JP2010102287A - 色ずれ検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各色の位置合わせ用の色ずれ検出パターンを用紙に印字する色ずれ検出装置及び画像形成装置を得る。
【解決手段】用紙P上に、色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cを形成した後、転写ロール60Kにトナーの同極性の転写電圧を印加する。これにより、用紙Pに転写された色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cを感光体18K上へ転写させる。一方、感光体18Kの上部には、色ずれ検出センサ40を配設し、感光体18Kの回転時に感光体18K上に形成された色ずれ検出用パターン86を色ずれ検出センサ40によって検出し、その検出結果を制御ユニット26へ送る。そして、制御ユニット26では、この色ずれ検出センサ40の検出結果に基づいて、必要に応じて、光源の書き出しのタイミングなどを制御し、各色の画像形成位置の調整を行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、色ずれ検出装置及び画像形成装置に関するものである。
用紙直接転写方式で用いられる用紙搬送ベルトは非常に高価な機能部材である。このため、用紙搬送ベルトによらない用紙搬送方式(いわゆるベルトレス用紙直接転写方式)によれば、用紙搬送ベルト、ベルト駆動用モータ、ドライブロールが削除可能で大幅なコストダウンが可能となる。
その一方で、従来では用紙搬送ベルト上に転写した色ずれ検出パターンで各色の位置合わせを行っている。このため、ベルトレス用紙直接転写方式の場合、このような位置合わせができなくなってしまう。
そこで、特許文献1では、用紙表面に色ずれ検出パターンを印字し、用紙上に転写された色ずれ検出パターンから色ずれを検出して補正し、その後、裏面にお客様の要求するパターンを印字している。
特開2003−84511号公報
本発明は上記事実を考慮し、各色の位置合わせ用の色ずれ検出パターンから色ずれを検出する色ずれ検出装置及び画像形成装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、色ずれ検出装置において、現像剤像が転写される被転写部材に色ずれ検出パターンを形成する色ずれ検出パターン形成手段と、前記色ずれ検出パターン形成手段によって形成された色ずれ検出パターンを像保持体へ転写する転写手段と、前記像保持体上に形成された色ずれ検出パターン間の色ずれを検出する色ずれ検出手段と、を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の色ずれ検出装置において、前記被転写部材に形成される画像の像密度が、予め定められた像密度以上の場合、前記画像を形成する前に、前記色ずれ検出パターン形成手段によって色ずれ検出パターンを形成させる制御手段が設けられている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の色ずれ検出装置において、前記被転写部材に形成される画像の像密度が、予め定められた像密度未満の場合、前記制御手段が、前記色ずれ検出パターン形成を保留すると共に、予め定められた保留回数を越えると、色ずれ検出パターンを形成させる。
請求項4に記載の発明は、画像形成装置において、複数の光源から光ビームを出射する露光手段と、前記露光手段からの光ビームによって表面が露光され静電潜像が形成される複数の像保持体と、前記像保持体上の静電潜像を現像する現像装置と、前記像保持体上の画像を被転写部材に転写する転写手段と、全ての前記像保持体上に色ずれ検出パターンを形成し、前記被転写部材の搬送方向の下流に配置された最下流像保持体以外の像保持体上の前記色ずれ検出パターンを被転写部材に転写した後、被転写部材に転写された色ずれ検出パターンを最下流像保持体上に転写する制御手段と、前記最下流像保持体上に形成された色ずれ検出パターン間の色ずれを検出する色ずれ検出手段と、を有している。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記被転写部材に形成される画像の像密度が、予め定められた像密度以上の場合、前記画像を形成する前に、前記色ずれ検出パターン形成手段によって色ずれ検出パターンを形成させる制御手段が設けられている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成装置において、前記被転写部材に形成される画像の像密度が、予め定められた像密度未満の場合、前記制御手段が、前記色ずれ検出パターン形成を保留すると共に、予め定められた保留回数を越えると、色ずれ検出パターンを形成させる。
