JP2010105516A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】低温気体流路内を流通する気体と高温気体流路内を流通する気体との間で熱交換を行わせるためのコア部を具備する熱交換器において、コア部の低温気体流路入口側表面に氷結水分が付着することにより低温空気流路が塞がる不具合の発生を、氷結水分を融解させるための特別な部材を用意することなく抑制する。
【解決手段】低温気体流路内を流通する気体と高温気体流路内を流通する気体との間で熱交換を行わせるためのコア部7aを具備する熱交換器たるコンデンサ7に、前記低温気体流路内を流通する気体に含まれる氷結水分を前記コア部7aの入口側表面の矢印Yで示すように、該表面における矢印Xで示す高温気体流の上流側に案内しつつ前記低温気体流路内を流通する気体を前記コア部7aに導入する低温気体流案内手段たる低温側入口ダクト7dをさらに具備させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、低温気体流路内を流通する気体と高温気体流路内を流通する気体との間で熱交換を行わせる構成を有する熱交換器に関する。
従来より用いられている空調システムの構成の一例として、低温気体流路内を流通する気体と高温気体流路内を流通する気体との間で熱交換を行わせる構成を有するものが広く知られている。このような空調システムとして、例えば、航空機用に用いられ、図7に示すように、エンジンbからの抽気の供給を受けて圧縮手段cにより圧縮された抽気を流通させる高温気体流路たる高温空気流路dと、膨張手段e内で断熱膨張した低温空気を流通させる低温気体流路たる低温空気流路fと、前記高温空気流路d内の抽気と前記低温空気流路f内の低温空気との熱交換を行わせるための熱交換部gと、前記低温空気流路f内を流通する低温空気を前記熱交換部gを通過させずに流通させるべく前記低温空気流路fの前記熱交換部gより上流側の部位f1と下流側の部位f2とを連通させて設けたバイパス流路hと、バイパス流路hに設けられ開度を変更可能な流量調整手段iとを具備するものが挙げられる。前記バイパス流路hは、空気中の水分が前記膨張手段e内で氷結したもの(以下氷結水分と称する)が熱交換部gの低温気体流路入口側表面に付着し、低温空気流路fが塞がれることにより十分な量の調温済み空気を供給できなくなる不具合の発生を抑制すべく設けられる。また、前記流量調整手段iは、前記低温空気流路fが塞がれることにより該低温空気流路f内において発生する前記熱交換部gの上流側の部位f1と下流側の部位f2との圧力差に応じて開度を変更し、バイパス流路hを通過する低温空気の流量を調整するものである(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−321697号公報
ところで、前記特許文献1の構成を採用すれば、前記バイパス流路hを設けることにより、確かに低温空気流路fが塞がれることにより十分な量の調温済み空気を供給できなくなる不具合の発生は抑制できる。しかし、このような構成であっても、熱交換部gの低温気体流路入口側表面に付着した氷結水分により低温空気流路fが塞がれるという問題は依然として存在する。そして、氷結水分により低温空気流路fが塞がれた際には、熱交換部g内での高温空気との間の熱交換に供される低温空気の量が減少し、熱交換性能が低下する不具合が発生する。
本発明は、以上に述べた課題を解決すること、すなわち、氷結水分により低温空気流路が塞がる不具合の発生を、氷結水分を融解させるための特別な部材を用意することなく抑制することを目的としている。
本発明にかかる熱交換器は、以上の課題を解決するために、低温気体流路内を流通する気体と高温気体流路内を流通する気体との間で熱交換を行わせるためのコア部と、前記低温気体流路内を流通する氷結水分を有する気体を前記コア部の入口側表面に対して高温気体流の上流側に案内しつつ前記コア部に導入する低温気体流案内手段とを具備することを特徴とする。
