JP2010098371A - 半導体集積回路と電源制御方法 - Google Patents

半導体集積回路と電源制御方法

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Abstract

【課題】電源回路の立ち上がり時間を予め規定しなくても、必要な回路モジュールに電源を供給して消費電力を低下させることのできる半導体集積回路と電源制御方法を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる半導体集積回路は、半導体集積回路の主電源から電源分離された回路モジュールに対して電源供給を行う電源と、回路モジュールからの出力信号の出力を制御する出力制御回路と、電源による電源供給及び出力制御回路を制御するシーケンス制御回路を備え、電源から回路モジュールに対して電源供給を開始する場合に、シーケンス制御回路から出力された電源制御信号に応じて、電源から回路モジュールに対する電源供給を開始するとともに、この電源供給開始時以降にシーケンス制御回路に対して第1のフィードバック信号を出力し、シーケンス制御回路は、第1のフィードバック信号に応じて制御信号を出力制御回路に対して出力するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路と電源制御方法に関し、特に電源の供給が制御される回路を有する半導体集積回路に関する。
近年、広く普及している携帯電話等のモバイル機器では、機能の高度化が著しく、かつ連続使用時間の延長や軽量化の要求に対して、バッテリーの小型化と大容量化が困難という問題がある。そのため、半導体集積回路の更なる低消費電力化が求められている。
低消費電力化を実現する技術のひとつとして、電源分離技術が知られている。これは、例えば携帯電話に搭載された半導体集積回路が、アプリケーションを実行する際に、動作させる必要がない回路の一部領域の電源オン/オフを制御することにより、電力を削減させる技術である。しかしこの電源分離技術において、電源オン/オフの制御を行うには、貫通電流を防止するタイミングの合わせこみや複雑な処理等が必要であり、開発に時間がかかるという問題点がある。
背景技術の一例として特許文献1に開示された半導体集積回路の原理について、図8と図9を参照して説明する。図8は背景技術にかかる半導体集積回路の構成図である。半導体集積回路LSI1は、回路モジュールCMA、CMB、CMC、CMDを有する。また、半導体集積回路LSI1には、第1〜第4の電源回路(電源装置)PSL、PSA、PSB、PSCが接続されている。
回路モジュール(A module)CMAは、処理回路等を構成する内部回路モジュール(A1 module)ICAを有する。回路モジュールCMAは、第2の電源回路PSAに接続され、第2の電源回路PSAから電源電圧SA2が供給される。同様に、回路モジュール(B module)CMBは、処理回路等を構成する内部回路モジュール(B1 module)ICBを有する。回路モジュールCMBは、第3の電源回路PSBに接続され、第3の電源回路PSBから電源電圧SB2が供給される。また同様に、回路モジュール(C module)CMCは、処理回路等を構成する内部回路モジュール(C1 module)ICCを有する。回路モジュールCMCは、第4の電源回路PSCに接続され、第4の電源回路PSCから電源電圧SC2が供給される。なお、回路モジュールCMA、CMB、CMC内の内部回路モジュールICA、ICB、ICCには、その入出力を規定することにより、いわゆるIPマクロ等を用いることができる。
回路モジュール(D module)CMDは、第2〜第4の電源回路PSA、PSB、PSC、及び後述する論理回路を統括的に制御する制御回路である。回路モジュールCMDは、外部からの制御信号SDが入力されるとともに、第2〜第4の電源回路PSA、PSB、PSCを制御する制御信号SA1、SB1、SC1、及び論理回路を制御する出力制御信号SA3、SB3、SC3を出力する。なお、制御信号SDは、半導体集積回路LSI1の外部からの制御を可能とするための信号であり、この制御信号SDに基づいて、回路モジュールCMDは、制御信号SA1、SB1、SC1及び出力制御信号SA3、SB3、SC3を生成又は制御する。
回路モジュールCMA、CMB、CMCを除く半導体集積回路LSI1内の他の回路は、第1の電源回路PSLに接続され、第1の電源回路PSLから電源電圧S0が供給される。第1の電源回路PSLは、一度電源が入れられると半導体集積回路LSI1全体の電源が切られるまで、常時電源電圧S0を供給する。一方、第2〜第4の電源回路PSA、PSB、PSCは、回路モジュールCMDから供給される制御信号SA1、SB1、SC1によりそれぞれ独立して制御され、必要に応じて電源をオン/オフして各電源電圧SA2、SB2、SC2の供給、遮断を行う。
すなわち、半導体集積回路LSI1において、回路モジュールCMA、CMB、CMCは、電源電圧の供給が遮断される場合がある回路(電源がオン/オフされる回路)であり、これらを除く半導体集積回路LSI1内の他の回路は、電源電圧が常時供給される回路である。
