JP2010097786A - 回路遮蔽器 - Google Patents

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良行 増岡
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Abstract

【課題】回路遮断器から排気されたアークガスを取り込む為のアークカバーをケースの外側に設けることによって、アークガスをアークカバーの外側に排気しない回路遮断器を提供する。
【解決手段】ケース10と、ケース10に保持される一対のターミナル(負荷側ターミナル20及び電源側ターミナル30)と、一対の前記ターミナル間をつなぐ負荷電流経路の途中に配置される固定接点50と、前記負荷電流経路の途中に配置され、固定接点50に対して接触及び離反して負荷電流の通電及び遮断を切り替える可動接点40と、ケース10における固定接点50近傍に形成され、可動接点40が固定接点50に対して接触又は離反する際に発生するアークガスGをケース10の外側に排出するアークガス排出孔12と、ケース10の外側でアークガス排出孔12を包囲するように設けられるアークカバー200と、を備える回路遮断器1とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気回路に過電流が流れた場合に、回路を強制的に遮断する回路遮断器に関する。
従来、回路遮断器において、ケースの外側に露出している端子に人が触って感電したり、隣り合う端子間に異物が溜まってショートする事故を防止するために、端子部を覆う端子カバーが設けられているものがある。また、回路を遮断する(例えば、固定接点から可動接点が離れる)際にアークガスが発生するような回路遮断器においては、アークガスを外部に排出するための排気口を設ける技術が開示されている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
例えば、図11に示されているように、回路遮断器本体700で発生したアークガスGは、端子710方向(矢印方向)に進み、回路遮断器本体700に設けられた排気口702から外部に排出される。更に、端子710を覆うように設けられた端子カバー720には、アークガスGの大きな排気圧力を受けて壊れるのを防止するために、カバー側排気口722が設けられている。カバー側排気口722は、図12(a)に示されるように、複数の桟723から構成されている。桟723は、上部桟部723aと下部桟部723bからなり、更に、上部桟部723aと下部桟部723bの間には切り欠き部723cが設けられている。桟723は、切り欠き部723cによって、上部桟部723aと下部桟部723bが外側に膨らむことができるようになっている。したがって、同図(b)に示されるように、アークガスGにより、端子カバー720内の圧力が高くなった場合、上部桟部723aと下部桟部723bは外側に膨らむことで、開口した切り欠き部723cからアークガスGが排気されて圧力を下げるものである(特許文献1参照)。
また、図13(a)及び(b)は、アークボックス800に端子カバー820が設けられている電磁接触器である。この端子カバー820は、回転可能なフロント扉822を有し、フロント扉822を回転させることによって、開放孔823を開放し、アークガス吹き出し孔802から排気されるアークガスを端子カバー820の外部に排出する(特許文献2参照)。
さらに、図14に示されるように、ケース901とカバー902からなる回路遮断器900は、アークガスGを外部に放出しないように、隔離板920を備えている(特許文献3参照)。
特開2002−140972号公報 特開平11−167854号公報 昭58−17755号公報
しかしながら、特許文献1、2に開示されている発明は、端子カバーに設けられた排気口からアークガスが外部に積極的に排気されるものである。したがって、回路遮断器から排気されたアークガスと他の装置との絶縁を保つために、回路遮断器の排気口と他の装置との間には一定の隙間が必要であった。このため、回路遮断器の排気口近傍には、スペース的な無駄ができ、例えば、回路遮断器が設置されている配電盤を小型化するのに大きな障害になってしまうという問題があった。
また、特許文献3に開示されている発明は、密閉されたケース内全体にアークガスが籠もってしまい、その状態で固定接点と可動接点を切り離しても、籠もったアークガスによって接点間がショートしてしまう可能性があるという問題があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、回路遮断器から排気されたアークガスを取り込む為のアークカバーをケースの外側に設けることによって、アークガスをアークカバーの外側に排気しない回路遮断器を提供しようとするものである。
(1)本発明は、ケースと、前記ケースに保持される一対のターミナルと、一対の前記ターミナル間をつなぐ負荷電流経路の途中に配置される固定接点と、前記負荷電流経路の途中に配置され、前記固定接点に対して接触及び離反して負荷電流の通電及び遮断を切り替える可動接点と、前記ケースにおける前記固定接点近傍に形成され、前記可動接点が前記固定接点に対して接触又は離反する際に発生するアークガスを前記ケースの外側に排出するアークガス排出孔と、前記ケースの外側で前記アークガス排出孔を包囲するように設けられるアークカバーと、を備えることを特徴とする回路遮断器である。
(2)本発明はまた、前記ケースには、ケース側係合部が形成され、前記アークカバーには、カバー側係合部が形成され、前記ケース側係合部に前記カバー側係合部が係合することによって、前記ケースに前記アークカバーが着脱可能に装着されることを特徴とする、(1)に記載の回路遮断器である。
(3)本発明はまた、前記カバー側係合部と前記ケース側係合部は、スナップフィットにより係合することを特徴とする、(2)に記載の回路遮断器である。
