JP2010104138A - 直流モータの駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電界効果型トランジスタ31が断続的な動作を行うことを回避する。
【解決手段】CPU43は、PTCサーミスタ34がゲート/ソース間電圧の変化を抑制する温度保護状態になっていると判定したときに、停止信号をスイッチ45に出力して、オペアンプ42の出力端子42cと電子制御装置40の出力端子41bとの間を開放する。これにより、オペアンプ42の出力電圧Voが電界効果型トランジスタ31のゲート端子に出力されることが停止される。このため、電界効果型トランジスタ31の温度が低下してPTCサーミスタ34の抵抗値R1が下降しても、電界効果型トランジスタ31が停止状態を維持することになる。したがって、電界効果型トランジスタ31ストレスが蓄積されることを抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流モータに与える電圧を制御する直流モータの駆動装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1、2に示すように、バッテリのプラス電極側に第1の電極が接続され、かつグランド側に第2の電極が接続されている直流モータを制御する駆動装置が提案されている。
このものにおいて、第2の電極とグランドとの間に接続されている電界効果型トランジスタと、電界効果型トランジスタのゲート電極に電圧を付与する制御装置とを備える。電界効果型トランジスタは、制御装置の出力電圧に応じて駆動されることにより、直流モータの第1、第2の電極の間の電圧を制御する。
ここで、電界効果型トランジスタのドレイン端子と直流モータの第2の電極との間には、温度ヒューズが配置されている。温度ヒューズは、電界効果型トランジスタが異常高温になると溶断する。これにより、電界効果型トランジスタのドレイン端子と直流モータの第2の電極との間を遮断する。したがって、電界効果型トランジスタを保護して、電界効果型トランジスタが異常高温により故障することを回避するようにしている。
特開2004−106614号公報 特開2002−233145号公報
上述の特許文献1、2に記載の駆動装置では、温度ヒューズが一度溶断すると、電界効果型トランジスタの温度が低下しても、温度ヒューズにより電界効果型トランジスタのドレイン端子と直流モータとの間を遮断した状態が維持されるので、電界効果型トランジスタが通電動作を行うことができない。
これに対し、温度ヒューズに代わるPTCサーミスタを電界効果型トランジスタのゲート電極と制御装置との間に配置することが考えられる。
例えば、何らかの故障が生じて、電界効果型トランジスタが異常高温になると、PTCサーミスタはその電気抵抗値が急上昇する。このため、制御装置の出力電圧が上昇しても、PTCサーミスタによって電界効果型トランジスタのゲート端子とソース端子との間の電圧の上昇が妨げられる。したがって、電界効果型トランジスタが異常高温になると、電界効果型トランジスタの通電動作を停止して、電界効果型トランジスタを保護することができる。
しかし、電界効果型トランジスタの通電動作が停止すると、電界効果型トランジスタの温度は低下する。これに伴い、PTCサーミスタの温度は低下するので、PTCサーミスタの電気抵抗値が低下する。このため、電界効果型トランジスタは制御装置の出力電圧に基づき通電動作を開始する。
このとき、上述の故障が直っていない状態では、電界効果型トランジスタが再び異常高温になり、PTCサーミスタの電気抵抗値が急上昇する。このため、PTCサーミスタによって電界効果型トランジスタの通電動作が停止する。その後、PTCサーミスタの温度が低下する、電界効果型トランジスタの通電動作が開始することになる。
以上により、上述の故障が直っていない状態では、電界効果型トランジスタが通電動作と停止とを交互に繰り返される。すなわち、スイッチ素子としての電界効果型トランジスタが断続的に動作を行うことになる。これに伴い、電界効果型トランジスタや直流モータにダメージを与えることになる。
本発明は上記点に鑑みて、スイッチ素子が断続的な通電動作を行うことを回避するようにした直流モータの駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、直流モータ(10)の第2の電極(12)とグランドとの間に配置され、かつ制御端子(G)とグランド側に接続されるグランド側端子(S)との間の電圧に応じてバッテリから直流モータを通してグランドに流れる電流を制御することにより、第2の電極(12)とグランドとの間の電圧を制御するスイッチ素子(31、31a)と、
スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)に電圧を出力して第2の電極(12)とグランドとの間の電圧を目標電圧に近づけるようにスイッチ素子(31、31a)を制御することにより、直流モータ(10)の第1、第2の電極の間の電圧を制御する制御回路(42)と、
スイッチ素子(31、31a)の周囲に配置され、スイッチ素子(31、31a)の温度が正常温度のとき、制御回路(42)の出力電圧によってスイッチ素子(31、31a)が制御される状態にする温度保護素子(34、34a、34b)と、を備え、
スイッチ素子(31、31a)の温度が異常高温になると、温度保護素子は、スイッチ素子から発生する熱に基づき、制御回路(42)の出力電圧によってスイッチ素子(31、31a)がバッテリから直流モータを通してグランドに電流を流すことを阻止する温度保護状態に自動的に遷移し、
直流モータ(10)の第2の電極(12)とグランドとの間の電圧と、制御回路(42)の出力電圧とに基づいて、温度保護素子(34、34a、34b)が温度保護状態になっているか否かを判定する保護状態判定手段(S100、S110)と、
温度保護素子(34、34a、34b)が温度保護状態になっていると保護状態判定手段(S100、S110)が判定したときには、制御回路(42)からスイッチ素子(31、31a)に電圧が出力されることを停止させるための停止信号を出力する停止手段(S120)と、を備えることを特徴とする。
これにより、スイッチ素子を停止させることができるので、スイッチ素子が断続的な通電動作を行うことを回避できる。
請求項2に係る発明では、スイッチ素子(31、31a)は、制御回路(42)から制御端子(G)に出力される電圧が高くなるほど、バッテリから直流モータを通してグランドに流れる電流値を上げて、第2の電極(12)とグランドとの間の電圧を下げるものであることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、保護状態判定手段(S100、S110)は、
制御回路(42)から制御端子(G)に出力される電圧レベルが所定値以上であるか否かを判定する第1の判定手段(S110)と、
直流モータ(10)の第2の電極(12)とグランドとの間の電圧が閾値以上である否かを判定することにより、直流モータ(10)が停止しているか否かを判定する第2の判定手段(S100)と、を備え、
保護状態判定手段(S100、S110)は、制御回路(42)から制御端子(G)に出力される電圧レベルが所定値以上であると第1の判定手段(S110)が判定し、かつ直流モータ(10)が停止していると第2の判定手段(S100)が判定したとき、温度保護素子(34、34a、34b)が温度保護状態になっていると判定することを特徴とする。