ここで、従来技術による半導体集積回路LSI1では、電源がオン/オフされる回路モジュールCMA、CMB、CMCから出力される各信号については、その受け先(出力先)にANDゲートをそれぞれ設ける。そのANDゲートの一方の入力に回路モジュールCMA、CMB、CMCから出力される信号を入力し、他方の入力に出力制御信号SA3、SB3、SC3を入力し、出力を回路モジュールCMA、CMB、CMCから出力される信号の受け先に供給する。
言い換えれば、電源がオン/オフされる回路モジュールCMA、CMB、CMCの出力端と、その出力端より出力される信号を受ける回路の入力端との間にANDゲートを設ける。そして、ANDゲートの一方の入力端に回路モジュールCMA、CMB、CMCの出力端を接続し、他方の入力端に出力制御信号SA3、SB3、SC3に係る信号線を接続する。さらに、ANDゲートの出力端に回路モジュールCMA、CMB、CMCからの出力信号を受ける回路の入力端を接続する。
例えば、図8に示すように、電源がオン/オフされる回路モジュールCMA内の内部回路モジュールICAからの出力信号SA4については、出力信号SA4の受け先に、出力信号SA4及び出力制御信号SA3が入力され、出力を出力信号SA4の受け先に供給するANDゲートD11が設けられる。また、内部回路モジュールICAからの出力信号SA5については、出力信号SA5の受け先には、出力信号SA5及び出力制御信号SA3が入力され、出力を出力信号SA5の受け先である回路モジュールCMB内の内部回路モジュールICBに供給するANDゲートB11が設けられる。
同様に、回路モジュールCMB内の内部回路モジュールICBからの出力信号SB4については、出力信号SB4の受け先に、出力信号SB4及び出力制御信号SB3が入力され、出力を出力信号SB4の受け先に供給するANDゲートD12が設けられる。また、内部回路モジュールICBからの出力信号SB5の受け先には、出力信号SB5及び出力制御信号SB3が入力され、出力を出力信号SB5の受け先である回路モジュールCMC内の内部回路モジュールICCに供給するANDゲートC11が設けられる。さらに、内部回路モジュールICBからの出力信号SB6の受け先には、出力信号SB6及び出力制御信号SB3が入力され、出力を出力信号SB6の受け先である回路モジュールCMA内の内部回路モジュールICAに供給するANDゲートA11が設けられる。
また同様に、回路モジュールCMC内の内部回路モジュールICCからの出力信号SC4については、出力信号SC4の受け先に、出力信号SC4及び出力制御信号SC3が入力され、出力を出力信号SC4の受け先に供給するANDゲートD13が設けられる。また、内部回路モジュールICCからの出力信号SC5の受け先には、出力信号SC5及び出力制御信号SC3が入力され、出力を出力信号SC5の受け先である回路モジュールCMB内の内部回路モジュールICBに供給するANDゲートB12が設けられる。
また、従来技術による半導体集積回路LSI1では、電源が常時オンとなる回路から電源がオン/オフされる回路モジュールCMA、CMB、CMCに入力される各信号(ただし、回路モジュールCMDから入力される出力制御信号SA3、SB3、SC3は除く。)については、バッファ回路をそれぞれ設け、各信号が入力される内部回路モジュールICA、ICB、ICCの入力端子に接続する。すなわち、回路モジュールCMA、CMB、CMCに入力される各信号は、その内部回路モジュールICA、ICB、ICCの入力端にバッファ回路を介して供給される。
次に動作について説明する。図9は、従来技術による半導体集積回路LSI1の電源制御シーケンスの一例を示すタイミングチャートである。なお、図9においては、電源を第1の電源回路PSL→第2の電源回路PSA→第3の電源回路PSB→第4の電源回路PSCの順序で投入し、第4の電源回路PSC→第3の電源回路PSB→第2の電源回路PSA→第1の電源回路PSLの順序で切断(電源遮断)する場合を示している。
まず、第1の電源回路PSLがオフ状態である、すなわち半導体集積回路LSI1に電源電圧S0が供給されていない場合には、回路モジュールCMDから出力される制御信号SA1、SB1、SC1、及び出力制御信号SA3、SB3、SC3は不定である。そして、第1の電源回路PSLがオンされると、回路モジュールCMA、CMB、CMCを除く半導体集積回路LSI1の他の回路に、電源電圧S0が供給される。これにより、ロウレベル("L")の制御信号SA1、SB1、SC1、及び出力制御信号SA3、SB3、SC3が回路モジュールCMDから出力される。したがって、第2〜第4の電源回路PSA、PSB、PSCからの電源電圧SA2、SB2、SC2は供給されない。
