JP2010104941A - 押下ヘッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】押下部材5の頂壁部15において弁部材4の後端部4aに上方から対向する部分には、下方に向けて摺接凸片18が突設され、弁部材4の後端部4aに第1摺接面4dが形成されるとともに、摺接凸片18には第1摺接面4dに当接する第2摺接面18aが形成され、これらの両摺接面4d、18aは、前方から後方に向かうに従い上方に向けて傾斜し、弁部材4を前方付勢する第1付勢部材20は、上下方向に沿って延設された状態で弁部材4の後端部4aに連結されるとともに、押下部材5を押下して第1摺接面4dと第2摺接面18aとを摺接させることで弁部材4を後退移動させたときに、後方に向けて弾性的に撓み変形させられる。
【選択図】図1
Description
弁室には、前方付勢状態で前記ノズル孔を閉塞する弁部材が設けられている。この弁部材の後端部には、下方に向かうに従い前方に向けて屈曲させられてその下端部が前記天壁部上に配置され、かつ装着筒部材に対するヘッド本体の押下時に弁部材を後退移動させるように揺動可能に支持された梃子部材が連結されている。
以上の構成において、ヘッド本体の頂壁部を押圧すると、梃子部材の下端部が装着筒部材の天壁部により押し上げられて、梃子部材はその上端部が後方へ移動させられるように揺動する。これにより、弁部材が梃子部材の上端部とともに後方へ移動させられてノズル孔が開口する。
また、例えば、梃子部材の下端部と装着筒部材の天壁部との間、梃子部材の上端部と弁部材の後端部との間、あるいは梃子部材を前述のように揺動可能に支持する支持部等に、押下時にがたつきが生じるおそれがあるため、設計の難易度が高いという問題もあった。
このように、弁部材を後方に移動させてノズル孔を開口するときに、押下部材に加えた押下力を、例えば前記従来の押下ヘッドのように装着筒部材および梃子部材等を介することなく、前述の両摺接面を介して直接、弁部材に伝達することが可能になり、部品点数を低減して構造の簡素化を図り、容易に押下時のがたつきを抑制することができる。
また、前記第1摺接面が、弁部材においてノズル筒部材から後方に突出した後端部に形成されて、ステムからノズル孔に至る内容物の通路の外側に位置しているので、内容物の液密性を容易に確保することができる。
さらに、第1付勢部材が上下方向に沿って延設された状態で弁部材の後端部に連結されているので、弁部材の構造の簡素化、およびこの押下ヘッドの前後方向のコンパクト化を図りつつ、内容物の通路の液密性を確実に確保することができる。
なお、ノズル筒部材、連通筒部材および規制筒部材を備えるヘッド本体が一体に形成された場合には、部品点数の低減および構造の簡素化をより一層実現することができる。
この場合、第2付勢部材が設けられているので、押下部材の押下を解除したときに、押下部材および弁部材を確実に復元移動させることが可能になる。また、この第2付勢部材が押下部材若しくはヘッド本体と一体に形成されているので、部品点数の低減および構造の簡素化をより一層確実に実現することができる。
この場合、前述の作用効果が確実に奏されるとともに、第1付勢部材を容易に組付けることができる。
なお、本実施形態では、吐出器2からみて押下ヘッド1側(図1における上側)を上方とし、その反対側(図1における下側)を下方とする。また、後述するノズル筒部材12においてノズル孔11が形成された先端側(図1における左側)を前方とし、その反対側(図1における右側)を後方とする。
この実施形態に係る押下ヘッド1は、上方付勢状態で押込み可能にステム2aを起立した吐出器2に装着されるものであって、前端のノズル孔11を通して内部が外部に連通可能とされたノズル筒部材12、ステム2a内とノズル筒部材12内とを連通させる連通筒部材13、およびこの連通筒部材13を径方向外側から囲う規制筒部材14を備えるヘッド本体3と、ノズル筒部材12内に前方付勢状態で前後動可能に設けられノズル孔11を開閉させる弁部材4と、ノズル筒部材12を上方から覆う頂壁部15、およびこの頂壁部15に下方に向けて延設され規制筒部材14と連係することで径方向の移動が規制された案内壁部16を備えるとともに、ヘッド本体3に対して上下動可能に配設された押下部材5と、を備えている。
ヘッド本体3のノズル筒部材12は、前後方向に沿って延在し両端が開口した筒状に形成されている。ノズル筒部材12の内周面には、前後方向に沿って延びる凸リブ12aが周方向に間隔をあけて複数突設されている。図示の例では、凸リブ12aはノズル筒部材12の前側部分における内周面に設けられている。
本実施形態では、ノズル筒部材12、連通筒部材13および規制筒部材14は一体に形成されている。
装着キャップ22は、図示されない容器体の口部に螺着される内筒部22aと、この内筒部22aを径方向外側から囲繞する外筒部22bと、ポンプ本体23の後述するシリンダ23aの上端開口部が装着される折り返し部22cと、を備えている。
外筒部22bは、上側に位置する小径筒部22dと、小径筒部22dと同軸に配設されるとともに下側に位置する大径筒部22eと、これらの両筒部22d、22eを連結するフランジ部22fと、を備えている。なお、フランジ部22fは、小径筒部22dの下端と大径筒部22eの上端とを連結している。
内筒部22aは、外筒部22bのフランジ部22fの下面に下方に向けて延設されている。
折り返し部22cは、外筒部22bの小径筒部22dの径方向内側に位置する外周壁と、外周壁の径方向内側に位置する内周壁と、外周壁および内周壁それぞれの上端を連結する上壁と、を備え、縦断面視逆U字状に形成されている。