請求項7に記載の発明は、4〜6の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記被転写部材が記録媒体であり、前記記録媒体を搬送ロールで搬送する。
請求項8に記載の発明は、請求項4〜7の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記記録媒体の両面印刷する用紙搬送路が設けられた。
請求項1に記載の発明によれば、像保持体上に色ずれ検出パターンを形成することで記録媒体が無駄になることはない。
請求項2に記載の発明によれば、記録媒体に形成された色ずれ検出パターンの痕が目立たなくなる。
請求項3に記載の発明によれば、像密度が、予め定められた像密度未満の場合であっても、強制的に色ずれ検出パターンを形成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、像保持体上に色ずれ検出パターンを形成することで記録媒体が無駄になることはない。
請求項5に記載の発明によれば、記録媒体に形成された色ずれ検出パターンの痕が目立たなくなる。
請求項6に記載の発明によれば、像密度が、予め定められた像密度未満の場合であっても、強制的に色ずれ検出パターンを形成することができる。
請求項7に記載の発明によれば、大幅なコストダウンを図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、色ずれ検出パターンを形成した後、記録媒体を再セットすることなく、そのまま通常の画像形成を行うことができ、操作性及び生産性が向上する。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 用紙搬送方向最下流の感光体上に形成された色ずれ検出用パターンを示す展開図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の用紙搬送方向最下流の感光体上に色ずれ検出用パターンを形成する方法を示す説明図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の用紙搬送方向最下流の感光体上に色ずれ検出用パターンを形成する方法を示す説明図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の用紙搬送方向最下流の感光体上に色ずれ検出用パターンを形成する方法を示す説明図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の用紙搬送方向最下流の感光体上に色ずれ検出用パターンを形成する方法を示す説明図である。 用紙搬送方向最下流の感光体上に形成された色ずれ検出用パターンの変形例を示す展開図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の色ずれ補正処理タイミングの他の例を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態に係る色ずれ検出装置が適用された画像形成装置について説明する。
図1に示すように、画像形成装置10には、下から順に(記録媒体である用紙Pの搬送方向に沿って)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色の画像を形成する画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kが縦型配列されている。
なお、図1は、上下方向が鉛直方向となる。以下、YMCKを区別する必要がある場合は、符号の後にY、M、C、Kの何れかを付して説明し、YMCKを区別する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略する。
画像形成ユニット12Yの下方には、用紙Pを積み重ねて収容する引出型の給紙カセット52が設けられている。この給紙カセット52からは、最上層の用紙Pが、用紙取出機構54によって1枚ずつ取り出され、図示はしないが、複数対のローラと複数対の案内板とで構成される用紙送り込み搬送部56によって主搬送部58へ搬送される。主搬送部58には、複数対の用紙ガイド80及び搬送ロール82が設けられており、この主搬送路58によって用紙Pが画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kへ搬送される。
