JP2010105580A - 車両の灯体制御装置 - Google Patents

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Kazufumi Hayashi
和史 林
Seiji Matsumoto
成司 松本
Hiroshi Omura
博志 大村
Hiroko Shiraishi
寛子 白石
Wataru Matsunaga
亘 松永
Yasunori Takahara
康典 高原
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Abstract

【課題】車両前部の左右両側にそれぞれ配設される灯体(左側前照灯1L及び右側前照灯1R)を水平方向において左右方向へスイブルさせるようにした車両の灯体制御装置において、車両の運転手が分岐路を確実に認識できるようにして、運転手が車両を間違った方向に進ませるのを防止する。
【解決手段】車両と分岐路との間の進行路に沿った距離が所定距離以下であるときに、左右両灯体のうち少なくとも分岐路側の灯体を、進行路に向けて照射する状態に対して所定角度だけ該分岐路側へスイブルした状態にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両前部の左右両側にそれぞれ配設される灯体(灯体の光軸)を水平方向において左右方向へスイブルさせるスイブル駆動手段を制御する車両の灯体制御装置に関する技術分野に属する。
従来より、車両前部の左右両側にそれぞれ配設される前照灯(ヘッドライト)等の灯体を、例えば該車両のステアリングの操舵角や、ナビゲーションシステムの地図データベースに記憶されている道路地図情報(カーブ情報)等に基づいて、水平方向において左右方向へスイブルさせることで、灯体が車両の進行路に向けて照射するようにして、運転手の視野を車両の進行方向に応じて良好に確保しようとしたものはよく知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−100682号公報
上記のように灯体をスイブルさせる装置では、車両の進行路に分岐路が存在する場合、その車両がその分岐路に進入することが、ナビゲーションユニットによる経路誘導や方向指示器の作動から予め分かっていれば、灯体を、通常、その分岐路を照射するように分岐路側へスイブルさせる。一方、ナビゲーションユニットによる経路誘導が行われていないときにおいて、方向指示器が作動していなければ、車両は分岐路ではなくて進行路に沿って進むものとして、灯体をスイブルさせないのが一般的である。
しかし、方向指示器が作動していないからといって、灯体を全くスイブルさせないのは問題がある。すなわち、車両の運転手が分岐路に進入しようとしていても、分岐路が分かりづらいために方向指示器を作動させない場合があり、このような場合に灯体が分岐路側に全くスイブルしないと、運転手が分岐路に気付かずに分岐路を通り過ぎてしまう可能性が高くなる。また、進行路に沿って進むつもりであったとしても、道路の端に沿って走行していた場合に、分岐路を認識できないと、間違って分岐路に進入してしまう可能性がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両前部の左右両側にそれぞれ配設される灯体を水平方向において左右方向へスイブルさせるようにした車両の灯体制御装置に対して、その構成を改良することによって、車両の運転手が分岐路を確実に認識できるようにして、運転手が車両を間違った方向に進ませるのを防止しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、車両と分岐路との間の進行路に沿った距離が所定距離以下であるときに、左右両灯体のうち少なくとも分岐路側の灯体を、進行路に向けて照射する状態に対して所定角度だけ該分岐路側へスイブルした状態にするようにした。
具体的には、請求項1の発明では、車両前部の左右両側にそれぞれ配設される灯体を水平方向において左右方向へスイブルさせるスイブル駆動手段を制御することで上記各灯体のスイブル角を制御するスイブル角制御手段を備えた、車両の灯体制御装置を対象とする。
そして、上記車両の進行路において分岐路の存在を検知する分岐路検知手段と、上記車両と上記分岐路検知手段により検知された分岐路との間の上記進行路に沿った距離を検出する距離検出手段とを備え、上記スイブル角制御手段は、上記距離検出手段により検出された距離が所定距離以下であるときに、上記両灯体のうち少なくとも上記分岐路側の灯体を、上記進行路に向けて照射する状態に対して所定角度だけ該分岐路側へスイブルした状態にするべく上記スイブル駆動手段を制御する分岐路案内照射制御を実行するよう構成されているものとする。
