JP2010097238A - 警備システム及び建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】不審者の常時監視ができず、敷地の防犯性能が不十分であること。
【解決手段】敷地の住宅建築スペースを除く部分がアプローチ領域A、駐車領域B、庭領域C及び壁際領域Dに区画され、各領域A〜Dに三段階の警戒レベルのうちのいずれかが設定されている。各領域A〜Dには、人を検知する人検知センサ34と、警戒レベルに応じた警告を報知する警報機器35とが設置されている。各領域A〜Dのいずれかに不審者が侵入すると、ホームサーバ31は当該侵入領域の警戒レベルに応じた警告を該侵入領域の警報機器35から報知させる。これにより、侵入領域に不釣合いな警告が報知されることをなくし、システムを常時作動させることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、敷地の警戒を行う警備システム及び建物に関する。
従来から、住宅等の建物や敷地に不審者が侵入した場合の対策として、その不審者の侵入を検出すると音声や光等による警告を発し、不審者の退去を促す警備システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−163887号公報
しかしながら、従来から知られている警備システムでは、音声や光等を用いた警告の内容は一律に定められており、侵入が検出されればその既定の警告が報知されることになる。このシステムを敷地警備用に利用する場合には、次の点で問題があることに当発明者等は着目した。
不審者に対して敷地からの退去を促すためには、大音量の警報ブザーを鳴動させるなど威嚇効果の大きい警告を報知する必要がある。したがって、従来の警備システムでは、このような威嚇効果の大きい警告を報知していた。ただ、建物利用者以外の者がすべて不審者というわけではなく、訪問者や配達人等の敷地への立ち入りが許容される者もいる。そのような者が敷地に立ち入った場合であれば、威嚇効果の大きい警告は必要ない。そのため、これまでは、威嚇効果の大きい警告が不用意に報知されないよう、敷地全域で警戒が必要となる場合(例えば、不在時や就寝時など)に警備システムをオンし、そうでない場合には警備システムをオフしていた。
ところが、通常なら警備システムがオフ状態とされる場合であっても、敷地には警戒を要する場所(例えば、人の出入りが少ない場所や公道からの死角など)が存在する。防犯のためには、そのような場所に侵入した不審者に対し警告を報知して退去を促す必要がある。それなのに、警備システムがオフ状態ではそれができないという状況に陥る。このため、従来の警備システムでは防犯性能が不十分という問題がある。
そこで、本発明は、敷地の領域ごとに警戒レベルを段階付けし、警戒レベルに応じた警戒制御を実行することで不審者の常時監視を可能とし、敷地の防犯性能を高めることのできる警備システムを提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
すなわち、第1の発明は、建物が一部に建築されている敷地の警戒を行う警備システムであって、前記敷地を複数の領域に区画し、前記敷地のいずれの領域で人が検知されたかが判別できるように人を検知する人検知手段と、前記各領域に応じて警戒レベルを設定する設定手段と、前記検知手段によって所定の領域にて人が検知された場合に、前記設定手段に設定されている当該領域の警戒レベルに応じた警戒制御を実行する制御手段と、を備えていることを特徴とする。
この第1の発明によれば、区画された各領域のいずれかで人が検知されると、当該領域に設定された警戒レベルに応じた警戒制御が制御手段によって実行される。例えば、各領域のうち警戒レベルが高く設定された領域に侵入した場合には、威嚇効果の高い警告報知などの警戒制御が実行される。これにより、警備システムを常時作動させて不審者の常時監視が可能となり、それによって敷地の防犯性能を高めることができる。
なお、この第1の発明を具体化する上で、人検知手段が各領域にそれぞれ設置されていることが好ましい。これにより、各領域での個別の人検知が行い易くなる。また、人が検知された領域にて警戒制御を実行すること、つまり、警告報知や撮影等の警備手段が各領域にそれぞれ設置され、制御手段は人を検知した領域の警備手段の動作を制御して当該領域の警戒レベルに応じた警戒制御を実行することが好ましい。
前記設定手段は、時間帯に応じて前記各領域の警戒レベルを変更する変更手段を備えることが好ましい。各領域に要求される警戒レベルは時間帯(例えば、日中か夜間か)によって異なるため、この変更手段により時間帯に応じて最適な警戒レベルが設定されるようにすれば、敷地の防犯性能をより一層高めることができる。
区画された領域の一例として、建物の外壁部に沿って同建物を囲うように設けられた壁際領域がある。この壁際領域には、前記設定手段により複数段階のうちで最も高い警戒レベルが標準設定されるとよい。建物の外壁部に沿った壁際領域は敷地の中でも建物に接近した領域であり、不審者に対する警戒レベルは他の領域に比べて高い。そこで、複数段階のうちで最も高い警戒レベルが標準設定されることにより、当該領域に不審者が侵入した場合の威嚇効果を高めることができる。
なお、標準設定とは基準となる設定のことである。前述した変更手段によって時間帯に応じて設定変更する場合には、住人や近隣住民の活動が活発になる日中の時間帯における設定が標準設定となる。
他の一例として、建物入口へのアプローチを含むアプローチ領域がある。このアプローチ領域は、前記設定手段により複数段階のうち最も低い警戒レベルが標準設定されるとよい。建物入口(例えば、住宅の玄関口など)へのアプローチは、建物利用者以外の者の利用頻度が他の領域に比べて高い。そこで、複数段階のうちで最も低い警戒レベルが標準設定されることにより、不必要に威嚇効果の高い警告が報知されることを回避できる。
前記壁際領域及び前記アプローチ領域を除く領域には、前記設定手段により複数段階のうち中間の警戒レベルが標準設定されるとよい。壁際領域及びアプローチ領域を除く領域は建物利用者固有の領域である場合が多いが、壁際領域に比べれば犯罪実行の危険度は低い。そこで、複数段階のうち中間の警戒レベルが標準設定されることで、バランスの取れた警告を報知することができる。