(4)本発明はまた、前記アークカバーは、前記ケースにおける前記アークガス排出孔の周囲の面と、面状態で当接する当接面を備えることを特徴とする、(1)又は(3)のいずれかに記載の回路遮断器である。
(5)本発明はまた、前記当接面は、少なくとも前記ターミナルと前記アークガス排出孔の間に配置されることを特徴とする、(4)に記載の回路遮断器である。
(6)本発明はまた、前記ケースにおける前記固定接点の近傍には、磁石を保持する為の保持部が形成されるとともに、前記保持部には前記磁石が保持され、前記磁石により発生するローレンツ力によって、前記アークガスは前記アークガス排出孔から排出されることを特徴とする、(1)乃至(5)のいずれかに記載の回路遮断器である。
(7)前記ケースは、前記固定接点及び前記可動接点が収容される内部空間を形成するケース片と、該ケース片の外壁に装置される保持プレートと、を少なくとも備え、前記ケース片及び前記保持プレートの少なくとも一方には、前記磁石を保持する前記保持部となる凹部が形成され、前記磁石は、前記凹部に収容された状態で、前記ケース片及び前記保持プレートに狭持されることを特徴とする、(6)に記載の回路遮断器。
(8)前記ケースにおける前記保持プレート側に、前記ケース側係合部が形成されることを特徴とする、(7)に記載の回路遮断器。
(9)前記ケースを複数備え、前記ケースのそれぞれには、少なくとも前記固定接点及び前記可動接点が収容されることを特徴とする、(1)乃至(8)のいずれかに記載の回路遮断器。
(10)複数の前記ケースのそれぞれには、他方の前記ケースと係合するケース当接面を備え、一方の前記ケースが、前記ケース当接面により他方の前記ケースと係合することで、複数の前記ケースが並列接続されることを特徴とする、(9)に記載の回路遮断器。
(11)複数の前記ケースは、両者の間に前記磁石が狭持された状態で、相互に並列接続されており、前記磁石により発生するローレンツ力によって、前記アークガス排出孔から前記アークガスを排出することを特徴とする、(9)又は(10)に記載の回路遮断器。
(12)単一の前記アークカバーが、並列接続された複数の前記ケースの前記アーク排出孔を同時に包囲することを特徴とする、(9)乃至(11)のいずれかに記載の回路遮断器。
(13)一方の前記ケースの一対の前記ターミナルと、他方の前記ケースの一対の前記ターミナルとを遮蔽する遮蔽板を更に備え、前記アークカバーには、前記遮蔽板が挿入される遮蔽板用逃げ部が設けられていることを特徴とする、(9)乃至(12)のいずれかに記載の回路遮断器。
(14)前記アークカバーは、内部に遮断壁が内設され、前記遮断壁は、並列接続された一方の前記ケースの前記アークガス排出孔と他方の前記ケースの前記アークガス排出孔の間に位置することを特徴とする、(9)乃至(13)のいずれかに記載の回路遮蔽器。
(15)前記アークカバーは、一部が開口するとともに、内部空間を有する概六面体の部材であり、前記アークカバーの前記内部空間は、前記開口を介して前記ケースにおける前記アークガス排出孔と連通するように設けられていることを特徴とする、(1)乃至(14)のいずれかに記載の回路遮断器。
(16)前記アークカバーは、前記ケースにおける前記アークガス排出孔に対向する天井部と、該天井部に対して立設されて前記アークガス排出孔と前記ターミナルの間に配置されるターミナル部と、該ターミナル部に対向する反ターミナル部と、前記ケースの外側面に対応する一対の側部と、を更に備えることを特徴とする、(15)に記載の回路遮断器。
(17)前記ターミナル部の開口縁には、開口面方向に突出した緩衝片が設けられるとともに、該緩衝片の前記ケースと対向する面には、前記ケースにおける前記アークガス排出孔と前記ターミナルの間に当接する位置に当接面が更に設けられていることを特徴とする、(16)に記載の回路遮断器。
(18)前記アークカバーの前記一対の側部には、前記内部空間の開口端面から前記ケースの外側面側にそのまま延びたカバー側拡張部が設けられるとともに、該カバー側拡張部は、前記ケースの外側面が係合することを特徴とする、(16)又は(17)に記載の回路遮断器。
本発明によれば、回路遮断器から排気されたアークガスを取り込む為のアークカバーをケースの外側に設けることによって、アークガスをアークカバーの外側に排気しない回路遮断器を提供できるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
<回路遮断器の内部構造>
図1は、可動接点と固定接点が離れている状態(遮断状態)を示す回路遮断器1の内部構造を示す断面図である。
回路遮断器1は、ケース10と、負荷側ターミナル20と、電源側ターミナル30と、可動接点40と、固定接点50と、フレーム60と、ハンドル70と、可動リンク80と、保持プレート120(詳細は後述)と、アークカバー200(詳細は後述)を備えて構成されている。
ケース10は、耐熱、耐火性を有する樹脂により成型された概略箱状部材である。ケース10は内部空間を有し、その内部空間の所定の位置に、負荷側ターミナル20、電源側ターミナル30、可動接点40、固定接点50、フレーム60、ハンドル70、可動リンク80などが収容されている。また、ケース10には、固定接点50近傍にアーク排出孔12が形成されており、アーク排出孔12の外側には、そのアーク排出穴12を包囲するようにアークカバー200が組み付けられている。
なお、図3に示されるように、ケース10は、2つのケース片10aを互いに向かい合わせになるようにして組み合わせることで構成されている。それぞれのケース片10には、アーク排出用切り欠き12aが形成されている。したがって、ケース片10aを組み合わせることで、1対のアーク排出用切り欠き12a、12aからアーク排出孔12が形成される。
