JP2017014822A - 参拝設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容箱における骨壷の収容効率を向上させても参拝者が心情的な抵抗を感じることを防止できる参拝設備を実現する。
【解決手段】第1領域と第2領域とを仕切る仕切壁Wと、仕切壁Wに形成された開口部WKを覆うように設けられた透過式ディスプレイDと、搬送装置30の搬送作動を制御する搬送制御部と、透過式ディスプレイDの表示作動を制御する表示制御部と、が設けられ、開口部は支持位置に支持された収容箱と参拝位置に位置する参拝者の視点の基準位置である基準視点位置とを結ぶ線が交差する位置を含む領域に形成され、搬送制御部は第2領域で参拝する参拝者の識別情報である対象識別情報に基づいて搬送装置30を制御して対象識別情報に対応する収容箱Bを保管部から支持部に搬送させる参拝用搬送制御を実行し、表示制御部は対象識別情報に対応する画像を表示部D1に表示する表示制御を実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の骨壺を収容する収容箱を複数保管する保管部 と、前記保管部から取り出された収容箱を参拝用の支持位置において静止状態で支持する支持部と、前記保管部と前記支持部との間で前記収容箱を搬送する搬送装置とを備えた参拝設備に関する。
このような参拝設備の従来例として、特開2014−234616号公報(特許文献1)には、搬送装置によって参拝用の支持位置まで収容箱を搬送させ、参拝用の支持位置において支持部に支持されている収容箱を参拝できるように構成されたものが開示されている。
特許文献1のような従来の参拝設備においては、1つの家(ここでは、主に家族等の心理的に結びついた一纏まりの集団を示す)に対して1つの収容箱が割当てられている。収容箱の側面には、収容箱がその家のものであることを示すために、苗字や家紋等の家を象徴するシンボルが表示されている。そして、1つの収容箱に複数の骨壺を収容する場合は、当該1つの収容箱には、同じ家に属する故人の遺骨を納めた骨壺を収容するようになっている。
特開2014−234616号公報
しかしながら、近年、核家族化等の影響により、複数の骨壺を収容可能な単一の収容箱に対して、1つの家について収容する予定のある骨壺が収容箱の収容可能数よりも少ない場合が生じており、収容効率の低下が生じている。そこで、収容箱の収容効率を向上させる対策として、異なる家についての複数の骨壺を単一の収容箱に収容することが考えられる。
上記のように異なる家の骨壺を単一の収容箱に収容する場合、従来のように収容箱の側面に苗字や家紋を表示しようとすると、その厨子に骨壺が収められている複数の家の分だけ表示する必要があり、参拝者は、故人と無関係な家の苗字や家紋が描かれた収容箱を参拝することになってしまう。このような参拝形態であると、参拝者は心情的な抵抗を感じる虞がある。
そこで、収容箱における骨壷の収容効率を向上させても参拝者が心情的な抵抗を感じることを防止できる参拝設備の実現が望まれる。
本発明に係る参拝設備は、複数の骨壺を収容する収容箱を複数保管する保管部と、前記保管部から取り出された前記収容箱を参拝用の支持位置において静止状態で支持する支持部と、前記保管部と前記支持部との間で前記収容箱を搬送する搬送装置とを備えたものであって、
前記支持部、前記搬送装置、及び、前記保管部が配置される第1領域と、参拝者が参拝を行う参拝位置を含む第2領域とを仕切る仕切壁と、前記仕切壁に形成された開口部を覆うように設けられて、透過性を有する表示部に画像を表示する透過式ディスプレイと、前記搬送装置の搬送作動を制御する搬送制御部と、前記透過式ディスプレイの表示作動を制御する表示制御部と、が設けられ、前記開口部は、前記支持位置に支持された前記収容箱と前記参拝位置に位置する参拝者の視点の基準位置である基準視点位置とを結ぶ線が交差する位置を含む領域に形成され、前記搬送制御部は、前記第2領域で参拝する参拝者の識別情報である対象識別情報に基づいて前記搬送装置を制御し、前記対象識別情報に対応する前記収容箱を前記保管部から前記支持部に搬送させる参拝用搬送制御を実行し、前記表示制御部は、前記対象識別情報に対応する画像を前記表示部に表示する表示制御を実行する点を特徴とする。
