JP2010104468A - ストラップ用連結具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紐状のストラップの両端部に簡単に取り付けられるようにする。
【解決手段】 紐状のストラップSの両端部に取り付けられる雄型連結具2及び雌型連結具3から成るストラップ用連結具1に於いて、雄型連結具2は、ストラップSの一端部を収容保持し、ストラップSの一端部に食い込む抜け止め用突起4eを形成した開閉可能な保持筒4a及びこれの一端に連設されたギボシ状の係合突部4bを備えた雄部材4と、雄部材4の保持筒4a外周面に緊密に嵌合される筒状の枠材5とから成り、又、雌型連結具3は、ストラップSの他端部を収容保持し、ストラップSの他端部に食い込む抜け止め用突起6eを形成した開閉可能な保持筒6a及びこれの一端に連設されて前記係合突部4bが抜き差し自在に挿入係止される環状の係止部6bを備えた雌部材6と、雌部材6の保持筒6a外周面に緊密に嵌合される筒状の枠材7とから成る。
【選択図】 図3

Description

本発明は、主に首にかけてアクセサリーとして使用するネックストラップや携帯電話、IDカード、名刺等を首からぶら下げるのに使用するネックストラップ等のストラップの両端部に取り付けられてストラップの両端部同士を連結又は分離するのに用いるストラップ用連結具の改良に係り、特に、紐状のストラップの両端部に簡単且つ容易に取り付けられてストラップの両端部から抜け落ちないようにしたストラップ用連結具に関するものである。
従来、この種のストラップ用連結具としては、ストラップの一端部に雄型連結具を、又、ストラップの他端部に雌型連結具を夫々取り付け、雄型連結具及び雌型連結具を連結又は分離することによって、ストラップを開閉するようにした構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、前記ストラップ用連結具は、図14(A)及び図14(B)に示す如く、ストラップSの一端部に取り付けた雄型連結具10と、ストラップSの他端部に取り付けられて雄型連結具10に着脱自在に連結される雌型連結具11とから構成されており、前記雄型連結具10は、ストラップSの一端部に嵌められてストラップSの一端部を締め付ける金属製リング12と、ストラップSの一端部を金属製リング12ごと収容保持する筒状の収容部13a及び収容部13aの反対側へ突出する係合突起13bを備えた金属製の雄部材13とから成り、又、前記雌型連結具11は、ストラップSの他端部に嵌められてストラップSの他端部を締め付ける金属製リング14と、ストラップSの他端部を金属製リング14ごと収容保持する筒状の収容部15a及び雄部材13の係合突起13bを受け入れる筒状の受け部15bを備えた金属製の雌部材15と、雌部材15の受け部15bに嵌め込まれて雄部材13の係合突起13bが抜き差し自在に係合されるウレタン樹脂製の弾性リング16とから成る。
而して、このストラップ用連結具は、雄型連結具10の係合突起13bを雌型連結具11の弾性リング16内に押し込んで弾性リング16を貫通させると、係合突起13bの球体13b′が弾性リング16から抜け出て弾性リング16により抜け止めされ、雄型連結具10及び雌型連結具11が連結された状態となり、又、雄型連結具10及び雌型連結具11を引き離す方向へ強めに引っ張ると、雄型連結具10の係合突起13bが雌型連結具11の弾性リング16から抜け、雄型連結具10及び雌型連結具11が分離された状態となる。
前記ストラップ用連結具は、雄型連結具10の雄部材13及び雌型連結具11の雌部材15の外径をストラップSの外径と略等しくしているため、美感を向上させることができ、又、ストラップSの両端部を金属製リング12,14で締め付けて金属製リング12,14ごと雄部材13及び雌部材15の筒状の収容部13a,15aで夫々収容保持するようにしているため、ストラップSの端部を丸めて抜け止めとするようなことがなく、比較的径の太いストラップSにも適用できると云う利点がある。
ところで、上述した従来のストラップ用連結具は、ストラップSの両端部に金属製リング12,14を嵌めてかしめ、ストラップSの両端部を金属製リング12,14ごと雄部材13の収容部13a及び雌部材15の収容部15aに夫々嵌め込み、両収容部13a,15aの開口端を内方へかしめることによって、ストラップSの端部に抜け止めされた状態で取り付けられている。
ところが、従来の前記ストラップ用連結具は、これをストラップSの両端部に取り付ける際に、二つの金属製リング12,14のかしめ加工、雄部材13の収容部13aのかしめ加工、雌部材15の収容部15aのかしめ加工等を夫々必要とし、工程数が増えてストラップSへの取り付けに極めて手数がかかると云う問題があった。