また、アーク排出用切り欠き12aは、角形排出用切り欠き13aと、T字排出用切り欠き14aと、から構成されている。T字排出用切り欠き14aは、角形排出用切り欠き13aよりも固定接点50に近い位置に形成され、角形排出用切り欠き13a近傍まで延在するように形成されている。2つのケース片10を向かい合わせで組み合わせることにより、それぞれのケース片10aに形成された角形排出用切り欠き13aから角形排出孔13が形成され、T字排出用切り欠き14aからT字排出孔14が形成される。
図1に戻って、負荷側ターミナル20は、導電性を有する金属により形成された板金部材である。負荷側ターミナル20は、半田などにより導電ケーブル90の一端と接続されている。また、導電ケーブル90の他端は、半田などによりフレーム60と接続されている。したがって、負荷側ターミナル20は、導電ケーブル90を介してフレーム60と電気的に導通状態となっている。
また、負荷側ターミナル20は、電力を消費する機器(以下、負荷と言う)に接続される負荷側ケーブル(図示省略)を固定するための開口22が形成されている。開口22の略中央の奥には、ネジ部22aが形成される。固定ネジ(図示省略)を、このネジ部22aに螺合することによって、この固定ネジを利用して負荷側ターミナル20に負荷側ケーブルを固定する。
電源側ターミナル30は、導電性を有する金属により形成された板金部材である。電源側ターミナル30は、固定接点50と接続され、電源側ターミナル30と固定接点50は電気的に導通状態になっている。
また、電源側ターミナル30は、電源から供給される電源側ケーブル(図示省略)と固定するための開口32が形成されている。開口32の略中央の奥には、ネジ部32aが形成される。固定ネジ(図示省略)を、このネジ部32aに螺合することによって、この固定ネジを利用して電源側ターミナル30に電源側ケーブルを固定する。
可動接点40は、固定支軸62によりフレーム60に軸支されている。可動接点40は、固定支軸62を回転軸として、フレーム60に対して揺動可能に装置されている。詳細は後述するが、可動接点40は、第2可動軸84によりリンクフレーム82に軸支される。ハンドル70の操作は、リンクフレーム82と第2可動軸84を含んで構成される可動リンク80により、可動接点40に伝達され、固定接点50に近接する方向(矢印A方向)又は固定接点50から離反する方向(矢印B方向)に揺動できるようになっている。
なお、固定支軸62には、スプリング95が設けられ、可動接点40は、固定接点50から離反する方向(フレーム60方向)に押し上げられる力を常に受けている。
ハンドル70は、一端側に操作側端部72が形成され、他端側にリンク側端部74が形成されている。操作側端部72は、人が指でハンドル70を操作し易いように、ショットブラスト加工又は凹凸成形加工が施されている。また、リンク側端部74は概略円盤形状となっており、中央に回転軸75が設けられている。この回転軸75により、ハンドル70は、フレーム60対して揺動可能に軸支されている。
また、リンク側端部74の円周上には、可動リンク80の第1可動軸83が接続されている。したがって、ハンドル70が、回転軸75を中心に時計回り(矢印C方向)又は反時計回り(矢印D方向)に揺動することによって、リンク側端部74に接続された第1可動軸83自体が時計回り又は反時計回りに移動する。第1可動軸83が時計回りに移動すると、リンクフレーム82は、可動接点40側に押し込まれつつ、第1可動軸83を中心にハンドル70と反対方向に回転する。これによって、スプリング95によるフレーム60方向への押し上げ力に対して、可動接点40は固定接点50方向(矢印A方向又は矢印B方向)に揺動できるようになっている(詳細は後述)。
なお、可動リンク80は、リンクフレーム82、第1可動軸83、第2可動軸84、フレーム60及びハンドル70によって、リンク機構を構成するものである。
なお、固定接点50に対する可動接点40の接触及び離反動作は、上述したようなハンドル70を操作することによって可動リンク80を動作し、可動接点40を移動させるものに限定されるものではなく、例えば、プッシュスイッチにおけるプッシュボタンの押下操作により可動接点40を移動するようにしても好ましい。
<可動接点によるスイッチング動作>
次に、図1、2を用いて可動接点のスイッチング動作について説明する。図2は、可動接点が固定接点に接触している状態(通電状態)を示す回路遮断器1の内部構造を示す断面図である。
まず、図1に示されるように、回路遮断器1が遮断状態(可動接点40が固定接点50から離れている状態)において、ハンドル70を時計回り(矢印C方向)に揺動させる。
ハンドル70の時計回りの揺動に伴って、ハンドル70のリンク側端部74及びそれに連結された第1可動軸83は、回転軸75を中心に時計回りに揺動する。
リンク側端部74に連結される第1可動軸83は、時計回りの揺動によって、可動接点40側、且つフレーム60方向に移動する。リンクフレーム82は、可動接点40側に押し込まれつつ、第1回転軸83を中心に反時計方向に揺動することになる。
また、リンクフレーム82が可動接点40側に移動する力は、第2可動軸84を介して可動接点40に伝達される。可動接点40は、固定支軸62によって、フレーム60に揺動可能に支持されているため、固定支軸62を中心にしてA方向に回転することになる。前述したように、固定支軸62には、スプリング95が設けられている。したがって、可動接点40は、固定接点50にスプリング95の荷重により押し付けられて安定した導通を得られるようになっている。
一方、図2の状態で、ハンドル70を反時計回転(矢印D方向)させると、ハンドル70のリンク側端部74及び第1可動軸83は、反時計方向に回転移動する。
これにより、第1可動軸83は、可動接点40から離れる方向に移動し、第1可動軸83に連結されているリンクフレーム82も同様に移動する。この結果、リンクフレーム82は、第1可動軸83を中心にして時計方向に揺動する。したがって、リンクフレーム82に連結されている可動接点40は、固定接点50から離れる方向に引っ張られるのと同時に、固定支軸62に設けられているスプリング95が反時計方向に開こうとする力が加わり、固定支軸62を中心に反時計方向(矢印B方向)に瞬時に揺動する。
