JP2010103365A - Method of manufacturing heat exchanger - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、主に直交流の変換を行うインバーターの冷却に用いられる熱交換器の技術分野に属する。 The present invention belongs to the technical field of heat exchangers used mainly for cooling inverters that perform cross-flow conversion.
従来では、比較的板厚が厚いベースプレートの表側に、インナーフィンを載置し、インナーフィンを覆うケーシングを配置し、ろう付けによりベースプレート、インナーフィン、ケーシングを接合している。そして、ベースプレートの裏側へ電子部品等を取り付けて、内部に冷却水を流して冷却を行っている(例えば、特許文献1。)。
従来にあっては、ケーシング側は強度がベースプレートより低く、電子部品等の取付けや、構造支持に適さないものであった。これに対して、電子部品等の被冷却物の設置に寄与するよう強度のある構造にするため、肉厚構造にすると、ろう付けが困難になるという問題があった。 Conventionally, the casing side is lower in strength than the base plate, and is not suitable for mounting electronic parts or the like or for supporting the structure. On the other hand, there is a problem that brazing becomes difficult if a thick structure is used to make the structure strong enough to contribute to the installation of an object to be cooled such as an electronic component.
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、構造部材としての機能を高める熱交換器にでき、内部の冷却フィンと、2体構造の部材を良好に接合することができる熱交換器の製造方法を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to the above-mentioned problems, and the object of the present invention is to make a heat exchanger that enhances the function as a structural member, and to improve the internal cooling fin and the two-body structure member. It is providing the manufacturing method of the heat exchanger which can be joined.
上記目的を達成するため、本発明では、アッパーケースとロワケースを接合して内部に流路を形成し、前記流路には熱交換する表面積を広くする冷却フィンを設け、前記流路に冷媒を流して接触させた被冷却物と熱交換する熱交換器において、前記冷却フィンは、波形状の帯状板であり、アッパーケースとロワケースの部材の少なくとも一方の部材と前記冷却フィンをろう付けで接合するろう付け接合工程と、接合した前記冷却フィンを流路内部に配置させるように、アッパーケースとロワケースを摩擦攪拌接合する摩擦攪拌接合工程と、を備えたことを特徴とする。 In order to achieve the above object, in the present invention, an upper case and a lower case are joined to form a flow path inside, a cooling fin for increasing a surface area for heat exchange is provided in the flow path, and a refrigerant is supplied to the flow path. In the heat exchanger for exchanging heat with the object to be cooled that has flowed into contact, the cooling fin is a corrugated belt-like plate, and at least one of the upper case member and the lower case member is joined to the cooling fin by brazing. And a friction stir welding step in which the upper case and the lower case are friction stir welded so that the joined cooling fins are disposed inside the flow path.
よって、本発明にあっては、構造部材としての機能を高める熱交換器にでき、内部の冷却フィンと、2体構造の部材を良好に接合することができる。 Therefore, in this invention, it can be set as the heat exchanger which improves the function as a structural member, and an internal cooling fin and the member of 2 body structure can be joined favorably.
以下、本発明の熱交換器の製造方法を実現する実施の形態を、請求項1,3に係る発明に対応する実施例1と、請求項1,2に係る発明に対応する実施例2と、請求項1,3,4に係る発明に対応する実施例3〜実施例6に基づいて説明する。
Hereinafter, an embodiment for realizing a method for manufacturing a heat exchanger according to the present invention will be described as Example 1 corresponding to the inventions according to
まず、熱交換器の構成を説明する。
図1は実施例1の熱交換器にパワーモジュールを取り付けてインバーターで用いる状態を示す説明断面図である。図2は実施例1の熱交換器にパワーモジュールを取り付けてインバーターで用いる状態の説明分解図である。
実施例1では、車両の駆動に用いるインバーターにおいて、電源供給を行うパワーモジュール1を熱交換器2により冷却する。まず、パワーモジュール1と熱交換器2との組付け構造について説明する。熱交換器2の各部の詳細構造については後述する。なお、パワーモジュール1は例えば電源供給を行う電池を内蔵したものでも、電源供給を行う回路部分であってもよい。また、インバータ回路部分であってもよい。
First, the configuration of the heat exchanger will be described.
FIG. 1 is an explanatory cross-sectional view showing a state in which a power module is attached to the heat exchanger of Example 1 and used in an inverter. FIG. 2 is an explanatory exploded view of a state in which a power module is attached to the heat exchanger of Example 1 and used in an inverter.
In the first embodiment, a
実施例1では、パワーモジュール1は図1に示すように左右に2対のものである。そのため、熱交換器2はこれに対応して内部の冷却部を左右に2対で内蔵する構造にしている。
この熱交換器2では、ロワケース5の流路部52の開口端となる上端部に、基準面51から矩形に凹んだ部分を嵌合部56として設け、そこにアッパーケース4の矩形板状部分を嵌合させるようにし、流路21を形成しない重なり部分で摩擦攪拌接合を行うように、摩擦攪拌接合部22を設けるようにする。
In the first embodiment, the
In this
この嵌合では、アッパーケース4の下面に突出するように設けられている放熱フィン3が、ロワケース5の流路部52内に収容されるようにし、アッパーケース4の上面とロワケース5の上面である基準面51がパワーモジュール1を載置する面を構成する。
そして、摩擦攪拌接合工法により、水密性のある流路21を形成するように、アッパーケース4とロワケース5を接合する。
摩擦攪拌接合は、例えば特開2002−210570公報に示すように、2つの被接合部材の合わせ部分にピンを回転させながら移動することにより、摩擦熱により母材を攪拌させる接合方法である。これにより溶かし込み材や余肉を有することなく接合を行える。
In this fitting, the
And the
Friction stir welding is a joining method in which a base material is agitated by frictional heat, for example, as shown in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-210570, by moving a pin to a mating portion of two members to be joined. Thereby, it can join, without having a melting material and surplus.
