JP2010104971A - 除塵装置、及び除電除塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部から供給される気体を除塵性能の低下を低減しつつ複数の噴射手段から噴射する除塵装置、及び除電除塵装置を提供する。
【解決手段】対象物に向けて気体を噴射する除塵装置であって、複数の噴射手段と、外部から供給される気体を、複数の前記噴射手段を1つ以上の前記噴射手段からなるグループに分けた各グループから互いに異なるタイミングで噴射させる噴射制御手段と、を備える。各グループから互いに異なるタイミングで気体を噴射するので、あるグループからは気体が噴射され、別のグループからは気体が噴射されないという期間が生じる。したがって、少なくともその期間においては、全てのグループから同時に気体を噴射する場合に比べて噴射される気体の圧力の低下が小さくなり、除塵性能の低下を低減できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、除塵装置、及び除電除塵装置に関する。
従来、同一の空気供給装置から供給される空気をイオン化して複数の噴射口から同時に噴射するイオン化装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このイオン化装置によると、イオン化した空気を噴射することにより対象物を除電できるとともに、噴射した空気によって塵埃を飛散させることにより対象物を除塵することができる。
特開2002−216996公報
しかしながら、同一の空気供給装置から供給される空気を複数の噴射口から同時に噴射すると、一つの噴射口のみから噴射する場合に比べて噴射される空気の圧力が低下する。このため、対象物に付着している塵埃が飛散し難くなり、除塵性能が低下するという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、外部から供給される気体を除塵性能の低下を低減しつつ複数の噴射手段から噴射する除塵装置、及び除電除塵装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、対象物に向けて気体を噴射する除塵装置であって、複数の噴射手段と、外部から供給される気体を、複数の前記噴射手段を1つ以上の前記噴射手段からなるグループに分けた各グループから互いに異なるタイミングで噴射させる噴射制御手段と、を備える。
この発明によると、各グループから互いに異なるタイミングで気体を噴射するので、あるグループからは気体が噴射され、別のグループからは気体が噴射されないという期間が生じる。したがって、少なくともその期間においては、全てのグループから同時に気体を噴射する場合に比べて噴射される気体の圧力の低下が小さくなり、除塵性能の低下を低減できる。
よってこの発明によると、外部から供給される気体を除塵性能の低下を低減しつつ複数の噴射手段から噴射できる。
第2の発明は、第1の発明の除塵装置であって、前記噴射制御手段は、各前記グループから排他的に気体を噴射させる。
この発明によると、各グループから排他的に気体を噴射するので、あるグループから気体が噴射されている間は別のグループからは気体が噴射されない。したがって、どの時点においても、全てのグループから同時に気体を噴射する場合に比べて噴射される気体の圧力の低下が小さくなり、除塵性能の低下をより低減できる。
第3の発明は、第1又は第2の発明の除塵装置であって、外部の気体供給装置が接続される一つの接続部と、一端側が前記接続部に接続され他端側が分岐して各前記噴射手段に接続される気体流路部と、前記他端側の分岐した各前記気体流路部を開閉する複数の電磁弁と、を備え、前記噴射制御手段は各前記電磁弁を制御して各前記グループから互いに異なるタイミングで気体を噴射させる。
この発明によると、電磁弁を制御して他端側の分岐した各気体流路部を開閉することにより、各グループから互いに異なるタイミングで気体を噴射させることができる。
第4の発明は、除電除塵装置であって、第1〜第3のいずれかの発明の除塵装置と、放電針と前記放電針に電圧を印加してイオンを発生させる電圧印加手段とを有するイオン生成手段と、を備え、前記噴射手段は前記イオン生成手段で生成したイオンを噴射する。
この発明によると、除塵とともに除電を行うことができる。
