JP2010101549A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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裕史 柴田
Hiroshi Ishihara
博 石原
Hiroshi Kitanishi
博 北西
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孝信 藤本
Tadashi Yanagisawa
忠 柳澤
Kazuo Uchitani
和雄 内谷
Yoshitaka Fukita
義隆 吹田
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Abstract

【課題】使用者へ貯湯タンク内の湯を使用していることを認識させ、貯湯タンクから不必要な湯の出湯が低減可能な貯湯式給湯機を提供すること。
【解決手段】本発明の貯湯式給湯機は、湯水を貯える貯湯タンク3と、貯湯タンク3内の湯水を加熱する加熱手段1と、機器の運転状態を表示する表示部および操作部を有するリモコン装置30とを備え、リモコン装置30に貯湯タンク3からの出湯を許可する給湯入切操作部33を設けるものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、給湯端末へ湯水を供給する混合弁を有した貯湯式給湯機に関するものである。
図7は、従来の貯湯式給湯機の構成図である。図7において、従来の貯湯式給湯機は、加熱源であるヒートポンプユニット101と、湯水を貯える貯湯タンク103を有するタンクユニット102で構成されている(例えば、特許文献1参照)。まず、ヒートポンプユニット101について説明する。
ヒートポンプユニット101は、冷媒を圧縮し高温高圧冷媒にする圧縮機104、冷媒と水とが熱交換を行い高温水を生成する冷媒水熱交換器105、冷媒を減圧する減圧装置106、大気と冷媒とが熱交換を行い冷媒が大気から吸熱を行う蒸発器107を、順次冷媒配管108にて環状に接続して構成されるヒートポンプ回路を有している。冷媒には二酸化炭素が用いられ、圧縮機104で圧縮された後の冷媒は超臨界圧力を超える状態となり、図6に矢印で示すように冷媒配管内を循環している。
次に、タンクユニット102について説明する。タンクユニット102は、湯水を貯える貯湯タンク103を有し、貯湯タンク103の底部からヒートポンプユニット101内の冷媒水熱交換器105に低温水を搬送するための循環ポンプ110が設けられており、循環ポンプ110を駆動させることによって、貯湯タンク103の底部から冷媒水熱交換器105へ低温水が搬送される。
また、冷媒水熱交換器105で生成された高温水は、水流路を切り替える三方弁111によって貯湯タンク103の上下へ送られる。冷媒水熱交換器105で生成される温水の温度が所定温度未満の場合には、三方弁111は貯湯タンク103の底部と連通する方向に切り替えられ、下部給湯配管112を経て貯湯タンク103の底部へ湯水が送られる。しかしながら、冷媒水熱交換器105で生成される温水の温度が所定温度以上の場合には、三方弁111は貯湯タンク103の上部と連通する方向に切り替えられ、上部給湯配管113を経て貯湯タンク103の上部へ湯水が送られる。
また、貯湯タンク103の下部に設けた給水口114には、給水源から水を供給するための給水配管115が接続され、貯湯タンク103の上部に設けた出湯口116には、給湯端末へ高温水を供給するための出湯配管117が接続されている。そして給水口114には給水源からの水圧が常時掛かっている状態となり、出湯配管117から高温水が出湯されるに伴って、給水口114から水が供給される構成となっている。
また、給水配管115から分岐した給水分岐配管118が設けられており、出湯配管117と給水分岐配管118とは混合手段である電動式混合弁119に接続され、使用者がリモコン130で設定した温度が給湯端末122へ出湯するように、電動式混合弁119にて湯水が混合され給湯端末122へ送られる構成になっている。そして電動式混合弁119の下流側には、温度検知手段であるサーミスタ120が配設されており、サーミスタ120で検知する温度が、使用者が設定した設定温度となるように電動式混合弁119の開度が変更される。また電動式混合弁119の下流側には、流量を検知する流量検知装置121が設けられており、給湯端末へ送られる湯水の流量を検出している。
