JP2010094449A - ヒンジ構造とそれを用いた椅子の背もたれの支持構造 - Google Patents

ヒンジ構造とそれを用いた椅子の背もたれの支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】椅子の構造物として十分で、かつ一つの方向には自由に動けて他の方向には回転規制がかかるヒンジ構造とする。
【解決手段】連結ピンを中心に同軸上で相対回転可能に連結された2つの回転部材20,21の双方に凸部17と凹部18とを一対設け、凸部17と凹部18とに一つの方向への相対回転時に互いに突き当たるストッパ壁16,19を備え、一方の回転部材20に設けられた凸部17のストッパ壁16が他方の回転部材21の凹部18のストッパ壁19に突き当たる回転方向と他方の回転部材21に設けられた凸部17のストッパ壁16が一方の回転部材20の凹部18のストッパ壁19に突き当たる回転方向とが逆方向の関係にあり、2部材20,21間における相対回転方向は一つの回転方向には双方の部材の凸部17と凹部18のストッパ壁16,19とが突き当たることにより回転規制がかけられるも他の回転方向には自由に回転するようにしている。
【選択図】図7

Description

本発明は、ヒンジ構造とそれを用いた椅子の背もたれの支持構造に関する。さらに詳述すると、本発明は、一つの回転方向には回転規制がかけられるも他の回転方向には自由に回転するヒンジ構造とそれを椅子の変形可能な背もたれと背支持部材との連結構造に用いた椅子の背もたれの支持構造に関する。
椅子において、ヒンジ構造は、収納のために回転動作を可能とするメモ台の取付構造などに適用されている。例えば、図12及び13に示すような従来のメモ台取付構造には、メモ台101が取り付けられるメモ台受け102にコの字形をした受け部材103が一体形成されると共に、椅子本体側に固定されるアーム104にコの字形の受け部材103の間に収められる円筒状の他方の受け部材105が一体形成され、これら2つの受け部材103,105の回転中心を貫通するボルト106で連結して回転自在とされたものが採用されている(特許文献1)。このメモ台取付構造では、アーム104の先端の受け部材105の両端にそれぞれ凹部107を、メモ台受け102側の受け部材103の回転止め部108の内側近傍に凸部109をそれぞれ設けている。各凹部107はアーム先端の受け部材105の両端の周面を一定深さで抉るように部分的に薄くすることで形成されており、メモ台受け102のボルト106を中心にした回転範囲をコの字形の受け部材103の両端の各凸部110がこれらの間に配置される円筒状の受け部材105の両端の各凹部107に対して移動できる範囲に制限している。各凹部107の両端110はメモ台101側の凸部109が突き当たりそれ以上の回転を制限する度当たりとして機能する。即ち、メモ台101の回転は、メモ台101を座の上に水平に設置した状態と椅子の外側へ傾斜した状態との2位置の間でその動きが制限されるように設けられている。
また、従来の椅子の背もたれの支持構造は、図14に示すように、背もたれのフレーム201とこれを支える背支持部材202とが、連結金具203を介して強固に回転不能に連結されている(特許文献2)か、背もたれと背支持部材とが連結ピンを使って方向に制約を受けずに相対的に回転可能に連結されること(図示省略)が一般的である。
一方、近年の椅子の背もたれは、ウレタンフォーム等の厚みのある発泡体に代えて樹脂製フレームにネット状の布を張り付けたものや、樹脂製背板の肉厚や形状を部分的に変えて、フレーム形状の強度を受け持つシェル領域と部分的に肉薄にされたり穴あけにより弾力性を発揮させるメッシュ構造にされたメッシュ領域とを有する変形可能な背板を用いることが提案されている。これにより、着座姿勢に応じて背板・背フレームを変形させることにより、背もたれに凭れかかるときの支持に対する安定感と柔軟性(柔らかいという感覚)を向上させることが考えられている。
特開2000−152848 特開2007−117537
