JP2010103290A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、半導体装置のコストを低減できると共に、半導体装置の歩留まりを向上させることのできる半導体装置の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】絶縁材25の上面25Aに半導体チップ13,14を接着し、次いで、絶縁材25の上面25Aに半導体チップ13,14を覆う第1の絶縁層26を形成し、次いで、第1の絶縁層26に電極パッド73,74,78,79を露出する開口部28,29,32,33を形成し、次いで、開口部28,29,32,33に電極パッド73,74,78,79と接触する第1の導電膜91を形成し、その後、検査装置の端子93を第1の導電膜91の上面91Aに接触させて半導体チップ13,14の電気的検査を行い、この結果に基づいて、半導体チップ13,14が良品か否かの判定を行う。
【選択図】図15
【解決手段】絶縁材25の上面25Aに半導体チップ13,14を接着し、次いで、絶縁材25の上面25Aに半導体チップ13,14を覆う第1の絶縁層26を形成し、次いで、第1の絶縁層26に電極パッド73,74,78,79を露出する開口部28,29,32,33を形成し、次いで、開口部28,29,32,33に電極パッド73,74,78,79と接触する第1の導電膜91を形成し、その後、検査装置の端子93を第1の導電膜91の上面91Aに接触させて半導体チップ13,14の電気的検査を行い、この結果に基づいて、半導体チップ13,14が良品か否かの判定を行う。
【選択図】図15
Description
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、配線基板と、配線基板に内蔵された半導体チップと、を備えた半導体装置の製造方法に関する。
従来、配線基板と、配線基板に内蔵された半導体チップとを備えた半導体装置がある(図1参照)。
図1は、従来の半導体装置の断面図である。
図1を参照するに、従来の半導体装置200は、配線基板201と、半導体チップ202とを有する。
配線基板201は、配線基板本体205と、絶縁層208,213と、配線パターン207,211とを有する。配線基板本体205は、複数の積層された絶縁層(図示せず)と、複数の積層された絶縁層(図示せず)に形成された配線パタン(図示せず)とを有した構成とされている。
配線パターン207は、配線基板本体205の上面205Aに設けられている。配線パターン207は、配線基板本体205に設けられた配線パターン(図示せず)と電気的に接続されている。
絶縁層208は、半導体チップ202及び配線パターン207を覆うように、配線基板本体205の上面205Aに設けられている。絶縁層208は、配線パターン207の一部を露出する開口部216と、半導体チップ202に設けられた電極パッド223を露出する開口部217とを有する。
配線パターン211は、開口部216,217を充填するように、絶縁層208の上面208Aに設けられている。配線パターン211は、配線パターン207を介して、配線基板本体205と電気的に接続されている。領域Aで囲まれた部分の配線パターン211は、半導体装置200の電気的検査を行うために必要な検査用パターンである。
絶縁層213は、配線パターン211を覆うように、絶縁層208の上面208Aに設けられている。絶縁層213は、絶縁層208の上面208Aに設けられた部分の配線パターン211を露出する開口部221を有する。
半導体チップ202は、電極パッド223が形成された面とは反対側に位置する半導体チップ202の面202Aと配線基板本体205の上面205Aとが対向するように、配線基板本体205の上面205Aに接着されている。電極パッド223は、配線パターン211と接続されている。電極パッド223は、配線パターン207,211を介して、配線基板本体205と電気的に接続されている。
上記構成とされた半導体装置200は、半導体装置200を製品として出荷する前に、検査装置を用いた電気的検査が行われ、電気的検査に基づいて良品か否か判定される。この電気的検査において、良品と判定された半導体装置200のみ出荷される。
図2〜図8は、従来の半導体装置の製造工程を示す図である。図2〜図8において、従来の半導体装置200と同一構成部分には同一符号を付す。
始めに、図2に示す工程では、配線基板本体205の上面205Aに、周知の手法により、配線パターン207を形成する。次いで、図3に示す工程では、接着剤により、半導体チップ202の面202Aと配線基板本体205の上面205Aとを接着する。
次いで、図4に示す工程では、半導体チップ202及び配線パターン207を覆うように、絶縁層208を形成する。
次いで、図5に示す工程では、絶縁層208に、配線パターン207を露出する開口部216と、電極パッド223を露出する開口部217とを形成する。
次いで、図6に示す工程では、開口部216,217を充填するように、絶縁層208の上面208Aに、配線パターン211を形成する。
次いで、図7に示す工程では、絶縁層208の上面208Aに、配線パターン211の一部を露出する開口部221を有した絶縁層213を形成する。これにより、従来の半導体装置200が製造される。
次いで、図8に示す工程では、検査装置(図示せず)に設けられた端子225(例えば、プローブ装置に設けられたプローブピン)を、開口部221から露出された部分の配線パターン211に接触させることで、半導体装置200の電気的検査を行う。この検査工程において、良品と判定された半導体装置200は、製品として出荷される(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−247706号公報
しかしながら、従来の半導体装置200では、半導体装置200が完成した後に、配線基板201及び半導体チップ202と電気的に接続された配線パターン211を用いて電気的検査を行っていた。そのため、半導体チップ202が不良品の場合でも半導体装置200の製造工程が継続されるため、半導体チップ202を配線基板本体205に接着した後の工程(具体的には、図4〜図8に示す工程)が無駄になってしまう。これにより、半導体装置200の歩留まりが低下すると共に、半導体装置200のコストが増加してしまうという問題があった。
また、従来の半導体装置200では、半導体装置200の電気的検査を行うために、領域Aで囲まれた部分の配線パターン211(言い換えれば、検査用パターン)が必要となるため、半導体装置200のコストが増加してしまうという問題があった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、半導体装置のコストを低減できると共に、半導体装置の歩留まりを向上させることのできる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、絶縁材と、前記絶縁材の上面に積層された複数の絶縁層と、前記絶縁材及び前記複数の絶縁層に形成された配線パターンとを有する配線基板と、前記配線基板に内蔵されると共に、前記配線パターンと電気的に接続される電極パッドを有した半導体チップと、を備えた半導体装置の製造方法であって、前記複数の絶縁層は、少なくとも前記絶縁材の上面に形成される第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層の上面に形成される第2の絶縁層と、を有しており、前記絶縁材の上面と、前記電極パッドが形成された面とは反対側に位置する前記半導体チップの面とを接着させる半導体チップ接着工程と、前記絶縁材の上面に、前記半導体チップを覆うように、前記第1の絶縁層を形成