また、給湯端末122には、電動式混合弁119から湯を供給する湯供給配管128と
、給水源から水を供給する水供給配管129が接続されており、使用者が給湯端末122にて実際に温度を見ながらさらに湯水を混合できる構成となっている。
図8は、従来の貯湯式給湯機を操作するリモコン130の構成図である。図8に示すように、リモコン130は、給湯機の各種設定を行う操作部131と、給湯機の情報を表示する表示部132を有しており、使用者は操作部131を操作して電動式混合弁119にて混合する温度を設定する(例えば、特許文献2参照)。
また、給湯端末122には様々な端末形態があるが、給湯端末122がシングルレバー構成の混合栓が近年ではよく使用されている(例えば、特許文献3参照)。図8はシングルレバー構成の混合栓の構成図であり、給湯端末122は、湯水の温度調節を行う操作レバー123と、湯水が出湯する出湯口124を有している。ちなみに図9(a)は、給湯端末122の斜視図、図9(b)は、給湯端末122の操作レバー123の上面図である。
給湯端末122には、リモコン130で設定した温度の湯が供給されるが、実際に湯の温度を見ながら温度調節が可能なように、給湯端末122には水供給配管129が接続されて水が供給される構成になっている。そのため、使用者は操作レバー123を左右に駆動することで、湯水の温度調節が可能になっている。
シングルレバー構成の給湯端末122の場合は、使用者が操作レバー123を上下に操作することで、出湯口124から湯水の出湯/停止を行い、操作レバー123を左右に操作することで、出湯口124から出てくる湯水の温度を調節することができる。つまり、操作レバー123を水側全開に回しておけば出湯口124からは水しか出てこないし、湯側全開に回しておけば出湯口124からはリモコン130で設定した温度の湯しか出てこない構成となっている。
特開2005−188763号公報 特開2003−185248号公報 実開平4−114182号公報
しかしながら、貯湯式給湯機の場合、貯湯タンク内に常時高温湯が貯えられる構成になっており、一定期間給湯機を使用しない場合に貯湯タンク内の湯水を抜かない限り、使用者が給湯端末122から湯水を出せば、貯湯タンク内の高温湯が給湯端末122へ供給される構成になっている。
そのため、使用者が給湯端末から湯水を出す場合、使用者自身は「水」で良いにも関わらず、給湯端末が上述したようなシングルレバー構成の場合には、操作部が少しでも湯側に向いていると、貯湯タンク内の湯が出湯管117を通って、給湯端末122へ供給されてしまう。
さらに貯湯式の給湯機ゆえに、高温湯が入っている貯湯タンクの容量が決まっており、無駄な出湯が継続すると、貯湯タンクの湯切れの原因となってしまい、電気代の高い昼間に追加で沸き上げ運転を行わなければならなくなってしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、使用者へ貯湯タンク内の湯を使用していることを認識させ、貯湯タンクから不必要な湯の出湯が低減可能な貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の貯湯式給湯機は、湯水を貯える貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、機器の運転状態を表示する表示部および操作部を有するリモコン装置とを備え、前記リモコン装置に前記貯湯タンクからの出湯を許可する給湯入切操作部を設けたことにより、貯湯タンクからの出湯自体を停止することができ、不必要な時には高温湯の出湯を無くし、ひいては貯湯タンク内の湯切れの発生を抑制することができる。
本発明は、使用者へ貯湯タンク内の湯を使用していることを認識させ、貯湯タンクから不必要な湯の出湯が低減可能な貯湯式給湯機を提供することができる。
第1の発明の貯湯式給湯機は、湯水を貯える貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、機器の運転状態を表示する表示部および操作部を有するリモコン装置とを備え、前記リモコン装置に前記貯湯タンクからの出湯を許可する給湯入切操作部を設けたことにより、貯湯タンクからの出湯自体を停止することができ、不必要な時には高温湯の出湯を無くし、ひいては貯湯タンク内の湯切れの発生を抑制することができる。