しかしながら、背支持部材と背もたれとを連結部材を介してビスで固定した背もたれの支持構造では、背もたれと背支持部材とが一体化されることにより、あまり撓らずに硬いという感覚を与えるものとなる。このため、樹脂等の可撓性の材料で形成することにより変形し易い柔軟な背もたれとしても、背もたれをがっしりと保持するため、着座者の姿勢に応じて背板を良好に変形させることが困難である。例えば、背もたれは弾性を有していても、着座者が背もたれの片方に偏って寄り掛かった場合、背板を右側後方に捻るようにしながらリクライニングすることが困難である。また、背もたれにかかる荷重が連結箇所に集中するため、強度不足となる虞がある。これを防ぐため連結部材をより剛性の高いものとせざるを得ず、さらに背もたれが変形し難いものとなるという問題を有している。
また、背支持部材と背もたれとを連結ピンで完全な状態でフリー回転可能に連結した椅子では、背もたれの片隅に寄り掛かることにより背もたれに連結ピン回りの捩れが発生した場合などには、連結部位が回動し過ぎて連結箇所に剛性がなくなるため背もたれの支持に安定感が得られない。
さらに、図12及び図13に示すような従来のヒンジ構造では、一方の回転部材の両隅に突起を設けただけの構造なので、連結部材として強度不足となる問題がある。この強度不足を補うためには、ヒンジ構造とは別にストッパ機構を設けたり、ヒンジ自体を大きくすることで対処することも可能であるが、外観が大きくなったり別部品となるのでデザインに制約を受け、スペース的にも実現が困難になる問題が生じる。また、ヒンジ構造全体の大きさを変更せずにアーム先端の円筒状の受け部材の爪部分のみを大きくすれば、爪を受け止める相手側のコの字形をした受け部材を薄くせざるを得ず、結果としてヒンジ構造の強度が落ちる問題がある。
したがって、このような従来のヒンジ構造では、椅子の動きが必要とする連結箇所例えば背もたれと背支持部材との間に用いる場合、強度上、外観上並びに安全上において好ましくないこともあるので、改善が求められる。
本発明は、椅子の構造物として十分で、かつ一つの方向には自由に動けて他の方向には回転規制がかかるヒンジ構造を提供することを目的とする。本発明は、一つの方向には自由に動けて他の方向には回転規制がかかることにより着座者の姿勢に応じて背板を良好に変形させることができる椅子の背もたれ構造を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、連結ピンを中心に同軸上で相対回転可能に2部材を連結するヒンジ構造において、前記2部材の双方に凸部と互いに他方の部材の前記凸部を回転可能に収容する凹部とを軸方向にずらしてそれぞれ少なくとも一対設け、かつ前記2部材間の前記凸部とこれを収容する前記凹部とに一つの方向への相対回転時に互いに突き当たる軸平面からなるストッパ壁をそれぞれ備え、一方の部材に設けられた前記凸部のストッパ壁が他方の部材の前記凹部のストッパ壁に突き当たる回転方向と他方の部材に設けられた前記凸部のストッパ壁が一方の部材の前記凹部のストッパ壁に突き当たる回転方向とが逆方向の関係にあり、前記2部材間における相対回転方向は一つの回転方向には双方の部材の前記凸部と対応する相手側部材の前記凹部のストッパ壁とが突き当たることにより回転規制がかけられるも他の回転方向には自由に回転するようにしている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のヒンジ構造において、少なくとも一対の前記凹凸部の各ストッパ壁が突き当たるタイミングを一方の凹凸部に対し他方の凹凸部をずらし、一方の凹凸部の各ストッパ壁が突き当たった後に、他方の凹凸部の各ストッパ壁が突き当たるようにしている。
また、請求項3記載の発明は、背もたれの上部の左右両端の少なくとも2点を背支持部材によって支える椅子の背もたれ支持構造において、請求項1または2記載のヒンジ構造の2部材のいずれか一方の部材を前記背もたれ側に備えると共に他方の部材を前記背支持部材側に備えることにより前記背もたれと前記背支持部材とを可動的に連結して弾力的に支える一方、左右の前記ヒンジ構造が左右対称構造とされ互いに逆方向に前記回転規制方向が設定されるようにしている。
さらに、請求項4記載の発明は、請求項3記載の椅子の背もたれの支持構造において、回転規制方向が、背もたれを後方へ移動させる方向であり、自由に回転させる方向が背もたれを前方へ移動させる方向であることを特徴とする。
さらに、請求項5記載の発明は、請求項3記載の椅子の背もたれの支持構造において、2部材の凸部と凹部の軸方向外側に側方を塞ぐ蓋部を当該2部材のいずれか一方あるいは双方に設けることを特徴とする。