第5の発明は、第4の発明の除電除塵装置であって、前記イオン生成手段は、当該除電除塵装置の作動期間中は、前記噴射手段からの気体の噴射とは無関係に常にイオンを生成する。
電圧印加手段によって放電針に電圧を印加してからイオンの生成が立ち上がるまでにはある程度の時間を要するので、噴射手段からの気体の噴射が停止するごとにイオンの生成を停止すると、気体の噴射が開始されてからイオンが噴射されるまでにタイムラグが生じる。
この発明によると、当該除電除塵装置の作動期間中は、噴射手段からの気体の噴射とは無関係に常にイオンを生成するので、噴射手段からの気体の噴射が開始されてからイオンが噴射されるまでのタイムラグを低減できる。
本発明によれば、外部から供給される気体を除塵性能の低下を低減しつつ複数の噴射手段から噴射できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。
(1)除電除塵装置の概略
図1は本発明の実施形態1に係る除電除塵装置1の斜視図であり、図2は除電除塵装置1の正面図、図3は図2に示すX方向から見た側面図である。
除電除塵装置1は、空気(気体の一例)をイオン化して対象物に向けて噴射することにより対象物を除電、除塵する装置である。例えば電子部品のように静電気によって破損する虞がある対象物の場合は、イオン化した空気を吹き付けて静電気を中和することにより、静電気を除電することができる。
また、例えば静電気によって塵埃が付着した対象物の場合は、イオン化した空気を吹き付けて除電することにより静電気による付着力を失わせ、風圧によって塵埃を飛散させることにより除塵することができる。
図1に示すように、除電除塵装置1の筺体11は略L字状に形成されており、筺体11と透明な板状の部材12、13、14とによって収容室15が形成されている。収容室15の前面は開放されており、前面から対象物が収容室15内に搬入、搬出される。
筺体11の上部にはコロナ放電によって空気をイオン化するタイプのイオン発生器16(16a及び16b)(以下「イオナイザ」という)が設けられている。各イオナイザ16a、16bは収容室15の上方に設けられており、外部のエアコンプレッサから供給される圧縮空気をイオン化して収容室15内に向けて吹き付ける。
筺体11の台座部17は上側が開口しており、その開口は多数の通気孔が形成されているエキスパンドメタル18によって覆われている。イオナイザ16から噴射された空気によって対象物から飛散した塵埃は筺体11内に設けられている排気ファン47(図4参照)によって開口から筺体11内に吸い込まれ、筺体11の背面に設けられている図示しない排気ダクトから筺体11外に排出される。なお、排気ダクトに塵埃を集塵するフィルタを設けてもよい。
図2に示すように、各イオナイザ16は先端に噴射ノズル19(19a及び19b)を有している。各噴射ノズル19の先端には空気を噴射する噴射口22(22a、22b)が形成されている。図2において一点鎖線21a及び21bはそれぞれ各噴射口22a、22bの噴射軸線を示している。噴射軸線21a、21bは図示するように収容室15内の一点で互いに交差するように噴射ノズル19によって方向が設定されている。
図示するように噴射軸線21a、21bは互いに平行ではなく、したがって収容室15の噴射軸線21a、21bが交差する点(交差点)付近に対象物87を配置した場合には、対象物87において当該交差点とその周囲に2方向から空気が噴射される、言い換えると、対象物87の同一箇所に2方向から空気が噴射される。
(2)除電除塵装置の構成
図4は、除電除塵装置1の要部構成を示すブロック図である。除電除塵装置1は、制御回路44、継手31〜35、樹脂製のチューブ51〜60、レギュレータ38、圧力センサ39、エアバルブ40(40a、40b)、イオナイザ16(16a、16b)、操作パネル45、動作設定部46、排気ファン47、光電センサ48などを備えている。
チューブ51〜60は継手32〜35によって接続されることにより、継手31に接続される図示しないエアコンプレッサ(気体供給装置の一例)からの空気をイオナイザ16に供給する空気流路部(気体流路部の一例)を構成している。ここで継手31は接続部の一例であり、空気流路部は一端側が継手31に接続され、他端側が分岐して各イオナイザ16a、16bに接続されている。
