JP2010093495A - 出力制御装置、放送用中継局装置、出力制御方法、及びプログラム - Google Patents

出力制御装置、放送用中継局装置、出力制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】識別情報に基づく出力遮断制御を状態に応じた設定で行うことを可能とすることで、放送の信頼性を高めることができる出力制御装置等を提供すること。
【解決手段】放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置に配置され、放送用信号の出力遮断制御を行うデジタルスケルチ5であって、放送用信号に含まれる識別情報に基づいて出力遮断制御の要否を判定するための所定の複数のモードの中から、出力遮断制御に使用する一つのモードを選択するためのモード選択部5fと、選択されたモードに基づいて出力遮断制御の要否を判定し、当該判定結果に基づいて出力遮断制御を行う判定制御部5fを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、放送用信号を中継する放送用中継局装置と、この放送用中継局装置に設けられる出力制御装置、放送用中継局装置、出力制御方法、及びプログラムに関する。
従来からTV放送の放送システムにおいては、放送電波を山間部等の難視聴地域に伝送するために放送用中継局装置が利用されている。この放送用中継局装置は、山の頂上付近に建てられた中継所の内部に設置され、放送局から送信された放送波をアンテナで受信し、ここで信号の増幅やノイズの除去などを行って、再び送信信号を構成してこれを放送波として目的の難視聴地域に向けて送信するものである。
図8は、従来の放送用中継局装置の構成を示したブロック図である。放送用中継局装置100は、受信アンテナ101、受信変換部102、送信変換部103、PA(Power Amp)104、及び送信アンテナ105を備えて構成されていた。受信アンテナ101は、図示しない放送局から送信された放送波を受信して放送用信号として受信変換部102に出力する。受信変換部102は、放送用信号を所定の中間信号に変換し、中間信号に対するノイズ除去や信号増幅を行った後、この中間信号を送信変換部103に出力する。送信変換部103は、中間信号を目的の周波数の放送用信号に変換し、この放送用信号をPA104に出力する。PA104は、放送用信号を増幅して送信アンテナ105に出力し、送信アンテナ105は放送用信号を放送波として送信する。
ここで、受信変換部102及び送信変換部103の各々には、出力制御装置としてのスケルチ102a、103aが内蔵されていた。これらスケルチ102a、103aは、放送用中継局装置100から出力されるノイズを抑制する。すなわち、受信変換部102や送信変換部103の内部には、図示しないAGC(Automatic Gain Control)が設けられており、このAGCを用いて利得を自動制御することで、受信変換部102や送信変換部103からの出力レベルを所定レベルに維持する。このため、放送休止中等の理由によって放送波がない時には、受信変換部102や送信変換部103に対する入力レベルが低いものと判定してノイズを最大利得で増幅してしまい、これら受信変換部102や送信変換部103からノイズが出力され、不要放射となってしまう。この問題を防止するため、スケルチ102a、103aにより、受信変換部102や送信変換部103に対する入力レベル(RFレベル)を判定し、当該入力レベルが所定レベル(以下「スケルチレベル」)以下である場合には、AGCの増幅機能をOFFとすること等により、放送用信号の出力を遮断していた(例えば特許文献1参照)。
特開2004−048141号公報
しかしながら、従来の放送用中継局装置100においては、スケルチ102a、103aにおけるAGCの制御を入力レベルのみに基づいて行っていたので、例えば、放送休止中等の理由によって放送波がない時に、他の地域の同一チャンネルの放送波がスケルチレベル以上のレベルで放送用中継局装置100に飛び込んできた場合、スケルチ102a、103aは放送用信号の出力を継続してしまう可能性があった。
このような問題を防止するためには、スケルチ102a、103aの制御を入力レベル以外の情報に基づいて行うことも考えられる。例えば、中継を行うべき所定の放送波(以下「希望波」)であるか否かを識別するための識別情報を当該放送波に含めておき、スケルチ102a、103aでは、当該識別情報に基づいて放送波の判別を行い、希望波である場合には放送用信号の出力を継続し、希望波でない場合には放送用信号の出力を遮断することが考えられる。