請求項4に係る発明では、温度保護素子(34)は、制御回路(42)とスイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間に配置されており、
制御端子(G)とグランド側端子(S)との間に接続された抵抗素子(32c)を備え、
スイッチ素子(31、31a)の温度が正常温度であるときに、温度保護素子は、制御回路(42)とスイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間の電気抵抗値が低く、制御回路(42)の出力電圧によって制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電圧が変化することによりスイッチ素子(31、31a)が制御されるようになっており、
スイッチ素子(31、31a)の温度が異常高温になると、温度保護素子は、制御回路(42)とスイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間の電気抵抗値が自動的に高くなり、制御回路(42)の出力電圧によって制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電圧が高くなることを抑制することによりスイッチ素子(31、31a)がバッテリから直流モータを通してグランドに電流を流すことを阻止するものであることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、温度保護素子(34b)は、スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)とグランド側端子(S)との間に配置され、
制御回路(42)と制御端子(G)との間に接続された抵抗素子(32b)を備え、
スイッチ素子(31、31a)の温度が正常温度であるときに、温度保護素子が制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電気抵抗値が高く、制御回路(42)の出力電圧によって制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電圧が変化することによりスイッチ素子(31、31a)が制御されるようになっており、
スイッチ素子(31、31a)の温度が異常高温になると、温度保護素子は、制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電気抵抗値が自動的に低くなり、制御回路(42)の出力電圧によって制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電圧が高くなることを抑制することによりスイッチ素子(31、31a)がバッテリから直流モータを通してグランドに電流を流すことを阻止するものであることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、スイッチ素子(31、31a)は、制御回路(42)から制御端子(G)に出力される電圧が低くなるほど、バッテリから直流モータを通してグランドに流れる電流値を上げて、直流モータ(10)の第2の電極(12)とグランドとの間の電圧を下げるものであることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、保護状態判定手段(S100、S110)は、
制御回路(42)から制御端子(G)に出力される電圧レベルが所定値未満であるか否かを判定する第1の判定手段(S110)と、
直流モータ(10)の第2の電極(12)とグランドとの間の電圧が閾値以上である否かを判定することにより、直流モータ(10)が停止しているか否かを判定する第2の判定手段(S100)と、を備え、
保護状態判定手段(S100、S110)は、制御回路(42)から制御端子(G)に出力される電圧レベルが所定値未満であると第1の判定手段(S110)が判定し、かつ直流モータ(10)が停止していると第2の判定手段(S100)が判定したとき、温度保護素子(34、34a、34b)が温度保護状態になっていると判定することを特徴とする。
請求項8に係る発明では、温度保護素子(34)は、制御回路(42)とスイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間に配置されており、
制御端子(G)とグランド側端子(S)との間に接続された抵抗素子(32c)を備え、
スイッチ素子(31、31a)の温度が正常温度であるときに、温度保護素子は、制御回路(42)とスイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間の電気抵抗値が高く、制御回路(42)の出力電圧によって制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電圧が変化することによりスイッチ素子(31、31a)が制御されるものであり、
スイッチ素子(31、31a)の温度が異常高温になると、温度保護素子は、制御回路(42)とスイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間の電気抵抗値が自動的に低くなり、制御回路(42)の出力電圧によって制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電圧が低くなることを抑制することによりスイッチ素子(31、31a)がバッテリから直流モータを通してグランドに電流を流すことを阻止するものであることを特徴とする。
請求項9に係る発明では、温度保護素子(34b)は、スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)とグランド側端子(S)との間に配置され、
制御回路(42)と制御端子(G)との間に接続された抵抗素子(32b)を備え、
スイッチ素子(31、31a)の温度が正常温度であるときに、温度保護素子が制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電気抵抗値が低く、制御回路(42)の出力電圧によって制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電圧が変化することによりスイッチ素子(31、31a)が制御されるものであり、
温度保護素子は、スイッチ素子(31、31a)の温度が異常高温になると、制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電気抵抗値が自動的に高くなり、制御回路(42)の出力電圧によって制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電圧が低くなることを抑制することによりスイッチ素子(31、31a)がバッテリから直流モータを通してグランドに電流を流すことを阻止することを特徴とする。
請求項10に係る発明では、温度保護素子(34a)は、制御回路(42)とスイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間に配置され、スイッチ素子(31、31a)の温度に基づいて制御回路(42)とスイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間を自動的に開閉し、