する第1の絶縁層形成工程と、前記第1の絶縁層に、前記電極パッドを露出する第1の開口部を形成する第1の開口部形成工程と、前記第1の開口部に、前記電極パッドと接触すると共に、前記配線パターンの構成要素の1つとなる第1の導電膜を形成する第1の導電膜形成工程と、前記第1の開口部から露出された部分の前記第1の導電膜に検査装置の端子を接触させて前記半導体チップの電気的検査を行うと共に、前記電気的検査の結果に基づいて、前記半導体チップが良品か否かの判定を行う検査及び判定工程と、前記検査及び判定工程において、前記半導体チップが良品と判定された場合、前記第1の絶縁層の上面に、前記第1の開口部から露出された部分の前記第1の導電膜と接続され、前記第1の導電膜と共に、前記配線パターンを構成する第2の導電膜を形成する第2の導電膜形成工程と、前記第1の絶縁層の上面に、前記第2の導電膜の一部を露出する第2の開口部を有した前記第2の絶縁層を形成する第2の絶縁層形成工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、絶縁材の上面と、電極パッドが形成された面とは反対側に位置する半導体チップの面とを接着させ、次いで、絶縁材の上面に、半導体チップを覆うように第1の絶縁層を形成し、次いで、第1の絶縁層に電極パッドを露出する第1の開口部を形成し、次いで、第1の開口部に、電極パッドと接触すると共に、配線パターンの構成要素の1つとなる第1の導電膜を形成し、その後、第1の開口部から露出された部分の第1の導電膜に検査装置の端子を接触させて半導体チップの電気的検査を行うと共に、電気的検査に基づいて半導体チップが良品か否かの判定を行い、検査及び判定工程において、半導体チップが良品と判定された場合のみ、第1の絶縁層の上面に、第1の開口部から露出された部分の第1の導電膜と接続され、第1の導電膜と共に、配線パターンを構成する第2の導電膜を形成し、その後、第1の絶縁層の上面に、第2の導電膜の一部を露出する第2の開口部を有した第2の絶縁層を形成することにより、従来、必要であった検査用パターンが不要になると共に、絶縁材に接着された半導体チップが良品と判定された場合のみ、配線パターン及び第2の絶縁層を形成するため、半導体装置のコストを低減できると共に、半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
また、検査及び判定工程後に、第1の開口部から露出された部分の第1の導電膜と接続される第2の導電膜を形成することで、検査装置の端子が接触することで第1の導電膜に形成される傷を、第2の導電膜で埋め込むことが可能となる。これにより、第1の導電膜に形成された傷により、第1の導電膜及び第2の導電膜により構成された配線パターンの電気的な信頼性が低下することを防止できる。
本発明の他の観点によれば、絶縁材と、前記絶縁材の上面に積層された複数の絶縁層と、前記絶縁材及び前記複数の絶縁層に形成された配線パターンとを有する配線基板と、前記配線基板に内蔵され、前記配線パターンと電気的に接続された半導体チップと、を備えた半導体装置の製造方法であって、前記複数の絶縁層は、少なくとも前記絶縁材の上面に形成される第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層の上面に形成される第2の絶縁層と、を有しており、前記絶縁材の上面に、前記配線パターンを形成する配線パターン形成工程と、前記配線パターンに前記半導体チップをフリップチップ接続する半導体チップ接続工程と、前記半導体チップ接続工程後に、前記配線パターンに検査装置の端子を接触させて前記半導体チップの電気的検査を行うと共に、前記電気的検査の結果に基づいて、前記半導体チップが良品か否かの判定を行う検査及び判定工程と、前記検査及び判定工程において、前記半導体チップが良品と判定された場合、前記半導体チップ及び前記配線パターンを覆うように、前記第1の絶縁層を形成する第1の絶縁層形成工程と、前記第1の絶縁層に、前記配線パターンの上面の一部を露出する第1の開口部を形成する第1の開口部形成工程と、前記第1の絶縁層の上面と前記第1の開口部内に、前記配線パターンと接続された他の配線パターンを形成する他の配線パターン形成工程と、前記第1の絶縁層の上面に、前記他の配線パターンの一部を露出する第2の開口部を有した前記第2の絶縁層を形成する第2の絶縁層形成工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、絶縁材の上面に配線パターンを形成し、次いで、配線パターンに半導体チップをフリップチップ接続し、次いで、配線パターンに検査装置の端子を接触させて半導体チップの電気的検査を行うと共に、半導体チップが良品か否かの判定を行い、検査及び判定工程において、半導体チップが良品と判定された場合のみ、半導体チップ及び配線パターンを覆うように第1の絶縁層を形成し、次いで、第1の絶縁層に、配線パターンの上面の一部を露出する第1の開口部を形成し、次いで、第1の絶縁層の上面と第1の開口部内に配線パターンと接続された他の配線パターンを形成し、第1の絶縁層の上面に、他の配線パターンの一部を露出する第2の開口部を有した第2の絶縁層を形成することにより、従来、必要であった検査用パターンが不要になると共に、フリップチップ接続された半導体チップが良品と判定された場合のみ、配線パターン及び第2の絶縁層を形成するため、半導体装置のコストを低減できると共に、半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
本発明によれば、半導体装置のコストを低減できると共に、半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図9は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。
図9は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。
図9を参照するに、第1の実施の形態の半導体装置10は、配線基板11と、半導体チップ13,14,16と、電子部品17と、外部接続端子18,19とを有する。
配線基板11は、絶縁材25と、第1の絶縁層26と、第1の開口部である開口部28,29,32,33と、貫通孔35,36と、外部接続用パッド38,39と、配線パターン41〜44と、ソルダーレジスト層46と、第2の絶縁層48と、を有する。
絶縁材25は、ソルダーレジスト層46と第1の絶縁層26との間に配置されている。絶縁材25の上面25Aには、半導体チップ13,14が接着されている。絶縁材25としては、例えば、エポキシ樹脂やポリイミド樹脂等の絶縁樹脂からなる樹脂層やガラス・エポキシ基板(例えば、厚さ200〜800μm)等を用いることができる。
第1の絶縁層26は、絶縁材25の上面25Aに接着された半導体チップ13,14を覆うように、絶縁材25の上面25Aに設けられている。第1の絶縁層26としては、例えば、エポキシ樹脂やポリイミド樹脂からなる絶縁樹脂層を用いることができる。
開口部28は、半導体チップ13に設けられた電極パッド74上に配置された部分の第1の絶縁層26を貫通するように形成されている。開口部28は、電極パッド74を露出している。開口部29は、半導体チップ13に設けられた電極パッド73上に配置された部分の第1の絶縁層26を貫通するように形成されている。開口部29は、電極パッド73を露出している。
開口部32は、半導体チップ14に設けられた電極パッド79上に配置された部分の第1の絶縁層26を貫通するように形成されている。開口部32は、電極パッド79を露出している。開口部33は、半導体チップ13に設けられた電極パッド78上に配置された部分の第1の絶縁層26を貫通するように形成されている。開口部33は、電極パッド78を露出している。
