JP2010105798A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、シートの種類に関わらず、シートを確実に分離して給送することができるシート給送装置及びこのシート給送装置を備えた画像形成装置を提供することである。
【解決手段】本発明に係るシート給送装置5は、サイドフェンス(シート端規制部材)13、13に設けられ積載シート端に向けてエアーを送風するエアー噴出口(送風口部)21と、サイドフェンス13、13に設けられ積載シートの最上のシートTを上から押えるシート押え(シート押え部材)23と、シートの種類を指定する操作パネル31(指定手段)とを備え、シート押え23にはヒータ(発熱部)27が設けてあり、ヒータ27の発熱量を制御する制御部29を有し、制御部29は操作パネル31により指定されたシートの種類に応じてヒータ27の発熱量を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、積載したシートを分離して給送する給紙装置及びこの給紙装置から給送されたシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
特許文献1には、積載されたシートの端にエアーを吹き付けることにより、積載された複数のシート間に空気を送り込んで、密着したシートを分離しやすくして、シートの重送を防止することが開示されている。
また、特許文献2には、シートの密着を解くためにヒータ(発熱部)でシートを加熱し、シートを除湿することでシートの重送を防止することが開示されている。
特許第4095656号公報 特開2006−27796号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、シート間密着力が強い種類のシートの場合、シート間に空気を送り込むことは困難なため、上記のようなエアーの送風だけではシートの密着を解けず、重送や不送りを引き起こしてしまうことがある。
特許文献2の技術では、シート間密着力が強い種類のシートの場合、シートを除湿しても尚シートの密着を解けず、重送や不送りを引き起こしてしまうことがある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、シートの種類に関わらず、シートを確実に分離して給送することができるシート給送装置及びこのシート給送装置を備えた画像形成装置の提供を目的としている。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、複数枚のシートを積載するシート積載トレイと、積載された最上のシートに接触してシートを送り出すピックアップローラと、積載したシート端の位置を規制するシート端規制部材と、シート端規制部材に設けられ積載シート端に向けてエアーを送風する送風口部と、シート端規制部材に設けられ積載シートの最上のシートを上から押えるシート押え部材と、シートの種類を指定する指定手段とを備え、シート押え部材には発熱部が設けてあり、発熱部の発熱量を制御する制御部を有し、制御部は指定手段により指定されたシートの種類に応じて発熱部の発熱量を制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、指定手段は塗工シートとそれ以外のシートとを指定するものであり、制御部は塗工シートが指定された場合にのみ発熱部を発熱させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に載の発明において、指定手段はシート表面の平滑度によりシートの種類を指定するものであり、制御部は指定されたシート表面の平滑度が高いほど発熱部の発熱量を多くすることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、指定手段はシートの厚みによりシートの種類を指定するものであり、制御部は指定されたシートの厚みが厚いほど発熱部の発熱量を多くすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、指定手段はシート間摩擦係数によりシートの種類を指定するものであり、制御部は指定されたシート間摩擦係数が大きいほど発熱部の発熱量を多くすることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載のシート給送装置を備え、このシート給送装置により給送されたシートに読み取られた画像を形成することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、シートの浮上を規制するシート押え部材に発熱部を設けているので、シート押え部材で押えている最上位置のシートTを熱でカールさせ、そのカール部分にエアーを送風することにより、シート間にエアーを容易に吹き込むことができ、シート間密着力の強いシートでもその密着を解くことができる。従って、シートの種類に関わらず、シートを確実に分離して給送することができる。
