JP2003284322A - 電圧監視回路を具備する半導体装置 - Google Patents

電圧監視回路を具備する半導体装置

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JP2003284322A JP2002079714A JP2002079714A JP2003284322A JP 2003284322 A JP2003284322 A JP 2003284322A JP 2002079714 A JP2002079714 A JP 2002079714A JP 2002079714 A JP2002079714 A JP 2002079714A JP 2003284322 A JP2003284322 A JP 2003284322A
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Yukihiro Ozawa
幸浩 小沢
Akira Miho
明 三保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 降圧回路が出力する電源電圧を動作モードに
応じて変更可能とすることにより、消費電力を低減でき
る電圧監視回路を具備する半導体装置を提供する。 【解決手段】 制御信号に応じて電源電圧を出力電圧に
変換し、出力電圧を電源ラインを介して半導体装置の内
部モジュールに供給する降圧回路20と、電源ラインか
らの出力電圧を変換してその出力電圧値を示す信号を出
力するADコンバータ30と、選択された動作モードに
対応する値を保持する制御レジスタを有し、ADコンバ
ータの出力信号と前記制御レジスタの保持する値との比
較結果に基づいて制御信号を生成し、その制御信号を降
圧回路20に供給することにより、最適な出力電圧に調
整する電圧監視回路10とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源電圧監視回路
に係り、特に、集積回路内に形成された降圧回路から出
力される電圧を監視する電圧監視回路を具備する半導体
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路内に形成された降
圧回路(レギュレータ)は、半導体集積回路内の複数の
内部モジュールに電源電圧を供給する。半導体集積回路
にはいくつかの動作モード(通常動作モード、低消費電
力モードなど)があり、半導体集積回路がどの動作モー
ドで動作しているかに関係なく、従来の降圧回路は同じ
電源電圧を内部モジュールに供給する。
【0003】また、半導体集積回路内には、内部モジュ
ールに電源電圧を供給するための電源配線が設けられ
る。電源配線を介して供給される電源電圧は半導体集積
回路内のどの箇所でも同じ電圧というわけでない。電圧
供給源である降圧回路からの配線長が長い箇所や、電流
を多く消費する内部モジュールに近接する箇所の場合、
供給される電源電圧には比較的大きな電圧降下が生じて
いる。
【0004】さらに、特開2001−16770号公報
には、電源の電圧を出力電圧に変換して内部モジュール
に供給する昇圧回路と、電源電圧を検出する検出部と、
検出部が検出した電源電圧が第1の出力電圧から所定範
囲内であるときに、昇圧回路を制御して第2の出力電圧
を出力する出力電圧切替部とを有する電源装置が提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開2001−16770号公報の電源装置は、コンパレ
ータ回路のスイッチングノイズの影響を軽減して高精度
な測定をするもので、出力電圧の切替動作を行うもので
ある。また、半導体集積回路がどの動作モードで動作し
ているかに関係なく、上記の電源装置においては出力電
圧切替部が出力電圧の切替動作を行う。
【0006】上述したように、従来の電圧監視回路は、
半導体集積回路がどの動作モード(通常動作モード、低
消費電力モードなど)で動作しているかにかかわらず、
その出力電圧は一定であった。半導体集積回路が低消費
電力モードで動作している場合、供給される電源電圧は
できる限り低く抑えることが望まれる。しかし、従来の
電圧監視回路による出力電圧は、動作モードに係らず、
一定であるため、半導体集積回路は余分な電力を消費し
てしまうという問題があった。また、1つのチップ内で
電源電圧は供給される箇所によってその電圧降下の度合
いが異なる。すなわち、電流が多く流れた電源配線(電
源ライン)での電圧降下は大きく、逆に電流があまり多
く流れていない電源配線では電圧降下は小さい。電圧降
下が大きいと、その電源配線に接続された内部モジュー
ルの動作電圧の範囲が狭くなる。動作電圧の範囲を確保
するためには、駆動能力の大きな回路を使用することに
なり、消費電力および回路面積も大きくなってしまうと
いう問題があった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、降圧回路が出力する電源電圧を動作モードに応