第2の発明の貯湯式給湯機は、特に第1の発明において、前記貯湯タンクから出湯する出湯配管と、給水源から市水を供給する給水分岐配管と、前記給湯配管と前記給水分岐配管とを接続し所望の湯温の湯水を生成する混合手段とを備え、前記給湯入切操作部を操作することにより、前記混合手段を駆動し水側全開にすることで、従来からの貯湯式給湯機の構成要素にある部品を使用して機能を実現することで、大掛かりな設計変更をすることなく、簡単な構成で貯湯タンクから、水および、湯の出湯を切り替えることができる。
第3の発明の貯湯式給湯機は、特に第1の発明において、前記貯湯タンクから出湯する出湯配管と、給水源から市水を供給する給水分岐配管と、前記給湯配管と前記給水分岐配管とを接続し適温の湯を生成する混合手段と、前記混合手段から給湯端末への湯水の供給を遮断する遮断手段とを備え、前記給湯入切操作部を操作することにより、前記遮断手段で湯水の供給を遮断することで、簡単な構成で貯湯タンクからの湯の流出を確実になくすことができ、かつ水および、湯の出湯を簡単な操作で切り替えることができる。
第4の発明の貯湯式給湯機は、特に第1から第3の発明において、前記給湯入切操作部は、前記リモコン装置の入切スイッチとは独立したことにより、リモコン装置の表示の入切スイッチとは独立したスイッチを操作するだけで、湯を使用したくないときに出湯を停止させることができ、さらに従来の貯湯式のリモコンの使い勝手を崩すことなく、お湯の出湯が不必要な場合のみ、専用スイッチにて、不必要な高温湯の出湯を無くし、ひいては貯湯タンク内の湯切れの発生を抑制することができる。
第5の発明の貯湯式給湯機は、特に第1から第4の発明において、浴室に貯湯式給湯機の操作を行う浴室リモコン装置と、前記浴室リモコン装置に前記貯湯タンクからの出湯を許可する風呂側給湯入切操作部とを備え、前記風呂側給湯入切操作部を操作して前記貯湯タンクからの出湯を禁止している際においても、浴室外に設けた前記リモコン装置の給湯入切操作部を操作して前記貯湯タンクからの出湯要求がある場合には、前記リモコン装置で設定した設定温度の湯を給湯端末へ供給するように前記混合手段の開度を変更することにより、浴室側のリモコン装置にて貯湯タンクからの高温湯の出湯を禁止していても、浴室外に設けられているリモコン装置から貯湯タンクからの出湯要求があれば、設定温度となるように混合手段の開度を駆動して、給湯端末へ所望の温度の湯水を供給することができる。
第6の発明の貯湯式給湯機は、特に第1から第5の発明において、前記給湯入切操作部を操作することにより、リモコン装置および/または浴室リモコンの表示部に貯湯タンクからの出湯を停止していることを表示することで、リモコン装置の表示部が「水」または「給湯停止」などの情報によって使用者への認識を促すことができ、現在水が出るのか、湯が出るのかを表示部で一目で認識することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における貯湯式給湯機の構成図である。図1において、本発明の貯湯式給湯機は、加熱手段であるヒートポンプユニット1と、湯水を貯える貯湯タンク3を有するタンクユニット2で構成されている。まず、ヒートポンプユニット1について説明する。なお、本実施の形態では加熱手段としてヒートポンプを用いて説明するが、ヒートポンプに限定されることはなく、ヒートポンプに代えて電気ヒータを用いて湯水を加熱する構成であっても問題は無い。
本実施の形態の加熱手段であるヒートポンプユニット1は、冷媒を圧縮し高温高圧冷媒にする圧縮機4、冷媒と水とが熱交換を行い高温水を生成する冷媒水熱交換器5、冷媒を減圧する減圧装置6、大気と冷媒とが熱交換を行い冷媒が大気から吸熱を行う蒸発器7を、順次冷媒配管8にて環状に接続して構成されるヒートポンプ回路を有している。冷媒には二酸化炭素が用いられ、圧縮機4で圧縮された後の冷媒は超臨界圧力を超える状態となり、図1に矢印で示すように冷媒配管内を循環している。なお、冷媒は二酸化炭素に限定されることはなく、R410A等のフロン系冷媒や、プロパン等の炭化水素系冷媒を用いたとしても問題はない。