請求項1記載のヒンジ構造によれば、2つの回転部材のそれぞれに設けられた凸部が対応する他方の回転部材の凹部に各々のストッパ壁を互いに逆向きに当てて、2部材間における相対回転方向が一つの回転方向には双方の部材の凸部と対応する相手側部材の凹部のストッパ壁とが突き当たることにより回転規制がかけられるも他の回転方向には自由に回転するようにしているので、ヒンジにかかる力が2つの度当たりに分散されて受け止められ強度面において有利である。即ち、ヒンジ部分の構造を大きくすることなく、必要な強度を確保することができることから、ヒンジ構造を大きくすることができない場所に設置することができ、ひいてはデザイン上の制約を受けることが少なくなる。
また、請求項2記載の発明にかかるヒンジ構造によれば、少なくとも一対の凸部と凹部の各ストッパ壁が突き当たるタイミングを少しずらすように設定することで、一方の凸部と凹部のストッパ壁が当たった後に、さらに負荷がかかったきに残りの凸部と凹部のストッパ壁も当たることで回転規制を強化することができ、緩やかに回転を規制することができる。
また、請求項1または2記載のヒンジ構造を背もたれの上部の左右両端に左右対称に配置した本発明の椅子の背もたれの支持構造によれば、背もたれ中央に負荷がかかり背もたれ全体を後方へ平行移動させようとする力が働いたときには背もたれの左右のヒンジ連結部は同じ動きをし、背もたれの右端あるいは左端に偏って負荷がかけられるときには、負荷がかけられる側のヒンジ連結部と反対側のヒンジ連結部とで異なる働きを為す。したがって、着座者の着座姿勢に応じて背板と背支持部材との連結状態が変化するため、必要に応じた背板の変形、例えば着座者の姿勢に追従して背板を変形し易くして座り心地を向上させることができる。
さらに、請求項4記載の発明は、背もたれの左右両端のヒンジ連結部の回転規制方向が、背もたれを後方へ移動させる方向であり、自由に回転させる方向が背もたれを前方へ移動させる方向であるので、左右のヒンジ連結部に対称に回転力が付与されるとき、即ち背もたれ中央に負荷がかかり背もたれ全体を後方へ平行移動させようとする力が働いたときには2つの回転部材間の相対回転はともにロックされ、背もたれの支持剛性を高めて背もたれの支持に安定感を与えることができる。他方、背もたれの右端あるいは左端に偏って負荷がかけられるときには、負荷がかけられる側のヒンジ連結部では回転規制がかけられ、反対側のヒンジ連結部では自由回転となって背もたれが変形可能となるので、着座者の動きに追従して背板が変形しやすくなり、座り心地を向上させることができる。
さらに、請求項5記載の発明は、2部材の凸部と凹部の軸方向外側に側方を塞ぐ蓋部を当該2部材のいずれか一方あるいは双方に設けるようにしているので、ヒンジ構造の両軸端側には凸部と凹部が露出することがないので、可動範囲を大きくするために凸部と凹部の空間を大きく設定してもそこに指をつめる虞がなくなるし、凸部と凹部が軸方向から視覚的に塞がれるため凸部と凹部の存在が隠されて外観をスッキリとしたものにできる。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図10に、本発明のヒンジ構造を椅子の背もたれと背支持部材との連結に適用した実施形態の一例を示す。この椅子の背もたれ支持構造は、変形可能な弾力性を備える背板2によって構成される背もたれをT形の背支持部材3によって少なくとも3点で支えるようにしたものであり、背板2によって構成される背凭れの下端中央を図示していない反力付与機構と連動する背支桿に固定すると共に、背板2の上部の左右の2点をヒンジ機構1を介して背フレーム3で可動的に連結して支持させるようにしたものである。尚、背板2の下端部は取付部2cを介して図示していない背支桿に取り付けられる。また、背フレーム4の下端も図示していない背支桿に取り付けられて支持される。
