JP3215372U - マンションの設備改修工事現場における入室管理システム - Google Patents

マンションの設備改修工事現場における入室管理システム Download PDF

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章一 木村
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Abstract

【課題】マンションの給排水管改修工事中、住戸の玄関扉の鍵が施錠されていない状態において、不審者による住戸宅への侵入を抑制する入室管理システムを提供する。【解決手段】工事作業員の識別情報を記憶するICタグ25と、ICタグの工事作業員の識別情報を読み取るICタグリーダー31と、人を検知する検知器4と、ICタグリーダー及び検知器から信号を受信する識別装置と、を備える。検知器から検知信号を受信し、かつICタグリーダーから工事作業員の識別情報を受信しない場合に、アラーム6により報知を行い、不審者による住戸宅への侵入を抑制する。【選択図】図6

Description

本考案は、マンションの設備改修工事現場における不審者による住戸宅への侵入を抑制するシステムに関する。
従来の入退室管理システムは、施設の出入り口に識別装置を設置し、個人識別情報を記憶させたICタグ等の情報を読み込み、ICタグ等の所持の有無、ICタグ等に記憶された情報に基づいて、出入り口のドア等に設けた電気錠の開錠を行い、第三者が不正入場してしまうことを抑制している(例えば、特許文献1参照)。
昨今のマンションの給排水管改修工事では、専有部の配管を対象とした工事が増え、作業員が各住戸へ入室し工事を行う事が必要不可欠となっている。工事中、住戸の玄関扉の鍵は施錠されていない状態であり、不審者による住戸宅への侵入の可能性が常に付きまとい、工事関係者以外の入室による盗難などの発生の懸念が常にある。原則、室内工事中は居住者が在室しているが、工事中の作業員の入退室を常に監視しているわけではなく、また、作業員は常に入室して作業を行っているわけではないので、鍵が開いている状態のまま作業員不在の状況が発生することになる。
特開2014−211015号公報
従来の入退室管理システムは、個人識別情報を記憶させたICタグ等の情報を施設の出入り口に設けた識別装置で読み込み、その結果に基づいて、施錠された出入り口のドア等に設けた電気錠の開錠を行い、第三者が不正入場してしまうことを抑制している。
昨今のマンションの給排水管改修工事では、専有部の配管を対象とした工事が増え、工事中、住戸の玄関扉の鍵は施錠されていない状態で作業員が工事対象の住戸へ入退出を繰り返すことになり、このため鍵が開いている状態で、作業員不在の状況が発生する。
本考案は、マンションの給排水管改修工事中、住戸の玄関扉の鍵が施錠されていない状態において、不審者による住戸宅への侵入を抑制するシステムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、第1実施形態の入室管理システムは、工事作業員の識別情報を記憶するICタグと、ICタグの工事作業員の識別情報を読み取るICタグリーダーと、人を検知する検知器と、ICタグリーダー及び検知器から信号を受信する識別装置と、を備える。そして、検知器から検知信号を受信し、かつICタグリーダーから工事作業員の識別情報を受信しない場合に、報知を行い、不審者による住戸宅への侵入を抑制する。
入室管理システムの機能構成を示すブロック図 入室管理システムの概要を示すシステム構成図 ICタグ2を埋め付けたベストの概略図 管理用コンピュータ及び識別装置の説明図 入室管理システムの動作を示すフロー図 入室管理システムの概要を示すシステム構成図(第2実施形態) 入室管理システムの概要を示すシステム構成図(第3実施形態) 入室管理システムの概要を示すシステム構成図(第4実施形態)