制御回路44(噴射制御手段、電圧印加手段、イオン生成手段の一例)は、図示しないCPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ、各種の入出力インタフェースなどを有するマイクロコンピュータである。制御回路44にはレギュレータ38、圧力センサ39、エアバルブ40、イオナイザ16、操作パネル45、動作設定部46、排気ファン47、光電センサ48などが電気的に接続されており、制御回路44はこれら各部の作動を制御する。
レギュレータ38は、エアコンプレッサから供給された空気の圧力脈動などを除去して空気の圧力を安定させる。
圧力センサ39は、レギュレータ38とエアバルブ40との間の空気の圧力を検出して制御回路44に出力する。制御回路44は圧力センサ39によって空気の圧力異常を検出すると所定の異常時処理を実行する。
エアバルブ40(噴射制御手段の一例)は、空気流路部を開閉する電磁弁である。エアバルブ40は制御回路44からパルス信号として出力される開閉信号によって駆動され、例えば開閉信号がONになると空気流路部を開き、開閉信号がOFFになると空気流路部を閉じる。制御回路44は開閉信号を断続的にONにし、これによりイオナイザ16から空気が間欠的に噴射される。
イオナイザ16(噴射手段、電圧印加手段の一例)は、放電針に交流電圧を印加して接地電極との間にコロナ放電を起こすいわゆる交流電圧タイプのものである。なお、イオナイザ16は交流電圧タイプのものに限定されず、例えば正極性及び負極性の直流電圧がそれぞれ印加される正負1対の放電針を備えたいわゆる直流電圧タイプのものを用いてもよい。
操作パネル45は、圧力センサ39で検出される圧力の表示や、圧力異常を判定するための閾値を設定するためのものであり、圧力センサ39で検出される圧力を表示するための表示装置や圧力異常を判定するための閾値を設定するための複数の押しボタンなどで構成されている。
動作設定部46は、作業者が除電除塵装置1の動作を設定するためのものである。動作設定部46は各種の動作を設定するための複数のディップスイッチなどで構成されており、筐体11の背面に設けられている。
排気ファン47は、モータと当該モータによって回転駆動されるファンなどで構成されている。
光電センサ48は、投光器48aと受光器48bとを有している。投光器48aと受光器48bとは収容室15内に上下に分かれて配置されている。収容室15内に対象物が搬入されていないときは投光器48aから発光された光が受光器48bに入光し、対象物が収容室15内に搬入されると投光器48aから発光された光が対象物によって遮られる。投光器48aから発光された光が遮られると受光器48bから制御回路44に検出信号が出力される。制御回路44は受光器48bから検出信号が出力されることにより、収容室15内に対象物が搬入されたことを検知する。制御回路44は収容室15内に対象物が搬入されたことを検知すると各エアバルブ40に上述した開閉信号を出力する。
(3)イオナイザの内部構造
図5は、イオナイザ16aの内部構造を示す模式図である。イオナイザ16bはイオナイザ16aと同構造であるためここではイオナイザ16aを例に説明する。イオナイザ16aは、イオン生成室65、イオン生成室65内に配置されている放電針66(イオン生成手段の一例)、接地電極67(イオン生成手段の一例)、噴射ノズル19aなどを有している。
接地電極67は金属の筒状部材で構成されており、イオン生成室65にネジ固定されている。図示するように筒状の接地電極67の内周部には放電針66に近い側に筒状の絶縁物68が嵌合されている。
イオン生成室65には空気流路からイオン生成室65内に空気を流入させる空気流入口69、及び空気流入口69から流入した空気を噴射ノズル19aへ放出する空気放出口70が形成されている。
イオナイザ16aは放電針66に交流電圧を印加して接地電極67との間にコロナ放電を起こすことにより、放電針66の周囲の空気をプラスイオンとマイナスイオンとに交互にイオン化する。
噴射ノズル19aはイオナイザ16aに支持されている側の端部を始端として鉛直下向きに伸びる鉛直部分71、鉛直部分71の下端側から収容室15内の前述した交差点に向かって傾いた姿勢で延びる傾斜部分72などで構成されている。噴射ノズル19aは回動軸線73周りに回動可能にイオナイザ16aに支持されており、噴射ノズル19aを回動軸線73周りに回動させることにより空気を噴射する方向を変更することもできる。