ここで、背支持部材3は、反力付与機構(図示省略)と連動する背支桿を含むものであり、本実施例の場合には、上部が二股に分岐した背フレーム4と該背フレーム4の上端の二股に分かれた分岐桿部4aの上端部分で回転自在に支持される弓形の背フレームスプリング5とでT形に構成されている。背フレームスプリング5は、合成樹脂によって弓形に湾曲させて形成された弾性を有するプレートであり、中間部に設けられた二箇所のボス部5aを背フレーム4側の分岐桿部4aの各先端のコの字形の軸受け部4bにそれぞれ挟まれた状態で連結ピン6を通して回転自在に背フレーム4に連結されている。したがって、背板2はその上部2aの両端を弓状の背フレームスプリング5を介して背フレーム4に弾力的に支持されると共に、背フレームスプリング5の左片5bと右片5c並びに連結ピン6の間の中間部位5dが各連結ピン6を中心に回動しようとする力が働くこととなる。このため、背もたれに偏った負荷が働くとき、例えば上から見て背板2の右側寄りに後ろへ倒す負荷がかけられると、背フレームスプリング5の右片5cを後ろへ移動させようとする力が発生するため、連結ピン6を中心に背フレームスプリング5の中央部位5dには前方へ移動しようとする変位が起こり、更に左側の連結ピン6を中心に背フレームスプリング5の左片5bを後方へ移動させる力を発生させる。このとき、図7あるいは図9に示す上から見た状態で背フレームスプリング5の左片5bには連結ピン10を中心に時計回転方向に回転する力が発生するも、背板2側には負荷がかかっていないので、ヒンジ1は反回転規制方向側へ自由回転することとなり、連結ピン10回りの背板2の回転を自由にする。これにより背板2は容易に変形可能となる。また、本実施形態では、連結ピン6を軸心とするボス部5aの回転を滑らかなものにして背フレームスプリング5の回動によって連結ピン6のビス7による止め付けが緩まないようにするため、両ボス部5aの貫通孔9の上下両端には連結ピン6とボス部5aとの間に介在させるためのブッシュ8が嵌められている。
他方、背板2は背凭れの主体を成すもので、それだけで背もたれを構成しても良いし、必要に応じて図示していない上張り地で覆ったり、さらにはクッションを詰めるようにしても良い。本実施形態の背板2は、可撓性のある材料例えばポリプロピレン、ナイロン等の樹脂によって変形可能に構成されている。具体的には、本実施形態の背板2は、背凭れとしての形状を保つための剛性を発揮するシェル構造を形成する枠状のシェル領域2aとその内方で周囲のシェル領域2aに比べて薄肉に形成されて多数の小孔(図示省略)を設けられてメッシュ構造を形成するメッシュ領域2bとを備えることによって、背もたれとしての適度な剛性と変形可能な柔軟性とを備えるようにしたものである。メッシュ領域2bには、補強のために周囲のシェル領域2aと同じ肉厚のリブ2dが適宜間隔をあけて幅方向に横切るように一体的に形成されている。尚、背板2の材料となる樹脂はこれらに限るものではなく、また、樹脂以外の材料によって背板2を成形しても良い。また、材料自体が可撓性を有していなくとも、背板2にスリットを設けたり、丸や多角形などの孔を多数形成する等して、構造的に背板2を変形可能にしても良い。
そして、背フレームスプリング5の両端と背板2の上部の両端(左右のシェル領域2aの上部)とがヒンジ1で連結されている。ヒンジ1は連結ピン10を中心に同軸上で相対回転可能に2部材を連結することによって構成されている。本実施形態の場合、ヒンジ構造1は、連結ピン10を中心に同軸上で相対回転する2部材のいずれか一方の部材(以下、第1の回転部材20と呼ぶ)を背もたれ側に形成すると共に他方の部材(以下、第2の回転部材21と呼ぶ)を背支持部材側の背フレームスプリング5の両端に形成するようにしている。そして、第1の回転部材20と第2の回転部材21の双方に、凸部17と互いに他方の回転部材20,21の凸部17を回転可能に収容する凹部18とを軸方向にずらしてそれぞれ少なくとも一対設けている。また、第1及び第2の回転部材20,21の間の凸部17とこれを収容する凹部18とには一つの方向への相対回転時に互いに突き当たる軸平面からなるストッパ壁16,19がそれぞれ備えられている。さらに、第1の回転部材20に設けられた凸部17のストッパ壁16が第2の回転部材21の凹部18のストッパ壁19に突き当たる回転方向と、第2の回転部材21に設けられた凸部17のストッパ壁16が第1の回転部材20の凹部18のストッパ壁19に突き当たる回転方向とが逆方向の関係にある。換言すれば、第1及び第2の回転部材20,21間における相対回転方向は一つの回転方向には双方の回転部材20,21の凸部17と対応する相手側回転部材の凹部18のストッパ壁19とが突き当たることにより回転規制がかけられるも他の回転方向には自由に回転するように設けられ、背板2と背支持部材3の背フレームスプリング5とを可動的に連結するようにしている。