しかしながら、放送用中継局装置100に入射し得るノイズの種類やレベルは、この放送用中継局装置100の設置環境に応じて様々に異なるため、特定のノイズのみを対象としてスケルチ102a、103aの出力遮断制御を設定した場合には、信号を出力すべき時に遮断してしまったり、信号を遮断すべき時に出力してしまう等、誤作動を行い、放送波の停波や誤発射を招く可能性があった。例えば、妨害波はフェージングの影響を大きく受け、季節によってレベルが大きく変動することがある。さらに、中継局の周囲に新しく放送局が設置された場合には、新しい妨害波が加わることも考えられる。従って、これら種々の状況に合致した中継を行うことが要望される。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、識別情報に基づく出力遮断制御を放送用信号の状態に応じた設定で行うことを可能とすることで、放送の信頼性を高めることができる出力制御装置、放送用中継局装置、出力制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の出力制御装置は、放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置に配置され、前記放送用信号の出力遮断制御を行う出力制御装置であって、前記放送用信号に含まれる識別情報に基づいて出力遮断制御の要否を判定するための所定の複数のモードの中から、前記出力遮断制御に使用する一つのモードを選択するためのモード選択手段と、前記モード選択手段にて選択されたモードに基づいて、前記出力遮断制御の要否を判定し、当該判定結果に基づいて前記出力遮断制御を行う判定制御手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の出力制御装置は、請求項1に記載の出力制御装置において、前記複数のモードは、前記放送用信号に含まれる識別情報が当該出力制御装置に予め保持された識別情報と一致しない場合にのみ、前記放送用信号の出力を遮断する第1モードと、前記放送用信号に含まれる識別情報が当該出力制御装置に予め保持された識別情報と一致した場合にのみ、前記放送用信号の出力を行う第2モードとを含むことを特徴とする。
また、請求項3に記載の出力制御装置は、請求項1又は2に記載の出力制御装置において、前記モード選択手段は、前記放送用信号の変調誤差比、受信電力、C/N比、又は同期状態に基づいて、前記モードを選択することを特徴とする。
また、請求項4に記載の出力制御装置は、請求項3に記載の出力制御装置において、前記モード選択手段は、デフォルトモードとして前記第2モードを選択し、前記放送用信号の変調誤差比、受信電力、又はC/N比が所定の設定値以上である場合に前記第1モードを選択することを特徴とする。
また、請求項5に記載の出力制御装置は、請求項1から4のいずれか一項に記載の出力制御装置において、当該スケルチに入力された前記放送用信号の状態に関する信号状態情報を格納する信号状態情報格納手段を備え、前記モード選択手段は、前記信号状態情報格納手段に格納された前記信号状態情報に基づいて、前記モードを選択すること、を特徴とする。
また、請求項6に記載の出力制御装置は、請求項1から5のいずれか一項に記載の出力制御装置において、所定の外部機器からの制御信号を受信する制御信号受信手段を備え、前記モード選択手段は、前記制御信号受信手段にて受信された前記制御信号に基づいて、前記モードを選択することを特徴とする。
また、請求項7に記載の出力制御装置は、請求項1から6のいずれか一項に記載の出力制御装置において、前記モード選択手段によるモード選択の結果に関する情報を出力するモード選択結果出力手段を備えることを特徴とする。
また、請求項8に記載の出力制御装置は、放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置に配置され、前記放送用信号の出力遮断制御を行う出力制御装置であって、前記放送用信号に含まれる識別情報が当該出力制御装置に予め保持された識別情報と一致しない場合にのみ、前記放送用信号の出力を遮断する判定制御手段を備えることを特徴とする。
また、請求項9に記載の放送用中継局装置は、放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置であって、前記請求項1から8のいずれか一項に記載の出力制御装置を備えることを特徴とする。
また、請求項10に記載の出力制御方法は、放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置において、前記放送用信号の出力遮断制御を行う出力制御方法であって、前記放送用信号に含まれる識別情報に基づいて出力遮断制御の要否を判定するための所定の複数のモードの中から、前記出力遮断制御に使用する一つのモードを選択するためのモード選択ステップと、前記モード選択ステップにおいて選択されたモードに基づいて、前記出力遮断制御の要否を判定し、当該判定結果に基づいて前記出力遮断制御を行う判定制御ステップとを含むことを特徴とする。
また、請求項11に記載の出力制御方法は、放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置において、前記放送用信号の出力遮断制御を行う出力制御方法であって、前記放送用信号に含まれる識別情報が所定の識別情報と一致しない場合にのみ、前記放送用信号の出力を遮断する判定制御ステップを含むことを特徴とする。
また、請求項12に記載のプログラムは、放送用信号の出力遮断制御を行うコンピュータとしての出力制御装置に実行させるプログラムであって、前記請求項10又は11に記載の方法を前記出力制御装置に実行させることを特徴とする。