じて変更可能とすることにより、消費電力を低減できる
電圧監視回路を具備する半導体装置を提供することを目
的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、降圧回路が出
力する電源電圧を電源配線に沿って異なる箇所から取り
出し、その取り出した電源電圧に応じて降圧回路の出力
電圧を制御することにより、電圧降下の大きな箇所でも
最適な電源電圧を供給できる電圧監視回路を具備する半
導体装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載された発明は、複数の動作モードか
ら1つの動作モードが選択される半導体装置において、
制御信号に応じて電源電圧を出力電圧に変換して、該出
力電圧を電源ラインを介して半導体装置の内部モジュー
ルに供給する降圧回路と、前記電源ラインからの出力電
圧を変換してその出力電圧値を示す信号を出力するAD
コンバータと、前記選択された動作モードに対応する値
を保持する制御レジスタを有し、前記ADコンバータの
出力信号と前記制御レジスタの保持する値との比較結果
に基づいて制御信号を生成し、該制御信号を前記降圧回
路に供給することにより、最適な出力電圧に調整する電
圧監視回路とを備えることを特徴とする。本発明に係る
電圧監視回路によれば、半導体装置の動作モードごとに
最適な電源電圧を供給できるため、消費電力の低減が可
能である。
【0010】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載の半導体装置が、複数の電圧監視回路と、複数の降圧
回路と、複数の電源ラインに接続する複数の内部モジュ
ールとを有し、各電圧監視回路を別々の半導体チップに
形成し、前記ADコンバータを各電圧監視回路の半導体
チップに対して共通の半導体チップとして形成すること
を特徴とする。本発明に係る電圧監視回路によれば、電
源ラインに沿って異なる箇所から取り出した電源電圧に
応じて降圧回路の出力電圧を制御することができるた
め、電圧降下の大きい箇所でも最適な電源電圧に設定す
ることが可能である。したがって、回路全体の動作電圧
の範囲が電圧降下により狭くなることを防止できる。
【0011】請求項3に記載された発明は、請求項1記
載の半導体装置において、前記電圧監視回路は、前記A
Dコンバータの出力電圧値と、前記制御レジスタの保持
する値とを入力して、その比較結果を示す信号を出力す
る比較器を有することを特徴とする。
【0012】請求項4に記載された発明は、請求項2記
載の半導体装置において、前記ADコンバータの半導体
チップがマルチプレクサーを含むことを特徴とする。
【0013】請求項5に記載された発明は、請求項1記
載の半導体装置において、前記電圧監視回路が、前記A
Dコンバータの出力電圧値が前記制御レジスタの保持す
る値より大きいとき、前記降圧回路の出力電圧が小さく
なるよう前記制御信号を出力し、また、前記ADコンバ
ータの出力電圧値が前記制御レジスタの保持する値より
小さいとき、前記降圧回路の出力電圧が大きくなるよう
前記制御信号を出力することを特徴とする。
【0014】請求項6に記載された発明は、請求項1記
載の半導体装置において、前記ADコンバータの出力信
号がシリアル通信を用いて前記電圧監視回路に送信され
るよう構成することを特徴とする。
【0015】請求項7に記載された発明は、請求項1記
載の半導体装置において、前記電圧監視回路がCPUを
用いて構成されることを特徴とする。
【0016】請求項8に記載された発明は、請求項1記
載の半導体装置の前記複数の動作モードが少なくとも、
通常動作モードと、低消費電力モードとを含むことを特
徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
の図面を参照しながら具体的に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係る半導体装
置の基本的構成を示す。
【0019】図1に示したように、本実施例の半導体装
置は、電源1と、電圧監視回路10と、降圧回路(レギ
ュレータ)20と、ADコンバータ30と、その他の内
部モジュール40とから構成される。この半導体装置の
動作は、制御部(図示なし)から適切なタイミングで複
数の動作モードの中から1つの動作モードが選択され、
その選択された動作モードで動作するよう制御される。
【0020】図1の半導体装置において、電圧監視回路
10内には、制御レジスタが設けられ、この制御レジス
タには動作モード毎に異なった値が書き込まれる。例え
ば、通常動作モードが選択されたときには、FFH(1
6進数)が、スリープモードが選択されたときには、A
AH(16進数)が、ストップモードが選択されたとき
には、55H(16進数)が、それぞれ制御レジスタに
書き込まれる。したがって、本実施例の半導体装置にお
いて、いずれかの動作モードが選択された際には、電圧
監視回路10内の制御レジスタには、その選択された動