第2の発明は、敷地の警戒制御を実行する制御手段を備えている建物であって、前記制御手段は、前記敷地を複数の領域に区画し、前記敷地のいずれの領域で人が検知されたかが判別できるように人を検知する人検知手段と、前記各領域に応じて警戒レベルを設定する設定手段と、接続され、前記検知手段によって所定の領域にて人が検知された場合に、前記設定手段に設定されている当該領域の警戒レベルに応じた警戒制御を実行することを特徴とする。
この第2に発明によれば、区画された各領域のいずれかで人が検知されると、当該領域の警戒レベルに応じた警戒制御が制御手段によって実行される。これにより、不審者を常時監視して敷地の防犯性能を高めることができる。また、制御手段が建物(特に、建物の内部)に設けられていることで、警備システムを解除するなどの勝手な操作が侵入者によってなされることを防止できる。
[第1の実施形態]
以下に、第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
初めに、敷地についてその平面図である図2を参照して説明する。図2に示されているように、敷地11はその南側で公道Rに面した南向きの土地であり、平面視において長方形状をなしている。
敷地11には、各種の構造物が設置されている。代表的なものとして、境界構造体12と住宅13等がある。まず、境界構造体12は、隣接地との境界線内側のほぼ全域に設置されている。境界構造体12はフェンス、ブロック塀、木塀等の塀、生け垣、門扉、車両出入口ゲート等を含むものであり、プライバシ確保等の目的に適したもの、敷地所有者の趣向等が反映されたものが適宜選択されて設置されている。なお、図2では、南側の公道Rとの境界部分に設けられた境界構造体12が省略されている。住宅13(建物に相当)は、南側の間口(公道Rとの境界部分)から奥まったところで西側より(つまり、敷地11の北西より)に配置されている。住宅13は屋根14を有し、その南側に玄関15が設けられている。玄関15が設けられた住宅13の南側がフロント(前)側となっている。
敷地11には、前記住宅13の建築スペースを除く部分に各種スペースが設けられている。代表的なスペースとして、アプローチ21、駐車スペース22、庭スペース23、脇通路スペース24等がある。まず、アプローチ21は、公道Rとの境界部分に設置された門等の出入部(図示略)から玄関ポーチ16に至る通路スペースであり、住人や訪問者が玄関15と公道Rとの間を行き来する際に主として利用される。住宅13の玄関15が南側に設けられているため、アプローチ21も住宅13の南方に広がるフロントスペースに設けられている。駐車スペース22は車両Sを駐車するためのスペースであり、少なくとも1台(本実施の形態では2台)の車両Sが駐車可能となるだけのスペースが確保されている。公道Rに対して車両Sの出入りを可能にするため、駐車スペース22も住宅13のフロントスペースに設けられている。庭スペース23は住人によって多目的(例えば、娯楽、観賞など)に利用されるスペースであり、住宅13のフロントスペースから住宅13の東隣にあたる奥のスペースまで広がって設けられている。庭スペース23には所々に庭木Tが植えられている。脇通路スペース24は、境界構造体12と住宅13との間に設けられたスペースであり、ゴミ置き場や各種屋外設備(例えば、エアコンの室外機など)の設置スペース、二輪車の駐車スペース等として利用される。住宅13が北西よりに配置されているため、脇通路スペース24は住宅13の西隣と北隣に設けられている。
次に、上記敷地11の防犯性能を高めるべく、不審者が敷地11に侵入した場合に当該侵入者に対して警告を報知して敷地11からの退去を促すようにした警備システムを備えている。そこで、かかる警備システムについて以下説明する。
まず、この警備システムを設置する上で、敷地11は、住宅13の建築スペースを除く部分全域で前述した各種スペースを基準とする複数の領域に区画されている。ここでいう区画とは警備システムの構成上想定された区画をいい、必ずしも境界物等によって視覚的に区画されることをいうわけではない。かかる複数の領域について、当該各領域を概略的に示す敷地の平面図である図3を参照して説明する。なお、各領域は、その境界を単純化すべく直線状の境界線によって区画されている。これは、後述するように各領域への侵入を人検知センサによって検出する場合に、当該センサを設置するにも便宜となる。また、図3には後述する段階エリアと対応づけられた状態(標準時間帯におけるもの)も併せて図示されている。
図3に示されているように、敷地11の住宅建築スペースを除く部分は、アプローチ領域A、駐車領域B、庭領域C及び壁際領域D、という四つの領域に区画されている。壁際領域Dは住宅13の外壁部から所定距離(例えば、1m程度)を隔てて境界線が設定され、住宅13を取り囲むようにして設けられている。玄関ポーチ16、前述した駐車スペース22や庭スペース23の住宅近傍、脇通路スペース24等はこの壁際領域Dに含まれている。アプローチ領域Aは、前述したアプローチ21を含む導入領域である。駐車領域Bは駐車スペース22から壁際領域Dを除いた領域であり、庭領域Cは庭スペース23から壁際領域Dを除いた領域である。
続いて、警備システムの構成を、図1に示すブロック図及び図4のデータテーブルを参照して説明する。
図1に示されているように、警備システム30は屋内に設置されたホームサーバ31を有している。ホームサーバ31はCPU、RAM、ROM等を備えたコンピュータであり、操作部32及び無線通信部33が接続されている。また、ホームサーバ31には屋外に設置された人検知センサ34及び警報機器35も接続されている。
操作部32は操作子(例えば、ボタンやスイッチなど)を備え、処理内容ごとに割り当てられた操作子を操作することによりホームサーバ31に対する各種入力処理が可能となっている。例えば、警備システム30の動作開始やその解除を受け付けたり、予め記憶されている設定の変更を受け付けたりする。