(4)除電除塵装置の作動
(4−1)作動の概要
本実施形態では、2つの噴射口22a、22bから互いに異なるタイミングで空気を噴射する。
仮に同一のエアコンプレッサから供給される空気を複数の噴射口から同時に噴射するようにすると、一つの噴射口のみから噴射する場合に比べて噴射される空気の圧力が低下する。このため、対象物に付着している塵埃が飛散し難くなり、除塵性能が低下する。以下、具体的に説明する。
式1、式2は流量と圧力損失との関係を示す式である。ここでRは配管(チューブ)による定数、Qは流量である。
圧力P=元圧P'−圧力損失ΔP ・・・ 式1
ΔP=R×Q2 ・・・ 式2
上記式1及び式2によれば、流量の二乗に比例して圧力損失が増大する。すなわち、同時に複数の噴射口から空気を噴射すると、流量が多くなり、その多くなった流量の二乗に比例して圧力損失が発生することにより、対象物に噴射される空気の圧力が低下する。このため、対象物に付着している塵埃が飛散し難くなり、除塵性能が低下する。
逆にいうと、例えば噴射口が2つある場合は、同時に一つの噴射口のみから空気を噴射するようにすると、同時に2つの噴射口から空気を噴射する場合に比べて圧力損失は1/4に低下する。同様に、噴射口が3つある場合は、同時に一つの噴射口のみから空気を噴射するようにすると、同時に3つの噴射口から空気を噴射する場合に比べて圧力損失は1/9に低下する。
そこで、本実施形態では同一のエアバルブに接続されている噴射口を1つのグループとし、グループ毎に互いに異なるタイミングで空気を噴射する。具体的には、本実施形態では噴射口22a、22b毎に独立してエアバルブ40を設け、各噴射口22a、22bをそれぞれ1つのグループとする。ここでは噴射口22aを第1グループ、噴射口22bを第2グループというものとし、第1グループと第2グループとから交互に空気を噴射する。すなわち第1グループと第2グループとから空気を排他的に噴射する。
(4−2)作動の詳細
図6は、制御回路44が各エアバルブ40に出力する開閉信号のタイミングチャートである。実施形態1に係る制御回路44は図示するように各エアバルブ40間でタイミングをずらして開閉信号をONにする。具体的には、一方のエアバルブ40a(図6では第1エアバルブ)の開閉信号をONにしている間(期間T1)は他方のエアバルブ40b(図6では第2エアバルブ)の開閉信号をOFFにする。そして、一方のエアバルブ40aの開閉信号をONにしてから一定時間が経過すると当該一方のエアバルブ40aの開閉信号をOFFにする。期間T2ではいずれのエアバルブ40aの開閉信号もOFFとし、期間T3では他方のエアバルブ40bの開閉信号をONにする。そして、期間T4では再びいずれのエアバルブ40の開閉信号もOFFにする。
したがって2つのエアバルブ40a、40bは同時に開状態にはならず、第1グループから空気が噴射されている間(期間T1)は第2グループからは空気は噴射されない。そして、一定時間が経過すると第1グループからの空気の噴射が停止し、第2グループから空気が噴射される(期間T3)。これにより、2つの噴射口から排他的に空気が噴射される。
なお、本実施形態ではいずれのエアバルブ40の開閉信号もOFFにする休止期間(期間T2及びT4)を設けているが、休止期間を設けずに常にどちらかのエアバルブ40の開閉信号をONにするようにしてもよい。
前述したように制御回路44は収容室15内に対象物が搬入されたことを検知すると各エアバルブ40に上述した開閉信号を出力する。本実施形態ではこの開閉信号が出力されている期間を除電除塵装置1の作動期間というものとする。制御回路44(電圧印加手段の一例)は、除電除塵装置1の作動期間中は、イオナイザ16a、16bからの空気の噴射とは無関係に常に放電針66に電圧を印加してイオンを生成する。
制御回路44によって放電針66に電圧を印加してからイオンの生成が立ち上がるまでにはある程度の時間を要するので、イオナイザ16からの空気の噴射が停止するごとにイオンの生成を停止すると、空気の噴射が開始されてからイオンが噴射されるまでにタイムラグが生じる。除電除塵装置1の作動期間中は、イオナイザ16からの空気の噴射とは無関係に常にイオンを生成するようにすると、イオナイザ16からの空気の噴射が開始されてからイオンが噴射されるまでのタイムラグを低減できる。