上記の構成により、車両が分岐路に対して所定距離(運転手が余裕をもって分岐路に進入する等の行動がとれるような距離であって、分岐路側の灯体により照射可能な距離)以内に接近すると、少なくとも分岐路側の灯体が、進行路に向けて照射する状態に対して所定角度(車両の運転手が分岐路の存在を認識できる程度の比較的小さい角度で十分である)だけ該分岐路側へスイブルした状態になるので、両灯体が、主として進行路に向けて照射しつつ、分岐路側を僅かに照射するようにすることができる。このため、分岐路側の視認性が良好になり、運転手は分岐路に気付き易くなる。この結果、分岐路を容易に認識できるようになり、運転手が進もうとする方向へ車両を間違わずに進ませることが可能になる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記分岐路案内照射制御によりスイブルされる灯体は、上記分岐路側の灯体のみであるものとする。
すなわち、運転手に分岐路を認識させる観点から、分岐路側の灯体をスイブルさせるだけで十分であり、寧ろ反分岐路側の灯体をスイブルさせない方が、進行路の視認性が悪化しないので好ましい。したがって、分岐路側の灯体のみをスイブルさせることで、両灯体による照射範囲を拡げることができ、分岐路を容易に認識できるようになるとともに、進行路の視認性を良好に維持することができる。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、上記分岐路検知手段は、ナビゲーションユニットで構成されており、上記スイブル角制御手段は、上記距離検出手段により検出された距離が上記所定距離以下であるときにおいて、上記ナビゲーションユニットによる経路誘導が行われていないときに、上記分岐路案内照射制御を実行するよう構成されているものとする。
すなわち、ナビゲーションユニットによる経路誘導が行われていないときには、車両の運転手が分岐路に気付かずに車両を間違った方向に進ませる可能性が高くなるが、本発明では、ナビゲーションユニットによる経路誘導が行われていないときに、分岐路案内照射制御を実行するので、本発明の作用効果を有効に発揮させることができる。
請求項4の発明では、請求項1〜3のいずれか1つの発明において、上記車両の方向指示器の作動を検知する方向指示器作動検知手段を更に備え、上記スイブル角制御手段は、上記距離検出手段により検出された距離が上記所定距離以下であるときにおいて、上記方向指示器作動検知手段により上記方向指示器の作動が検知されないときに、上記分岐路案内照射制御を実行するよう構成されているものとする。
すなわち、方向指示器の作動が検知されないときには、運転手が分岐路を認識できないために方向指示器を作動させていない可能性があるが、本発明では、方向指示器の作動が検知されないときに、分岐路案内照射制御を実行するので、車両の運転手が分岐路に気付き易くなり、運転手が進もうとする方向へ車両を間違わずに進ませることが可能になる。
請求項5の発明では、請求項1〜4のいずれか1つの発明において、上記車両が走行している走行路が複数車線からなる場合に、該車両が走行している車線を検知する車線検知手段を備え、上記スイブル角制御手段は、上記距離検出手段により検出された距離が上記所定距離以下であるときにおいて、上記車線検知手段により上記車両が上記分岐路側の車線を走行していることが検知されたときに、上記分岐路案内照射制御を実行するよう構成されているものとする。
すなわち、車両が分岐路側の車線を走行しているときに、運転手が車両を間違った方向に進ませる可能性が高くなるが、本発明では、車両が分岐路側の車線を走行しているときに、分岐路案内照射制御を実行するので、本発明の作用効果を有効に発揮させることができる。
請求項6の発明では、請求項1〜5のいずれか1つの発明において、上記灯体は、前照灯であるものとする。
こうすることで、車両前側における左右両側側方を照らす専用の灯体を設けることなく、前照灯(ヘッドライト)で車両前側における左右両側側方を照らすことができるので、コストの低減化を図ることができる。