スイッチ素子(31、31a)の温度が正常温度であるときには、温度保護素子(34a)が制御回路(42)とスイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間を接続して、制御回路(42)の出力電圧によって制御端子(G)とグランド側端子(S)との間の電圧が変化することによりスイッチ素子(31、31a)が制御されるものであり、
スイッチ素子(31、31a)の温度が異常高温になると、温度保護素子が制御回路(42)とスイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間を開放して、制御回路(42)の出力電圧によりスイッチ素子(31、31a)がバッテリから直流モータを通してグランドに電流を流すことを阻止するものであることを特徴とする。
請求項11に係る発明では、第1、第2の判定手段(S110、S100)と停止手段(S120)とは、中央演算装置(43)によって実行されるコンピュータプログラムによって構成されていることを特徴とする。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
図1に本発明に係る車両空調装置用ブロアモータ10の駆動装置20の一実施形態の回路構成を示す。
本実施形態のブロアモータ10は、直流モータから構成されたもので、ファンを回転駆動する。ブロアモータ10の第1の電極11は、バッテリBaのプラス電極に接続され、ブロアモータ10の第2の電極12は、グランド側に接続されている。
駆動装置20は、ブロアモータ10の第1、第2の電極11、12の間の電圧を制御することにより、ブロアモータ10の回転数を制御する。
具体的には、駆動装置20は、パワートランジスタアッセンブリ30および電子制御装置40を備える。パワートランジスタアッセンブリ30は、電界効果型トランジスタ31、抵抗素子32a、32b、32c、コンデンサ33、およびPTCサーミスタ34を備える。
電界効果型トランジスタ31は、ゲート端子(図中Gと記す)とソース端子(図中Sと記す)との間の電圧(以下、ゲート/ソース間電圧Vgsという)に応じて、ブロアモータ10の第2の電極12とグランドとの間の電圧Vfbを制御する。
ここで、ブロアモータ10の第1、第2の電極11、12の間には、バッテリBaの出力電圧Vbから電圧Vfgを引いた電圧(=Vb−Vfg)が印加される。これにより、電界効果型トランジスタ31は、ゲート端子とソース端子との間のゲート/ソース間電圧Vgsに応じて、第1、第2の電極11、12の間の電圧を制御することになる。
なお、電界効果型トランジスタ31のドレイン端子(図中Dと記す)は、ブロアモータ10の第2の電極12に接続される制御端子を構成している。電界効果型トランジスタ31のソース端子(図中Sと記す)は、グランドに接続されているグランド側端子を構成している。
抵抗素子32aは、電界効果型トランジスタ31のドレイン端子と電子制御装置40の入力端子41aとの間に接続されている。入力端子41aには、ブロアモータ10の第2の電極12とグランドとの間の電圧Vfbが抵抗素子32aを介して与えられることになる。
抵抗素子32bは、PTCサーミスタ34とともに、電子制御装置40の出力端子41bと電界効果型トランジスタ31のゲート端子との間に接続されている。
PTCサーミスタ34は、電界効果型トランジスタ31の周辺に配置されている。PTCサーミスタ34は、PTCサーミスタ34自体の温度がキュリー温度付近に到達すると、電子制御装置40の出力端子41bと電界効果型トランジスタ31のゲート端子との間の電気抵抗値を急増させる素子である。
PTCサーミスタ34は、電子制御装置40の出力端子41bと電界効果型トランジスタ31のゲート端子との間の電気抵抗値を急増させることにより、後述するように、オペアンプ42の出力電圧に応じて電界効果型トランジスタ31のゲート端子とソース端子との間の電圧が変化することを抑制する。
PTCサーミスタ34は、電子制御装置40の出力端子41bと電界効果型トランジスタ31のゲート端子との間で、抵抗素子32bに対して直列接続されている。出力端子41bは、後述するように、電界効果型トランジスタ31を制御するための出力電圧Voを出力するための端子である。
なお、「PTC」は、Positive Temperature Coefficient(正温度特性)の略称である。
抵抗素子32cは、電界効果型トランジスタ31のゲート端子とソース端子との間に接続されている。コンデンサ33は、電界効果型トランジスタ31のゲート端子とドレイン端子との間に接続されている。
電子制御装置40は、オペアンプ(制御回路)42、CPU(中央演算装置)43、アナログ/デジタル変換器44a、44b、デジタル/アナログ変換器44c、およびスイッチ45から構成されている。
オペアンプ42は、+入力端子42a、−入力端子42b、および出力端子42cを備える。+入力端子42aには、目標値Vmが入力される。目標値Vmは、ブロアモータ10の第2の電極12とグランドとの間の電圧Vfbとの間の電圧の目標値を示す電圧である。
ここで、−入力端子42bには、電圧Vfbが入力される。オペアンプ42は、目標値Vmから電圧Vfbを引いた差分値ΔV(=Vm−Vfb)に係数kを掛けた値(ΔV×k)を出力端子42cから出力する。目標値Vmは、デジタル/アナログ変換器44cから出力される電圧である。このことにより、オペアンプ42は、差分値ΔVを小さくするための出力電圧Voを出力端子42cから出力することになる。
デジタル/アナログ変換器44cは、CPU43から出力されるデジタル信号としての目標値をアナログ信号に変換する。アナログ/デジタル変換器44aは、ブロアモータ10の第2の電極12とグランドとの間の電圧Vfbをデジタル信号に変換する。アナログ/デジタル変換器44bは、オペアンプ42の出力端子42cから出力される出力電圧Voをデジタル信号に変換する。
スイッチ45は、オペアンプ42の出力端子42cと電子制御装置40の出力端子41bとの間に接続され、出力端子42cと出力端子41bとの間を開閉する。本実施形態のスイッチ45として、トランジスタやリレーなどの各種のスイッチ素子が用いられる。
CPU43は、常時、バッテリBaの出力電圧から電力供給され、目標値を示すデジタル信号をデジタル/アナログ変換器44cに出力する処理以外に、アナログ/デジタル変換器44a、44bからの出力信号に基づいて、PTCサーミスタ34が温度保護状態であることを判定すると、電界効果型トランジスタ31を停止させて電界効果型トランジスタ31の異常温度上昇を抑える温度保護処理とを実行する。
ここで、PTCサーミスタ34の温度保護状態とは、オペアンプ42の出力電圧Voに応じて電界効果型トランジスタ31のゲート端子とソース端子との間の電圧が変化することをPTCサーミスタ34が抑制している状態のことである。目標値は、車室内温度、外気温などに基づいて、車室内温度を目標温度に近づけるように求められる。なお、目標値の算出方法は、周知であるため、その説明を省略する。
次に、本実施形態の作動について説明する。
まず、ブロアモータ10が正常である場合と、ブロアモータ10が故障している場合とに分けて説明する。
(1)ブロアモータ10が正常である場合について説明する。
まず、CPU43がスイッチ45に接続信号を出力する。これにより、スイッチ45がオペアンプ42の出力端子42cと電子制御装置40の出力端子41bとの間を接続する。
