JP2010105439A - 車輪用軸受装置およびその製造方法 - Google Patents

車輪用軸受装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】加工コストを削減し得る車輪用軸受装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】ハブユニット1(車輪用軸受装置)は、ナックル20(車体部材)に固定されて内周部に軌道面2a1,2a2を有する外輪2(非回転輪)と、ブレーキディスクロータ30(車輪部材)に固定されて外周部に軌道面3a3,4aを有するハブホイール3及び内輪4(回転輪)と、軌道面2a1,2a2と軌道面4a,3a3との間にそれぞれ配置される転動体5とを備える。ナックル20には、車両アウタ側へ突出した環状の取付段部21が形成される。外輪2の車両インナ側の端部には、取付段部21の外周面21aと嵌まり合う円形状の取付孔2b1を有する車体取付フランジ部2bが形成される。外輪2は、車体取付フランジ部2bの取付孔2b1が取付段部21の外周面21aにより径方向への位置決めがされた状態でナックル20に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輪用軸受装置およびその製造方法に関する。
車輪用軸受装置は、例えば図3に示すように、ナックル200等の車体部材に固定されて内周部に軌道面111を有する外輪110(非回転輪)と、ブレーキディスクロータ300等の車輪部材に固定されて外周部に軌道面121を有するハブホイール120(回転輪)と、外輪110の軌道面111とハブホイール120の軌道面121との間に配置される複列の転動体130とを備えている(下記特許文献1参照)。この種の車輪用軸受装置100は、外輪110の車両インナ側(ナックル200側)の端部にて、車両インナ側へ突出した環状の外輪インロウ部112と、外輪110の径方向外向きに突出した車体取付フランジ部113とを備えている。ナックル200には、外輪インロウ部112を収容するための収容孔201が形成されている。そして、外輪110は、外輪インロウ部112の外周面がナックル200の収容孔201により径方向への位置決め(芯だし)がされた状態で、車体取付フランジ部113に形成されたねじ孔114及びナックル200に形成されたねじ孔202にボルトがねじ結合されることにより、ナックル200に取り付けられる。
特開2002−46409号公報
上記した車輪用軸受装置100においては、外輪110のナックル200に対する径方向への位置決めが、外輪インロウ部112の外周面を基準として行われる。このため、外輪インロウ部112の外周面には厳しい精度が要求されている。一方、外輪110における軌道面111の表面硬さを確保するため、粗旋削加工した後の外輪110に対して、高周波熱処理等の熱処理を行うのが一般的である。ところが、このような熱処理に起因して、比較的薄肉に設定された外輪インロウ部112に熱処理歪が発生することが多い。したがって、外輪インロウ部112の外周面の精度を確保するためには、外輪110を熱処理した後、外輪インロウ部112の外周面を再度旋削加工する旋削工程を追加せざるを得ないのが実情であり、加工工程の増加に伴って加工コストが増加するという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、上記のような再度の旋削工程を不要として、加工コストを削減し得る車輪用軸受装置およびその製造方法を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために、本発明は、車体部材に固定されて内周部に軌道面を有する非回転輪と、車輪部材に固定されて外周部に軌道面を有する回転輪と、非回転輪の軌道面と回転輪の軌道面との間に配置される転動体とを備えた車輪用軸受装置において、
車体部材には、車輪部材側へ突出した環状の取付段部が形成され、非回転輪の車体部材側の端部には、取付段部の外周面と嵌まり合う円形状の取付孔を有する車体取付フランジ部が形成され、非回転輪は、車体取付フランジ部の取付孔が取付段部の外周面により径方向への位置決めがされた状態で車体部材に取り付けられることを特徴とする。