請求項1に記載の出力制御装置、請求項9に記載の放送用中継局装置、請求項10に記載の出力制御方法、又は請求項12に記載のプログラムによれば、複数のモードの中から選択されたモードに基づいて、出力遮断制御を行うことで、このモードを放送用信号の状態に応じて切り替えることで、放送用信号の状態に応じた出力遮断制御を行うことができ、希望波が送信されている場合に出力を遮断してしまうことや妨害波を出力してしまうことを回避でき、放送の信頼性を高めることができる。
請求項2に記載の出力制御装置又は請求項9に記載の放送用中継局装置によれば、第1モードでは、識別情報が一致しない場合にのみ出力が遮断され、それ以外の場合には出力が行われるので、希望波による放送用信号の出力が過って停止されることを防止可能である。また、第2モードでは、識別情報が一致した場合にのみ出力が行われ、それ以外の場合には出力が遮断されるので、希望波でない放送用信号が過って出力されることを防止可能である。
請求項3に記載の出力制御装置又は請求項9に記載の放送用中継局装置によれば、放送用信号の変調誤差比、受信電力、C/N比、又は同期状態に基づいてモードを選択するので、放送用信号の状態に応じた出力遮断制御を行うことが可能となる。
請求項4に記載の出力制御装置又は請求項9に記載の放送用中継局装置によれば、デフォルトモードでの運用時には、アナログ信号の飛び込みによる障害を回避することができ、変調誤差比、受信電力、又はC/N比が設定値以上の場合には放送中の可能性が高いため、識別情報なしの放送波でも放送を行うこととして放送事故を回避することができる。
請求項5に記載の出力制御装置又は請求項9に記載の放送用中継局装置によれば、所定期間に渡る放送用信号の状態に応じて出力遮断制御を行うことができ、季節要因変動等のように長期間に渡る放送用信号の状態変化を考慮した出力遮断制御を行うことが可能となる。
請求項6に記載の出力制御装置又は請求項9に記載の放送用中継局装置によれば、外部機器からの制御信号に基づいてモードを選択するので、遠方からモードを変更することが可能となり、例えば放送局側の事情に応じたモードで出力遮断制御を行うことが可能となる。
請求項7に記載の出力制御装置又は請求項9に記載の放送用中継局装置によれば、モード選択の結果に関する情報を出力するので、例えばモード選択が自動的に行われた場合であってもその事実及び内容を操作者に認識させることができ、あるいは、操作者や遠方の監視者が意図的にモード選択を行った場合であってもその結果を当該操作者や当該監視者が容易に確認することができる。
請求項8に記載の出力制御装置、請求項9に記載の放送用中継局装置、請求項11に記載の出力制御方法、又は請求項12に記載のプログラムによれば、放送用信号に識別情報が含まれていない場合であっても放送用信号の出力は遮断されないため、識別情報なしの放送波でも放送を行うこととして放送事故を回避することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る出力制御装置、放送用中継局装置、出力制御方法、及びプログラムの一実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕本実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕本実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、本実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕本実施の形態の基本的概念
まず、本実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態に係る放送用中継局装置は、TV放送の放送システムにおいて、放送電波を入力信号として受信し、これに周波数変換を含む処理を施して出力信号を生成する機能を備えるものである。この種の放送用中継局装置において、入力信号は、発振器からの所定周波数の信号と混合され、その処理のために一旦中間信号に変換される。この状態でフィルタ回路によって信号ノイズの除去が施され、必要な信号増幅などが行われる。これらの処理を経た中間信号は、入力信号と同じかあるいは任意の周波数に、再度変換され出力される。
本発明に係る放送用中継局装置の代表的な例としては、放送用中継局装置がある。放送用中継局装置は、TV放送の放送システムにおいて、放送電波を山間部等の難視聴地域に中継するためのものであり、特に、本発明に係るものは、放送用信号を所定周波数の中間信号に変換した後、該中間信号を所定周波数の放送用信号に変換する信号変換機能を備えた放送用中継局装置である。本実施の形態が適用される放送用中継局装置は、その形式として、放送電波を受信する受信所と難視聴地域に電波を送信する送信所とが分離され光ファイバーなどの伝送路によって接続された分離型が、受信機と送信機が一箇所にある非分離型かを問わない。以下の実施の形態では、この放送電波の中継用の放送用中継局装置を例に挙げて説明する。なお、放送用中継局装置の構成としては、分波方法によって、SCPA(Single Channel Power Amplifier)とMCPA(Multi Channel Power Amplifier)に大別でき、本発明はいずれの構成にも同様に適用できるが、以下ではSCPAの例について説明する。