無線通信部33は、住人や住宅13への立ち入りが許可された者ごとに携帯される携帯型通信装置(携帯機)36との間で無線通信を可能とする無線通信機能を有している。この無線通信機能により、個々の携帯機36が有する個別の識別情報(ユーザID)をホームサーバ31に送信可能となっている。携帯機36は小型のもので、携帯しても邪魔になりにくくかつ常備しやすいものとなっている。例えば、電子キーを携帯機36として用いたり、日常的に使用される携帯電話を携帯機36として用いたり、通信機能を有するICカードを携帯機36として用いたりすることも可能である。
人検知センサ34は人を検知するセンサであり(人検知手段に相当)、例えば赤外線を利用した人感センサ等である。人検知センサ34は、敷地11の前記各領域A〜Dに一つ又は複数設置されている。この場合、境界構造体12、住宅13の外壁部等を利用したり、ポール等の支持体を新設したりして設置される。なお、人検知センサ34の種類、設置数及び設置箇所は、領域A〜Dの広狭、形状、隣接地の状況等のあらゆる事情を考慮し、各領域A〜Dで死角(検知されない部分)が生じないように適宜選択される。人検知センサ34には、設置された領域A〜Dごとに識別番号(センサID)が付与されている。例えば、アプローチ領域Aの人検知センサ34はSE1、駐車領域Bの人検知センサ34はSE2、庭領域Cの人検知センサ34はSE3、壁際領域Dの人検知センサ34はSE4とされる。したがって、各領域A〜Dのいずれかに人が立ち入るとその領域に設置された人検知センサ34によって人が検知され、当該センサ34に付与されたセンサIDを含む検知信号がホームサーバ31に送信される。
警報機器35は警告を報知するための機器であり、例えばスピーカ(音声出力装置)やLED等の発光体を有するライト(照明装置)等である。警報機器35は、敷地11の各領域A〜Dに一つ又は複数設置されている。この場合も、境界構造体12、住宅13の外壁部等を利用したり、ポール等の支持体を新設したりして設置される。なお、警報機器35の種類、設置数及び設置箇所は、領域A〜Dの広狭、形状、隣接地の状況等のあらゆる事情を考慮し、侵入者に対して効果的に警告が報知されるよう適宜選択される。
この実施形態では、警報機器35としてスピーカ41及びライト46という二種類の機器が用いられている。スピーカ41は制御部42、記憶部43及び出力部44を備えている。制御部42は、スピーカ41の動作を制御するものである。記憶部43には要求される威嚇の程度に応じた各種の音声内容が記憶されている。例えば、威嚇効果の低いものから順に、不許可信号(例えば、「敷地が警備されている」旨の案内信号など)、警戒信号(例えば、「警告します」旨の案内信号、「ピッピッピッ」という警告用ブザー音など)、警告信号(例えば、「ピーーー」という警告用ブザー音など)などである。制御部42によりこれら各信号の中から一個の信号が選択され、その信号が所定の音量で出力部44から出力される。また、ライト46は表示灯又は赤色回転灯からなり、発光部47とその点灯を制御する制御部48とを備えている。制御部48により、表示灯は点灯・点滅・消灯のいずれかの状態とされ、赤色回転灯も点灯・消灯のいずれかの状態とされる。ライト46は前記領域A〜Dごとに表示灯又は赤色回転灯のいずれか一方が選択されている。具体的には、アプローチ領域A、駐車領域B及び庭領域Cでは表示灯が、壁際領域Dでは赤色回転灯が選択されている。
警報機器35には、設置された領域A〜Dごとに識別番号(警報機器ID)が付与されている。例えば、アプローチ領域Aのスピーカ41はSP1、駐車領域Bのスピーカ41はSP2、庭領域Cのスピーカ41はSP3、壁際領域Dのスピーカ41はSP4とされる。また、アプローチ領域Aのライト(表示灯)46はLA1、駐車領域Bのライト(表示灯)46はLA2、庭領域Cのライト(表示灯)46はLA3、壁際領域Dのライト(赤色回転灯)46はPAとされる。
以上の構成を有する警備システム30では、敷地11の前記各領域A〜Dのうちいずれかの領域に人が立ち入ると、ホームサーバ31は人検知センサ34から送信されたセンサIDに基づいて立ち入った領域を判定し、その領域の警戒レベルに応じて警報機器35を動作させるようになっている。
そこで、このようなシステムの動作を管理するホームサーバ31(制御手段、設定手段及び変更手段に相当)について、さらにその詳細を説明する。ホームサーバ31は、警備システム30の制御を統括する主制御部51と、主制御部51にそれぞれ接続された記憶部52、認証部53、エリア判定部54、タイマ部55、機器制御部56を備えている。
記憶部52はシステムの制御プログラム、各種のデータベース等の情報が記憶されているとともに、そのプログラムの実行に際しての各種情報(例えば、フラグなど)が一時的に記憶される領域を備えている。記憶部52に記憶されているデータベースとしては、例えば、ユーザIDデータベース、警報データベース等がある。
ユーザIDデータベースには、敷地11の各領域A〜Dで滞在が許可されるユーザIDが格納されている。このユーザIDは予めなされるユーザ登録処理によってデータベースに格納されるようになっている。なお、この登録処理は周知の既存技術を適用することが可能であるから説明を省略する。
警報データベースには、警報に関するデータテーブルが格納されている。図4(a)はそのデータテーブルを示している。同図に示されているように、このデータテーブルでは、侵入者に対する警戒レベルに応じた複数の段階エリアが設定されている。警戒レベルが低いアクセス許可エリア、警戒レベルの高い警告エリア、警戒レベルが中間の警戒エリアという三段階である。そして、敷地11の各領域A〜Dはそのいずれか一つの段階エリアと対応づけられることで、個々の警戒レベルが設定されている。
各領域A〜Dと対応づけられる段階エリアは、時間帯によって変更される。図4(b)はそのタイムテーブルを示している。同図に示されているように、時間帯の区分は標準時間帯、夜時間帯及び就寝時間帯となっている。標準時間帯は、住人や近隣住民の活動が活発になる日中の時間帯(朝から夕方にかけて、例えば「8:00〜18:00」)である。夜時間帯は、日が落ちて外が暗くなり、住人や近隣住民の主な活動範囲が住宅13内に移る時間帯(夕方から夜にかけて、例えば「18:00〜22:00」)である。就寝時間帯は、人が寝静まる就寝時間帯(夜から朝まで、例えば「22:00〜8:00」)である。