本発明の車輪用軸受装置においては、車体部材にて、車輪部材側へ突出した環状の取付段部が形成されている。また、非回転輪の車体部材側の端部には、取付段部の外周面と嵌まり合う円形状の取付孔を有する車体取付フランジ部が形成されている。そして、非回転輪は、車体取付フランジ部の取付孔が取付段部の外周面により径方向への位置決め(芯だし)がされた状態で車体部材に取り付けられる。すなわち、従来、非回転輪に設けられていたインロウ部を廃止し、このインロウ部に比べて厚肉の車体取付フランジ部を設けるようにすることで、非回転輪の熱処理による熱処理歪の影響を抑制することが可能である。このため、非回転輪の熱処理後に、非回転輪を再度旋削加工する旋削工程が不要となって、加工コストを削減することができる。また、インロウ部を廃止することで、非回転輪の粗形となる鍛造形状を単純化することができるので、これによっても加工コストの削減を図ることができる。
この場合、非回転輪の内周部には、車体取付フランジ部の取付孔に隣接してシール部材を組み付けるためのシール組付孔が形成されており、車体取付フランジ部の取付孔はシール組付孔よりも大径に設定され、かつ車体取付フランジ部の取付孔及びシール組付孔には研磨加工が施されていると好適である。車体取付フランジ部の取付孔に研磨加工を施すことで、非回転輪の車体部材に対する径方向の位置決め精度をより一層向上させることができる。また、車体取付フランジ部の取付孔をシール組付孔よりも大径に設定することで、シール部材を車体取付フランジ部の取付孔内に通すときはシール組付孔内に圧入するときのような大きな力で押し込む必要がないため、シール部材をシール組付孔内に容易に装着することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明は、車体部材に固定されて内周部に軌道面を有する非回転輪と、車輪部材に固定されて外周部に軌道面を有する回転輪と、非回転輪の軌道面と回転輪の軌道面との間に配置される転動体とを備え、非回転輪の車体部材側の端部には、該車体部材に形成されて車輪部材側へ向けて突出する環状の取付段部の外周面と嵌まり合う円形状の取付孔を有する車体取付フランジ部が形成され、非回転輪の内周部には、車体取付フランジ部の取付孔に隣接して該車体取付フランジ部の取付孔よりも小径に設定されたシール組付孔が形成されている車輪用軸受装置の製造方法であって、車体取付フランジ部の取付孔とシール組付孔とを同時に研磨加工する研磨工程を備えることを特徴とする。
本発明の車輪用軸受装置の製造方法においては、車体取付フランジ部の取付孔とシール組付孔とを同時に研磨加工する研磨工程を備えている。従来の車輪用軸受装置においても、非回転輪の内周部におけるシール組付孔には研磨加工を施していた。したがって、シール組付孔に隣接する車体取付フランジ部の取付孔に研磨加工を施すようにしても、単に研磨範囲が広がるに過ぎず、研磨工程自体は1回で済むので、加工工程を増やすことなく、車体取付フランジ部の取付孔の精度を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は本発明の車輪用軸受装置を採用したハブユニット1の縦断面図である。なお、以下の説明において、車両インナ側とは図1における左側を示し、車両アウタ側とは図1における右側を示すものとする。
ハブユニット1は、例えば前輪駆動車の後輪側(従動輪側)のものであり、複列外向きのアンギュラ玉軸受構造とされている。具体的には、ハブユニット1は、車体側のナックル20(車体部材)に固定される外輪2(非回転輪)と、この外輪2の中心線Oと同軸に配置されて車輪側のタイヤホイール(図示省略)及びブレーキディスクロータ30(車輪部材)に固定されるハブホイール3(回転輪)と、ハブホイール3の車両インナ側端部の外周面に嵌着される内輪4と、外輪2とハブホイール3又は内輪4との間にて周方向に配置される複列の転動体5とを備えている。
外輪2は、軸方向に延びる円筒状の本体部2aと、本体部2aの車両インナ側の端部にて径方向外向きに突出形成された車体取付フランジ部2bとを備えている。本体部2aの内周面には、車両インナ側に配列された転動体5用の軌道面2a1と、車両アウタ側に配列された転動体5用の軌道面2a2とが形成されている。車体取付フランジ部2bについては、後述する。
ハブホイール3は、軸方向に延び出し車両アウタ側にて外輪2から突出する段付き状の軸部3aと、軸部3aの車両アウタ側にて軸方向に突出形成された円筒状の内輪インロウ部3bと、軸部3aの車両アウタ側にて径方向外向きに突出形成された車輪取付フランジ部3cとを備えている。