本考案の実施形態に係る入室管理システムについて、添付図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る入室管理システムは、マンションの給排水管改修等又は他のリフォーム等の工事中、住戸の玄関扉の鍵が施錠されていない状態において、不審者による住戸宅への侵入を抑制するシステムとして用いられる。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る入室管理システム1の機能構成を示すブロック図である。入室管理システム1では、ICタグリーダー3はICタグ2に記憶された工事作業員の識別情報を読み取り、検知器4は人を検知する。識別装置5は、ICタグリーダー3及び検知器4からの信号を受信し、その受信信号に基づいて判断し、判断結果に基づきアラーム6及び監視カメラ7を作動させる。管理用コンピュータ9は、管理者が、作業データ又はICタグ2のデータ設定等の入力等を行うためのコンピュータであり、またICタグリーダー3及び検知器4からの信号及び監視カメラ7からの映像データをコンピュータ内のメモリ93(図4)に記録する。また支持構造体8は、検知器4、識別装置5等の機器を固定する。工事関係者が身に着けるベスト10にはICタグ2が埋め付けられる。
図2に入室管理システムの概要を示すシステム構成図を示す。ICタグリーダー3は、玄関扉外側の近傍で、廊下の天井近くの高い位置で支持構造体8に固定され、ICタグ2に記憶された情報を読み込む。第1実施形態では、ICタグリーダー3は、マンションの廊下において、ICタグリーダー3から離れた距離にあるICタグ2を読み込むため、交信距離は隣家の人の出入りによる影響を受けない程度にする必要がある。このため、ICタグリーダーとICタグの通信周波数帯はUHF帯で、ICタグはパッシブ方式又はセミアクティブ方式であることが好ましい。第1実施形態のICタグはセミアクティブ方式で、ICタグリーダー3の交信距離は約3mであり、ICタグリーダー3の小型化が図られている。ICタグリーダー3は、離れた位置にあるICタグ2にUF帯で問い合わせ信号を送信し、ICタグ2を起動させ、ICタグ2から返信されるUHF信号を受信して、信号から工事作業員の識別情報を読み取り、登録された工事作業者であるか否かの判断を行う。またICタグリーダー3は、電力を制御することにより交信距離の調整ができるので、多様な玄関環境に対応することができる。
ICタグ2は、工事作業員が必ず身に着けるベスト10に埋め付けられる。ICタグ2には、ICチップが内蔵され、工事作業員の識別情報が記憶されている。工事期間中は、毎朝又は毎週、管理者がICタグ2に工事作業員の識別情報を入れる。工事作業員の識別情報として、氏名、年齢、会社名などが記憶されている。セミアクティブRFID(Radio Frequency Identification system)タグであるICタグ2は、ICタグ2内にコイン型リチウム電池を電源として内蔵している。ICタグリーダー3から問い合わせの電波を受信すると、内蔵電源で作動を開始して、記憶している工事作業員の識別情報をICタグ2のアンテナから300MHz帯のUHFでICタグリーダー3に返信する。
ベスト10にICタグ2が取り付けられる。ベスト10は、工事期間中、工事作業員が必ず身に着けることにしており、視覚的な識別要素を持たせることで、工事作業員のみが認識される本システムの存在をマンション住民に認識させる効果がある。
図3に、派手なオレンジ色、蛍光色などのベストで例えば“工事関係者”との文字が記載されているベスト10を例として示す。ICタグ2は、ベスト10のどの位置に取り付けられてもよく、ICタグリーダー3がICタグ2からの返信を受信しやすい位置であればよい。また後述する第2実施形態では、工事作業員はICタグリーダー3にICタグ2を近づける必要がある。ベスト10から紐につながったICタグ2を含むカードを用意し、工事作業者がICタグ2の含むカードをベスト10のポケットから取り出し、そのカードをICタグリーダー3に近づけてもよい。なお、実施形態ではベストを使っているが長袖のジャケットでもよいことは言うまでもない。
検知器4は図2に示すように、ICタグリーダー3と同様に、玄関扉外側の近傍で、廊下の天井近くの高い位置で支持構造体8に設置される。検知器4は、パッシブインフラレッド方式の人感センサで、玄関扉前の赤外線検知エリアを通過する人が放出する熱(赤外線)を受信し、周囲との温度差から人を検知して、検知した場合に識別装置5に信号を送信する。第1実施形態では、マンションの廊下で使用することから、隣家の人の出入りによる影響を受けない程度にする必要があり、赤外線検知エリアは、廊下の天井の高さによるが、玄関扉前の廊下の床面で幅が約2m、奥行きが約1.5m程度にしている。更に、検知器4に検知面に適した形状のマスクを取り付けて、玄関環境に対応した赤外線検知エリアを設定することができる。検知器4は、赤外線検出でなくてもよく、レーザー光を使った光検出器などであってもよい。