このとき、回路モジュールCMA、CMB、CMCから出力される信号SA4、SA5、SB4、SB5、SB6、SC4、SC5の電位はハイ・インピーダンス状態に相当する。これらの出力信号のうち、電源がオンとなっている回路が受け先となる出力信号はSA4、SB4、SC4であるが、出力信号SA4、SB4、SC4が入力されるANDゲートD11、D12、D13には、出力制御信号SA3、SB3、SC3がそれぞれ"L"で入力されている。したがって、ANDゲートD11、D12、D13により"L"の信号が出力信号SA4、SB4、SC4の受け先となる回路に供給され、その入力がフローティング状態になることを防止し、貫通電流が流れることを防止できる。
その後、第2の電源回路PSAをオンにする場合には、回路モジュールCMDは、第2の電源回路PSAに対応する制御信号SA1をハイレベル("H")にする。制御信号SA1が"H"になることにより第2の電源回路PSAがオンされ、第2の電源回路PSAから回路モジュールCMAに電源電圧SA2が供給される。これにより、回路モジュールCMAからの出力信号SA4、SA5の電位が、ある論理レベル("H"又は"L")の電位となる。
また、このとき回路モジュールCMBからの出力信号SB6の電位はハイ・インピーダンス状態であるが、それが入力されるANDゲートA11には、出力制御信号SB3が"L"で入力されている。したがって、ANDゲートA11の出力は"L"であり、出力信号SB6の受け先である回路モジュールCMAにて出力信号SB6がハイ・インピーダンス状態であることに起因した貫通電流が流れることはない。
制御信号SA1を"H"にしてから所定期間が経過した後、回路モジュールCMDは、回路モジュールCMAに係る出力制御信号SA3を"H"にする。これにより、ANDゲートD11、B11を介して、回路モジュールCMAからの出力信号SA4、SA5がその受け先となる回路に供給されるようになる。
なお、制御信号SA1を"H"にしてから出力制御信号SA3を"H"にするまでの所定期間は、予め規定されている第2の電源回路PSAの立ち上がり時間を参照し、第2の電源回路PSAから電源電圧SA2の出力が開始される時間と同一又はそれより長い時間とすれば良い。
このように、第2の電源回路PSAをオンにして、回路モジュールCMAに電源電圧SA2の供給を開始する場合には、制御信号SA1により第2の電源回路PSAを制御して回路モジュールCMAに電源電圧SA2が供給された後、出力制御信号SA3によりANDゲートD11、B11の出力として、回路モジュールCMAからの出力信号SA4、SA5が出力されるようにする。これにより、回路モジュールCMAからの出力信号SA4、SA5がどのような状態であっても、その受け先となる回路の入力がフローティング状態になることを防止して、貫通電流が流れることを防止できる。
続いて、第3電源回路PSBをオンにする場合には、第2の電源回路PSAをオンする場合と同様に、まず第3電源回路PSBに対応する制御信号SB1を"H"にして第3電源回路PSBをオンにし、第3電源回路PSBから回路モジュールCMBに電源電圧SB2を供給する。そして、回路モジュールCMBに電源電圧SB2が供給された後に、ANDゲートD12、C11、A11の出力として、回路モジュールCMBからの出力信号SB4、SB5、SB6が出力されるよう出力制御信号SB3を"H"にする。
同様に、第4電源回路PSCをオンにする場合には、第4電源回路PSCに対応する制御信号SC1により第4電源回路PSCを制御して回路モジュールCMCに電源電圧SC2が供給された後、ANDゲートD13、B12の出力として、回路モジュールCMCからの出力信号SC4、SC5が出力されるよう出力制御信号SC3を"H"にする。
また、逆に第4電源回路PSCをオフにする場合には、回路モジュールCMDは、出力制御信号SC3を"L"にして、回路モジュールCMCからの出力信号SC4、SC5が入力されるANDゲートD13、B12の出力を"L"に固定する。その後、回路モジュールCMDは、制御信号SC1を"L"にして第4電源回路PSCをオフし、第4電源回路PSCから回路モジュールCMCへの電源電圧SC2の供給を遮断する。
このように、回路モジュールCMCへの電源電圧SC2の供給を遮断する場合には、出力制御信号SC3によりANDゲートD13、B12の出力電位を"L"に固定した後、制御信号SC1により第4電源回路PSCを制御して回路モジュールCMCへの電源電圧SC2の供給を遮断する。これにより、回路モジュールCMCからの出力信号SC4、SC5の受け先となる回路の入力がフローティング状態になることを防止して、貫通電流が流れることを防止できる。
同様に、回路モジュールCMBへの電源電圧SB2の供給を遮断する場合には、出力制御信号SB3によりANDゲートD12、C11、A11の出力電位を"L"に固定した後、制御信号SB1により第3電源回路PSBを制御して回路モジュールCMBへの電源電圧SB2の供給を遮断する。回路モジュールCMAへの電源電圧SA2の供給を遮断する場合も同様である。
また、上記以外にも一部の回路の電源電圧を遮断して消費電力を低減させることのできる半導体集積回路の技術が提案されている(例えば特許文献2)。
特許文献2に開示された技術では、一部の回路からの出力制御信号レベルの観測に基づいて、他の回路への信号の制御を行っている。
特開2006−148562号公報 特開2003−92359号公報