そして、標準時間帯では、アプローチ領域Aはアクセス許可レベル、駐車領域B及び庭領域Cは警戒エリア、壁際領域Dは警告エリアとして設定されている(図3参照)。他の時間帯に比べてこの標準時間帯では、アプローチ領域Aに住人以外の者(訪問者など)が立ち入る頻度が高いし、駐車領域Bや庭領域Cは住人固有の領域であるもののそこへの立ち入りに対して目が行き届きやすい。ただ、壁際領域Dは敷地11の中でも住宅13に接近した領域であるため、警戒レベルが最も高く設定されている。
一方、夜時間帯では、住人以外の者がアプローチ領域Aに立ち入ることは少なくなる。このため、このアプローチ領域Aも警戒レベルを一段上げて警戒エリアに設定される。また、就寝時間帯では、すべての領域A〜Dが最も警戒レベルの高い警告エリアに設定される。
このように、警報データテーブルのエリア情報は、前述したタイムテーブルにしたがった時間帯ごとで主制御部51により自動的に書き換えられるようになっている。なお、季節によって日照時間が異なるため、季節ごとに時間帯区分が変更されるようにしてもよい。また、標準時間帯でも住人全員が外出して住宅13が不在となる場合もあるし、敷地11の周辺状況次第では駐車領域Bや庭領域Cに死角が存在する場合もある。このため、各領域A〜Dと対応づけられる段階エリアは、操作部32の操作子を用いて任意に設定を変更することが可能となっている。
図4(a)に示したデータテーブルに戻り、前記各段階エリアには、それぞれ異なる警報内容が対応づけられている。警報内容は、前述した警報機器35の動作内容が適宜選択される。詳しくは次の通りである。警戒レベルの低いアクセス許可エリアでは威嚇度の低いもの、すなわちスピーカ41からの不許可信号報知及びライト(表示灯)46の点灯が選択されている。これにより、当該エリアへの侵入者に対して注意喚起が可能となる。警戒レベルが中間の警戒エリアでは威嚇度も中程度なもの、すなわちスピーカ41からの警戒信号報知及びライト(表示灯)46の点滅が選択されている。これにより、当該エリアへの侵入者に対する威嚇が可能となる。警戒レベルの高い警告エリアでは威嚇度の高いもの、すなわちスピーカ41からの警告信号報知及びライト(赤色回転灯)の点灯が選択されている。これにより、当該エリアへの侵入者に対する威嚇の程度を高めてエリアからの退去を促すことが可能となる。
なお、図4(a)では、各領域A〜Dと各領域に設置された人検知センサ34や警報機器35の識別情報(センサID、警報機器ID)とが対応づけられた情報も併せてテーブル化されている。
図1に戻り、記憶部52以外の認証部53、エリア判定部54、タイマ部55及び機器制御部56について説明する。まず認証部53は、主制御部51の指示により、ユーザIDの認証処理を実施するものである。ここでは、各領域A〜Dのうちいずれかの領域に人が立ち入ったことが人検知センサ34により検出されると、リクエスト信号を送信してその応答があるか否か、応答がある場合にはそれに伴うユーザIDが記憶部52のユーザIDデータベースに格納されているユーザID情報と一致するか否かが判定される。
エリア判定部54は、主制御部51の指示により、人が立ち入った領域が三段階のエリアのうちどのエリアに該当するかを判定するものである。その判定に際しては、記憶部52の警報データベースに格納されているデータテーブルが用いられる。
タイマ部55は予め設定された現在時刻と同期する計時装置であり、設定時刻になると時刻情報を主制御部51に出力するものである。このタイマ部55からの時刻情報により、主制御部51はタイムテーブルにしたがって段階エリア情報の書き換えを実行することが可能となる。
機器制御部56は、主制御部51の指示より警報機器35の動作を制御するものである。この場合、ホームサーバ31に接続されている複数の警報機器35の中から、人が立ち入った領域に設置されている警報機器35が警報機器IDに基づいて選択される。そして、記憶部52の警報データベースに格納されているデータテーブルにしたがって、当該選択された警報機器35の動作が制御されて予め設定された警報内容が実施される。そして、侵入者が敷地11から退去した場合には、その警報動作が停止される。
以上が警備システム30の構成であり、次に、ホームサーバ31の主制御部51が実行する警備システム30の動作を、図5乃至図9のフローチャートに基づいて説明する。図5のフローチャートはメイン処理である敷地警備処理を示している。かかる敷地警備処理で実施される認証処理は図6に、エリア判定処理は図7に、警報処理は図8に、初期化処理は図9に示されている。以下に、順を追って説明する。なお、敷地警備処理は警備開始用の操作子(例えば、開始ボタン)の操作をトリガとして開始され、警備終了用の操作子(例えば、全解除ボタン)が操作されるまで所定周期(例えば、制御部のCPUが行う演算周期)で実施される。
図5の敷地警備処理において、ステップS11では人検知センサ34によって人検知されたか否かを判定する。人検知がある場合、すなわち各領域A〜Dのいずれかに人が立ち入ったために人検知センサ34からセンサIDを受信する場合、判定を肯定してステップS12に進む。ステップS12では行動者属性フラグがセットされているか否かを判定する。行動者属性フラグは後述するようにいったん認証処理が実施されるとセットされるものである。それがセットされていない場合、判定を否定してステップS13における認証処理を実施する。一方、すでに行動者属性フラグがセットされている場合、判定を肯定して認証処理後のステップS14に進む。
ここで、認証処理について説明する。図6において、ステップS131でリクエスト信号の送信処理を実施し、続くステップS132ではリクエスト信号に応答してユーザIDを受信したか否かを判定する。応答がない場合、すなわちユーザIDを受信していない場合、ステップS136に進んで不審者フラグをセットした後、この認証処理を終了する。
一方、応答がある場合、すなわちユーザIDを受信している場合、ステップS133に進み、受信したユーザIDに基づいてID認証を実施する。そして、認証OKの場合、すなわち領域に立ち入ったのが予め登録処理された携帯機36を所持する者である場合、ステップS134の判定を肯定して後続のステップS135に進む。ステップS135にて敷地11への立ち入りが許可されている者として被許可者フラグをセットし、この認証処理を終了する。一方、認証NGの場合、すなわち登録処理された携帯機36でない場合、ステップS134の判定を否定してステップS136に進み、不審者フラグをセットした後この認証処理を終了する。