これに加えて、CPU43が目標値をデジタル/アナログ変換器44cに出力する。これに伴い、デジタル/アナログ変換器44cが目標値を示す電圧Vmをオペアンプ42の+入力端子42aに出力する。
すると、オペアンプ42は、+入力端子42aに入力される電圧Vmと−入力端子42bに入力される電圧Vfbの間の差分値ΔVを小さくするための出力電圧Voを出力端子42cから出力する。
ここで、電界効果型トランジスタ31のゲート端子とソース端子との間のゲート/ソース間電圧Vgsは、オペアンプ42の出力電圧Voによって決まる。
具体的には、PTCサーミスタ34の抵抗値をR1、抵抗素子32bの抵抗値をR2、抵抗素子32cの抵抗値をR3とすると、ゲート/ソース間電圧Vgsは、(Vo×R3)/(R1+R2+R3)になる。
ここで、電界効果型トランジスタ31から発生する熱がPTCサーミスタ34に伝わる。このため、PTCサーミスタ34の温度は、電界効果型トランジスタ31から発生する熱によって影響を受けるものの、ブロアモータ10および電界効果型トランジスタ31が正常である場合には、電界効果型トランジスタ31から発生する熱量は少ない。したがって、PTCサーミスタ34の温度はキュリー温度未満になり、PTCサーミスタ34の抵抗値R1は低くなっている。
したがって、オペアンプ42の出力電圧Voが高くなると、電界効果型トランジスタ31のゲート/ソース間電圧が高くなる。すると、バッテリBaからブロアモータ10および電界効果型トランジスタ31のドレイン/ソース間を通してグランドに流れる電流値が上がる。
これに伴い、電界効果型トランジスタ31のドレイン端子とソース端子との間の電圧(以下、ドレイン/ソース間電圧Vdsという)が低くなる。これに伴い、ブロアモータ10の第2の電極12とグランドとの間の電圧Vfbが低くなる。すると、ブロアモータ10の第1、第2の電極11、12の間の電圧が高くなり、ブロアモータ10の回転数が高くなる。
一方、オペアンプ42の出力電圧Voが低くなると、電界効果型トランジスタ31のゲート/ソース間電圧Vgsが低くなる。すると、バッテリBaからブロアモータ10および電界効果型トランジスタ31のドレイン/ソース間を通してグランドに流れる電流値が下がる。これに伴い、ドレイン/ソース間電圧Vdsが高くなる。これに伴い、ブロアモータ10の第2の電極12とグランドとの間の電圧Vfbが高くなる。すると、ブロアモータ10の第1、第2の電極11、12の間の電圧が低くなり、ブロアモータ10の回転数が低くなる。
以上により、オペアンプ42の出力電圧Voによって電界効果型トランジスタ31が制御されることにより、ブロアモータ10の第1、第2の電極11、12の間の電圧が制御されることになる。
(2)ブロアモータ10が故障している場合について図2、図3を参照して説明する。
図2は、CPU43のコンピュータプログラムを示すフローチャートである。
図3(a)は電界効果型トランジスタ31の温度(図中FETの温度と記す)を示すタイミングチャート、図3(b)はPTCサーミスタ34の温度(図中PTCの温度と記す)を示すタイミングチャート、図3(c)はPTCサーミスタ34の電気抵抗値(図中PTCの抵抗値と記す)を示すタイミングチャートである。図3(d)は電界効果型トランジスタ31のゲート/ソース端子間電圧(図中FETのゲート端子の電圧と記す)を示すタイミングチャート、図3(e)はブロアモータ10の第1、第2の電極11、12の間の電圧(図中モータ電極間電圧)を示すタイミングチャート、図3(f)はオペアンプ42の出力電圧Voを示すタイミングチャートである。
例えば、ブロアモータ10が故障してロック状態になると、バッテリBaのプラス電極からブロアモータ10および電界効果型トランジスタ31を通してグランドに大電流が流れる。このため、電界効果型トランジスタ31が異常高温になる(図3(a)参照)。
これに伴い、電界効果型トランジスタ31からの熱がPTCサーミスタ34に伝わり、PTCサーミスタ34の温度が上昇する。すると、PTCサーミスタ34の温度はキュリー温度Tkを越える(図3(b)参照)。これにより、PTCサーミスタ34の抵抗値R1が急上昇して非常に大きな値になる(図3(c)参照)。
ここで、ゲート/ソース間電圧Vgsは、(Vo×R3)/(R1+R2+R3)になるものの、PTCサーミスタ34の抵抗値R1が無限大に近づくと、出力電圧Voに関わらず、ゲート/ソース間電圧は、零に近い値になる(図3(d)参照)。
このように、PTCサーミスタ34は、オペアンプ42の出力電圧Voに応じてゲート/ソース間電圧Vgsが変化することを阻止する温度保護状態に、自動的に遷移する。
これに伴い、ブロアモータ10の第2の電極12とグランドとの間の電圧Vfbは、バッテリBaの出力電圧Vbとほぼ等しい値になる。そして、ブロアモータ10の第1、第2の電極11、12の間の電圧は、低い値になる(図3(e)参照)。
以上により、PTCサーミスタ34は、オペアンプ42の出力電圧Voに応じてブロアモータ10が制御されることを阻止することになる。これに伴い、ブロアモータ10は停止することになる。
ここで、オペアンプ42は、+入力端子42aに入力される目標値Vmと−入力端子42bに入力される電圧Vfbの間の差分値ΔVを小さくするために、出力電圧Voを上昇させる。
以上により、PTCサーミスタ34がゲート/ソース間電圧の変化を抑制する温度保護状態になっているにも関わらず、オペアンプ42の出力電圧Voが上昇することになる。
これに対し、CPU43は、次のように、オペアンプ42の出力電圧Voの出力を停止させるためのコンピュータプログラムを、図2のフローチャートにしたがって、実行する。コンピュータプログラムは、イグニッションスイッチIGのオン、外部信号、内部タイマーなどにより、開始される。
まず、ステップS100において、アナログ/デジタル変換器44aの出力信号に基づき、ブロアモータ10の第2の電極12とグランドとの間の電圧Vfbが第1の閾値Vth1より以上であるか否かを判定することにより、ブロアモータ10が停止しているか否かを判定する。
このとき、電圧Vfbが第1の閾値Vth1より以上であるときには、ブロアモータ10が停止しているとして、YESと判定する。
次に、ステップS110において、アナログ/デジタル変換器44bの出力信号に基づき、オペアンプ42の出力電圧Voが第2の閾値Vth2以上であるか否かを判定する。
ここで、第2の閾値Vth2は、ブロアモータ10が正常である状態で、ブロアモータ10を駆動する際にオペアンプ42が電界効果型トランジスタ31のゲート端子に出力する出力電圧Voの最大値である。
このとき、オペアンプ42の出力電圧Voが第2の閾値Vth2以上であるときには、ステップS110においてYESと判定する。すなわち、オペアンプ42としては、ブロアモータ10を駆動しようとしていると判定することになる。
以上のように、ステップS100、S110においてYESと判定すると、PTCサーミスタ34がゲート/ソース間電圧Vgsの変化を抑制してオペアンプ42により電界効果型トランジスタ31が制御されることを阻止する温度保護状態に遷移していると判定することになる。
これに伴い、ステップS120に進んで、オペアンプ42の出力電圧Voを停止するための停止信号をスイッチ45に出力する。これに伴い、スイッチ45が、オペアンプ42の出力端子42cと電子制御装置40の出力端子41bとの間を開放する。このため、オペアンプ42の出力電圧Voが電界効果型トランジスタ31のゲート端子に出力されることが停止される。
