JP2010099906A - 封筒部付き帳票 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】用紙の一部に一辺開口型の封筒部を有する封筒部付き帳票であって、前記用紙は、切り取り用ミシン目で区分けされた情報表示部と封筒部とを有し、前記封筒部には、前記切り取り用ミシン目に沿って設けられた粘着剤層と、その上面に貼付された剥離テープと、三周縁で接着された封筒上紙と、を有し、また、前記封筒上紙には、該封筒上紙を捲り上げるための開封用スリットが形成され、前記開封用スリットは、凹形状に切り込まれた摘み用スリット部と、前記摘み用スリット部の凹形状の両端部から、左右方向に対し所定の角度で形成された2本の斜め方向の切り取り用ミシン目と、前記2本の斜め方向の切り取り用ミシン目の各端部から、上方向に対し形成された2本の縦方向の切り取り用ミシン目と、から構成されている。
【選択図】 図1
Description
また、データベースに登録されている個人情報を使用して、プリンタで個人情報を印字するとともに、予め印刷した共通の販売促進情報や、個々の顧客のニーズに応じて選択した販売促進情報をプリンタで印字するなどした用紙と、一辺開口型の封筒部を有する用紙と、を重ね合わせた封筒部付き帳票も使用されている。
また、それらの新サービスが顧客のニーズと合致した場合には、多数の申込希望者が申し込みを行なうことになるために、申込書が封緘された封筒が銀行、クレジット会社等の金融機関宛に多数送られてくることになる。
このために、金融機関側では受信した多数の封筒の中から申込書を取り出す開封作業に手間や時間が取られることになる。
通常、受信した封筒の開封作業では、ハサミやカッターなどを使用して封筒の一端側を切り取るなどして開封を行なう場合に、効率的に開封作業が行なえるようにするために、複数の封筒を重ねた状態でまとめて封筒の一端側を切り取るなどしている。
このために、金融機関側では、申込者から送信されてきた封筒を効率的に開封でき、更に、開封の際に、封入されている内部の申込書をうっかり切り取ることがないようにして開封できるようにした封筒部付き帳票に対するニーズがある。
更に、封筒を開封した際に、封入されている申込用紙などについての取り残しの確認を行なっており、この作業も負荷となっているという問題もある。
図1は、本発明の実施形態に係る封筒部付き帳票の斜視図、図2は、図1のA−A線断面図、図3は、本発明の実施形態に係る封筒部付き帳票を分解状態にした平面図である。
実施形態に係る封筒部付き帳票1は、商品情報が記載された2枚の広告用紙2a,2bと、商品やサービスに対する申し込み情報を記入するための4枚の申込用紙3a,3b,3c,3dと、それらの申込用紙3a,3b,3c,3dから所定の申込用紙を封入して郵送するための一辺開口型の封筒部4aを有する矩形状の用紙4と、が重ねられ、それらの用紙の左側の端辺縁部でライン状またはスポット状に設けられた接着剤10により、冊子状に接着一体化されている。
尚、これらの広告用紙及び申込用紙の枚数は、必要に応じて適宜変更することができる。
また、この実施形態の説明では、4枚の申込用紙3a,3b,3c,3dのうち、3枚の申込用紙3a,3b,3cを封筒に入れて郵送することとして説明してあるが、必要に応じて所望の申込用紙を封筒に入れて郵送するようにしてもよい。
図4には、封筒部付き帳票1の最下位にある一辺開口型の封筒部4aを有する矩形状の用紙4の平面図が示され、図5には、一辺開口型の封筒部4aを有する矩形状の用紙4から、封筒上紙5を上方側に分離させた状態を示す平面図が示されている。
矩形状の用紙4は、縦方向に形成された切り取り用ミシン目9により区分けされた、情報表示部4bと封筒部4aとが横方向に並んで配置されている。
そして、封筒部4aには、矩形状の用紙4に形成された切り取り用ミシン目9に沿って塗布された粘着剤層7が設けられ、更に、その粘着剤層7の上面に剥離可能に貼付された剥離テープ8を有している。
したがって、剥離テープ8を剥離させることで粘着剤層7が表出し、この粘着剤層7が設けられた用紙4の部分を封筒上紙5の上面側に折り返し接着させることで、一辺開口型の封筒部4aを封緘させることができる。
この開封用スリット12は、封筒上紙5の下辺の近くにおいて凹形状に切り込まれた摘み用スリット部12aと、前記摘み用スリット部12aの凹形状の両端部から、それぞれ左右方向に対して所定の角度で形成された2本の斜め方向の切り取り用ミシン目12b,12cと、前記2本の斜め方向の切り取り用ミシン目12b,12cの各端部から、それぞれ上方向に対して形成された2本の縦方向の切り取り用ミシン目12d,12eと、から構成されている。
また、斜め方向の切り取り用ミシン目12b,12c及び前記縦方向の切り取り用ミシン目12d,12eとして、それぞれカット部の長さ寸法が2mm〜3mm、アンカット部の長さ寸法が2.88mm〜3.92mmで形成することが好ましい。
これは、カット部の長さ寸法が2mmでアンカット部の長さ寸法が2.88mmの刃型と、カット部の長さ寸法が3mmでアンカット部の長さ寸法が3.92mmの刃型の2種の刃型のものを作製し、郵便区分け機での搬送テストでミシン部分へのダメージを調べたところ、基本的にどちらも問題がなかった。
また、どちらの刃型も、内容物を入れた状態で、郵便区分け10回搬送で開封せず、手で開封は問題がなかったことからこれらの寸法が適していることがわかった。