ステム2aの上端部は、折り返し部22cよりも上方に位置し、ヘッド本体3の連通筒部材13内に嵌合されている。
本実施形態では、弁部材4を後方に移動させてノズル孔11を開口させるのに要する押下部材5への押下力が、ステム2aの上方付勢力よりも小さくなっている。なお、このような押下部材5への押下力とステム2aの上方付勢力との関係は、例えばステム2aを上方付勢する前記コイルスプリング、第1付勢部材20および第2付勢部材21それぞれのバネ定数、あるいは弁部材4およびノズル筒部材12の内周面側、並びに第1摺接面4dおよび第2摺接面18aそれぞれの摩擦係数等を適宜選択することで実現される。
そして、押下部材5の押下を解除すると、ステム2aが上方に復元移動し、かつ第1付勢部材20の前方付勢力および第2付勢部材21の上方付勢力によって、弁部材4の第1摺接面4dと押下部材5の第2摺接面18aとが摺接しつつ、押下部材5が上方に復元移動させられるとともに、弁部材4が前方に復元移動させられてノズル孔11を閉塞する。
なお、以上の過程において、弁部材4のシール筒部4cは、ノズル筒部材12の内周面に液密状態で当接あるいは摺接する。
また、第1摺接面4dが、弁部材4においてノズル筒部材12から後方に突出した後端部4aに形成されて、ステム2aからノズル孔11に至る内容物の通路の外側に位置しているので、内容物の液密性を容易に確保することができる。
また、ノズル筒部材12、連通筒部材13および規制筒部材14を備えるヘッド本体3が一体に形成されているので、部品点数の低減および構造の簡素化をより一層実現することができる。
さらに、第1付勢部材20が、正面視形状が下方に向けて開口する逆U字状となるように屈曲された線材とされるとともに、その下端部が連通筒部材13に固定され、かつ上端部内に弁部材4の後端部4aが嵌合されているので、前述の作用効果が確実に奏されるとともに、第1付勢部材20を容易に組付けることができる。
例えば前記実施形態では、押下部材5を上方付勢する第2付勢部材21として、ノズル筒部材12と一体に形成された構成を示したが、押下部材5の頂壁部15と一体に形成してもよく、また押下部材5の頂壁部15およびノズル筒部材12とは別部材としてもよい。さらに、第2付勢部材21として、前方から後方に向かうに従い漸次上方に向けて延びる板材を示したが、これに代えて例えば、上下方向に螺旋をなして延びるスプリング状に形成してもよい。また、第2付勢部材21は設けなくてもよい。
さらに、押下ヘッド1を装着する吐出器としては、前記実施形態で示した構成に限らず、例えばエアゾール式の吐出器等を採用してもよい。
また、前記実施形態では、押下部材5の案内壁部16をヘッド本体3の規制筒部材14内に挿入したが、案内壁部16を規制筒部材14の径方向外側に位置させてもよい。
さらに、第1付勢部材21は、前記実施形態に限らず例えば板材を採用する等、適宜変更してもよい。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
2 吐出器
2a ステム
3 ヘッド本体
4 弁部材
4a 弁部材の後端部
4d 第1摺接面
5 押下部材
11 ノズル孔
12 ノズル筒部材
13 連通筒部材
14 規制筒部材
15 頂壁部
16 案内壁部
18 摺接凸片
18a 第2摺接面
20 第1付勢部材
21 第2付勢部材
Claims (3)
- 上方付勢状態で押込み可能にステムを起立した吐出器に装着される押下ヘッドであって、
前端のノズル孔を通して内部が外部に連通可能とされたノズル筒部材、前記ステム内とノズル筒部材内とを連通させる連通筒部材、およびこの連通筒部材を径方向外側から囲う規制筒部材を備えるヘッド本体と、
前記ノズル筒部材内に前方付勢状態で前後動可能に設けられ前記ノズル孔を開閉させる弁部材と、
前記ノズル筒部材を上方から覆う頂壁部、およびこの頂壁部に下方に向けて延設され前記規制筒部材と連係することで径方向の移動が規制された案内壁部を備えるとともに、前記ヘッド本体に対して上下動可能に配設された押下部材と、が設けられ、
前記弁部材は前後方向に沿って延びる棒状に形成されるとともに、その後端部は前記ノズル筒部材から後方に突出し、
前記押下部材の頂壁部において前記弁部材の後端部に上方から対向する部分には、下方に向けて摺接凸片が突設され、
前記弁部材の後端部に第1摺接面が形成されるとともに、前記摺接凸片には前記第1摺接面に当接する第2摺接面が形成され、これらの両摺接面は、前方から後方に向かうに従い上方に向けて傾斜し、
前記弁部材を前方付勢する第1付勢部材は、上下方向に沿って延設された状態で前記弁部材の後端部に連結されるとともに、前記押下部材を押下して第1摺接面と第2摺接面とを摺接させることで前記弁部材を後退移動させたときに、後方に向けて弾性的に撓み変形させられることを特徴とする押下ヘッド。 - 請求項1記載の押下ヘッドにおいて、
前記押下部材の頂壁部と前記ヘッド本体のノズル筒部材との間には、前記押下部材をヘッド本体に対して上方付勢する第2付勢部材が備えられ、この第2付勢部材は、前記押下部材若しくはヘッド本体と一体に形成されていることを特徴とする押下ヘッド。 - 請求項1または2に記載の押下ヘッドにおいて、
前記第1付勢部材は、正面視形状が下方に向けて開口する逆U字状となるように屈曲された線材とされるとともに、その下端部が前記連通筒部材に固定され、かつ上端部内に前記弁部材の後端部が嵌合されていることを特徴とする押下ヘッド。
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