この他、本発明に係る放送用中継局装置の代表的な例としては、共聴用レベルコントローラがある。共聴用レベルコントローラは、共同住宅における受信側装置として備えられ、各受信チャンネル毎の利得ばらつきを調整して安定した出力信号を、同軸ケーブルなどを介して各住戸に出力するためのものである。共聴用レベルコントローラにおいても、入力信号としての放送電波は、各チャンネル毎に分波された後、SAWフィルタ(弾性表面波フィルタ)などで目的外の周波数成分を除去するために、一旦、発振器からの所定周波数信号と混合されて、所定の中間周波数信号に変換される。
〔II〕本実施の形態の具体的内容
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。最初に、本実施の形態に係る出力制御装置及び放送用中継局装置の構成を説明し、次いで、この放送用中継局装置を用いて行われる各種の処理について説明する。
(構成)
図1は、本実施の形態に係る放送用中継局装置の構成を示すブロック図である。この放送用中継局装置1は、概略的に、受信アンテナ2、受信変換部3、送信変換部4、デジタルスケルチ5、PA6、及び送信アンテナ7を備えて構成されている。
受信アンテナ2は、放送局から送信された放送波を受信して放送用信号として受信変換部3に出力する。受信変換部3は、放送用信号を所定の中間信号に変換して送信変換部4に出力する中間信号変換手段である。送信変換部4は、中間信号を目的の周波数の放送用信号に変換する放送用信号変換手段である。これら受信変換部3や送信変換部4においては、中間信号に対するノイズ除去や信号増幅が行われる。デジタルスケルチ5については後述する。PA6は、放送用信号を増幅して切替え手段に出力する増幅手段である。送信アンテナ7は、放送用信号を放送波として送信する。なお、これら受信アンテナ2、受信変換部3、送信変換部4、PA6、及び送信アンテナ7については、従来と同様に構成できるので、その詳細は省略する。
(構成−デジタルスケルチ)
次いで、デジタルスケルチ5の構成について詳細に説明する。このデジタルスケルチ5は、放送用信号又は当該放送用信号に基づいて生成された中間信号の出力遮断制御を行うためのもので、特許請求の範囲における出力制御装置及びコンピュータに対応する。図2は、図1のデジタルスケルチ5の構成を示すブロック図である。デジタルスケルチ5は、入力端子5a、出力端子5b、復調部5c、NIT取得部5d、NIT判定部5e、スケルチ制御部5f、入出力インターフェース(以下「入出力I/F」)5g、チャンネル表示器5h、チャンネル設定SW5i、同期表示灯5j、NIT受信表示灯5k、NIT設定SW5m、スケルチ表示灯5n、制御SW5p、及びリセットSW5qを備えて構成されている。
入力端子5aは、前段機器(ここでは送信変換部4)からの放送用信号の入力を受け付ける入力手段である。出力端子5bは、後段機器(ここではPA6)へ放送用信号を出力する出力手段である。復調部5cは、入力端子5aから出力端子5bに至る線路から放送用信号を取得し、当該取得した放送用信号を復調してNIT取得部5dに出力する。
NIT取得部5dは、放送用信号に多重されたNIT(Network Information Table)を取得してNIT判定部5eに出力するNIT取得手段である。NITは、放送用中継局装置1によって中継を行うべき放送用信号を識別するための識別情報である。ただし、識別情報の具体的種類は任意であり、NITに代えて、SDT(Service Description Table)、BIT(Broadcaster Information Table)、EIT(Event Information Table)、CDT(Common Data Table)を含む、任意の情報を用いることができる。
NIT判定部5eは、入力端子5aを介して入力された放送用信号が、当該放送用中継局装置1によって中継を行うべき放送用信号であるか否かを判定する識別情報判定手段である。例えば、NIT判定部5eは、当該放送用中継局装置1によって中継を行うべき放送用信号のNITを予め保持しており、このNITとNIT取得部5dにて取得されたNITとが相互に一致するか否かを判定することで、放送用信号の適否を判定する。これら2つのNITが相互に一致する場合におけるNIT判定部5eの判定結果を「NIT一致」、相互に一致しない場合におけるNIT判定部5eの判定結果を「NIT不一致」と称する。なお、NIT判定結果としては、この他にも、NITが取得できなかった場合(NIT無)や、NITに何らかのエラーがあった場合(NITエラー)が存在する。
スケルチ制御部5fは、出力遮断制御を行うための所定の複数の条件が充足したか否か判定し、当該複数の条件が充足した場合に出力遮断制御を行うスケルチ制御手段である。ここで、スケルチ制御部5fは、機能概念的に、モード選択部5f、判定制御部5f、及び信号状態情報記憶部5fを備える。モード選択部5fは、放送用信号に含まれるNITに基づいて出力遮断制御の要否を判定するための所定の複数のモードの中から、出力遮断制御に使用する一つのモードを選択するためのものであり、特許請求の範囲におけるモード選択手段に対応する。判定制御部5fは、モード選択部5fにて選択されたモードに基づいて、出力遮断制御の要否を判定し、当該判定結果に基づいて出力遮断制御を行うモード選択手段である。このスケルチ制御部5fの機能は、本実施形態に係るプログラムを任意の記憶媒体やネットワークを介してデジタルスケルチ5にインストールすることで構成される。