図5に戻り、ステップS14では被許可者フラグがセットされているか否かを判定する。前段階の認証処理(ステップS13)にて不審者フラグがセットされている場合、判定を否定して続くステップS15のエリア判定処理、及びステップS16の警報処理を順次実施する。これに対し、被許可者フラグがセットされている場合には、判定を肯定してそのまま本処理を終了する。したがって、登録済みの携帯機36を所持する者であれば、敷地11に滞在していてもエリア判定処理や警報処理をしないで処理を終了することを繰り返す。
エリア判定処理では、人が立ち入った領域がどの段階エリアに該当するのかを判定する。図7において、ステップS151ではエリアフラグがセットされているか否かを判定する。エリアフラグがセットされていない場合には、判定を否定してステップS152に進む。ステップS152では、送信されたセンサIDと警報データベースに格納されているデータテーブルとに基づいて人が立ち入った領域とそれに対応する段階エリアの判定処理を実施する。標準時間帯であれば、センサIDがSE1の場合、立ち入り領域がアプローチ領域Aであってその段階エリアはアクセス許可エリアであると判定する。センサIDがSE2又はSE3の場合、立ち入り領域が駐車領域B又は庭領域Cであってその段階エリアは警戒エリアであると判定する。センサIDがSE4の場合、立ち入り領域が壁際領域Dであってその段階エリアは警告エリアであると判定する。そして、かかる判定後に段階エリアごとのフラグをセットする。すなわち、判定結果がアクセス許可エリアであればステップS153での判定を肯定し、ステップS154にてアクセス許可フラグをセットする。判定結果が警戒エリアであれば、ステップS153での判定を否定するとともにステップS155での判定を肯定し、ステップS156にて警戒エリアフラグをセットする。判定結果が警告エリアであれば、ステップS153及びステップS155での両判定を否定してステップS157に進み、警告エリアをセットする。かかる段階エリアフラグをセットした後、本処理を終了する。
一方、最初のステップS151にて、すでにエリアフラグがセットされている場合には、判定を肯定してステップS158に進む。ステップS158では人の立ち入りを検知したセンサIDに変更があるか否かを判定する。例えば、当初は駐車領域Bで検知されていたのに壁際領域Dで検知されている場合(SE2→SE4)など、センサIDに変更があれば、判定を肯定して後続のステップS159に進みエリアフラグをリセットする。その後、ステップS152に戻り、エリア判定処理をやり直す。
これに対し、センサIDに変化がなければエリア判定処理を終了する。これにより、エリアフラグがセット済みで、かつ人を検知する領域にも変化がないのであれば、後述の警報処理にて実施する警報内容を継続して実施することになる。
続いて、警報処理ではセットされたエリアフラグを判定し、エリアごとの警報内容を実施する。図8において、ステップS161及びステップS162では前段階のエリア判定処理にてセットされたエリアフラグの種類を判定する。そして、かかる判定後にエリアフラグの種類ごとに警報処理を実施する。つまり、警報データベースのデータテーブル(図4(a)参照)に基づき、立ち入り領域に対応する警報機器IDを判別するとともに、当該IDの警報機器35を動作させて当該領域に設定されている段階エリアに応じた警報内容を実施する。したがって、警告エリアフラグがセットされている場合、ステップS161の判定を肯定してステップS163に進み、壁際領域Dの警報機器35を動作させて警告エリアの警報内容を実施する。具体的には、警報機器IDがSP4のスピーカから警告信号を報知し、警報機器IDがPAの赤色回転灯を点灯させる。警戒エリアフラグがセットされている場合、ステップS161の判定を否定するとともにステップS162の判定を肯定してステップS164に進み、該当領域の警報機器35を動作させて警戒エリアの警報内容を実施する。具体的には、標準時間帯で立ち入り領域が駐車領域Bであれば、警報機器IDがSP2のスピーカから警戒信号を報知し、警報機器IDがLA2の表示灯を点滅させる。立ち入り領域が庭領域Cであれば、警報機器IDがSP3のスピーカ及びLA3の表示灯について同様の警報を実施する。アクセス許可エリアフラグがセットされている場合、ステップS161及びステップS162の両判定を否定してステップS165に進み、アプローチ領域Aの警報機器を動作させてアクセス許可エリアの警報内容を実施する。具体的には、警報機器IDがSP1のスピーカから不許可信号を報知し、警報機器IDがLA1の表示灯を点灯させる。なお、この各エリアフラグごとの警報処理において、すでに警報動作中である場合には当該動作中の警報内容を継続して実施する。
図5に戻り、最初のステップS11にて人が検知されない場合には、ステップS17に進んで行動者属性フラグがセットされているか否かを判定する。セットされていない場合には、そのまま本処理を終了する。このため、敷地11に人が誰も立ち入らず、行動者属性フラグもセットされていない状態であれば、ステップS11及びステップS17の両判定を否定して、本処理が終了することになる。
一方、敷地11に誰も立ち入っていないがその直前に人が敷地11に立ち入ったため行動者属性フラグがセットされている場合、システムを初期化する必要がある。このため、行動者属性フラグがセットされているであれば、ステップS17での判定を肯定し、続くステップS18にて初期化処理を実施する。図9において、ステップS181では警報機器35が動作中であるか否かを判定する。登録済みの携帯機36を所持する者が立ち入ったため警報機器35が動作していない場合、判定を否定してステップS184に進み、被許可者フラグをリセットする。これに対し、不審者が立ち入ったため警報機器35が動作している場合、判定を肯定して次のステップS182に進む。ステップS182では、人が非検知となってから所定時間(例えば、数5秒程度)経過したか否かを判定する。所定時間内であれば判定を否定して本処理を終了する。このため、不審者が敷地11から退去しても所定時間内は警報機器35の動作が継続されることになる。所定時間を経過していれば判定を否定し、続くステップS183にて警報動作を停止させる。続いて、ステップS184にてセットされた不審者フラグをリセットし、本処理を終了する。