貫通孔35は、外部接続用パッド38の上方に位置する部分の絶縁材25及び第1の絶縁層26を貫通するように形成されている。貫通孔36は、外部接続用パッド39の上方に位置する部分の絶縁材25及び第1の絶縁層26を貫通するように形成されている。
外部接続用パッド38は、貫通孔35の形成位置に対応する部分の絶縁材25の下面25Bに設けられている。外部接続用パッド38は、配線パターン44と接続されており、配線パターン44を介して、電子部品17と電気的に接続されている。外部接続用パッド38は、外部接続端子19が配設される端子配設面38Aを有する。
外部接続用パッド39は、貫通孔36の形成位置に対応する部分の絶縁材25の下面25Bに設けられている。外部接続用パッド39は、配線パターン41と接続されており、配線パターン41を介して、半導体チップ13,16と電気的に接続されている。外部接続用パッド39は、外部接続端子18が配設される端子配設面39Aを有する。外部接続用パッド38,39の材料としては、例えば、Cuを用いることができる。
配線パターン41は、ビア部51,52と、配線部53とを有する。ビア部51は、貫通孔36に設けられている。ビア部51の下端は、外部接続用パッド39と接続されており、ビア部51の上端は、配線部53と一体的に構成されている。
ビア部52は、開口部29に設けられている。ビア部52の下端は、半導体チップ13に設けられた電極パッド73と接続されており、ビア部52の上端は、配線部53と一体的に構成されている。
配線部53は、第1の絶縁層26の上面26Aに設けられている。配線部53の一方の端部は、ビア部51の上端と一体的に構成されており、配線部53の他方の端部は、ビア部52の上端と一体的に構成されている。これにより、配線部53は、ビア部51,52を介して、半導体チップ13及び外部接続用パッド39と電気的に接続されている。配線部53は、ランド部54を有する。ランド部54には、半導体チップ16が接続されている。これにより、配線部53は、半導体チップ16と電気的に接続されている。上記構成とされた配線パターン41の材料としては、例えば、Cuを用いることができる。
配線パターン42は、ビア部56,57と、配線部58とを有する。ビア部56は、開口部28に設けられている。ビア部56の下端は、半導体チップ13に設けられた電極パッド74と接続されており、ビア部56の上端は、配線部58と一体的に構成されている。
ビア部57は、開口部33に設けられている。ビア部57の下端は、半導体チップ14に設けられた電極パッド78と接続されており、ビア部57の上端は、配線部58と一体的に構成されている。
配線部58は、第1の絶縁層26の上面26Aに設けられている。配線部58の一方の端部は、ビア部56の上端と一体的に構成されており、配線部58の他方の端部は、ビア部57の上端部と一体的に構成されている。これにより、配線部58は、ビア部56,57を介して、半導体チップ13,14と電気的に接続されている。配線部58は、ランド部59を有する。ランド部59には、半導体チップ16が接続されている。これにより、配線部58は、半導体チップ16と電気的に接続されている。上記構成とされた配線パターン42の材料としては、例えば、Cuを用いることができる。
配線パターン43は、ビア部61と、配線部62とを有する。ビア部61は、開口部32に設けられている。ビア部61の下端は、半導体チップ14に設けられた電極パッド79と接続されており、ビア部61の上端は、配線部62と一体的に構成されている。
配線部62は、第1の絶縁層26の上面26Aに設けられている。配線部62の一方の端部は、ビア部61の上端と一体的に構成されている。配線部62は、その他方の端部にランド部63を有する。ランド部63には、はんだを介して、電子部品17の電極86が接続されている。これにより、配線部62は、電子部品17と電気的に接続されている。上記構成とされた配線パターン43の材料としては、例えば、Cuを用いることができる。
配線パターン44は、ビア部66と、配線部67とを有する。ビア部66は、貫通孔35に設けられている。ビア部66の下端は、外部接続用パッド38と接続されており、ビア部66の上端は、配線部67と一体的に構成されている。
配線部67は、第1の絶縁層26の上面26Aに設けられている。配線部67の一方の端部は、ビア部66の上端と一体的に構成されている。配線部67は、その他方の端部にランド部68を有する。ランド部68には、はんだを介して、電子部品17の電極87が接続されている。これにより、配線部67は、電子部品17と電気的に接続されている。上記構成とされた配線パターン44の材料としては、例えば、Cuを用いることができる。
ソルダーレジスト層46は、絶縁材25の下面25Bに設けられている。ソルダーレジスト層46は、外部接続用パッド38の端子配設面38Aを露出する開口部46Aと、外部接続用パッド39の端子配設面39Aを露出する開口部46Bとを有する。
第2の絶縁層48は、第1の絶縁層26の上面26Aに設けられている。第2の絶縁層48は、ランド部54の上面を露出する開口部48Aと、ランド部59の上面を露出する開口部48Bと、ランド部63の上面を露出する開口部48Cと、ランド部68の上面を露出する開口部48Dとを有する。第2の絶縁層48としては、例えば、ソルダーレジスト層を用いることができる。
半導体チップ13は、配線基板11に内蔵されており、半導体基板71と、半導体集積回路72と、電極パッド73,74とを有する。半導体チップ13は、絶縁材25及び第1の絶縁層26により覆われている。
半導体基板71は、接着材21により、絶縁材25の上面25Aに接着されている。半導体基板71としては、例えば、シリコン基板を用いることができる。接着材21としては、例えば、ダイアタッチフィルムを用いることができる。
半導体集積回路72は、半導体基板71の上面71A側に形成されている。電極パッド73,74は、半導体集積回路72上に形成されており、半導体集積回路72と電気的に接続されている。電極パッド73は、ビア部52の下端と接続されている。これにより、電極パッド73は、半導体チップ16及び外部接続端子18と電気的に接続されている。電極パッド74は、ビア部56の下端と接続されている。これにより、電極パッド74は、半導体チップ14,16と電気的に接続されている。上記構成とされた半導体チップ13としては、例えば、メモリー用の半導体チップを用いることができる。
半導体チップ14は、配線基板11に内蔵されると共に、半導体チップ13と同一平面上に配置されている。半導体チップ14は、半導体基板76と、半導体集積回路77と、電極パッド78,79とを有する。半導体チップ14は、絶縁材25及び第1の絶縁層26により覆われている。
半導体基板76は、接着材21により、絶縁材25の上面25Aに接着されている。半導体基板76としては、例えば、シリコン基板を用いることができる。接着材21としては、例えば、ダイアタッチフィルムを用いることができる。
半導体集積回路77は、半導体基板76の上面76A側に形成されている。電極パッド78,79は、半導体集積回路77上に形成されており、半導体集積回路77と電気的に接続されている。電極パッド78は、ビア部57の下端と接続されている。これにより、電極パッド78は、半導体チップ13,16と電気的に接続されている。電極パッド79は、ビア部61の下端と接続されている。これにより、電極パッド79は、電子部品17と電気的に接続されている。上記構成とされた半導体チップ14としては、例えば、ロジック回路用の半導体チップを用いることができる。