このようにして、内部に放熱フィン3を備えた流路21を形成した熱交換器2のアッパーケース4の上面に、パワーモジュール1を載せるように配置する。
パワーモジュール1には締結用孔11を設けておくようにし、アッパーケース4の締結用孔11と重なる位置には貫通孔41を設けておくようにし、ロワケース5の締結用孔11と重なる位置にはねじ孔55を設けておくようにする。
そして、ボルト6を締結用孔11と貫通孔41に貫通させ、ねじ孔55に締結するようにして、パワーモジュール1を熱交換器2に取り付ける。すると、パワーモジュール1の底面がアッパーケース4の上面に面接した状態となる。
これにより熱交換器2でパワーモジュール1の底面を冷却する構造となる。
In this way, the
The
Then, the
As a result, the
次に熱交換器の各部の詳細構造について説明する。
図3は実施例1の熱交換器の一部の平面図である。図4は実施例1の熱交換器の一部の正面図である。図5は図1のA−A断面図である。
熱交換器2は、放熱フィン3、アッパーケース4、ロワケース5を主要な構成とし、図3〜図5に示す流路21に冷却水を流すことにより冷却を行うものである。なお、以下の熱交換器2の詳細説明においては、説明上、パワーモジュール1に対応して2対に設ける構造のうち、一方のみを説明し、同様の構造であるため他方の説明を省略する。
Next, the detailed structure of each part of the heat exchanger will be described.
FIG. 3 is a plan view of a part of the heat exchanger according to the first embodiment. FIG. 4 is a partial front view of the heat exchanger according to the first embodiment. FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
The
図6は実施例1の放熱フィンが設けられたアッパーケースの一部の平面図である。図7は実施例1の放熱フィンが設けられたアッパーケースの一部の正面図である。
放熱フィン3は、アッパーケース4の下面に設けられたもので、波形状の帯状板であり、アッパーケース4の下面にろう付けにより接合されている。
この放熱フィン3は、アッパーケース4に対して、非常に薄い帯状板であり、波形状に成形したものである。材質としては、アルミを挙げておく。ろう付用のクラッド材であってもよい。
そして、放熱フィン3のアッパーケース4の下面への配置は、図3、図4に示すように、同じ方向で所定の間隔、形状で複数配置されたものである。
FIG. 6 is a plan view of a part of the upper case provided with the heat dissipating fins of the first embodiment. FIG. 7 is a front view of a part of the upper case provided with the heat dissipating fins of the first embodiment.
The
The radiating
And as shown to FIG. 3, FIG. 4, the arrangement | positioning to the lower surface of the
なお、放熱フィン3は均一な板厚で、波形状により熱交換する表面積を広くすることにより熱交換を促進する。アルミ板の場合には、高い伝熱性によりさらに熱交換を促進する。
アッパーケース4は、矩形板状のアルミ部材であり、下面には放熱フィン3が複数配列して設けられる。そして、放熱フィン3が設けられている範囲が、冷却水の流路21の上壁となる。
The radiating
The
図8は実施例1の熱交換器のロワケースの平面図である。
ロワケース5は、矩形板状の上面を基準面51とし、基準面51から矩形に凹んだ部分を嵌合部56として設ける。そして、この嵌合部56の上面からさらに凹むようにして流路部52が形成されている。流路部52は、長手方向に伸びる直進部521と、曲がり部522からなり、蛇行する流れとなる形状である。
ここで、実施例1の放熱フィン3は、流路部52の直進部521に収容される部分のみに設けるものとし、曲がり部522に収容される部分には設けないようにする。
FIG. 8 is a plan view of the lower case of the heat exchanger according to the first embodiment.
The
Here, the
さらにロワケース5には、図8において正面側となる側面から内部の流路部52の始端部及び終端部と連通する連通路53,54を設けるようにし、冷却水の取り入れ口、排出口とする。
また、流路部52を蛇行させるよう流路を仕切るロワケース5の部分は、図8に示すように、直線状に設けるのみでなく、直線を途中で斜めにし、次の直線に移る言わばオフセットするように設けて、冷却水の流量や流速を変更する部分を設けるようにすればよい。
なお、実施例1において、熱交換器2は2組の冷却構造を有するので、流路21を連結して2組で一つの連通路53,54を備える構造にしてもよい。
Further, the
Further, as shown in FIG. 8, the portion of the
In the first embodiment, the
作用を説明する。
[良好な接合を得る作用]
(ろう付け接合工程)
実施例1の熱交換器におけるアッパーケース4と放熱フィン3の接合、アッパーケース4とロワケース5の接合について説明する。
(放熱フィン3とアッパーケース4のろう付工程)
実施例1の熱交換器では、概略を図2のろう付け部分101、詳細を図6、図7に示すように、波形状の帯状板をアッパーケース4の下面にろう付けにより接合する。
ろう材は、放熱フィン3のろう付け箇所に塗布、接着するようにしてもよいし、予め放熱フィン3の材料に被覆してクラッド材としたものであってもよい。
そして、アッパーケース4に放熱フィン3を図6に示すように配置した後、所定温度の炉内を通過させることにより、ろう材を溶融させて、放熱フィン3とアッパーケース4を接合する。このろう付けの温度は、600℃程度である。
The operation will be described.