次に、タンクユニット2について説明する。タンクユニット2は、湯水を貯える貯湯タンク3を有し、貯湯タンク3の壁面には複数の残湯温度検出手段であるサーミスタ50a〜50eまでが取り付けられており、それぞれのサーミスタが検出する温度に基づいて、貯湯タンク3内にどれくらいの湯があるかを検出している。基本的には、夜間時間帯(23時〜翌7時)の電気料金が安い時間帯に貯湯タンク3内の湯が沸き上げられるが、サーミスタ50a〜50eによって検出される温度に基づいて、貯湯タンク3内の残湯が少なくなってきたと判断すると、昼間時間帯であったとしてもヒートポンプユニット1で沸き増しをして、貯湯タンク3内に高温湯が貯えることで、昼間時間帯の湯切れを防止している。
また、貯湯タンク3の底部からヒートポンプユニット1内の冷媒水熱交換器5に低温水を搬送するための循環ポンプ10が設けられており、循環ポンプ10を駆動させることによって、貯湯タンク3の底部から冷媒水熱交換器5へ低温水が搬送される。
また、冷媒水熱交換器5で生成された高温水は、水流路を切り替える三方弁11によって貯湯タンク3の上下へ送られる。冷媒水熱交換器5で生成される温水の温度が所定温度未満の場合には、三方弁11は貯湯タンク3の底部と連通する方向に切り替えられ、下部給湯配管12を経て貯湯タンク3の底部へ湯水が送られる。しかしながら、冷媒水熱交換器5で生成される温水の温度が所定温度以上の場合には、三方弁11は貯湯タンク3の上部と連通する方向に切り替えられ、上部給湯配管13を経て貯湯タンク3の上部へ湯水が送られる。
また、貯湯タンク3の下部に設けた給水口14には、給水源から水を供給するための給
水配管15が接続され、貯湯タンク3の上部に設けた出湯口16には、給湯端末へ高温水を供給するための出湯配管17が接続されている。そして給水口14には給水源からの水圧が常時掛かっている状態となり、出湯配管17から高温水が出湯されるに伴って、給水口14から水が供給される構成となっている。
また、給水配管15から分岐した給水分岐配管18が設けられており、出湯配管17と給水分岐配管18とは混合手段である電動式混合弁19に接続され、使用者がリモコン装置30で設定した温度が給湯端末22へ出湯するように、電動式混合弁19にて湯水が混合され給湯端末22へ送られる構成になっている。そして電動式混合弁19の下流側には、温度検知手段であるサーミスタ20が配設されており、サーミスタ20で検知する温度が、使用者が設定した設定温度となるように電動式混合弁19の開度が変更される。また電動式混合弁19の下流側には、流量を検知する第1の流量検出手段である流量検知装置21が設けられており、給湯端末へ送られる湯水の流量を検出している。
また、給湯端末22には、電動式混合弁19から湯を供給する湯供給配管28と、給水源から水を供給する水供給配管29が接続されており、使用者が給湯端末22にて実際に温度を見ながらさらに湯水を混合できる構成となっている。
図2は、本発明の貯湯式給湯機を操作するリモコン装置30の構成図である。図2に示すように、リモコン装置30は、給湯機の各種設定を行う操作部31と、給湯機の情報を表示し蛍光管や液晶等で構成される表示部32を有しており、使用者は複数のボタン群で構成される操作部31を操作して電動式混合弁19にて混合する温度を設定したり、風呂の湯張り温度を設定することが可能となっている。また必要に応じて貯湯式給湯機の各設定内容を変更することも可能となっている。
以上のように構成された貯湯式給湯機について、使用者が給湯端末22から湯水を出した時の貯湯式給湯機の動作について説明する。
まず使用者は、リモコン装置30の操作部31を操作し、給湯端末22へ供給する湯の温度を設定する。この時、使用者はリモコン装置30の表示部32に表示される給湯温度を見ながら操作部31を操作して、給湯温度を設定する。例えば、図2には給湯温度が41度となるように設定されている様子を表している。
そして、使用者が給湯端末22から湯水を出すと、電動式混合弁19が駆動して、サーミスタ20で検知される温度が、リモコン装置30に表示されている設定温度となるようにフィードバック制御され、電動式混合弁19の湯側開度が決定される。そして給湯端末22へは電動式混合弁19で混合された湯水(すなわち、リモコン装置30で設定した温度の湯水)が供給される。さらに使用者は、給湯端末22においても湯と水とを混合できるようになっており、使用者が実際に湯水に触れながら適温の湯に混合することができる。