半導体チップ16は、ランド部54,59にフリップチップ接続されている。半導体チップ16と配線基板11との隙間には、アンダーフィル樹脂22が充填されている。半導体チップ16は、半導体基板81と、半導体集積回路82と、電極パッド83,84とを有する。
半導体基板81としては、例えば、シリコン基板を用いることができる。半導体集積回路82は、半導体基板81の面81A側に形成されている。電極パッド83,84は、半導体集積回路82に形成されており、半導体集積回路82と電気的に接続されている。電極パッド83は、バンプによりランド部54と電気的に接続されている。電極パッド84は、バンプによりランド部59と電気的に接続されている。
上記構成とされた半導体チップ16としては、例えば、制御回路用の半導体チップを用いることができる。
電子部品17は、電極86,87を有する。電極86は、はんだを介して、ランド部63と電気的に接続されている。これにより、電子部品17は、半導体チップ14と電気的に接続されている。電極87は、はんだを介して、ランド部68と電気的に接続されている。これにより、電子部品17は、外部接続端子19と電気的に接続されている。
上記構成とされた電子部品17としては、例えば、チップキャパシタを用いることができる。
外部接続端子18は、外部接続用パッド39の端子配置面39Aに設けられている。外部接続端子19は、外部接続用パッド38の端子配置面38Aに設けられている。外部接続端子18,19は、マザーボード等の実装基板(図示せず)に半導体装置10を実装する際、実装基板に形成されたパッド(図示せず)と接続される端子である。外部接続端子18,19としては、例えば、はんだボールを用いることができる。
図10〜図20は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図である。図10〜図20において、第1の実施の形態の半導体装置10と同一構成部分には、同一符号を付す。
図10〜図20を参照して、第1の実施の形態の半導体装置10の製造方法について説明する。始めに、図10に示す工程では、絶縁材25の下面25Bに外部接続用パッド38,39を形成する。具体的には、例えば、絶縁材25としてガラスエポキシ基板(例えば、厚さ200〜800μm)を用いる場合、ガラスエポキシ基板の一方の面に銅箔が形成された銅箔付きガラスエポキシ基板を準備し、次いで、銅箔をエッチングすることで外部接続端子38,39を形成する。
次いで、図11に示す工程では、接着材21を用いて、半導体チップ13,14を絶縁材25の上面25Aに接着する(半導体チップ接着工程)。このとき、半導体基板の面71B,76Bと絶縁材25の上面25Aとを接着させる。
これにより、半導体チップ13,14が同一平面上に配置される。なお、この段階では、半導体チップ13,14は、良品の半導体チップの可能性もあるし、不良品の半導体チップの可能性もある。接着材21としては、例えば、ダイアタッチフィルムを用いることができる。
次いで、図12に示す工程では、絶縁材25の上面25Aに、半導体チップ13,14を覆うように、第1の絶縁層26を形成する(第1の絶縁層形成工程)。第1の絶縁層26は、例えば、エポキシ樹脂やポリイミド樹脂等からなる樹脂フィルムを、絶縁材25の上面25Aに貼り付けることで形成する。半導体チップ13,14上に設けられた部分の第1の絶縁層26の厚さは、例えば、35μmとすることができる。
次いで、図13に示す工程では、第1の絶縁層26に、電極パッド73を露出する開口部29、電極パッド74を露出する開口部28、電極パッド78を露出する開口部33、及び電極パッド79を露出する開口部32を形成する(第1の開口部形成工程)。具体的には、開口部28,29,32,33は、例えば、電極パッド73,74,78,79上に配置された部分の第1の絶縁層26にレーザを照射することで形成する。開口部28,29,32,33の深さは、例えば、35μmとすることができる。
次いで、図14に示す工程では、開口部28,29,32,33に第1の導電膜91を形成する(第1の導電膜形成工程)。第1の導電膜91は、先に説明した配線パターン41〜44の構成要素の一部となる膜であると共に、後述する図15に示す工程(検査及び判定工程)において、半導体チップ13,14の電気的検査を行う際に、検査装置の端子(例えば、プローブ装置のプローブピン)が接触する膜である。
開口部29に形成された第1の導電膜91は、ビア部52を構成する膜であり、電極パッド73と電気的に接続されている。開口部28に形成された第1の導電膜91は、ビア部56を構成する膜であり、電極パッド74と電気的に接続されている。開口部33に形成された第1の導電膜91は、ビア部57を構成する膜であり、電極パッド78と電気的に接続されている。ビア部61を構成する膜であり、開口部32に形成された第1の導電膜91は、電極パッド79と電気的に接続されている。
第1の導電膜91は、例えば、無電解めっき法、スパッタ法、及び印刷法等の方法により形成することができる。
無電解めっき法又はスパッタ法を用いる場合、第1の絶縁層26の上面26Aに開口部28,29,32,33を露出する開口部を有したレジスト膜を形成し、次いで、無電解めっき法又はスパッタ法により第1の導電膜91となる金属膜(例えば、Cu膜)を形成し、その後、レジスト膜を除去することで第1の導電膜91を形成する。
印刷法を用いる場合、例えば、第1の絶縁層26の上面26Aに開口部28,29,32,33を露出する開口部を有したレジスト膜を形成し、次いで、スキージを用いて、上記レジスト膜に形成された開口部を介して、開口部28,29,32,33に導電ペースト(例えば、Agペースト)を充填することで第1の導電膜91を形成し、その後、レジスト膜を除去する。
上記第1の導電膜形成工程では、第1の導電膜91の上面91Aの位置が第1の絶縁材26の上面26Aの位置よりも低くなるように、第1の導電膜91を形成するとよい。具体的には、第1の導電膜91の上面91Aの位置が第1の絶縁層26の上面26Aの位置よりも1〜2μm低くなるように、第1の導電膜91を形成するとよい。
このように、開口部28,29,32,33に形成された第1の導電膜91の上面91Aの位置を第1の絶縁層26の上面26Aの位置よりも低くすることにより、検査装置の端子(例えば、プローブ装置のプローブピン)と第1の導電膜91の上面91Aとを接触させた際、開口部28,29,32,33の側壁により、検査装置の端子の位置が第1の導電膜91の上面91Aからずれることを防止できる。
次いで、図15に示す工程では、開口部28,29,32,33から露出された第1の導電膜91の上面91Aに検査装置の端子93の先端を接触させて半導体チップ13,14の電気的検査を行うと共に、電気的検査の結果に基づいて、絶縁材25に接着された半導体チップ13,14が良品か否かの判定を行う(検査及び判定工程)。
このように、絶縁材25の上面25Aに半導体チップ13,14を接着し、次いで、絶縁材25の上面25Aに半導体チップ13,14を覆う第1の絶縁層26を形成し、次いで、第1の絶縁層26に電極パッド73,74,78,79を露出する開口部28,29,32,33を形成し、次いで、開口部28,29,32,33に電極パッド73,74,78,79と接触する第1の導電膜91を形成し、その後、検査装置の端子93を第1の導電膜91の上面91Aに接触させて半導体チップ13,14の電気的検査を行い、この結果に基づいて、半導体チップ13,14が良品か否かの判定を行うことにより、半導体装置10の製造の途中の段階で、半導体チップ13,14が良品か否か認識することができる。