シート押え部材に発熱部を設けて最上位置にあるシートをカールさせるだけあり、特許文献2のように加熱により除湿するものではないので、発熱量が少なくて済むから、消費電力の低減を図ることができる。
シートの種類に応じて発熱部の発熱量を変えることができるので、例えば、シート間密着力の強いシートほど発熱量を多くして充分にカールさせることができ且つシート間密着力の弱いシートほど発熱量を少なくして消費電力の低減を図ることができる。尚、「発熱量を少なく」には、発熱量をゼロにすることも含む。「発熱部の発熱量を制御する」とは、発熱部の出力や発熱時間等を制御することをいう。
図1〜図9を参照して本発明の第1実施の形態について説明する。図1は第1実施の形態に係るシート給送装置のエアー噴出し口及びその周囲部を示す正面図であり、図2はシート端規制部材の上部を示す側面図であり、図3はシート端規制部材とシートとの位置関係を示す側面図であり、図4はシート給送装置を示す斜視図であり、図5はシート給送装置を図4とは異なる方向から見た斜視図であり、図6はシート給送装置の作用を示す正面図であり、図7は操作パネルと本体制御部と制御部との関係を示すブロック図であり、図8はシート給送装置を用いた画像形成装置の概略的構成を示す側面図である。
図8に示すように、第1実施の形態に係る画像形成装置1には、画像形成装置本体2と、画像形成装置本体2の一側面に接続されて画像形成装置本体2に被記録媒体としてのシート(用紙)を給送するシート給送装置5とが設けられている。画像形成装置本体2は、例えば複写機である。
図7に示すように、画像形成装置本体2には操作パネル(指定手段)31と本体制御部3とが設けられており、シート給送装置5には制御部29が設けられている。操作パネル31からの操作信号は本体制御部3を経由して制御部29に送信される。
図4及び図5に示すように、シート給送装置5は、シート束(用紙束)を積載する底板6を有した給紙トレイ(シート収納部)8と、シート束の最上部のシートを一枚ずつ取り出して画像形成装置本体2側へ給紙するシート給送ユニット(給紙手段)9とを備えている。
シート給紙ユニット9はシート給送装置本体に設けてあり、シート給送ユニット9には、給紙コロ(ピックアップローラ)11と、分離コロ12aと、戻しコロ12bとが配置されている。これらのコロ11、12a、12bは、予め設定されたそれぞれの給紙タイミングによって回転駆動される。
また、シートトレイ8内には、底板6上に積載されたシート束の幅方向(給紙方向と直交する方向)側面をガイドするサイドフェンス(両側のシート端規制部材)13、13が対向して設けてあり、シート束の後方には後端面を押えるエンドフェンス(後側のシート端規制部材)14が設けてある。
シート束の上限検知はフォトインタラプタから成るセンサ15により行い、センサ15によってシートの給紙位置を検知し、シートの残量が少なくなっても常にシートの給紙位置がばらつかないように、底板6を上昇モータMで上下動させることによりシートの給紙位置の制御を行っている。このように給紙分離条件を一定に保つために、シート積載量が増減しても常に給紙位置が一定となるように、シート上限位置の最適化を常に行っている。
尚、センサ15を動作させるアクチュエータ16(図5参照)は、給紙コロ11及び分離コロ12aと連結された構成となっており、アクチュエータ16の端部に配置したフィラーがセンサ15を遮光することにより、常にシートの上限を検知し、給紙コロ11の位置を最上シートTに対して一定に保つようになっている。また、シート(シート)の積載量の減少と合わせて底板6が上昇しても、この位置検知をこのアクチュエータ16によって行う。
給紙トレイ8は、シート給送装置本体から抜差し可能な構成で、使用者がシートを給紙トレイ8にセットするときには、シート給送装置本体から給紙トレイ8を引出して行う。
左右の各サイドフェンス13、13及びエンドフェンス14は移動自在であり、収納するシートのサイズに応じて移動するようになっている。
各サイドフェンス13、13の外側にはブロワーファン20が取付けられ、ブロワーファン20が生成するエアーを噴出するエアー噴出口(送風口部)21がサイドフェンス13の内側面(左右のサイドフェンス13、13が対向する面)の上部に開口している。図3に示すように、エアー噴出口21は、上端縁22aの高さ位置が給紙ユニット9により給紙されるシートの通紙経路Pよりも低い位置に配置され、且つ通紙経路Pに沿って開口している。
図2に示すように、サイドフェンス13において、エアー噴出口21には、2つの噴出しノズル25a、25bがシートの給送方向に並べて設けてあり、第1噴出しノズル25aは、エアー噴出し口21の下端縁22bに沿って線状に設けてあり、第2噴出しノズル25bは、エアー噴出し口21の上下方向に配置してあり、第1噴出しノズル25aよりも上下寸法を長くしてある。
