JP2007176837A - 痩身用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】体脂肪の増加抑制および減少に有効な痩身用組成物を提供する。
【解決手段】アスコフィラム ノドサム(Ascophyllum nodsum)の抽出物とユビデカレノン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、α−リポ酸、カテキン類、カプサイシン類、キトサン、ギムネマエキス、共役リノール酸、ジグリセライド、カフェイン、アミノ酸から選ばれる少なくとも一種類を含有することを特徴とする痩身用組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は痩身用組成物に関する。
近年、食生活の欧米化に伴って、肥満が増加している。肥満は動脈硬化症の危険因子の一つであり、また、糖尿病や高血圧等とも関連があることから、深刻な社会問題となっている。肥満は身体に脂肪が過剰に蓄積した状態であり、その原因の一つに栄養の過剰摂取がある。一般に、カロリーの過剰摂取は貯蔵カロリーを増やすように働き、その結果貯蔵カロリーが体内で増加する。そこで、栄養摂取から肥満に至る経路を阻害することにより、肥満を予防し、あるいは改善することができると考えられる。
食品中の栄養成分はそのままの形では腸管から吸収されない。すなわち、脂肪(トリグリセライド)は膵リパーゼにより分解され、またでん粉などの糖質はα−アミラーゼ、α−グルコシダーゼなどの糖質加水分解酵素により分解され、小腸より吸収される。従って、これら酵素の活性を阻害することにより脂肪やでん粉の分解が抑制され、その結果、腸管からの吸収もまた抑制される。従来、膵リパーゼの活性を阻害したり、糖質加水分解酵素の活性を阻害する物質として、例えばアスコフィラム ノドサム(Ascophyllum nodsum)の抽出物(特許文献1、2参照)が提案されている。
しかし、身体に脂肪が増加するのを防ぐだけでは肥満の解消に十分とは言えず、体内に蓄積した脂肪を減少する効果も併せ持った、総合的な痩身用組成物が求められている。
特開2005−170836号公報 特開2005−170837号公報
本発明は、体脂肪の増加抑制および減少に有効な痩身用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、アスコフィラム ノドサム(Ascophyllum nodsum)の抽出物とユビデカレノン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、α−リポ酸、カテキン類、カプサイシン類、キトサン、ギムネマエキス、共役リノール酸、ジグリセライド、カフェイン、アミノ酸から選ばれる少なくとも一種類とを組み合わせることにより、優れた体脂肪の増加抑制および減少効果を有する組成物が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
即ち、本発明は、
(1)アスコフィラム ノドサム(Ascophyllum nodsum)の抽出物とユビデカレノン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、α−リポ酸、カテキン類、カプサイシン類、キトサン、ギムネマエキス、共役リノール酸、ジグリセライド、カフェイン、アミノ酸から選ばれる少なくとも一種類を含有することを特徴とする痩身用組成物、
(2)飲食品である前記(1)に記載の痩身用組成物、
(3)体脂肪の増加抑制および減少を目的とする健康食品または特定保健用食品である、前記(2)に記載の痩身用組成物、からなっている。
本発明の組成物は、優れた体脂肪の増加抑制および減少効果を有する。この効果は、アスコフィラム ノドサム(Ascophyllum nodsum)抽出物とユビデカレノン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、α−リポ酸、カテキン類、カプサイシン類、キトサン、ギムネマエキス、共役リノール酸、ジグリセライド、カフェイン、アミノ酸から選ばれる少なくとも一種類とを組み合わせることにより得られるものである。
本発明の組成物を継続して摂取することにより、体脂肪率が顕著に低下する。
アスコフィラム ノドサム(Ascophyllum nodsum)(以下「アスコフィラム」という)は、褐藻類ヒバマタ目、ヒバマタ科に属する海藻であり、主にノルウェーのリアス式海岸の岩礁地帯に生育している。
本発明において、アスコフィラムは、そのいずれの組織、部位も用いることができるが、好ましくは葉茎部である。アスコフィラムからの抽出に際し、海から収穫された全藻または葉茎部をそのまま、あるいはそれらを裁断、細断または磨細したもの、またそれらを乾燥したもの、さらに全藻または葉茎部を乾燥後に裁断、細断または粉砕したものを用いることができ、好ましくは生のものを乾燥し、粉砕したものである。乾燥は、例えば天日乾燥、通風乾燥、真空乾燥、真空凍結乾燥など、自体公知の方法で行ってよい。