このようなものであれば、低温気体流案内手段の作用により、低温気体流路内を流通する氷結水分がコア部の入口側表面における高温気体流の上流側に案内される。コア部の低温気体流路の入口側表面に氷結水分が付着し始めるのは、より低温になっている高温気体流の下流側からであるので、高温気体流の下流側と比較して温度が高い上流側では氷結水分が融解しやすくなり、コア部の低温気体流路入口側表面に氷結水分が付着することを抑制し、コア部内の低温気体の流量を確保することができる。従って、氷結水分を融解させるための特別な部材を用意することなく、コア部の低温気体流路入口側表面に氷結水分が付着することにより熱交換効率が低下する不具合の発生を抑制できる。
コア部の設計変更を行うことなく以上の課題を解決するための構成として、前記低温気体流案内手段が、前記コア部内に低温気体流路内を流通する気体を導入させるべく設けられ、前記コア部入口側表面に対して高温気体流の下流側から上流側に向かう傾斜を有するダクト部であるものが挙げられる。このようなものであれば、コア部として従来より広く用いられている直方体状のものをそのまま利用したものであっても、前記ダクト部内を低温空気が通過すれば、低温空気はコア部の表面に達するまでコア部に向かいつつ高温気体流の下流側から上流側に向かう方向に流れ、低温空気に含まれる氷結水分がコア部の入口側表面において空気の流れにより高温空気流の上流側に移動するからである。
一方、このような熱交換器付近の機器配置を大きく変更することなく以上の課題を解決するための構成として、前記コア部の形状を、低温気体流案内手段の流れ方向に対し、コア部の低温気体流路入口側表面の高温気体流下流側が低温気体流の上流側へ傾斜した、該コア部内における高温気体流の下流側に向かうにつれ長手方向寸法が大きくなる形状とし、このコア部の低温気体流路に向かう表面を前記低温気体流案内手段としているものが挙げられる。このようなものであれば、低温空気流路の熱交換器より上流側及び熱交換器より下流側を略同一直線状に配したものであっても、低温空気の流れがコア部の低温気体流路に向かう表面に達すれば、低温空気の流れは高温気体流の下流側から上流側に向かう方向に流れ、低温空気に含まれる氷結水分がコア部の入口側表面において空気の流れにより高温空気流の上流側に移動するからである。
本発明の熱交換器の構成によれば、低温気体流案内手段の作用により、低温気体流路内を流通する氷結水分がコア部の入口側表面における高温気体流の上流側、すなわちより温度が高い部位に案内されつつコア部に導入されるので、氷結水分が融解しやすく、コア部の入口側表面に氷結水分が付着することを抑制し、コア部内の低温気体の流量を確保することができる。従って、氷結水分を融解させるための特別な部材を用意することなく、コア部内の低温気体の流量を確保し、熱交換効率の向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る空調システムは、図7に概略を示したものとほぼ同様の構成を有する。すなわち、本実施形態に係る空調システム1は、図1に概略を示すように、エンジン2からの抽気の供給を受けて抽気を圧縮する圧縮手段たるコンプレッサ3と、前記コンプレッサ3により圧縮された抽気を内部で断熱膨張させる膨張手段たるタービン4と、前記コンプレッサ3の出口と前記タービン4の入口との間を連通し前記コンプレッサ3で圧縮した高温のエンジン抽気(以下高温空気と称する)を流通させる高温空気流路5と、前記タービン4内で断熱膨張させた後の空気(以下低温空気と称する)を流通させる低温空気流路6と、前記高温空気流路5内を流通する高温空気と前記低温空気流路6内を流通する低温空気との熱交換を行わせるためのコンデンサ7と、前記低温空気流路6内を流通する低温空気を前記コンデンサ7を通過させずに流通させるべく前記低温空気流路6の前記コンデンサ7より上流側の部位6aと下流側の部位6bとを連通して設けたバイパス流路8とを具備する空調装置を用いるものである。ここで、前記低温空気流路6が本発明の低温気体流路、前記高温空気流路5が本発明の高温気体流路、前記コンデンサ7が本発明の熱交換器にそれぞれ対応する。