[Action to obtain a good bond]
(Brass joining process)
The joining of the
(Brazing process of radiating
In the heat exchanger of the first embodiment, a corrugated belt-like plate is joined to the lower surface of the
The brazing material may be applied and adhered to the brazed portion of the radiating
And after arrange | positioning the
(摩擦攪拌接合工程)
図9は実施例1の熱交換器の摩擦攪拌接合を行う状態を示す説明図である。
実施例1では、Al製放熱フィン3がAl−Siろう材で、ろう付けされたAl製アッパーケース4を、放熱フィン3が、ロワケース5の流路部52内に収容されるように、ロワケース5の嵌合部56に嵌合させるようにし、摩擦攪拌接合を接合部に行う。そのため、アッパーケース4とロワケース5の一方、または両方を軽量化、生産性の優れたアルミダイキャスト製としても、溶接時の高温割れや、ブローホールの溶接時の膨れ(膨張・破裂)等を生じることがなく、良好な水密性を得る。
摩擦攪拌接合は、接合とともにシールも可能であることから、パッキン、Oリング、液状ガスケット等のシール材や取り付け用ネジ等を省くことが可能となり、部品点数削減と組み付け加工工数低減を得ることになる。
(Friction stir welding process)
FIG. 9 is an explanatory diagram illustrating a state in which the friction stir welding of the heat exchanger according to the first embodiment is performed.
In the first embodiment, the
Since friction stir welding can be sealed together with bonding, it is possible to omit seal materials such as packing, O-rings, and liquid gaskets, mounting screws, etc., and to reduce the number of parts and assembly man-hours. Become.
また、摩擦攪拌接合は、接合時の発生温度を低く抑えることができ、且つ加工温度に曝される部位を少なくすることができるために熱歪みが少なく、アッパーケース4及びロワケース5の歪みを無視できるレベルにすることが可能となる。
この摩擦攪拌接合における接合時の温度は450℃程度となる。上記説明したろう付温度の600℃程度に比較して温度が低い。また、温度差は大きい。
また、摩擦攪拌接合により450℃程度となる過熱部位は攪拌部周辺のみである。
In addition, the friction stir welding can suppress the generated temperature at the time of welding and can reduce the number of parts exposed to the processing temperature, so there is little thermal distortion, and the distortion of the
The temperature at the time of joining in this friction stir welding is about 450 ° C. The temperature is lower than the brazing temperature described above, which is about 600 ° C. Moreover, the temperature difference is large.
Moreover, the overheated part which becomes about 450 degreeC by friction stir welding is only around a stirring part.
そのため、アッパーケース4と放熱フィン3のろう付接合部分を再溶融させることがなく、ろう付部分の再溶融による不具合を生じることがない。
このように、実施例1の熱交換器では、アッパーケース4と放熱フィン3の接合をろう付けにより行い、その後にアッパーケース4とロワケース5の摩擦攪拌接合を行うことによりろう付け部分に影響を与えることなく、接合品質の維持が可能となる。
Therefore, the brazed joint portion between the
As described above, in the heat exchanger of Example 1, the
実施例1の作用を明確化するためにさらに説明を加える。
アッパーケース4とロワケース5の構造部材としての機能を高めるようロワケース5をアルミダイキャスト製の肉厚な部材とし、アッパーケース4をパワーモジュール1の支持を行えるよう比較的肉厚な部材にし、内部に放熱フィン3を備えるよう接合を行うには、以下の方法を考えることができる。
図10は2回目のろう付を行う場合の説明図である。
まず、図7に示すように、アッパーケース4と放熱フィン3をろう付けにより接合し、接合したアッパーケース4と放熱フィン3をロワケース5に図10に示すように組み合わせる。
Further explanation will be added to clarify the operation of the first embodiment.
The
FIG. 10 is an explanatory diagram when the second brazing is performed.
First, as shown in FIG. 7, the
アッパーケース4とロワケース5の接合部分には、ろう材を配置し、所定温度の炉内を通過させるようにしてろう材を溶融させ、ろう付けを行う(図10のろう付け部分102参照)。
つまり2回のろう付を行う
しかしながら、1回目のろう付けも、2回目のろう付けも近くて高い温度となるために、2回目のろう付けのために高温にした際、1回目のろう付けのろう材が不必要に溶け出し、放熱フィン3のフィン間の目詰まりが生じる問題がある。
A brazing material is disposed at a joint portion between the
In other words, the brazing is performed twice. However, since the first brazing and the second brazing are close to each other and the temperature is high, the first brazing is performed at a high temperature for the second brazing. There is a problem that the brazing filler metal melts unnecessarily and clogs between the fins of the radiating
これに対して実施例1では、アッパーケース4とロワケース5の接合を摩擦攪拌接合で行うため、ろう付けの温度に対して充分に低い温度での接合となり放熱フィン3のろう付けのろう材が不必要に溶け出すことがない。
On the other hand, in Example 1, since the
また、次のような方法を考えることもできる。
図11は放熱フィン3、アッパーケース4、ロワケース5のろう付けを同時に行う場合を示す説明図である。
放熱フィン3をアッパーケース4とロワケース5の内部にろう材とともに配置して組み合わせる。且つ、アッパーケース4とロワケース5の接合部分にろう材を配置し、図11に示す状態にして、所定温度内の炉内を通過させるようにして、ろう付けを行う。
つまり、放熱フィン3とアッパーケース4のろう付けと、アッパーケース4とロワケース5のろう付けを同時に行う方法である(図11のろう付け部分103参照)。
The following method can also be considered.