抽出溶剤としては、水または有機溶剤、またはそれらの混合液が用いられる。有機溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノールおよびtert−ブタノールなどの炭素数1〜4の低級アルコール、ジメチルケトン、メチルエチルケトン、アセトンおよびメチルイソブチルケトンなどのケトン類などの極性有機溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、またはジエチルエーテルなどの非極性有機溶剤が挙げられ、さらにこれら極性有機溶剤と非極性有機溶剤を適宜組み合わせることもできる。
これらの抽出溶剤の内、極性有機溶剤或いは極性有機溶剤と水の混合液が好ましく、メタノール、エタノールまたはアセトン、或いはそれらと水の混合液がより好ましく、メタノール、エタノールまたはアセトンと水の混合液が特に好ましい。極性有機溶剤と水の混合液の混合割合は、極性有機溶剤により異なるが、通常極性有機溶剤/水が5/95〜100/0(v/v)の範囲内である。例えば、抽出溶剤としてメタノール−水混合液またはエタノール−水混合液を用いる場合、その割合としては5/95〜100/0(v/v)が挙げられ、好ましくは30/70〜70/30(v/v)である。またアセトン−水混合液を用いる場合、その割合としては5/95〜100/0(v/v)が挙げられ、好ましくは30/70〜80/20(v/v)である。これらの割合は、抽出効率、抽出物量および抽出物の酵素阻害活性などを考慮して決められるのが望ましい。
本発明において、抽出物を得るための抽出方法に制限はなく、浸漬による抽出、加熱抽出、連続抽出あるいは超臨界抽出など、自体公知の方法を用いることができる。アスコフィラム(a)に対する抽出溶剤(b)の使用量は特に制限されないが、b/aが2/1〜100/1(mL/g)が好ましく、b/aが5/1〜10/1(mL/g)がより好ましい。具体的には、抽出は、例えばアスコフィラムを乾燥し、粉砕した抽出原料100gに対して抽出溶剤約200ml〜10L、好ましくは500ml〜1Lを用い、静置または緩やかに撹拌しながら行われる。抽出温度は室温から常圧下での溶剤の沸点以下の範囲とするのが作業上便利であり、また抽出時間は抽出温度等によって異なるが、数分から7日間の範囲であり、約30分〜24時間とするのが好ましい。
抽出操作終了後、ろ過または遠心分離など自体公知の方法で固形物(抽残)が除かれ、抽出液が得られる。抽出液は自体公知の方法で濃縮され、黒〜褐色油状またはペースト状の濃縮物が得られる。該濃縮物を、例えば通風乾燥、真空乾燥、真空凍結乾燥など自体公知の方法で乾燥することにより、濃縮乾固物が得られる。
更に抽出液、抽出液の濃縮物、または濃縮乾固物を水および/または有機溶剤に溶解した溶液を、例えば限外ろ過、分配クロマトグラフィー、吸着クロマトグラフィー、分子排斥クロマトグラフィーあるいは液液抽出などの方法により精製することが好ましく行われる。精製方法としては、とりわけ吸着クロマトグラフィーが好ましい。このようにして得られる精製物もまた、アスコフィラム抽出物として本発明に用いることができる。
本発明で用いられるアスコフィラム抽出物の好ましい態様としては、例えば上記濃縮物、濃縮乾固物または精製物をそのまま、およびこれらのいずれかを賦形剤(例えば、澱粉分解物、乳糖、アラビアガムなど)と共に水溶液とし、該水溶液を常法により噴霧乾燥して得られる粉末などが挙げられる。
本発明の組成物および飲食品100質量%中に配合されるアスコフィラム抽出物の量は、固形分に換算して、約0.0001〜50質量%、好ましくは約0.001〜20質量%、より好ましくは約0.01〜10質量%であり、アスコフィラム抽出物の1日当たりの摂取量、さらには風味や安定性などを考慮して適宜決定されるのが好ましい。アスコフィラム抽出物の1日当たりの摂取量は、摂取者の性別、年齢、体重、BMI、健康状態等により異なるが、固形分に換算して、摂取者の体重1kgに対して通常0.01〜1000mg、好ましくは約0.1〜500mg、さらに好ましくは約1〜300mgの範囲である。
ユビデカレノンはコエンザイムQ10(CoQ10)とも称され、ヒトを含む高等動物に存在し、コハク酸脱水素酵素活性に関係する補酵素として生物活性をもつだけでなく、酸素利用効率を改善させる作用を有するビタミン様作用物質として知られている。本発明で用いられるユビデカレノンとしては、例えば牛などの動物の心臓から抽出されたもの、発酵法あるいは合成法で得られたものなどが挙げられ、いずれも好ましく用いることができる。本発明で用いられるユビデカレノンの好ましい態様としては、例えば白色の結晶または粉末、或いはそれらを賦形剤(例えば、澱粉分解物、乳糖、アラビアガム、ゼラチンなど)を含む水溶液中に加えて分散し、該分散液を常法により噴霧乾燥または噴霧冷却して得られる粉末およびマイクロカプセルなどが挙げられる。
本発明の組成物または飲食品100質量%中に配合されるユビデカレノンの量は、通常0.001〜50質量%、好ましくは0.1〜30質量%の範囲である。また、ユビデカレノンの1日当たりの摂取量は、通常5〜200mg、好ましくは10〜100mgの範囲である。