すなわち、1つの収容箱に異なる家に属する故人の骨壺が混在して収容されることで、収容箱の収容可能数に達するように骨壺を収容した状態とし易くなるため、1つの収容箱に同じ家に属する故人の骨壺のみ収容する場合に比べて、収容箱における骨壷の収容効率を向上させることができる。
また、透過式ディスプレイの表示部には、参拝者に対応する画像が表示されるので、当該収容箱に異なる家についての骨壺を収容していたとしても、参拝者に所以の無い、例えば異なる家についての情報が表示されないようにすることができ、参拝者が心情的な抵抗を感じることを防止できる。
このように、本特徴構成によれば、収容箱における骨壷の収容効率を向上させても参拝者が心情的な抵抗を感じることを防止できる参拝設備を提供できる。
本発明に係る参拝設備においては、前記表示制御部は、前記表示制御として、前記参拝者が前記基準視点位置から前記支持位置に支持された前記収容箱を見たと仮定したときに前記収容箱と重複する前記表示部上の領域である設定表示領域に前記画像を表示させる領域内表示制御を実行することが好ましい。
すなわち、参拝者に対応する画像(例えば参拝者に対応する家の苗字や家紋の画像)が収容箱に重複して表示部に表示されるので、あたかもその画像が収容箱に表示されているかのような視覚効果を参拝者に与えることができる。このため、参拝者は、表示された画像が支持位置で支持されている収容箱についての情報であることを直感的に把握できる。
本発明に係る参拝設備においては、前記搬送経路における前記収容箱の位置を検出する搬送位置検出部が設けられ、
前記表示制御部は、前記搬送位置検出部から前記収容箱の前記搬送経路における位置情報を取得自在に構成され、かつ、前記表示制御として、前記搬送位置検出部から取得した前記収容箱の位置情報に基づいて、前記設定表示領域を変更する表示領域変更制御を実行することが好ましい。
すなわち、透過式ディスプレイの先に参拝者が第1領域を視認できるため、参拝者は、収容箱が搬送装置で搬送される過程も視認できることになる。そこで、搬送過程において移動している収容箱の位置に合わせて画像の表示位置を変更することで、参拝者に対して、搬送中の収容箱に画像が表示されているかのように見せることができる。
このため、収容箱の搬送過程における早い段階で収容箱に画像が表示させることができ、収容箱が支持位置に到達したときにいきなり画像を表示する場合に比べて、自家の収容箱を参拝しているという安心感を参拝者に与えることができる。
本発明に係る参拝設備においては、前記表示制御部は、前記表示部における前記設定表示領域以外の領域である第2設定表示領域に、前記参拝位置で参拝する参拝者からの前記第1領域の視認性を低下させる第2画像を表示させる領域外表示制御を実行することが好ましい。
すなわち、透過式ディスプレイの先に参拝者が第1領域を視認できるため、第1領域に存在する搬送装置等の構成が第2領域における参拝位置の参拝者から見えてしまう虞がある。骨壷を収容した収容箱が人の手ではなく搬送装置で無機的に搬送されることに対して参拝者が心情的に抵抗感を感じる虞がある。このため、第2設定表示領域に第2画像を表示させて参拝位置で参拝する参拝者からの第1領域の視認性を低下させることで、収容箱が搬送装置で搬送されることに対する参拝者の心情的な抵抗感を緩和させることができる。
本発明に係る参拝設備においては、前記画像が、前記対象識別情報に対応する苗字及び家紋の一方又は両方であることが好ましい。