上述のように従来技術では、貫通電流を防止するために主電源から電源分離された回路モジュールの出力信号を制御する出力制御信号のタイミングと、回路モジュールに対する供給電源のオン/オフのタイミングを合わせるために、電源回路の立ち上がり時間を予め規定していた。しかしながら、電源回路の立ち上がり時間を予め規定し備えるには、事前にTEGなどを試作して立ち上がり時間に関するデータを収集、解析して求めた時間に、製造ばらつき、動作環境などのマージンも考慮して求める必要があるという問題点があった。その上、その立ち上がり時間を精度良く規定するのは非常に困難であり、多くの時間がかかるという問題点もあった。
本発明にかかる半導体集積回路は、半導体集積回路の主電源から電源分離された回路モジュールに対して電源供給を行う電源と、前記回路モジュールからの出力信号の出力を制御する出力制御回路と、前記電源による電源供給及び前記出力制御回路を制御するシーケンス制御回路を備え、前記電源から前記回路モジュールに対して電源供給を開始する場合に、前記シーケンス制御回路から出力された電源制御信号に応じて、前記電源から前記回路モジュールに対する電源供給を開始するとともに、この電源供給開始時以降に前記シーケンス制御回路に対して第1のフィードバック信号を出力し、当該シーケンス制御回路は、当該第1のフィードバック信号に応じて前記回路モジュールからの出力信号を出力させる制御信号を前記出力制御回路に対して出力する半導体集積回路である。このような構成により、回路モジュールから他の回路に対して出力された信号が、フローティング状態になることなく、必要な回路モジュールにのみ電源を供給することができる。そのため半導体集積回路の消費電力を低下させることができる。特に本発明では、電源回路の立ち上がり時間を予め規定する必要がないため、設計に要する労力を軽減できる。
他方、本発明にかかる半導体集積回路は、半導体集積回路の主電源から電源分離された回路モジュールに対して電源供給を行う電源と、前記回路モジュールからの出力信号の出力を制御する出力制御回路と、前記電源による電源供給及び前記出力制御回路を制御するシーケンス制御回路を備え、前記電源から前記回路モジュールに対して電源供給を停止する場合に、前記シーケンス制御回路は、前記回路モジュールからの出力信号の出力を禁止する制御信号を前記出力制御回路に対して出力するとともに、この制御信号を第2のフィードバック信号として前記シーケンス制御回路にフィードバックし、さらに、この第2のフィードバック信号に応じて前記電源に対して前記回路モジュールに対する電源供給を停止させる電源制御信号を出力し、前記電源は、当該電源制御信号に応じて前記電源から前記回路モジュールに対する電源供給を停止する半導体集積回路である。このような構成により、回路モジュールから他の回路に対して出力された信号が、フローティング状態になることなく、不要な回路モジュールの電源供給を停止し、必要な回路モジュールにのみ電源を供給することができる。そのため半導体集積回路の消費電力を低下させることができる。
また、本発明にかかる電源制御方法は、半導体集積回路の主電源から電源分離された回路モジュールに対する電源供給の制御方法であって、前記電源から前記回路モジュールに対して電源供給を開始する場合に、前記電源が前記回路モジュールに対する電源供給を開始するステップと、前記電源がこの電源供給開始時以降にシーケンス制御回路に対してフィードバック信号を出力するステップと、前記シーケンス制御回路が当該フィードバック信号に応じて前記回路モジュールからの出力信号を出力させる制御信号を前記回路モジュールの出力制御回路に対して出力するステップとを備えた電源制御方法である。これにより、回路モジュールから他の回路に対して出力された信号が、フローティング状態になることなく、必要な回路モジュールにのみ電源を供給することができる。そのため半導体集積回路の消費電力を低下させることができる。特に本発明では、電源回路の立ち上がり時間を予め規定する必要がないため、設計に要する労力を軽減できる。
他方、本発明にかかる電源制御方法は、半導体集積回路の主電源から電源分離された回路モジュールに対する電源供給の制御方法であって、前記電源から前記回路モジュールに対して電源供給を停止する場合に、前記回路モジュールからの出力信号の出力を禁止する制御信号を出力制御回路に出力するステップと、当該制御信号の出力をフィードバックして、前記電源に対して前記回路モジュールに対する電源供給を停止させる電源制御信号を出力するステップとを備えた電源制御方法である。このような構成により、回路モジュールから他の回路に対して出力された信号が、フローティング状態になることなく、不要な回路モジュールの電源供給を停止し、必要な回路モジュールにのみ電源を供給することができる。そのため半導体集積回路の消費電力を低下させることができる。
本発明により、回路モジュールから他の回路に対して出力した信号がフローティング状態になるのを防止しつつ、必要な回路モジュールにのみ電源を供給して、消費電力を低下させることのできる半導体集積回路と電源制御方法を提供することができる。
発明の実施の形態1.