このヒンジ1は、背板2並びに背フレームスプリング5の左端と右端とで左右対称構造とされ、互いに逆方向に回転規制方向が設定されている。即ち、図9に示すように、上から見て背もたれの右端のヒンジ1は背板2に対して反時計回転方向の回転が加えられたときに回転規制がかかり、背板2の左端のヒンジ1は背板2に対して時計回転方向の回転が加えられたときに回転規制がかかるように設けられている。つまり、回転規制方向は、背板2を後方へ移動させる方向であり、自由に回転させる方向は背板2を前方へ移動させる方向とされている。
また、ヒンジ構造では、ヒンジ1を構成する第1の回転部材20と第2の回転部材21の各凸部17と各凹部18の軸方向外側に側方を塞ぐ蓋部22,23を当該第1あるいは第2の回転部材20,21のいずれか一方あるいは双方に設けるようにしている。例えば、図3に示すように、第1の回転部材20たる背板2側にはヒンジ1の上側を覆い隠すディスク状の蓋部22が、第2の回転部材21たる背フレームスプリング5側にはヒンジ1の下側を覆って連結ピン10を挿入可能とする円筒状の蓋部23がそれぞれ形成されている。
そして、第1の回転部材20の凸部17を備える軸承部24の貫通孔14には、例えばポリアセタール等の低摩擦性樹脂によって成形されたブッシュ13が挿入されて、さらにその内側に連結ピン10が挿入されるように設けられている。このブッシュ13は第1の回転部材20の貫通孔14の開口部の端面に形成された凹陥部25に突起26が填め込まれることによって保持されている。このブッシュ13の介在によって、先端のボルト29と第2の回転部材21側に回転不能に配置されるナット12との螺合によって第2の回転部材21たる背フレームスプリング5の軸承部15と蓋部23との間で強く締め付けられた連結ピン10が、第2の回転部材21とともに常時回転してねじが緩まないように支持される。
より具体的には、第1の回転部材20たる背板2側には、ヒンジ1の上側を覆うほぼU形の蓋部22と、ストッパ壁19を有する凹部18と、ストッパ壁16を有する凸部17を備える円筒状の軸承部24並びに第2の回転部材21たる背フレームスプリング5側の円筒状の蓋部23を収容する樋状の凹部27とを備えている。他方、第2の回転部材21たる背フレームスプリング5側には、ヒンジ1の下側を覆う円筒形の蓋部23と、ストッパ壁19を有する凹部18と、ストッパ壁16を有する凸部16を備える円筒状の軸承部15並びに第1の回転部材20たる背板2側のU形の蓋部22を収容する樋状の凹部28とを備えた側面視コの字形に形成されている。そして、これら第1及び第2の回転部材20,21のそれぞれの凸部17と凹部18とを組み合わせるように嵌め合わせて連結ピン10を貫通させてねじ止めすることで、ヒンジ1を構成するようにしている。尚、各凸部17たる軸承部15,24には凹部18と組み合わせてヒンジ1を構成したときに同軸となる連結ピン10を挿通させるための貫通孔14が設けられている。また、背フレームスプリング5側の凸部17を備える軸承部15の貫通孔14の上部開口側には六角ナット11を収容する六角穴12が形成され、六角ナット11を回転不能に収容可能とされている。
軸承部15,24には、例えば小径の外周面と大径の外周面との境界の段差によってストッパ壁16と凸部17とが形成されている。他方、凹部18には、軸承部15,24の小径の外周面と僅かな隙間を空けて形成される内周面との境界の段差でストッパ壁19が形成されている。また、第1の回転部材20のストッパ壁19を有する凹部18を挟んで配置される蓋部22とストッパ壁16を有する凸部17を備える円筒形の軸承部24との間には、凹部18を区画するとともに軸承部24と蓋部22とを連結して構造体としての強度を高めるためのリブを兼ねた後壁30が形成されている。また、第2の部材側21にも同様に、ヒンジ1の底部側の蓋部23とストッパ壁16を有する凸部17を備える円筒形の軸承部15との間には、凹部18を区画するとともに軸承部15と蓋部23とを連結して構造体としての強度を高めるためのリブを兼ねた後壁31が形成されている。そして、各後壁30,31は各凹部18に収容される凸部17を備えた軸承部15,24の外周面との間に僅かなクリアランスを発生させる程度の位置に形成されている。したがって、第1の回転部材20と第2の回転部材21のそれぞれの凸部17と凹部18とを同心状に組み合わせたときには、凸部17と凹部18との間に指先などが入り込む隙間が生ずることがない。