又、従来のストラップ用連結具は、雄部材13及び雌部材15が何れも金属材により形成されているため、雌部材15に雄部材13の係合突起13bが抜き差し自在に係合されるウレタン樹脂製の弾性リング16を取り付けなければならず、部品点数が増えてコストの高騰を招くと共に、かしめ加工の工程が増えると云う問題があった。
更に、従来のストラップ用連結具は、ストラップSの両端部を金属製リング12,14でかしめ、この金属製リング12,14をストラップSの端部と一緒に雄部材13の収容部13a及び雌部材15の収容部15aに夫々収容し、両収容部13a,15aの開口端を内方へかしめてストラップSの端部及び金属製リング12,14を抜け止めするようにしているが、金属製リング12,14はただ単にストラップSの端部にかしめているだけであるため、雄部材13及び雌部材15やストラップSに大きな引っ張り力がかかると、雄部材13及び雌部材15がストラップSの端部から抜け落ちると云う問題があった。
特開2007−82603号公報
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、紐状のストラップの両端部に簡単且つ容易に取り付けることができると共に、ストラップの端部から抜け落ちるのを防止できるようにしたストラップ用連結具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の発明は、紐状のストラップの一端部に取り付けられる雄型連結具と、紐状のストラップの他端部に取り付けられて前記雄型連結具に着脱自在に連結される雌型連結具とから構成したストラップ用連結具に於いて、前記雄型連結具は、ストラップの一端部を収容保持し且つ内周面にストラップの一端部に食い込む抜け止め用突起を形成した開閉可能な保持筒及び保持筒の一端に連設されたギボシ状の係合突部を備えた合成樹脂製の雄部材と、ストラップの一端部を収容保持した雄部材の保持筒外周面に緊密に嵌合されて保持筒を閉じた状態に保持する合成樹脂製の筒状の枠材とから成り、又、前記雌型連結具は、ストラップの他端部を収容保持し且つ内周面にストラップの他端部に食い込む抜け止め用突起を形成した開閉可能な保持筒及び保持筒の一端に連設されて雄部材の係合突部が抜き差し自在に挿入係止される環状の係止部を備えた合成樹脂製の雌部材と、ストラップの他端部を収容保持した雌部材の保持筒外周面に緊密に嵌合されて保持筒を閉じた状態に保持する合成樹脂製の筒状の枠材とから成ることに特徴がある。
本発明の請求項2の発明は、雄型連結具の雄部材と枠材との間に、雄部材の保持筒外周面に嵌合された枠材が雄部材から外れるのを防止する係止手段を設け、又、雌型連結具の雌部材と枠材との間に、雌部材の保持筒外周面に嵌合された枠材が雌部材から外れるのを防止する係止手段を設けたことに特徴がある。
本発明の請求項3の発明は、雄部材の保持筒及び雌部材の保持筒に一端部が開放された軸線方向へ沿う複数のスリット状の溝を夫々形成して両保持筒を円周方向に複数に分割すると共に、両保持筒の分割した一部分を夫々外方へ開閉可能に構成し、少なくとも前記両保持筒の開閉部分の内面にストラップの端部に食い込む抜け止め用突起を夫々形成したことに特徴がある。
本発明の請求項4の発明は、雄型連結具の枠材の内周面及び雌型連結具の枠材の内周面に、雄部材の保持筒先端及び雌部材の保持筒先端を縮径させる断面形状がテーパ状の縮径部を夫々形成したことに特徴がある。
本発明の請求項5の発明は、雄部材の保持筒先端の外周面及び雌部材の保持筒先端の外周面を先細り状のテーパ面に夫々形成して雄部材の保持筒先端及び雌部材の保持筒先端の肉厚を薄くすると共に、雄部材の保持筒先端及び雌部材の保持筒先端に複数の切欠を夫々形成したことに特徴がある。
本発明の請求項6の発明は、雄部材の保持筒と雌部材の保持筒とを同じ大きさ及び同じ形状とすると共に、雄部材の保持筒外周面に嵌合される枠材と雌部材の保持筒外周面に嵌合される枠材とを同じ大きさ及び同じ形状としたことに特徴がある。
本発明の請求項1のストラップ用連結具は、紐状のストラップの一端部に取り付けられる雄型連結具が、ストラップの一端部を収容保持し且つ内周面にストラップの一端部に食い込む抜け止め用突起を形成した開閉可能な保持筒及び保持筒の一端に連設されたギボシ状の係合突部を備えた合成樹脂製の雄部材と、ストラップの一端部を収容保持した雄部材の保持筒外周面に緊密に嵌合される合成樹脂製の筒状の枠材とから成り、又、紐状のストラップの他端部に取り付けられる雌型連結具が、ストラップの他端部を収容保持し且つ内周面にストラップの他端部に食い込む抜け止め用突起を形成した開閉可能な保持筒及び保持筒の一端に連設されて雄部材の係合突起が抜き差し自在に挿入係止される環状の係止部を備えた合成樹脂製の雌部材と、ストラップの他端部を収容保持した雌部材の保持筒外周面に緊密に嵌合される合成樹脂製の筒状の枠材とから成るため、雄型連結具及び雌型連結具をストラップの両端部に取り付ける際には、雄部材の保持筒内及び雌部材の保持筒内にストラップの一端部及び他端部を夫々収容保持し、この状態で雄部材の保持筒外周面及び雌部材の保持筒外周面に筒状の枠材を夫々嵌めるだけで良い。