軸部3aは、車両インナ側の先端に突出形成されたかしめ部3a1によるかしめにより、内輪4を車両アウタ側に押圧して段部3a2に押し当てた状態で内輪4と一体化されている。軸部3aの外周面には、外輪2の軌道面2a2に対向する軌道面3a3が形成されている。また、内輪4の外周面には、外輪2の軌道面2a1に対向する軌道面4aが形成されている。内輪インロウ部3bは、ブレーキディスクロータ30の内輪収容孔31の内側に挿入される。
車輪取付フランジ部3cには、タイヤホイール及びブレーキディスクロータ30への取付けに使用される複数のボルト挿通孔3c1が形成されており、これらボルト挿通孔3c1にボルト6が圧入嵌合されることにより、タイヤホイール及びブレーキディスクロータ30が車輪取付フランジ部3cに取り付けられる。
外輪2とハブホイール3との間には、転動体5を配置するための環状空間が形成されており、この環状空間は、車両インナ側にてリング状のシール部材7により、外輪2とハブホイール3との相対回転を許容した状態で密封されている。
ところで、ナックル20には、車両アウタ側へ突出した環状の取付段部21が形成されている。この取付段部21に対応するように、車体取付フランジ部2bには、取付段部21の外周面21aと嵌まり合う円形状の取付孔2b1が形成されている。これにより、外輪2は、車体取付フランジ部2bの取付孔2b1が取付段部21の外周面21aにより径方向へ位置決めされつつ、車体取付フランジ部2bの車両インナ側の端面2b2がナックル20の取付段部21の周縁部22に当接して軸方向への移動が規制される。この車体取付フランジ部2bには、複数のねじ孔2b3が形成されていて、これらねじ孔2b3にボルト(図示省略)がねじ結合されることにより、ハブユニット1が外輪2を介してナックル20に取り付けられる。
外輪2の内周部には、車体取付フランジ部2bの取付孔2b1に隣接してシール部材7を組み付けるためのシール組付孔2a3が形成されている。車体取付フランジ部2bの取付孔2b1は、シール組付孔2a3よりも大径に設定されている。そして、外輪2の内周部には、車体取付フランジ部2bの取付孔2b1からシール組付孔2a3を経て両軌道面2a1,2a2に及ぶ範囲に渡って研磨加工が施されている。なお、外輪インロウ部を有する従来の外輪においても、軌道面における耐磨耗性や耐焼き付き性を向上させるとともに、シール部材による密封性を確保するために、シール組付孔から両軌道面に及び範囲には研磨加工が施されていた。
次に、上記した外輪2の製造方法について図2を用いて説明する。最初に、図2(a)に示すように、鍛造成形された外輪2の粗形品の外周部を、例えば切削工具T1により旋削加工する。同様に、外輪2の内周部を、例えば切削工具T2により旋削加工する。なお、外輪2を例えば精密鍛造により成形した場合は、外周部及び内周部の旋削加工を省略することができる。
外周部及び内周部の旋削加工後、軌道面2a1,2a2に相当する部位の表面硬さを高くするため、例えば高周波熱処理等の熱処理を行う。熱処理後、次の工程の基準面(例えばチャック把持部とするための基準面)を形成するために、外周部の所定部位を研削工具T1’により研磨加工し、外周研磨部Poutを形成する。
次に、外周研磨部Poutを基準として、図2(b)に示すように、車体取付フランジ部2bの取付孔2b1、シール組付孔2a3及び両軌道面2a1,2a2に相当する外輪2の内周部位を研削工具T3(例えば、超仕上げ砥石)により同時に研磨加工し、内周研磨部Pinを形成する。
以上の説明からも明らかなように、この実施形態では、ナックル20にて、車両アウタ側へ突出した環状の取付段部21が形成されている。また、外輪2の車両インナ側の端部には、取付段部21の外周面21aと嵌まり合う円形状の取付孔2b1を有する車体取付フランジ部2bが形成されている。そして、外輪2は、車体取付フランジ部2bの取付孔2b1が取付段部21の外周面21aにより径方向へ位置決め(芯だし)された状態でナックル20に取り付けられる。すなわち、従来、外輪に設けられていたインロウ部を廃止し、このインロウ部に比べて厚肉の車体取付フランジ部2bを設けるようにすることで、外輪2の熱処理による熱処理歪の影響を抑制することが可能である。これにより、外輪2の熱処理後に、外輪2を再度旋削加工する旋削工程が不要となって、加工コストを削減することができる。また、インロウ部を廃止することで、外輪2の粗形となる鍛造形状を単純化することができるので、これによっても加工コストの削減を図ることができる。
