JP2010101505A - 加湿装置 - Google Patents

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JP2010101505A JP2008270586A JP2008270586A JP2010101505A JP 2010101505 A JP2010101505 A JP 2010101505A JP 2008270586 A JP2008270586 A JP 2008270586A JP 2008270586 A JP2008270586 A JP 2008270586A JP 2010101505 A JP2010101505 A JP 2010101505A
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Hiroki Ueda
裕樹 上田
Tetsuya Yoshida
哲也 吉田
Shunsuke Matsuoka
俊介 松岡
Daisuke Hamada
大輔 濱田
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Abstract

【課題】本発明は加湿装置に関するもので、静電霧化手段の負イオン化された微細水滴の発生量を減らすことなく、加湿装置の運転音の低減をすることができる。
【課題手段】そしてこの目的を達成するために本発明は、吸気口2と排気口3を有する本体ケース1と、この本体ケース1内で、吸気口2から排気口3に送風される送風路に加湿手段5と送風手段9とを設け、この送風手段9はケーシング10に電動機11を設け、この電動機11の回転軸にシロッコファン12を備え、排気口3近傍のケーシングに静電霧化手段13を設けた構成とし、この静電霧化手段13は風上側に吸込口を14備え、風下側に吹出口15を備え、吹出口15と吸込口14とが連通した連通路16で、吹出口15に対向する位置に静電霧化部17を設け、吹出口15は略円筒形で風下側に切欠き部18を有する加湿装置。
【選択図】図1

Description

本発明は給水した加湿フィルターに通風することにより室内を加湿すると共に、静電霧化手段を搭載した加湿装置に関する。
従来のこの種の構成は以下のようになっていた。
すなわち、図9〜11に示すように、吸気口102と排気口103を有する本体ケース101と、この本体ケース内で、前記吸気口から前記排気口に送風される送風路104に加湿手段105と送風手段106とを設け、この送風手段はケーシング107に電動機108を設け、この電動機の回転軸にシロッコファン109を備え、前記排気口近傍の前記ケーシングに静電霧化手段110を設けた構成となっていた。
特開2008−29973号公報
上記従来例における課題は、加湿装置の弱運転時において、静電霧化手段により負イオン化された微細水滴が発生する際の発生音が大きいということであった。
そこで、従来は静電霧化手段に消音手段を設け、静電霧化手段の運転音を低減しようとしているが、その消音手段により、負イオン化された微細水滴の発生量が低減し、また、送風手段によって送風される加湿された空気が消音手段に当たることにより、新たな風切り音が発生し、加湿装置の運転音が大きくなる要因であった。
そこで本発明は、静電霧化手段の負イオン化された微細水滴の発生量を減らすことなく、加湿装置の運転音の低減を目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内で、前記吸気口から前記排気口に送風される送風路に加湿手段と送風手段とを設け、この送風手段はケーシングに電動機を設け、この電動機の回転軸にシロッコファンを備え、前記排気口近傍の前記ケーシングに静電霧化手段を設けた構成とし、この静電霧化手段は風上側に吸込口を備え、風下側に吹出口を備え、前記吹出口と前記吸込口とが連通した連通路で、前記吹出口に対向する位置に静電霧化部分を設け、前記吹出口は略円筒形で風下側に切欠き部を有することにより、初期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内で、前記吸気口から前記排気口に送風される送風路に加湿手段と送風手段とを設け、この送風手段はケーシングに電動機を設け、この電動機の回転軸にシロッコファンを備え、前記排気口近傍の前記ケーシングに静電霧化手段を設けた構成とし、この静電霧化手段は風上側に吸込口を備え、風下側に吹出口を備え、前記吹出口と前記吸込口とが連通した連通路で、前記吹出口に対向する位置に静電霧化部分を設け、前記吹出口は略円筒形で風下側に切欠き部を有するものであり、静電霧化手段の負イオン化された微細水滴の発生量を減らすことなく、加湿装置の運転音の低減ができるものである。
