JP2010100364A - 貸金庫システムにおけるマス構成の自動学習システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ラックの或る連のマス構成を変更した場合に、最下マスから上方に向かって全ての保護箱について、キャリッジによる保護箱の取り出しと保護箱データの読み取りと保護箱の格納とを行い、その際、読み取った保護箱の種別からキャリッジの次のマスへの上昇ストロークと次のマスの保護箱の格納位置データとを割り出し、割り出した格納位置データとキャリッジで読み取る保護箱データとで、コントローラに設定されている両データの自動更新を行う。
【選択図】図9
Description
貸金庫メインコントローラ15は、貸金庫システム1全体の機器の制御を行うものであり、貸金庫室4(図1)に設置される。貸金庫メインコントローラ15には顧客の登録データや各種の設定データなどを含むマスタデータMD(図5)が設定保存される。また、本実施形態では、貸金庫メインコントローラ15はブース情報装置7からの自動更新の実行の指示を受けて、キャリッジ14に自動更新の実行を指示する。自動更新の実行により、貸金庫メインコントローラ15は、キャリッジ14が読み取った保護箱データD1(図3)を格納位置データD2(図5)に関連付けて設定保存する。
ブース搬送コントローラ16は、ブース内搬送手段9の制御やシャッタ8a(図1)の開閉制御などを行うものであり、図1に示すようにブース機器6に内蔵される。
前記したように、スタッカクレーン12は、図1においてラック11の前面に沿って走行するものであり、ラック11との間で保護箱2の取り出しおよび格納を行うとともに、後記する保護箱データD1の読み取りを行うキャリッジ14が昇降自在に取り付けられている。
前記したように、ブース内搬送手段9は、図1において保護箱利用口8と貸金庫室4との間で保護箱2を搬送する機能を担う。
前記したように、庫内搬送手段13は、図1においてスタッカクレーン12とブース内搬送手段9との間に介設されて両者間の保護箱2の受け渡し機能を担う。
前記したように、顧客がブースに入室する際の認証装置として、ゲート装置10がブースの入出ドア10a周りに設けられている。顧客は携帯した認証カードでゲート装置10を操作し、入出ドア10aのロックを解除してブース3に入室する。
前記したように、ブース情報装置7は、顧客がタッチパネルなどの入力方式で保護箱2の取り出しや返却の指示等を行う装置である。本実施形態では、自動学習の操作としてこのブース情報装置7を利用しており、操作パネル7aにおいて学習の画面を選択して操作することで貸金庫メインコントローラ15に実行を指示する。
モニタPC17は店舗のオペレータが操作する端末装置であって、図示しない営業室などに設置される。モニタPC17では、顧客の新規契約や契約内容の変更、解約処理、利用状況、エラー内容の確認などの処理が行われる。
2マス目以降の保護箱については、前回のマスで読み取った保護箱データD1の内の種別から対象マスに関する格納位置データD2を割り出し、プログラムの内部メモリに仮登録する。仮登録された格納位置データD2にキャリッジ14が保護箱2を取り出しにいき、保護箱2があればバーコードデータである保護箱データD1を読み取る。このように仮登録された格納位置データD2のマスに保護箱2が存在すれば、この時点で読み取った保護箱データD1と仮登録されている格納位置データD2とで、マスタキーファイルF1に設定されている両データの更新を行う。
また、データが自動で更新されるため、入力ミスの問題もなく、ラック11のマス構成の変更と貸金庫メインコントローラ15の更新データとが正確に一致する。
変形例としては、先ず、或る格納位置データD2のマスにキャリッジ14が保護箱2を取り出しにいき、保護箱2が存在すればバーコードデータである保護箱データD1を読み取り、この読み取った保護箱データD1の内の種別から次のマスの格納位置データD2を割り出す。ここで、格納位置データD2を仮登録することなく、読み取った保護箱データD1と割り出した次のマスの格納位置データD2とで両データの更新を行うものとしてもよい。要は、保護箱データD1と保護箱2の種別から割り出される次のマスの格納位置データD2とを利用するものであれば、各データの更新タイミングはいかなるものでも本発明に包含される。
その他、本発明は、各構成要素のレイアウトや形状、個数等について図面に記載したものに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更が可能である。
2 保護箱
3 ブース
4 貸金庫室
11 ラック
12 スタッカクレーン
14 キャリッジ
15 貸金庫メインコントローラ(コントローラ)
D1 保護箱データ
D2 格納位置データ
Claims (2)
- 高さ寸法の違いにより複数の種別を有し、この種別と貸金庫番号とからなる保護箱データが付設された、顧客の物品を収納する保護箱と、
この保護箱を複数格納するラックと、
このラックに沿って走行するスタッカクレーンに昇降自在に取り付けられ、前記ラックとの間で前記保護箱の取り出しおよび格納を行うとともに、前記保護箱データの読み取りを行うキャリッジと、
前記保護箱データと保護箱の格納位置データとを関連付けて設定するコントローラと、
を備えた貸金庫システムにおいて、
前記ラックは、横方向に複数の連が形成され、各連ごとに、前記保護箱の種別に応じた棚板のピッチの変更によりマス構成の変更が可能に形成され、
ラックの或る連のマス構成を変更した場合に、
最下マスから上方に向かって全ての保護箱について、前記キャリッジによる保護箱の取り出しと前記保護箱データの読み取りと保護箱の格納とを行い、
その際、読み取った保護箱の種別から前記キャリッジの次のマスへの上昇ストロークと次のマスの保護箱の格納位置データとを割り出し、割り出した格納位置データと前記キャリッジで読み取る保護箱データとで、前記コントローラに設定されている両データの自動更新を行うことを特徴とする貸金庫システムにおけるマス構成の自動学習システム。 - 前記コントローラには、前記保護箱データおよび格納位置データと、顧客情報のデータとが同じレコード番号で設定保存され、
前記保護箱データおよび格納位置データの自動更新を行ったときに、前記顧客情報のデータを更新後の前記保護箱データおよび格納位置データのレコード番号となるように自動的に書き換えることを特徴とする請求項1に記載の貸金庫システムにおけるマス構成の自動学習システム。
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