ここで、出力遮断制御の要否を判定するための複数のモードとしては、第1モードと第2のモードが設定される。図3はモード設定テーブルを示す図である。第1モードは、放送用信号に含まれるNITが当該スケルチに予め保持されたNITと一致しない場合にのみ、放送用信号の出力を遮断するモードである。この第1モードでは、NITが一致しない場合にのみ出力が遮断され、それ以外の場合(NITが一致する場合の他、NITエラーの場合及びNITがない場合を含む)には出力が行われるので、希望波による放送用信号の出力が過って停止されることを防止可能であるため、デジタル波による妨害波が多く発生している状況に適する。第2モードでは、NITが一致した場合にのみ出力が行われ、それ以外の場合(NITが一致しない場合の他、NITエラーの場合及びNITがない場合を含む)には出力が遮断されるので、希望波でない放送用信号が過って出力されることを防止可能であり、アナログ波による妨害波が多く発生している状況に適する。なお、図3では、同期が有りの場合に、上述のようにNIT判定結果による出力遮断の制御を行い、同期無しの場合には、NIT判定結果に関わりなく、第1モードでは常に出力を行い、第2モードでは常に出力を遮断する。すなわち、NIT判定を行うためには、所定方式による同期(例えば、放送用信号に含まれるTMCC(Transmission and MULTIPLEXING Configuraton Control)信号に基づくTMCC同期)を行う必要があるが、何らかの原因で同期を行うことができない場合には、NIT判定ができないため、各モードに応じた所定の単一の出力制御を行う。このように図3に示したモード設定テーブルを、例えば図示しない記憶部に記憶させておき、必要に応じて参照することで、出力遮断の制御を行う。
このように設定された複数のモードの中から、出力遮断制御に使用する一つのモードを選択する方法として、例えば、3つの方法が可能である。第1の方法は、操作者がデジタルスケルチ5を直接操作することでモードを設定する方法である。第2の方法は、遠方監視装置からの制御信号によって遠隔的にモードを設定する方法である。遠方監視装置とは、例えば放送局等に配置される装置であり、山間部に設置された放送用中継局装置1を直接操作することが困難な場合に、所定形式の制御信号を放送用中継局装置1に送信することで、この放送用中継局装置1を遠隔操作するための装置である。第3の方法は、モード選択部5fが自動的にモード選択を行う方法である。この自動的なモード選択としては、例えば、過去の放送用信号の状態を蓄積しておき、この蓄積結果に基づいて、放送用信号の状態に応じた適切なモードを所定方法で選択する。このように選択されたモードを特定するための情報は、例えばスケルチ制御部5fが備える図示しないRAM(Random Access Memory)にフラグとして記憶される。
信号状態情報記憶部5fは、スケルチに入力された放送用信号の状態に関する信号状態情報を格納する信号状態情報格納手段であり、例えばスケルチ制御部5fが備える図示しないRAMとして構成される。信号状態情報の内容は任意であり、放送用信号の入力レベルやビット誤り率(BER:Bit Error Rate)を用いることができるが、ここでは、変調誤差比(MER:Modulation Error Ratio)を使用する。変調誤差比は、復調部5cにて復調した後のデジタル放送用信号の振幅及び位相と、放送局から送信された時の放送用信号の振幅及び位相との差を出力レベル比で示したものであり、このため、信号状態情報記憶部5fには、基準となる放送用信号の振幅及び位相が予め設定されている。信号状態情報記憶部5fは、例えば、所定期間(例えば1年間)における所定間隔(例えば1時間毎)における変調誤差比を常時蓄積する。
図2に戻り、入出力I/F5gは、外部機器との間で有線又は無線により通信を行うための入出力手段である。例えば、外部機器としては、上述した遠方監視装置が想定される。また、入出力I/F5gは、モード選択部5fにてモード選択が行われた場合には当該選択されたモードを示す報知信号を遠方監視装置に出力する。すなわち、入出力I/F5gは、モード選択結果出力手段として機能する。
チャンネル表示器5hは、当該放送用中継局装置1によって中継を行うべき放送用信号のチャンネル番号を表示する表示手段であり、例えば、7セグメント表示器によって構成される。チャンネル設定SW5iは、中継を行うべき放送用信号のチャンネル番号を設定するための入力スイッチである。同期表示灯5jは、放送用信号との同期状態を示す表示手段、NIT受信表示灯5kは、放送用信号からのNITの取得状態を示す表示手段、スケルチ表示灯5nは、出力遮断制御の状態を示す表示手段であり、これらは例えばLED(Liquid Emitting Diode)を用いて構成される。NIT設定SW5mは、中継を行うべき放送用信号のNITを設定するための入力スイッチである。また、このチャンネル表示器5hには、その時点で設定されているモードが表示されると共に、モード選択部5fにてモード選択が行われた場合には当該選択されたモードが表示される。すなわち、チャンネル表示器5hは、モード選択結果出力手段として機能する。