作モードに対応する値が保持されている。
【0021】降圧回路20は、電圧監視回路10から出
力される制御信号に応じて、電源1から供給される電源
電圧を出力電圧に変換するレギュレータであり、降圧回
路20はその出力電圧を電源ライン(電源配線)を介し
て半導体装置の各内部モジュール40に供給する。図1
の実施例では、降圧回路20の出力に接続する電源ライ
ンが、電源ライン1と電源ライン2とに分岐して形成さ
れ、枝分かれした各電源ラインに複数の内部モジュール
40が接続されており、これらの電源ラインを介して降
圧回路20の出力電圧が各内部モジュール40に供給さ
れる。
【0022】さらに、図1の半導体装置において、分岐
した各電源ライン(電源ライン1、電源ライン2)は、
それぞれ、ADコンバータ30の入力に接続される。A
Dコンバータ30は、各電源ラインからのアナログ信号
としての出力電圧を、その出力電圧値に相当するデジタ
ル信号に変換する。ADコンバータ30からの出力信号
は、電圧監視回路10に供給される。
【0023】電圧監視回路10では、上記した制御レジ
スタの保持する値と、ADコンバータ30の出力信号が
示す出力電圧値との比較結果に基づいて制御信号が生成
される。電圧監視回路10は、この制御信号を降圧回路
20に供給することにより、降圧回路20の出力電圧を
最適な電源電圧に調整する。すなわち、本発明に係る電
圧監視回路10は、ADコンバータ30の出力電圧値が
上記した制御レジスタの保持する値より大きいとき、降
圧回路20の出力電圧が小さくなるよう制御信号を出力
する。逆に、ADコンバータ30の出力電圧値が上記し
た制御レジスタの保持する値より小さいとき、降圧回路
20の出力電圧が大きくなるよう制御信号を出力する。
【0024】図2は、図1に示した電圧監視回路の動作
を説明するためのフロー図である。
【0025】図2に示した電圧監視回路10による電圧
監視動作は、半導体装置で複数の動作モードの中いずれ
かの動作モードが選択されるごとに開始される。ここで
は、説明の便宜上、半導体装置のスリープモードが選択
されたと仮定する。まず、ステップS11において、電
圧監視回路10内の制御レジスタに、選択された動作モ
ードに対応する値(AAH)が設定される。ステップS
12において、電圧監視回路10は、ADコンバータ3
0から受取った出力信号が示す出力電圧値が、ステップ
S11で制御レジスタに保持された値より大きいか否か
を判定する。上記ステップS12で、ADコンバータ3
0の出力電圧値が上記した制御レジスタの保持する値よ
り大きいと判定される場合には、ステップS13におい
て、電圧監視回路10は、降圧回路20の出力電圧が小
さくなるよう制御信号を出力する。ステップS13を実
行してから所定の時間が経過すると、電圧監視回路10
は、上記ステップS12に再び戻り、同様の制御を繰り
返す。上記ステップS12で、ADコンバータ30の出
力電圧値が上記した制御レジスタの保持する値より小さ
いと判定される場合には、ステップS14において、電
圧監視回路10は、降圧回路20の出力電圧が大きくな
るよう制御信号を出力する。ステップS14を実行して
から所定の時間が経過すると、電圧監視回路10は、上
記ステップS12に再び戻り、同様の制御を繰り返す。
【0026】以上に説明したように、上記実施例の電圧
監視回路10を備える半導体装置によれば、半導体装置
の動作モードごとに降圧回路の出力する電源電圧を調整
できるので、最適な電源電圧を供給できる。従って、従
来の電圧監視回路とは異なり、半導体装置が低消費電力
モードで動作しているときにも、消費電力の低減が可能
である。
【0027】図3は、本発明の他の実施例に係る複数の
降圧回路を備える半導体装置を示す。
【0028】図3に示したように、この実施例の半導体
装置は、複数の電圧監視回路と、複数の降圧回路20
(降圧回路1、降圧回路2、降圧回路3など)と、複数
の電源ラインに接続する複数の内部モジュールとを有す
る。各電圧監視回路を別々の半導体チップ10(チップ
1、チップ2、チップ3など)内に形成し、ADコンバ
ータ30を各電圧監視回路の半導体チップ10に対して
共通の半導体チップ30A内に形成する。複数の半導体
チップ10内には、この半導体装置の複数の内部モジュ
ール(図示なし)が形成されている。
【0029】この半導体チップ30Aには、ADコンバ
ータ30の出力信号を複数の半導体チップ10にそれぞ
れ供給するマルチプレクサ(MUX)32と、半導体装
置の他の論理回路34等が、ADコンバータ30と共に
形成されている。
【0030】図3に示した半導体装置においては、複数
の降圧回路20が電源ラインに沿って異なる箇所に配置
され、各降圧回路20は、対応する半導体チップ10か
らの制御信号に応じて電源電圧を出力電圧に変換し、そ
の出力電圧を電源ラインを介して前記の半導体チップ1
0内の内部モジュールに供給する。半導体チップ30A
内のADコンバータ30は、電源ラインからの出力電圧
を変換してその出力電圧値を示す信号を、マルチプクサ