これにより、半導体チップ13,14の両方又は半導体チップ13,14のいずれか一方が不良品であると判定された場合は、不良品の半導体チップ13,14が接着された半導体装置10の製造を中止し、半導体チップ13,14の両方が良品であると判定された場合には、良品の半導体チップ13,14が接着された半導体装置10の製造を継続させることが可能となるため、半導体装置10のコストを低減できると共に、半導体装置10の歩留まりを向上させることができる。
また、配線パターン41〜44の構成要素の一部となる第1の導電膜91を電気的検査用の検査用パターンとして利用することにより、従来、必要であった検査用パターンが不要になるため、半導体装置10のコストを低減することができる。
また、電極パッド73,74,78,79上に第1の導電膜91を設けることにより、検査装置の端子93の接触により電極パッド73,74,78,79が損傷することを防止できる。
上記検査及び判定工程において、半導体チップ13,14が良品であると判定された場合のみ、後述する図16〜図20に示す工程の処理を行う。
なお、上記検査及び判定工程では、第1の導電膜91に検査装置の端子93を接触させた際、端子93の先端が第1の導電膜91にめり込むため、第1の導電膜91に傷95が形成される。
次いで、図16に示す工程では、検査装置(図示せず)から図15に示す構造体を取り出す。
次いで、図17に示す工程では、外部接続用パッド38の上方に配置された部分の絶縁材25及び第1の絶縁層26を貫通する貫通孔35と、外部接続用パッド39の上方に配置された部分の絶縁材25及び第1の絶縁層26を貫通する貫通孔36とを形成する。このとき、貫通孔35は、外部接続用パッド38を露出するように形成する。また、貫通孔36は、外部接続用パッド39を露出するように形成する。
具体的には、外部接続用パッド38,39の上方に配置された部分の絶縁材25及び第1の絶縁層26に、レーザを照射することで貫通孔35,36を形成する。
次いで、図18に示す工程では、ビア部51,66が形成される貫通孔35,36と、配線部53,58,62,67の形成領域に対応する部分の第1の絶縁層26の上面26Aとに、傷95が形成された部分の第1の導電膜91と接続される第2の導電膜97(配線パターン41〜44の構成要素の一部)を形成する(第2の導電膜形成工程)。これにより、第1及び第2の導電膜91,97により構成された配線パターン41〜44が形成される。具体的には、第2の導電膜97は、例えば、セミアディティブ法により形成することができる。第2の導電膜97としては、例えば、Cu膜を用いることができる。
このように、セミアディティブ法を用いて、傷95が形成された第1の導電膜91上に第2の導電膜97を形成することにより、傷95を埋めるように第2の導電膜97が形成されるため、第1及び第2の導電膜91,97により構成された配線パターン41〜44の電気的信頼性が低下することを抑制できる。
次いで、図19に示す工程では、絶縁材25の下面25Bに、端子接続面38Aを露出する開口部46B、及び端子接続面39Aを露出する開口部46Aを有したソルダーレジスト層46を形成する。次いで、第1の絶縁層26の上面26Aに、ランド部54に対応する部分の第2の導電膜97を露出する開口部48A(第2の開口部)、ランド部59に対応する部分の第2の導電膜97を露出する開口部48B(第2の開口部)、ランド部63に対応する部分の第2の導電膜97を露出する開口部48C(第2の開口部)、及びランド部68に対応する部分の第2の導電膜97を露出する開口部48D(第2の開口部)を有した第2の絶縁層48を形成する(第2の絶縁層形成工程)。第2の絶縁層48としては、例えば、ソルダーレジスト層を形成することができる。
次いで、図20に示す工程では、半導体チップ16をランド54,59にフリップチップ接続させ、半導体チップ16と配線基板11との隙間をアンダーフィル樹脂22で充填し、はんだを介して、ランド部63,68に電子部品17の電極86,87を接続させる(電子部品実装工程)。これにより、第1の実施の形態の半導体装置10が製造される。
本実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、絶縁材25の上面25Aに、電極パッド73,74,78,79が上側となるように半導体チップ13,14を接着させ、次いで、絶縁材25の上面25Aに、半導体チップ13,14を覆う第1の絶縁層26を形成し、次いで、第1の絶縁層26に電極パッド73,74,78,79を露出する開口部28,29,32,33を形成し、次いで、開口部28,29,32,33に、電極パッド73,74,78,79と接触すると共に、配線パターン41〜44の構成要素の1つとなる第1の導電膜91を形成し、その後、開口部28,29,32,33から露出された部分の第1の導電膜91の上面91Aに検査装置の端子93を接触させて半導体チップ13,14の電気的検査を行うと共に、電気的検査に基づいて半導体チップ13,14が良品か否かの判定を行い、検査及び判定工程において、半導体チップ13,14が良品と判定された場合のみ、第1の絶縁層26の上面26Aに、開口部28,29,32,33から露出された部分の第1の導電膜91と接続され、第1の導電膜91と共に、配線パターン41〜44を構成する第2の導電膜97を形成し、その後、第1の絶縁層26の上面26Aに、第2の導電膜97の一部を露出する開口部48A,48B,48Cを有した第2の絶縁層48を形成することにより、従来、必要であった検査用パターンが不要になると共に、絶縁材25に接着された半導体チップ13,14が良品と判定された場合のみ、配線パターン41〜44及び第2の絶縁層48を形成することが可能となるため、半導体装置10のコストを低減できると共に、半導体装置10の歩留まりを向上させることができる。
なお、本実施の形態では、同一平面上(絶縁材25の上面25A)に2つの半導体チップ13,14を接着した場合を例に挙げて説明したが、絶縁材25の上面25Aに接着する半導体チップの数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
また、図19に示す構造体に設けられた第2の絶縁層48の上面に、半導体チップを接着した後、図13〜図20に示す工程の処理を行ってもよい。つまり、複数のレイヤーに配線基板11に内蔵された半導体チップを接着し、電気的検査及び良品か否かの判定を行って、半導体装置を製造してもよい。
(第2の実施の形態)
図21は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。図21において、第1の実施の形態の半導体装置10と同一構成部分には同一符号を付す。
図21は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。図21において、第1の実施の形態の半導体装置10と同一構成部分には同一符号を付す。
図21を参照するに、第2の実施の形態の半導体装置110は、第1の実施の形態の半導体装置10に設けられた配線基板11の代わりに、配線基板111を設けた以外は半導体装置10と同様に構成される。
配線基板111は、第1の実施の形態で説明した配線基板11に設けられた開口部28,29,32,33及び配線パターン41〜43の代わりに、開口部121〜124及び配線パターン115〜118,126〜128を設けた以外は、配線基板11と同様に構成される。
配線パターン115,116は、半導体チップ13の実装領域に対応する部分の絶縁材25の上面25Aに設けられている。配線パターン115は、ランド部131,132と、ランド部131,132と一体的に構成された配線部133とを有する。ランド部131は、半導体チップ13がフリップチップ接続される部分である。ランド部131は、バンプを介して、半導体チップ13に設けられた電極パッド73と電気的に接続されている。ランド部132は、開口部121から露出されると共に、配線パターン126を構成するビア部151の下端と接続されている。これにより、配線パターン115は、半導体チップ13と配線パターン126とを電気的に接続している。配線部133は、ランド部131とランド部132とを接続している。