前記コンデンサ7は、図2に示すように、平板状のプレートを多数積層しているとともに、互いに隣接するプレート間に、高温空気を通過させるための高温側通路7a1と、低温空気を通過させるための低温側通路7a2とを交互に設けていて、前記高温側通路7a1内の高温空気と前記低温側通路7a2内の低温空気との間で熱交換を行わせるようにしている直方体状をなすコア部7aと、前記コア部7aに高温空気を導入させるための高温側入口ダクト部7bと、前記コア部7aを通過した高温空気を高温空気流路5に導入させるための高温側出口ダクト部7cと、前記コア部7aに低温空気を導入させるための低温側入口ダクト部7dと、前記コア部7aを通過した低温空気を低温空気流路6に導入させるための低温側出口ダクト部7eとを具備する。なお、前記図2では、前記コンデンサ7の一部を破断して示している。
しかして本実施形態では、前記図2に示すように、また、図3に概略的に示すように、前記低温側入口ダクト部7dが、コア部の低温気体流路入口側表面に対して前記高温空気流路6における下流側から上流側に向かう傾斜、すなわち前記高温側通路7a1の下流側から上流側に向かう傾斜を有し、低温空気を前記高温側通路7a1の上流側に案内しつつコア部7a内に導入させるための低温気体流案内手段として機能する。
そして、前記バイパス流路8は、前記コンデンサ7の筐体の外部に設けられ、前記低温空気流路6の前記コンデンサ7より上流側の部位6aと前記コンデンサ7より下流側の部位6bとを連通する。なお、本実施形態では、このバイパス通路8中に、コンデンサ7の上流側の部位6aと下流側の部位6bとの圧力差が所定以上になった場合のみに開成するチェック弁9を設けている。
以下、この空調装置内の空気の流れを述べる。
この空調装置は、上述したようにエンジン2から抽気の供給を受ける。この抽気は、まず、前記一次熱交換器10内でラムエアと熱交換を行いある程度冷却される。次いで、前記コンプレッサ3内で断熱圧縮され、前記高温空気流路5に導かれる。高温空気流路5に導かれた高温空気は、前記二次熱交換器13内でラムエアと熱交換を行いある程度冷却される。前記二次熱交換器13で冷却された高温空気流路5内の空気は、次いで、再生熱交換器14に導かれ、前記コンデンサ7内で低温空気と熱交換を行い冷却された後の空気と熱交換する。再生熱交換器14を通過した高温空気流路5内の高温空気は、次いで前記コンデンサ7の高温側入口ダクト部7bを経て前記コア部7aに達する。この高温空気は、図3における矢印Xに示すように前記コア部7a内を流れる。すなわち、このコア部7a内で、低温空気流路6内を流通する低温空気と熱交換を行うことにより高温空気が冷却され、高温空気中の水分は凝結する。その後、高温空気は、高温側出口ダクト部7cを経て前記水分離器15に導かれる。前記高温空気中の凝結した水分の大部分は、前記水分離器15により分離除去される。水分を分離除去された高温空気は、前記再生熱交換器14に導かれて熱交換を行った後、タービン4内で断熱膨張する。そして、タービン4内で断熱膨張した後の低温空気は、前記低温空気流路6に導入され、少なくとも一部は前記コンデンサ7に導かれる。コンデンサ7に導かれた低温空気は、図3における矢印Yに示すように流れる。すなわち、前記低温側入口ダクト部7dにより前記高温空気流路5における上流側すなわち前記矢印Xで示されるコア部7a内における高温側通路7a1内の高温空気流の上流側に案内されつつコア部7a内に導入され、高温空気との熱交換に供される。そして、コア部7a内において前記高温空気との熱交換に供された後、低温側出口ダクト部7eを経て与圧室に供給される。