図1は、本実施の形態1にかかる半導体集積回路の構成図である。半導体集積回路LSI2は、ロジック回路網LG、回路モジュールCMA、CMB、CMC、シーケンス制御回路TCA、TCB、TCC、出力制御回路D21、D22、D23を有する。また、半導体集積回路LSI2には、電源回路PSL、PCA、PCB、PCCが接続されている。
電源回路PSLは、電源供給ラインS1を介して、ロジック回路網LG、出力制御回路D21、D22、D23、シーケンス制御回路TCA、TCB、TCCへ電源供給する。電源回路PCAは、電源供給ラインCA2を介して回路モジュールCMAへ電源供給する。同様に、電源回路PCBは、電源供給ラインCB2を介して回路モジュールCMBへ電源供給する。また同様に、電源回路PCCは、電源供給ラインCC2を介して回路モジュールCMCへ電源供給する。
回路モジュールCMAは、内部回路モジュールICA、バッファ回路A12、出力制御回路A21を有する。内部回路モジュールICAには、出力制御回路A21の出力信号と、バッファ回路A12を介して入力信号SA6が入力される。内部回路モジュールICAの出力信号SA4、SA5は、出力制御回路D21、B21にそれぞれ入力される。
同様に、回路モジュールCMBは、内部回路モジュールICB、バッファ回路B13、出力制御回路B21、B22を有する。内部回路モジュールICBには、出力制御回路B21、B22の出力信号と、バッファ回路B13を介して入力信号SB7が入力される。内部回路モジュールICBの出力信号SB4、SB5、SB6は、出力制御回路D22、C21、A21にそれぞれ入力される。
また同様に、回路モジュールCMCは、内部回路モジュールICC、バッファ回路C12、出力制御回路C21を有する。内部回路モジュールICCには、出力制御回路C21の出力信号と、バッファ回路C12を介して入力信号SC6が入力される。内部回路モジュールICCの出力信号SC4、SC5は、出力制御回路D23、B22にそれぞれ入力される。
シーケンス制御回路TCAはシーケンス制御信号CDAが入力端子SLに入力される。電源回路PCAからの第1のフィードバック信号FBAは入力端子D1に入力される。シーケンス制御回路TCAの出力端子Y1は、第2のフィードバック信号として入力端子D0に入力される。シーケンス制御回路TCAの出力端子Y0は、電源回路PCAに接続される。シーケンス制御回路TCB、TCCも同様に接続されている。
図2は、図1の半導体集積回路LSI2に備えられるシーケンス制御回路TCA、TCB、TCCの具体的構成例を示すブロック図である。このシーケンス制御回路は、第1のマルチプレクサMP1と第2のマルチプレクサMP2を有し、入力端子SL、D0、D1、出力端子Y0、Y1を備える。マルチプレクサMP1、MP2は、入力端子0、1と選択端子Sと出力端子Yを備える。
入力端子SLは、第1のマルチプレクサMP1の入力端子1と選択端子Sと第2のマルチプレクサMP2の入力端子0と選択端子Sに接続される。入力端子D0は、第1のマルチプレクサMP1の入力端子0に接続される。入力端子D1は、第1のマルチプレクサMP2の入力端子1に接続される。出力端子Y0は、第1のマルチプレクサMP1の出力端子Yに接続される。出力端子Y1は、第2のマルチプレクサMP2の出力端子Yに接続される。
マルチプレクサMP1、MP2は、選択端子Sに"L"が入力されると、入力端子0の論理値を出力端子Yに出力する。一方、選択端子Sに"H"が入力されると、入力端子1の論理値を出力端子Yに出力する。
図3は、図1に示す半導体集積回路LSI2の電源回路PSLが常時オン状態で、回路モジュールCMAの電源をオンする場合の電源制御シーケンスを示すタイミングチャートである。図1及び図2を参照して説明する。
外部からのシーケンス制御信号CDAを"L"から"H"にすると、シーケンス制御回路TCAは、入力端子SLが"L"から"H"となる。シーケンス制御回路の動作より、シーケンス制御回路TCAの出力端子Y0は"L"から"H"となり、図1の電源制御信号CA1は"L"から"H"となる。
電源制御信号CA1が"L"から"H"となると、電源回路PCAがこの変化を感知して、電源供給ラインCA2を"L"から"H"にさせる。これにより、回路モジュールCMAの電源がオン状態になる。さらに電源回路PCAは、電源供給ラインCA2のこの"L"から"H"への変化を感知して、第1のフィードバック信号FBAを"L"から"H"にさせる。これにより、シーケンス制御回路TCAの入力端子D1が"L"から"H"となる。シーケンス制御回路の動作より、出力端子Y1が"L"から"H"となることにより、図1の出力制御信号CA3は"L"から"H"となる。
出力制御回路は、一方に"L"を入力すると不活性化し出力は"L"または"H"固定となり、一方に"H"を入力すると活性化してもう一方の入力論理値を出力する。そのため、出力制御信号CA3が"L"から"H"になると、出力制御回路B21、D21は活性化して、回路モジュールCMAの出力信号を外部へ伝達する。この第2のフィードバック信号である出力制御信号CA3が、シーケンス制御回路TCAの入力端子D0に入力されると、シーケンス制御回路TCAの出力端子Y0、Y1は"H"固定で安定する。
