して、酒石酸結晶を析出させ、酒袋で絞ることによってヤマブドウ果汁を得る。
<実験例1>
ヤマブドウの外用によるCOX-1およびCOX-2阻害効果を検討した。実験方法を図1に示す。
(TPA処理群)
TPA処理群として、溶媒であるアセトン(66%アセトン水)のみをTPA塗布30分前に塗布し、次にマウス(SENCARマウス・オス6週令)8匹の片耳の前面と後面ともに炎症性物質12-O-tetradecanoylphorbol-13-acetate (以下TPAと省略する)のアセトン溶液(85μM)を10μLずつ滴下塗布した。TPA塗布の6時間後に耳重量を測定した。ここで耳重量とは、直径6mmのパンチで耳に穴を開け、その時取れる円形の部分の重量をいう(以下同様)。TPAを塗布したマウスの耳は、6時間後に炎症が起こり、耳が腫れて、耳重量が増加した。無処理群としてとして、溶媒であるアセトン(66%アセトン水)のみを塗布したところ、耳は腫れず、重量も増えなかった。
マウスを犠牲死させ、腫れた耳の組織を取り、COX-1およびCOX-2活性を測定した。COX-1およびCOX-2活性の測定には、米国Cayman Chemical company製COXアッセイキットを用いた。サンプルの耳組織をすりつぶして均一にし、遠心分離し、上清を取り、これを酵素分画として、COX活性を測定した。活性は590nmの吸光度を測定し、キットに添付の計算式に従ってCOX活性を計算した。
TPA処理群のCOX-1活性は無処理群と差がなかったが、COX-2活性はTPA処理により誘導され、上昇していた(図2、3)。
(ヤマブドウ果汁処理群)
まず参考例1で得られたヤマブドウ果汁の凍結乾燥粉末(果汁1mLあたり151 mg)をアセトン水混液(66%のアセトンと蒸留水の混合溶液;アセトン:蒸留水=2:1(v/v))に元の果汁の2倍の濃度(302 mg/ mL)、または10倍の濃度(1510 mg/ mL)になるように調製した。このヤマブドウ果汁を、マウス(同上)8匹の耳に、片耳の前面及び後面ともに、10μLを塗布し、その30分後にTPA(85μMの溶液)を片耳の前面及び後面に10μL塗布した。6時間後、マウスの耳は腫れて耳重量は増加したが、果汁を塗らない場合の耳重量と比べて、重量増加が有意に少なく、炎症反応が抑制された。マウスを犠牲死させ、腫れた耳の組織を取り、上記と同様の方法でCOX-1およびCOX-2活性を測定したところ、ヤマブドウ果汁処理群のCOX-1活性は無処理群、TPA処理群と差がなかった。しかしながら、COX-2活性はTPA処理群と比べて、活性誘導が起きておらず、活性上昇が抑制された。つまり、COX-2選択的に活性抑制が起きた(図2、3)。
(ヤマブドウ酢エチ抽出物処理群)
ヤマブドウ(Vitis coignetiae)果実の圧搾搾汁を分液ロートに入れ、さらにヘキサンを加えて振盪かくはん後、ヘキサン層と水層に分離させ、ヘキサン層を除く。残った水層に酢酸エチルを加えて振盪かくはん後、酢酸エチル層と水層に分離させ、酢酸エチル層を別容器に分けとる。この酢酸エチル画分を減圧乾燥機にて水分および揮発成分を除いて粉末状とした。この粉末は果汁1 mLあたり162 mg取れた。これを以下、ヤマブドウ酢エチ抽出成分と呼ぶ。ヤマブドウ酢エチ抽出成分粉末を元の果汁の2倍の濃度(324mg/mL)、または10倍の濃度(1620mg/mL)にアセトン水混液に溶かし調製した。そのヤマブドウ酢エチ抽出成分溶液をマウス6匹の片耳の前面及び後面ともに、10μLを塗布し、その30分後にTPA(85μMの溶液)を片耳の前面及び後面に10μL塗布した。TPAを塗布6時間後、マウスの耳は腫れて耳重量は増加した(8.05±0.50mg)が、ヤマブドウ酢エチ抽出成分を塗らない場合(16.15±1.02mg)と比べて、重量増加が有意に少なく、抗炎症効果があった。マウスを犠牲死させ、腫れた耳の組織を取り、上記と同様にCOX-1およびCOX-2活性を測定したところ、ヤマブドウ酢エチ抽出物処理群のCOX-1活性は無処理群、TPA処理群と差がなかった。一方COX-2活性はTPA処理群と比べて、活性誘導が起きておらず、活性上昇が抑制された。つまり、COX-2選択的に活性抑制が起きた(図2、3)。
<実験例2>
ヤマブドウ酢エチ抽出成分の飲用による抗炎症効果を検討した。実験方法を図4に示す。
(TPA処理群)
マウス(SENCARマウス・オス6週令)6匹に、水を飲み水として12時間飼育後、片耳の前面と後面ともに炎症性物質TPAのアセトン溶液を塗ると、6時間後に炎症が起きて、耳が腫れて、耳重量が増加した(17.62±0.71mg)。無処理群としてとして、水を飲み水として12時間飼育後、溶媒であるアセトン(66%アセトン水)のみを同様に塗布したところ、耳は腫れず、重量も増えなかった(6.68±0.57mg)。
(ヤマブドウ果汁処理群)
マウス(同上)8匹に、まず参考例で得られたヤマブドウ果汁の凍結乾燥粉末を、元の果汁の2倍の濃度(302 mg/ mL)、または10倍の濃度(1510 mg/ mL)に水に溶解し調製したものを水のかわりに12時間飲ませて飼育した。30分後にTPAを塗ると、6時間後、マウスの耳は腫れて耳重量は増加した(9.95±0.65mg)が、果汁を飲用しない場合(17.62±0.71mg)と比べて、重量増加が有意に少なく、炎症反応が抑制された。