このため、電界効果型トランジスタ31がオフする。すなわち、オペアンプ42の出力電圧Voに応じて電界効果型トランジスタ31が通電動作することが阻止される。これに伴い、バッテリBaのプラス電極からブロアモータ10および電界効果型トランジスタ31を通して電流が流れなくなる。このため、電界効果型トランジスタ31の温度が低下する(図3(a)参照)。
これに伴い、電界効果型トランジスタ31からPTCサーミスタ34に伝わる熱量が減る。このため、PTCサーミスタ34の温度が低下して、PTCサーミスタ34の温度はキュリー温度Tk未満になる(図3(b)参照)。これに伴い、PTCサーミスタ34の抵抗値R1は低下する(図3(c)参照)。
しかし、上述の如く、スイッチ45が、オペアンプ42の出力端子42cと電子制御装置40の出力端子41bとの間を開放しているので、電界効果型トランジスタ31のオフが維持される。その後、イグニッションスイッチIGをオフ状態にすると、CPU43は停止信号の出力を停止することになる。
以上説明した本実施形態によれば、 ゲート端子とソース端子との間の電圧に応じてバッテリBaからブロアモータ10を通してグランドに流れる電流を制御することにより、第2の電極12とグランドとの間の電圧を制御する電界効果型トランジスタ31と、電界効果型トランジスタ31のゲート端子に電圧を出力して第2の電極12とグランドとの間の電圧を目標電圧に近づけるように電界効果型トランジスタ31を制御することにより、ブロアモータ10の第1、第2の電極11、12の間の電圧を制御するオペアンプ42と、電界効果型トランジスタ31の周囲に配置され、電界効果型トランジスタ31の温度が正常温度のとき、オペアンプ42の出力電圧によって電界効果型トランジスタ31が制御される状態にするPTCサーミスタ34と、を備える。
電界効果型トランジスタ31の温度が異常高温になると、PTCサーミスタ34は、電界効果型トランジスタ31から発生する熱に基づき、オペアンプ42の出力電圧によって電界効果型トランジスタ31がバッテリBaからブロアモータ10を通してグランドに電流を流すことを阻止する温度保護状態に自動的に遷移する。
CPU43は、ブロアモータ10の第2の電極12とグランドとの間の電圧と、オペアンプ42の出力電圧とに基づいて、PTCサーミスタ34が温度保護状態になっているか否かを判定し、PTCサーミスタ34が温度保護状態になっていると判定したときに、停止信号をスイッチ45に出力する。これにより、オペアンプ42の出力端子42cと電界効果型トランジスタ31のゲート端子との間が開放される。このため、オペアンプ42から電界効果型トランジスタ31のゲート端子に電圧が出力されることを停止される。したがって、電界効果型トランジスタ31の温度が下がっても、電界効果型トランジスタ31が断続的な通電動作を行うことを回避することができる。
ここで、CPU43が停止信号を出力しない構成になっている場合について説明する。
例えば、ブロアモータ10がロック状態になると、電界効果型トランジスタ31の温度(図4(a)中FETの温度と記す)が上がり異常高温になると、PTCサーミスタ34の温度(図4(b)中PTCの温度と記す)が上昇する。その後、PTCサーミスタ34の抵抗値R1(図4(c)中PTCの抵抗値と記す)は急上昇して、ゲート/ソース間電圧(図4(d)中FETのゲート端子電圧と記す)は、零に近い値になる。
これに伴い、電界効果型トランジスタ31がオフする。このため、ブロアモータ10の第1、第2の電極11、12の間の電圧(図4(e)中モータ電極間電圧と記す)は、低い値になる。すると、オペアンプ42の出力電圧Vo(図4(f)参照)が上昇することになる。
その後、電界効果型トランジスタ31の温度が低下して、PTCサーミスタ34の温度が低下する。すると、PTCサーミスタ34の抵抗値R1はキュリー温度Tk以下になる。
すると、ゲート/ソース間電圧は、オペアンプ42の出力電圧Voに応じて、上昇する。これに伴い、電界効果型トランジスタ31が通電動作し始める。このため、バッテリBaのプラス電極からブロアモータ10および電界効果型トランジスタ31を通してグランドに大電流が流れる。このため、電界効果型トランジスタ31が異常高温になる。
その後、電界効果型トランジスタ31およびPTCサーミスタ34の状態が、「電界効果型トランジスタ31の異常高温」→「PTCサーミスタ34の抵抗値R1の急上昇」→「電界効果型トランジスタ31のオフ」→「PTCサーミスタ34の抵抗値R1の下降」→「電界効果型トランジスタ31の異常高温」の順に遷移する。
これに伴い、電界効果型トランジスタ31が通電動作と停止とを繰り返し、図5に示すグラフAのように、ドレイン/ソース間には電流が断続的に流れる。このため、電界効果型トランジスタ31が断続的な通電動作を行うことになり、電界効果型トランジスタ31にストレスが蓄積されることになる。
なお、図5に示すグラフA〜Dは実験データを示すもので、グラフBは、ドレイン/ソース間電圧、グラフCは、PTCサーミスタ34の温度、グラフDは、電界効果型トランジスタ31の温度、グラフEは、電界効果型トランジスタ31の放熱フィンの温度である。
これに対し、本実施形態によれば、CPU43は、上述の如く、PTCサーミスタ34が温度保護状態になっていると判定したときに、オペアンプ42の出力電圧Voが電界効果型トランジスタ31のゲート端子に出力されることを停止する停止信号を出力する。
このため、電界効果型トランジスタ31の温度が低下してPTCサーミスタ34の抵抗値R1が下降しても、電界効果型トランジスタ31が停止状態を維持することになる。したがって、電界効果型トランジスタ31が断続的な通電動作を行うことを回避できるので、電界効果型トランジスタ31にストレスが蓄積されることを抑制する。
また、パワートランジスタアッセンブリ30において、PTCサーミスタ34が温度保護状態に到達して電界効果型トランジスタ31を停止させたら、その停止状態を維持するラッチ回路を設けることも考えられるものの、パワートランジスタアッセンブリ30の回路の複雑化やコストアップを招く可能性がある。
これに対し、本実施形態では、CPU43は、上述の如く、PTCサーミスタ34が温度保護状態になると、オペアンプ42の出力電圧Voが電界効果型トランジスタ31のゲート端子に出力されることを停止する停止信号を出力する。このため、パワートランジスタアッセンブリ30の回路の複雑化やコストアップを招くことを防ぐことができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、本発明に係る温度保護素子としてPTCサーミスタ34を用いた例を示したが、これに代えて、本発明に係る温度保護素子として、図6に示すバイメタル式スイッチ34aを用いてもよい。
バイメタル式スイッチ34aは、熱膨張率が異なる二枚の金属板を貼り合わせて構成され感温部と、二枚の金属板の曲がり方の変化によって開閉するスイッチ素子から構成されている。
ここで、電界効果型トランジスタ31の温度が異常高温になると、バイメタル式スイッチ34aが電子制御装置40の出力端子41bと電界効果型トランジスタ31のゲート端子との間を開放して、オペアンプ42の出力電圧によって電界効果型トランジスタ31のゲート端子とソース端子との間の電圧が変化することを抑制する。