以上のように構成された本発明のヒンジ1によれば、背板2の中央に負荷がかかり全体的に背板2を後方へ平行移動させようとする力が働いたときには、背板2の左右のヒンジ1は同じ動きをする。例えば、背板2の左右に対称配置された両ヒンジ1が、背板2に凭れかかる力に対しては回転規制をかけるように働く場合には、背板2と背フレームスプリング5とがロックされてより支持剛性を高めることにより、背フレームスプリング5と背板2自体の弾力性による柔らかさを維持しつつしっかりと着座者の背を受け支え、背板2に安定感を与える。
また、背板2と背支持部材3側の背フレームスプリング5との相対変位をヒンジ1によって吸収することができる。背フレームスプリング5と背板2の連結部分に無理な力がかかるのを防止することができ、背板2をより一層変形しやすくすることができて座り心地をより一層向上させることができる。
さらに、背板2に偏って着座者が凭れかかったとしても、背板2に凭れかかる力に対してはヒンジ1の回転規制により支持剛性を高めるが、凭れる力が作用していない側のヒンジ1に対しては自由回転が許容されるため背板2の変形が背フレームスプリング5・背支持部材3によって妨げられることを抑制することができる。このため、着座者の動きに追従して背板2が変形しやすくなり、座り心地を良くできる。
また、構造的にも、第1の回転部材20と第2の回転部材21との間において組み合わされる凸部17と凹部18は、背板2側に形成される蓋部22と背フレームスプリング5側に形成される蓋部23とによってそれぞれ隠されている。また、ヒンジ1の内側はリブを兼ねる後壁30,31によっても隠される。したがって、図3に示すように、指等を挟む虞がある凹凸は外に露出することがない。また、図3に示すように、外観に表れるのはそれぞれの凹部18を区画する周面の端縁と2部材20,21を区画する線だけなので、凹凸が隠されたデザイン的にスッキリした外観を呈し、デザイン的にも優れたものとなる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の実施形態では、自由に回転する方向は背板2を前方へ移動させる方向で、回転規制を受ける方向は背板2を後方へ移動させる方向であるようにしているが、これに特に限られるものでなく、自由に回転する方向は背板2を後方へ移動させる方向で、回転規制される方向は背板2を前方へ移動させる方向であるようにしても良い。
また、本実施形態では、背フレーム4に対して連結ピン10で回転自在に連結されているアーチ状の背フレームスプリング5によって背板2を支持する構造とされているが、これに特に限定されるものではなく、背フレーム4と背フレームスプリング5とが一体となったT字形背支持部材との間にヒンジ構造を形成しても良いし、あるいは1本のアーチ状の背フレームスプリングではなく、左右に分断され分岐桿部4aからそれぞれ水平に伸ばされた背フレームとの間で各々ヒンジ1を形成するようにしても良い。
また、本実施形態では、ヒンジ1を構成する2つの回転部材20,21はそれぞれ樹脂製の背板2並びに樹脂製の背フレームスプリング5と一体成形されているが、これに特に限られるものでなく、ヒンジ構造のみを別体に成形して樹脂製の背板2並びに背フレームスプリング5などにビス止めや接着などで固定するようにしても良い。この場合におけるヒンジは、材料に特に限定されるものではなく、金属製あるいは樹脂製などの適宜材料で構成することが好ましい。
更に、図10及び図11に示すように、2つの回転部材20,21の間に形成される少なくとも一対の凹凸部18,17の各ストッパ壁19,16が突き当たるタイミングを、同じヒンジ1の中で、一方の凹凸部18,17に対し他方の凹凸部18,17をずらし、一方の凹凸部18,17の各ストッパ壁19,16が突き当たった後に、他方の凹凸部18,17の各ストッパ壁19,16が突き当たるように設定しても良い。この場合には、第1の凹凸部18,17のストッパ壁19,16の接触だけで反力をとっているときと、第2の凹凸部18,17のストッパ壁19,16の接触も含めて反力をとっているときとで反力強さが変化するので、回転を規制する力を段階的に変化させて緩やかに構造とすることができる。