以上説明したように、本発明の車両の灯体制御装置によると、車両と分岐路との間の進行路に沿った距離が所定距離以下であるときに、左右両灯体のうち少なくとも分岐路側の灯体を、進行路に向けて照射する状態に対して所定角度だけ該分岐路側へスイブルした状態にするようにしたことにより、車両の運転手が分岐路を容易に認識できるようになり、運転手が進もうとする方向へ車両を間違わずに進ませることが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る灯体制御装置の概略構成を示す。この灯体制御装置が搭載された車両C(図2参照)の前部の左右両側には、灯体としての左側前照灯1L及び右側前照灯1R(左右のヘッドライト)がそれぞれ設けられている。
上記左側前照灯1Lは、スイブル駆動手段としての、アクチュエータを含む左側スイブル駆動部2Lによって、水平方向において左右方向へスイブル(旋回)され、右側前照灯1Rは、スイブル駆動手段としての、アクチュエータを含む右側スイブル駆動部2Rによって、左側前照灯1Lとは独立に、水平方向において左右方向へスイブルされるようになっている。これにより、左側前照灯1Lは、所定の基準状態(本実施形態では、車両Cの進行路が直線路であるときに設定される状態)から左右両側にそれぞれ所定の最大スイブル角(例えば左右両側共に30°)までスイブル可能であり、右前照灯1Rは、所定の基準状態(本実施形態では、車両Cの進行路が直線路であるときに設定される状態)から左右両側にそれぞれ所定の最大スイブル角(例えば左右両側共に30°)までスイブル可能になっている。上記左側前照灯1L及び右側前照灯1Rが上記基準状態にあるときの該左側前照灯1L及び右側前照灯1Rの配光(ロービーム配光)領域は、平面視で、例えば図2に示すようになり、大部分において互いに重なっている。
上記左側前照灯1Lの配光は、左側ハイ・ロー切換部3Lによって上下方向に変更させられ、右側前照灯1Rの配光は、右側ハイ・ロー切換部3Rによって上下方向に変更させられる。本実施形態では、左側前照灯1L及び右側前照灯1Rの配光は、ロービーム配光とハイビーム配光との2段階に切り換えられる。この構成としては、左側前照灯1L及び右側前照灯1Rが共にロービーム配光用及びハイビーム配光用の2つの光源を有して、左側ハイ・ロー切換部3L及び右側ハイ・ロー切換部3Rが、2つの光源への通電を選択的に行うことでロービーム配光とハイビーム配光とを切り換える構成であってもよく、左側前照灯1L及び右側前照灯1Rが共に1つの光源を有して、左側ハイ・ロー切換部3L及び右側ハイ・ロー切換部3Rが、アクチュエータによって、その光源を反射鏡に対して前後方向に移動させることでロービーム配光とハイビーム配光とを切り換える構成であってもよい。尚、左側前照灯1L及び右側前照灯1Rの配光の上下方向の切換えは、3段階以上の多段階であってもよく、連続的であってもよい。
上記灯体制御装置は、上記左側スイブル駆動部2L及び右側スイブル駆動部2Rのアクチュエータの作動を制御することで上記左側前照灯1L及び右側前照灯1Rの各スイブル角を制御するスイブル角制御手段としての制御ユニット5を備えている。この制御ユニット5は、上記左側ハイ・ロー切換部3L及び右側ハイ・ロー切換部3Rの作動制御をも行う。
上記制御ユニット5は、車両Cのステアリングの舵角を検出する舵角センサ7、車両Cの車速を検出する車速センサ8、ハードディスク等に記憶した道路地図データとGPSセンサにより検出した車両Cの現在位置とに基づいて車両Cの経路誘導を行うナビゲーションユニット10、及び、車両Cの運転手が操作する操作スイッチ11とそれぞれ接続されており、舵角センサ7からは車両Cの舵角情報が、車速センサ8からは車速情報が、ナビゲーションユニット10からは車両Cの現在位置情報及び進行路情報(特にカーブ情報や分岐路情報、車線数の情報)が、操作スイッチ11からは運転手の操作情報がそれぞれ制御ユニット5に入力されるようになっている。上記ナビゲーションユニット10は、車両Cの進行路において分岐路の存在を検知する分岐路検知手段を構成するとともに、車両Cが走行している走行路(つまり進行路)が複数車線からなる場合に、該車両Cが走行している車線を検知する車線検知手段を構成する。また、ナビゲーションユニット10及び制御ユニット5は、車両Cと上記検知された分岐路との間の上記進行路に沿った距離を検出する距離検出手段を構成する。