L−カルニチンは、アミノ酸のひとつであるリシンがメチル化され修飾されたリシン誘導体であり、ほとんどすべての生物に存在し、とりわけ畜肉および魚肉中に高濃度で含まれる。本発明で用いられるL−カルニチンとしては、例えば該畜肉および魚肉などから抽出されたもの、発酵法あるいは合成法で得られたものなどが挙げられ、いずれも好ましく用いることができる。本発明で用いられるL−カルニチンの好ましい態様としては、例えば畜肉および魚肉などからの抽出液、該抽出液の濃縮液および濃縮乾固物、該濃縮液または濃縮乾固物を賦形剤(例えば、澱粉分解物、乳糖、アラビアガムなど)と共に水溶液とし、該水溶液を常法により噴霧乾燥して得られる粉末などが挙げられる。
本発明の組成物または飲食品100質量%中に配合されるL−カルニチンの量は、通常0.001〜50質量%、好ましくは0.01〜45質量%の範囲である。また、L−カルニチンの1日当たりの摂取量は、通常0.1〜1000mg、好ましくは1〜500mgの範囲である。
ガルシニアエキスは、インドや東南アジアを原産地とするオトギリソウ科の植物であるガルシニア カンボジア(Garcinia cambogia)の果皮の抽出物であり、その主要成分はHCA((−)ヒドロキシクエン酸)である。本発明で用いられるガルシニアエキスとしては、上記成分を含む粗製品、精製品、またこれらを含有する製剤などが挙げられ、いずれも好ましく用いることができる。本発明で用いられるガルシニアエキスの好ましい態様としては、例えば上記植物の果皮の乾燥粉末の水および/またはアルコール抽出液、該抽出液の濃縮液および濃縮乾固物、該濃縮液または濃縮乾固物を賦形剤(例えば、澱粉分解物、乳糖、アラビアガムなど)と共に水溶液とし、該水溶液を常法により噴霧乾燥して得られる粉末などが挙げられる。
本発明の組成物または飲食品100質量%中に配合されるガルシニアエキスの量は、通常0.1〜50質量%、好ましくは0.1〜45質量%の範囲である。また、ガルシニアエキスの1日当たりの摂取量は、通常0.5〜3g、好ましくは1〜2gの範囲である。
α−リポ酸は化学的に1,2−ジチオラン−3−ペンタン酸(チオクト酸)であり、動物、植物および微生物の細胞内にごく微量存在し、α−ケトカルボン酸(例えば、ピルビン酸)の酸化的脱炭酸反応における補酵素の一つとして作用する。本発明で用いられるα−リポ酸としては、純粋な化合物α−リポ酸および薬学的に許容されるその塩類、立体異性体および2つの異性体の混合物およびラセミ混合物などが挙げられる。更に、α−リポ酸の各代謝物、前記酸の酸化型または還元型も同様に用いることができる。本発明で用いられるα−リポ酸の好ましい態様としては、例えば白色の結晶または粉末などが挙げられる。
本発明の組成物または飲食品100質量%中に配合されるα−リポ酸の量は、通常0.001〜50質量%、好ましくは0.01〜45質量%の範囲である。また、α−リポ酸の1日当たりの摂取量は、通常0.1〜1000mg、好ましくは1〜300mgの範囲である。
カテキン類は、中国南部を原産地とするツバキ科の植物であるチャ(Camellia sinensis var sinensis,var assamicaなど)の葉およびその加工品(例えば緑茶、ほうじ茶、ウーロン茶、プアール茶、紅茶など)に含まれる植物ポリフェノールであり、具体例としてはエピカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、ガロカテキンガレート、カテキンガレート、テアフラビン、テアフラビンガレートA、テアフラビンガレートB、テアフラビンジガレートなどが挙げられる。本発明で用いられるカテキン類としては、上記成分を含む粗製品、精製品、またこれらを含有する製剤などが挙げられ、いずれも好ましく用いることができる。本発明で用いられるカテキン類の好ましい態様は、例えば上記植物の葉およびその加工品からの水および/またはアルコール抽出液、該抽出液の濃縮液および濃縮乾固物、該濃縮液または濃縮乾固物を賦形剤(例えば、澱粉分解物、乳糖、アラビアガムなど)と共に水溶液とし、該水溶液を常法により噴霧乾燥して得られる粉末などが挙げられる。
本発明の組成物または飲食品100質量%中に配合されるカテキン類の量は、通常0.001〜50質量%、好ましくは0.01〜45質量%の範囲である。また、カテキン類の1日当たりの摂取量は、通常0.1〜2g、好ましくは0.5〜2gの範囲である。
カプサイシン類はナス科の植物であるトウガラシ(Capsicum annuum LINNE)の果皮および種子に含まれる辛味成分であり、食欲増進や鎮痛作用などの有用な生理活性を有している。本発明で用いられるカプサイシンとしては、カプサイシンおよびその類似体(例えばジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン、ビスホモカプサイシン、トリスホモカプサイシン、ノルノルカプサイシン、ノルカプサイシン、カプサイシノールなど)を含む粗製品、精製品、またこれらを含有する製剤並びに化学的合成法で得られる合成品などが挙げられ、いずれも好ましく用いることができる。本発明で用いられるカプサイシン類の好ましい態様としては、例えばトウガラシの果皮および種子からのアルコール抽出液、該抽出液の濃縮液および濃縮乾固物、該濃縮乾固物を倍散剤(例えば、トウモロコシ澱粉など)に希釈した粉末などが挙げられる。