すなわち、対象識別情報に対応する苗字及び家紋の一方又は双方を表示部に表示することによって、収容箱が自己の参拝対象であるという安心感を参拝者に与えることができる。
参拝設備の平面図 収納棚の構成を示す一部切欠き斜視図 厨子とそれに収容された骨壷を示す斜視図 参拝箇所及びコンベヤを示す図 制御ブロック図 制御部が実行する制御を示すフローチャート コンベヤによる厨子の搬送位置の遷移を示す図 実施形態における画像の表示態様を示す図 別実施形態における画像の表示態様を示す図
以下、図面に基づいて、実施形態に係る参拝設備について説明する。
図1〜図3に示すように、参拝設備には、遺骨が収納される骨壺Kを収めた厨子B(収容箱の一例)を各別に収納自在な複数の収納部10Sが上下方向並びに左右方向の夫々に並列配置された収納棚10と、厨子Bを参拝箇所Sに向けて搬送するコンベヤ30と、収納部10Sとコンベヤ30の授受箇所との間で厨子Bを搬送するスタッカークレーン20とが設けられている。
スタッカークレーン20は、収納棚10の前面に左右方向に沿って敷設された走行レール20R上を走行する走行台車21と、走行台車21に立設された昇降案内マスト22と、昇降案内マスト22に沿って昇降移動する昇降台23と、昇降台に支持されて厨子Bを収納部10Sと昇降台23との間で移載するスライドフォーク24とを備えている。
コンベヤ30は、一端(授受箇所)がスライドフォーク24の出退方向で収納部10Sと同じ位置に位置し、他端が、平面視で後述する透過式ディスプレイDに隣接する位置となるように設けられている。本実施形態において、コンベヤ30の上記他端側の部分30Sに参拝用の支持位置が設定されている。厨子Bは、参拝時には、参拝用の支持位置に静止状態で支持される。本実施形態では、参拝箇所Sは2つ設けられており、コンベヤ30は夫々の参拝箇所Sに対して各別に設けられている。
コンベヤ30は、正逆方向に駆動して厨子Bを搬送可能に構成されており、厨子Bを保管部から参拝用の支持位置に搬送し、かつ、支持位置に位置する厨子Bを保管部に搬送することが可能となっている。
本実施形態においては、収納棚10とスタッカークレーン20とが保管部に相当し、コンベヤ30が搬送経路に沿って厨子Bを搬送する搬送装置に相当し、コンベヤ30における参拝用の支持位置に対応する部分30Sが支持部に相当する。
すなわち、参拝設備は、複数の骨壺Kを収容する厨子Bを複数保管する収納棚10と、収納棚10から取り出された厨子Bを参拝用の支持位置において静止状態で支持する支持部と、保管部と支持部との間で厨子Bを搬送するコンベヤ30とを備えている。
厨子Bは、図3に示すように、立方体又は直方体状の木箱で構成され、内部に複数の骨壺Kが収容可能となっている。図3では、収容される骨壺Kの数を2つとしているが、収容可能な骨壺Kの数は上記に限らず任意である。本実施形態の参拝設備においては、異なる家に属する故人の骨壺Kを混在させて収容する厨子Bと、同一の家に属する故人の骨壺Kのみを収容する厨子Bとを扱うようになっている。厨子Bの側面は、黒塗りの無地となるようにされている。
図1及び図4に示すように、参拝設備には、支持部、コンベヤ30、及び、収納棚10が配置される第1領域A1と、参拝者Mが参拝を行う参拝位置を含む第2領域A2とを仕切る仕切壁Wが設けられている。
参拝箇所Sにおける仕切壁Wには、第1領域A1と第2領域A2とを連通する開口部Wkが設けられている。開口部Wkは、コンベヤ30における支持位置に対応する部分に支持された厨子Bと参拝位置(図1における参拝者M1の位置)に位置する標準的な身長の参拝者Mの視点の位置である基準視点位置とを結ぶ線が交差する位置を含む領域に形成されている。また、透明の表示部D1に画像を表示する透過式ディスプレイDが、開口部Wkを覆うように設けられている。透過式ディスプレイDは、後述する制御部Hからの指令により、文字や図形等の任意の画像または映像が表示可能に構成されている。