ここで、コア部7aの入口側表面に達した低温空気は、上述したように前記高温空気流路5における上流側、すなわちコア部7a内の高温空気流の上流側に案内されつつコア部7a内に導入される。従って、この低温空気に含まれる氷結水分も、コア部7aの入口側表面において空気の流れにより前記高温空気流の上流側に移動する。そして、この氷結水分は、より高温な空気と熱交換を行い融解しやすくなる。
なお、コア部7a内の低温空気の流量が減少し、コンデンサ7の上流側の部位6aと下流側の部位6bとの圧力差が所定以上になった場合には、前記チェック弁9が開成し、低温空気流路6を流通する低温空気の一部はバイパス通路8を経て与圧室に導かれる。
すなわち本実施形態に係る構成によれば、コア部7aの入口側表面に達した低温空気が上述したように前記高温空気流の上流側に案内されることにより、以下のような効果が得られる。すなわち、この低温空気に含まれる氷結水分を、空気の流れによりコア部7aの入口側表面の前記高温空気流の上流側に移動させ、より高温な空気と熱交換を行い融解しやすくすることにより、氷結水分を除去するための特別な部材を用いることなく、簡単な構成により氷結水分のコア部7aへの付着を抑制し、コア部7aを通過する低温空気の流量を確保することができる。従って、少ない部品点数により、また、この構成に必要な部品の合計質量を抑制しつつ、コンデンサ7のコア部7aの低温気体流路入口側表面に氷結水分が付着することにより熱交換効率が低下する不具合、及び十分な量の調温済み空気を与圧室に供給できなくなる不具合の発生を抑制できる。
また、前記低温側入口ダクト部7dが、コア部の低温気体流路入口表面に対して前記高温空気流路6における下流側から上流側に向かう傾斜、すなわち前記高温側通路7a1の下流側から上流側に向かう傾斜を有し、低温空気を前記高温側通路7a1の上流側に案内しつつ直方体状をなすコア部7a内に導入させるための低温気体流案内手段として機能するので、低温空気がこの低温側入口ダクト部7dを通過してコア部7aの表面付近に達した際に、この低温空気の流れは前記高温側通路7a1の上流側に導かれる。従って、従来より広く用いられている直方体状のコア部7aをそのまま利用しつつ、低温空気自体の流れにより氷結水分をコア部7aの入口側表面にて高温側通路7a1の上流側に移動させて融解させるようにできる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、図4に概略的に示すように、図示しない低温空気流路内を流通する空気と図示しない高温空気流路内を流通する空気との間で熱交換を行わせるためのコア部A7aと、前記コア部A7aに高温空気を導入させるための高温側入口ダクト部A7bと、前記コア部A7aを通過した高温空気を前記高温空気流路に導入させるための高温側出口ダクト部A7cと、前記コア部A7aに低温空気を導入させるための低温側入口ダクト部A7dと、前記コア部A7aを通過した低温空気を前記低温空気流路に導入させるための低温側出口ダクト部A7eとを具備する熱交換器たるコンデンサA7を、以下のように構成してもよい。すなわち、前記コア部A7aの形状を、低温側入口ダクト部A7dの流れ方向に対し、コア部A7aの低温気体流路入口側側表面の高温空気流下流側が低温空気流の上流側へ傾斜した、該コア部A7a内における高温空気流の下流側に向かうにつれ長手方向寸法すなわち低温側通路の長さ寸法が大きくなるものとし、このコア部A7aの低温気体流路に向かう表面すなわち低温側入口ダクト部A7dに向かう表面である低温空気流路入口側表面A7a3を前記低温気体流案内手段として機能させる態様を採用してもよい。