さらに電界効果型トランジスタ31の温度が正常温度に戻ると、バイメタル式スイッチ34aが電子制御装置40の出力端子41bと電界効果型トランジスタ31のゲート端子との間を接続して、オペアンプ42の出力電圧によって電界効果型トランジスタ31のゲート端子とソース端子との間の電圧が変化する状態に復帰する。
さらに、本発明に係る温度保護素子として、図7に示すように、PTCサーミスタ34に代えてNTCサーミスタ34bを用いてもよい。
NTCサーミスタ34bは、電界効果型トランジスタ31のゲート端子とソース端子との間で抵抗素子32cに対して並列接続されている。NTCサーミスタ34bは、温度の上昇に対して抵抗が減少するサーミスタである。なお、「NTC」は、Negative Temperature Coefficient(負温度特性)の略称である。
まず、抵抗素子32bの抵抗値をR2、抵抗素子32cの抵抗値をR3、NTCサーミスタ34bの抵抗値をR4とし、抵抗素子32cとNTCサーミスタ34bとの合成抵抗RGは((R3×R4)/(R3+R4))になる。さらに、電界効果型トランジスタ31のゲート/ソース端子間電圧は、(Vo×RG/(R2+RG))になる。
電界効果型トランジスタ31の温度が正常であるとき、NTCサーミスタ34bの温度が低くなる。すると、NTCサーミスタ34bの抵抗値が高い状態になる。このため、出力電圧Voによってゲート/ソース端子間電圧が変化することができる。このため、出力電圧Voによって電界効果型トランジスタ31が制御されることになる。
一方、電界効果型トランジスタ31の温度が異常高温であるとき、NTCサーミスタ34bの温度が高くなる。すると、NTCサーミスタ34bの抵抗値が低い状態になる。このため、出力電圧Voに関わらず、ゲート/ソース端子間電圧が極めて小さくなる。よって、出力電圧Voに応じてゲート/ソース端子間電圧が変化することが抑制される。このため、出力電圧Voによって電界効果型トランジスタ31が制御されることが抑制される。
上述の実施形態では、スイッチ素子として、ゲート端子(G)とソース端子(S)との間の電圧が高くなるほど、ブロアモータ10の第2の電極12とグランドとの間の電圧Vfbが低下して第1、第2の電極11、12の間の電圧を上昇させる電界効果型トランジスタ31を用いたが、これに代えて、次のようなスイッチ素子を用いてもよい。
例えば、ゲート端子(G)とソース端子(S)との間の電圧が低くなるほど、ブロアモータ10の第2の電極12とグランドとの間の電圧Vfbが低下して第1、第2の電極11、12の間の電圧を上昇させる電界効果型トランジスタ31を用いてもよい。
この場合、(1)、(2)、(3)のように本発明に係る温度保護素子を配置する。
(1) 図1の回路構成において、温度保護素子として、PTCサーミスタ34に代わるNTCサーミスタ34を用いる。
NTCサーミスタ34は、オペアンプ42と電界効果型トランジスタ31のゲート端子Gとの間に配置されている。まず、電界効果型トランジスタ31が異常高温になると、電界効果型トランジスタ31からの熱がNTCサーミスタ34に伝わり、NTCサーミスタ34の温度が上昇する。すると、NTCサーミスタ34の温度がキュリー温度Tkを上回る。これにより、NTCサーミスタ34の抵抗値R1が急下降して非常に小さな値になる。
ここで、ゲート/ソース間電圧Vgsは、(Vo×R3)/(R1+R2+R3)になるものの、NTCサーミスタ34の抵抗値R1が非常に小さくなると、出力電圧Voに関わらず、ゲート/ソース間電圧は、大きな値になる。このように、NTCサーミスタ34は、オペアンプ42の出力電圧Voに応じてゲート/ソース間電圧Vgsが変化することを抑制して電界効果型トランジスタ31が通電動作することを阻止する温度保護状態に自動的に遷移する。
一方、電界効果型トランジスタ31の温度が正常温度であるときに、NTCサーミスタ34の抵抗値R1が自動的に高くなる。ゲート/ソース間電圧Vgsは、(Vo×R3)/(R1+R2+R3)になる。これに伴い、ゲート/ソース間電圧Vgsは、オペアンプ42の出力電圧によって変化する。このため、オペアンプ42の出力電圧によって電界効果型トランジスタ31が制御される状態になる。これに伴い、ブロアモータ10の第1、第2の電極11、12の間の電圧が制御されることになる。
(2) 図7の回路構成において、温度保護素子として、NTCサーミスタ34bに代わるPTCサーミスタ34bを用いる。
抵抗素子32bの抵抗値をR2、抵抗素子32cの抵抗値をR3、PTCサーミスタ34bの抵抗値をR4とし、抵抗素子32cとNTCサーミスタ34bとの合成抵抗RGは((R3×R4)/(R3+R4))になる。さらに、電界効果型トランジスタ31のゲート/ソース端子間電圧は、(Vo×RG/(R2+RG))になる。
電界効果型トランジスタ31の温度が正常であるとき、PTCサーミスタ34bの温度が低くなる。すると、PTCサーミスタ34bの抵抗値が低い状態になる。このため、出力電圧Voによってゲート/ソース端子間電圧が変化することができる。このため、出力電圧Voによって電界効果型トランジスタ31が制御されることになる。
一方、電界効果型トランジスタ31の温度が異常高温であるとき、PTCサーミスタ34bの温度が高くなる。すると、PTCサーミスタ34bの抵抗値が高い状態になる。このため、出力電圧Voに関わらず、ゲート/ソース端子間電圧が極めて高くなる。よって、出力電圧Voに応じてゲート/ソース端子間電圧が変化することが抑制される。このため、出力電圧Voによって電界効果型トランジスタ31が制御されることが阻止される。
(3)また、上述と同様に、電子制御装置40の出力端子41bと電界効果型トランジスタ31のゲート端子との間を開閉するバイメタル式スイッチ34aを用いてもよい。
また、ゲート/ソース間電圧Vgsが低くなるほど、ドレイン/ソース間電圧Vds(ブロアモータ10の第2の電極12とグランドとの間の電圧Vfg)が低下する電界効果型トランジスタ31を用いる場合には、CPU43は、次のように、温度保護素子(PTCサーミスタ34、またはNTCサーミスタ34b)が温度保護状態になっているか否かを判定する。
まず、ステップS100において、電圧Vfbが第1の閾値Vth1より以上であるときには、ブロアモータ10が停止しているとして、YESと判定する。
次に、ステップS110において、アナログ/デジタル変換器44bの出力信号に基づき、オペアンプ42の出力電圧Voが第3の閾値Vth3未満であるか否かを判定する。
ここで、第3の閾値Vth3は、ブロアモータ10が正常である状態で、ブロアモータ10を駆動する際にオペアンプ42が電界効果型トランジスタ31のゲート端子に出力する出力電圧Voの最小値である。
このとき、オペアンプ42の出力電圧Voが第3の閾値Vth3未満であるときには、ステップS110においてYESと判定する。このように、ステップS100、S110においてYESと判定すると、温度保護素子が温度保護状態になっていると判定する。
上述の第実施形態は、本発明に係るスイッチ素子として電界効果型トランジスタを用いる例を示したが、これに代えて、本発明に係るスイッチ素子として、図8のバイポーラ型のトランジスタ31aを用いてもよい。
上述の第実施形態は、オペアンプ42から電界効果型トランジスタ31のゲート端子Gに電圧が出力されることを停止させるための停止信号をスイッチ45に出力した例を示したが、これに代えて、CPU43がデジタル/アナログ変換器44cを介してオペアンプ42の+入力端子42aに停止信号を目標値Vmとして出力してもよい。この場合、目標値Vmとしては、ブロアモータ10を停止させるための目標値(具体的には、バッテリBaの出力電圧Vb以上の電圧値)が用いられる。