FIG. 11 is an explanatory view showing a case where the radiating
The radiating
That is, this is a method in which the radiating
しかしながら、アッパーケース4及びロワケース5が肉厚な部材であるために、内部の放熱フィン3のろう付け部分と、アッパーケース4とロワケース5のろう付け部分の温度差が均一化せず、良好なろう付けが困難となる。
これに対して実施例1では、放熱フィン3とアッパーケース4の接合と、アッパーケース4とロワケース5の接合を別工程で行うために、ろう付けは良好な温度状態で行われる。
However, since the
On the other hand, in Example 1, since joining of the
また、次のような方法を考えることもできる。
図12はアッパーケース4、ロワケース5の接合を溶接により行う場合を示す説明図である。
まず、図7に示すように、アッパーケース4と放熱フィン3をろう付けにより接合し、接合したアッパーケース4と放熱フィン3をロワケース5に図12に示すように組み合わせる。
そして、アッパーケース4とロワケース5の接合部分を溶接接合する方法である(図12の溶接部分104参照)。
The following method can also be considered.
FIG. 12 is an explanatory view showing a case where the
First, as shown in FIG. 7, the
And it is the method of welding the joining part of the
ロワケース5のように凹形状の流路部52を備える肉厚な部材を製造するには、アルミダイキャストが生産性、軽量化の点から適している。
しかしながら、アルミダイキャストを用い、溶接により接合しようとすると、高温で割れが生じる、ダイキャスト時に発生するブローホールが溶接時に膨張、破裂する等の問題があり溶接に不適で、水密性の悪化を招く。
In order to manufacture a thick member having a concave
However, when aluminum die cast is used and joining is attempted by welding, there are problems such as cracks occurring at high temperatures and blowholes generated during die casting expanding and bursting during welding, making them unsuitable for welding and reducing water tightness. Invite.
これに対して実施例1では、アッパーケース4とロワケース5の接合を摩擦攪拌接合で行うため、アルミダイキャストを用いても、溶接時の高温割れや、ブローホールの溶接時の膨れ(膨張・破裂)等を生じることがなく、良好な水密性を得る。
On the other hand, in Example 1, since the
[パワーモジュールの冷却作用]
実施例1の熱交換器2の冷却作用について、以下に説明する。
実施例1の熱交換器2では、連通路53に冷却水を注入し,連通路54から冷却水を排水させる。この冷却水は、例えばインバーターが車両の駆動に用いられるものとすれば、空調システムや駆動用モータ冷却システム、あるいは別個に設けられる冷却システムから冷却水を得るようにし、供給される冷却水が冷却に有効な状態になるよう循環されるものとする。実施例1では冷却水として説明するが、冷媒であればよい。
[Power module cooling]
The cooling action of the
In the
冷却水は連通路53から流路21のロワケース5の直進部521の部分を直進する。この直進部521の部分では、放熱フィン3により表面積広く熱交換が行われ、熱交換が促進される。また、この直進部521の部分では、放熱フィン3により複数の小流路が並列し、互いの小流路同士はあまり流通しない状態となる。
そして、流路21のロワケース5の曲がり部522の部分では、放熱フィン3が設けられていない部分であるので、曲がり部522の形状によりほぼ180°、流れの向きが変わる。そして、次の直進部521の部分へと流れる。このようにして、冷却水は蛇行して流れ、多くの水量が流れつつ流路21内にあることにより、そして放熱フィン3により広い面積と接触することにより効率よく冷却が行われる。
The cooling water goes straight from the
Since the
また、冷却の際には、アッパーケース側の上面に冷却対象物であるパワーモジュール1が面接していることになる。そのため、放熱フィン3の冷却はろう付けにより熱伝達よく接合しているアッパーケース4の上面で行われることになり、非常に効率がよい。
また、放熱フィン3を波形状の帯状板とすることにより、広い表面積で熱伝導率を行い、必要最低限の厚みにすることが可能である。また、形状の自由度も高い。そのため、通水抵抗の低減を図る放熱フィン3の形状にすることができる。
Further, at the time of cooling, the
In addition, by using the radiating
[構造部材としての機能を高める作用]
実施例1の熱交換器は、図1〜4に示すように、肉厚なロワケース5とロワケース5よりは薄いアッパーケース4により、全体で厚みのある板形状となることにより、アッパーケース側に被冷却体(パワーモジュール1)を取り付け、且つ支持を行う。
必要に応じて、ロワケース側をさらに設置や支持に用いることも可能である。実施例1では冷却効率から、放熱フィン3を接合し、且つ冷却水までの距離、つまり厚みの薄いアッパーケース側へ被冷却体(パワーモジュール1)を取り付ける。
このように、実施例1の熱交換器は、強度高く、パワーモジュール1の設置のための支持を兼ねる構造部材としての機能を高めている。
[Action to enhance the function as a structural member]
As shown in FIGS. 1 to 4, the heat exchanger according to the first embodiment has a thick
If necessary, the lower case side can be further used for installation and support. In the first embodiment, from the viewpoint of cooling efficiency, the
As described above, the heat exchanger according to the first embodiment has high strength and has an improved function as a structural member that also serves as a support for installing the
次に、効果を説明する。
実施例1の熱交換器の製造方法にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)アッパーケース4とロワケース5を接合して内部に流路21を形成し、流路21には熱交換する表面積を広くする放熱フィン3を設け、流路21に冷媒を流して接触させたパワーモジュール1と熱交換する熱交換器2において、放熱フィン3は、波形状の帯状板であり、アッパーケース4とロワケース5の部材の少なくとも一方の部材と放熱フィン3をろう付けで接合するろう付け接合工程と、接合した放熱フィン3を流路内部に配置させるように、アッパーケース4とロワケース5を摩擦攪拌接合する摩擦攪拌接合工程を備えたため、構造部材としての機能を高める熱交換器2にでき、内部の放熱フィン3と、アッパーケース4とロワケース5を良好に接合することができる。
Next, the effect will be described.