このような貯湯式給湯機において、例えば、図8に示すようなシングルレバーの混合栓が給湯端末22に採用されていたとする。そして使用者が「水のみ」を給湯端末22から出したい時には、図8(b)に示す操作レバー123を水側全開に回せば、貯湯タンク3からの湯水の出湯は停止され、給湯端末22からは水供給配管29を通って供給される水のみが出ることになる。
しかしながら、使用者によっては「水のみ」を出したいと思っても、前回使った操作レバー123の位置のまま、給湯端末22から湯水を出湯させる場合も多く、わざわざ操作レバー123を水側全開に回すことなく使用する場合がある。そしてその結果、操作レバ
ー123が少しでも湯側に回っていれば、貯湯タンク3からの湯水の出湯は継続されることになり、「水のみ」を給湯端末22から出せればいいと思っているにもかかわらず、貯湯タンク3から高温湯を無意識に使ってしまっていることになる。
そこで本発明では、リモコン装置30に給湯入切操作部33を設けることにより、使用者がお湯を使用したくないときに、リモコン装置30に設けた給湯入切操作部33を操作することにより、貯湯タンク3からの出湯を停止する構成としている。
次に、給湯入切操作部の操作方法の具体的な方法について説明する。本発明では、使用者がリモコン装置30の給湯入切操作部33の操作を行い、給湯を切に設定した場合、給湯湯水混合弁19の開度を水側全開に移動させることにより、給湯端末22のシングルレバーの位置を気にせずに、開閉しても、従来の貯湯式給湯機の構成と同じままで、貯湯タンク3の湯を消費することがなくなる。
その結果、貯湯タンク3内からの不必要な高温湯の出湯を無くし、ひいては貯湯タンク3内の湯切れの発生を抑制することができ、また貯湯式給湯機の構成要素にある給湯湯水混合弁19を使用することで、大掛かりな設計変更をすることなく、簡単な構成で貯湯タンクから、水および、湯の出湯を切り替えることができる。
また、図2に示すように、リモコン装置30の給湯入切操作部33は、リモコン装置30の表示部の入切を行う入切スイッチ34とは独立したスイッチの操作としている。使用者がお湯を使用したくないときに貯湯タンクから湯を出湯させることを操作することができるため、従来の貯湯式給湯機のリモコンの使い勝手を崩すことなく、お湯の出湯が不必要な場合のみ、専用スイッチにて、不必要な高温湯の出湯を無くし、ひいては貯湯タンク内の湯切れの発生を抑制することができる。
従来の燃焼機器等のリモコン装置では、リモコン装置の入切スイッチ34で、お湯が出るのか、水が出るのかを制御していた。これは熱源をON/OFFするためにリモコン装置の入切スイッチと、高温出湯のON/OFFするための入切スイッチとを一緒にした方が、使用性が良かったが、貯湯式給湯機では、常時高温の湯を貯えているため、現在何が出湯されているのか、何度の湯が出湯されているのかを表示しておく必要がある。そのため、本発明のように、リモコン装置30の入切操作部34とは独立したスイッチとすることにより、使用性を損なうことがなくなる。
また、図3は高温出湯を停止中のリモコンの状態図である。図3に示すように、本発明の貯湯式給湯機は、給湯入切操作部33を操作することにより、リモコン装置の表示部32が「水」または「給湯停止」に変わることにより使用者への認識を促すことができる。そのため使用者は、現在「水が出るのか」、「湯が出るのか」を表示部で一目で認識することができる。もちろん表示部32に表示する内容は、使用者に高温湯が出ないことを示す内容の表示であればよく、「水」または「給湯停止」はどちらの表示でもかまわない。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における貯湯式給湯機の構成図である。本実施の形態における貯湯式給湯機の構成において、実施の形態1における構成と同じ部位については、実施の形態1と同じ番号を付して説明を省略する。実施の形態1との違いは、湯供給配管28内に遮断手段である出湯遮断弁41を設けた点が異なる。
実施の形態2において、使用者が貯湯タンク3からの高温湯の出湯を停止する場合には、使用者がリモコン装置30の給湯入切操作部33の操作を行い、給湯を切に設定した場合、湯供給配管28内に出湯遮断弁41を閉じることにより、給湯端末22のシングルレ
バーの位置を気にせずに、開閉しても貯湯タンク3からお湯が流れることなく、貯湯タンク3の湯を消費することがない。