次に、図10及び図11を参照しつつ、警備システム30の動作をより具体化して説明する。ここでは、標準時間帯において、住人が帰宅した場合の行動パターン例(住人帰宅例)、及び不審者が立ち入った場合の行動パターン例(不審者侵入例)を示して説明する。なお、図10は両例での行動パターンを示す敷地の概略平面図であり、図11は図10に対応する行動過程を表形式で示す説明図である。
[(a)住人帰宅例]
(a1)敷地11への立ち入り直前、住人は公道Rにいる。この段階では、いまだ敷地11内に立ち入っていないから人検知センサ34によって検知されず、また行動者属性フラグもセットされていないから(ステップS11,S17:否定)、警報を実施しない。
(a2)住人が公道Rからアプローチ領域Aに立ち入ると、同領域Aに設置された人検知センサ34はSE1というセンサIDをホームサーバ31に送信する。これにより、人検知と判定する(ステップS11:肯定)。続く認証処理(ステップS13)では、住人であることから被許可者フラグをセットする(ステップS135)。このため、エリア判定処理(ステップS15)も警報処理(ステップS16)も実施しない。
(a3)住人が住宅13に入る前、アプローチ領域Aから壁際領域Dに立ち入った場合も、(a2)と同様である。
(a4)その後、住人が住宅13に入れば人検知センサ34はセンサIDを送信しなくなるため、人検知の判定を否定する(ステップS11:否定)。被許可者フラグがセットされているため初期化処理に進み(ステップS17:肯定)、その初期化処理(ステップS18)にて被許可者フラグをリセットする(ステップS184)。
[(b)不審者侵入例]
(b1)敷地11への立ち入り直前、不審者は隣接地にいる。この段階では、いまだ敷地11に侵入していないから人検知センサ34によって検知されず、また行動者属性フラグもセットされていないから(ステップS11,S17:否定)、警報を実施しない。
(b2)不審者が隣接地から庭領域Cに侵入すると、同領域Cに設置された人検知センサ34はSE3というセンサIDをホームサーバ31に送信する。これにより人検知と判定する(ステップS11:肯定)。続く認証処理(ステップS13)では、ユーザIDの受信がなく又は受信しても認証NGであるため不審者フラグをセットする(ステップS136)。このため、エリア判定処理(ステップS15)を実施して警戒エリアフラグをセットする(ステップS156)。それに続く警報処理(ステップS16)では、庭領域Cに設置された警報機器35(SP3,LA3)を動作させて警戒エリアの警報内容を実施する。住人以外の者が庭領域Cに滞在し続ける間、その警報を継続して実施する。
(b3)かかる警報を意に介さず不審者が壁際領域Dまで侵入すると、同領域Dに設置された人検知センサ34はSE4というセンサIDをホームサーバ31に送信する。この場合、人検知かつ不審者フラグセット状態が継続しているが、センサIDに変更があるためエリア判定処理にて警戒エリアフラグをいったんリセットする(ステップS159)。そして、エリア判定(ステップS152)をやり直し、警告エリアフラグをセットする(ステップS157)。それに続く警報処理では、壁際領域Dに設置された警報機器35(SP4,PA)を動作させて警告エリアの警報内容を実施する。
(b4)この警報に促されて不審者が庭領域Cに逃げると、同領域Cに設置された人検知センサ34はSE3というセンサIDをホームサーバ31に送信する。この場合、センサIDに変更があるため、(b3)にて行った処理を実施する。すなわち、警告エリアフラグから警戒エリアフラグにセットし直し、庭領域Cに設置された警報機器35(SP3,LA3)を動作させて警戒エリアの警報内容を実施する。
(b5)さらに不審者が公道Rに退去すると、人検知センサ34によって人検知がされなくなる(ステップS11:否定)。ここでは、不審者フラグがセットされているため初期化処理に進み(ステップS17:肯定)、その初期化処理(ステップS18)にて人非検知から所定時間後に警報動作を停止させ(ステップS183)、さらに不審者フラグをリセットする(ステップS184)。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、携帯機36を所持する者のみを認証OKとしているが、来客や宅配業者等の訪問者を住人の判断で、都度認証OKとしてもよい。また、電気、ガス及び水道の検針員等を条件付被許可者として、設定された領域のみ警報が実施されないような設定としてもよい。かかる設定がなされた第2実施形態を、図12及び図13のフローチャートを参照して説明する。
この場合、門等の出入部に設置された呼出装置(例えば、呼び鈴など)の操作をトリガとして訪問者設定割込み処理を開始する。
図12は、かかる訪問者設定割込み処理を示すフローチャートである。図12において、ステップS21にて割込み処理を開始してから所定時間(例えば、15秒程度)経過したか否かを判定する。経過していない場合には判定を否定して後続のステップS22に進み、訪問者設定入力があるか否かを判定する。この訪問者設定入力は、ホームサーバ31の操作部32において訪問者設定入力用に割り当てられた操作子を在宅者が操作することによって受け付ける。訪問者設定入力とは、在宅者の判断で敷地11への立ち入りを許可し、警報を実施させないようにするための操作である。在宅者が警備上問題ないとしてかかる設定入力を行えば、判定を肯定してステップS23に進み被許可者フラグをセットし、本処理を終了する。
在宅者による訪問者設定入力がなされない場合であればステップS22の判定を否定し、ステップS24にて条件付許可設定入力があるか否かを判定する。この条件付許可設定入力も、操作部32において割り当てられた操作子を在宅者が操作することによって受け付ける。この条件付許可入力とは、設定された段階エリアへの立ち入りだけを在宅者の判断で許可し、条件付で警報を実施させないようにするための操作である。検針員に対する処置等に適している。在宅者がかかる設定入力を行えば、判定を肯定してステップS25に進み条件付被許可者フラグをセットし、本処理を終了する。