その結果、本発明の請求項1のストラップ用連結具は、冒頭で述べた従来の金属製のストラップ用連結具のように多数のかしめ加工を必要とすることがなく、ストラップの両端部への取り付けを簡単且つ容易に行えて作業能率の大幅な向上を図ることができる。
又、本発明の請求項1のストラップ用連結具は、雄型連結具及び雌型連結具を夫々合成樹脂材により形成し、雄型連結具の雄部材にギボシ状の係合突部を形成すると共に、雌型連結具の雌部材に雄部材の係合突部が抜き差し自在に挿入係止される環状の係止部を形成しているため、従来のストラップ用連結具のように金属製の雌部材にウレタン樹脂製の弾性リングを取り付ける必要もなく、従来のストラップ用連結具に比較して部品点数の削減及びコストの低減を図ることができる。
更に、本発明の請求項1のストラップ用連結具は、ストラップの一端部を収容保持する雄部材の保持筒内周面及びストラップの他端部を収容保持する雌部材の保持筒内周面にストラップの端部に食い込む抜け止め用突起を夫々形成しているため、雄型連結具及び雌型連結具やストラップに大きな引っ張り力がかかっても、雄型連結具及び雌型連結具がストラップの端部から抜け落ちると云うことがない。
本発明の請求項2〜請求項6のストラップ用連結具は、上記効果に加えて更に次のような優れた効果を奏することができる。
即ち、本発明の請求項2のストラップ用連結具は、雄型連結具の雄部材と枠材との間に、雄部材の保持筒外周面に嵌合された枠材が雄部材から外れるのを防止する係止手段を設け、又、雌型連結具の雌部材と枠材との間に、雌部材の保持筒外周面に嵌合された枠材が雌部材から外れるのを防止する係止手段を設けているため、各枠材が雄部材及び雌部材から外れると云うことがなく、延いては雄型連結具及び雌型連結具がストラップの端部から抜け落ちるのを確実に防止することができる。
本発明の請求項3のストラップ用連結具は、雄部材の保持筒及び雌部材の保持筒に一端部が開放された軸線方向へ沿う複数のスリット状の溝を夫々形成して両保持筒を円周方向に複数に分割すると共に、両保持筒の分割した一部分を夫々外方へ開閉可能に構成しているため、雄部材及び雌部材の各保持筒内にストラップの端部を極めて収容し易くなり、ストラップの端部への取り付けをより一層簡単且つ容易に行えることになる。
又、本発明の請求項3のストラップ用連結具は、雄部材及び雌部材の各保持筒の開閉部分の内面にストラップの端部に食い込む抜け止め用突起を夫々形成しているため、両保持筒にストラップの端部を収容保持する際に抜け止め用突起が邪魔になると云うこともない。
本発明の請求項4のストラップ用連結具は、雄型連結具の枠材の内周面及び雌型連結具の枠材の内周面に、雄部材の保持筒先端及び雌部材の保持筒先端を縮径させるテーパ状の縮径部を夫々形成しているため、雄型連結具及び雌型連結具をストラップの両端部に取り付けたときには、雄部材及び雌部材の各保持筒先端が縮径してストラップの端部をより強く挾持することになり、雄型連結具及び雌型連結具がストラップの端部からより一層抜け落ち難くなる。
本発明の請求項5のストラップ用連結具は、雄部材の保持筒先端の外周面及び雌部材の保持筒先端の外周面を先細り状のテーパ面に夫々形成して雄部材の保持筒先端及び雌部材の保持筒先端の肉厚を薄くすると共に、雄部材の保持筒先端及び雌部材の保持筒先端に複数の切欠を夫々形成しているため、雄部材及び雌部材の各保持筒先端が雄型連結具及び雌型連結具の各枠材の縮径部により確実且つ容易に縮径し、ストラップの端部を確実且つ良好に挾持固定することになる。
本発明の請求項6のストラップ用連結具は、雄部材の保持筒と雌部材の保持筒とを同じ大きさ及び同じ形状にし、又、雄部材の保持筒外周面に嵌合される枠材と雌部材の保持筒外周面に嵌合される枠材とを同じ大きさ及び同じ形状にしているため、金型を造り易くなるうえ、金型の種類が少なくて済み、製造コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4は本発明の実施の形態に係るストラップ用連結具1を示し、当該ストラップ用連結具1は、主に首にかけてアクセサリーとして使用するネックストラップやIDカード等を首からぶら下げるのに使用するネックストラップ等の紐状のストラップSの両端部に取り付けられており、ストラップSの両端部同士を連結又は分離するのに用いるものである。