すなわち、静電霧化手段の風上側には吸込口を備え、風下側には吹出口を備え、吹出口と吸込口とが連通した連通路で、吹出口に対向する位置に静電霧化部分を設け、吹出口は略円筒形で風下側に切欠き部を有することにより、静電霧化部分で発生した運転音が吹出口の略円筒形の内部を通過するときに、円筒内で打ち消し合い静電霧化部で発生した運転音を低減するものである。
また、吹出口は略円筒形で風下側に切欠き部を有することにより、まず、送風手段により本体ケース内で加湿された空気が、吹出口の風上側である略円筒形の曲面に当たり、次に、略円筒形の両曲面に沿って流れ、風下側の切欠き部近傍で合流し、排気口より室内に送風されるが、風下側の切欠き部近傍で合流する加湿された空気によって、静電霧化手段の吸込口に流れ込んだ空気が、吹出口の風下側の切欠き部から誘引されることとなり、これらの結果により、静電霧化手段の負イオン化された微細水滴の発生量を減らすことがなく、加湿装置の運転音を低減することができるものである。
以下、本実施形態を添付図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1〜8に示すように、本実施形態の加湿装置は、本体ケース1の側面には吸気口2を、天面には排気口3を有している。この本体ケース1内で、吸気口2から排気口3に送風される送風路4に加湿手段5を設け、この加湿手段の下流側に送風手段9を備えている。具体的には排気口3の下部で、吸気口2と対向する位置に送風手段9を設け、この送風手段の下部に加湿手段5を備えている。
加湿手段5は回転可能に設けた円筒形状の加湿フィルター6と、この加湿フィルター6の下端部に給水する水槽7と、前記加湿フィルター6を回転させる回転手段8とにより構成している。
送風手段はケーシング10と、このケーシング10に配設された電動機11と、この電動機11の回転軸に固定されたシロッコファン12とにより構成している。
ケーシング10は前記電動機11の固定面と同一面に開口部を有し、この開口部に静電霧化手段13を容易に着脱することができる。
本実施形態において特徴は、排気口近傍のケーシングに設けられた静電霧化手段13の構造である。
この静電霧化手段13は、吸込口14と吹出口15とを備えており、これらの吸込口14と吹出口15とを連通した連通路16に静電霧化部17を設けている。具体的には吸込口14と吹出口15とは、ケーシング10の電動機11の固定面と同一面である吹出風路の内面に、風向と平行で一直線になるように設けたものである。そして、吸込口14と吹出口15とを連通した連通路16をケーシング10の吹出風路の外面に備え、この連通路16内で吹出口15に対向する位置に静電霧化部17を設けている。すなわち、静電霧化手段13の吸込口14に送風された空気が、吸込口14と吹出口15とを連通した連通路16に流れ込み、連通路16内の静電霧化手段13を介し吹出口15よりケーシング10の吹出風路内に流れ出すものである。
このように、電動機11の固定面と同一面である吹出風路の内面に吸込口14と吹出口15とを設けることにより、主板側の羽根部分は、オリフィス側の羽根部分に比べ送風量が少ないので、ケーシング10の吹出風路内で最も風速の遅い吹出風路面に吸込口14と吹出口15を設けることとなり、吸込口14と吹出口15に空気が当たることにより発生する風切り音を軽減することが出来る。
更に、吸込口14と吹出口15とを風向と平行である一直線上に設けることにより、空気が吸込口14に送風された後、吹出口15に空気が当たることとなり、吹出口15に当たる空気は減少するので、吹出口15に空気が当たることにより発生する風切り音を軽減することが出来る。
また、吹出口15に対向する位置に静電霧化部17を設けているので、吹出口15は略円筒形で風下側に切欠き部18を有することにより、静電霧化部17で発生した運転音が吹出口15の略円筒形の内部を通過するときに、円筒内で打ち消し合い静電霧化部17で発生した運転音を低減することが出来る。
また、吸込口14はケーシング10の吹出風路の風上側に設けられ、ケーシングの吹出風路の内面より内側方向に突出すると共に下面である風上側に開口19を備えている。この吸込口の開口19はケーシング10の吹出風路の内面の隣り合う2面と、この2面を繋ぐ傾斜面部により形成された略三角形状である。