条件付許可設定入力もなされない場合であれば、再度ステップS21に戻る。そして、在宅者により訪問者設定入力も条件付許可設定入力もなされることなく所定時間が経過すれば、判定を肯定してステップS26に進み不審者フラグをセットする。その後、本処理を終了する。
かかる訪問者設定割込み処理にて被許可者フラグがセットされれば、図5の敷地警備処理にて人検知と判定した後に認証処理(ステップS13)を実施せず、住人が立ち入った場合と同様に警報動作も実施しない。なお、訪問者が住宅13に入れば被許可者フラグはリセットされる(ステップS184)。この場合、訪問者が帰宅する際に警報動作が行われないようにするため、例えば住宅13の玄関扉が開かれた後に人検知された場合には警報動作を行わない処理を実施することが好ましい。
一方、条件付被許可者フラグ又は不審者フラグがセットされれば、図5の敷地警備処理ではエリア判定処理(ステップS15)と警報処理(ステップS16)を実施する。
ここで、このような条件付許可を可能とする場合、警報処理の内容が若干異なる。図13はその警報処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、条件付許可の場合に許可される設定エリアをアクセス許可エリア及び警戒エリアに設定した場合を想定している。なお、この設定エリアは任意に設定することが可能である。
図13において、ステップS161〜S165は図8に示す上記第1実施形態の警報処理と同じ内容である。ただ、条件付許可入力されている場合にアクセス許可エリア及び警戒エリアで警報を実施しないようにすべく、ステップS161とステップS162の間にステップS166が追加されている。これにより、立ち入った領域がアプローチ領域A、駐車領域B又は庭領域Cであってアクセス許可エリアフラグ又は警戒エリアフラグが設定されている場合、ステップS161の判定を否定してステップS166に進む。
ステップS166では条件付被許可者フラグがセットされているか否かを判定する。セットされていない場合であれば、その後の処理は上記第1実施形態と同じである。セットされている場合であれば、判定を肯定してそのまま警報処理を終了する。このため、条件付許可設定入力されている場合、その者が警告エリアである壁際領域Dに立ち入らない限り、警報を実施しない。
なお、上記の例で検針員を条件付許可者の対象とする場合、住宅13の壁際に設置される電気、ガス及び水道類のメータを確認する領域が壁際領域Dに含まれないようにすることが好ましい。
[実施形態の効果]
以上より、上記実施形態によれば以下に示す有利な効果が得られる。
立ち入り許可が与えられていない者(不審者)が敷地11の各領域A〜Dのうちいずれかに侵入すると、当該侵入領域に設定されている段階エリアに応じた警告が報知される。この場合、段階エリアは警戒レベルのランク付けと対応して段階付けられているから、侵入領域の警戒レベルに応じた警告が報知されることになる。このため、警戒レベルの低い領域に侵入したのに威嚇効果の高い警告が報知されるなど、侵入した領域に不釣合いな警告が報知されるという事態をなくせる。これにより、警備システム30を常時作動させて不審者の常時監視が可能となり、敷地11の防犯性能が高まる。
警報機器35が各領域A〜Dにそれぞれ設置されているから、不審者の侵入領域に設置された警報機器35を選択して警告を報知することが可能となる。これにより、敷地11に侵入していずれかの領域に滞在する不審者に対し確実に警告を報知することができる。
ホームサーバ31は各領域A〜Dに設定された警戒レベルを時間帯によって変更している。各領域A〜Dに要求される警戒レベルは時間帯によって異なるため、時間帯に応じて最適な警戒レベルが設定されるようにすれば、敷地11の防犯性能をより一層高めることができる。
区画された領域A〜Dのうちの一つは壁際領域Dである。この壁際領域Dは敷地の中でも住宅13に接近した領域であるため、不審者に対する警戒レベルは他の領域A〜Cに比べて高い。そこで、三段階のうちで最も高い警戒レベル(警告エリア)が標準設定されることにより、当該領域Dに不審者が侵入した場合の威嚇効果を高めることができる。
区画された領域A〜Dのうちの一つはアプローチ領域Aである。このアプローチ領域Aは、住人以外の者の利用頻度が他の領域B〜Dに比べて高い。そこで、三段階のうちで最も低い警戒レベル(アクセス許可エリア)が標準設定されることにより、不必要に威嚇効果の高い警告が報知されることを回避できる。
駐車領域B及び庭領域Cは住人固有の領域であるが、壁際領域Dに比べれば住宅13への不法侵入の危険度は低い。そこで、三段階のうち中の警戒レベル(警戒エリア)が標準設定されることで、バランスの取れた警告を報知することができる。
ホームサーバ31が住宅13の屋内に設けられているため、敷地11への侵入者によって警備システム30が解除されるなど、勝手な操作がなされることを防止できる。
なお、以上説明した実施の形態に限らず、例えば以下に別例として示した形態で実施することもできる。
上記実施の形態では、認証対象となるユーザIDを携帯機36から取得しているが、それに代えて、又はそれと併用して他の認証システムを用いてもよい。例えば顔認証システムを併用した場合、住人の顔情報(輪郭、目・鼻・口の配置等の情報)もユーザIDとして登録される。そして、各領域A〜Dに設置された監視カメラ等で撮影される人の顔情報とで認証処理を実施する。住人以外の者の顔情報がホームサーバ31に送信された場合であれば、認証OKとするか否かを在宅者の判断に委ねることも可能である。また、いったん認証OKとされた顔情報を住人の判断で記憶部52のデータベースに格納し、それ以後であれば自動的に認証OKとされるようにしてもよい。