エアー噴出口21の上部には、最上位置のシートTを押えるシート押え(押え部材)23が設けられている。このシート押え23は、図1及び図2に示すように、板状であり、下端がシート側に向けてサイドフェンス13から突設するように上下方向に傾斜して配置されている。シート押え23の横幅(シート給送方向に沿う寸法)はエアー噴出し口21の横幅とほぼ同一である。また、シート押え23は、下端が最上位置のシートTとの間に隙間をあけて位置している。
シート押え23には、ヒータ(発熱部)27が内蔵してあり、ヒータ27に通電することによりシート押え23が加熱される。ヒータ27は、線状又は板状のタングステン、炭素繊維等の抵抗である。
図7に示すように、ヒータ27及びブロワーファン20は制御部29に接続されており、制御部29は操作パネル31に接続されており、操作パネル31からの操作信号を受けて制御部29がヒータ(発熱部)27の発熱量及びブロワーファン20の駆動を制御する。
制御部29の構成を説明する。受信部35は、操作パネル31からの操作信号を受信するものである。判断部37は受信部35からの情報に基づき状況を判断するものである。発熱要否決定部39は判断部37の判断に従いヒータ27の発熱の要否を決定するものである。発熱量決定部41は発熱要否決定部39が決定した後にヒータ27の出力を決定するものである。処理部43は判断部37の判断、発熱要否決定部39の決定及び発熱量決定部41の決定に従い処理を実行するものである。送信部45は処理部43の処理内容をヒータ27及びブロワーファン20に送信するものである。
操作パネル31には、表示部33にシート種類が表示され、シート種類の表示部33に触れることによりシート種類を選択すると、そのシート種類に応じてブロワーファン20及びヒータ27が駆動されるようになっている。「普通紙」(塗工紙以外のシート)を選択した場合には、ブロワーファン20のみが駆動される。尚、「塗工紙」とは、表面に塗料を塗布し美感や平滑さを高めた紙をいう。「塗工紙A」又は「塗工紙B」を選択した場合には、ブロワーファン20及びヒータ27が駆動される。塗工紙Aはマットコート紙であり普通紙に比べて用紙間密着力が強く、塗工紙Bはグロスコート紙であり塗工紙Aに比べて用紙間密着力が強い。「塗工紙A」が選択された場合には、ヒータ27の出力を例えば10W(ワット)とし、「塗工紙B」が選択された場合には、ヒータ27の出力を例えば30Wとする。尚、「塗工紙B」が選択された場合には、上記のように「塗工紙A」が選択された場合よりもヒータ27の出力を増加させると共に、「塗工紙A」が選択された場合よりもブロワーファン20の出力を高めるようにしても良い。
尚、第1実施の形態では、エアー噴出し口21、シート押え23は、左右のサイドフェンス13の各々に設けてある。
次に、第1実施の形態に係るシート給送装置1の作用効果について説明する。給紙トレイ8を給紙装置本体に挿入後、シートを積載した底板6はアクチュエータ16が上限検知を行うまで上昇を続ける。
操作パネル31において、シート種類で「塗工紙A」が選択されると、判断部37が塗工紙Aであると判断して、発熱要否決定部39が発熱要と決定し、発熱量決定部41がヒータ27の出力を10Wに決定する。これを受けた処理部43は、ヒータ27の出力を10Wにする。
そして、図1に示すように、ブロワーファン20が駆動され、ノズル25a、25bから積載シートの端に向けてエアーを吹き出す。
図1に示すように、積載シートの最上位置にあるシートTは、噴出されたエアーにより浮上してシート押え23に当接し、シート押え23により最上シートTの吹き上げが抑制される。
最上シートTはシート押え23に当接するが、シート押え23に設けたヒータ27の熱によりカールが発生することになる。そして、シートTがカールした隙間に、更にエアーが入り込むため、密着したシート(塗工紙A)の密着を解いて、効果的にシートサバキを行うことができる。
密着が解かれたシートは、給紙コロ11により分離コロ12аと戻しコロ12bとの間に送られて、最上シートTのみが確実に分離されて給送される。
所望枚数のシートの給送が終了したと、判断部37が判断すると、処理部43はヒータ27の発熱を終了し、ヒータ27の制御は終了する。
操作パネル31において、シート種類で「塗工紙B」が選択されると、判断部37が、塗工紙Bであると判断して、発熱要否決定部39が発熱要と決定し、発熱量決定部41が出力を30Wに決定する。これを受けた処理部43は、ヒータ27の出力を30Wとする。これにより、強く密着したシート(塗工紙B)を充分にカールさせて、エアーを充分に送り込み、その密着を解くことができる。
操作パネル31において、シート種類で「普通紙」が選択されると、判断部37が、普通紙であると判断して、発熱要否決定部39が発熱不要と決定し、ヒータ27の制御は終了する。
第1実施の形態によれば、シートの浮上を規制するシート押え(シート押え部材)23にヒータ(発熱部)27を設けているので、シート押え23で押えている最上位置のシートTを熱でカールさせ、そのカール部分にエアーを送風できるので、シート間にエアーを容易に吹き込むことができ、シート間密着力の強いシートでもその密着を解くことができる。従って、シートの種類に関わらず、シートを確実に分離して給送することができる。