32を介して前記半導体チップ10内の電圧監視回路に
出力する。
【0031】各半導体チップ10内の電圧監視回路は、
選択された動作モードに対応する値を保持する制御レジ
スタを有し、ADコンバータ30の出力信号とこの制御
レジスタの保持する値との比較結果に基づいて制御信号
を生成し、その制御信号を対応する降圧回路20に供給
することにより、最適な出力電圧に調整する。
【0032】上記した実施例の半導体装置においては、
電圧監視回路と複数の内部モジュールを含む回路ブロッ
クが複数個、1つのチップ内に設けられ、各々の回路ブ
ロックに対して降圧回路が設けられ、これら複数の降圧
回路が電源ラインに沿って異なる箇所に配置され、上記
複数の回路ブロックと同じチップ内に複数の降圧回路及
びADコンバータが設けられる構成としてもよい。すな
わち、図3の半導体チップ10、降圧回路20及びAD
コンバータ30が同一チップ内に形成される構成として
もよい。以上に説明したように、上記実施例に係る電圧
監視回路によれば、電源ラインに沿って異なる箇所から
取り出した電源電圧に応じて降圧回路の出力電圧を制御
することができるため、電圧降下の大きい箇所でも最適
な電源電圧に設定することが可能である。したがって、
回路全体の動作電圧の範囲が電圧降下により狭くなるこ
とを防止できる。
【0033】図4は、本発明の一実施例に係る電圧監視
回路を示す。
【0034】図4に示したように、この実施例の電圧監
視回路10Aは、制御レジスタ12と、比較器14とを
備える。図1で説明したものと同様に、本実施例の制御
レジスタ12には、半導体装置の複数の動作モードの
内、選択された動作モード毎に異なった値が書き込まれ
る。例えば、通常動作モードが選択されたときには、F
FH(16進数)が、スリープモードが選択されたとき
には、AAH(16進数)が、ストップモードが選択さ
れたときには、55H(16進数)が、それぞれ制御レ
ジスタ12に書き込まれる。図4の電圧監視回路10A
において、制御レジスタ12が保持する選択動作モード
に対応する値は、比較器14の一方の入力に供給され
る。比較器14の他方の入力には、ADコンバータ30
からの出力電圧値を示す信号(AD変換値)が供給され
る。比較器14は、制御レジスタ12の保持する値と、
ADコンバータ30の出力信号が示す出力電圧値との大
小関係に基づいて、信号を出力する。この比較器14の
出力信号が制御信号として降圧回路20に供給される。
すなわち、ADコンバータ30の出力電圧値が制御レジ
スタ12の保持する値より大きい場合には、比較器14
の出力信号はオフとなり、降圧回路20の出力電圧が小
さくなるよう制御される。逆に、ADコンバータ30の
出力電圧値が上記した制御レジスタの保持する値より小
さい場合には、比較器14の出力信号はオンとなり、降
圧回路20の出力電圧が大きくなるよう制御される。
【0035】図5は、本発明の他の実施例に係る半導体
装置を示す。
【0036】図5に示したように、この実施例の半導体
装置では、ADコンバータ30と電圧監視回路10との
接続(バス配線)をシリアル通信を用いて行う。他の構
成要素は、前述した図1の半導体装置の対応する構成要
素と基本的に同一である。シリアル通信を用いること
で、ADコンバータ30からの制御信号が電圧監視回路
10に接続される信号線の本数を削減することができ
る。
【0037】図6は、本発明のさらに他の実施例に係る
半導体装置を示す。
【0038】図6に示した実施例では、図1の実施例に
おける電圧監視回路10が、CPU50を用いて構成さ
れる点が異なるだけである。他の構成要素は、前述した
図1の半導体装置の対応する構成要素と基本的に同一で
あり、同じ参照符号を付して重複する説明は省略する。
【0039】図6の半導体装置においては、前述した電
圧監視回路10の機能が、CPU50によって実現され
ている。すなわち、CPU50内には、制御レジスタが
設けられ、この制御レジスタに、半導体装置の動作モー
ド毎に異なった値が書き込まれる。CPU50では、こ
の制御レジスタの保持する値と、ADコンバータ30の
出力信号が示す出力電圧値との比較結果に基づいて制御
信号が生成される。CPU50は、この制御信号を降圧
回路20に供給することにより、降圧回路20の出力電
圧を最適な電源電圧に調整する。すなわち、本実施例の
CPU50は、ADコンバータ30の出力電圧値が上記
した制御レジスタの保持する値より大きいとき、降圧回
路20の出力電圧が小さくなるよう制御信号を出力す
る。逆に、ADコンバータ30の出力電圧値が上記した
制御レジスタの保持する値より小さいとき、降圧回路2
0の出力電圧が大きくなるよう制御信号を出力する。
【0040】図7は、図6に示したCPU50の動作を
説明するためのフロー図である。
【0041】図7に示したCPU50による電圧監視動
作は、半導体装置で複数の動作モードの中いずれかの動
作モードが選択されるごとに開始される。ここでは、説
明の便宜上、半導体装置のスリープモードが選択された