(5)実施形態の効果
以上説明した本発明の実施形態1に係る除電除塵装置1によると、各グループから排他的に空気を噴射するので、あるグループから空気が噴射されている間は別のグループからは空気が噴射されない。したがって、どの時点においても、全てのグループから同時に空気を噴射する場合に比べて噴射される空気の圧力の低下が小さくなり、除塵性能の低下を低減できる。したがって除電除塵装置1によると、同一のエアコンプレッサから供給される空気を除塵性能の低下を低減しつつ複数のイオナイザから噴射できる。
更に、除電除塵装置1によると、作動期間中はイオナイザ16からの空気の噴射とは無関係に常にイオンを生成するので、イオナイザ16からの空気の噴射が開始されてからイオンが噴射されるまでのタイムラグを低減できる。
更に、除電除塵装置1によると、対象物にイオン化した空気を噴射するので、除塵とともに除電を行うことができる。
更に、除電除塵装置1によると、対象物の同一箇所に向けて2方向から空気を噴射するので、当該同一箇所に付着した塵埃を飛散させるとき、1方向からのみ空気をあてる場合に比べて塵埃が飛散し易い。よってこの発明によると、対象物に付着した塵埃を除塵する能力が高い。
なお、本実施形態では対象物の同一箇所に向けて空気を噴射するので、対象物の全体を除塵する場合には、作業者が対象物の位置を変えて各個所に空気をあてるようにすればよい。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図7によって説明する。
実施形態2では、グループ毎に互いに異なるタイミングで空気を噴射するが、各グループから空気が噴射される時期が一部重なる。
図7は、実施形態2に係る制御回路44が各エアバルブ40に出力する開閉信号のタイミングチャートである。実施形態2に係る制御回路44は図示するように期間S1では一方のエアバルブ40a(図7では第1エアバルブ)の開閉信号をONにし、他方のエアバルブ40b(図7では第2エアバルブ)の開閉信号をOFFにする。
期間S2では、制御回路44は一方のエアバルブ40aの開閉信号をOFFにし、他方のエアバルブ40bの開閉信号をONにする。
したがって期間S1及びS2では2つのグループから交互に空気が噴射される。
期間T3では、制御回路44は各エアバルブ40の開閉信号を同時にONにする。したがって期間S3では2つのグループから同時に空気が噴射される。
以上説明した本発明の実施形態2に係る除電除塵装置によると、各グループから互いに異なるタイミングで空気を噴射するので、あるグループからは空気が噴射され、別のグループからは空気が噴射されないという期間(期間S1、S2)が生じる。したがって、少なくともその期間においては、全てのグループから同時に空気を噴射する場合に比べて噴射される空気の圧力の低下が小さくなり、除塵性能の低下を低減できる。
更に、実施形態2に係る除電除塵装置によると、各グループから空気が噴射される時期が一部重なるようにしているので、空気の圧力に強弱を持たせることができ、これにより塵埃の周囲にランダムな空気の流れが生じ易くなり、一方向のみから空気を噴射する場合に比べて塵埃が飛散し易くなる。
実施形態2はその他の点において実施形態1と同一である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では1つのグループが1つのイオナイザからなる場合を例に説明したが、グループの分割の仕方はこれに限られるものではない。例えばイオナイザが3つあって各イオナイザがそれぞれ異なるエアバルブに接続されている場合は、1つのイオナイザを1グループとして3つのグループに分けてもよいし、2つのイオナイザを1グループとし、残りのイオナイザを別の1グループとしてもよい。また、例えばイオナイザが4つあって2つ毎に同じエアバルブに接続されている場合は、同一のエアバルブに接続されている2つのイオナイザが1つのグループを構成することになる。