このような態様であっても、前記図4の矢印Yに示すように、低温空気がコア部A7aの低温空気流路入口側表面A7a3に沿って同図の矢印Xで示されるコア部A7a内の高温空気流の上流側に案内されつつコア部A7a内に導入されるので、低温空気に含まれる氷結水分が空気の流れによりコア部A7aの入口側表面の前記高温空気流の上流側に移動し、より高温な空気と熱交換を行い融解しやすくするので、上述した実施形態のコンデンサ7の構成に係る主な効果、すなわち、特別な部材を別途設けることなく熱交換性能の改善を図ることができる効果を同様に得ることができる。また、この態様では、低温空気流路のコア部A7aより上流側と下流側とを略同一直線状に位置付けつつ、低温空気の流れがコア部A7aの低温空気流路入口側表面A7a3近傍に達した際に低温空気の流れをコア部A7a内の高温空気流の上流側に案内するように低温空気流路側表面A7a3の形状を構成しているので、このような熱交換器たるコンデンサA7、及び低温空気流路の配置を従来のものと大きく変更する必要がない。
さらに、図5に示すように、低温空気流路B6内を流通する空気と図示しない高温空気流路内を流通する空気との間で熱交換を行わせるためコア部B7aと、前記コア部B7aに高温空気を導入させるための高温側入口ダクト部B7bと、前記コア部B7aを通過した高温空気を前記高温空気流路に導入させるための高温側出口ダクト部B7cと、前記コア部B7aに低温空気を導入させるための低温側入口ダクト部B7dと、前記コア部B7aを通過した低温空気を低温空気流路B6に導入させるための低温側出口ダクト部B7eとを具備する熱交換器たるコンデンサB7を、以下のように構成してもよい。すなわち、コンデンサB7の低温側入口ダクト部B7dがコンデンサB7の表面の法線方向に延伸するものであっても、低温空気流路B6の低温側入口ダクトB7dの上流側に隣接する部位B6xが前記高温空気流路5における下流側から上流側に向かう傾斜、すなわち矢印Xで示されるコア部B7a内の高温空気流の下流側から上流側に向かう傾斜を有し、前記図5の矢印Yに示すように、前記部位B6x及び低温側入口ダクトB7dが協働して低温空気を前記高温空気流の上流側に案内させつつコア部B7a内に導入させるための低温気体流案内手段として機能するものであれば、低温空気が前記高温空気流の上流側に案内されるので、低温空気に含まれる氷結水分も空気の流れによりコア部B7aの入口側表面の前記高温空気流の上流側に移動し、より高温な空気と熱交換を行い融解しやすくする。従って、上述した実施形態のコンデンサ7の構成に係る主な効果、すなわち、熱交換性能の改善も図ることができる効果を同様に得ることができる。また、この態様では、コンデンサB7のコア部B7a及び低温側入口ダクトB7dには、従来広く用いられているものをそのまま利用できる。すなわち、直方体状をなすコア部と、コア部の表面の法線方向に沿って低温空気を流通させる構成の低温側入口ダクトとをそのまま利用できる。
加えて、図6に示すように、図示しない低温空気流路内を流通する空気と図示しない高温空気流路内を流通する空気との間で熱交換を行わせるためのコア部C7aと、前記コア部C7aに高温空気を導入させるための高温側入口ダクト部C7bと、前記コア部C7aを通過した高温空気を前記高温空気流路に導入させるための高温側出口ダクト部C7cと、前記コア部C7aに低温空気を導入させるための低温側入口ダクト部C7dと、前記コア部C7aを通過した低温空気を前記低温空気流路に導入させるための低温側出口ダクト部C7eとを具備する熱交換器たるコンデンサC7を、以下のように構成してもよい。すなわち、コンデンサC7の低温側入口ダクト部C7d内に、低温空気を前記高温空気流路5における下流側から上流側に案内しつつコア部C7a内に導入させるための低温気体流案内手段たるフィンC7fを設けたものであっても、前記図6の矢印Yに示すように、低温空気が前記高温空気流路5における上流側、すなわち同図の矢印Xで示される前記コア部C7a内の高温空気流の上流側に案内されるので、低温空気に含まれる氷結水分も空気の流れにより前記コア部C7aの入口側表面の高温空気流の上流側に移動し、より高温な空気と熱交換を行い融解しやすくする。従って、上述した実施形態のコンデンサ7の構成に係る主な効果、すなわち、熱交換性能の改善も図ることができる効果を同様に得ることができる。また、この態様でも、低温空気流路のコンデンサC7より上流側の部位とコンデンサC7より下流側の部位とを同一直線状に配することができ、従って、このような熱交換器たるコンデンサC7、及び低温空気流路の配置を従来のものと大きく変更する必要がない。