In the manufacturing method of the heat exchanger of Example 1, the effects listed below can be obtained.
(1) The
(3)上記(1)において、ロワケース5の上面にアッパーケース4を嵌合する嵌合部56を形成し、さらにその中央側に嵌合部56からさらに凹形状で流路部52を形成し、略平面板形状のアッパーケース4を嵌合部56に嵌合することで、流路を形成し、摩擦攪拌接合工程は、流路より外側位置で、アッパーケース4の周縁部分でロワケース5との接合を行うため、摩擦攪拌接合の位置が、ろう付け部分に近接せず、離れた位置で行われるようにするために、摩擦攪拌接合の過熱部分の温度が、ろう付け部分にさらに影響しないようにできる。
(3) In the above (1), the
実施例2の熱交換器の製造方法は、波形状の放熱フィンを圧縮変形させた状態でろう付けを行うようにした例である。
まず構成を説明する。
図13は実施例2の熱交換器の組付け前の状態を示す説明図である。図14は実施例2の熱交換器のろう付け後の状態を示す説明図である。
実施例2では、ロワケース5の嵌合部56からの流路部52の深さを深さhとする。そして、放熱フィン3の厚さを厚さHとする。言い換えると、ロワケース5の放熱フィン3を収容する高さを深さhとし、放熱フィン3の波形状の波高さを厚さHとする(図13参照)。
そして、厚さHが深さhより大きくなる寸法にしておく。
放熱フィン3の厚さ方向の上下端部には、ろう材を塗布等により施すようにする。
The manufacturing method of the heat exchanger of Example 2 is an example in which brazing is performed in a state where a wave-shaped heat radiation fin is compressed and deformed.
First, the configuration will be described.
FIG. 13 is an explanatory diagram illustrating a state before the heat exchanger according to the second embodiment is assembled. FIG. 14 is an explanatory diagram illustrating a state after brazing of the heat exchanger according to the second embodiment.
In Example 2, the depth of the
The thickness H is set to be larger than the depth h.
A brazing material is applied to the upper and lower ends of the radiating
作用を説明する。
[良好な接合を得る作用]
実施例2では、放熱フィン3をロワケース5の流路部52に載置し、上方からアッパーケース4をロワケース5の嵌合部56に組み合わせる。
すると、放熱フィン3は、厚さがHからhとなるように波形状を変形する。この状態では、放熱フィン3の厚さ方向の上下端は、アッパーケース4とロワケース5に接触している。
The operation will be described.
[Action to obtain a good bond]
In the second embodiment, the radiating
Then, the
そして、この状態で、所定温度の炉内を通過させるようにして、ろう材を溶融させ、ろう付けを行う(図14のろう付け部分105参照)。
ロワケース5が厚みを持つことにより、伝熱性は、解放状態で行えるアッパーケース4のみへのろう付けより条件は厳しくなるが、放熱フィン3の部分のみのろう付けであるため、ろう付けは良好に行われる。
In this state, the brazing material is melted and brazed so as to pass through a furnace at a predetermined temperature (see brazing
Due to the thickness of the
このようにして放熱フィン3を接合した後、実施例1と同様に摩擦攪拌接合によりアッパーケース4とロワケース5の接合を行う。
これにより、良好にアッパーケース4とロワケース5の接合は、ろう付け部分に影響を与えることがない。
実施例2では、放熱フィン3がろう付けにより、アッパーケース4とロワケース5の両方に接合し、より伝熱性がよくなり、冷却性能が向上する。
また、ロワケース5側へもパワーモジュール1などの冷却の対象となる部材を取り付けても良好な冷却性能を得る。
After joining the
Thereby, the joining of the
In the second embodiment, the
Even if a member to be cooled such as the
この熱伝導性の向上は、放熱フィン3の厚さHを、収容される流路部52の高さhより大きくすることにより、圧縮された状態でろう付けされるため、上下に隙間を生じてしまうことがなく、確実に上下でアッパーケース4とロワケース5の両方に接触した状態となる。
This improvement in thermal conductivity is caused by brazing in a compressed state by making the thickness H of the radiating
効果を説明する。
実施例1の熱交換器の製造方法にあっては、上記(1)の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(2)上記(1)において、ろう付け接合工程の前の自由状態の放熱フィン3は、アッパーケース4とロワケース5で形成する流路の高さhよりも、波形状の高さHを高くした形状とし、ろう付け接合工程では、アッパーケース4とロワケース5を合わせるようにして、放熱フィン3の波形状が変形するように圧縮した状態でろう付けを行うため、放熱フィン3の波高さ方向の両端を確実にアッパーケース4とロワケース5に接触させ、冷却性能を向上させる熱交換器を製造できる。
その他作用効果は実施例1と同様であるので説明を省略する。
Explain the effect.