(2)上記実施形態1及び2では対象物の同一箇所に向けて2方向から空気を噴射する場合を例に説明したが、必ずしも同一箇所に向けて噴射しなくてもよい。例えば図8に模式的に示すように2つのイオナイザ110a、110bの各噴射口111a、111bから同じ方向に噴射するようにしてもよいし、図9に模式的に示すように2つのイオナイザ110a、110bの各噴射口111a、111bから逆向きに噴射するようにしてもよい。ここで図中の一点鎖線112a、112bは噴射軸線を示している。この場合は作業者が対象物87の位置をずらして対象物の同一箇所に複数の方向から空気が当たるようにすることにより、1方向からのみ空気を噴射する場合に比べて対象物に複数の方向からの空気があたる可能性が高くなり、塵埃が飛散し易くなる。
(3)上記実施形態1では除電除塵装置1の上方から見て2つの噴射軸線が一直線上になるように噴射軸線21a、21bを設定しているが、これらは必ずしも一直線上である必要はなく、例えば図10に示すように噴射軸線21a、21bが90度で交差するように設定してもよい。図10は除電除塵装置1を上方から見た模式図であり、一点鎖線21aと21bとは90度の角度で交差するように設定されている。なお、2つの噴射軸線21a、21bが交差する角度は90度に限られるものではなく、適宜設定可能である。
(4)上記実施形態では除電除塵装置を例に説明したが、イオナイザを備えないもの、すなわちイオン化されていない空気を噴射して除塵のみを行う除塵装置であってもよい。この場合はイオナイザ本体を備えず噴射バルブのみを備えるようにすればよい。
(5)噴射ノズルには、その噴射ノズルから吹き出す空気の噴射軸線を示す可視光を出射する手段を設けてもよい。これにより、作業者は対象物をどこに配置すればよいかを視覚的に把握できる。この可視光を出射する手段としては、例えばLEDなどを用いることができる。
本発明の一実施形態に係る除塵装置の斜視図。 本発明の一実施形態に係る除塵装置の正面図。 本発明の一実施形態に係る除塵装置の側面図。 本発明の一実施形態に係る除塵装置のブロック図。 本発明の一実施形態に係るイオナイザの内部構造を示す模式図。 本発明の一実施形態に係るタイミングチャート。 本発明の一実施形態に係るタイミングチャート。 本発明の一実施形態に係る噴射手段の模式図。 本発明の一実施形態に係る噴射手段の模式図。 本発明の一実施形態に係る噴射軸線の模式図。
符号の説明
1・・・除電除塵装置(除塵装置)
16・・・イオナイザ(噴射手段)
40・・・エアバルブ(噴射制御手段、電磁弁)
44・・・制御回路(噴射制御手段、電圧印加手段、イオン生成手段)
31・・・継手(接続部)
32〜35・・・継手(気体流路部)
51〜60・・・チューブ(気体流路部)
66・・・放電針(イオン生成手段)
67・・・接地電極(イオン生成手段)

Claims (5)

  1. 対象物に向けて気体を噴射する除塵装置であって、
    複数の噴射手段と、
    外部から供給される気体を、複数の前記噴射手段を1つ以上の前記噴射手段からなるグループに分けた各グループから互いに異なるタイミングで噴射させる噴射制御手段と、
    を備える除塵装置。
  2. 請求項1に記載の除塵装置であって、
    前記噴射制御手段は、各前記グループから排他的に気体を噴射させる。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の除塵装置であって、
    外部の気体供給装置が接続される一つの接続部と、
    一端側が前記接続部に接続され他端側が分岐して各前記噴射手段に接続される気体流路部と、
    前記他端側の分岐した各前記気体流路部を開閉する複数の電磁弁と、
    を備え、
    前記噴射制御手段は各前記電磁弁を制御して各前記グループから互いに異なるタイミングで気体を噴射させる。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の除塵装置と、
    放電針と前記放電針に電圧を印加してイオンを発生させる電圧印加手段とを有するイオン生成手段と、
    を備え、前記噴射手段は前記イオン生成手段で生成したイオンを噴射する、除電除塵装置。
  5. 請求項4に記載の除電除塵装置であって、
    前記イオン生成手段は、当該除電除塵装置の作動期間中は、前記噴射手段からの気体の噴射とは無関係に常にイオンを生成する。
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