ここで、画像形成ユニット12のケース14内には、後述するLPH(LEDアレイプリントヘッド)16、感光体(像保持体)18、帯電体20、現像部22、払拭部24がそれぞれ配置されている。LPH16は、光源として用いられる複数の発光素子が列状に並んで配置されており、制御手段としての制御ユニット26(後述する)によってその動作が制御されると共に、各色の画像データに基づいて点灯制御される。
このように光源としてLPH16を用いることで、光ビームの走査光学系が不要となるため、その分のスペースが不要となり、画像形成装置10を小型化できる。但し、光源は、光ビームの走査光学系を用いた画像形成装置であっても勿論良い。
また、LPH16の前方(図1の右側)には、筒状の感光体18が配設されており、画像データに基づいて点灯制御されるLPH16の光ビームによって該感光体18の表面が露光される。
この感光体18の周囲には、帯電体20、現像部22、転写ロール60、払拭部24がそれぞれ配置されており、帯電体20によって感光体18は、その表面が帯電し、LPH16の光ビームによって露光されることで、表面には静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像部22によって現像され感光体18上にはトナー像が形成される。感光体18Y、18M、18C、18Kには、それぞれ転写ロール60Y、60M、60C、60Kが接触した状態で配置されている。そして、感光体18Y、18M、18C、18Kと転写ロール60Y、60M、60C、60Kの接触部が、それぞれ転写部となっている。
そして、画像形成時(印刷時)、転写ロール60Y、60M、60C、60Kにはトナーの逆極性の転写電圧が印加され、感光体18Y、18M、18C、18K上でトナー現像された各色の画像が、これらの転写ロール60Y、60M、60C、60Kによって、用紙Pへ順次重ねて転写される。このとき、転写されずに残った残留トナーは、払拭部24で除去される。
一方、主搬送部58の用紙搬送方向下流側である上部には、定着部62が配設されている。この定着部62には、加熱ローラ64と加圧ローラ66とが接触して対向しており、用紙Pは、この接触している部分に入り込み、画像の加圧かつ加熱処理がなされるようになっている。また、定着部62の用紙搬送方向下流側である上部には、複数対のローラで構成された排出搬送部68が配置されている。
この排出搬送部68によって、定着部62での定着処理が終了した用紙Pは、図1の左斜め方向に方向転換されて、装置本体35の上面に形成された排出部70へ排出される。
また、画像形成装置10の前面側、つまり、図1の右側には、後述する反転搬送部72を構成する開閉カバー84が設けられており、定着部62の上部からこの開閉カバー84に渡って、反転搬送部72が設けられている。装置本体35には、この反転搬送部72及び排出搬送部68の一部を構成する切替部材(図示省略)が揺動可能に設けられており、この切替部材によって、用紙Pの搬送路が反転搬送部72或いは排出搬送部68に切り替えられる。
用紙Pの両面に画像を形成(いわゆる両面印刷)する際、排出搬送部68によって一旦排出部70へ案内される用紙Pの後端部が切替部材を通過すると、該切替部材が排出搬送部68側から反転搬送部72側へ揺動して、搬送路を切り替える。そして、後端部を先頭に該用紙Pが、反転搬送部72を矢印方向へ向かって装置本体35内で下方へ向かって搬送され、反転搬送部72の下流部に配設されたガイドローラ76によってUターンして主搬送部58へ戻されるようになっている。
主搬送部58によって転写部へ戻された用紙Pは、裏面側にも4色のフルカラーの画像が転写された後、定着部62へと送り込まれ、画像の定着処理がなされ、排出搬送部68よって排出部70へ案内される。
ここで、縦列配列された画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kの裏面側、つまり、図1の左側には、前述した制御ユニット26が配設されている。制御ユニット26は、帯電体20によって感光体18の表面を帯電し、LPH16から光ビームを照射して感光体18の表面に静電潜像を形成させ、現像部22によって、トナーを用いて現像すると共に、転写ロール60にトナーと逆極性の転写電圧を印加し、現像されたトナー像をP用紙へ転写して、該トナー像が転写された用紙Pを定着処理した後排出するというこれらの各処理工程の動作を制御する。