上記操作スイッチ11は、左側前照灯1L及び右側前照灯1Rを共にロービーム配光にするか又はハイビーム配光にするかを選択するためのハイ・ロー切換スイッチと、左側前照灯1L及び右側前照灯1Rの点灯スイッチと、左右の方向指示器15を作動させるための方向指示器作動スイッチとを含む。制御ユニット5は、この方向指示器作動スイッチからの操作情報を受けて方向指示器15を作動させる。この操作スイッチ11の方向指示器作動スイッチは、方向指示器15の作動を検知する役割をも有していて、方向指示器作動検知手段を構成する。尚、方向指示器15は、制御ユニット5とは別の制御ユニットにより作動制御されるようにしてもよい。この場合、制御ユニット5は、方向指示器15の作動情報を、その別の制御ユニットから入力するようにしてもよい。
そして、制御ユニット5は、上記操作スイッチ11の点灯スイッチがON状態であることを条件に、上記入力情報に基づいて、左側スイブル駆動部2L及び右側スイブル駆動部2Rのアクチュエータの作動制御を行うとともに、左側ハイ・ロー切換部3L及び右側ハイ・ロー切換部3Rの作動制御を行う。尚、左側前照灯1L及び右側前照灯1Rの上下方向の配光は、上記操作スイッチ11のハイ・ロー切換スイッチに応じた配光(ロービーム配光又はハイビーム配光)とされる。
具体的には、車両Cの進行路に分岐路が存在しない場合、又は分岐路が存在しても車両Cと分岐路との間の進行路に沿った距離が所定距離よりも大きい場合には、制御ユニット5は、舵角センサ7からの舵角情報と、ナビゲーションユニット10からの車両現在位置情報及び進行路情報(カーブ(曲率半径)情報)とに基づいて、車速センサ8からの車速情報も加味して、左側前照灯1L及び右側前照灯1Rが車両Cの進行路に向けて照射するように上記左側スイブル駆動部2L及び右側スイブル駆動部2Rのアクチュエータの作動を制御する。例えば車両Cの進行路が左カーブである場合には、該進行路に向けて照射するべく、左側前照灯1Lを左側スイブル駆動部2Lによって上記基準状態よりも左側へスイブルさせるとともに、右側前照灯1Rを右側スイブル駆動部2Rによって上記基準状態よりも左側へスイブルさせる。これら左側前照灯1L及び右側前照灯1Rの基準状態からのスイブル角は、同じであってもよく、互いに異なっていてもよいが、カーブの曲率半径等に応じて変更される。
一方、車両Cと上記分岐路との間の上記進行路に沿った距離が上記所定距離以下である場合には、上記両前照灯1L,1Rのうち少なくとも上記分岐路側の前照灯を、上記進行路に向けて照射する状態に対して所定角度だけ該分岐路側へスイブルした状態にするべく、上記左側スイブル駆動部2L及び右側スイブル駆動部2Rのアクチュエータの作動を制御する分岐路案内照射制御を実行する。本実施形態では、この分岐路案内照射制御によりスイブルされる前照灯は、分岐路側の前照灯のみであるが、両前照灯1L,1Rとしてもよい。
上記所定距離は、運転手が余裕をもって分岐路に進入する等の行動がとれるような距離であって、分岐路側の前照灯により照射可能な距離が好ましい。この所定距離は、ロービーム配光又はハイビーム配光に応じて変更してもよく、ロービーム配光に合わせた距離(例えばロービーム配光の最大到達距離に近い距離)に固定していてもよい。
また、上記所定角度は、本実施形態では、車両の運転手が分岐路の存在を認識できる程度の比較的小さい角度で十分であり、分岐路を照射する程の角度でなくてもよく、例えば5°程度とすればよい。
本実施形態では、制御ユニット5は、車両Cと上記分岐路との間の上記進行路に沿った距離が上記所定距離以下であるときにおいて、ナビゲーションユニット10による経路誘導が行われていないこと、方向指示器15が作動していないこと、及び、車両Cが走行している走行路(進行路)が複数車線からなる場合に、車両Cが分岐路側の車線を走行していることを条件に、上記分岐路案内照射制御を実行する。尚、これら3つの条件に関係なく、車両Cから分岐路までの進行路に沿った距離が上記所定距離以下となったときには、常に上記分岐路案内照射制御を実行するようにしてもよく、上記3つの条件のうち少なくとも1つが満たされたときに、上記分岐路案内照射制御を実行するようにしてもよい。
ここで、上記制御ユニット5の処理動作について、図3のフローチャートに基づいて説明する。尚、この処理動作は、上記操作スイッチ11の点灯スイッチ及びスイブルスイッチが共にON状態であるときに行われる。
最初のステップS1では、ナビゲーションユニット10より車両Cの現在位置情報及び進行路情報を取得するとともに、舵角センサ7より舵角情報を取得しかつ車速センサ8より車速情報を取得する。