即ち、ストラップ用連結具1は、紐状のストラップSの一端部に取り付けられた雄型連結具2と、紐状のストラップSの他端部に取り付けられて雄型連結具2に着脱自在に連結される雌型連結具3とから構成されており、雄型連結具2及び雌型連結具3を連結又は分離することによって、ストラップSを開閉できるようになっている。
尚、紐状のストラップSには、エラストマー樹脂にチタンの粉末又は粒を混入して棒状に成形した可撓性の中芯を合成繊維製の生地で被覆したものが使用されている。
前記雄型連結具2は、図3〜図5に示す如く、ストラップSの一端部を収容保持する開閉可能な保持筒4a及び保持筒4aの一端に連設されて保持筒4aの軸線に合致するギボシ状の係合突部4bを備えた弾性変形可能な合成樹脂製(例えば、ポリアミド樹脂製)の雄部材4と、ストラップSの一端部を収容保持した雄部材4の保持筒4a外周面に緊密に嵌合されて開閉可能な保持筒4aを閉じた状態に保持する弾性変形可能な合成樹脂製(例えば、ポリアミド樹脂製)の筒状の枠材5とから成る。
具体的には、前記雄部材4の保持筒4aは、図7及び図8に示す如く、その内径がストラップSの外径よりも小さめの円筒状に形成されており、ストラップSの一端部を外方から締め付けた状態で収容保持できるようになっている。
又、保持筒4aは、その周壁部分に形成した保持筒4aの軸線方向に沿う複数本のスリット状の溝4cによって円周方向に複数に分割された格好になっており、保持筒4aの分割された一部分が外方へ開閉可能に構成されている。
この実施の形態に於いては、保持筒4aは、その周壁部分に保持筒4aの軸線方向に沿う姿勢で且つ保持筒4aの円周方向に略90°間隔を隔てた状態で形成した二本のスリット状の溝4cによって円周方向に二つに分割された格好になっており、二本のスリット状の溝4cで挟まれた幅の狭い部分(以下、開閉部分4dと云う)が開閉するようになっている。この二本のスリット状の溝4cは、その長さが保持筒4aの長さの約2/3の長さに形成されており、一端部が開放されて格好になっている。
更に、保持筒4aの開閉部分4dは、その基端部側(保持筒4aの周壁に連設された部分)が保持筒4aの周壁の肉厚よりも薄肉の板状に形成されており、薄肉の基端部を中心にして保持筒4aの内方又は外方へ揺動できるようになっている。この保持筒4aの開閉部分4dは、外方へ開いた状態に保持されており、保持筒4a内にストラップSの一端部を収容保持する際に内方へ閉じられるようになっている。又、保持筒4aの開閉部分4dの遊端部内面には、保持筒4aの開閉部分4dを内方へ閉じたときに保持筒4a内に収容されたストラップSの一端部に食い込んでストラップSの一端部が保持筒4aから抜けないようにする楔形状の抜け止め突起4eが一体的に突出形成されている。
そして、保持筒4aの先端部は、その外周面を先細り状のテーパ面4fに形成することによって薄肉に形成されている。又、保持筒4aの先端には、二つの切欠4gが保持筒4aの円周方向に180°間隔を隔てた状態で且つ対向状に形成されている。これにより、保持筒4aは、その先端が縮径し易くなり、ストラップSの一端部を強く締め付けた状態で収容保持できることになる。
尚、保持筒4aの基端には、保持筒4aの外径よりも大径に形成された円盤部4hが保持筒4aの基端開口を閉塞するように連設されている。
前記雄部材4の係合突部4bは、図7及び図8に示す如く、保持筒4aの基端開口を閉塞する円盤部4hの中心位置に連設されて保持筒4aの軸線に合致する軸部4b′と、軸部4b′の先端に連設されて軸部4b′よりも大径に形成された略球状の頭部4b″とから成り、ギボシ状に形成されている。
前記雄型連結具2の枠材5は、図5及び図9に示す如く、雄部材4の保持筒4aと略同じ長さの筒状に形成されており、その内径は、ストラップSの一端部を収容保持した雄部材4の保持筒4a外周面に緊密に嵌合されて開閉可能な保持筒4aを閉じた状態に保持できるように設定されている。
この実施の形態に於いては、枠材5の内径は、雄部材4の保持筒4aの外径と同じに、又、枠材5の外径は、保持筒4aに連設された円盤部4hの外径と略同じに夫々設定されている。
更に、枠材5の一端部内周面には、枠材5を雄部材4の保持筒4a外周面に嵌めたときに雄部材4の保持筒4a先端を縮径させる内方へ突出する縮径部5aが形成されている。この縮径部5aは、横断面形状が円弧状に形成されており、枠材5の一端部内周面に対向状に形成されている。又、各縮径部5aの内周面の一部分は、枠材5内に挿入された雄部材4の保持筒4a先端が容易に縮径できるように保持筒4a先端の外周面に形成したテーパ面4fと同じ向きのテーパ面5bに形成されている。
そして、前記雄部材4と枠材5との間には、雄部材4の保持筒4a外周面に嵌合された枠材5が雄部材4から外れるのを防止する係止手段が設けられている。