上記実施の形態では、敷地11の住宅建築スペースを除く部分が四つの領域A〜Dに区画されているが、少なくとも二つの領域(例えば、壁際領域Dとその他の領域)に区画されていればよい。また、敷地11の各種スペースとは無関係に領域が区画されるようにしてもよいし、境界物等の設置によって領域が区画されるようにしてもよい。要するに、領域の区画数や広さ、形状等については、敷地11の広さや形状、住宅13との関係、周囲の状況等の警備上問題となる事情、予算等の各種事情を考慮しながら適切な警備がなされるように決定される。
上記実施の形態では、段階エリアが三段階に設定された例を説明したが、二段階や四段階に設定されるようにしてもよい。例えば、二段階に設定された場合なら、壁際領域Dを警戒レベルの高いエリアとし、他の領域A〜Cを警戒レベルの低いエリアとすることが一例として考えられる。また、四段階に設定された場合であれば、住宅13の玄関15や裏口付近を壁際領域Dとは別に住宅出入口領域として区画し、その領域を最も警戒レベルの高いエリアとすることが一例として考えられる。
上記実施の形態では、人検知手段に相当するものとして人検知センサ34が用いられているが、監視カメラ等であってもよい。また、人検知センサ34の一例として人感センサを挙げたが、投受光センサや振動センサ等であってもよい。投受光センサであれば、各領域の境界線上に設置されることが好ましい。また、振動センサであれば、境界構造体12に設置されたり、敷地11の地中に埋め込まれている配管(例えば、配水管など)に設置されたりするとよい。後者であればセンサによる検知精度を向上させるため、砂や砂利等が敷かれている部分を通過する配管に設置されることが好ましい。
上記実施の形態では、警備システム30のオンオフが切替可能とされているだけであるが、敷地11の各領域A〜Dのうち、所定の領域だけ警備を解除可能な設定としてもよい。これにより、敷地11の状況は様々であるからより使い勝手のよいシステムとすることができる。
上記実施の形態では、タイムテーブルによって時間帯ごとに段階エリアの設定が変更されるようになっているが、それは必須のものではなく、段階エリアの設定を全ての時間帯で統一させてもよい。この場合、標準時間帯における設定を標準設定として統一することが好ましい。
上記実施の形態では、警報機器35が警告報知用に用いられているが、スプリンクラー等を利用することも考えられる。また、実行する警戒制御の内容として警報機器35による警告報知だけでなく、監視カメラ等の撮影装置を設置して侵入者を撮影するようにしてもよい。かかる撮影装置によっても、撮影により人物特定されることをおそれた侵入者に対し敷地11からの退去を促すことができる。その他、不審者が侵入したことの情報を外部(例えば、民間警備会社や警察機関など)に送信するようにしてもよい。
上記実施の形態では、境界構造体12、住宅13の外壁部等を利用したりして警報機器35が設置されるとしたが、スピーカ41については配管(例えば、排水管、雨どいと地中の排水管とをつなぐ雨水管など)の内部に設置されるようにしてもよい。これにより、スピーカ41から出力される音が配管内部で反響(増幅)して威嚇効果を高めることができる。
上記実施の形態では、住宅13が建てられた敷地11に適用される警備システム30について説明したが、建物は図示された戸建住宅13ではなく集合住宅であってもよいし、住宅以外の建物であってもよい。
警備システムのブロック図。 敷地の平面図。 複数の領域に区画された状態を示す敷地の概略平面図。 (a)は警報データテーブルの説明図であり、(b)はエリア情報が変更されるタイムテーブルの説明図。 敷地警備処理を示すフローチャート。 認証処理を示すフローチャート。 エリア判定処理を示すフローチャート。 警報処理を示すフローチャート。 初期化処理を示すフローチャート。 行動パターン例を示す敷地の概略平面図。 行動パターン例に対応する行動過程を表形式で示す説明図。 第2実施形態での訪問者設定割込み処理を示すフローチャート。 第2実施形態での警報処理を示すフローチャート。
符号の説明
11…敷地、13…住宅(建物)、30…警備システム、31…ホームサーバ(制御手段、設定手段、変更手段)、34…人検知センサ(人検知手段)、A…アプローチ領域、B…駐車領域、C…庭領域、D…壁際領域。

Claims (6)

  1. 建物が一部に建築されている敷地の警戒を行う警備システムであって、
    前記敷地を複数の領域に区画し、前記敷地のいずれの領域で人が検知されたかが判別できるように人を検知する人検知手段と、
    前記各領域に応じて警戒レベルを設定する設定手段と、
    前記検知手段によって所定の領域にて人が検知された場合に、前記設定手段に設定されている当該領域の警戒レベルに応じた警戒制御を実行する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする警備システム。
  2. 前記設定手段は、時間帯に応じて前記各領域の警戒レベルを変更する変更手段を備えている請求項1に記載の警備システム。
  3. 前記各領域の一つは、建物の外壁部に沿って同建物を囲うように設けられた壁際領域であり、前記設定手段により複数段階のうち最も高い警戒レベルが標準設定されている請求項1又は2に記載の警備システム。
  4. 前記各領域の一つは、建物入口へのアプローチを含むアプローチ領域であり、前記設定手段により複数段階のうち最も低い警戒レベルが標準設定されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の警備システム。
  5. 前記壁際領域及び前記アプローチ領域を除く領域には、前記設定手段により複数段階のうち中間の警戒レベルが標準設定されている請求項3又は4に記載の警備システム。
  6. 敷地の警戒制御を実行する制御手段を備えている建物であって、
    前記制御手段は、
    前記敷地を複数の領域に区画し、前記敷地のいずれの領域で人が検知されたかが判別できるように人を検知する人検知手段と、
    前記各領域に応じて警戒レベルを設定する設定手段と、
    接続され、
    前記検知手段によって所定の領域にて人が検知された場合に、前記設定手段に設定されている当該領域の警戒レベルに応じた警戒制御を実行することを特徴とする建物。
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