上述の第実施形態は、本発明に係る制御回路をオペアンプ42により構成した例を示したが、これに代えて、本発明に係る制御回路をマイクロコンピュータおよびそのコンピュータプログラムにより構成してもよい。
上述の実施形態では、本発明に係る直流モータの駆動装置を車両空調装置用ブロアモータ10の駆動装置20に適用した例を示したが、これに代えて、各種の機器に、本発明に係る直流モータの駆動装置を適用してもよい。
本発明の第1実施形態における駆動装置の構成を示す図である。 図1のCPUの制御処理を示すフローチャートである。 電界効果型トランジスタの温度、ゲート/ソース端子間電圧、PTCサーミスタの温度、電気抵抗値、およびブロアモータ10の電極間電圧を示すタイミングチャートである。 従来の駆動装置における、電界効果型トランジスタの温度、ゲート/ソース端子間電圧、PTCサーミスタの温度、電気抵抗値、およびブロアモータ10の電極間電圧を示すタイミングチャートである。 電界効果型トランジスタの温度、ドレイン/ソース端子間電流、PTCサーミスタの温度などを示す実験データを示す図である。 第1実施形態におけるパワートランジスタアッセンブリの第1の変形例を示す図である。 第1実施形態におけるパワートランジスタアッセンブリの第2の変形例を示す図である。 第1実施形態におけるパワートランジスタアッセンブリの第3の変形例を示す図である。
符号の説明
10 ブロアモータ
20 駆動装置
30 パワートランジスタアッセンブリ
31 電界効果型トランジスタ
32a 抵抗素子
32b 抵抗素子
32c 抵抗素子
33 コンデンサ
34 PTCサーミスタ
40 電子制御装置
42 オペアンプ
43 CPU
44a アナログ/デジタル変換器
44b アナログ/デジタル変換器
44c デジタル/アナログ変換器
45 スイッチ

Claims (11)

  1. バッテリ側に第1の電極(11)が接続され、かつ第2の電極(12)がグランド側に接続されている直流モータ(10)の前記第1、第2の電極の間の電圧を制御することにより、前記直流モータ(10)を制御する直流モータの駆動装置であって、
    前記直流モータ(10)の前記第2の電極(12)とグランドとの間に配置され、かつ制御端子(G)と前記グランド側に接続されるグランド側端子(S)との間の電圧に応じて前記バッテリから前記直流モータを通してグランドに流れる電流を制御することにより、前記第2の電極(12)と前記グランドとの間の電圧を制御するスイッチ素子(31、31a)と、
    前記スイッチ素子(31、31a)の前記制御端子(G)に電圧を出力して前記第2の電極(12)とグランドとの間の電圧を目標電圧に近づけるように前記スイッチ素子(31、31a)を制御することにより、前記直流モータ(10)の前記第1、第2の電極の間の電圧を制御する制御回路(42)と、
    前記スイッチ素子(31、31a)の周囲に配置され、前記スイッチ素子(31、31a)の温度が正常温度のとき、前記制御回路(42)の出力電圧によって前記スイッチ素子(31、31a)が制御される状態にする温度保護素子(34、34a、34b)と、を備え、
    前記スイッチ素子(31、31a)の温度が異常高温になると、前記温度保護素子は、前記スイッチ素子から発生する熱に基づき、前記制御回路(42)の出力電圧によって前記スイッチ素子(31、31a)が前記バッテリから前記直流モータを通してグランドに電流を流すことを阻止する温度保護状態に自動的に遷移し、
    前記直流モータ(10)の前記第2の電極(12)とグランドとの間の電圧と、前記制御回路(42)の出力電圧とに基づいて、前記温度保護素子(34、34a、34b)が前記温度保護状態になっているか否かを判定する保護状態判定手段(S100、S110)と、
    前記温度保護素子(34、34a、34b)が前記温度保護状態になっていると前記保護状態判定手段(S100、S110)が判定したときには、前記制御回路(42)から前記スイッチ素子(31、31a)に電圧が出力されることを停止させるための停止信号を出力する停止手段(S120)と、を備えることを特徴とする直流モータの駆動装置。
  2. 前記スイッチ素子(31、31a)は、前記制御回路(42)から前記制御端子(G)に出力される電圧が高くなるほど、前記バッテリから前記直流モータを通してグランドに流れる電流値を上げて、前記第2の電極(12)とグランドとの間の電圧を下げるものであることを特徴とする請求項1に記載の直流モータの駆動装置。
  3. 前記保護状態判定手段(S100、S110)は、
    前記制御回路(42)から前記制御端子(G)に出力される電圧レベルが所定値以上であるか否かを判定する第1の判定手段(S110)と、
    前記直流モータ(10)の前記第2の電極(12)とグランドとの間の電圧が閾値以上である否かを判定することにより、前記直流モータ(10)が停止しているか否かを判定する第2の判定手段(S100)と、を備え、
    前記保護状態判定手段(S100、S110)は、前記制御回路(42)から前記制御端子(G)に出力される電圧レベルが所定値以上であると前記第1の判定手段(S110)が判定し、かつ前記直流モータ(10)が停止していると前記第2の判定手段(S100)が判定したとき、前記温度保護素子(34、34a、34b)が前記温度保護状態になっていると判定することを特徴とする請求項2に記載の直流モータの駆動装置。
  4. 前記温度保護素子(34)は、前記制御回路(42)と前記スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間に配置されており、
    前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間に接続された抵抗素子(32c)を備え、
    前記スイッチ素子(31、31a)の温度が正常温度であるときに、前記温度保護素子は、前記制御回路(42)と前記スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間の電気抵抗値が低く、前記制御回路(42)の出力電圧によって前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電圧が変化することにより前記スイッチ素子(31、31a)が制御されるようになっており、
    前記スイッチ素子(31、31a)の温度が異常高温になると、前記温度保護素子は、前記制御回路(42)と前記スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間の電気抵抗値が自動的に高くなり、前記制御回路(42)の出力電圧によって前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電圧が高くなることを抑制することにより前記スイッチ素子(31、31a)が前記バッテリから前記直流モータを通してグランドに電流を流すことを阻止するものであることを特徴とする請求項2に記載の直流モータの駆動装置。
  5. 前記温度保護素子(34b)は、前記スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間に配置され、