また、この実施形態では、外輪2の内周部にて、車体取付フランジ部2bの取付孔2b1に隣接してシール部材7を組み付けるためのシール組付孔2a3が形成されており、車体取付フランジ部2bの取付孔2b1はシール組付孔2a3よりも大径に設定され、かつ車体取付フランジ部2bの取付孔2b1及びシール組付孔2a3には研磨加工が施されている。このように車体取付フランジ部2bの取付孔2b1に研磨加工を施すことで、外輪2のナックル20に対する径方向の位置決め精度をより一層向上させることができる。また、車体取付フランジ部2bの取付孔2b1をシール組付孔2a3よりも大径に設定することで、シール部材7を車体取付フランジ部2bの取付孔2b1内に通すときはシール組付孔2a3内に圧入するときのような大きな力で押し込む必要がないため、シール部材7をシール組付孔2a3内に容易に装着することができる。
また、この実施形態の車輪用軸受装置の製造方法においては、車体取付フランジ部2bの取付孔2b1とシール組付孔2a3とを同時に研磨加工する研磨工程を備えている。従来の車輪用軸受装置においても、外輪の内周部におけるシール組付孔には研磨加工を施していた。したがって、シール組付孔2a3に隣接する車体取付フランジ部2bの取付孔2b1に研磨加工を施すようにしても、単に研磨範囲が広がるに過ぎず、研磨工程自体は1回で済むので、加工工程を増やすことなく、車体取付フランジ部2bの取付孔2b1の精度を向上させることができる。
本発明の車輪用軸受装置を採用したハブユニットの縦断面図。 本発明の車輪用軸受装置の製造方法を示す説明図。 従来の車輪用軸受装置を採用したハブユニットの縦断面図。
符号の説明
1 ハブユニット(車輪用軸受装置)
2 外輪(非回転輪)
2a1,2a2 軌道面
2a3 シール組付孔
2b 車体取付フランジ部
2b1 取付孔
3 ハブホイール(回転輪)
3a3 軌道面
4 内輪(回転輪)
4a 軌道面
5 転動体
7 シール部材
20 ナックル(車体部材)
21 取付段部
21a 外周面
30 ブレーキディスクロータ(車輪部材)

Claims (3)

  1. 車体部材に固定されて内周部に軌道面を有する非回転輪と、車輪部材に固定されて外周部に軌道面を有する回転輪と、前記非回転輪の軌道面と前記回転輪の軌道面との間に配置される転動体とを備えた車輪用軸受装置において、
    前記車体部材には、前記車輪部材側へ突出した環状の取付段部が形成され、前記非回転輪の前記車体部材側の端部には、前記取付段部の外周面と嵌まり合う円形状の取付孔を有する車体取付フランジ部が形成され、前記非回転輪は、前記車体取付フランジ部の取付孔が前記取付段部の外周面により径方向への位置決めがされた状態で前記車体部材に取り付けられることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記非回転輪の内周部には、前記車体取付フランジ部の取付孔に隣接してシール部材を組み付けるためのシール組付孔が形成されており、前記車体取付フランジ部の取付孔は前記シール組付孔よりも大径に設定され、かつ前記車体取付フランジ部の取付孔及び前記シール組付孔には研磨加工が施されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 車体部材に固定されて内周部に軌道面を有する非回転輪と、車輪部材に固定されて外周部に軌道面を有する回転輪と、前記非回転輪の軌道面と前記回転輪の軌道面との間に配置される転動体とを備え、前記非回転輪の前記車体部材側の端部には、該車体部材に形成されて前記車輪部材側へ向けて突出する環状の取付段部の外周面と嵌まり合う円形状の取付孔を有する車体取付フランジ部が形成され、前記非回転輪の内周部には、前記車体取付フランジ部の取付孔に隣接して該車体取付フランジ部の取付孔よりも小径に設定されたシール組付孔が形成されている車輪用軸受装置の製造方法であって、
    前記車体取付フランジ部の取付孔と前記シール組付孔とを同時に研磨加工する研磨工程を備えることを特徴とする車輪用軸受装置の製造方法。
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