次のステップS2では、舵角センサ7からの舵角情報及びナビゲーションユニット10からの進行路情報(カーブ情報)並びに車速センサ8からの車速情報に基づいて、左側前照灯1L及び右側前照灯1Rが車両Cの進行路に向けて照射するように左側スイブル駆動部2L及び右側スイブル駆動部2Rのアクチュエータの作動を制御する。
次のステップS3では、上記現在位置情報及び進行路情報に基づいて、車両C前方の進行路に分岐路が存在するか否かを判定する。このステップS3の判定がYESであるときには、ステップS4に進む一方、ステップS3の判定がNOであるときには、そのままリターンする。
ステップS4では、車両Cと分岐路との間の進行路に沿った距離を計算し、次のステップS5で、その距離が所定距離以下であるか否かを判定する。このステップS5の判定がYESであるときには、ステップS6に進む一方、ステップS5の判定がNOであるときには、そのままリターンする。
ステップS6では、ナビゲーションユニット10よる経路誘導中であるか否かを判定する。このステップS6の判定がNOであるときには、ステップS7に進む一方、ステップS6の判定がYESであるときには、そのままリターンする。
ステップS7では、上記現在位置情報及び進行路情報に基づいて、車両Cが分岐路側の車線を走行しているか否かを判定する。このステップS7の判定がYESであるときには、ステップS8に進む一方、ステップS7の判定がNOであるときには、そのままリターンする。
ステップS8では、方向指示器作動スイッチにより車両Cの方向指示器15が作動しているか否かを判定する。このステップS8の判定がNOであるときには、ステップS9に進んで、分岐路案内照射制御を実行して、分岐路側の前照灯を、上記進行路に向けて照射する状態に対して所定角度だけ分岐路側へスイブルした状態にする。そして、次のステップS10で、車両Cが分岐路を通過したか否かを判定し、このステップS10の判定がNOであるときには、ステップS8に戻る一方、ステップS10の判定がYESであるときには、そのままリターンする。
上記ステップS8の判定がYESであるときには、ステップS11に進んで、両前照灯1L,1Rを分岐路を照射するようにスイブルさせる。そして、次のステップS12で、車両Cが分岐路に進入したか否かを判定し、このステップS12の判定がNOであるときには、ステップS8に戻る一方、ステップS12の判定がYESであるときには、そのままリターンする。
上記制御ユニット5の処理動作により、例えば図4に示すように、車両Cが片側2車線の直線路を走行している際に、車両C前方に分岐路が存在する場合において、車両Cが分岐路に対して所定距離以内に接近したときに、ナビゲーションユニット10による経路誘導が行われていないこと、方向指示器15が作動していないこと、及び、車両Cが分岐路側の車線を走行していることを条件に、分岐路案内照射制御が行われて、分岐路側の前照灯が、進行路に向けて照射する状態(本例では、基準状態)から所定角度だけ分岐路側へスイブルされる。尚、車両Cが直線路ではなくカーブを走行している際に分岐路案内照射制御が行われた場合には、両前照灯1L,1Rが進行路に向けて照射するようにスイブルした状態にあるため、分岐路側の前照灯がその状態(基準状態よりもカーブする側にスイブルした状態)から所定角度だけ分岐路側へスイブルされることになる。
上記分岐路案内照射制御によって、分岐路側の視認性が良好になり、車両Cの運転手は分岐路に気付き易くなる。このため、分岐路が分かり難いために方向指示器15を作動させなかった場合には、分岐路の手前で分岐路に気付くことで、方向指示器15を作動させて、車両Cを分岐路に進入させることができる。このように方向指示器15が作動すると、両前照灯1L,1Rが分岐路を照射するようにスイブルされる。また、分岐路に進入しない場合にも、分岐路の手前で分岐路に気付くことで、車両Cを分岐路に間違って進入させるようなことはなくなる。
車両Cが分岐路に進入するか又は分岐路を通過すると、両前照灯1L,1Rが進行路(分岐路に進入した場合には、該分岐路が進行路となる)に向けて照射する状態になる。
したがって、本実施形態では、車両Cと分岐路との間の進行路に沿った距離が所定距離以下であるときに、制御ユニット5による分岐路案内照射制御によって、分岐路側の前照灯が進行路に向けて照射する状態に対して所定角度だけ分岐路側へスイブルした状態になるので、車両Cの運転手が分岐路を容易に認識できるようになり、運転手が進もうとする方向へ車両Cを間違わずに進ませることが可能になる。また、分岐路側の前照灯が所定角度だけ分岐路側へスイブルした状態になっても、基本的には進行路を照射し、しかも、反分岐路側の前照灯は、進行路に向けて照射する状態を維持するので、進行路の視認性を良好に維持することができる。