識別装置5は、図2に示すように支持構造体8に固定され、ICタグリーダー3及び検知器4に有線又は無線で接続される。識別装置5は、ICタグリーダー3及び検知器4からの信号を通信部51で受信し、CPU52で不審者による住戸宅への侵入が有るか否かを判断する。不審者による侵入があると判断した場合に、識別装置5はその信号を通信部51から有線又は無線でアラーム6に送り、アラーム6はアラーム音を発報する。アラーム6は、侵入者への警告のため、玄関扉外側近傍に設置される支持構造体7に固定されることが好ましい。アラーム6は、識別装置5と一体の構成であってもよい。識別装置5は、不審者による侵入があると判断した場合、監視カメラ7に撮像させる。監視カメラ7は、検知器4の検知角度が110°はあるので、広角範囲はそれより大きい120°以上の広角レンズを使用し、侵入者の姿が捉えやすい位置で、支持構造体8に固定されることが好ましい。また、識別装置5は、不審者による侵入があると判断した場合に、インターネット20を介して予め定められた受信者、例えば管理者の携帯電話端末30に対し報知する。識別装置5は、上記報知の記録をメモリ53に記憶する。
支持構造体8は、図2に示すように、ICタグリーダー3、検知器4、アラーム6、及び監視カメラ7を取り付けるための格子状の機器取付部81と、機器取付部81の両端をそれぞれ支持する一対の柱部82、及び柱部82をそれぞれ固定する台座83を備える。柱部82は入れ子構造になっており、玄関扉および廊下の天井の高さに対応して床から電条までの長さ調整ができるようになっている。また、機器取付部81は、格子状の適当な箇所で機器取付部81と結合することにより玄関扉の幅に対応した、柱部82間の距離をとることができる。従って、機器を取り付ける位置を細かく設定するために、格子の目を細かくするようにしてもよい。マンションの廊下がICタグリーダー3、検知器4、アラーム6、及び監視カメラ7を取り付けることができる構造になっていれば、支持構造体8が不要であることは言うまでもない。
管理用コンピュータ9は、工事現場の適所に配置され、図1に示すように、インターネット20を介して、識別装置5及び監視カメラ7に接続されている。図4に示すように、管理用コンピュータ9は、識別装置5を介してICタグリーダー3に接続しており、管理者が、管理用コンピュータ9の操作部91からICタグ2に工事作業員の識別情報を入力することができる。入力された工事作業員の識別情報は、表示部92で確認され、同時にメモリ93に記憶される。また、管理用コンピュータ9は、監視カメラ7からカメラ映像データを、インターネット20を介して通信部94で受信し、メモリ93に録画する。携帯電話端末30は、インターネット20を介して管理用コンピュータ9にアクセスし、CPU95によって許可された場合、メモリ93に録画されたカメラ映像データを閲覧することができる。管理者は、管理用コンピュータ9の操作部91により、識別装置5のメモリ53に記憶された報知の記録を読み出すことができる。更に、管理用コンピュータ9から、識別装置5が指示する報知のモード(後述)の選択が、作業員によって行われる。
第1実施形態に係る入室管理システム1は、交信距離が3m程度のICタグリーダー3を使用していること、及び検知器4がパッシブインフラレッド方式の人感センサを採用していることから消費電力は少ない。また、これらに加え、識別装置5、アラーム6、及び監視カメラ7を加えた消費電力も少ない。支持構造体8に設置されたリチウムイオンバッテリは、ICタグリーダー3、検知器4、識別装置5等に電源を供給する。これらをできるだけ軽量にすると、工事現場間の移動及び工事現場での設置が容易となる。
<入室管理システムの動作フロー>
次に、入室管理システムの動作について、図5の動作フローを用いて説明する。先ず、管理者が、管理用コンピュータ9の操作部91を使って、ベストに埋め付けられているICタグ2に、その日にマンションに入る工事作業員の識別情報を登録する(ステップ1)。