このように、貯湯タンク3内からの不必要な高温湯の出湯を無くし、ひいては貯湯タンク3内の湯切れの発生を抑制することができ、簡単な構成で貯湯タンクからの湯の流出をなくすことができ、かつ水および、湯の出湯を簡単な操作で切り替えることができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3における貯湯式給湯機の構成図である。本実施の形態における貯湯式給湯機の構成において、実施の形態1、2における構成と同じ部位については、実施の形態1、2と同じ番号を付して説明を省略する。実施の形態1、2との違いは、風呂回路を設けた点である。
図5に示すように、本実施の形態3における貯湯式給湯機は、出湯配管17から分岐して風呂出湯配管151が設けられており、また、給水分岐配管18から分岐して風呂給水分岐配管150が設けられている。そして風呂出湯配管151と風呂給水分岐配管150とを接続する混合手段である風呂湯水混合弁60が設けられており、風呂湯水混合弁60で混合された湯水を浴槽61へ供給可能に構成している。
さらに、風呂湯水混合弁60と浴槽61との間に、風呂湯水混合弁60の下流側には風呂湯水混合弁60を制御するための風呂供給温度検知手段であるサーミスタ62、および風呂湯水混合弁60で混合した湯水を浴槽61へ注湯するための遮断手段である風呂閉止弁63を備えている。また、浴室内にも給湯機の操作が可能な浴室リモコン装置70を設けている。
図6は、浴室に設けられた浴室リモコン装置70の構成図である。図6に示すように、浴室リモコン装置70は、給湯機の操作を行う操作部71、および給湯機の情報や現在の運転状況を表示する表示部72を有している。また、給湯端末への貯湯タンク3の高温湯の供給を停止するための風呂側給湯入切操作部73を設けている。そしてこの風呂側給湯入切操作部73を操作すると、リモコン装置30に設けた給湯入切操作部33を操作した時と同様に、電動式混合弁19の開度が水側全開となり、貯湯タンク3からの高温湯の出湯を禁止する。その結果、貯湯タンク3内からの高温湯の出湯がなくなり、不必要な時には確実に貯湯タンク3からの出湯を停止するため、湯切れ防止に繋がる。
このように構成された貯湯式給湯機において、以下、リモコン装置30と浴室リモコン装置70との連携について説明する。
使用者が浴室の蛇口(給湯端末75)から水だけでいいと判断すると、浴室リモコン装置70に設けられている風呂側給湯入切操作部73を押下することによって、電動式混合弁19の開度が水側全開に駆動する。その結果、浴室にいる人が風呂側給湯入切操作部73を操作して貯湯タンク3からの出湯を停止しているので、台所にいる人が、台所に設けている蛇口(給湯端末22)をひねったとしても貯湯タンク3から高温湯の供給はされず、台所の蛇口からは水しかでない。
しかしながら、浴室にいる人が湯はいらないと判断しても、台所にいる人が湯が必要だと感じる時があり、上述した構成であれば、台所からは水しか出ず非常に使用性が悪いものとなる。
そこで、本実施の形態3では、浴室リモコン装置70で貯湯タンク3からの高温湯の出湯を停止したとしても、浴室外に設けられているリモコン装置30で給湯入切操作部33
を操作すると、リモコン装置30で設定した設定温度となるように、電動式混合弁19の開度が駆動する。その結果、たとえ浴室で貯湯タンク3からの高温湯の出湯を禁止しても、台所で湯を使用したいときには、貯湯タンク3から高温湯を出湯することができ、非常に使用性が高くなる。
本実施の形態では、浴室で高温湯の使用を禁止し、台所で高温湯を使用したいときに解除できることを説明したが、逆に台所で高温湯の使用を禁止し、浴室で高温湯を使用したい時においても、本実施の形態同様、解除できることは言うまでもない。
また、実施の形態1と同様に、図6に示すように、本発明の貯湯式給湯機は、給湯入切操作部73を操作することにより、リモコン装置の表示部72が「水」または「給湯停止」に変わることにより使用者への認識を促すことができる。そのため使用者は、現在「水が出るのか」、「湯が出るのか」を表示部で一目で認識することができる。