図4は、図1に示す半導体集積回路LSI2の電源回路PSLが常時オン状態で、回路モジュールCMAの電源をオフする場合の電源制御シーケンスを示すタイミングチャートである。図1及び図2を参照して説明する。
外部からのシーケンス制御信号CDAを"H"から"L"にすると、シーケンス制御回路TCAは、入力端子SLが"H"から"L"となる。シーケンス制御回路の動作より、出力端子Y1は"H"から"L"となり、図1の出力制御信号CA3は"H"から"L"となる。
出力制御信号CA3が"H"から"L"になると、出力制御回路B21、D21は不活性化され、回路モジュールCMAの出力信号の外部への伝達を遮断する。この第2のフィードバック信号である出力制御信号CA3がフィードバックされると、シーケンス制御回路TCAの入力端子D0が"H"から"L"となる。シーケンス制御回路の動作より、出力端子Y0は"H"から"L"となり、図1の電源制御信号CA1は"H"から"L"となる。電源制御信号CA1が"H"から"L"となると、電源回路PCAがこの変化を感知して、電源供給ラインCA2を"H"から"L"にさせる。これにより、電源供給ラインCA2は給電が遮断されて、回路モジュールCMAは電源オフ状態になる。
さらに電源回路PCAは、電源供給ラインCA2のこの"H"から"L"への変化を感知して、第1のフィードバック信号FBAを"H"から"L"にさせる。これにより、シーケンス制御回路TCAの入力端子D1への入力信号が"H"から"L"となり、シーケンス制御回路TCAの入力端子D1に入力される。シーケンス制御回路TCAの出力端子Y0、Y1は"L"固定で安定する。
以上、説明したように、本実施の形態1にかかる半導体集積回路では、従来技術のように、電源がオンしてから立ち上がるまでの時間を予め規定して制御する必要がない。また、予め規定するための準備も不要であるため、設計が容易となる。
また、シーケンス制御回路は、第1のフィードバック信号と第2のフィードバック信号を感知して制御するものであり、電源オン/オフ制御する各回路モジュールの回路規模に合わせて回路構成を変える必要がない。そのため汎用性が高く、設計が容易となる。
発明の実施の形態2.
図5は、本実施の形態2にかかる半導体集積回路の構成例を示す図である。図5において、半導体集積回路LSI3は、図1の第1のフィードバック信号FBA、FBB、FBCを電源制御フィードバック信号生成回路CPA、CPB、CPCから出力する信号に置き換えた構成を有する。他の構成部分は同一の記号で示し、説明を省略する。
電源制御フィードバック信号生成回路CPAは、シーケンス制御回路TCA出力の電源制御信号CA1と第2の電源回路PSAの電源供給ラインCA2を入力とし、第1のフィードバック信号FBAを出力するように接続されている。電源制御フィードバック信号生成回路CPB、CPCは同様に接続されている。
図5の本実施の形態2において、電源制御フィードバック信号生成回路CPA、CPB、CPC以外の動作は図1に示す実施の形態1と同じ動作をすることから説明を省略する。また、半導体集積回路LSI3が、電源オンの状態で、回路モジュールCMAが電源オンの状態の時、外部からのシーケンス制御信号CDAを"H" から"L"にする場合の動作も、実施の形態1と同じ動作をすることから説明を省略する。
次に、図5の本実施の形態2にかかる電源制御フィードバック信号生成回路CPA、CPB、CPCの動作について説明する。半導体集積回路LSI3が、電源オンの状態で、回路モジュールCMAが電源オフの状態の時、外部からのシーケンス制御信号CDAを"L" から"H"にすると、シーケンス制御回路TCA出力の電源制御信号CA1は"L" から"H"になる。これにより、第2の電源回路の電源供給ラインCA2に給電が開始され、回路モジュールCMAの電源は電源付加容量に応じた時間で立ち上がり電源オンとなる。
電源制御フィードバック信号生成回路CPAは、電源制御信号CA1が"L" から"H"になると、もう一方の入力端に接続する電源供給ラインCA2の電位レベルを内部で比較する。電源供給電位レベルを第2の電源回路の電源供給ラインCA2の電位が越えるまで第1のフィードバック信号FBAは"L"に保持する。第2の電源回路の電源供給ラインCA2の電位が電源供給電位レベルを越えると"H"となる。
シーケンス制御回路TCAに第1のフィードバック信号FBAが入力されると、シーケンス制御回路TCAの出力制御信号CA3は、第1のフィードバック信号FBAに連動して"L" から"H"となる。これにより、出力制御回路D21、B21が活性化して、回路モジュールCMAの出力信号を外部へ伝達する。回路モジュールCMB、CMCにおいても同様の動作をする。
以上、説明したように、本実施の形態2にかかる半導体集積回路では、第2の電源回路から供給する電源電位を観測する。このため各回路モジュールの電源オフ時は、出力信号の外部伝達遮断を動作停止前に実行することができる。さらに、各回路モジュールの電源オン時は、出力信号の外部伝達を動作開始後に実行することができる。
発明の実施の形態3.