以上の構成により、可動接点40は、ハンドル70の操作に応じて移動して、固定接点50と接触又は切断されるようになっている。
<アークガス排出方法>
次に、図4を用いてアークガスの排出方法について説明する。
ケース片10aの外側面の固定接点50の近傍には、磁石100が設けられている。磁石100は、一方のケース片10aにおいて紙面の手前側がN極になるように配置され、対向するようにして組み付けられる他方のケース片(図示省略)に設けられている磁石(図示省略)の対向する面がS極になるように配置される。したがって、磁石100による磁力は、N極側からS極側に向かって(矢印J方向に)発生する。
一方、固定接点50の電源側ターミナル30にはプラス電極が接続され、可動接点40の負荷側ターミナル20にはマイナス電極が接続されている。したがって、負荷電流は、固定接点50側から可動接点40方向(矢印K方向)に向かって流れる。
したがって、フレミングの左手の法則により、ローレンツ力Rが固定接点50からアークガス排出孔12方向に向かって発生する。アークガスGは、ローレンツ力Rによりアークガス排出孔12からケース10の外側に排出される。
なお、排出されたアークガスGは、ケース10の外側でアークガス排出孔12を包囲するように組み付けられるアークカバー200(詳細は後述)に取り入れられ、内部で空気とふれることによって少しずつ冷やされて消滅する。
<ケース構造>
次に、図5を用いて、回路遮断器1のケース10の構造等について説明する。同図は、アークカバーを外した状態のアークガス排出孔側から見たケース10の分解図である。
ケース10は、一対のケース片10a、10aと、このケース片10aの外側にそれぞれ配置される一対の保持プレート120、120を備えている。
また、ケース10には、T字排出孔14外縁から電源側ターミナル30方向に延びる平面16(同図の斜線領域)が設けられており、アークカバー200の当接面208(詳細は後述)と面状態で当接できるようになっている。
固定接点50(図1、2参照)近傍において、ケース片10a外側面には、内側まで貫通しない保持用凹部17が形成され、この保持用凹部17には磁石100が係合できるようになっている。
保持プレート120は、樹脂製の略板状部材である。保持プレート120は、ケース片10aの側面18に係合し、保持プレート120の外側からリベット140によってケース片10aに固定される。保持プレート120には、磁石100を収容する凹部122が形成され、保持プレート120がケース片10aと係合した場合、この保持プレート120側の凹部122とケース片10a側の保持用凹部17によって、磁石100を狭持した状態で収容することができる。
また、本実施形態では、ケース片10aの側面18に形成されている保持用凹部17は、ケース片10aの内側まで貫通しておらず、磁石100の約半分の厚み分だけ収容できるようになっており、保持プレート120の凹部122も磁石の約半分の厚み分だけ収容できるようになっている。したがって、ケース片10aの肉厚は、磁石100の厚み以下とすることができ、部材の肉厚を薄くすることができ、ケース10全体として小型化することができる。
なお、保持用凹部17及び凹部122は、少なくともどちらか一方が設けられていればよいことは言うまでもない。
また、保持プレート120の外側面126には、係合凸部124が設けられておりアークカバー200の係合凹部206(詳細は後述)と係合できるようになっている。
<アークカバー>
次に、図6、図7を用いて第1実施形態に係るアークカバー200について説明する。
図6(a)は、第1実施形態に係るアークカバー200の正面図であり、同図(b)は、同アークカバー200の右側面図であり、同図(c)は、同アークカバー200の左側面図であり、同図(d)は、同アークカバー200の下面図であり、同図(e)は、同アークカバー200の平面図である。また、図7(a)は、図6(c)の矢視P―P方向から見た断面図であり、同図(b)は、図6(c)の矢視Q―Q方向から見た断面図である。
アークカバー200は、樹脂で成形された概六面体の部材である。アークカバー200は、一面(本実施形態では底面)が開口しており、六面体の内部が内部空間(以下、アーク収容部202という)となっている(図7参照)。
具体的には、アークカバー200は、ケース10のアークガス排出孔12に対向する天井部200aと、天井部200aに対して立設されてアーク排出孔12と電源側ターミナル30の間を隔離するターミナル部200bと、ターミナル部200bに対向する反ターミナル部200cと、ケース10の外側面126に対応する一対の側部200dとを備えている。
また、一面が開口した概六面体のアークカバー200の長手方向の両側面部200dには、アーク収容部202の開口端面からケース10の外側面126側にそのまま延びたカバー側拡張部204が形成されている。2つのカバー側拡張部204、204には、保持プレート120の係合凸部124と対応する位置に2つの係合凹部206が形成されている。この結果、アークカバー200を保持プレート120に係合させることができる。
カバー側拡張部204は、保持プレート120の外側面126と密接状態で当接するようになっている。このように、アークカバー200は、保持プレート120を含むケース10の外側面126を抱え込むように係合するので、アークガスがアークカバー200の両脇から漏れることを確実に防止することができる。
また、アークカバー200のターミナル部200bは、アークガス排出孔12と電源側ターミナル30の間に配置されるので、アーク収容部202に放出されたアークガスGが電源側ターミナル30方向に漏れることを抑制できる。特に、ターミナル部200b開口縁には、垂直外側に突出した緩衝片200eが形成され、この緩衝片200eの下面(ケース10と対向する面)には当接面208が更に形成されている。この当接面208は、アークカバー200を保持プレート120に係合した場合、ケース10におけるアークガス排出孔12から電源側ターミナル30にかけて設けられた平面16に面状態で密接するように構成されている。これにより、ターミナル側へのアークガスGの漏出をより効果的に低減できる。