また、図5には図示していないが、浴槽61内の湯水の追い焚き運転を自動で行う構成にした場合、風呂追い焚きの自動運転中は、給湯入切操作部33および風呂側給湯入切操作部73の操作を受け付けないようにしてもよい。つまり、浴槽61内の湯水の追い焚き運転を自動で行う設定にしている場合には、使用者が入浴する可能性が高いため、使用者が貯湯タンク3からの出湯を禁止されていることを知らないまま、入浴するといつまで経っても高温湯が出湯されず、非常に使用性が悪くなってしまうので、追い焚きの自動運転中は、給湯入切操作部33および風呂側給湯入切操作部73からの操作を受け付けないようにすることで、確実に浴室の蛇口には湯を供給するようにして、使用性を向上させている。
以上のように、本発明に係る貯湯式給湯機は、ヒートポンプサイクルと給湯サイクルが一体に構成された一体型ヒートポンプ式給湯機、別体に構成された分離型ヒートポンプ式給湯機、給湯用熱交換器で加熱したお湯をそのまま出湯できる直接出湯型ヒートポンプ式給湯機などの各種ヒートポンプ給湯機、さらには熱源に電気ヒータを用いる電気温水器にも適用できる。
本発明の実施の形態1における貯湯式給湯機の構成図 同実施の形態1におけるリモコン装置30の構成図 同実施の形態1におけるリモコン装置30の状態図 本発明の実施の形態2における貯湯式給湯機の構成図 本発明の実施の形態3における貯湯式給湯機の構成図 同実施の形態3における浴室リモコン装置70の構成図 従来の貯湯式給湯機の構成図 従来のリモコン装置の構成図 (a)従来の給湯端末の斜視図(b)従来の給湯端末の要部上面図
符号の説明
1 ヒートポンプユニット
2 タンクユニット
3 貯湯タンク
11 三方弁
12 下部給湯配管
13 上部給湯配管
14 給水口
15 給水配管
16 出湯口
17 出湯配管
18 給水分岐配管
19 電動式混合弁
20 サーミスタ
21 流量検知装置
22 給湯端末
30 リモコン装置
31 操作部
32 表示部
50a〜50e サーミスタ(残湯温度検出手段)

Claims (6)

  1. 湯水を貯える貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、機器の運転状態を表示する表示部および操作部を有するリモコン装置とを備え、前記リモコン装置に前記貯湯タンクからの出湯を許可する給湯入切操作部を設けたことを特徴とする貯湯式給湯機。
  2. 前記貯湯タンクから出湯する出湯配管と、給水源から市水を供給する給水分岐配管と、前記給湯配管と前記給水分岐配管とを接続し所望の湯温の湯水を生成する混合手段とを備え、前記給湯入切操作部を操作することで、前記混合手段を駆動し水側全開にすることを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記貯湯タンクから出湯する出湯配管と、給水源から市水を供給する給水分岐配管と、前記給湯配管と前記給水分岐配管とを接続し適温の湯を生成する混合手段と、前記混合手段から給湯端末への湯水の供給を遮断する遮断手段とを備え、前記給湯入切操作部を操作することで、前記遮断手段で湯水の供給を遮断することを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記給湯入切操作部は、前記リモコン装置の入切スイッチとは独立したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の貯湯式給湯機。
  5. 浴室に貯湯式給湯機の操作を行う浴室リモコン装置と、前記浴室リモコン装置に前記貯湯タンクからの出湯を許可する風呂側給湯入切操作部とを備え、前記風呂側給湯入切操作部を操作して前記貯湯タンクからの出湯を禁止している際においても、浴室外に設けた前記リモコン装置の給湯入切操作部を操作して前記貯湯タンクからの出湯要求がある場合には、前記リモコン装置で設定した設定温度の湯を給湯端末へ供給するように前記混合手段の開度を変更することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記給湯入切操作部を操作することにより、前記リモコン装置および/または前記浴室リモコン装置の表示部に貯湯タンクからの出湯を停止していることを表示することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の貯湯式給湯機。
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