また、制御ユニット26の左側には、その上位となるコントローラボード28が配設されており、制御ユニット26は、このコントローラボード28によって管理されている。すなわち、コントローラボード28は、外部のホストコンピュータ等からの画像データの入力、画像処理、画像形成タイミング等を管理し、MCUインターフェイス(図示省略)を介して制御ユニット26に対して動作を指示するようになっている。
そして、この制御ユニット26には、図示しない商用電源が接続されており、コントローラボード28の上下部でそれぞれ低電圧電源30、高電圧電源32を生成し、電源供給ライン(図示省略)を介して各部へ電源を供給する。
ところで、この画像形成装置10では、所定枚数毎に或いは強制的に色ずれ検出用パターン86(図2参照)を形成し、各色における色ずれを検出し補正している(色ずれ補正処理)。
本実施形態では、図3〜図6に示すように、画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kにおいて、各感光体18Y、18M、18C(これらは最下流像保持体以外の像保持体)、18K(最下流像保持体)の軸方向の両端部に、感光体18Y、18M、18C、18Kの軸方向に沿って色ずれ検出用パターン86Y、86M、86C、86K用の潜像が形成される(なお、図3〜図6では説明の都合上、感光体18Y、18M、18C、18Kと転写ロール60Y、60M、60C、60Kの間に隙間を設けている)。
ここで、転写ロール60Y、60M、60Cには、トナーの逆極性の転写電圧が印加され、現像された色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cが用紙Pへ転写される。このため、用紙P上には、色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cが形成される。
次に、画像形成ユニット12Kでは、転写ロール60Kにトナーの同極性の転写電圧を印加する。これにより、図6に示すように、用紙Pに転写された色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cが感光体18K上へ転写される。
ここで、図2に示すように(なお、感光体18Kの外周面の展開図である)、感光体18Kの表面に転写された各色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cは、色ずれ検出用パターン86Kと色ずれ検出用パターン86Kの間にそれぞれ配置されるように、予め形成しておく。
つまり、感光体18K上において、色ずれ検出用パターン86K、色ずれ検出用パターン86Y、色ずれ検出用パターン86K、色ずれ検出用パターン86M、色ずれ検出用パターン86K、色ずれ検出用パターン86C、色ずれ検出用パターン86Kの順番に色ずれ検出用パターン86が形成される。
一方、感光体18Kの用紙Pの印字領域と対向する、感光体18Kの上部に色ずれ検出センサ40が配設されており、感光体18Kの回転時に感光体18K上に形成された色ずれ検出用パターン86Kが色ずれ検出センサ40によって検出される。
色ずれ検出センサ40は、感光体18Kの表面を照射し、その反射光による受光量に比例して電圧を出力する構成となっており、電圧がピークに達するとパルスを制御ユニット26(図1参照)へ送信するようになっている。
色ずれ検出センサ40のパルスを受信した制御ユニット26は、色ずれ検出用パターン86Kによって受信したパルスを基準として、その変化量に基づいて、色ずれ検出用パターン86Kに対する各色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cの、用紙Pの搬送方向に沿った各色ずれ検出用パターン86の配置、及び用紙Pの搬送方向と直交する方向に沿った各色ずれ検出用パターン86の配置によって、各色の色ずれ量がそれぞれ検出される。
そして、この色ずれ量の検出結果に基づいて、必要に応じて、LPH16(図1参照)の書き出しのタイミング及び位置などを制御し、各色の画像形成位置の調整を行う(色ずれ補正処理)。
なお、ここでは、図2に示すように、感光体18Kの長手方向に沿って色ずれ検出用パターン86を形成したが、各色ずれ検出用パターン86間で色ずれを検出することができれば良いため、この形状に限るものではない。例えば、図7に示すように、感光体18Kの周方向に沿ってジグザグ状の波形となるように、折れ線状の色ずれ検出用パターン88Y、88M、88C、88Kを形成してもよい。
この場合、感光体18K上で、色ずれ検出用パターン88Kと各色ずれ検出用パターン88Y、88M、88Cとで、その端部同士が接触するように配置する。これにより、隣り合う色ずれ検出用パターン88の端部同士が離れていたり、重なりあっていたりすることで、各色の色ずれ量を検出することができる。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