前記係止手段は、図5、図7及び図9に示す如く、雄部材4の保持筒4aに形成された複数の矩形状の係止孔4iと、枠材5の他端部内周面に形成されて保持筒4aの各係止孔4iに夫々挿入係止される横断面形状が凸状の複数の係止突起5cとから構成されている。
この実施の形態に於いては、係止孔4iは、保持筒4aにその円周方向に180°間隔を隔てた状態で且つ対向状に形成されていると共に、保持筒4a先端に形成した切欠4gの延長線上に来るようになっている。又、係止突起5cは、枠材5の他端部内周面に枠材5の円周方向に180°間隔を隔てた状態で且つ対向状に形成されている。
尚、係止孔4i及び係止突起5cの形成位置及び係止突起4iの高さ等は、枠材5を雄部材4の保持筒4a外周面に嵌合して保持筒4a先端が枠材5内の縮径部5aにより縮径したときに、各係止突起5cが各係止孔4iの内周縁部に挿入係止されて抜け止めされるように夫々設定されている。
一方、前記雌型連結具3は、図3、図4及び図6に示す如く、ストラップSの他端部を収容保持する開閉可能な保持筒6a及び保持筒6aの一端に連設されて雄部材4の係合突部4bが抜き差し自在に挿入係止される環状の係止部6bを備えた弾性変形可能な合成樹脂製(例えば、ポリアミド樹脂製)の雌部材6と、ストラップSの他端部を収容保持した雌部材6の保持筒6a外周面に緊密に嵌合されて開閉可能な保持筒6aを閉じた状態に保持する弾性変形可能な合成樹脂製(例えば、ポリアミド樹脂製)の筒状の枠材7とから成る。
具体的には、前記雌部材6の保持筒6aは、図10及び図11に示す如く、雄部材4の保持筒4aと全く同じ大きさで同じ構造及び同じ形状に形成されている。
即ち、雌部材6の保持筒6aは、その内径がストラップSの外径よりも小さめの円筒状に形成されており、ストラップSの他端部を外方から締め付けた状態で収容保持できるようになっている。
又、保持筒6aは、その周壁部分に形成した保持筒6aの軸線方向に沿う複数本のスリット状の溝6cによって円周方向に複数に分割された格好になっており、保持筒6aの分割された一部分が外方へ開閉可能に構成されている。
この実施の形態に於いては、保持筒6aは、その周壁部分に保持筒6aの軸線方向に沿う姿勢で且つ保持筒6aの円周方向に略90°間隔を隔てた状態で形成した二本のスリット状の溝6cによって円周方向に二つに分割された格好になっており、二本のスリット状の溝6cで挟まれた幅の狭い部分(以下、開閉部分6dと云う)が開閉するようになっている。この二本のスリット状の溝6cは、その長さが保持筒6aの長さの約2/3の長さに形成されており、一端部が開放されて格好になっている。
更に、保持筒6aの開閉部分6dは、その基端部側(保持筒6aの周壁に連設された部分)が保持筒6aの周壁の肉厚よりも薄肉の板状に形成されており、薄肉の基端部を中心にして保持筒6aの内方又は外方へ揺動できるようになっている。この保持筒6aの開閉部分6dは、外方へ開いた状態に保持されており、保持筒6a内にストラップSの他端部を収容保持する際に内方へ閉じられるようになっている。又、保持筒6aの開閉部分6dの遊端部内面には、保持筒6aの開閉部分6dを内方へ閉じたときに保持筒6a内に収容されたストラップSの他端部に食い込んでストラップSの他端部が保持筒6aから抜けないようにする楔形状の抜け止め突起6eが一体的に突出形成されている。
そして、保持筒6aの先端部は、その外周面を先細り状のテーパ面6fに形成することによって薄肉に形成されている。又、保持筒6aの先端には、二つの切欠6gが保持筒6aの円周方向に180°間隔を隔てた状態で且つ対向状に形成されている。これにより、保持筒6aは、その先端が縮径し易くなり、ストラップSの他端部を強く締め付けた状態で収容保持できることになる。
前記雌部材6の係止部6bは、図10及び図11に示す如く、雌部材6の保持筒6aの基端に環状に連設されており、その中心部には、雄部材4の係合突部4bが抜き差し自在に挿入係止される係止穴6b′が形成されている。この係止穴6b′の内周縁部には、雄部材4の係合突部4bが挿通されるときに容易に弾性変形できるように複数の切り溝6b″が放射状に形成されている。
尚、係止穴6b′の内径は、係止穴6b′に係合突部4bを挿入するときに係止穴6b′の内周縁部が容易に弾性変形して係合突部4bの頭部4b″を通過させることができ、且つ頭部4b″の通過後には係止穴6b′の内周縁部に頭部4b″が係止され、頭部4b″が係止穴6b′から容易に抜けないように選定されている。又、係止穴6b′の内周縁部の肉厚は、係止穴6b′に挿通係止された雄部材4の係合突部4bが軸線方向へがたつかないように設定されている。
前記雌型連結具3の枠材7は、図6及び図12に示す如く、雄型連結具2の枠材5と全く同じ大きさで同じ構造及び同じ形状に形成されている。
即ち、前記枠材7は、雌部材6の保持筒6aと略同じ長さの筒状に形成されており、その内径は、ストラップSの他端部を収容保持した雌部材6の保持筒6a外周面に緊密に嵌合されて開閉可能な保持筒6aを閉じた状態に保持できるように設定されている。