マウスを犠牲死させ、腫れた耳の組織を取り、実験1と同様の方法によりCOX-1およびCOX-2活性を測定した。ヤマブドウ果汁処理群のCOX-1活性は無処理群、TPA処理群と差がなかった。一方COX-2活性はTPA処理群と比べて、活性誘導が起きておらず、活性上昇が抑制された。つまり、ヤマブドウ果汁処理群ではCOX-2選択的に活性抑制が起きた(図5、6)。
(ヤマブドウ酢エチ抽出物処理群)
マウス(同上)6匹を、ヤマブドウ果汁のヤマブドウ酢エチ抽出成分を元の果汁の2倍の濃度(324mg/mL)、または10倍の濃度(1620mg/mL)となるよう水に溶解し調製したものを飲み水として12時間飼育後、実験1と同様に片耳の前面と後面ともにTPAのアセトン溶液を塗ると、水を飲み水としたTPA処理群と比べて、6時間後の耳の炎症による耳重量が有意に少なく(9.87±0.87mg)、抗炎症効果が認められた。(図5、6)。
マウスを犠牲死させ、腫れた耳の組織を取り、実験1と同様の方法によりCOX-1およびCOX-2活性を測定したところ、ヤマブドウ酢エチ抽出物処理群のCOX-1活性は無処理群、TPA処理群と差がなかった。また一方COX-2活性はTPA処理群と比べて、活性誘導が起きておらず、活性上昇が抑制された。つまり、COX-2選択的に活性抑制が起きた(図5、6)。
<実験3>
ヤマブドウ酢エチ抽出成分の飲用投与による抗腫瘍効果を検討した。
マウス(SENCARマウス・メス6週令)12匹の背中の毛を剃り、そこに発癌物質ジメチルベンツアンスラセン(DMBA)のアセトン溶液(2.5 mg/0.1 mLアセトン/マウス)を塗る。1週間後より週2回20週間、発癌促進物質TPAのアセトン溶液 (1.7 nmol/0.1 mLアセトン/マウス)を塗ると6週目以降に、皮膚がんが投与部位に発生した。
一方、マウス(同上)各16匹に、ヤマブドウ果汁のヤマブドウ酢エチ抽出成分を元の果汁の2倍の濃度(324mg/mL)、または10倍の濃度(1620mg/mL)となるよう水に溶解し調製したものを飲み水として与えた場合は、DMBA投与、TPA投与を上記と同様に行なっても、皮膚腫瘍の発生時期が遅れ、またマウス1匹当たりの腫瘍発生率、腫瘍個数が有意に減少した(図7)。なおマウスが2倍または10倍の濃度のヤマブドウ酢エチ抽出成分の水溶液を飲んだ量は20mL/週/マウスであった。
図1は、ヤマブドウ果汁成分の外用による抗炎症効果を示すための実験方法を示す。 図2は、ヤマブドウ果汁成分の外用によるCOX-1活性への影響を示す図である。 図3は、ヤマブドウ果汁成分の外用によるCOX-2活性への影響を示す図である。 図4は、ヤマブドウ果汁成分の飲用による抗炎症効果を示すための実験方法を示す。 図5は、ヤマブドウ果汁成分の飲用によるCOX-1活性への影響を示す図である。 図6は、ヤマブドウ果汁成分の飲用によるCOX-2活性への影響を示す図である。 図7は、ヤマブドウ酢エチ抽出成分の飲用による皮膚腫瘍発生への影響を示す図である。

Claims (15)

  1. ヤマブドウ果汁またはヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物を含有する、シクロオキシゲナーゼ2阻害剤。
  2. シクロオキシゲナーゼ2が関与する疾患のための請求項1記載の阻害剤。
  3. シクロオキシゲナーゼ2が関与する疾患が炎症である請求項2記載の阻害剤。
  4. 炎症が皮膚炎である請求項3に記載の阻害剤。
  5. シクロオキシゲナーゼ2が関与する疾患が腫瘍である請求項2記載の阻害剤。
  6. 腫瘍発生抑制剤である請求項5記載の阻害剤。
  7. 高極性有機溶媒抽出物が、ヘキサン不溶物であって、且つ酢酸エチル抽出物である請求項1〜6のいずれか1項に記載の阻害剤。
  8. 経皮吸収型である請求項1〜7のいずれか1項に記載の阻害剤。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の阻害剤を含む医薬品。
  10. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の阻害剤を含む食品。
  11. 食品が保健機能食品又はダイエタリーサプリメントである、請求項10記載の食品。
  12. 保健機能食品が特定保健用食品又は栄養機能食品である、請求項11記載の食品。
  13. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の阻害剤を含む化粧品。
  14. ヤマブドウ果汁またはヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物を含有し、抗炎症作用を有するものであることを特徴とし、抗炎症のために用いられる旨の表示を付した食品または化粧品。
  15. ヤマブドウ果汁またはヤマブドウ果実の高極性有機溶媒抽出物を含有し、腫瘍発生抑制作用を有するものであることを特徴とし、腫瘍発生抑制のために用いられる旨の表示を付した食品または化粧品。
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