と仮定する。まず、ステップS21において、CPU5
0内の制御レジスタに、選択された動作モードに対応す
る値(AAH)が設定される。ステップS22におい
て、CPU50は、ADコンバータ30から受取った出
力信号が示す出力電圧値が、ステップS21で制御レジ
スタに保持された値より大きいか否かを判定する。上記
ステップS22で、ADコンバータ30の出力電圧値が
上記した制御レジスタの保持する値より大きいと判定さ
れる場合には、ステップS23において、CPU50
は、降圧回路20の出力電圧が小さくなるよう制御信号
を出力する。ステップS23を実行してから所定の時間
が経過すると、CPU50は、上記ステップS22に再
び戻り、同様の制御を繰り返す。上記ステップS22
で、ADコンバータ30の出力電圧値が上記した制御レ
ジスタの保持する値より小さいと判定される場合には、
ステップS24において、CPU50は、降圧回路20
の出力電圧が大きくなるよう制御信号を出力する。ステ
ップS24を実行してから所定の時間が経過すると、C
PU50は、上記ステップS22に再び戻り、同様の制
御を繰り返す。
【0042】上述のように、本実施例のCPU50を備
える半導体装置によれば、半導体装置の動作モードごと
に降圧回路の出力する電源電圧を調整できるので、最適
な電源電圧を供給できる。従って、従来の電圧監視回路
とは異なり、半導体装置が低消費電力モードで動作して
いるときにも、消費電力の低減が可能である。
【0043】(付記1)複数の動作モードから1つの動
作モードが選択される半導体装置において、制御信号に
応じて電源電圧を出力電圧に変換して、該出力電圧を電
源ラインを介して半導体装置の内部モジュールに供給す
る降圧回路と、前記電源ラインからの出力電圧を変換し
てその出力電圧値を示す信号を出力するADコンバータ
と、前記選択された動作モードに対応する値を保持する
制御レジスタを有し、前記ADコンバータの出力信号と
前記制御レジスタの保持する値との比較結果に基づいて
制御信号を生成し、該制御信号を前記降圧回路に供給す
ることにより、最適な出力電圧に調整する電圧監視回路
と、を備えることを特徴とする半導体装置。
【0044】(付記2)前記半導体装置は、複数の電圧
監視回路と、複数の降圧回路と、複数の電源ラインに接
続する複数の内部モジュールとを有し、各電圧監視回路
を別々の半導体チップに形成し、前記ADコンバータを
各電圧監視回路の半導体チップに対して共通の半導体チ
ップとして形成することを特徴とする付記1記載の半導
体装置。
【0045】(付記3)前記電圧監視回路は、前記AD
コンバータの出力電圧値と、前記制御レジスタの保持す
る値とを入力して、その比較結果を示す信号を出力する
比較器を有することを特徴とする付記1記載の半導体装
置。
【0046】(付記4)前記ADコンバータの半導体チ
ップは、マルチプレクサーを含むことを特徴とする付記
2記載の半導体装置。
【0047】(付記5)前記電圧監視回路は、前記AD
コンバータの出力電圧値が前記制御レジスタの保持する
値より大きいとき、前記降圧回路の出力電圧が小さくな
るよう前記制御信号を出力し、また、前記ADコンバー
タの出力電圧値が前記制御レジスタの保持する値より小
さいとき、前記降圧回路の出力電圧が大きくなるよう前
記制御信号を出力することを特徴とする付記1記載の半
導体装置。
【0048】(付記6)前記ADコンバータの出力信号
は、シリアル通信を用いて前記電圧監視回路に送信され
るよう構成することを特徴とする付記1記載の半導体装
置。
【0049】(付記7)前記電圧監視回路は、CPUを
用いて構成されることを特徴とする付記1記載の半導体
装置。
【0050】(付記8)前記半導体装置の前記複数の動
作モードは、少なくとも、通常動作モードと、低消費電
力モードとを含むことを特徴とする付記1記載の半導体
装置。
【0051】(付記9)前記複数の電圧監視回路の半導
体チップに前記複数の内部モジュールが形成され、前記
複数の降圧回路の各出力電圧が前記複数の電源ラインの
1つを介して前記ADコンバータに供給されることを特
徴とする付記2記載の半導体装置。
【0052】(付記10)前記複数の動作モードに対応
する所定の値が予め設定されており、1つの動作モード
が選択されるごとに、前記制御レジスタが、該選択され
た動作モードに対応する設定値に書き換えられることを
特徴とする付記1記載の半導体装置。
【0053】(付記11)前記半導体装置の前記複数の
動作モードは、通常動作モードと、スリープモードと、
ストップモードとを含むことを特徴とする付記1記載の
半導体装置。
【発明の効果】上述したように、本発明に係る電圧監視
回路によれば、半導体装置の動作モードごとに最適な電
源電圧を供給できるため、消費電力の低減が可能であ
る。また、電源配線に沿って異なる箇所から取り出した
電源電圧に応じて降圧回路の出力電圧を制御することが
できるため、電圧降下の大きい箇所でも最適な電源電圧
に設定することが可能である。したがって、回路全体の