当接面208は、本実施形態の形状に限定されないことは言うまでもない。つまり、ケース10にアークカバー200を係合させた場合、アークカバー200の一部とケース10におけるアークガス排出孔12から電源側ターミナル30の間に存在する平面16が当接状態になることが好ましい。例えば、アークカバー200のターミナル部200bの樹脂を肉厚にすることによって、実現しても好ましい。
次に、アークカバー200をケース10に組み付ける場合について説明する。図8(a)は、アークカバー200をケース10に組み付ける直前の回路遮断器1の正面図であり、同図(b)は、同回路遮断器1の側面図である。
アークカバー200の係合凹部206は、保持プレート120の係合凸部124と係合し、この結果、アークカバー200が保持プレート120に係合できるようになっている。係合凸部124が係合凹部206と嵌め合う際に、アークカバー200のカバー側拡張部204が一時的に弾性変形して、いわゆるスナップフィット構造によって「カチッ」と音を立てて一体化する。
なお、アークカバー200の2つのカバー側拡張部204の間隔Lは、ケース10の側面126の間隔Mと同じに設定されるが、間隔Lが間隔Mよりも少し狭く(L<M)なっていても好ましい。ケース側係合片204の間隔Lを側面126の間隔Mよりも狭くすることによって、より強力なスナップフィット構造によりケース10に対してアークカバー200を固定できるようにしても良い。
また、アークカバー200がケース10に係合すると、アークカバー200のカバー側拡張部204及び当接面208は、それぞれケース10の外側面126及び平面16と面状態で密接して当接する。したがって、アークガス排出孔12から排出されるアークガスをアークカバー200の外側に飛散するのを防止でき、特にアークガスGの発生元である固定接点50近傍に形成されたT字排出孔14から排出される比較的多量のアークガスGの飛散を確実に防止すことができる。
換言すると、アークガスは、可動接点40が固定接点50から離れる瞬間に発生するために、固定接点50近傍に多く発生する。したがって、固定接点50近傍に設けられたT字排出孔14から排出されるアークガスGが最も多く、しかも排出圧力も高くなるので、T字排出孔14近傍のケース10とアークカバー200の合わせ目から外に飛散し易い状態となる。このため、本実施形態では、アークガスGの飛散が一番多くなるT字排出孔14から電源側ターミナル30の間に平面16を設け、この平面16とアークカバー200の当接面208とを面状態で当接することにより、アークガスGの飛散を確実に押さえることができるものである。もちろん、この当接面208を有する緩衝片200eをアークカバー200の反ターミナル部200c(ハンドル70側)に設けても良い。これにより、当接面208は、ケース10における角形排出孔14とハンドル70の間に形成された平面に当接し、アークガスGがケース10とアークカバー200(より詳細には、反ターミナル部200c)の合わせ目から漏出するのをより効果的に防止することができる。
次に、第2実施形態に係る回路遮断器2ついて説明する。第2実施形態は、大電流を使用する場合、電流を分流するためにケース10を2つ並列に接続し、2つのケース10の間に遮蔽板250を設けたところに特徴がある。
図9(a)は、第2実施形態に係る、回路遮断器2の正面図であり、同図(b)は、同回路遮断器2の側面図であり、同図(c)は、図9(a)の同回路遮断器2の矢視T―T方向からみた正面図である。
なお、第1実施形態で説明したものと同じ部材については、図示及び詳細な説明を省略する。
遮蔽板250は、樹脂製の板状部材であり、2つ平行に並んだ状態のケース10、10の負荷側ターミナル20、20及び電源側ターミナル30、30の間で、且つケース10、10から外側に突出するように配置される。ケース片10aには、遮蔽板250を挿入するための、ケース片10aの外側面から一段凹んだ遮蔽板用凹部19が形成されている。したがって、遮蔽板250は、ケース片10aの遮蔽板用凹部19に挿入され、両側面から一対のケース片10a、10aに挟み込まれて係合する。なお、本実施形態では、遮断板250を挟み込んでいる一対のケース片10a、10aに保持プレート120を装置しない。しかし、両ケース片10a、10aに形成されている保持用凹部17、17によって1つの磁石100が保持されるようになっている。
換言すると、遮蔽板250は、2つのケース10を並列に接続する場合、横に2つ並んだ負荷側ターミナル20、20、及び電源側ターミナル30、30の間を遮蔽し、互いに電気的にショートしたり、負荷側ターミナル20や電源側ターミナル30にケーブル(図示省略)を固定する際に、併設されるターミナルにケーブルや作業者の手などが接触する危険を避けることができるものである。
また、2つのケース10、10を並列に接続する場合、図10に示されるアークカバー400を用いることが好ましい。図10(a)は、第2実施形態に係るアークカバー400の正面図であり、同図(b)は、同アークカバー400の右側面図であり、同図(c)は、同アークカバー400の左側面図であり、同図(d)は、同アークカバー400の下面図であり、同図(e)は、同アークカバー400の平面図であり、同図(f)は、図10(c)の矢視Y―Y方向から見た断面図であり、同図(g)は、図10(c)の矢視U―U方向から見た断面図であり、同図(h)は、同図(g)のH部の拡大図である。
アークカバー400は、概略、第1実施形態で説明したアークカバー200を並列に繋げたような形状をしている。