このように、吸込口14はケーシングの吹出風路の風上側に設けられ、ケーシングの吹出風路の内面より内側方向に突出すると共に下面である風上側に開口19を備えているので、ケーシング10の吹出風路を流れる空気が吹出風路の内面に沿って吸込口14の開口19に流れ込むことにより、吸込口14の開口端面に当たることにより発生する風切り音を軽減することが出来る。
更に、吸込口14の開口19はケーシング10の吹出風路の内面の隣り合う2面と、この2面を繋ぐ傾斜面部により形成されているので、ケーシング10の吹出風路のを流れる空気が吹出風路の内面である隣り合う2面に沿って吸込口14の開口19に流れ込むことにより、吸込口14の開口端面に当たることにより発生する風切り音を更に軽減することが出来る。
また、吹出口15はケーシング10の吹出風路の風下側に設けられ、ケーシングの吹出風路の内面より内側水平方向に突出すると共に略円筒形で風下側に切欠き部を設けている。この吹出口15の切欠き部18はケーシングの吹出風路の内面から所定の距離を有した位置から先端方向に広がった略台形形状である。また、吹出口15の風上側には略円弧形状の風向部20を備えている。具体的には、この風向部20は吹出口15の根元部分であるケーシングの吹出風路の内面と吹出口が連結した部分から、吹出口の先端までを略円弧形状に繋いだものである。
このように、吹出口15はケーシングの吹出風路の風下側に設けられ、略円筒形で風下側に切欠き部18を設けているので、送風手段により本体ケース1内で加湿された空気が、吹出口15の風上側である略円筒形の曲面に当たり、次に、略円筒形の両曲面に沿って流れ、風下側の切欠き部18近傍で合流し、排気口3より室内に送風されるが、風下側の切欠き部近傍で合流する加湿された空気によって、静電霧化手段13の吸込口14に流れ込んだ空気が、吹出口15の風下側の切欠き部18から誘引されることとなり、これらの結果により、静電霧化手段13の負イオン化された微細水滴の発生量を減らすことがなく、加湿装置の運転音を低減することができる。
また、吹出口15はケーシング10の吹出風路の内面より内側水平方向に突出するので、送風手段9により本体ケース1内で加湿された空気の流れと、吹出口先端の略円筒の孔の向きが90度ずれることとなり、吹出口先端の略円筒の孔から加湿された空気が流れ込みにくいので、静電霧化手段13の負イオン化された微細水滴の発生量を減らすことを抑制できる。
また、吹出口15の切欠き部18はケーシングの吹出風路の内面から所定の距離を有した位置から先端方向に広がった略台形形状であるので、ケーシングの吹出風路の内面から所定の距離を有した位置までは切欠き部が無く円筒形の孔なので、この部分で静電霧化部分で発生した音波が干渉することにより運転音を低減する。そして、その先の切欠き部18より負イオン化された微細水滴が吹出すもので、送風手段9により本体ケース1内で加湿された空気が、吹出口15の風上側である略円筒形の曲面に当たり、次に、略円筒形の両曲面に沿って流れ、風下側の切欠き部近傍で合流し、排気口3より室内に送風されるが、風下側の切欠き部18近傍で合流する加湿された空気によって、水平方向へ流れる負イオン化された微細水滴を含む空気を切欠き部18から誘引されることとなるので、吹出口15の先端部分に近づくにつれて多くの負イオン化された微細水滴を含む空気が誘引される。そこで、切欠き部18は先端方向に広がった略台形形状なので、先端部分に近づくにつれて多くの微細水滴が切欠き部18を通過し易くなり、静電霧化手段13の負イオン化された微細水滴の発生量を減らすことを抑制できる。
また、吹出口15の風上側には略円弧形状の風向部20を備えており、この風向部20は吹出口15の根元部分であるケーシングの吹出風路の内面と吹出口15が連結した部分から、吹出口15の先端までを略円弧形状に繋いだものであるので、ケーシングの吹出風路の内面に沿って流れる本体ケース内で加湿された空気が、風向部に沿って吹出口15の先端に流れることとなり、吹出口15の先端の略円筒の孔から負イオン化された微細水滴を含む空気を誘引することが出来、静電霧化手段13の負イオン化された微細水滴の発生量を減らすことを抑制できる。
