JP2010101716A - レゾルバ - Google Patents

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JP2010101716A
JP2010101716A JP2008272572A JP2008272572A JP2010101716A JP 2010101716 A JP2010101716 A JP 2010101716A JP 2008272572 A JP2008272572 A JP 2008272572A JP 2008272572 A JP2008272572 A JP 2008272572A JP 2010101716 A JP2010101716 A JP 2010101716A
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Hiroshi Tagawa
浩 田川
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】 軸倍角が1のレゾルバにおいて、ロータ巻線作業を低減することのできるレゾルバを提供すること。
【解決手段】 レゾルバ1は、ロータ鉄心2のスロット3、またはティース4が2個のみからなる構成の、軸倍角が1のレゾルバである。スロット3またはティース4が2個のみであるため、巻線5を施すティース4は2箇所だけである。したがって、ロータ鉄心に多数のティースが設けられていた従来のレゾルバと比べて、巻線作業は必要最低限に留めることができる。また本レゾルバ1においては、信号処理形式は、1相励磁/2相出力、2相励磁/1相出力、のいずれでも構成可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明はレゾルバに係り、特に、軸倍角1のレゾルバにおいてロータ巻線作業の低減可能なレゾルバに関する。
従来、レゾルバのロータ鉄心には、ある程度多数のスロットまたはティースが設けられている。たとえば20個、あるいは11個等である。これは、このように多数のスロット等を備えた構成にしておけば、軸倍角の異なる型のレゾルバを製造する場合にも1種類のロータ鉄心によって製造可能となり、製造工程上便利だからである。なお軸倍角とは、入力機械角に対する出力電気角の比のことである。
図4はかかる従来のレゾルバのロータ鉄心の例を示す軸方向からの断面図(a)および側面図(b)である。また、
図5は図4のロータ鉄心に巻線を施した状態を示す軸方向からの断面図(a)および側面図(b)、
図6は図5に示すロータ鉄心を備えたレゾルバの半断面図(A)および軸方向からの要部断面図(B)である。これらに図示するロータ鉄心は、11のスロットおよびティースを備えたものである。また、後掲特許文献1開示技術は、かかる従来技術の一例を示すものである。
特開2008−241405号公報「レゾルバ」
さて従来のレゾルバはかかる構成のロータ鉄心を用いるため、軸倍角が複数の型のレゾルバを製造する場合には都合がよい。しかし一方、レゾルバの型を軸倍角1のものに限定した場合、ロータ巻線作業を、ロータ鉄心に設けられたティースの数だけ行わなくてはならず、このことが軸倍角1のレゾルバの製造コストを押し上げる要因となっていた。
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点を除き、軸倍角1のレゾルバにおいてロータ巻線作業を低減することのできるレゾルバを提供することである。
本願発明者は上記課題について検討した結果、スロットまたはティースが2個のみのロータ鉄心とする本発明に至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
(1) ロータ鉄心のスロットまたはティースが2個のみからなるレゾルバ。
(2) 信号処理形式が1相励磁/2相出力、または2相励磁/1相出力であることを特徴とする、(1)に記載のレゾルバ。
(3) 軸倍角が1であることを特徴とする、(1)または(2)に記載のレゾルバ。
本発明のレゾルバは上述のように構成されるため、これによれば、軸倍角1のレゾルバにおいて、ロータ巻線作業を低減することができ、製造コスト低減を図ることができる。
以下、図面により本発明をさらに詳細に説明する。
図1は、本発明のレゾルバに係るロータ鉄心の例を示す軸方向からの断面図(a)および側面図(b)である。また、
図2は図1のロータ鉄心に巻線を施した状態を示す軸方向からの断面図(a)および側面図(b)、
図3は図2に示すロータ鉄心を備えた本発明レゾルバの半断面図(A)および軸方向からの要部断面図(B)である。
これらに図示するように本発明のレゾルバ1は、ロータ鉄心2のスロット3またはティース4が2個のみからなる構成である。スロット3またはティース4が2個のみであるため、巻線5を施すティース4は2箇所だけであり、前掲図4等で示した従来のレゾルバのロータ鉄心42と比べて、巻線作業は必要最低限に留めることができる。
なお本発明レゾルバは、上述の通り、軸倍角が1の型にのみ適用される。また、信号処理形式は1相励磁/2相出力、2相励磁/1相出力のいずれでも構成可能である。
本発明のレゾルバによれば、軸倍角1のレゾルバ製造におけるロータ巻線作業の低減、ひいては製造コストの低減を実現でき、レゾルバ製造において利用性が高い発明である。
本発明のレゾルバに係るロータ鉄心の例を示す軸方向からの断面図(a)および側面図(b)である。 図1のロータ鉄心に巻線を施した状態を示す軸方向からの断面図(a)および側面図(b)である。 図2に示すロータ鉄心を備えた本発明レゾルバの半断面図(A)および軸方向からの要部断面図(B)である。 従来のレゾルバのロータ鉄心の例を示す軸方向からの断面図(a)および側面図(b)である。 図4のロータ鉄心に巻線を施した状態を示す軸方向からの断面図(a)および側面図(b)である。 図5に示すロータ鉄心を備えたレゾルバの半断面図(A)および軸方向からの要部断面図(B)である。
符号の説明
1…レゾルバ
2…ロータ鉄心
3…スロット
4…ティース
5、8…巻線
6…軸
7…ステータ鉄心
9…ケース
10…リード線
R…ロータトランス
S…ステータトランス
41…従来のレゾルバ
42…ロータ鉄心(従来のレゾルバ。以下同様)、 43…スロット、 44…ティース、 45、48…巻線、 46…軸、 47…ステータ鉄心、 49…ケース、 410…リード線、 4R…ロータトランス、 4S…ステータトランス

Claims (3)

  1. ロータ鉄心のスロットまたはティースが2個のみからなるレゾルバ。
  2. 信号処理形式が1相励磁/2相出力、または2相励磁/1相出力であることを特徴とする、請求項1に記載のレゾルバ。
  3. 軸倍角が1であることを特徴とする、請求項1または2に記載のレゾルバ。
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