仕切壁Wの第1領域側であって参拝箇所Sで参拝する参拝者Mが視認可能な位置に、液晶ディスプレイ等の表示デバイスで構成された情報表示部Fが備えられている。情報表示部Fには、後述する制御部Hからの指令により、文字や図形等の任意の画像または映像を表示可能となっている。具体的には、情報表示部Fには、故人の戒名や、生前のエピソード、生前の写真、或いは次回の法事の情報等の付随情報が表示される。
また、参拝箇所Sには、参拝者Mに各別に付与されている識別情報である対象識別情報を当該参拝者Mが入力可能な操作端末Ntが設置されている。操作端末Ntに入力された対象識別情報は制御部Hに送信されるようになっている。なお、対象識別情報の入力方法としては、キーボードやテンキー、又はタッチパネル等の入力デバイスによって入力する方法や、ICカード等に記録された対象識別情報を読取部によって読取る方法等、各種の方法を用いてよい。
図5に、本参拝設備の制御ブロック図を示す。
制御部Hは、例えば中央処理装置とハードディスク等の記憶装置とを備えたパーソナルコンピュータやPCサーバ等の汎用コンピュータにて構成されている。制御部Hには、スタッカークレーン20、コンベヤ30、操作端末Nt、情報表示部F、及び、透過式ディスプレイDが接続されている。また、制御部Hには、プログラム形式で、コンベヤ30の搬送経路における厨子Bの位置を検出する搬送位置検出部HK、スタッカークレーン20及びコンベヤ30の作動を制御する搬送制御部H0、透過式ディスプレイDの表示状態又は表示内容を制御する表示制御部H1、及び、データベースプログラム(図示省略)が実装されている。
すなわち、参拝設備には、コンベヤ30の搬送作動を制御する搬送制御部H0と、透過式ディスプレイDの表示作動を制御する表示制御部H1と、が設けられている。
また、表示制御部H1は、搬送位置検出部HKから厨子Bの搬送経路における位置情報を取得自在に構成されている。なお、搬送位置検出部HKは、例えば、コンベヤ30を構成するローラ30R(図7)の回転数を検出するロータリエンコーダの検出値に基づいて厨子Bの位置を検出するように構成されている。
データベースプログラムは、厨子Bの識別情報である厨子識別情報と、その厨子Bを収納すべき収納部10Sの位置情報とを対応付けて記憶し、かつ、対象識別情報とその参拝者Mに対して登録された厨子Bの厨子識別情報とを対応付けて記憶するデータベースを備えている。制御部Hは、対象識別情報に基づいて参拝者Mに対応する厨子Bを特定し、当該厨子Bの厨子識別情報に基づいて厨子Bが収納されている収納部10Sの位置情報を特定する参拝者厨子紐付処理を実行するように構成されている。
表示制御部H1は、情報表示部F及び透過式ディスプレイDに対して、文字情報、画像情報、もしくは映像を表示させる表示指令を送信可能に構成されている。
表示制御部H1は、対象識別情報と、その対象識別情報の参拝者Mに対応する苗字及び家紋の画像G(図8参照)とを対応づけて記憶している。
また、表示制御部H1は、参拝箇所Sにおける参拝位置に位置する標準的な身長の参拝者Mの視点の位置である基準視点位置から、支持位置30Sに支持された厨子Bを見たと仮定したときに、透過式ディスプレイDの表示部D1が当該厨子Bに重複する領域を設定表示領域として記憶し、表示部D1における設定表示領域以外の領域を第2設定表示領域として記憶している。そして、表示制御部H1は、設定表示領域に画像Gを表示させる領域内表示制御と、第2設定表示領域に、参拝位置で参拝する参拝者からの第1領域A1の視認性を低下させるための画像である第2画像GSを表示させる領域外表示制御を実行するようになっている。なお、第2画像GSとしては、例えば故人の写真、雲や花等の画像、又は、故人の動画等を表示することが考えられる。
また、コンベヤ30によって厨子Bを搬送するに伴って、上記設定表示領域も移動するため、表示制御部H1は、厨子Bの位置情報とその位置に厨子位置する場合における設定表示領域とを予め記憶し、搬送位置検出部HKから取得した厨子Bの位置情報に基づいて、設定表示領域を変更する表示領域変更制御を実行するように構成されている。