配線パターン116は、ランド部135,136と、ランド部135,136と一体的に構成された配線部137とを有する。ランド部135は、半導体チップ13がフリップチップ接続される部分である。ランド部135は、バンプを介して、半導体チップ13に設けられた電極パッド74と電気的に接続されている。ランド部136は、開口部122から露出されると共に、配線パターン127を構成するビア部152の下端と接続されている。これにより、配線パターン116は、半導体チップ13と配線パターン127とを電気的に接続している。配線部137は、ランド部135とランド部136とを接続している。
配線パターン117,118は、半導体チップ14の実装領域に対応する部分の絶縁材25の上面25Aに設けられている。配線パターン117は、ランド部141,142と、ランド部141,142と一体的に構成された配線部143とを有する。ランド部141は、半導体チップ14がフリップチップ接続される部分である。ランド部141は、バンプを介して、半導体チップ14に設けられた電極パッド78と電気的に接続されている。ランド部142は、開口部123から露出されると共に、配線パターン127を構成するビア部153の下端と接続されている。これにより、配線パターン117は、半導体チップ14と配線パターン127とを電気的に接続している。配線部143は、ランド部141とランド部142とを接続している。
配線パターン118は、ランド部145,146と、ランド部145,146と一体的に構成された配線部147とを有する。ランド部145は、半導体チップ14がフリップチップ接続される部分である。ランド部145は、バンプを介して、半導体チップ14に設けられた電極パッド79と電気的に接続されている。ランド部146は、開口部124から露出されると共に、配線パターン128を構成するビア部154の下端と接続されている。これにより、配線パターン118は、半導体チップ14と配線パターン128とを電気的に接続している。配線部147は、ランド部145とランド部146とを接続している。
上記構成とされた配線パターン115〜118の材料としては、例えば、Cuを用いることができる。
開口部121は、ランド部132上に配置された部分の第1の絶縁層26を貫通するように形成されている。開口部121は、ランド部132の上面を露出している。開口部122は、ランド部136上に配置された部分の第1の絶縁層26を貫通するように形成されている。開口部122は、ランド部136の上面を露出している。
開口部123は、ランド部142上に配置された部分の第1の絶縁層26を貫通するように形成されている。開口部123は、ランド部142の上面を露出している。開口部124は、ランド部146上に配置された部分の第1の絶縁層26を貫通するように形成されている。開口部124は、ランド部146の上面を露出している。
配線パターン126は、第1の実施の形態で説明した配線パターン41に設けられたビア部52の代わりに、ビア部151を設けた以外は、配線パターン41と同様に構成される。ビア部151は、開口部121に設けられている。ビア部151は、配線部53と一体的に構成されている。ビア部151の下端は、配線パターン115に設けられたランド部132と接続されている。配線パターン126のランド部54には、半導体チップ16がバンプによりフリップチップ接続されている。配線パターン126は、半導体チップ13,16及び外部接続端子18を電気的に接続している。
配線パターン127は、第1の実施の形態で説明した配線パターン42に設けられたビア部56,57の代わりに、ビア部152,153を設けた以外は、配線パターン42と同様に構成される。ビア部152は、開口部122に設けられている。ビア部152は、配線部58と一体的に構成されている。ビア部152の下端は、配線パターン116に設けられたランド部136と接続されている。ビア部153は、開口部123に設けられている。ビア部153は、配線部58と一体的に構成されている。ビア部153の下端は、配線パターン117に設けられたランド部142と接続されている。配線パターン127のランド部59には、半導体チップ16がバンプによりフリップチップ接続されている。配線パターン127は、半導体チップ13,14,16を電気的に接続している。
配線パターン128は、第1の実施の形態で説明した配線パターン43に設けられたビア部61の代わりに、ビア部154を設けた以外は、配線パターン43と同様に構成される。ビア部154は、開口部124に設けられている。ビア部154は、配線部62と一体的に構成されている。ビア部154の下端は、配線パターン118に設けられたランド部146と接続されている。配線パターン128のランド部63には、はんだを介して、電子部品17の電極86が接続されている。配線パターン128は、半導体チップ14と電子部品17とを電気的に接続している。
上記構成とされた配線パターン126〜128の材料としては、例えば、Cuを用いることができる。
図22〜図30は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造工程を示す図である。図22〜図30において、第2の実施の形態の半導体装置110と同一構成部分には同一符号を付す。
図22〜図30を参照して、第2の実施の形態の半導体装置110の製造方法について説明する。始めに、第1の実施の形態で説明した図10に示す工程と同様な処理を行うことで、図10に示す構造体を形成する。
次いで、図22に示す工程では、絶縁材25の上面25Aに、配線パターン115〜118を形成する(配線パターン形成工程)。具体的には、配線パターン115〜118は、例えば、サブトラクティブ法やセミアディティブ法により形成することができる。配線パターン115〜118の材料としては、例えば、Cuを用いることができる。
次いで、図23に示す工程では、配線パターン115,116のランド部131,135に半導体チップ13をフリップチップ接続すると共に、配線パターン117,118のランド部141,145に半導体チップ14をフリップチップ接続する(半導体チップ接続工程)。
次いで、図24に示す工程では、配線パターン115〜118のランド部132,135,142,146に検査装置(例えば、プローブ装置)の端子93を接触させて半導体チップ13,14の電気的検査を行うと共に、電気的検査の結果に基づいて半導体チップ13,14が良品か否かの判定を行う(検査及び判定工程)。
このように、絶縁材25の上面25Aに配線パターン115〜118を形成し、次いで、配線パターン115〜118のランド部131,135,141,145に半導体チップ13,14をフリップチップ接続し、次いで、配線パターン115〜118のランド部132,135,142,146に検査装置(例えば、プローブ装置)の端子93を接触させて半導体チップ13,14の電気的検査を行うと共に、電気的検査の結果に基づいて半導体チップ13,14が良品か否かの判定を行うことにより、半導体装置110の製造途中の段階で、半導体チップ13,14が良品か否か認識することができる。
これにより、半導体チップ13,14の両方又は半導体チップ13,14のいずれか一方が不良品であると判定された場合は、半導体装置110の製造を中止し、半導体チップ13,14の両方が良品であると判定された場合のみ、半導体装置110の製造を継続させることが可能となるため、半導体装置110のコストを低減できると共に、半導体装置110の歩留まりを向上させることができる。