アークカバー400は、内部の略中央に遮断壁410が設けられている。この遮断壁410は、アーク収容部402を2つの空間402a、402aに分割するものである。また、遮断壁410は、アーク収容部402の開口から微妙に突出している(図10(h)参照)。これによって、遮断壁410は、2つ並列に配置されたケース片10a、10aのお互いの角Rや加工精度の相違によって生じた隙間11A(図9(c)参照)の奥方まで入り込むことができる。したがって、アークカバー400は、遮断壁410によって、2つ並列に配置されたケース10、10のアークガス排出孔12、12を隔離できるものである。つまり、一方のケース10のアークガス排出孔12から排出されたアークガスGと、他方のケース10のアークガス排出孔12から排出されたアークガスGが接触することはなく、電気的なショートなどの危険を確実に防止することができる。
また、アークカバー200と同様、アークカバー400には、ケース10のアークガス排出孔12に対向する天井部400aと、天井部400aに対して立設されてアーク排出孔12と電源側ターミナル30の間を隔離するターミナル部400bと、ターミナル部400bに対向する反ターミナル部400cと、ケース10の外側面126に対応する一対の側部400dと、を備えている(図10参照)。
また、ターミナル部400bの略中央で、一対のケース10、10の間に配置された遮蔽板250に対応する位置に、遮蔽板用逃げ部420が形成されている。遮蔽板用逃げ部420は、緩衝片400eから空間402の一部に達するように形成されている。つまり、上述した遮断壁410は、この遮断板用逃げ部420の端部まで設けられている。この遮蔽板用逃げ部420の存在により、アークカバー400は、並列に配置されるケース片10a、10aから外側に突出する遮蔽板250を逃げて、並列に配置されたケース10、10と同時に係合することができる。
なお、本実施形態では、アーク収容部402の2つの空間402、402を隔離するために、遮蔽壁410をアーク収容部402の開口から微妙に突出するようにしたが、空間402を隔離する方法これに限定されるものではない。例えば、遮蔽壁410の端部(ケース側端部)を隙間11Aよりも広い平面形状にしても良い。このようにすることで、アークカバー400をケース10に係合した際に、遮蔽壁410の端部の平面が両ケース10、10の外側面と当接して、空間402、402を隔離することができる。
なお、本実施形態では、1又は2つのケース10を並列に接続した例を示したが、ケース10の個数は、回路遮断器に加える電圧や電流に応じて変えることが好ましく、2つ以上のケース10を並列に接続しても良いことは言うまでもない。また、その場合、アークカバー400の遮断壁410は、並列に接続したケース10の個数に応じて設け、個々のケース10のアークガス排出孔12をそれぞれ遮蔽するようにすることが好ましい。
また、本発明は、ケース10に負荷側ターミナル20と、一対のターミナル(電源側ターミナル30及び可動接点40)と、固定接点50が内蔵され、ケース10の固定接点近傍には外部と連通するアークガス排出孔12が設けられている。また、アークガス排出孔12の外側には、アークガス排出孔12を包囲するようにアークカバー200が組み付けられている。したがって、可動接点40が固定接点50から離れる際に発生するアークガスGは、アークガス排出孔12を通ってアークカバー200のアーク収容部202(内部空間)に取り入れられるので、アークガスGをアークカバー200の外側に飛散しないようにすることができる。
また、ケース10にはケース側係合部(係合凸部124と言う)が設けられ、アークカバー200にはカバー側係合部(係合凹部202と言う)が形成されている。したがって、係合凸部124と係合凹部202が係合することにより、アークカバー200は、ケース10と着脱することができる。
また、係合凸部124と係合凹部202は、スナップフィット構造により着脱されるので、ケース10に対してアークカバー200の取り外しが容易にできる。
また、ケース10には、アークガス排出孔12から電源側ターミナル30の間に平面16が設けられ、アークカバー200の緩衝片200eには、ケース10の平面16と面状態で当接する当接面208が形成されている。したがって、アークカバー200をケース10に係合した場合、アークカバー200の当接面208は、ケース10の平面16と面状態で密接して当接するので、固定接点50近傍で多く発生するアークガスGを効率よく遮断することができる。
また、ケース10は、固定接点50の近傍に磁石100を保持する保持部(保持用凹部17)が形成され、アークガスは、磁石100のローレンツ力によって、アークガス排出孔12から排出され、アークカバー200のアーク収容部に取り入れられるように構成されている。したがって、アークガスは、アークガス排出孔12から確実に排出される。
また、ケース10は並列に複数備えられ、各ケース10、10には、少なくとも固定接点50と可動接点40が収容されている。したがって、複数のケース10、10のそれぞれに電流を分流して流すことにより、大電流を遮断することができる。
また、複数のケース10、10の側面には、ケース当接面11が設けられ、複数のケース10、10がケース当接面11により係合することで、複数のケース10、10を並列に接続することができる。
また、前記磁石100は、並列に接続されたケース10、10の保持用凹部に狭持されるので、複数のケース10、10を並列に接続した場合でも、磁石のローレンツ力によりアークガスをアークガス排出孔12から排出することができる。
また、ケース10は、可動接点40や固定接点50を収容する内部空間を備えるケース片10aと、ケース片10aの外面に係合する保持プレート120を少なくとも備えている。ケース片10a又は保持プレート120の一方に、磁石100を収容する凹部(保持用凹部17又は凹部122)が形成されている。したがって、磁石100は、ケース片10aの保持用凹部17又は保持プレート120の凹部122に収容される。
