JP2010105119A5 - - Google Patents

Claims (6)

1. 回転軸線に平行な方向である軸方向に同軸に並んだシャンクとボデーとを含み、ボデーが、前記回転軸線を対称軸として互いに対称に設けられた一対のドリル刃と、それら一対のドリル刃とは異なる位相において前記回転軸線を対称軸として互いに対称に設けられた複数のリーマ刃とを含み、リーマ刃の方がドリル刃よりも前記シャンク側に位置するとともに、リーマ刃の、前記回転軸線に直角な方向である半径方向における最外方の部分の旋回半径が前記ドリル刃の前記半径方向における最外方の部分の旋回半径より大きいドリルリーマであって、前記ドリル刃の切れ刃であるドリル切れ刃の前記半径方向における最外方の部分から前記回転軸線を中心とする円筒面に沿って延びるリーディングエッジの回転方向後方にマージンが形成されたことを特徴とするドリルリーマ。
2. 前記マージンが前記リーマ刃の旋回半径の４％以上、４０％以下のマージン幅で形成された請求項１に記載のドリルリーマ。
3. さらに、前記ドリル刃および前記リーマ刃とは異なる位相において前記回転軸線を対称軸として対称に、かつ、その回転軸線を中心とする円筒面に沿って設けられた複数の案内面を含む請求項１または２に記載のドリルリーマ。
4. 前記ボデーに、前記回転軸線を対称軸として互いに対称に２本のドリル溝が形成され、それらドリル溝と異なる位相において前記回転軸線を対称軸として互いに対称に２本のリーマ溝が形成され、それらドリル溝とリーマ溝との互いに隣接するものの間に１本ずつ合計２本の逃げ溝が形成されることにより、それらドリル溝，逃げ溝およびリーマ溝の各々の回転方向における後方にそれぞれドリルランド，案内ランドおよびリーマランドが形成され、前記ドリルランドの回転方向における先端である前記リーディングエッジの回転方向後方に前記マージンが形成され、前記案内ランドの外周面によって前記案内面が形成された請求項３に記載のドリルリーマ。
5. 前記ドリル切れ刃が、前記軸方向に関して、前記回転軸線に近い部分ほど前方に位置する状態に傾斜して形成され、前記リーマランドの前記軸方向における前端面が外周側から内周側へ向かうにしたがって前記シャンク側へ後退する向きに傾斜させられたリーマすくい面とされるとともに、そのリーマすくい面の外周側の縁が前記リーマ刃の切れ刃であるリーマ切れ刃とされた請求項１ないし４のいずれかに記載のドリルリーマ。
6. 前記リーマ刃の切れ刃であるリーマ切れ刃の前記軸方向における最前部が、前記ドリル切れ刃の前記軸方向における最後部に対して、前記軸方向に０．２ｍｍ以上、１．５ｍｍ以下の範囲から選定された距離だけ前記シャンク側へ後退させられた請求項１ないし５のいずれかに記載のドリルリーマ。