また、配線パターン126〜128と接続される部分のランド部132,136,142を検査用パターンとして利用するため、従来、必要であった検査用パターンが不要となるので、半導体装置110のコストを低減することができる。
上記検査及び判定工程において、半導体チップ13,14が良品であると判定された場合のみ、後述する図25〜図30に示す工程の処理を行う。
なお、上記検査及び判定工程では、配線パターン115〜118のランド部132,135,142,146に検査装置の端子93を接触させた際、端子93の先端がランド部132,135,142,146にめり込むため、ランド部132,135,142,146に傷95が形成される。この傷95は、配線パターン126〜128を形成時に埋め込まれるため問題とならない。
次いで、図25に示す工程では、検査装置(図示せず)から図24に示す構造体を取り出す。
次いで、図26に示す工程では、絶縁材25の上面25Aに、半導体チップ13,14及び配線パターン115〜118を覆う第1の絶縁層26を形成する(第1の絶縁層形成工程)。第1の絶縁層26は、例えば、第1の実施の形態で説明した図12に示す工程と同様な処理を行うことで形成する。半導体チップ13,14上に設けられた部分の第1の絶縁層26の厚さは、例えば、35μmとすることができる。
次いで、図27に示す工程では、第1の絶縁層26に、外部接続用パッド38を露出する貫通孔35と、外部接続用パッド39を露出する貫通孔36と、傷95が形成された部分のランド部132を露出する開口部121と、傷95が形成された部分のランド部136を露出する開口部122と、傷95が形成された部分のランド部142を露出する開口部123と、傷95が形成された部分のランド部146を露出する開口部124とを形成する(第1の開口部形成工程)。
具体的には、貫通孔35,36及び開口部122〜124は、例えば、第1の絶縁層26にレーザを照射することで形成する。
次いで、図28に示す工程では、第1の絶縁層26の上面26Aに、貫通孔36および開口部121を充填する配線パターン126と、開口部122,123を充填する配線パターン127と、開口部124を充填する配線パターン128と、貫通孔35を充填する配線パターン44とを同時に形成する(他の配線パターン形成工程)。
具体的には、配線パターン44,126〜128は、例えば、セミアディティブ法により形成することができる。配線パターン44,126〜128の材料としては、例えば、Cuを用いることができる。
次いで、図29に示す工程では、第1の実施の形態で説明した図19に示す工程と同様な処理を行うことで、開口部46A,46Bを有したソルダーレジスト層46を形成すると共に、開口部48A〜48D(第2の開口部)を有した第2の絶縁層48を形成する(第2の絶縁層形成工程)。第2の絶縁層48としては、例えば、ソルダーレジスト層を形成することができる。
次いで、図30に示す工程では、ランド部54,59に半導体チップ16をフリップチップ接続させ、半導体チップ16と配線基板11との隙間をアンダーフィル樹脂22で充填すると共に、はんだを介して、ランド部63,68に電子部品17の電極86,87を接続させる(電子部品実装工程)。これにより、第2の実施の形態の半導体装置110が製造される。
本実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、絶縁材25の上面25Aに配線パターン115〜118を形成し、次いで、配線パターン115〜118のランド部131,135,141,145に半導体チップ13,14をフリップチップ接続し、次いで、配線パターン115〜118のランド部132,135,142,146に検査装置(例えば、プローブ装置)の端子93を接触させて半導体チップ13,14の電気的検査を行うと共に、電気的検査の結果に基づいて半導体チップ13,14が良品か否かの判定を行うことにより、半導体装置110の製造途中の段階で、半導体チップ13,14が良品か否か認識することができる。これにより、半導体チップ13,14の両方又は半導体チップ13,14のいずれか一方が不良品であると判定された場合は、半導体装置110の製造を中止し、半導体チップ13,14の両方が良品であると判定された場合のみ、半導体装置110の製造を継続させることが可能となるため、半導体装置110のコストを低減できると共に、半導体装置110の歩留まりを向上させることができる。
また、配線パターン126〜128と接続される部分のランド部132,136,142を検査用パターンとして利用するため、従来、必要であった検査用パターンが不要となるので、半導体装置110のコストを低減することができる。
なお、本実施の形態では、同一平面上に配置された配線パターン115〜118に2つの半導体チップ13,14を接続した場合を例に挙げて説明したが、同一平面上に配置された配線パターンに接続する半導体チップの数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
また、図29に示す構造体に設けられた第2の絶縁層48の上面に、半導体チップを接着した後、図22〜図30に示す工程と同様な処理を行ってもよい。つまり、複数のレイヤーに配線基板11に内蔵された半導体チップを配置し、電気的検査及び良品か否かの判定を行って、半導体装置を製造してもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明は、配線基板と、配線基板に内蔵された半導体チップと、を備えた半導体装置の製造方法に適用できる。
10,110 半導体装置
11,111 配線基板
13,14,16 半導体チップ
17 電子部品
18,19 外部接続端子
21 接着材
22 アンダーフィル樹脂
25 絶縁材
25A,26A,71A,76A,91A 上面
25B 下面
26 第1の絶縁層
28,29,32,33,46A,46B,48A,48B,48C,48D,121〜124 開口部
35,36 貫通孔
38,39 外部接続用パッド
38A,39A 端子配設面
41〜44,115〜118,126〜128 配線パターン
46 ソルダーレジスト層
48 第2の絶縁層
51,52,56,57,61,66,151〜155 ビア部
53,58,62,67,133,137,143,147 配線部
54,59,63,68,131,132,135,136,141,142,145,146 ランド部
71,76,81 半導体基板
71B,76B,81A 面
72,77,82 半導体集積回路
73,74,78,79,83,84 電極パッド
86,87 電極
91 第1の導電膜
93 端子
95 傷
97 第2の導電膜
11,111 配線基板
13,14,16 半導体チップ
17 電子部品
18,19 外部接続端子
21 接着材
22 アンダーフィル樹脂
25 絶縁材
25A,26A,71A,76A,91A 上面
25B 下面
26 第1の絶縁層
28,29,32,33,46A,46B,48A,48B,48C,48D,121〜124 開口部
35,36 貫通孔
38,39 外部接続用パッド
38A,39A 端子配設面
41〜44,115〜118,126〜128 配線パターン
46 ソルダーレジスト層
48 第2の絶縁層
51,52,56,57,61,66,151〜155 ビア部
53,58,62,67,133,137,143,147 配線部
54,59,63,68,131,132,135,136,141,142,145,146 ランド部
71,76,81 半導体基板
71B,76B,81A 面
72,77,82 半導体集積回路
73,74,78,79,83,84 電極パッド
86,87 電極
91 第1の導電膜
93 端子
95 傷
97 第2の導電膜