またアークカバー400は、並列に接続された複数のケース10、10のアークガス排出孔12を同時に包囲するように係合されるように構成されるので、複数のケース10、10を並列に接続した場合でも、アークガス排出孔12から排出されるアークガスをアークカバー400の外側に飛散することを確実に防止することができる。
また、複数のケース10、10を並列に接続した場合、各一対のターミナル(負荷側ターミナル20及び電源側ターミナル30)を遮蔽する遮蔽板250を更に備えている。また、ケース10には、遮蔽板250を保持する遮蔽板用凹部19が設けられているので、複数のケース10を並列に接続した場合、各ケース10、10の間に遮蔽板250を挿入することで、各ターミナル20、20及び30、30間のショートを防止することができる。
また、アークカバー400は、複数のケース10、10を並列に接続した場合、各ケース10のアークガス排出孔12、12を遮断する遮断壁410が内設されている。したがって、アークカバー400は、遮断壁410により、並列接続された一方のケース10のアークガス排出孔12から排出されたアークガスと、他方のケース10のアークガス排出孔12から排出されたアークガスが接触するのを防止することができる。
また、アークカバー400は、一部が開口するとともに、内部空間(アーク収容部402)を有する概六面体の部材であり、アークカバー400の内部空間は、開口を介してケース10におけるアークガス排出孔12と連通するように設けられている。したがって、アークガス排出孔12から排出されたアークガスGをアークカバー200に取り入れることができる。
また、アークカバー400は、アーク収容部402を形成する、ケース10におけるアークガス排出孔12に対向する天井部400aと、天井部400eに対して立設されてアークガス排出孔12と電源側ターミナル30の間に配置されるターミナル部400bと、ターミナル部400bに対向する反ターミナル部400cと、ケース10の外側面126に対応する一対の側部200dと、を更に備えている。また、ターミナル部200bは、アークガス排出孔12と電源側ターミナル30の間を隔離する位置に設けられている。したがって、アークカバー400のターミナル部200bによって、アークガス排出孔12と電源側ターミナル30の間を遮蔽し、アークガスが、ケース10とアークカバー400の隙間から漏出するのを防止することができる。
また、ターミナル部200bの開口縁には、開口面方向に突出した緩衝片200eが設けられるとともに、緩衝片200eのケース10と対向する面には、ケース10におけるアークガス排出孔12と電源側ターミナル30の間に当接する位置に当接面208が更に設けられている。したがって、アークカバー400は、アークガスGがケース10とアークカバー400の隙間から漏出するのをより効率よく防止することができる。
また、アークカバー400の一対の側部400dには、アーク収容部202の開口端面からケース10の外側面126側にそのまま延びたカバー側拡張部404が設けられるとともに、カバー側拡張部404は、ケース10の外側面126が係合する。したがって、アークガスGがケース10の外側面126から漏出するのを効率よく防止することができる。
尚、本発明の回路遮断器は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明は、電流を遮断する回路遮断器の分野で幅広く利用することができる。
第1実施形態に係る、可動接点と固定接点が離れている状態(遮断状態)を示す回路遮断器1の内部構造を示す図である。 同可動接点が固定接点に接触している状態(通電状態)を示す回路遮断器1の内部構造を示す図である。 アークガス排出孔方向から見た、保持プレートを省略したケース10の正面図である。 アークガスの排出方法を説明する説明図である。 アークガス排出孔方向から見た、アークカバーを省略したケース10の分解図である。 (a)第1実施形態に係るアークカバー200の正面図であり、(b)同アークカバー200の右側面図であり、(c)同アークカバー200の左側面図であり、(d)同アークカバー200の底面図であり、(e)同アークカバー200の平面図である。 (a)図6(c)の矢視P―P方向から見た断面図であり、(b)図6(c)の矢視Q―Q方向から見た断面図である。 アークカバー200を組み付ける直前の回路遮断器1の正面図であり、(b)同回路遮断に1の側面図である。 (a)は、第2実施形態に係る、回路遮断器2の正面図であり、(b)は、同回路遮断器2の側面図であり、(c)は、図9(a)の矢視T―T方向から見た正面図である。 (a)第2実施形態に係るアークカバー400の正面図であり、(b)同アークカバー400の右側面図であり、(c)同アークカバー400の左側面図であり、(d)同アークカバー400の下面図であり、(e)同アークカバー400の平面図であり、(f)図10(c)の矢視Y―Y方向から見た断面図であり、(g)図10(c)の矢視U―U方向から見た断面図であり、(h)同図(g)のH部の拡大図である。 従来の回路遮断器の一部断面となっている側面図である。 (a)同回路遮断器において、アークガスが発生していない状態を示す、排出口近傍を拡大した断面図であり、(b)同アークガスを排出する状態を示す、排出口近傍を拡大した断面図である。 (a)従来の他の回路遮断器の分解斜視図であり、(b)同回路遮断器の端子カバーの斜視図である。 従来の他の回路遮断器の一部断面となっている側面図である。
符号の説明
1 回路遮断器
10 ケース
10a ケース片
12 アークガス排出孔
12a アークガス排出溝
20 負荷側ターミナル
30 電源側ターミナル
40 可動接点
50 固定接点
60 フレーム
70 ハンドル
80 可動リンク
90 ケーブル
100 磁石
200 アークカバー
250 遮蔽板

Claims (18)

  1. ケースと、
    前記ケースに保持される一対のターミナルと、