制御SW5pは、出力遮断制御を自動的に解除することで、放送用信号をいわゆるスルー状態で出力端子5bに出力させるための指示手段であり、この制御SW5pが押圧されると、当該制御SW5pが再び押圧されるまで押圧状態が機械的に保持され、押圧状態が保持されている間は、基本条件と連続条件の充足の有無に関わらず、出力遮断制御が解除される。
リセットSW5qは、スケルチ制御部5fをリセットするためのリセット手段である。
(処理)
次に、この放送用中継局装置1のデジタルスケルチ5において行われる各種の処理について説明する。この処理は、チャンネル及びNITを放送用中継局装置1に設定するための設定処理、信号状態情報を蓄積するための信号状態情報蓄積処理、モードの選択を行うためのモード選択処理、及び放送用信号の中継を行うための中継処理に大別される。
(処理−設定処理)
最初に、設定処理について説明する。図4は設定処理のフローチャートである。この設定処理は、中継処理に先立つ任意のタイミングで開始されるもので、入力端子5aに放送用信号を入力している状態で、操作者がチャンネル設定SW5iを押すことにより開始される。チャンネル設定SW5iが押されると、復調部5cにて復調された放送用信号からNIT取得部5dにて取得されたNITと、放送用信号の周波数に基づいて所定方法で特定されたチャンネル番号が、チャンネル表示器5hに表示される。例えば、NITとチャンネル番号は交互に表示され、NITの桁数がチャンネル表示器5hの表示桁数より多い場合には、NITは複数に分割して順次表示される(SA1)。操作者は、これらチャンネル番号及びNITの表示内容を確認し、希望波のチャンネル番号及びNITの内容に一致している場合には、NIT設定SW5mを押すことで、NIT設定を指示する(SA2)。この指示を受けたNIT判定部5eは(SA2、Yes)、その時点においてチャンネル表示器5hに表示していたNITを内部に保持する(SA3)。また、この際、NITの到来タイミングと、NITの取得/判定タイミングを合致させる同期処理を行う。これにて設定処理が終了する。
(処理−信号状態情報蓄積処理)
次に、信号状態情報蓄積処理について説明する。図5は信号状態情報蓄積処理のフローチャートである。この信号状態情報蓄積処理は、実際には、後述する中継処理における任意のタイミングで開始することができるが、ここでは、中継処理とは独立した処理として説明する。復調部5cは、入力端子5aに入力された放送用信号を復調し、当該復調した信号をNIT取得部5d及びスケルチ制御部5fに出力する。スケルチ制御部5fは、変調誤差比の蓄積を行うべき所定タイミングが到来したか否かを判定し(SB1)、所定タイミングが到来した場合には(SB1、Yes)、復調部5cから出力された放送用信号の振幅及び位相と、信号状態情報記憶部5fに設定された基準用の放送用信号の振幅及び位相とに基づいて、所定方法で変調誤差比を算定し(SB2)、当該算定した変調誤差比を信号状態情報記憶部5fに記憶させる(SB3)。なお、この他にも、信号状態情報記憶部5fには、変調誤差比を算定した際のタイムスタンプや、NIT取得部5dにて取得されたNITを、変調誤差比に対応させて記憶させてもよい。これにて信号状態情報蓄積処理が終了する。
(処理−モード選択処理)
次に、モード選択処理(モード選択ステップ)について説明する。図6はモード選択処理のフローチャートである。このモード選択処理は、実際には、後述する中継処理における任意のタイミングで割り込み処理等として開始することができるが、ここでは、中継処理とは独立した処理として説明する。例えば、デジタルスケルチ5の工場出荷時等において設定されたデフォルトのモードが、スケルチ制御部5fのRAMにフラグとして設定されており、その後、操作者がチャンネル設定SW5i及びリセットSW5qを同時に押すことによってモード選択を指示すると(SC1、Yes)、モード選択部5fは、その時点で設定されているモードをチャンネル表示器5hに表示する(SC2)。そして、操作者がチャンネル設定SW5iを所定時間以上押し続けることによってモード切替を指示すると(SC3、Yes)、モード選択部5fは、その時点で設定されているモード以外のモードを含む各モードをチャンネル表示器5hに順次表示する(SC4)。操作者が、新たに設定したいモードがチャンネル表示器5hに表示されている時にチャンネル設定SW5iの押圧を解除することにより、新たに設定したいモードを指示すると(SC5、Yes)、モード選択部5fは、当該新たに設定したいモードに対応するフラグをスケルチ制御部5fのRAMに上書きすることで、モードの切替を行う(SC6)。これにて第1の方法によるモード選択が完了する。
あるいは、遠方監視装置からの制御信号が入出力I/F5gに入力されると(SC7、Yes)、モード選択部5fは、この制御信号によって指定されたモードに対応するフラグをスケルチ制御部5fのRAMに上書きすることで、モードの切替を行う(SC6)。これにて第2の方法によるモード選択が完了する。