この実施の形態に於いては、枠材7の内径は、雌部材6の保持筒6aの外径と同じに、又、枠材7の外径は、保持筒6aに連設された環状の係止部6bの外径と略同じに夫々設定されている。
更に、枠材7の一端部内周面には、枠材7を雌部材6の保持筒6a外周面に嵌めたときに雌部材6の保持筒6a先端を縮径させる内方へ突出する縮径部7aが形成されている。この縮径部7aは、横断面形状が円弧状に形成されており、枠材7の一端部内周面に対向状に形成されている。又、各縮径部7aの内周面の一部分は、枠材7内に挿入された雌部材6の保持筒6a先端が容易に縮径できるように保持筒6a先端の外周面に形成したテーパ面6fと同じ向きのテーパ面7bに形成されている。
そして、前記雌部材6と枠材7との間には、雌部材6の保持筒6a外周面に嵌合された枠材7が雌部材6から外れるのを防止する係止手段が設けられている。
前記係止手段は、図6、図10及び図12に示す如く、雌部材6の保持筒6aに形成された複数の矩形状の係止孔6iと、枠材7の他端部内周面に形成されて保持筒6aの各係止孔6iに夫々挿入係止される横断面形状が凸状の複数の係止突起7cとから構成されている。
この実施の形態に於いては、係止孔6iは、保持筒6aに保持筒6aの円周方向に180°間隔を隔てた状態で且つ対向状に形成されていると共に、保持筒6a先端に形成した切欠6gの延長線上に来るようになっている。又、係止突起6cは、枠材7の他端部内周面に枠材7の円周方向に180°間隔を隔てた状態で且つ対向状に形成されている。
尚、係止孔6i及び係止突起7cの形成位置及び係止突起7cの高さ等は、枠材7を雌部材6の保持筒6a外周面に嵌合して保持筒6a先端が枠材7内の縮径部7aにより縮径したときに、各係止突起7cが各係止孔6iの内周縁部に挿入係止されて抜け止めされるように夫々設定されている。
次に、上述したストラップ用連結具1の雄型連結具2及び雌型連結具3を紐状のストラップSの両端部に夫々取り付ける場合について説明する。
先ず、ストラップSの両端部を雄型連結具2の枠材5内及び雌型連結具3の枠材7内に夫々挿通し、この状態でストラップSの両端部を周壁の一部分(開閉部分4d,6d)が開放された状態にある雄部材4の保持筒4a内及び雌部材6の保持筒6a内に夫々収容する(図13(A)参照)。
このとき、雄部材4の保持筒4aの開閉部分4d及び雌部材6の保持筒6aの開閉部分6dが外方へ開いた状態に保持されているため、ストラップSの両端部を雄部材4の保持筒4a内及び雌部材6の保持筒6a内に簡単且つ容易に収容することができる。
雄部材4の保持筒4a内及び雌部材6の保持筒6a内にストラップSの両端部を収容したら、開いた状態に保持された各保持筒4a,6aの開閉部分4d,6dを指により内方へ閉じ、ストラップSの両端部を雄部材4の保持筒4a内及び雌部材6の保持筒6a内に夫々収容保持する(図13(B)参照)。
このとき、雄部材4の保持筒4aの開閉部分4dの内面及び雌部材6の保持筒6aの開閉部分6dの内面に夫々形成した抜け止め用突起4e,6eがストラップSの端部に食い込むため、ストラップSの両端部が雄部材4の保持筒4a及び雌部材6の保持筒6aから抜け落ちたりすると云うことがない。
ストラップSの両端部を雄部材4の保持筒4a及び雌部材6の保持筒6aで夫々収容保持したら、先にストラップSに通した二つの枠材5,7をストラップSに沿って夫々スライドさせ、各枠材6,7を雄部材4の保持筒4a外周面及び雌部材6の保持筒6a外周面に嵌め込んで行き、雄部材4の保持筒4a及び雌部材6の保持筒6aに形成した各係止孔4i,6i内に各枠材5,7の内周面に形成した係止突起5c,7cを夫々挿入係止させる。そうすると、各枠材5,7が雄部材4の保持筒4a及び雌部材6の保持筒6aから外れるのを防止されると共に、ストラップSの両端部を収容保持した雄部材4の保持筒4a及び雌部材6の保持筒6aが各枠材5,7により閉じた状態に保持される。その結果、雄型連結具2及び雌型連結具3は、ストラップSの両端部に取り付けられた状態となる(図13(C)参照)。
このとき、雄部材4の保持筒4a及び雌部材6の保持筒6aがストラップSの両端部を外方から締め付けた状態で収容保持すると共に、保持筒4a,6aの内周面に形成した抜け止め用突起4e,6eがストラップSの両端部に夫々食い込んだ状態になっているため、雄型連結具2及び雌型連結具3がストラップSの両端部から抜け落ちると云うことがない。又、雄型連結具2の枠材5の内周面及び雌型連結具3の枠材7の内周面に形成したテーパ状の縮径部5a,7aにより雄部材4の保持筒4a先端及び雌部材6の保持筒6a先端が夫々縮径し、ストラップSの端部をより強く挾持した状態になっているため、雄型連結具2及び雌型連結具3がストラップSの端部からより一層抜け落ち難くなる。