    前記制御回路(42)と前記制御端子(G)との間に接続された抵抗素子(32b)を備え、
    前記スイッチ素子(31、31a)の温度が正常温度であるときに、前記温度保護素子が前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電気抵抗値が高く、前記制御回路(42)の出力電圧によって前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電圧が変化することにより前記スイッチ素子(31、31a)が制御されるようになっており、
    前記スイッチ素子(31、31a)の温度が異常高温になると、前記温度保護素子は、前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電気抵抗値が自動的に低くなり、前記制御回路(42)の出力電圧によって前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電圧が高くなることを抑制することにより前記スイッチ素子(31、31a)が前記バッテリから前記直流モータを通してグランドに電流を流すことを阻止するものであることを特徴とする請求項2に記載の直流モータの駆動装置。
  6. 前記スイッチ素子(31、31a)は、前記制御回路(42)から前記制御端子(G)に出力される電圧が低くなるほど、前記バッテリから前記直流モータを通してグランドに流れる電流値を上げて、前記直流モータ(10)の前記第2の電極(12)とグランドとの間の電圧を下げるものであることを特徴とする請求項1に記載の直流モータの駆動装置。
  7. 前記保護状態判定手段(S100、S110)は、
    前記制御回路(42)から前記制御端子(G)に出力される電圧レベルが所定値未満であるか否かを判定する第1の判定手段(S110)と、
    前記直流モータ(10)の前記第2の電極(12)とグランドとの間の電圧が閾値以上である否かを判定することにより、前記直流モータ(10)が停止しているか否かを判定する第2の判定手段(S100)と、を備え、
    前記保護状態判定手段(S100、S110)は、前記制御回路(42)から前記制御端子(G)に出力される電圧レベルが所定値未満であると前記第1の判定手段(S110)が判定し、かつ前記直流モータ(10)が停止していると前記第2の判定手段(S100)が判定したとき、前記温度保護素子(34、34a、34b)が前記温度保護状態になっていると判定することを特徴とする請求項6に記載の直流モータの駆動装置。
  8. 前記温度保護素子(34)は、前記制御回路(42)と前記スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間に配置されており、
    前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間に接続された抵抗素子(32c)を備え、
    前記スイッチ素子(31、31a)の温度が正常温度であるときに、前記温度保護素子は、前記制御回路(42)と前記スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間の電気抵抗値が高く、前記制御回路(42)の出力電圧によって前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電圧が変化することにより前記スイッチ素子(31、31a)が制御されるものであり、
    前記スイッチ素子(31、31a)の温度が異常高温になると、前記温度保護素子は、前記制御回路(42)と前記スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間の電気抵抗値が自動的に低くなり、前記制御回路(42)の出力電圧によって前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電圧が低くなることを抑制することにより前記スイッチ素子(31、31a)が前記バッテリから前記直流モータを通してグランドに電流を流すことを阻止するものであることを特徴とする請求項6に記載の直流モータの駆動装置。
  9. 前記温度保護素子(34b)は、前記スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間に配置され、
    前記制御回路(42)と前記制御端子(G)との間に接続された抵抗素子(32b)を備え、
    前記スイッチ素子(31、31a)の温度が正常温度であるときに、前記温度保護素子が前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電気抵抗値が低く、前記制御回路(42)の出力電圧によって前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電圧が変化することにより前記スイッチ素子(31、31a)が制御されるものであり、
    前記温度保護素子は、前記スイッチ素子(31、31a)の温度が異常高温になると、前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電気抵抗値が自動的に高くなり、前記制御回路(42)の出力電圧によって前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電圧が低くなることを抑制することにより前記スイッチ素子(31、31a)が前記バッテリから前記直流モータを通してグランドに電流を流すことを阻止することを特徴とする請求項6に記載の直流モータの駆動装置。
  10. 前記温度保護素子(34a)は、前記制御回路(42)と前記スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間に配置され、前記スイッチ素子(31、31a)の温度に基づいて前記制御回路(42)と前記スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間を自動的に開閉し、
    前記スイッチ素子(31、31a)の温度が正常温度であるときには、前記温度保護素子(34a)が前記制御回路(42)と前記スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間を接続して、前記制御回路(42)の出力電圧によって前記制御端子(G)と前記グランド側端子(S)との間の電圧が変化することにより前記スイッチ素子(31、31a)が制御されるものであり、
    前記スイッチ素子(31、31a)の温度が異常高温になると、前記温度保護素子が前記制御回路(42)と前記スイッチ素子(31、31a)の制御端子(G)との間を開放して、前記制御回路(42)の出力電圧により前記スイッチ素子(31、31a)が前記バッテリから前記直流モータを通してグランドに電流を流すことを阻止するものであることを特徴とする請求項2または6に記載の直流モータの駆動装置。
  11. 前記第1、第2の判定手段(S110、S100)と前記停止手段(S120)とは、中央演算装置(43)によって実行されるコンピュータプログラムによって構成されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の直流モータの駆動装置。
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