図1に示す制御ユニット26に画像形成指示(印刷指示)が入力されると、該制御ユニット26から各画像形成ユニット12へ画像データが送られる。これにより各画像形成ユニット12では、まず、帯電体20により感光体18の表面を帯電する。次に、各画像形成ユニット12では、該画像データに基づいて、LPH16の点灯が制御され、感光体18に静電潜像が形成される。そして、現像部22では、感光体18上の静電潜像にトナーを供給して静電潜像を現像する。
この動作に同期するように、給紙カセット52では、最上層の用紙Pが、用紙取出機構54によって取り出され、用紙送り込み搬送部56から主搬送部58へ送られ、搬送ロール82によって転写部へ搬送される。
各感光体18Y、18M、18C、18Kが用紙Pと接触する接触部には、転写ロール60Y、60M、60C、60Kが設けられ、用紙Pには感光体18と転写ロール60とに挟まれた状態で所定の圧力が作用する。
転写ロール60Y、60M、60C、60Kにはトナーの逆極性の転写電圧が印加され、感光体18Y、18M、18C、18K上でトナー現像された各色の画像が、各転写ロール60Y、60M、60C、60Kによって、用紙Pへ順次重ねて転写される。
つまり、用紙Pには、まず最下段の画像形成ユニット12Yの感光体18YからY色の画像が転写され、この転写領域が下から第2段目の画像形成ユニット12Mに到達すると、Y色の画像が転写された同一転写領域上にM色の画像が転写される。
次いで、下から第3段目の画像形成ユニット12Cにおいて、Y色及びM色の画像が転写された同一転写領域上にC色の画像が転写され、最上段の画像形成ユニット12Kにおいて、Y色、M色及びC色の画像が転写された同一転写領域上にK色の画像が転写され、結果として4色(YMCK)の画像が重ねられる。
このようにして4色の画像が重ねられた用紙Pは、主搬送部58に沿って定着部62へ送り込まれる。定着部62では、加熱ローラ64と加圧ローラ66とにより、用紙Pの加圧及び加熱処理がなされる。そして、排出搬送部68によって、装置本体35の上面に形成された排出部70へ排出される。
一方、色ずれ検出用パターン86を形成して、各色における色ずれを検出して補正する際、本実施形態では、図3〜図6に示すように、画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kにおいて、各感光体18Y、18M、18C、18K上に色ずれ検出用パターン86Y、86M、86C、86K用の潜像を形成する。
ここで、転写ロール60Y、60M、60Cには、トナーの逆極性の転写電圧を印加し、現像された色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cをそれぞれ所定の間隔で用紙Pへ転写することで、用紙P上に、色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cを形成するが、転写ロール60Kにはトナーの同極性の転写電圧を印加する。
このため、用紙Pが転写ロール60Kを通過すると、用紙Pに転写された色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cは、感光体18K上へ転写されることとなる。
感光体18Kには、予め色ずれ検出用パターン86Kが形成されているが、図2に示すように(なお、感光体18Kの展開図である)、色ずれ検出用パターン86Kと色ずれ検出用パターン86Kの間に、色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cがそれぞれ配置されるように色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cを形成しておく。
そして、感光体18K上に形成された色ずれ検出用パターン86を色ずれ検出センサ40によって検出し、その検出結果を制御ユニット26へ送る。そして、制御ユニット26では、この色ずれ検出センサ40の検出結果に基づいて、必要に応じて、LPH16(図1参照)の書き出しのタイミングなどを制御し、各色の画像形成位置の調整を行う(色ずれ補正処理)。
つまり、ここでは、一旦、用紙Pに転写された色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cを感光体18Kに転写するため、用紙P上の色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cは取り除かれることになる。