次に、図6のフローチャートに基づいて本実施形態における透過式ディスプレイDへの表示制御について説明する。
制御部Hは、操作端末Ntから対象識別情報が入力されると(ステップ#1)、当該対象識別情報に基づいて参拝者厨子紐付処理を実行し、制御部Hにおける搬送制御部H0が、参拝者厨子紐付処理の結果に基づいて、厨子Bを収納部10Sからコンベヤ30の授受箇所に搬送させる搬送指令をスタッカークレーン20に指令する(ステップ#2)。スタッカークレーン20が厨子Bをコンベヤ30の授受箇所に載置すると、搬送制御部H0は、コンベヤ30に厨子Bの搬送開始を指令する(ステップ#3)。
コンベヤ30で厨子Bを搬送している間、制御部Hは、搬送位置検出部HKから厨子Bの搬送位置を取得し(ステップ#4)、厨子Bが支持位置30Sに到達したか否かを判別する(ステップ#5)。
ステップ#5において、厨子Bが支持位置30Sに到達していない(ステップ#5:No)と判別した場合(すなわち、厨子Bが搬送中である場合)には、制御部Hにおける表示制御部H1は、搬送位置検出部HKから取得した厨子Bの位置情報に基づいて設定表示領域を変更する表示領域変更制御を実行し(ステップ#6)、当該表示領域変更制御によって設定される設定表示領域に画像Gを表示する領域内表示制御(ステップ#7)、及び、表示領域変更制御によって設定される設定表示領域以外の表示部D1上の領域である第2設定表示領域に第2画像GSを表示する領域外表示制御(ステップ#8)を実行する。
ステップ#8の実行に続いて、表示制御部H1はステップ#4の処理に戻る。
一方、ステップ#5において厨子Bが支持位置30Sに到達したと判別すると、制御部Hは、コンベヤ30に対して搬送を停止させる停止指令を指令する(ステップ#9)。
本実施形態において、ステップ#7の領域内表示制御が表示制御に相当する。すなわち、表示制御部H1は、対象識別情報に対応する画像Gを表示部D1に表示する表示制御を実行する。
ステップ#6〜ステップ#8の処理について、図7、8に基づいて表示部D1での表示例を説明する。図7は、搬送位置検出部HKによって連続的に検出される厨子Bのコンベヤ30の搬送経路上の位置のうち、位置P1、P2、P3に厨子Bが位置する場合を模式的に表したものである。
厨子Bが位置P1からP2へ、また、位置P2からP3へと移動するにしたがって、参拝者Pが透過式ディスプレイDを介して視認する厨子Bの大きさが変化する。図8上段に示すように、位置P1に厨子Bが位置する場合、参拝者Mから見える厨子Bの大きさは表示部D1の全体よりも小さい。そこで、表示部D1において厨子Bと重複する領域を設定表示領域E1とし、表示部D1において設定表示領域E1以外の領域を第2設定表示領域E2として、設定表示領域E1には家紋G1と苗字G2とを表示し、第2設定表示領域E2には、雲や花等の第2画像GSを表示している。
位置P2に厨子Bが位置する場合、参拝者Mから見える厨子Bの大きさは表示部D1の全体よりも小さいものの、位置P1における設定表示領域E1の大きさよりも大きくなる。そこで、図8中段に示すように、設定表示領域E1を位置P1におけるものよりも大きい領域に変更し、かつ、第2設定表示領域E2を変更された設定表示領域E1以外の領域に変更し、変更後の設定表示領域E1に対応する大きさで家紋G1と苗字G2とを表示し第2設定表示領域E2には、雲や花等の第2画像GSを表示する。
位置P3に厨子Bが位置する場合、参拝者から見える厨子Bの大きさは表示部D1の全体とほぼ等しくなっている。そこで、図8下段に示すように、設定表示領域E1を表示部D1の全体の大きさに変更し、第2設定表示領域E2を消滅させるように変更し、変更後の設定表示領域E1に対応する大きさで家紋G1と苗字G2とを表示する。