ICタグ2をベストに埋め付けた工事作業員が、ICタグリーダー3の通信範囲内に入ると、ICタグ2は、記憶している工事作業員の識別情報をICタグリーダー3に送信する。ICタグリーダー3は、読み取った工事作業員の識別情報と、予め登録されている工事作業員の識別情報とを比較し、合致しているか否かの判断を行う。ICタグリーダー3は、識別装置5にその結果を送信する。一方、ICタグ2を所持しない第三者がICタグリーダー3の通信範囲内に入っても、ICタグリーダー3は信号を受信しないので、識別装置5はICタグリーダー3から信号を受信しない(ステップ2)。
工事作業員ないしICタグ2を所持しない第三者が、検知器4の検知エリア内まで進むと、検知器4は、工事作業員ないしICタグ2を所持しない第三者のいずれの場合についても赤外線の変化を検知して、識別装置5に信号を送信する(ステップ3)。
識別装置5は、ICタグリーダー3から登録された工事作業員が認識されたとの信号を受けた場合は、特に処置をとらない。しかし、ICタグリーダー3から信号を受けず、検知器4から検知信号を受信した場合は、ICタグ2を所持しない第三者が玄関扉に近づいてきたと判断する(ステップ4)。
識別装置5は、ICタグ2を所持しない第三者が玄関扉に近づいたと判断すると、報知を行う(ステップ5)。図5では、報知の方法を代表的な3つのモード、すなわちアラーム6によるアラーム音の発報、監視カメラ7の撮像開始、およびインターネット20を介しての予め定められた受信者に対する報知を示している。監視カメラ7による撮影及びインターネット20を介しての通報は、報知の際には必ず行われるが、アラーム音については工事の状況に合わせて、工事作業員が管理用コンピュータ9からモード選択をすることができる。アラーム音のモード選択は、工事作業員が玄関扉の様子をすぐに確認できる仕事を行う予定にあるか否かにより分かれる。例えば、玄関扉から比較的近くで、いつでも手が離せる作業を行う場合等のために、穏やかなアラーム音だけのモードを選択しておくことができる。玄関扉から比較的近くであっても、途中で手が離せない作業をする場合には、アラーム音は時間と共に大きくなるモードにしておくと、第三者に注意を喚起しながら、工事作業員は携帯電話端末30へのインターネット20を介した通報により、時間を置いた対応が可能になる。工事作業員が資材を取りに駐車場に止めた車両にまで行くような場合には、初めから玄関扉に近づく第三者に注意を喚起するアラーム音を発するモードにしておくと、工事作業員は携帯電話端末30への通報から直ちに対応が取れなくても第三者への注意喚起としては効果的になる。
識別装置5により撮像を行った監視カメラ7の映像データは、管理用コンピュータ9のメモリ93に録画される(ステップ6)。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について図6を参照して説明する。第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、ICタグ25がパッシブ方式であることと、支持構造体8を円筒形のポール80にして、その中にICタグリーダー35等の機器を収納した構成にしたことである。第2実施形態に係るシステムが第1実施形態に係るシステムと共通する構成要素については、同一の参照符号を付し、説明を省略する。また、適宜図1〜図5を参照することとする。
第2実施形態では、入室管理システム11は、図6に示すように、ポール80の頂部にICタグリーダー35が、ポール80の上部に検知器4が設置されており、識別装置5及びアラーム6はポール80の内部に設置されている。監視カメラ7は、玄関扉外側上部に取り付けられる。データ入力等を行う管理用コンピュータ9が、工事現場の適所に配置されることは、第1実施形態と同様である。また、ICタグ25がベスト10に埋め付つけられていることも、第1実施形態と同様である。