制御信号の入力がない場合(SC7、No)、モード選択部5fは、変調誤差比に基づくモード切替の要否を判定するための所定タイミングが到来する毎に(SC8、Yes)、信号状態情報記憶部5fに記憶されている変調誤差比を取得し(SC9)、この変調誤差比に基づいて、その時点の放送用信号の状態に応じたモードを決定する(SC10)。例えば、1年の変調誤差比に基づいて、1か月毎の変調誤差比の平均値を算定し、各月の変調誤差比の推移を判定して、その時点における変調誤差比の増減傾向を判定する。そして、その時点における変調誤差比が1年の中でピーク付近にあるような場合には、デジタル波による妨害波が多いとし、第1モードが適していると判定する。一方、その時点における変調誤差比が1年の中でボトム付近にあるような場合には、デジタル波による妨害波が少ない(アナログ波による妨害波の影響が大きい)とし、第2モードが適していると判定する。そして、モード選択部5fは、このように判定したモードに対応するフラグをスケルチ制御部5fのRAMに上書きすることで、モードの切替を行う(SC6)。これにて第3の方法によるモード選択が完了する。
このように第1から第3のいずれかの方法でモード選択が行われた場合、モード選択部5fは、必要に応じて、モードの選択結果(切替結果)の出力を行う出力制御を実行する。例えば、モード選択部5fは、いずれかの方法でモード選択が行われた場合には、切替後のモードをチャンネル表示器5hに所定時間だけ点滅等にて表示させる(SC11)。この表示を操作者が目視することで、モード選択が行われた事実及びその結果を把握することができる。また、モード選択部5fは、いずれかの方法でモード選択が行われた場合には、切替後のモードを特定するための情報を含んだ報知信号を生成して、当該報知信号を入出力I/F5gを介して遠方監視装置に送信する(SC12)。この遠方監視装置では、切替後のモードを特定するための情報が表示部にて表示される。この表示を遠方の監視者が目視することで、モード選択が行われた事実及びその結果を把握することができる。
(処理−中継処理)
最後に、中継処理(判定制御ステップ)について説明する。図7は中継処理のフローチャートである。NIT判定部5eは、NIT取得部5dにて取得されたNITと、設定処理によって内部に保持したNITとが、相互に一致するか否かを判定する(SD1)。そして、NIT判定部5eは、この判定結果を示す信号をスケルチ制御部5fに出力する(SD2)。判定制御部5fは、その時点においてRAMに記憶されるフラグに基づいて、その時点において選択されているモードを特定すると共に(SD3)、公知の方法でその時点における同期の有無を特定し(SD4)、当該特定したモード下において、当該特定した同期の有無と、NIT判定部5eからの判定結果に基づいて、出力遮断の要否を判定し(SD5)、出力遮断が必要である場合には(SD5、Yes)、出力遮断を実行する(SD6)。すなわち、判定制御部5fは、同期が有る場合において、選択されているモードが第1モードである場合には、NITが一致しない場合にのみ出力を遮断すると共に、それ以外の場合には出力を継続し、選択されているモードが第2モードである場合には、NITが一致した場合にのみ出力を継続すると共に、それ以外の場合には出力を遮断する。同期が無い場合において、選択されているモードが第1モードである場合には、NITの判定結果に関わらず出力を継続し、選択されているモードが第2モードである場合には、NITの判定結果に関わらず出力を遮断する。
(効果)
このように本実施の形態によれば、複数のモードの中から選択されたモードに基づいて、出力遮断制御を行うことで、このモードを放送用信号の状態に応じて切り替えることで、放送用信号の状態に応じた出力遮断制御を行うことができ、希望波が送信されている場合に出力を遮断してしまうことや妨害波を出力してしまうことを回避でき、放送の信頼性を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、第1モードでは、NITが一致しない場合にのみ出力が遮断され、それ以外の場合には出力が行われるので、希望波による放送用信号の出力が過って停止されることを防止可能である。また、第2モードでは、NITが一致した場合にのみ出力が行われ、それ以外の場合には出力が遮断されるので、希望波でない放送用信号が過って出力されることを防止可能である。
また、本実施の形態によれば、放送用信号の状態に関する信号状態情報を格納し、この信号状態情報に基づいてモードを選択するので、所定期間に渡る放送用信号の状態に応じて出力遮断制御を行うことができ、季節要因変動等のように長期間に渡る放送用信号の状態変化を考慮した出力遮断制御を行うことが可能となる。
また、本実施の形態によれば、放送用信号の変調誤差比に基づいてモードを選択するので、変調誤差比の状態に応じた出力遮断制御を行うことが可能となる。
また、本実施の形態によれば、遠方監視装置からの制御信号に基づいてモードを選択するので、遠方からモードを変更することが可能となり、例えば放送局側の事情に応じたモードで出力遮断制御を行うことが可能となる。