図6は、本発明の実施形態3にかかる半導体集積回路の構成例を示す図である。図6において、半導体集積回路LSI4は実施の形態2にかかる図5の電源制御フィードバック信号生成回路CPA、CPB、CPCに、外部から電源電位観測レベルを設定する信号を追加した構成を有する。他の構成部分は同一の記号で示し、説明を省略する。
図7は、図6の電源制御フィードバック信号生成回路CTA、CTB、CTCの構成を示す。図7において、電源制御フィードバック信号生成回路は、AND回路AD1と比較回路CMPを有する。電源供給ラインCA2と電源電位観測レベルCVAは比較回路CMPに入力され、比較回路CMPの出力信号VOAは、AND回路AD1へ入力される。AND回路AD1のもう一方の入力は、電源制御信号CA1に接続され、AND回路AD1の出力は、出力端子Zに接続する構成である。電源制御フィードバック信号生成回路は、これ以外の回路構成であってもよい。
図6において、電源制御フィードバック信号生成回路CTA、CTB、CTC以外の動作は図1に示す実施の形態1と同じ動作をするため説明を省略する。また、半導体集積回路LSI4が、電源オンの状態で、回路モジュールCMAが電源オンの状態の時、外部からのシーケンス制御信号CDAを"H" から"L"にする場合の動作も実施の形態1と同じ動作をすることから説明を省略する。
次に、図6の電源制御フィードバック信号生成回路CTA、CTB、CTCの動作について説明する。半導体集積回路LSI4が、電源オンの状態で、回路モジュールCMAが電源オフの状態の時、予め外部から電源電位観測レベルCVAを設定しておき、外部からのシーケンス制御信号CDAを"L" から"H"にすると、シーケンス制御回路TCA出力の電源制御信号CA1は"L" から"H"になる。これにより、第2の電源回路の電源供給ラインCA2に給電が開始され、回路モジュールCMAの電源は電源付加容量に応じた時間で立ち上がり電源オンとなる。
電源制御フィードバック信号生成回路CTAは、電源制御信号CA1が"L" から"H"になると、もう一方の入力端に接続する電源供給ラインCA2の電位レベルを予め外部から設定された電源電位観測レベルCVAと比較する。電源電位観測レベルCVAを第2の電源回路の電源供給ラインCA2の電位が越えるまで第1のフィードバック信号FBAは"L"に保持する。第2の電源回路の電源供給ラインCA2の電位が、電源電位観測レベルCVAを越えると"H"となる。
シーケンス制御回路TCAに第1のフィードバック信号FBAが入力されると、シーケンス制御回路TCAの出力制御信号CA3は、第1のフィードバック信号FBAに連動して"L" から"H"となる。これによって、出力制御回路D21、B21が活性化して回路モジュールCMAの出力信号を外部へ伝達する。回路モジュールCMB、CMCにおいても同様の動作をする。
以上、説明したように、本実施の形態3にかかる半導体集積回路では、電源電位観測レベルを予め設定することにより、各回路モジュール毎に電源オン/オフ時の出力信号の外部への伝達及び遮断する時間を調整することができる。
発明の実施の形態1にかかる半導体集積回路の構成図である。 発明の実施の形態1にかかるシーケンス制御回路の具体的構成例を示すブロック図である。 発明の実施の形態1にかかる電源オン時の電源制御動作を示すタイミングチャートである。 発明の実施の形態1にかかる電源オフ時の電源制御動作を示すタイミングチャートである。 発明の実施の形態2にかかる半導体集積回路の構成図である。 発明の実施の形態3にかかる半導体集積回路の構成図である。 発明の実施の形態3にかかる電源制御フィードバック信号生成回路の例である。 背景技術による半導体集積回路の構成図である。 背景技術による電源制御動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
LSI1、LSI2、LSI3、LSI4:半導体集積回路
PSL、PSA、PSB、PSC、PCA、PCB、PCC:電源回路
SA1、SB1、SC1、SD:制御信号
SA2、SB2、SC2、S0:電源電圧
CA1、CB1、CC1:電源制御信号
CA2、CB2、CC2、S1:電源供給ライン
CA3、CB3、CC3、SA3、SB3、SC3:出力制御信号
FBA、FBB、FBC:フィードバック信号
TCA、TCB、TCC:シーケンス制御回路
CDA、CDB、CDC:シーケンス制御信号
SL、D0、D1、0、1、A、B、CV:入力端子
Y、Y0、Y1:出力端子
S:選択端子
LG:ロジック回路網
D11、D12、D13、A11、B11、B12、C11:ANDゲート
D21、D22、D23、A21、B21、B22、C21:出力制御回路
CMA、CMB、CMC、CMD:回路モジュール
ICA、ICB、ICC:内部回路モジュール
SA4、SA5、SB4、SB5、SB6、SC4、SC5、VOA:出力信号
CPA、CPB、CPC、CTA、CTB、CTC:電源制御フィードバック信号生成回路
AD1:AND回路
CMP:比較回路
CVA、CVB、CVC:電源電位観測レベル
MP1、MP2:マルチプレクサ
SA6、SB7、SC6:回路モジュール入力信号
A12、B13、C12:バッファ

Claims (9)

  1. 半導体集積回路の主電源から電源分離された回路モジュールに対して電源供給を行う電源と、
    前記回路モジュールからの出力信号の出力を制御する出力制御回路と、
    前記電源による電源供給及び前記出力制御回路を制御するシーケンス制御回路を備え、