このように、前記ストラップ用連結具1は、雄型連結具2及び雌型連結具3をストラップSの両端部に取り付ける際には、雄部材4の保持筒4a内及び雌部材6の保持筒6a内にストラップSの一端部及び他端部を夫々収容保持し、この状態で雄部材4の保持筒4a外周面及び雌部材6の保持筒6a外周面に筒状の枠材5,7を夫々嵌めるだけで良く、ストラップの両端部への取り付けを簡単且つ容易に行え、作業能率の大幅な向上を図れる。
又、このストラップ用連結具1は、ストラップSの一端部を収容保持する雄部材4の保持筒4aの内周面及びストラップSの他端部を収容保持する雌部材6の保持筒6aの内周面にストラップSの端部に食い込む抜け止め用突起4e,6eを夫々形成しているため、雄型連結具2及び雌型連結具3やストラップSに大きな引っ張り力がかかっても、雄型連結具2及び雌型連結具3がストラップSの端部から抜け落ちると云うことがない。
更に、このストラップ用連結具1は、雄部材4の保持筒4aと雌部材6の保持筒6aとを同じ大きさの同じ構造及び同じ形状にし、又、雄部材4の保持筒4a外周面に嵌合される枠材5と雌部材6の保持筒6a外周面に嵌合される枠材7とを同じ大きさの同じ構造及び同じ形状にしているため、金型を造り易くなるうえ、金型の種類が少なくて済み、製造コストの低減を図ることができる。
而して、前記ストラップ用連結具1は、雄型連結具2の係合突部4bを雌型連結具3の係止部6bの係止穴6b′内へ押し込むと、係合突部4bの頭部4b″が係止穴6b′の内周縁部を弾性変形させながら係止穴6b′内を通過する。
雄型連結具2の係合突部4bの頭部4b″が係止穴6b′内を完全に通過すると、係止穴6b′の内周縁部がその弾性力により元の状態に復元し、係合突部4bの頭部4b″が係止穴6b′の内周縁部に係止される(図3(B)参照)。その結果、雄型連結具2及び雌型連結具3は、連結された状態となり、ストラップSを閉じた状態に保持することになる。
又、雄型連結具2及び雌型連結具3を引き離す方向へ強めに引っ張ると、雄型連結具2の係合突部4bの頭部4b″が雌型連結具3の係止部6bの係止穴6b′から抜ける(図13(A)参照)。その結果、雄型連結具2及び雌型連結具3は、分離された状態となり、ストラップSが開いた状態となる。
尚、上記の実施の形態に於いては、ストラップ用連結具1を首にかけて使用するタイプのネックストラップに使用するようにしたが、他の実施の形態に於いては、ストラップ用連結具1を手に通して使用するタイプのハンドストラップに使用するようにしても良い。
又、上記の実施の形態に於いては、雄部材4の保持筒4aの開閉部分4d内面及び雌部材6の保持筒6aの開閉部分6d内面にストラップSの端部に食い込む抜け止め用突起4e,6eを夫々形成するようにしたが、他の実施の形態に於いては、各保持筒4a,6aの開閉部分4d,6d以外の内周面にストラップSの端部に食い込む抜け止め用突起4e,6eを夫々形成しても良く、或いは各開閉部分4d,6dの内面及び各保持筒4a,6aの開閉部分4d,6d以外の内周面の両方にストラップSの端部に食い込む抜け止め用突起4e,6eを夫々形成するようにしても良い。
本発明の実施の形態に係るストラップ用連結具を示し、ネックストラップの両端部に取り付けたストラップ用連結具を連結した状態の拡大正面図である。 同じくストラップ用連結具を分離した状態の拡大正面図である。 ネックストラップの両端部に取り付けたストラップ用連結具の雄型連結具及び雌型連結具を示し、(A)は雄型連結具及び雌型連結具を分離した状態の拡大断面図、(B)は雄型連結具及び雌型連結具を連結した状態の拡大断面図である。 図3のイ−イ線断面図である。 ストラップ用連結具の雄型連結具を示し、(A)は雄型連結具の縦断正面図、(B)は雄型連結具の縦断側面図である。 ストラップ用連結具の雌型連結具を示し、(A)は雌型連結具の縦断正面図、(B)は雌型連結具の縦断側面図である。 雄型連結具の雄部材を示し、(A)は雄部材の正面図、(B)は雄部材の側面図、(C)は雄部材の平面図、(D)は雄部材の底面図である。 雄部材の保持筒が閉じた状態を示し、(A)は雄部材の正面図、(B)は雄部材の側面図である。 雄型連結具の枠材を示し、(A)は枠材の正面図、(B)は枠材の縦断側面図、(C)は枠材の平面図、(D)は枠材の底面図である。 雌型連結具の雌部材を示し、(A)は雌部材の正面図、(B)は雌部材の側面図、(C)は雌部材の平面図、(D)は雌部材の底面図である。 雌部材の保持筒が閉じた状態を示し、(A)は雌部材の正面図、(B)は雌部材の側面図である。 雌型連結具の枠材を示し、(A)は枠材の正面図、(B)は枠材の縦断側面図、(C)は枠材の平面図、(D)は枠材の底面図である。 ネックストラップへのストラップ用連結具の取り付け状態を示す説明図である。 従来のストラップ用連結具を示し、(A)はストラップ用連結具を分離した状態の拡大断面図、(B)はストラップ用連結具を連結した状態の拡大断面図である。