Claims (8)
- 絶縁材と、前記絶縁材の上面に積層された複数の絶縁層と、前記絶縁材及び前記複数の絶縁層に形成された配線パターンとを有する配線基板と、
前記配線基板に内蔵されると共に、前記配線パターンと電気的に接続される電極パッドを有した半導体チップと、を備えた半導体装置の製造方法であって、
前記複数の絶縁層は、少なくとも前記絶縁材の上面に形成される第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層の上面に形成される第2の絶縁層と、を有しており、
前記絶縁材の上面と、前記電極パッドが形成された面とは反対側に位置する前記半導体チップの面とを接着させる半導体チップ接着工程と、
前記絶縁材の上面に、前記半導体チップを覆うように、前記第1の絶縁層を形成する第1の絶縁層形成工程と、
前記第1の絶縁層に、前記電極パッドを露出する第1の開口部を形成する第1の開口部形成工程と、
前記第1の開口部に、前記電極パッドと接触すると共に、前記配線パターンの構成要素の1つとなる第1の導電膜を形成する第1の導電膜形成工程と、
前記第1の開口部から露出された部分の前記第1の導電膜に検査装置の端子を接触させて前記半導体チップの電気的検査を行うと共に、前記電気的検査の結果に基づいて、前記半導体チップが良品か否かの判定を行う検査及び判定工程と、
前記検査及び判定工程において、前記半導体チップが良品と判定された場合、前記第1の絶縁層の上面に、前記第1の開口部から露出された部分の前記第1の導電膜と接続され、前記第1の導電膜と共に、前記配線パターンを構成する第2の導電膜を形成する第2の導電膜形成工程と、
前記第1の絶縁層の上面に、前記第2の導電膜の一部を露出する第2の開口部を有した前記第2の絶縁層を形成する第2の絶縁層形成工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第1の導電膜形成工程では、前記第1の開口部に形成される前記第1の導電膜の上面の位置が前記第1の絶縁層の上面の位置よりも低くなるように、前記第1の導電膜を形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体チップ接着工程では、前記絶縁材の上面に、複数の前記半導体チップを接着し、
前記検査及び判定工程では、複数の前記半導体チップの電気的検査を行うと共に、複数の前記半導体チップが良品か否かの判定を行うことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第2の絶縁層形成工程後に、前記第2の開口部から露出された部分の前記配線パターンに電子部品を実装する電子部品実装工程を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のうち、いずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
- 絶縁材と、前記絶縁材の上面に積層された複数の絶縁層と、前記絶縁材及び前記複数の絶縁層に形成された配線パターンとを有する配線基板と、
前記配線基板に内蔵され、前記配線パターンと電気的に接続された半導体チップと、を備えた半導体装置の製造方法であって、
前記複数の絶縁層は、少なくとも前記絶縁材の上面に形成される第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層の上面に形成される第2の絶縁層と、を有しており、
前記絶縁材の上面に、前記配線パターンを形成する配線パターン形成工程と、
前記配線パターンに前記半導体チップをフリップチップ接続する半導体チップ接続工程と、
前記半導体チップ接続工程後に、前記配線パターンに検査装置の端子を接触させて前記半導体チップの電気的検査を行うと共に、前記電気的検査の結果に基づいて、前記半導体チップが良品か否かの判定を行う検査及び判定工程と、
前記検査及び判定工程において、前記半導体チップが良品と判定された場合、前記半導体チップ及び前記配線パターンを覆うように、前記第1の絶縁層を形成する第1の絶縁層形成工程と、
前記第1の絶縁層に、前記配線パターンの上面の一部を露出する第1の開口部を形成する第1の開口部形成工程と、
前記第1の絶縁層の上面と前記第1の開口部内に、前記配線パターンと接続された他の配線パターンを形成する他の配線パターン形成工程と、
前記第1の絶縁層の上面に、前記他の配線パターンの一部を露出する第2の開口部を有した前記第2の絶縁層を形成する第2の絶縁層形成工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記配線パターンは、前記他の配線パターンが接続されるランド部を有しており、
前記検査及び判定工程では、前記検査装置の端子を前記ランド部に接触させることを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。 - 前記半導体チップ接続工程では、前記配線パターンに、複数の前記半導体チップをフリップチップ接続し、
前記検査及び判定工程では、複数の前記半導体チップの電気的検査を行うと共に、複数の前記半導体チップが良品か否かの判定を行うことを特徴とする請求項5または6記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第2の絶縁層形成工程後に、前記第2の開口部から露出された部分の前記他の配線パターンに電子部品を実装する電子部品実装工程を設けたことを特徴とする請求項5ないし7のうち、いずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
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JP2008272973A JP2010103290A (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | 半導体装置の製造方法 |
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JP2008272973A JP2010103290A (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | 半導体装置の製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014500632A (ja) * | 2010-12-22 | 2014-01-09 | インテル コーポレイション | 上下に埋め込まれた複数のダイを有する基板を持つマルチチップパッケージ、及びその製造方法 |
-
2008
- 2008-10-23 JP JP2008272973A patent/JP2010103290A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014500632A (ja) * | 2010-12-22 | 2014-01-09 | インテル コーポレイション | 上下に埋め込まれた複数のダイを有する基板を持つマルチチップパッケージ、及びその製造方法 |
US9559088B2 (en) | 2010-12-22 | 2017-01-31 | Intel Corporation | Multi-chip package having a substrate with a plurality of vertically embedded die and a process of forming the same |
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