In the heat exchanger manufacturing method according to the first embodiment, the following effects can be obtained in addition to the effect (1).
(2) In the above (1), the radiating
Since other functions and effects are the same as those of the first embodiment, description thereof is omitted.
実施例3は、放熱フィン31に乱流発生部を形成した例である。
構成を説明する。
図15は実施例3の熱交換器の放熱フィンの説明斜視図である。図16は実施例3の熱交換器の放熱フィンの一部断面説明図である。
実施例3では、放熱フィン31に乱流発生部7を設けている。
乱流発生部7は、切欠窓311及び312、堰部313,314からなる。
実施例3では、波板形状の放熱フィン31に対して、上下から切刃で挟み込むようにして加工を行い、図15、図16に示すように、開口として切欠窓311及び312を形成する。なお、この切欠窓311及び312は、ろう付け工程のろう付け箇所以外に形成されるようにする。
The third embodiment is an example in which a turbulent flow generation portion is formed in the
The configuration will be described.
FIG. 15 is an explanatory perspective view of heat radiating fins of the heat exchanger according to the third embodiment. FIG. 16 is a partial cross-sectional explanatory view of the heat dissipating fin of the heat exchanger of the third embodiment.
In the third embodiment, the turbulent
The turbulent
In the third embodiment, the corrugated radiating
例えば、波の山の頂点、波の谷の最下点の部分には形成しないようにし、ろう付けが一様で容易に行えるようにする。ろう付け箇所は、上下端のうち一方でも両方であってもよい。
この切欠窓311及び312を形成する加工の際には、削ぎ落とされる部分の材料が移動することにより板厚方向に厚くなる部分を切欠窓311及び312との境部分に形成し、堰部313,314とする。
その他構成は実施例1、実施例2と同様であるので、説明を省略する。
For example, it should not be formed at the apex of the wave peak or the lowest point of the wave valley so that brazing can be performed uniformly and easily. The brazing point may be either one or both of the upper and lower ends.
In the process of forming the
Since other configurations are the same as those in the first and second embodiments, description thereof is omitted.
作用を説明する。
[熱交換性能の向上作用]
放熱フィン31に、乱流発生部7として、切欠窓311及び312が形成されることにより、流路21を流れる冷媒は、隣りの流れに分流、合流することが促進される。また、その際には、堰部313,314に流れが衝突して乱される。これにより、波板形状により分流された流れが整流されることにより境界層が形成されることを抑制する。そのため、熱交換性能が向上する。
また、流れの分流、合流によって、流路21の全体での冷却が均一に行われる。
The operation will be described.
[Improvement of heat exchange performance]
By forming the
Further, the entire flow path 21 is uniformly cooled by the flow diversion and merging.
効果を説明する。
実施例3の熱交換器の製造方法では、上記(1),(3)に加えて、以下の効果を有する。
(4)上記(1)又は(3)において、放熱フィン31に乱流発生部7として、切欠窓311及び312を形成したため、流れの境界層の形成を抑制するよう冷媒の流れを乱し、熱交換性能が向上する熱交換器を製造することができる。
その他作用効果は実施例1、実施例2と同様であるので、説明を省略する。
その他作用効果は、実施例1、実施例2と同様であるので説明を省略する。
Explain the effect.
In addition to the above (1) and (3), the method for manufacturing the heat exchanger of Example 3 has the following effects.
(4) In the above (1) or (3), since the
Since other functions and effects are the same as those of the first and second embodiments, the description thereof is omitted.
Other functions and effects are the same as those in the first and second embodiments, and thus description thereof is omitted.
実施例4は、放熱フィン32に乱流発生部を形成した例である。
構成を説明する。
図17は実施例4の熱交換器の放熱フィンの説明斜視図である。
実施例4では、放熱フィン32に乱流発生部7を設けている。
乱流発生部7は、放熱フィン32の波部を波部321と波部322で形成して構成される。
実施例4では、放熱フィン32を、波板形状の一つの波が、波部321と波部322を交互に隣接させる構成にし、波部321と波部322の隣接が相互にオフセットする構成にする。このオフセットは交互になることにより、例えば、波部321を例に説明すると、図17において、波部321が左に凸形状となっている場合には、その右側は凹形状となる。波部322も同様である。つまり流路21としては、右側の壁面が凹凸するとともに、左側の壁面が、右側が凹なら左が凸、右側が凸なら左が凹となるように凹凸する。
The fourth embodiment is an example in which a turbulent flow generating portion is formed in the
The configuration will be described.
FIG. 17 is an explanatory perspective view of heat radiating fins of the heat exchanger according to the fourth embodiment.
In the fourth embodiment, the turbulent
The turbulent
In the fourth embodiment, the
また、波形状は上下に平面を有し、これを平坦部32a,32bとし、この平坦部32a,32bを傾斜面で接続する台形状の波形状とする。
この放熱フィン32は、板部材をプレス加工して形成するものとする。そして、平坦部32a,32bの一方又は両方をろう付けするものとする。
その他構成は、実施例1、実施例2と同様であるので説明を省略する。
Further, the wave shape has a flat top and bottom, which are
The radiating
Since other configurations are the same as those of the first and second embodiments, the description thereof is omitted.