動作電圧の範囲が電圧降下により狭くなることを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体装置の基本的構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した電圧監視回路の動作を説明するた
めのフロー図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る複数の降圧回路を備
える半導体装置を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例に係る電圧監視回路を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る半導体装置を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例に係る半導体装置を
示すブロック図である。
【図7】図6に示したCPUの動作を説明するためのフ
ロー図である。
【符号の説明】
1 電源 10、10A 電圧監視回路 12 制御レジスタ 14 比較器 20 降圧回路 30 ADコンバータ 30A 半導体チップ 32 マルチプレクサ(MUX) 34 論理回路 40 内部モジュール 50 CPU
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月19日(2002.4.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H410 BB01 BB02 BB04 CC02 DD02 EA02 EB11 EB13 EB25 EB37 FF03 FF26 GG07 HH05 JJ07 5H730 AA14 AS05 BB03 BB89 EE59 EE62 FF09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の動作モードから1つの動作モードが
    選択される半導体装置において、 制御信号に応じて電源電圧を出力電圧に変換して、該出
    力電圧を電源ラインを介して半導体装置の内部モジュー
    ルに供給する降圧回路と、 前記電源ラインからの出力電圧を変換してその出力電圧
    値を示す信号を出力するADコンバータと、 前記選択された動作モードに対応する値を保持する制御
    レジスタを有し、前記ADコンバータの出力信号と前記
    制御レジスタの保持する値との比較結果に基づいて制御
    信号を生成し、該制御信号を前記降圧回路に供給するこ
    とにより、最適な出力電圧に調整する電圧監視回路と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記半導体装置は、複数の電圧監視回路
    と、複数の降圧回路と、複数の電源ラインに接続する複
    数の内部モジュールとを有し、各電圧監視回路を別々の
    半導体チップに形成し、前記ADコンバータを各電圧監
    視回路の半導体チップに対して共通の半導体チップとし
    て形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】前記電圧監視回路は、前記ADコンバータ
    の出力電圧値と、前記制御レジスタの保持する値とを入
    力して、その比較結果を示す信号を出力する比較器を有
    することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記ADコンバータの半導体チップは、マ
    ルチプレクサーを含むことを特徴とする請求項2記載の
    半導体装置。
  5. 【請求項5】前記電圧監視回路は、前記ADコンバータ
    の出力電圧値が前記制御レジスタの保持する値より大き
    いとき、前記降圧回路の出力電圧が小さくなるよう前記
    制御信号を出力し、また、前記ADコンバータの出力電
    圧値が前記制御レジスタの保持する値より小さいとき、
    前記降圧回路の出力電圧が大きくなるよう前記制御信号
    を出力することを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】前記ADコンバータの出力信号は、シリア
    ル通信を用いて前記電圧監視回路に送信されるよう構成
    することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】前記電圧監視回路は、CPUを用いて構成
    されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】前記半導体装置の前記複数の動作モード
    は、少なくとも、通常動作モードと、低消費電力モード
    とを含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
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