このように、コンベヤ30の搬送経路における厨子Bの移動に併せて、画像Gを表示させる設定表示領域を変更することで、画像Gが恰も厨子Bに表示されているような視覚効果を参拝者Mに与えることができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、搬送装置としてローラー式のコンベヤ30を例示したが、このような構成に限定されるものではなく、搬送装置をベルトコンベヤやスラットコンベヤとしたり、自走式台車としてもよく、搬送装置としては様々な装置を適用可能である。
また、上記実施形態では、保管部を収納棚10とスタッカークレーン20とから構成する例を示したが、スタッカークレーン20を設けず、コンベヤ30への厨子Bの移載に人手を介在させるように構成してもよい。
(2)上記実施形態では、画像Gを識別情報に対応する家紋G1及び苗字G2の両方とする例を示したが、画像Gが家紋G1及び苗字G2の一方であってもよい。また、画像Gを、家紋G1や苗字G2ではなく故人の写真としたり、その他故人や故人が属する家や集団を象徴する図形(例えば屋号、商号やCIマーク等)とすることも可能である。
(3)上記実施形態では、搬送制御部H0及び表示制御部H1を単一の制御部Hを構成するコンピュータに実装するプログラム形式で備える構成を説明したが、搬送制御部H0及び表示制御部H1を別のコンピュータとしてもよい。
(4)上記実施形態では、設定表示領域E1を、参拝位置に位置する標準的な身長の参拝者Mの視点の位置である基準視点位置から、支持位置30Sに支持された厨子Bを見たと仮定したときに、透過式ディスプレイDの表示部D1が当該厨子Bに重複する領域として設定する例を説明したが、設定表示領域E1を参拝者M夫々の視点位置に合わせて参拝者M各別に設定する構成としてもよい。この場合、表示制御部H1に、当該参拝者Mの対象識別情報とその参拝者Mに対応する設定表示領域E1とを対応付けて記憶させておき、操作端末Ntから対象識別情報が入力されたときに記憶している設定表示領域E1の情報を読み出すように構成してもよい。
また、参拝箇所Sに参拝位置に位置する参拝者Mを撮像する撮像装置を設け、当該撮像装置が撮像した画像に基づいて、画像処理等により透過式ディスプレイDに対する参拝者Mの目の高さを検出する検出装置を設け、表示制御部H1が、検出装置の検出結果に基づいて設定表示領域E1を設定するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、図7における搬送位置P1からP2へ、また、位置P2からP3へと厨子Bが移動するにしたがって、設定表示領域E1の面積を変更する例を示したが、例えばコンベヤ30の搬送経路が表示部D1の面が双方向と平行である場合には、設定表示領域E1の大きさ(面積)ではなく設定表示領域E1の位置を変えるようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、表示制御部H1が、厨子Bの搬送位置P1、P2、P3に対応して設定表示領域E1の大きさを変更させる表示領域変更処理を実行する例を説明したが、このような構成に限定されるものではない。例えば、表示制御部H1が、厨子Bの搬送位置が変化しても設定表示領域E1を変更しないように構成し、かつ、厨子Bの搬送位置が位置P1、P2、P3と遷移するにしたがって図9上段、図9中段、図9下段に示すように表示させる画像Gをぼかし画像から徐々に明瞭な画像に変化させるように構成してもよい。
また、図8のように設定表示領域E1の大きさを変更するとともに、図9のように画像Gをぼかし画像から明瞭な画像に徐々に変化させるようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、参拝設備を、故人の遺骨を納めた骨壺を収容した厨子Bを参拝する人間用の参拝設備とする例を説明したが、ペットの遺骨を納めた骨壺を収容した厨子Bを参拝するペット用の参拝設備に適用してもよい。また、上記実施形態では、厨子Bに収容するのは個人やペットの骨壺に限定されるものではなく、故人やペットの遺品を収容するようにしてもよい。