作用を説明する。
[熱交換性能の向上作用]
実施例4では、放熱フィン32が、乱流発生部7として、波部321と波部322が相互にオフセットする形状にしたことにより、流路21を流れる冷媒は、側壁の凸部、凹部に衝突しながら流れることになる。これにより流れが乱され、波板形状により分流された流れが整流されることにより境界層が形成されることを抑制する。そのため、熱交換性能が向上する。
The operation will be described.
[Improvement of heat exchange performance]
In the fourth embodiment, the radiating
効果を説明する。
実施例4の熱交換器の製造方法では、上記(1),(3)に加えて、以下の効果を有する。
(5)上記(1)又は(3)において、放熱フィン31は、乱流発生部7として、波部321と波部322を相互にオフセットする形状を形成したため、流れの境界層の形成を抑制するよう冷媒の流れを乱し、熱交換性能が向上する熱交換器を製造することができる。
その他作用効果は実施例1、実施例2と同様であるので、説明を省略する。
Explain the effect.
In addition to the above (1) and (3), the method for manufacturing the heat exchanger of Example 4 has the following effects.
(5) In the above (1) or (3), the radiating
Since other functions and effects are the same as those of the first and second embodiments, the description thereof is omitted.
実施例5は、放熱フィン33に乱流発生部を形成した例である。
構成を説明する。
図18は実施例5の熱交換器の放熱フィンの説明斜視図である。図19は実施例5の熱交換器の方熱フィンの一部説明断面図である。
実施例5では、放熱フィン33に乱流発生部7を設けている。
乱流発生部7は、放熱フィン33に形成したディンプル部331からなる。
放熱フィン33には、図18、図19に示すように小さな凹凸形状のディンプル部331を多数設ける。その配置には、整列した配置、交互な配置、ランダムな配置がある。
The fifth embodiment is an example in which a turbulent flow generation portion is formed in the radiating
The configuration will be described.
FIG. 18 is an explanatory perspective view of heat radiating fins of the heat exchanger of the fifth embodiment. FIG. 19 is a partial cross-sectional view of the heat fins of the heat exchanger according to the fifth embodiment.
In the fifth embodiment, the turbulent
The turbulent
As shown in FIGS. 18 and 19, the
なお、波形状の波の山の頂点部分、波の谷の最下点部分には、ディンプル部331を配置しないようにし、ろう付けが良好に、且つ容易に行えるようにする。
このディンプル部331は、波形状の加工時に設けるようにしてもよいし、波形状の加工後に設けるようにしてもよい。例としては、波形状をローラーにより成形する際、そのローラーに小さな凸部を設けて、転写するように、塑性加工することを挙げておく。
その他構成は、実施例1、実施例2と同様であるので説明を省略する。
It should be noted that the
The
Since other configurations are the same as those of the first and second embodiments, the description thereof is omitted.
作用を説明する。
[熱交換性能の向上作用]
実施例5では、放熱フィン33が、乱流発生部7として、ディンプル部331を備えるため、流路21を流れる冷媒は、ディンプル部331衝突し、流れを乱されることになる。これにより、波板形状により分流された流れが整流されることにより境界層が形成されることを抑制する。そのため、熱交換性能が向上する。
The operation will be described.
[Improvement of heat exchange performance]
In the fifth embodiment, since the radiating
効果を説明する。
実施例5の熱交換器の製造方法では、上記(1),(3)に加えて、以下の効果を有する。
(6)上記(1)又は(3)において、放熱フィン33は、乱流発生部7として、ディンプル部331を形成したため、流れの境界層の形成を抑制するよう冷媒の流れを乱し、熱交換性能が向上する熱交換器を製造することができる。
その他作用効果は実施例1、実施例2と同様であるので、説明を省略する。
Explain the effect.
In addition to the above (1) and (3), the method for manufacturing the heat exchanger of Example 5 has the following effects.
(6) In the above (1) or (3), since the radiating
Since other functions and effects are the same as those of the first and second embodiments, the description thereof is omitted.
実施例6は、放熱フィン34に乱流発生部を形成した例である。
構成を説明する。
図20は実施例6の熱交換器の放熱フィンの説明斜視図である。
実施例6では、放熱フィン34に乱流発生部7を設けている。
乱流発生部7は、放熱フィン34に形成したルーバ部341からなる。
放熱フィン34は、その波板形状をギアの間に板状部材を通過させるようにして成形する際に、ギアに設けた複数の刃が、一部を切り起すようにして、複数の切り起し部分が整列したルーバ部341が形成される。
なお、図20では、手前側にルーバ部341を示しているが、奥側にも対称形状で設けられているものとする。
その他構成は、実施例1、実施例2と同様であるので、説明を省略する。
The sixth embodiment is an example in which a turbulent flow generating portion is formed in the radiating
The configuration will be described.
FIG. 20 is an explanatory perspective view of heat radiating fins of the heat exchanger according to the sixth embodiment.
In the sixth embodiment, the turbulent
The turbulent
When the
In FIG. 20, the
Since other configurations are the same as those of the first and second embodiments, the description thereof is omitted.
作用を説明する。
[熱交換性能の向上作用]
実施例6では、放熱フィン34にルーバ部341が形成されているため、流路21を流れる冷媒は、ルーバ部341の切り起し部分に衝突して、流れを乱される。そして一部は隣りの流れに分流、合流する。これにより、波板形状により分流された流れが整流されることにより境界層が形成されることを抑制する。そのため、熱交換性能が向上する。
The operation will be described.