本発明の組成物または飲食品100質量%中に配合されるカプサイシン類の量は、通常0.001〜1質量%、好ましくは0.005〜0.5質量%の範囲である。また、カプサイシンの1日当たりの摂取量は、通常0.01〜0.2mg、好ましくは0.05〜0.1mgの範囲である。
キトサンは、エビ、カニなどの甲殻類の甲殻またはイカの甲に含まれるキチンを水酸化ナトリウム水溶液などで脱アセチル化したもので、D−グルコサミンの多量体からなるものである。本発明で用いられるキトサンとしては、上記成分を含む粗製品、精製品、またこれらを含有する製剤などが挙げられ、いずれも好ましく用いることができる。本発明で用いられるキトサンの好ましい態様としては、白〜淡黄褐色の粉末または鱗片状固体が挙げられる。
本発明の組成物または飲食品100質量%中に配合されるキトサンの量は、通常0.001〜50質量%、好ましくは0.01〜45質量%の範囲である。また、キトサンの1日当たりの推奨摂取量は、0.3〜1.0gの範囲である。
ギムネマエキスは、インドを原産地とし、タイ、インドネシア、中国南部など東南アジア地域に広く生育するガガイモ科の植物であるギムネマ シルベスタ(Gymnema sylvestre)またはギムネマ イノドラム(Gymnema inodorum)の葉および茎の抽出物であり、その主要成分はトリテルペン配糖体の構造をもつギムネマ酸である。本発明で用いられるギムネマエキスとしては、上記成分を含む粗製品、精製品、またこれらを含有する製剤などが挙げられ、いずれも好ましく用いることができる。本発明で用いられるギムネマエキスの好ましい態様としては、例えば上記植物の葉、茎およびつるの乾燥粉末の水および/またはアルコール抽出液、該抽出液の濃縮液および濃縮乾固物、該濃縮液または濃縮乾固物を賦形剤(例えば、澱粉分解物、乳糖、アラビアガムなど)と共に水溶液とし、該水溶液を常法により噴霧乾燥して得られる粉末などが挙げられる。
本発明の組成物または飲食品100質量%中に配合されるギムネマエキスの量は、通常0.001〜50質量%、好ましくは0.01〜45質量%の範囲である。また、ギムネマエキスの1日当たりの摂取量は、通常0.01〜10g、好ましくは0.1〜5gの範囲である。
共役リノール酸(CLA)は、食肉および乳製品中に微量存在する不飽和脂肪酸の一種であり、炭素原子9および12において二重結合を有する通常のリノール酸とは異なり、種々のシス−トランス構造において炭素原子10および12または9および11における共役二重結合を有するリノール酸の位置および幾何異性体である。本発明で用いられる共役リノール酸としては、シス−9,トランス−11;シス−9,シス−11;トランス−9,シス−11;トランス−9,トランス−11;シス−10,シス−12;シス−10,トランス−12;トランス−10,シス−12;およびトランス−10,トランス−12異性体を包含するオクタデカジエン酸の異性体の1つまたは2つ以上の混合物が挙げられ、シス−9,トランス−11およびトランス−10,シス−12異性体が特に好ましい。これらの異性体は、精製された形態で使用され得る。本発明で用いられる共役リノール酸の好ましい態様としては、共役リノール酸そのまま、共役リノール酸を構成脂肪酸とするトリグリセライド、または該トリグリセライドを賦形剤(例えば、澱粉分解物、乳糖、アラビアガムなど)を含む水溶液中に加えて乳化し、該乳化液を常法により噴霧乾燥して得られる粉末などが挙げられる。
本発明の組成物または飲食品100質量%中に配合される共役リノール酸の量は、通常0.005〜50質量%、好ましくは0.01〜40質量%の範囲である。また、共役リノール酸の1日当たりの摂取量は、通常0.1〜10g、好ましくは0.5〜5gの範囲である。
ジグリセライドはグリセリン1分子に脂肪酸2分子がエステル結合した化合物であり、食品添加物として広く利用されている。本発明で用いられるジグリセライドとしては、構成脂肪酸中にω3および/またはω6不飽和脂肪酸で不飽和結合数が2個以上の脂肪酸を含むジグリセライドが好ましい。ω3不飽和脂肪酸としてはリノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸などが挙げられ、ω6不飽和脂肪酸としてはリノレン酸、アラキドン酸などが挙げられる。これら不飽和脂肪酸の含有量は、構成脂肪酸中に通常は約15%以上、好ましくは約20〜70%、特に好ましくは約25〜65%の範囲である。本発明で用いられるジグリセライドの好ましい態様としては、ジグリセライドそのまま、または該ジグリセライドを賦形剤(例えば、澱粉分解物、乳糖、アラビアガムなど)を含む水溶液中に加えて乳化し、該乳化液を常法により噴霧乾燥して得られる粉末などが挙げられる。
本発明の組成物または飲食品100質量%中に配合されるジグリセライドの量は、通常0.005〜50質量%、好ましくは0.01〜40質量%の範囲である。また、ジグリセライドの1日当たりの摂取量は、通常0.01〜100g、好ましくは0.1〜50gの範囲である。