このため、用紙Pの、色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cが形成された面を通常の画像形成用として使用することができ、用紙Pを無駄にすることはない。つまり、色ずれ検出用パターン86Y、86M、86Cが形成された面を用紙Pの裏面として使用しなければならないということはなく、用紙Pの両面印刷も行える。
(その他の実施形態)
上記では、この画像形成装置10において、所定枚数毎(例えば、100枚印字毎とか)に或いは強制的に色ずれ検出用パターン86(図2参照)を形成し、各色における色ずれ補正処理を行うようにしたが、色ずれ補正処理を行うタイミングはこれに限るものではない。
例えば、画像形成装置10の電源投入直後や、周囲の環境変動検出により温度が5℃以上変動した場合などが挙げられる。勿論、印刷の度に実施しても良いが、各色における色ずれを検出し色ずれを補正する色ずれ補正処理では、数十秒を要するため、印刷生産性が低下する。このため、色ずれの悪化と生産性低下のバランスをとった適度な調整が求められる。
ここでは、制御ユニット26の演算部90において、用紙Pに形成される画像の像密度を検出し、該像密度が予め定められた像密度以上の場合に、色ずれ検出用パターン86を形成して、色ずれ補正処理を行う例を挙げる。
具体的には、図8に示すように、ステップ100では印刷待ち状態において、制御ユニット26に印刷指示が入力されるとステップ102へ移行する。次に、ステップ104において、前回印刷時に色ずれ補正処理を行ったか否か(後述する)が判断される。
ステップ104において、前回印刷時に色ずれ補正処理を行っていないと判断されると、ステップ106へ移行する。ステップ106では、予め定められた画像形成回数毎に色ずれ補正処理を行うべく、色ずれ補正処理を行うタイミングであるか否かが判断される。
換言すると、予め定められた回数、画像形成しないと色ずれ補正処理を行わないようにして画像形成装置10の印刷の生産性を低下させないようにする。
ステップ106において、色ずれ補正処理を行うタイミングではないと判断されると、ステップ108へ移行する。そして、ステップ108において、用紙Pが印刷される。そして、その後、ステップ100へ戻り、画像形成装置10は印刷待ち状態となる。
一方、ステップ104において、前回印刷時に色ずれ補正処理を行ったと判断されると、ステップ110へ移行する。また、ステップ104において、前回印刷時に色ずれ補正処理を行っていないと判断され、かつ、ステップ106において、色ずれ補正処理を行うタイミングであると判断された場合も、ステップ110へ移行する。
ステップ110では、色ずれ検出用パターン86が形成される位置において、色ずれ補正処理後に用紙Pに形成される画像の像密度を算出する。そして、ステップ112へ移行する。ステップ112では、用紙Pに形成される画像の像密度が予め定められた像密度(ここでは100%)以上か否かが判断される。
ステップ112において、用紙Pに形成される画像の像密度が100%以上であると判断されると、ステップ114へ移行する。ステップ114では、用紙Pに色ずれ検出用パターン86が形成され、色ずれ補正処理が行われる。そして、色ずれ補正処理後、ステップ108へ移行し、ステップ108において、用紙Pが印刷される。そして、その後、ステップ100へ戻り、画像形成装置10は印刷待ち状態となる。
一方、ステップ112において、用紙Pに形成される画像の像密度が100%未満であると判断されると、ステップ116において、色ずれ補正処理は保留となる。しかし、用紙Pに形成される画像の像密度が100%未満の状態が続くと、いつまで経っても色ずれ補正処理は実施されないことになるため、ステップ118では、この保留回数を確認する。
ステップ120において、保留回数(この保留回数は使用者が設定可能である)が、予め設定された保留回数以上となると、ステップ114へ移行し、色ずれ補正処理が行われる。一方、ステップ120において、保留回数が予め設定された保留回数未満の場合、ステップ100へ戻り、画像形成装置10は印刷待ち状態となる。
上記のこれらの実施形態では、一旦、色ずれ検出用パターン86が形成された用紙Pに画像を形成するため、像密度が高い(濃い)画像を印刷する直前に色ずれ補正処理を実施することで、色ずれ検出パターンの痕が目立たなくなる。
ここで、ステップ104において、前回印刷時に色ずれ補正処理を行ったか否かを判断するようにしているが、色ずれ補正処理のタイミングは画像形成回数で決めており、ステップ104、106で、この画像形成回数の範囲を定めている。