    前記電源から前記回路モジュールに対して電源供給を開始する場合に、
    前記シーケンス制御回路から出力された電源制御信号に応じて、前記電源から前記回路モジュールに対する電源供給を開始するとともに、この電源供給開始時以降に前記シーケンス制御回路に対して第1のフィードバック信号を出力し、
    当該シーケンス制御回路は、当該第1のフィードバック信号に応じて前記回路モジュールからの出力信号を出力させる制御信号を前記出力制御回路に対して出力する半導体集積回路。
  2. 前記電源から前記回路モジュールに対して電源供給を停止する場合に、
    前記シーケンス制御回路は、前記回路モジュールからの出力信号の出力を禁止する制御信号を前記出力制御回路に対して出力するとともに、この制御信号を第2のフィードバック信号として前記シーケンス制御回路にフィードバックし、さらに、この第2のフィードバック信号に応じて前記電源に対して前記回路モジュールに対する電源供給を停止させる電源制御信号を出力し、
    前記電源は、当該電源制御信号に応じて前記電源から前記回路モジュールに対する電源供給を停止することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 半導体集積回路の主電源から電源分離された回路モジュールに対して電源供給を行う電源と、
    前記回路モジュールからの出力信号の出力を制御する出力制御回路と、
    前記電源による電源供給及び前記出力制御回路を制御するシーケンス制御回路を備え、
    前記電源から前記回路モジュールに対して電源供給を停止する場合に、
    前記シーケンス制御回路は、前記回路モジュールからの出力信号の出力を禁止する制御信号を前記出力制御回路に対して出力するとともに、この制御信号を第2のフィードバック信号として前記シーケンス制御回路にフィードバックし、さらに、この第2のフィードバック信号に応じて前記電源に対して前記回路モジュールに対する電源供給を停止させる電源制御信号を出力し、
    前記電源は、当該電源制御信号に応じて前記電源から前記回路モジュールに対する電源供給を停止する半導体集積回路。
  4. 前記シーケンス制御回路は、
    前記電源に対する電源制御信号を出力する第1のマルチプレクサと、
    前記出力制御回路に対する制御信号を出力する第2のマルチプレクサを有し、
    前記電源から前記回路モジュールに対する電源供給を制御するシーケンス制御信号を前記第1のマルチプレクサの第1の入力端子と選択端子及び前記第2のマルチプレクサの第2の入力端子と選択端子に入力し、
    前記第1のフィードバック信号を前記第2のマルチプレクサの第1の入力端子に入力し、
    前記第2のフィードバック信号を前記第1のマルチプレクサの第2の入力端子に入力することを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  5. 前記シーケンス制御回路からの電源制御信号と前記電源の電源電圧を入力し、両者の電位を比較した結果に基づいた出力信号を前記シーケンス制御回路に対して第1のフィードバック信号として出力する電源制御フィードバック信号生成回路をさらに備えたことを特徴とする請求項1、2又は4に記載の半導体集積回路。
  6. 前記電源制御フィードバック信号生成回路は、前記電源の電源電圧における電源電位を観測するための電源電位観測レベルを外部から設定できることを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路。
  7. 前記電源制御フィードバック信号生成回路は、比較回路とAND回路を有し、
    前記比較回路は、前記電源の電源電圧と前記電源電位観測レベルを入力し、
    前記AND回路は、前記比較回路の出力信号と前記シーケンス制御回路からの電源制御信号を入力し、
    前記AND回路は、前記シーケンス制御回路に対して前記第2のフィードバック信号を出力することを特徴とする請求項6記載の半導体集積回路。
  8. 半導体集積回路の主電源から電源分離された回路モジュールに対する電源供給の制御方法であって、
    前記電源から前記回路モジュールに対して電源供給を開始する場合に、前記電源が前記回路モジュールに対する電源供給を開始するステップと、
    前記電源がこの電源供給開始時以降にシーケンス制御回路に対してフィードバック信号を出力するステップと、
    前記シーケンス制御回路が当該フィードバック信号に応じて前記回路モジュールからの出力信号を出力させる制御信号を前記回路モジュールの出力制御回路に対して出力するステップとを備えた電源制御方法。
  9. 半導体集積回路の主電源から電源分離された回路モジュールに対する電源供給の制御方法であって、
    前記電源から前記回路モジュールに対して電源供給を停止する場合に、前記回路モジュールからの出力信号の出力を禁止する制御信号を出力制御回路に出力するステップと、
    当該制御信号の出力をフィードバックして、前記電源に対して前記回路モジュールに対する電源供給を停止させる電源制御信号を出力するステップとを備えた電源制御方法。
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JP2016026056A (ja) * 2015-11-04 2016-02-12 株式会社藤商事 遊技機

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