カフェインは、アカネ科コーヒー(Coffea arabica L)の種子、ツバキ科チャ(Camellia sinensis)の葉に含まれる薬効成分であり、医薬品として、中枢興奮薬、利尿剤および頭痛薬などに使用されている。本発明で用いられるカフェインとしては、例えばコーヒーの種子、茶葉などから水または二酸化炭素で抽出されたもの、合成法で得られたものなどが挙げられ、いずれも好ましく用いることができる。本発明で用いられるカフェインの好ましい態様としては、白色の結晶または粉末などが挙げられる。
本発明の組成物または飲食品100質量%中に配合されるカフェインの量は、通常0.001〜50質量%、好ましくは0.01〜45質量%の範囲である。また、カフェインの1日当たりの摂取量は、通常0.1〜1000mg、好ましくは1〜300mgの範囲である。
アミノ酸はアミノ基とカルボキシル基の両方の官能基をもつ有機化合物の総称であり、蛋白質の構成ユニットとして生物界に広く存在している。本発明で用いられるアミノ酸としては、例えば蛋白質を加水分解し、精製して得られたもの、発酵法あるいは合成法で得られたものなどが挙げられ、いずれも好ましく用いることができる。本発明で用いられるアミノ酸の具体例としては、蛋白質を構成する20種類のアミノ酸が挙げられ、好ましくはアルギニン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリンなどが挙げられる。上記アミノ酸は、一種類で用いても良いし、二種類以上を任意に組み合わせて用いても良い。本発明で用いられるアミノ酸の好ましい態様としては、白色の結晶または粉末などが挙げられる。
本発明の組成物または飲食品100質量%中に配合されるアミノ酸の量は、通常0.001〜50質量%、好ましくは0.01〜45質量%の範囲である。また、アミノ酸の1日当たりの摂取量に特に制限は無いが、通常アミノ酸スコア100として5g以上、好ましくは10g以上摂取するのが望ましい。
本発明の組成物および飲食品において、ユビデカレノン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、α−リポ酸、カテキン類、カプサイシン類、キトサン、ギムネマエキス、共役リノール酸、ジグリセライド、カフェイン、アミノ酸は一種類で用いても良いし、二種類以上を任意に組み合わせて用いても良い。
本発明の組成物の剤形としては、例えば散剤、顆粒剤、錠剤、ソフトカプセル、ハードカプセルなどが挙げられる。また、飲食品としては、固形食品、クリーム状またはジャム状の半流動食品、ゲル状食品、飲料などあらゆる食品形態にすることが可能であり、例えば、清涼飲料、コーヒー、紅茶、乳飲料、乳酸菌飲料、ドロップ、キャンディー、チューインガム、チョコレート、グミ、ヨーグルト、アイスクリーム、プリン、水羊羹、ゼリー菓子、クッキーなどとされることができる。これら各種組成物および飲食品は、体脂肪の増加抑制および減少を目的とする健康食品または特定保健用食品として有用である。
また、これらの組成物および飲食品には、本発明の効果を阻害しない限りにおいて、賦形剤、滑沢剤、崩壊剤、結合剤、溶解補助剤、乳化剤、酸化防止剤、保存料、増粘安定剤、甘味料、酸味料、調味料、着色料、香料などを使用することができる。
本発明の組成物または飲食品を経口的に摂取する場合、アスコフィラム抽出物およびこれと組み合わされる各成分のそれぞれの一日あたりの摂取量の範囲内で、1回または数回に分けて摂取すると良い。但し、実際の用量は、目的や摂取者の状況(性別、年齢、体重、BMI等)を考慮して決められるべきである。
以下、製造例および試験例をもって本発明を具体的に説明する。
[製造例1]
アスコフィラム乾燥粉末約800gに、エタノール−水〔50:50(v/v)〕混合液8Lを加え、緩やかに撹拌しながら室温で1時間抽出した。抽出液を遠心管に移し、遠心分離により上澄み液と沈殿に分け、沈殿にはエタノール−水混合液8Lを加え、1回目と同様にして1時間抽出した。抽出液を1回目と同様にして上澄み液と沈殿に分け、1回目と2回目の上澄み液を合わせて吸引ろ過し、ろ液として計約16Lの抽出液を得た。この抽出液を、分画分子量1万の限外ろ過膜(製品名:FB02−VC−FUSO181;ダイセンメンブレンシステムズ社)を用いて限外ろ過し、濃縮液量が5Lになった時点で水5Lを加えてろ過を続け、濃縮液量が再び5Lになった時点で限外ろ過を終了した。濃縮液はロータリーエバポレーターを用いて減圧下、約60℃で濃縮し、次に濃縮物を凍結乾燥して黒褐色粉末状の抽出物(試作品1)約73gを得た。
[製造例2]
精製魚油(マルハ社製)200質量部とグリセリン8質量部とを混合し、ナトリウムメトキシド0.6質量部を混合し、減圧下100℃で4時間エステル交換反応を行った。得られた反応生成物を、常法によりシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分画し、ジグリセライド約90%以上含有する画分(試作品2)を得た。
[製造例3]
アスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、ユビデカレノン(商品名:BioQ 10 ;三菱ガス化学社製)4質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)16質量部、コーンスターチ(商品名:日食コーンスターチ;日本食品化工社製)14質量部、乳糖(商品名:フローラック;サンフコ社製)25質量部、ショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−370F;三菱化学フーズ社製)1質量部を均一に混合し、試料とした。該試料を回転式小型打錠機(型式:AP−SS;畑鐵工所社製)を用い、1錠250mg、10mmφ、打錠圧100MPaで打錠し、1錠当たりアスコフィラム抽出物100mg、ユビデカレノン約10mg含む錠剤(実施品1)を得た。
[製造例4]
製造例3に記載されているユビデカレノン4質量部、微結晶セルロース16質量部に替えて、L−カルニチン酒石酸塩(ロンザジャパン社製)20質量部を使用する以外は製造例3と同様に実施し、1錠当たりアスコフィラム抽出物100mg、L−カルニチン酒石酸塩約50mg含む錠剤(実施品2)を得た。
[製造例5]
製造例3に記載されているユビデカレノン4質量部、微結晶セルロース16質量部、コーンスターチ14質量部に替えて、ガルシニアエキス(商品名:ガルシニアパウダーCR;日本新薬社製,(−)ヒドロキシクエン酸約63%含有)25質量部、コーンスターチ(商品名:日食コーンスターチ;日本食品化工社製)9質量部を使用する以外は製造例3と同様に実施し、1錠当たりアスコフィラム抽出物100mg、(−)ヒドロキシクエン酸約39.4mg含む錠剤(実施品3)を得た。
[製造例6]
製造例3に記載されているユビデカレノン4質量部、微結晶セルロース16質量部に替えて、α−リポ酸(商品名:Lipoec;コグニスジャパン社製)10質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)10質量部を使用する以外は製造例3と同様に実施し、1錠当たりアスコフィラム抽出物100mg、α−リポ酸約25mg含む錠剤(実施品4)を得た。
[製造例7]
製造例3に記載されているユビデカレノン4質量部、微結晶セルロース16質量部に替えて、カテキン類(商品名:サンフェノンBG;太陽化学社製,緑茶カテキン約70%含有)20質量部を使用する以外は製造例3と同様に実施し、1錠当たりアスコフィラム抽出物100mg、緑茶カテキン約35mg含む錠剤(実施品5)を得た。
[製造例8]
製造例3に記載されているユビデカレノン4質量部、微結晶セルロース16質量部に替えて、カプサイシン類(商品名:スパイス〈ケンダ〉カプシクムペッパー;日本新薬社製,カプサイシン約0.86%含有)1質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)19質量部を使用する以外は製造例3と同様に実施し、1錠当たりアスコフィラム抽出物100mg、カプサイシン類を約0.022mg含む錠剤(実施品6)を得た。
[製造例9]
製造例3に記載されているユビデカレノン4質量部、微結晶セルロース16質量部に替えて、キトサン(商品名:コーヨーキトサンFH−80;甲陽ケミカル社製,キトサン80%以上含有)20質量部を使用する以外は製造例3と同様に実施し、1錠当たりアスコフィラム抽出物100mg、キトサンを少なくとも40mg含む錠剤(実施品7)を得た。
[製造例10]
製造例3に記載されているユビデカレノン4質量部、微結晶セルロース16質量部に替えて、ギムネマエキス(商品名:ギムネマGA−H;大日本明治製糖社製,ギムネマ酸約15%含有)20質量部を使用する以外は製造例3と同様に実施し、1錠当たりアスコフィラム抽出物100mg、ギムネマ酸約7.5mg含む錠剤(実施品8)を得た。
[製造例11]
アスコフィラム抽出物40質量部、共役リノール酸(商品名:トナリンTG80;コグニスジャパン社製,共役リノール酸約80%含有)20質量部、大豆油(不二製油社製)40質量部を混合し、TKホモミキサー(型式:MARKII;特殊機化工業社製)を用い、10000rpmで15分間均質化し、充填液を得た。該充填液を常法によりソフトカプセルに充填し、1カプセル当たりアスコフィラム抽出物100mg、共役リノール酸約40mg含むソフトカプセル(実施品9)を得た。
[製造例12]
製造例11に記載されている共役リノール酸20質量部に替えて、ジグリセライド(試作品2)20質量部を使用する以外は製造例11と同様に実施し、1カプセル当たりアスコフィラム抽出物100mg、ジグリセライドを少なくとも45mg含むソフトカプセル(実施品10)を得た。
[製造例13]
製造例3に記載されているユビデカレノン4質量部、微結晶セルロース16質量部に替えて、カフェイン(リバソン社製)10質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)10質量部を使用する以外は製造例3と同様に実施し、1錠当たりアスコフィラム抽出物100mg、カフェイン約25mg含む錠剤(実施品11)を得た。