更に、本発明のヒンジ構造は、図示していないが肘掛けの支持や、座板の支持に適用することも可能である。例えば座板の支持に用いる場合には、脚部に備えられている座受け部材に取り付けられる弓形の座支持部材に対して座板の左右両端あるいは前後端をヒンジで連結して支持することにより、柔軟な座を構成することができる。また、肘掛けやヘッドレストあるいはフットレストなどの支持フレーム側との連結部に本発明のヒンジ構造を適用すれば、コンパクトでありながら強度が高く、かつ外観には分割線程度しか露出しない見た目の良い可動連結部を構成できる。
本発明のヒンジ連結構造を適用した椅子の背板とこれを支える背支持部材との外観を背面から見て示す斜視図である。 同背板と背支持部材とのヒンジ連結構造部分のみを示す斜視図である。 図1の背板とこれを支える背支持部材の背フレームスプリングとをヒンジで連結した状態を示す側面図である。 組み立て状態の背板とこれを支える背フレームスプリングとをヒンジ部分で断面してを示す横断面図である。 同ヒンジ構造の分解状態を示す断面図である。 同ヒンジを組み立てた状態を示す縦断面図である。 図6のVII−VII線に沿う横断面図である。 図6のVIII−VIII線に沿う横断面図である。 左右のヒンジ構造を拡大して示す背板と背フレームスプリングとの横断面図である。 本発明のヒンジ連結構造の他の実施形態を示すもので、図3のX-X線端面図である。 同じく図3のXI-XI線端面図である。 従来のヒンジ構造の一例をメモ台に適用した例を示す縦断面図である。 同ヒンジ構造の横断面図である。 従来の背もたれ支持構造の一例を示す背面図である。
符号の説明
1 ヒンジ
2 背板(背もたれ)
3 背支持部材
4 背支持部材を構成する背フレーム
5 背支持部材を構成する背フレームスプリング
10 ヒンジの連結ピン
11 ナット
15 第2の回転部材側の軸承部
16 凸部のストッパ壁
17 凸部
18 凹部
19 凹部のストッパ壁
20 第1の回転部材
21 第2の回転部材
22 上側(第1の回転部材側)の蓋部材
23 下側(第2の回転部材側)の蓋部材
24 第1の回転部材側の軸承部

Claims (5)

  1. 連結ピンを中心に同軸上で相対回転可能に2部材を連結するヒンジ構造において、前記2部材の双方に凸部と互いに他方の部材の前記凸部を回転可能に収容する凹部とを軸方向にずらしてそれぞれ少なくとも一対設け、かつ前記2部材間の前記凸部とこれを収容する前記凹部とに一つの方向への相対回転時に互いに突き当たる軸平面からなるストッパ壁をそれぞれ備え、一方の部材に設けられた前記凸部のストッパ壁が他方の部材の前記凹部のストッパ壁に突き当たる回転方向と他方の部材に設けられた前記凸部のストッパ壁が一方の部材の前記凹部のストッパ壁に突き当たる回転方向とが逆方向の関係にあり、前記2部材間における相対回転方向は一つの回転方向には双方の部材の前記凸部と対応する相手側部材の前記凹部のストッパ壁とが突き当たることにより回転規制がかけられるも他の回転方向には自由に回転するものであるヒンジ構造。
  2. 少なくとも一対の前記凹凸部の各ストッパ壁が突き当たるタイミングを一方の凹凸部に対し他方の凹凸部をずらし、一方の凹凸部の各ストッパ壁が突き当たった後に、他方の凹凸部の各ストッパ壁が突き当たるようにしたものである請求項1記載のヒンジ構造。
  3. 背もたれの上部の左右両端の少なくとも2点を背支持部材によって支える椅子の背もたれ支持構造において、請求項1または2記載のヒンジ構造の2部材のいずれか一方の部材を前記背もたれ側に備えると共に他方の部材を前記背支持部材側に備えることにより前記背もたれと前記背支持部材とを可動的に連結して弾力的に支える一方、左右の前記ヒンジ構造が左右対称構造とされ互いに逆方向に前記回転規制方向が設定されているものである椅子の背もたれの支持構造。
  4. 前記回転規制方向は、前記背もたれを後方へ移動させる方向であり、自由に回転させる方向は前記背もたれを前方へ移動させる方向である請求項3記載の椅子の背もたれの支持構造。
  5. 前記2部材の前記凸部と前記凹部の軸方向外側に側方を塞ぐ蓋部を当該2部材のいずれか一方あるいは双方に設けたものである請求項3記載の椅子の背もたれの支持構造。
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