シート押え23にヒータ27を設けて最上位置にあるシートをカールさせるだけあり、特許文献2のように加熱により除湿するものではないので、発熱量が少なくて済むから、消費電力の低減を図ることができる。
シート間密着力の強いシートほどヒータ27の出力を大きく(発熱量を多く)することにより充分にカールさせることができ且つシート間密着力の弱いシートほどヒータ27の出力を小さく(発熱量を少なく)することにより消費電力の低減を図ることができる。
塗工紙が指定された場合のみヒータ27に通電するので、シート間密着力が強い塗工紙をカールさせることができ且つシート間密着力が弱く加熱の必要性が低い普通紙を加熱することを防止できる。
塗工紙Aよりも用紙間密着力が強い塗工紙Bに対するヒータ27の出力を大きくしているので、塗工紙Bを充分にカールさせることができ、塗工紙B間にエアーを充分に送り込むことができる。
以下に、本発明の他の実施の形態を説明するが、以下の説明において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述の第1実施の形態と異なる点を主に説明する。 第2実施の形態を、図9を参照して説明する。尚、図9は操作パネルと本体制御部と制御部との関係を示すブロック図である。第2実施の形態では、図9に示すように、操作パネル31においてシートの平滑度によりシートの種類を指定するようになっている。表示部33には、シート平滑度が高い順に「高」、「中」、「低」の3つのモードが表示される。「中」は普通紙の平滑度であり、「低」は普通紙よりも表面が粗いシートの平滑度であり、「高」は普通紙よりも表面が滑らかなシートの平滑度である。一般に、シートの平滑度が高いほど、シート間密着力が大きい。シートの平滑度は、シートを触り普通紙に比べ表面が粗いか否かで判断する。
ユーザーは、普通紙以外のシートを給紙するときに、シートを触ってみて、普通紙よりも表面が粗いか否かを判断する。普通紙よりも表面が粗いと判断したときは、表示部33の「低」に触れる。このとき、判断部37はシート平滑度が低いと判断して、発熱要否決定部39が発熱不要と決定し、ヒータ27の制御は終了する。
ユーザーは、普通紙よりも表面が粗くない(滑らかである)と判断したときは、表示部33の「高」に触れる。このとき、このとき、判断部37はシート平滑度が高いと判断して、発熱要否決定部39が発熱要と決定し、発熱量決定部41がヒータ27の出力を例えば30Wに決定する。これを受けた処理部43は、ヒータ27の出力を30Wにする。
ユーザーは、普通紙を給紙するときは、表示部33の「中」に触れる。このとき、このとき、判断部37はシート平滑度が中位と判断して、発熱要否決定部39が発熱要と決定し、発熱量決定部41がヒータ27の出力を例えば20Wに決定する。これを受けた処理部43は、ヒータ27の出力を20Wにする。
第2実施の形態によれば、シート平滑度が高くなるほどヒータ27の出力を大きくするので、シートの平滑度が高くシート間密着力の強いシートを充分にカールすることができ且つ平滑度が低くシート間密着力の弱いシートに対するヒータ27の出力を小さくできる。
第3実施の形態を、図10を参照して説明する。尚、図10は操作パネルと本体制御部と制御部との関係を示すブロック図である。第3実施の形態では、図10に示すように、操作パネル31においてシートの厚みによりシートの種類を指定するようになっている。表示部33には、シートの厚みが厚い順に「厚い」、「中」、「薄い」の3つのモードが表示される。「厚い」には例えば画用紙が該当し、「中」には普通紙が該当し、薄いには例えばトレーシングペーパーが該当する。シートの厚みは、シートを触り普通紙に比べ厚いか否かで判断する。
一般に、シートの厚みが厚いほど、シートをカールさせるために、ヒータ27の発熱量を多くする必要がある。そこで、シートの厚みが厚くなるほど、ヒータ27の出力を大きくする。尚、制御部29の制御は第2実施の形態と同様である。
第3実施の形態によれば、シートの厚みが厚いほどヒータ27の出力を大きくするのでシートの厚みに関わらずシートを充分にカールすることができ且つシートの厚みが薄いほどヒータ27の出力を小さくするので消費電力の低減を図ることができる。
第4実施の形態を、図11を参照して説明する。尚、図11は操作パネルと本体制御部と制御部との関係を示すブロック図である。第4実施の形態では、図11に示すように、操作パネル31においてシート間摩擦係数によりシートの種類を指定するようになっている。表示部33には、シート間摩擦係数が大きい順に「大」、「中」、「小」の3つのモードが表示される。「大」には例えばOHP用紙が該当し、「中」には普通紙が該当し、「小」には例えばトレーシングペーパーが該当する。一般に、シート間摩擦係数が大きいほど、シート間密着力が強くなる。尚、制御部29の制御は第2実施の形態と同様である。