尚、上記実施形態では、本発明を前照灯1L,1Rに適用した例を示したが、本発明は、車両C前部の左右両側にそれぞれ配設される補助灯や、車両C前部の左右両側に、車両C前側における左右両側側方を照らすために専用にそれぞれ配設される灯体にも適用することは可能である。本発明をそのような専用の灯体に適用すれば、より側方を照らすことが可能になる。
本発明は、車両前部の左右両側にそれぞれ配設される灯体を水平方向において左右方向へスイブルさせるスイブル駆動手段を制御することで上記各灯体のスイブル角を制御するスイブル角制御手段を備えた、車両の灯体制御装置に有用である。
本発明の実施形態に係る灯体制御装置の概略構成を示すブロック図である。 左側前照灯及び右側前照灯が基準状態にあるときの該左側前照灯及び右側前照灯のロービーム配光領域を示す平面図である。 制御ユニットの処理動作を示すフローチャートである。 車両が分岐路に差し掛かる場合の例を示す平面図である。
符号の説明
1L 左側前照灯
1R 右側前照灯
2L 左側スイブル駆動部(スイブル駆動手段)
2R 右側スイブル駆動部(スイブル駆動手段)
5 制御ユニット(スイブル角制御手段)(距離検出手段)
10 ナビゲーションユニット(分岐路検知手段)(車線検知手段)
(距離検出手段)
11 操作スイッチ(方向指示器作動検知手段)
15 方向指示器

Claims (6)

  1. 車両前部の左右両側にそれぞれ配設される灯体を水平方向において左右方向へスイブルさせるスイブル駆動手段を制御することで上記各灯体のスイブル角を制御するスイブル角制御手段を備えた、車両の灯体制御装置であって、
    上記車両の進行路において分岐路の存在を検知する分岐路検知手段と、
    上記車両と上記分岐路検知手段により検知された分岐路との間の上記進行路に沿った距離を検出する距離検出手段とを備え、
    上記スイブル角制御手段は、上記距離検出手段により検出された距離が所定距離以下であるときに、上記両灯体のうち少なくとも上記分岐路側の灯体を、上記進行路に向けて照射する状態に対して所定角度だけ該分岐路側へスイブルした状態にするべく上記スイブル駆動手段を制御する分岐路案内照射制御を実行するよう構成されていることを特徴とする車両の灯体制御装置。
  2. 請求項1記載の車両の灯体制御装置において、
    上記分岐路案内照射制御によりスイブルされる灯体は、上記分岐路側の灯体のみであることを特徴とする車両の灯体制御装置。
  3. 請求項1又は2記載の車両の灯体制御装置において、
    上記分岐路検知手段は、ナビゲーションユニットで構成されており、
    上記スイブル角制御手段は、上記距離検出手段により検出された距離が上記所定距離以下であるときにおいて、上記ナビゲーションユニットによる経路誘導が行われていないときに、上記分岐路案内照射制御を実行するよう構成されていることを特徴とする車両の灯体制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両の灯体制御装置において、
    上記車両の方向指示器の作動を検知する方向指示器作動検知手段を更に備え、
    上記スイブル角制御手段は、上記距離検出手段により検出された距離が上記所定距離以下であるときにおいて、上記方向指示器作動検知手段により上記方向指示器の作動が検知されないときに、上記分岐路案内照射制御を実行するよう構成されていることを特徴とする車両の灯体制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両の灯体制御装置において、
    上記車両が走行している走行路が複数車線からなる場合に、該車両が走行している車線を検知する車線検知手段を備え、
    上記スイブル角制御手段は、上記距離検出手段により検出された距離が上記所定距離以下であるときにおいて、上記車線検知手段により上記車両が上記分岐路側の車線を走行していることが検知されたときに、上記分岐路案内照射制御を実行するよう構成されていることを特徴とする車両の灯体制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両の灯体制御装置において、
    上記灯体は、前照灯であることを特徴とする車両の灯体制御装置。
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