この画像形成回数の範囲内で、像密度が100%以上の画像が用紙Pに形成されれば良いが、像密度が100%以上の画像が用紙Pに形成されない場合は、強制的に色ずれ補正処理が行われる。これにより、色ずれを抑制する。
なお、本実施形態では、複数の搬送ロール82によって、用紙Pを搬送している。つまり、用紙Pに色ずれ検出用パターン86を形成することで、搬送ベルトを用いなくても済むようにしている。搬送ベルトは高価な部材であるため、コスト削減が図られる。但し、搬送手段として搬送ベルトを用いても良いのは勿論のことである。
さらに、本実施形態では、反転搬送部72を設けているため、色ずれ検出用パターン86を形成した後、用紙Pを再セットすることなく、そのまま通常の画像形成を行えるので、反転搬送部72を設けていない画像形成装置と比較すると、操作性及び生産性が向上する。
10 画像形成装置(色ずれ検出装置)
12 画像形成ユニット
16 LPH(露光手段)
18 感光体(像保持体)
18Y 感光体(用紙搬送方向最下流以外の像保持体)
18M 感光体(用紙搬送方向最下流以外の像保持体)
18C 感光体(用紙搬送方向最下流以外の像保持体)
18K 感光体(用紙搬送方向最下流の像保持体)
22 現像部(現像装置)
26 制御ユニット(制御手段)
40 色ずれ検出センサ(色ずれ検出手段)
60 転写ロール(転写手段)
82 搬送ロール
86 色ずれ検出用パターン
86Y 色ずれ検出用パターン
86M 色ずれ検出用パターン
86C 色ずれ検出用パターン
86K 色ずれ検出用パターン
88 色ずれ検出用パターン
88Y 色ずれ検出用パターン
88M 色ずれ検出用パターン
88C 色ずれ検出用パターン
88K 色ずれ検出用パターン

Claims (8)

  1. 現像剤像が転写される被転写部材に色ずれ検出パターンを形成する色ずれ検出パターン形成手段と、
    前記色ずれ検出パターン形成手段によって形成された色ずれ検出パターンを像保持体へ転写する転写手段と、
    前記像保持体上に形成された色ずれ検出パターン間の色ずれを検出する色ずれ検出手段と、
    を有する色ずれ検出装置。
  2. 前記被転写部材に形成される画像の像密度が、予め定められた像密度以上の場合、前記画像を形成する前に、前記色ずれ検出パターン形成手段によって色ずれ検出パターンを形成させる制御手段が設けられた請求項1に記載の色ずれ検出装置。
  3. 前記被転写部材に形成される画像の像密度が、予め定められた像密度未満の場合、前記制御手段が、前記色ずれ検出パターン形成を保留すると共に、予め定められた保留回数を越えると、色ずれ検出パターンを形成させる請求項1又は2に記載の色ずれ検出装置。
  4. 複数の光源から光ビームを出射する露光手段と、
    前記露光手段からの光ビームによって表面が露光され静電潜像が形成される複数の像保持体と、
    前記像保持体上の静電潜像を現像する現像装置と、
    前記像保持体上の画像を被転写部材に転写する転写手段と、
    全ての前記像保持体上に色ずれ検出パターンを形成し、前記被転写部材の搬送方向の下流に配置された最下流像保持体以外の像保持体上の前記色ずれ検出パターンを被転写部材に転写した後、被転写部材に転写された色ずれ検出パターンを最下流像保持体上に転写する制御手段と、
    前記最下流像保持体上に形成された色ずれ検出パターン間の色ずれを検出する色ずれ検出手段と、
    を有する画像形成装置。
  5. 前記被転写部材に形成される画像の像密度が、予め定められた像密度以上の場合、前記画像を形成する前に、前記色ずれ検出パターン形成手段によって色ずれ検出パターンを形成させる制御手段が設けられた請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記被転写部材に形成される画像の像密度が、予め定められた像密度未満の場合、前記制御手段が、前記色ずれ検出パターン形成を保留すると共に、予め定められた保留回数を越えると、色ずれ検出パターンを形成させる請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記被転写部材が記録媒体であり、前記記録媒体を搬送ロールで搬送する請求項4〜6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記記録媒体の両面印刷する用紙搬送路が設けられた請求項4〜7の何れか1項に記載の画像形成装置。
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