[Improvement of heat exchange performance]
In Example 6, since the
効果を説明する。
実施例6の熱交換器の製造方法では、上記(1),(3)に加えて、以下の効果を有する。
(7)上記(1)又は(3)において、放熱フィン34は、乱流発生部7として、ルーバ部341を形成したため、流れの境界層の形成を抑制するよう冷媒の流れを乱し、熱交換性能が向上する熱交換器を製造することができる。
その他作用効果は実施例1、実施例2と同様であるので、説明を省略する。
Explain the effect.
In addition to the above (1) and (3), the method for manufacturing the heat exchanger of Example 6 has the following effects.
(7) In the above (1) or (3), since the radiating
Since other functions and effects are the same as those of the first and second embodiments, the description thereof is omitted.
以上、本発明の熱交換器の製造方法を実施例1〜実施例6に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。 As mentioned above, although the manufacturing method of the heat exchanger of this invention has been demonstrated based on Example 1- Example 6, about a specific structure, it is not restricted to these Examples, Each of a claim Design changes and additions are permitted without departing from the scope of the claimed invention.
(他の実施例)
例えば熱交換器は、流路形状や放熱フィンの数、配置、形状が他のものであってもよい。
パワーモジュール及び熱交換器の冷却構造は、1組であっても、3組以上であってもよい。
(Other examples)
For example, the heat exchanger may be other in the shape of the flow path and the number, arrangement, and shape of the radiating fins.
The cooling structure of the power module and the heat exchanger may be one set or three or more sets.
1 パワーモジュール
11 締結用孔
2 熱交換器
21 流路
22 摩擦攪拌接合部
3 放熱フィン
31 放熱フィン
311,312 切欠窓
313,314 堰部
32 放熱フィン
321 波部
322 波部
32a,32b 平坦部
33 放熱フィン
331 ディンプル部
34 放熱フィン
341 ルーバ部
4 アッパーケース
41 貫通孔
5 ロワケース
51 基準面
52 流路部
521 直進部
522 曲がり部
53 連通路
54 連通路
55 ねじ孔
56 嵌合部
6 ボルト
7 乱流発生部
101 ろう付け部分
102 (2回目の)ろう付け部分
103 ろう付け部分
104 溶接部分
105 ろう付け部分
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記冷却フィンは、波形状の帯状板であり、
アッパーケースとロワケースの部材の少なくとも一方の部材と前記冷却フィンをろう付けで接合するろう付け接合工程と、
接合した前記冷却フィンを流路内部に配置させるように、アッパーケースとロワケースを摩擦攪拌接合する摩擦攪拌接合工程と、
を備えたことを特徴とする熱交換器の製造方法。 The upper case and the lower case are joined to form a flow path inside, and the flow path is provided with cooling fins that increase the surface area for heat exchange, and heat exchange is performed with an object to be cooled that is brought into contact with the flow path through the coolant. In the heat exchanger that
The cooling fin is a corrugated strip.
A brazing joining step of joining at least one member of the upper case and the lower case member and the cooling fin by brazing;
A friction stir welding step of friction stir welding the upper case and the lower case so as to arrange the joined cooling fins inside the flow path;
A method of manufacturing a heat exchanger, comprising:
前記ろう付け接合工程の前の自由状態の前記冷却フィンは、
前記アッパーケースと前記ロワケースで形成する流路の高さhよりも、波形状の高さHを高くした形状とし、
前記ろう付け接合工程では、前記アッパーケースと前記ロワケースを合わせるようにして、前記放熱フィンの波形状が変形するように圧縮した状態でろう付けを行う、
ことを特徴とする熱交換器の製造方法。 In the manufacturing method of the heat exchanger of Claim 1,
The cooling fin in a free state before the brazing joining process is
The wave shape height H is made higher than the flow path height h formed by the upper case and the lower case,
In the brazing and joining step, brazing is performed in a state where the upper case and the lower case are combined and compressed so that the wave shape of the radiating fin is deformed.
The manufacturing method of the heat exchanger characterized by the above-mentioned.
前記ロワケースの上面に前記アッパーケースを嵌合する凹部を形成し、さらにその中央側に前記凹部からさらに凹形状で流路部分を形成し、
略平面板形状の前記アッパーケースを前記凹部に嵌合することで、前記流路を形成し、
前記摩擦攪拌接合工程は、前記流路より外側位置で、前記アッパーケースの周縁部分でロワケースとの接合を行う、
ことを特徴とする熱交換器の製造方法。 In the manufacturing method of the heat exchanger of Claim 1 or Claim 2,
Forming a recess for fitting the upper case on the upper surface of the lower case, and further forming a flow path portion in a concave shape from the recess at the center side thereof;
By fitting the substantially flat plate-shaped upper case into the recess, the flow path is formed,
In the friction stir welding step, the outer case is joined to the lower case at a peripheral portion of the upper case at a position outside the flow path.
The manufacturing method of the heat exchanger characterized by the above-mentioned.
前記冷却ファンに、冷媒の流れを乱す乱流発生部を形成した、
ことを特徴とする熱交換器の製造方法。 In the manufacturing method of the heat exchanger of any one of Claims 1-3,
In the cooling fan, a turbulent flow generation part that disturbs the flow of the refrigerant is formed,
The manufacturing method of the heat exchanger characterized by the above-mentioned.
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