そして、航空機用空調装置に限らず、また、空気を流通させるものに限らず、高温気体流体内を流通する気体と氷結成分を有する低温気体流路内を流通する気体との間で熱交換を行わせる熱交換器であれば本発明を適用してよい。すなわち、航空機用以外に用いられる空調装置であっても、また、空気以外の気体の温度調整に用いるものであっても、上述した実施形態の熱交換器たるコンデンサと同様に、低温気体流路内を流通する気体と高温気体流路内を流通する気体との間で熱交換を行わせるためのコア部と、前記コア部に低温気体流路内を流通する気体を導入させるべく設けたダクト部とを具備するものであって、前記ダクト部又はコア部に、前記低温気体流路中の気体の流れを高温気体流路における上流側に案内する低温気体案内手段を具備してなる構成を有するものであれば、本発明の主な効果を得ることはできる。
加えて、コンデンサのコア部を同一筐体内に複数設けるとともに、上述した実施形態におけるコア部間にバイパス通路及びチェック弁を設ける態様を採用してもよい。また、前記チェック弁に替えて、コンデンサの上流側と下流側との間の圧力差に対応して開度を変更する流量調整弁を設けてもよい。一方、高温気体の温度が十分高く、コア部の表面で氷結水分が略全て融解する場合ないし完全に融解する場合には、バイパス通路を省略してもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る熱交換器を用いた航空機用空調システムの構成説明図。 同実施形態に係る熱交換器の概略斜視図。 同実施形態に係る熱交換器の中央横断面を模式的に示す図。 本発明の第1変形例に係る熱交換器の中央正断面を模式的に示す図。 本発明の第2変形例に係る熱交換器の中央正断面を模式的に示す図。 本発明の第3変形例に係る熱交換器の中央正断面を模式的に示す図。 従来の熱交換器を用いた航空機用空調システムの構成説明図。
符号の説明
5…高温空気流路(高温気体流路)
6、B6…低温空気流路(低温気体流路)
7、A7、B7、C7…コンデンサ(熱交換器)
7a、A7a、B7a、C7a…コア部
7d…低温側入口ダクト部(低温気体案内手段)
A7a3…低温空気流路入口側表面(低温気体案内手段)
B6x…低温空気流路の低温側入口ダクト部隣接部位(低温気体案内手段)
C7f…フィン(低温気体案内手段)

Claims (3)

  1. 低温気体流路内を流通する気体と高温気体流路内を流通する気体との間で熱交換を行わせるためのコア部と、前記低温気体流路内を流通する氷結水分を有する気体を前記コア部入口側表面の高温気体流の上流側に案内しつつ前記コア部に導入する低温気体流案内手段とを具備することを特徴とする熱交換器。
  2. 前記低温気体流案内手段が、前記コア部内に低温気体流路内を流通する気体を導入させるべく設けられ、前記コア部の低温気体流路入口側表面に対して高温気体流の下流側から上流側に向かう傾斜を有するダクト部である請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記コア部の形状を、低温気体流案内手段の流れ方向に対し、該コア部の低温気体流路入口側表面の高温気体流下流側が低温気体流の上流側へ傾斜した、該コア部内における高温気体流の下流側に向かうにつれ長手方向寸法が大きくなる形状とし、このコア部の低温気体流路に向かう入口側表面を前記低温気体流案内手段としている請求項1記載の熱交換器。
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