第2実施形態のICタグリーダー35は、13.56MHz帯のHFを使用している。この周波数帯のICタグリーダーは、電磁誘導方式でICタグに電力を供給する。パッシブ方式のICタグ25は、発生した電力により作動を開始して、記憶している工事作業員の識別情報をICタグリーダー35に返信する。ICタグリーダー35は、小型となるが、交信距離は数10cm程度となる。このため、第2実施形態では、工事関係者は、ポール80頂部のICタグリーダー35にベスト10のICタグ25を近づけて、ICタグ25内に記憶されている工事作業員の識別情報を読み取る。
検知器4は、ポール80の上部において、廊下側に向けられて広い赤外線検知エリアが確保できるように設置される。監視カメラ7は、玄関扉外側上部の第三者の姿が捉えやすい位置に取り付けられる。
第2実施形態は、構成要素の仕様が第1実施形態と一部異なるが、機能は同じであるため、入室管理システムとして、その動作フローは、全く同一である。しかも、第2実施形態は、ポール80の高さが、身長の高さ又は1mほどであるので、移動、運搬が容易であると共に、工事を行うマンションの住民に対する圧迫感も殆どないため、住民に受け入れられやすいと思われる。
第2実施形態の変形例として、第1実施形態のICタグリーダー3をポール80の内部に設置し、セミアクティブ方式のICタグ2を使用することができる。また900MHz帯のUHFで送信するICタグリーダー36をポール80の内部に設置し、900MHz帯のUHFで返信するパッシブ方式のICタグ26を使用することができる。後者の場合は、第1実施形態と使用する周波数帯は異なるが、機能的な構成は第1実施態様と同じなので、動作フローも第1実施態様と全く同じになる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について図7を参照して説明する。第3実施形態は、第1実施形態のICタグリーダー3を、送信アンテナ31Aを別にして第2実施形態のポール80内に設置したものである。
図7に示すように、ICタグリーダー31は、送信アンテナが別になっており、例えば、廊下の床面に送信アンテナ31Aを置き、受信アンテナを含むICタグリーダー本体31Bを玄関扉横のポール80内に設置する。送信アンテナ31Aから、離れた位置にあるICタグ2にUF帯で問い合わせ信号を送信し、ICタグ2を起動させ、ICタグ2から送信される信号を受信アンテナ31Bで受信し、工事作業員の識別情報を読み取る。
第3実施形態は、構成要素の仕様が第1実施形態と一部異なるが、機能は同じであるため、第2実施形態と同様、入室管理システムとして、その動作フローは、全く同一である。
第3実施形態の変形例として、ICタグをパッシブ方式にして、ICタグリーダーの送信アンテナと受信アンテナを別にすることができる。この場合、ICタグリーダー37の送信アンテナ37Aが900MHz帯のUHFで送信し、ICタグ26から返信される900MHz帯のUHFをICタグリーダー37の受信アンテナ37Bで受信することになる。入室管理システムとして、機能的な構成は第3実施態様と同じなので、動作フローも第1実施態様と全く同じになる。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態について図8を参照して説明する。第4実施形態は、第1実施形態と同じICタグリーダー3を、第2実施形態のポール80内に設置して、玄関扉前に門柱のように対向させて設置したものである。
第4実施形態は、2本のポール80を対向させて設置することにより、各ポール80に設置されたICタグリーダー3の交信距離の倍の交信距離を持たせようとするものである。通常、公共図書館等で使用されるRFIDゲートは、ゲートの両方にアンテナを配置し、1つのICタグリーダーで読み込む方式であるが、これは同じICタグリーダーを2台用いて、同じ効果を得ようとするものである。第4実施形態の入室管理システム14は、ポール80を除くと第1実施形態と機能的に同じ構成要素であるので、その動作フローは、第1実施形態と同一である。
特に、入室管理システム14は、交信距離が広くゲートの形態をとるので、マンションの1又は複数の出入口に設置して、各戸に配置しなくてもよい。
第4実施形態の変形例として、第2実施形態の変形例と同様、900MHz帯のUHFで送信するICタグリーダー36をポール80の内部に設置し、900MHz帯のUHFで返信するパッシブ方式のICタグ26を使用することができる。この場合は、機能的な構成は第4実施態様と同じなので、動作フローも第1実施態様と全く同じになる。