(8)上記実施形態では、故人の戒名や生前のエピソード等の付随情報を情報表示部Fに表示させる例を示したが、情報表示部Fに代えて透過式ディスプレイDに付随情報を表示させるようにしてもよい。
(9)上記実施形態では、厨子Bの側面を黒塗りの無地とするように構成したが、透過式ディスプレイDに近接しない側面については装飾を施したり、収容される故人名等の情報を表示する等してもよい。また、同じ家に属する故人の骨壺Kのみを収容する厨子Bの側面には、その家の家紋や苗字を表示するようにしてもよい。この場合、報表示制御部H1は、当該厨子Bに対して対象識別情報に対応する画像Gは表示せず、第2画像GSのみを表示するようにすることができる。
10 収納棚(保管部)
30 コンベヤ(搬送装置)
30S 支持位置
A1 第1領域
A2 第2領域
B 厨子(収容箱)
D 透過式ディスプレイ
D1 表示部
E1 設定表示領域
E2 第2設定表示領域
G 画像
G1 家紋
G2 苗字
GS 第2画像
H0 搬送制御部
H1 表示制御部
HK 搬送位置検出部
K 骨壺
M 参拝者
W 仕切壁
Wk 開口部

Claims (5)

  1. 複数の骨壺を収容する収容箱を複数保管する保管部と、
    前記保管部から取り出された前記収容箱を参拝用の支持位置において静止状態で支持する支持部と、
    前記保管部と前記支持部との間で搬送経路に沿って前記収容箱を搬送する搬送装置とを備えた参拝設備であって、
    前記支持部、前記搬送装置、及び、前記保管部が配置される第1領域と、参拝者が参拝を行う参拝位置を含む第2領域とを仕切る仕切壁と、
    前記仕切壁に形成された開口部を覆うように設けられて、透過性を有する表示部に画像を表示する透過式ディスプレイと、
    前記搬送装置の搬送作動を制御する搬送制御部と、
    前記透過式ディスプレイの表示作動を制御する表示制御部と、が設けられ、
    前記開口部は、前記支持位置に支持された前記収容箱と前記参拝位置に位置する参拝者の視点の基準位置である基準視点位置とを結ぶ線が交差する位置を含む領域に形成され、
    前記搬送制御部は、前記第2領域で参拝する参拝者の識別情報である対象識別情報に基づいて前記搬送装置を制御し、前記対象識別情報に対応する前記収容箱を前記保管部から前記支持部に搬送させる参拝用搬送制御を実行し、
    前記表示制御部は、前記対象識別情報に対応する画像を前記表示部に表示する表示制御を実行する参拝設備。
  2. 前記表示制御部は、前記表示制御として、前記参拝者が前記基準視点位置から前記支持位置に支持された前記収容箱を見たと仮定したときに前記収容箱と重複する前記表示部上の領域である設定表示領域に前記画像を表示させる領域内表示制御を実行する請求項1に記載の参拝設備。
  3. 前記搬送経路における前記収容箱の位置を検出する搬送位置検出部が設けられ、
    前記表示制御部は、前記搬送位置検出部から前記収容箱の前記搬送経路における位置情報を取得自在に構成され、かつ、前記表示制御として、前記搬送位置検出部から取得した前記収容箱の位置情報に基づいて、前記設定表示領域を変更する表示領域変更制御を実行する請求項2に記載の参拝設備。
  4. 前記表示制御部は、前記表示部における前記設定表示領域以外の領域である第2設定表示領域に、前記参拝位置で参拝する参拝者からの前記第1領域の視認性を低下させる第2画像を表示させる領域外表示制御を実行する請求項2又は3に記載の参拝設備。
  5. 前記画像が、前記対象識別情報に対応する苗字及び家紋の一方又は両方である請求項1から4のいずれか1項に記載の参拝設備。
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