シート間摩擦係数が大きいほどヒータ27の出力を多くするので、シート間摩擦係数が大きくシート間密着力の強いシートを充分にカールさせることができ且つシート間摩擦係数が小さくシート間密着力の弱いシートに対するヒータ27の発熱量を少なくできる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、送風口21とシート押え23は、一つのサイドフェンス13に複数個並べて設けても良い。
また、送風口21とシート押え23は、両方のサイドフェンス13、13に加えてエンドフェンス14にも設けても良いし、一方のサイドフェンス13とエンドフェンス14とに設けても良い。
画像形成装置1は、複写機に限らず、プリンタ、ファックス等であっても良い。
シートの種類に応じてヒータ27の出力を変えているが、ヒータ27の出力を一定にしてヒータ27を間欠発熱させシートの種類に応じてその発熱時間を変えるか又は発熱時間同士の間隔(発熱の合間の時間)を変えても良い。具体的には、制御部29にタイマーを設けて、発熱時間同士の間隔を一定にしてシート間密着力が大きいシートほど又はシートの厚みが厚いほどその発熱時間を長くするか、ヒータ27の発熱時間を一定にしてシート間密着力が大きいシートほど又はシートの厚みが厚いほどその発熱時間同士の間隔を短くする。これにより、シート間密着力が大きいシートほど又は厚みが厚いシートほど充分にカールすることができると共にヒータ27を間欠発熱するので消費電力の低減を図ることができる。
上記変形例では、タイマー44を用いてヒータ27を間欠発熱させているが、サーモスタット(温度調節器)を用いて間欠発熱させても良い。
第1実施の形態において、操作パネル31の塗工紙A及び塗工紙Bの表示に代えて、フィルムA及びフィルム紙Bとしても良い。
第1実施の形態に係るシート給送装置のエアー噴出し口及びその周囲部を示す正面図である。 シート端規制部材の上部を示す側面図である。 シート端規制部材とシートとの位置関係を示す側面図である。 シート給送装置を示す斜視図である。 シート給送装置を図4とは異なる方向から見た斜視図である。 シート給送装置の作用を示す正面図である。 操作パネルと本体制御部と制御部との関係を示すブロック図である。 シート給送装置を用いた画像形成装置の概略的構成を示す側面図である。 第2実施の形態における操作パネルと本体制御部と制御部との関係を示すブロック図である。 第3実施の形態における操作パネルと本体制御部と制御部との関係を示すブロック図である。 第4実施の形態における操作パネルと本体制御部と制御部との関係を示すブロック図である。
符号の説明
1 画像形成装置
5 シート給送装置
11 シート給送コロ(ピックアップローラ)
13 サイドフェンス(両側のシート端規制部材)
14 エンドフェンス(後側のシート端規制部材)
21 エアー噴出し口(送風口部)
23 シート押え(押え部材)
27 ヒ−タ(発熱部)
29 制御部
31 操作パネル(指定手段)
T 最上シート

Claims (6)

  1. 複数枚のシートを積載するシート積載トレイと、積載された最上のシートに接触してシートを送り出すピックアップローラと、積載したシート端の位置を規制するシート端規制部材と、シート端規制部材に設けられ積載シート端に向けてエアーを送風する送風口部と、シート端規制部材に設けられ積載シートの最上のシートを上から押えるシート押え部材と、シートの種類を指定する指定手段とを備え、シート押え部材には発熱部が設けてあり、発熱部の発熱量を制御する制御部を有し、制御部は指定手段により指定されたシートの種類に応じて発熱部の発熱量を制御することを特徴とするシート給送装置。
  2. 指定手段は塗工シートとそれ以外のシートとを指定するものであり、制御部は塗工シートが指定された場合にのみ発熱部を発熱させることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 指定手段はシート表面の平滑度によりシートの種類を指定するものであり、制御部は指定されたシート表面の平滑度が高いほど発熱部の発熱量を多くすることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  4. 指定手段はシートの厚みによりシートの種類を指定するものであり、制御部は指定されたシートの厚みが厚いほど発熱部の発熱量を多くすることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  5. 指定手段はシート間摩擦係数によりシートの種類を指定するものであり、制御部は指定されたシート間摩擦係数が大きいほど発熱部の発熱量を多くすることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載のシート給送装置を備え、このシート給送装置により給送されたシートに読み取られた画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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