[製造例14]
製造例3に記載されているユビデカレノン4質量部、微結晶セルロース16質量部に替えて、表1に示す組成のアミノ酸混合物20質量部を使用する以外は製造例3と同様に実施し、1錠当たりアスコフィラム抽出物100mg、アミノ酸50mg含む錠剤(実施品12)を得た。
Figure 2007176837
[製造例15]
アスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)20質量部、コーンスターチ(商品名:日食コーンスターチ;日本食品化工社製)14質量部、乳糖(商品名:フローラック;サンフコ社製)25質量部、ショ糖脂肪酸エステル(商品名:リョートーシュガーエステルS−370F;三菱化学フーズ社製)1質量部を均一に混合し、試料とした。該試料を回転式小型打錠機(型式:AP−SS;畑鐵工所社製)を用い、1錠250mg、10mmφ、打錠圧100MPaで打錠し、1錠当たりアスコフィラム抽出物100mg含む錠剤(比較品1)を得た。
[製造例16]
製造例15に記載されているアスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、微結晶セルロース20質量部に替えて、ユビデカレノン(商品名:BioQ 10 ;三菱ガス化学社製)4質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)56質量部を使用する以外は製造例15と同様に実施し、1錠当たりユビデカレノン約10mg含む錠剤(比較品2)を得た。
[製造例17]
製造例15に記載されているアスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、微結晶セルロース20質量部に替えて、L−カルニチン酒石酸塩(ロンザジャパン社製)20質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)40質量部を使用する以外は製造例15と同様に実施し、1錠当たりL−カルニチン酒石酸塩50mg含む錠剤(比較品3)を得た。
[製造例18]
製造例15に記載されているアスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、微結晶セルロース20質量部に替えて、ガルシニアエキス(商品名:ガルシニアパウダーCR;日本新薬社製,(−)ヒドロキシクエン酸約63%含有)25質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)35質量部を使用する以外は製造例15と同様に実施し、1錠当たり(−)ヒドロキシクエン酸約39.4mg含む錠剤(比較品4)を得た。
[製造例19]
製造例15に記載されているアスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、微結晶セルロース20質量部に替えて、α−リポ酸(商品名:Lipoec;コグニスジャパン社製)10質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)50質量部を使用する以外は製造例15と同様に実施し、1錠当たりα−リポ酸約25mg含む錠剤(比較品5)を得た。
[製造例20]
製造例15に記載されているアスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、微結晶セルロース20質量部に替えて、カテキン類(商品名:サンフェノンBG;太陽化学社製,緑茶カテキン約70%含有)20質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)40質量部を使用する以外は製造例15と同様に実施し、1錠当たりカテキン類約35mg含む錠剤(比較品6)を得た。
[製造例21]
製造例15に記載されているアスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、微結晶セルロース20質量部に替えて、カプサイシン類(商品名:スパイス〈ケンダ〉カプシクムペッパー;日本新薬社製,カプサイシン約0.86%含有)1質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)59質量部を使用する以外は製造例15と同様に実施し、1錠当たりカプサイシン類を約0.022mg含む錠剤(比較品7)を得た。
[製造例22]
製造例15に記載されているアスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、微結晶セルロース20質量部に替えて、キトサン(商品名:コーヨーキトサンFH−80;甲陽ケミカル社製,キトサン80%以上含有)20質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)40質量部を使用する以外は製造例15と同様に実施し、1錠当たりキトサンを少なくとも40mg含む錠剤(比較品8)を得た。
[製造例23]