以上のように本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内で、前記吸気口から前記排気口に送風される送風路に加湿手段と送風手段とを設け、この送風手段はケーシングに電動機を設け、この電動機の回転軸にシロッコファンを備え、前記排気口近傍の前記ケーシングに静電霧化手段を設けた構成とし、この静電霧化手段は風上側に吸込口を備え、風下側に吹出口を備え、前記吹出口と前記吸込口とが連通した連通路で、前記吹出口に対向する位置に静電霧化部分を設け、前記吹出口は略円筒形で風下側に切欠き部を有するものであり、静電霧化手段の負イオン化された微細水滴の発生量を減らすことなく、加湿装置の運転音の低減をすることができるものである。
すなわち、静電霧化手段の風上側には吸込口を備え、風下側には吹出口を備え、吹出口と吸込口とが連通した連通路で、吹出口に対向する位置に静電霧化部分を設け、吹出口は略円筒形で風下側に切欠き部を有することにより、静電霧化部分で発生した運転音が吹出口の略円筒形の内部を通過するときに、円筒内で打ち消し合い静電霧化部で発生した運転音を低減するものである。
また、吹出口は略円筒形で風下側に切欠き部を有することにより、まず、送風手段により本体ケース内で加湿された空気が、吹出口の風上側である略円筒形の曲面に当たり、次に、略円筒形の両曲面に沿って流れ、風下側の切欠き部近傍で合流し、排気口より室内に送風されるが、風下側の切欠き部近傍で合流する加湿された空気によって、静電霧化手段の吸込口に流れ込んだ空気が、吹出口の風下側の切欠き部から誘引されることとなり、これらの結果により、静電霧化手段の負イオン化された微細水滴の発生量を減らすことがなく、加湿装置の運転音を低減することができるものである。
従って、家庭用や事務所用などの、加湿装置として活用が期待されるものである。
本発明の実施の形態1の加湿装置の静電霧化手段を示す断面図 同加湿装置の静電霧化手段の斜視図 同加湿装置の正面断面図 同加湿装置の側面断面図 同加湿装置の静電霧化手段の概略図 同加湿装置の静電霧化手段の説明図 同加湿装置の静電霧化手段の説明図 同加湿装置の静電霧化手段の側面図 従来の加湿装置の正面断面図 従来の加湿装置の背面図 従来の加湿装置の静電霧化手段を示す断面図
符号の説明
1 本体ケース
2 吸気口
3 排気口
4 送風路
5 加湿手段
6 加湿フィルター
7 水槽
8 回転手段
9 送風手段
10 ケーシング
11 電動機
12 シロッコファン
13 静電霧化手段
14 吸込口
15 吹出口
16 連通路
17 静電霧化部
18 切欠き部
19 開口
20 風向部

Claims (8)

  1. 吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内で、前記吸気口から前記排気口に送風される送風路に設けられた加湿手段と送風手段とを備え、この送風手段はケーシングと、このケーシングに設けられた電動機と、この電動機の回転軸に設けられたシロッコファンとにより形成し、前記排気口近傍の前記ケーシングに静電霧化手段を備え、この静電霧化手段は風上側に設けられた吸込口と、風下側に設けられた吹出口と、前記吹出口と前記吸込口とが連通した連通路で、前記吹出口に対向する位置に設けられた静電霧化部とにより形成し、前記吹出口は略円筒形で風下側に切欠き部を有する加湿装置。
  2. 静電霧化手段の前記吹出口は、前記ケーシングの吹出風路の内面より内側水平方向に突出した請求項1に記載の加湿装置。
  3. 静電霧化手段の前記吹出口の前記切欠き部は、前記ケーシングの前記吹出風路の内面から所定の距離を有した位置から先端方向に広がった略台形形状である請求項2に記載の加湿装置。
  4. 静電霧化手段の前記吹出口の風上側に略円弧形状の風向部を有する請求項1〜3のいずれかに記載の加湿装置。
  5. 静電霧化手段の前記吸込口は、前記ケーシングの吹出風路の内面より内側方向に突出し、下面に開口を備えた請求項1〜4のいずれかに記載の加湿装置。
  6. 静電霧化手段の前記吸込口の前記開口は、前記ケーシングの吹出風路の内面の隣り合う2面と、この2面を繋ぐ傾斜面部により形成された請求項5に記載の加湿装置。
  7. 静電霧化手段の前記吹出口と前記吸込口とは風向と平行である一直線上に設けた請求項1〜6のいずれかに記載の加湿装置。
  8. 静電霧化手段は前記ケーシングの前記電動機の固定面と同一面である吹出風路の内面に前記吹出口を設けた請求項1〜7のいずれかに記載の加湿装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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