符号の説明
1はストラップ用連結具、2は雄型連結具、3は雌型連結具、4は雄部材、4aは雄部材の保持筒、4bは雄部材の係合突部、4cは雄部材のスリット状の溝、4dは雄部材の開閉部分、4eは雄部材の抜け止め突起、4fは雄部材のテーパ面、4gは雄部材の切欠、5は枠材、5aは枠材の縮径部、6は雌部材、6aは雌部材の保持筒、6bは雌部材の係合突部、6cは雌部材のスリット状の溝、6dは雌部材の開閉部分、6eは雌部材の抜け止め突起、6fは雌部材のテーパ面、6gは雌部材の切欠、7は枠材、7aは枠材の縮径部、Sはストラップ。

Claims (6)

  1. 紐状のストラップ(S)の一端部に取り付けられる雄型連結具(2)と、紐状のストラップ(S)の他端部に取り付けられて前記雄型連結具(2)に着脱自在に連結される雌型連結具(3)とから構成したストラップ用連結具(1)に於いて、前記雄型連結具(2)は、ストラップ(S)の一端部を収容保持し且つ内周面にストラップ(S)の一端部に食い込む抜け止め用突起(4e)を形成した開閉可能な保持筒(4a)及び保持筒(4a)の一端に連設されたギボシ状の係合突部(4b)を備えた合成樹脂製の雄部材(4)と、ストラップ(S)の一端部を収容保持した雄部材(4)の保持筒(4a)外周面に緊密に嵌合されて保持筒(4a)を閉じた状態に保持する合成樹脂製の筒状の枠材(7)とから成り、又、前記雌型連結具(3)は、ストラップ(S)の他端部を収容保持し且つ内周面にストラップ(S)の他端部に食い込む抜け止め用突起(6e)を形成した開閉可能な保持筒(6a)及び保持筒(6a)の一端に連設されて雄部材(4)の係合突部(4b)が抜き差し自在に挿入係止される環状の係止部(6b)を備えた合成樹脂製の雌部材(6)と、ストラップ(S)の他端部を収容保持した雌部材(6)の保持筒(6a)外周面に緊密に嵌合されて保持筒(6a)を閉じた状態に保持する合成樹脂製の筒状の枠材(7)とから成ることを特徴とするストラップ用連結具。
  2. 雄型連結具(2)の雄部材(4)と枠材(5)との間に、雄部材(4)の保持筒(4a)外周面に嵌合された枠材(5)が雄部材(4)から外れるのを防止する係止手段を設け、又、雌型連結具(3)の雌部材(6)と枠材(7)との間に、雌部材(6)の保持筒(6a)外周面に嵌合された枠材(7)が雌部材(6)から外れるのを防止する係止手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のストラップ用連結具。
  3. 雄部材(4)の保持筒(4a)及び雌部材(6)の保持筒(6a)に一端部が開放された軸線方向へ沿う複数のスリット状の溝(4c),(6c)を夫々形成して両保持筒(4a),(6a)を円周方向に複数に分割すると共に、両保持筒(4a),(6a)の分割した一部分を夫々外方へ開閉可能に構成し、少なくとも前記両保持筒(4a),(6a)の開閉部分(4d),(6d)の内面にストラップ(S)の端部に食い込む抜け止め用突起(4e),(6e)を夫々形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のストラップ用連結具。
  4. 雄型連結具(2)の枠材(5)の内周面及び雌型連結具(3)の枠材(7)の内周面に、雄部材(4)の保持筒(4a)先端及び雌部材(6)の保持筒(6a)先端を縮径させる断面形状がテーパ状の縮径部(5a),(7a)を夫々形成したことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のストラップ用連結具。
  5. 雄部材(4)の保持筒(4a)先端の外周面及び雌部材(6)の保持筒(6a)先端の外周面を先細り状のテーパ面(4f),(6f)に夫々形成して雄部材(4)の保持筒(4a)先端及び雌部材(6)の保持筒(6a)先端の肉厚を薄くすると共に、雄部材(4)の保持筒(4a)先端及び雌部材(6)の保持筒(6a)先端に複数の切欠(4g),(6g)を夫々形成したことを特徴とする請求項4に記載のストラップ用連結具。
  6. 雄部材(4)の保持筒(4a)と雌部材(6)の保持筒(6a)とを同じ大きさ及び同じ形状とすると共に、雄部材(4)の保持筒(4a)外周面に嵌合される枠材(5)と雌部材(6)の保持筒(6a)外周面に嵌合される枠材(7)とを同じ大きさ及び同じ形状としたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載のストラップ用連結具。
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