製造例15に記載されているアスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、微結晶セルロース20質量部に替えて、ギムネマエキス(商品名:ギムネマGA−H;大日本明治製糖社製,ギムネマ酸約15%含有)20質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)40質量部を使用する以外は製造例15と同様に実施し、1錠当たりギムネマエキス約7.5mg含む錠剤(比較品9)を得た。
[製造例24]
共役リノール酸(商品名:トナリンTG80;コグニスジャパン社製,共役リノール酸約80%含有)20質量部と大豆油(不二製油社製)80質量部を混合し、充填液を得た。該充填液を常法によりソフトカプセルに充填し、1カプセル当たり共役リノール酸約40mg含むソフトカプセル(比較品10)を得た。
[製造例25]
製造例24に記載されている共役リノール酸20質量部に替えて、ジグリセライド(試作品2)20質量部を使用する以外は製造例24と同様に実施し、1カプセル当たりジグリセライドを少なくとも45mg含むソフトカプセル(比較品11)を得た。
[製造例26]
製造例15に記載されているアスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、微結晶セルロース20質量部に替えて、カフェイン(リバソン社製)10質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)50質量部を使用する以外は製造例15と同様に実施し、1錠当たりカフェイン約25mg含む錠剤(比較品12)を得た。
[製造例27]
製造例15に記載されているアスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、微結晶セルロース20質量部に替えて、表1に示した組成のアミノ酸混合物20質量部、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)40質量部を使用する以外は製造例15と同様に実施し、1錠当たりアミノ酸約50mg含む錠剤(比較品13)を得た。
[製造例28]
製造例15に記載されているアスコフィラム抽出物(試作品1)40質量部、微結晶セルロース20質量部に替えて、微結晶セルロース(商品名:アビセルPH−101;旭化成ケミカルズ社製)60質量部を使用する以外は製造例15と同様に実施し、有効成分を含まない錠剤(プラセボ)を得た。
[試験例]
体脂肪の増加抑制および減少に対するアスコフィラム抽出物と上記12種類の物質の併用効果を評価するため、アスコフィラム抽出物と上記12種類の物質のいずれかとを含む錠剤またはカプセル(実施品1〜12)、アスコフィラム抽出物または上記12種類の物質のいずれかを含む錠剤またはカプセル(比較品1〜13)、アスコフィラム抽出物および上記12種類の物質を含まない錠剤(プラセボ)を用いて、体脂肪率が近い成人男性(30〜50歳)を対象にして、二重盲検試験を行った。結果を表2に示した。
<試験方法>
被験者130名を無作為に1群5名に群分けし、各群の被験者に前記錠剤またはソフトカプセルを1日3回、毎食後3錠(またはカプセル)摂取させた。試験開始時および試験開始時から起算して3ヶ月後の各被験者の体脂肪率を体内脂肪計(型式:TBF−410;タニタ社製)にて測定した。
Figure 2007176837
表2から明らかなように、プラセボ、単独投与群と比較して、アスコフィラム ノドサム抽出物とユビデカレノン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、α−リポ酸、カテキン類、カプサイシン類、キトサン、ギムネマエキス、共役リノール酸、ジグリセライド、カフェイン、アミノ酸から選ばれる少なくとも一種類とを組み合わせることにより、短期間で体脂肪率の低下が確認され、特にアスコフィラム ノドサム抽出物とL−カルニチン、カテキン類、カプサイシン類、共役リノール酸、カフェインとの併用において、その効果は顕著である。

Claims (3)

  1. アスコフィラム ノドサム(Ascophyllum nodsum)の抽出物とユビデカレノン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、α−リポ酸、カテキン類、カプサイシン類、キトサン、ギムネマエキス、共役リノール酸、ジグリセライド、カフェイン、アミノ酸から選ばれる少なくとも一種類を含有することを特徴とする痩身用組成物。
  2. 飲食品である請求項1に記載の痩身用組成物。
  3. 体脂肪の増加抑制および減少を目的とする健康食品または特定保健用食品である、請求項2に記載の痩身用組成物。
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CN110623267A (zh) * 2019-10-15 2019-12-31 成都市农林科学院 一种毛叶山桐子共轭亚油酸和金针菇的提取物复配的减肥含片及其制备方法

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