    一対の前記ターミナル間をつなぐ負荷電流経路の途中に配置される固定接点と、
    前記負荷電流経路の途中に配置され、前記固定接点に対して接触及び離反して負荷電流の通電及び遮断を切り替える可動接点と、
    前記ケースにおける前記固定接点近傍に形成され、前記可動接点が前記固定接点に対して接触又は離反する際に発生するアークガスを前記ケースの外側に排出するアークガス排出孔と、
    前記ケースの外側で前記アークガス排出孔を包囲するように設けられるアークカバーと、
    を備えることを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記ケースには、ケース側係合部が形成され、
    前記アークカバーには、カバー側係合部が形成され、
    前記ケース側係合部に前記カバー側係合部が係合することによって、前記ケースに前記アークカバーが着脱可能に装着されることを特徴とする、
    請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 前記カバー側係合部と前記ケース側係合部は、スナップフィットにより係合することを特徴とする、
    請求項2に記載の回路遮断器。
  4. 前記アークカバーは、前記ケースにおける前記アークガス排出孔の周囲の面と、面状態で当接する当接面を備えることを特徴とする、
    請求項1又は3のいずれか1項に記載の回路遮断器。
  5. 前記当接面は、少なくとも前記ターミナルと前記アークガス排出孔の間に配置されることを特徴とする、
    請求項4に記載の回路遮断器。
  6. 前記ケースにおける前記固定接点の近傍には、磁石を保持する為の保持部が形成されるとともに、前記保持部には前記磁石が保持され、
    前記磁石により発生するローレンツ力によって、前記アークガスは前記アークガス排出孔から排出されることを特徴とする、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の回路遮断器。
  7. 前記ケースは、前記固定接点及び前記可動接点が収容される内部空間を形成するケース片と、該ケース片の外壁に装置される保持プレートと、を少なくとも備え、
    前記ケース片及び前記保持プレートの少なくとも一方には、前記磁石を保持する前記保持部となる凹部が形成され、
    前記磁石は、前記凹部に収容された状態で、前記ケース片及び前記保持プレートに狭持されることを特徴とする、
    請求項6に記載の回路遮断器。
  8. 前記ケースにおける前記保持プレート側に、前記ケース側係合部が形成されることを特徴とする、
    請求項7に記載の回路遮断器。
  9. 前記ケースを複数備え、
    前記ケースのそれぞれには、少なくとも前記固定接点及び前記可動接点が収容されることを特徴とする、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の回路遮断器。
  10. 複数の前記ケースのそれぞれには、他方の前記ケースと係合するケース当接面を備え、
    一方の前記ケースが、前記ケース当接面により他方の前記ケースと係合することで、複数の前記ケースが並列接続されることを特徴とする、
    請求項9に記載の回路遮断器。
  11. 複数の前記ケースは、両者の間に前記磁石が狭持された状態で、相互に並列接続されており、前記磁石により発生するローレンツ力によって、前記アークガス排出孔から前記アークガスを排出することを特徴とする、
    請求項9又は10に記載の回路遮断器。
  12. 単一の前記アークカバーが、並列接続された複数の前記ケースの前記アーク排出孔を同時に包囲することを特徴とする、
    請求項9乃至11のいずれか1項に記載の回路遮断器。
  13. 一方の前記ケースの一対の前記ターミナルと、他方の前記ケースの一対の前記ターミナルとを遮蔽する遮蔽板を更に備え、
    前記アークカバーには、前記遮蔽板が挿入される遮蔽板用逃げ部が設けられていることを特徴とする、
    請求項9乃至12のいずれか1項に記載の回路遮断器。
  14. 前記アークカバーは、内部に遮断壁が内設され、
    前記遮断壁は、並列接続された一方の前記ケースの前記アークガス排出孔と他方の前記ケースの前記アークガス排出孔の間に位置することを特徴とする、
    請求項9乃至13のいずれか1項に記載の回路遮蔽器。
  15. 前記アークカバーは、一部が開口するとともに、内部空間を有する概六面体の部材であり、
    前記アークカバーの前記内部空間は、前記開口を介して前記ケースにおける前記アークガス排出孔と連通するように設けられていることを特徴とする、
    請求項1乃至14のいずれか1項に記載の回路遮断器。
  16. 前記アークカバーは、前記ケースにおける前記アークガス排出孔に対向する天井部と、該天井部に対して立設されて前記アークガス排出孔と前記ターミナルの間に配置されるターミナル部と、該ターミナル部に対向する反ターミナル部と、前記ケースの外側面に対応する一対の側部と、を更に備えることを特徴とする、
    請求項15に記載の回路遮断器。
  17. 前記ターミナル部の開口縁には、開口面方向に突出した緩衝片が設けられるとともに、
    該緩衝片の前記ケースと対向する面には、前記ケースにおける前記アークガス排出孔と前記ターミナルの間に当接する位置に当接面が更に設けられていることを特徴とする、
    請求項16に記載の回路遮断器。
  18. 前記アークカバーの前記一対の側部には、前記内部空間の開口端面から前記ケースの外側面側にそのまま延びたカバー側拡張部が設けられるとともに、
    該カバー側拡張部は、前記ケースの外側面が係合することを特徴とする、
    請求項16又は17に記載の回路遮断器。
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