いずれの実施形態においても、アラーム音と合わせて、「現在、このマンションは工事中です。用のない方の立ち入りは禁止されています。」といった、識別装置5のメモリ53に録音された人の声で注意を喚起すると、不審者に対して更に効果が上がる。
以上説明した複数の実施形態は、マンションの出入口及び各戸の両方に配置してもよし、その他マンションの高層階だけに設置したりしてマンション内のエリアを区切る箇所に入室管理システムを配置しても良い。
以上説明した複数の実施形態では、ICタグリーダー3から信号を受けず且つ検知器4から検知信号を受信した場合に、監視カメラ7が撮影していたが、検知器4から検知信号を受信するごとに監視カメラ7が撮影するようにしてもよい。
1、11、12、13…入室管理システム
2…ICタグ
25、26…ICタグ
3…ICタグリーダー
31、35、36、37、31A、31B、37A、37B…ICタグリーダー
4…検知器
5…識別装置、51…通信部、52…CPU、53…メモリ
6…アラーム
7…監視カメラ
8…支持構造体、80…ポール、81…機器取付部、82…柱部、83…台座
9…管理用コンピュータ、91…操作部、92…表示部、93…メモリ、94…通信部、95…CPU
10…ベスト(着衣) 20…インターネット 30…携帯電話端末

Claims (8)

  1. 工事作業員の識別情報を記憶するICタグと、
    前記ICタグの前記工事作業員の識別情報を読み取るICタグリーダーと、
    人を検知する検知器と、
    前記ICタグリーダー及び前記検知器から信号を受信する識別装置と、
    を備え、
    前記検知器から検知信号を受信し、かつ前記ICタグリーダーから前記工事作業員の識別情報を受信しない場合に報知を行う、不審者による住戸宅への侵入を抑制する入室管理システム。
  2. 前記報知に基づいて、前記工事作業員の識別情報の非保有者にアラーム音を発報するアラームを更に有する、請求項1に記載の入室管理システム。
  3. 前記識別装置は、前記報知を、インターネットを介して予め定められた受信者に対して通知する、請求項1又は請求項2に記載の入室管理システム。
  4. 前記報知に基づいて、出入口付近の映像データを撮像する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の入室管理システム。
  5. 前記ICタグは、前記工事作業者が着用する着衣に取り付けられ、前記着衣は、視覚的な色彩要素を含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の入室管理システム。
  6. 前記ICタグリーダー、前記検知器、及び前記識別装置に電源を供給するバッテリを有する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の入室管理システム。
  7. 前記ICタグリーダー、前記検知器、及び前記識別装置が配設され、前記工事作業者が出入りする出入口に設置される支持構造体を有し、
    前記出入口の環境に対応させて、前記ICタグリーダーの位置及び前記検知器のセンサ範囲を調整する機能を有する、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の入室管理システム。
  8. 前記支持構造体が、床から天井までの高さに合わせて前記床から前記天井まで長さ調整できる柱部を有する、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の入室管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109034302A (zh) * 2018-07-12 2018-12-18 大冶特殊钢股份有限公司 一种坯料识别装置及防错方法
JP2020141161A (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 東京瓦斯株式会社 防犯システム

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