また、縦方向の切り取り用ミシン目12d,12eは、縦方向に形成された複数のスリットと、前記各々のスリットの下端部から、左右斜め方向に対して1〜3mmだけ切り込まれたスリットとで構成されている。
これにより、封筒部4aで封緘させた場合でも、開封用の摘み用スリット部12aと、斜め方向の切り取り用ミシン目12b,12cと、縦方向の切り取り用ミシン目12d,12eとが表出された状態となり、開封をする場合でも、それらのミシン目から切り取って開封を行なえるようになっている。
まず、封筒部付き帳票1を用いて申し込みの手続きを行なう申込者である顧客は、商品情報が記載された2枚の広告用紙2a,2bに記載された内容を見て、申し込む商品やサービスの内容を確認する。
そして、それらの商品やサービスの申し込みを行なう場合には、申込用紙3aの表面に申し込みに必要な事項を記入する。
4枚の申込用紙3a,3b,3c,3dは、ノーカーボン複写用紙などの複写可能な用紙となっているために、記入事項は最上位の申込用紙3aからその下位に重ねられている3枚の申込用紙3b,3c,3dに複写される。
また、4枚の申込用紙3a,3b,3c,3dのうち、少なくとも1枚は、申込者の控え用の用紙となっており、申込者は、その控え用の用紙を切り取り用ミシン11から切り離して保管する。
尚、ここでは、申込用紙3dを申込者の控え用の用紙として説明する。
そして、封筒部4aの開口部から折り畳んだ申込用紙3a,3b,3cを封入させる。
更に、申込用紙3a,3b,3cを封入させた後に、剥離テープ8を粘着剤層7の上から剥離させる。
次に、図6に示すように、この粘着剤層7が設けられた用紙4の部分を封筒上紙5の上面側に折り返して、粘着剤層7により接着させることで、一辺開口型の封筒部4aを封緘させて封筒を作成する。
これにより作成された封筒では、粘着剤層7が設けられた用紙4の部分が封筒上紙5の上面側に折り返した場合でも、開封用の摘み用スリット部12aと、斜め方向の切り取り用ミシン目12b,12cと、縦方向の切り取り用ミシン目12d,12eとが表出され外部から見える状態となる。
これにより、開封部から、封入されていた申込用紙3a,3b,3cを引き抜くことで受取人が申込用紙3a,3b,3cの記載事項を確認することができる。
2a,2b 広告用紙
3a,3b,3c,3d 申込用紙
4 用紙
4a 封筒部
4b 情報表示部
5 封筒上紙
6,10 接着剤
7 粘着剤層
8 剥離テープ
9,11 切り取り用ミシン
12 開封用スリット
12a 摘み用スリット部
12b,12c 斜め方向の切り取り用ミシン目
12d,12e 縦方向の切り取り用ミシン目
Claims (5)
- 矩形状の用紙の一部に一辺開口型の封筒部を有する封筒部付き帳票であって、
前記用紙は、縦方向に形成された切り取り用ミシン目により区分けされた情報表示部と封筒部とを有し、
前記封筒部には、前記切り取り用ミシン目に沿って前記用紙上に設けられた粘着剤層と、前記粘着剤層の上面に剥離可能に貼付された剥離テープと、前記粘着剤層が設けられた部分に対して右側に位置する領域に重ねられて、左辺側を除く三周縁で接着された封筒上紙と、を有し、
また、前記封筒上紙には、前記封筒部で作成された封筒を開封する際に、該封筒上紙の一部分を捲り上げるための開封用スリットが形成され、
前記開封用スリットは、該封筒上紙の下辺の近くにおいて凹形状に切り込まれた摘み用スリット部と、前記摘み用スリット部の凹形状の両端部から、それぞれ左右方向に対して所定の角度で形成された2本の斜め方向の切り取り用ミシン目と、前記2本の斜め方向の切り取り用ミシン目の各端部から、それぞれ上方向に対して形成された2本の縦方向の切り取り用ミシン目と、から構成されていることを特徴とする封筒部付き帳票。 - 前記2本の斜め方向の切り取り用ミシン目の間の角度は、60度から90度の角度で形成されていることを特徴とする請求項1記載の封筒部付き帳票。
- 前記斜め方向の切り取り用ミシン目及び前記縦方向の切り取り用ミシン目は、それぞれカット部の長さ寸法が2mm〜3mm、アンカット部の長さ寸法が2.88mm〜3.92mmで形成されていることを特徴とする請求項1記載の封筒部付き帳票。
- 前記斜め方向の切り取り用ミシン目は、斜め方向に形成された複数のスリットと、前記各々のスリットの一端部から、前記2本の斜め方向の切り取り用ミシン目の内側方向に対して1〜2mmだけ切り込まれたスリットとで構成され、また、前記縦方向の切り取り用ミシン目は、縦方向に形成された複数のスリットと、前記各々のスリットの下端部から、左右斜め方向に対して1〜3mmだけ切り込まれたスリットとで構成されていることを特徴とする請求項1記載の封筒部付き帳票。
- 前記矩形状の用紙及び前記封筒上紙の上側には、申込書を有する複数の用紙が重ね合わされ、前記矩形状の用紙と、前記申込書を有する複数の用紙と、が左側の端辺縁部でライン状またはスポット状に接着されていることを特徴とする請求項1記載の封筒部付き帳票。
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2008
- 2008-10-23 JP JP2008272677A patent/JP2010099906A/ja active Pending
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