また、本実施の形態によれば、モード選択の結果に関する情報を出力するので、例えばモード選択が自動的に行われた場合であってもその事実及び内容を操作者に認識させることができ、あるいは、操作者や遠方の監視者が意図的にモード選択を行った場合であってもその結果を当該操作者や当該監視者が容易に確認することができる。
〔III〕本実施の形態に対する変形例
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(放送用中継局装置の構成について)
また、本実施の形態においては、放送用中継局装置1の内部におけるデジタルスケルチ5の配置位置は任意に変更でき、例えば、送信変換部4の前段に設けてもよい。また、出力遮断制御の具体的方法も変更可能であり、出力端子5bへの出力を遮断するのではなく、例えばPA6の電源をOFFとしてもよい。あるいは、デジタルスケルチ5の機能を、受信変換部3、送信変換部4、又はPA6に内蔵してもよい。
(モードの内容について)
モードとしては、3つ以上のモードを切り替えるようにしてもよく、また、各モードの具体的内容は適宜変更可能である。
また、モードの選定基準として信号状態情報を使用する場合において、変調誤差比以外にも任意の信号状態情報を用いることができ、例えば、受信電力、C/N(Carrier/Noise)比、又は同期状態を用いることができる。
また、モードの選定基準として信号状態情報を使用する場合において、バースト的な飛び込みに対応できるように、受信電力、C/N比、又は同期状態に関する所定時間の平均値を算定し、この平均値と所定基準値とを比較することで、モード選択を行ってもよい。
また、モードの切替判定に際しては蓄積制御を行ってもよい。すなわち、モードの切替を行う必要があると判定された場合、直ちにモード切替を実行するのではなく、当該モード切替の判定結果を生じさせた状態(例えば信号状態)がその後の所定時間継続するか否かを判定し、継続した場合にのみ、モード切替を実行するようにしてもよい。この場合には、一次的な変動要因を排除でき、モード切替を一層安定的に実行することができる。
あるいは、デジタルスケルチ5の電源投入後のデフォルトモードとして第2モードを自動的に選択し、放送用信号の変調誤差比、受信電力、又はC/N比が所定の設定値以上である場合にモード選択部5fが第1モードを選択するようにしてもよい。この場合には、デフォルトモードでの運用時には、放送用信号にNITが含まれていない場合には出力遮断を行うこととなり、アナログ信号の飛び込みによる障害を回避することができる。また、変調誤差比、受信電力、又はC/N比が設定値以上の場合には放送中の可能性が高いため、放送用信号にNITが含まれていない場合であっても(例えばNITの送出エラーの場合であっても)出力を行うこととして、放送事故を回避することができる。
なお、必ずしもモード選択を行わなくてもよく、例えば、第1モード又は第2モードのみによる出力遮断制御を行うように構成してもよい。特に、第1モードによる出力遮断制御によれば、放送用信号に識別情報が含まれていない場合であっても放送用信号の出力は遮断されないため、識別情報なしの放送波でも放送を行うこととして放送事故を回避することができる。
(モード選定結果の出力について)
例えば、第1の方法で設定を行った場合には、操作者はモード選択の内容等を既に把握しているため、チャンネル表示器5hにおけるモード選択結果の出力は省略してもよい。同様に、第2の方法で設定を行った場合には、遠方監視装置の監視者はモード選択の内容等を既に把握しているため、入出力I/F5gによる報知信号の送信を省略してもよい。
本発明の実施の形態に係る放送用中継局装置の構成を示すブロック図である。 図1のデジタルスケルチの構成を示すブロック図である。 モード設定テーブルを示す図である。 設定処理のフローチャートである。 信号状態情報蓄積処理のフローチャートである。 モード選択処理のフローチャートである。 中継処理のフローチャートである。 従来の放送用中継局装置の構成を示したブロック図である。
符号の説明
1、100 放送用中継局装置
2、101 受信アンテナ
3、102 受信変換部
4、103 送信変換部
5 デジタルスケルチ
5a 入力端子
5b 出力端子
5c 復調部
5d NIT取得部
5e NIT判定部
5f スケルチ制御部
5f モード選択部
5f 判定制御部
5f 信号状態情報記憶部
5g 入出力I/F
5h チャンネル表示器
5i チャンネル設定SW
5j 同期表示灯
5k NIT受信表示灯
5m NIT設定SW
5n スケルチ表示灯
5p 制御SW
5q リセットSW
6、104 PA
7、105 送信アンテナ
102a、103a スケルチ

Claims (12)

  1. 放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置に配置され、前記放送用信号の出力遮断制御を行う出力制御装置であって、
    前記放送用信号に含まれる識別情報に基づいて出力遮断制御の要否を判定するための所定の複数のモードの中から、前記出力遮断制御に使用する一つのモードを選択するためのモード選択手段と、
    前記モード選択手段にて選択されたモードに基づいて、前記出力遮断制御の要否を判定し、当該判定結果に基づいて前記出力遮断制御を行う判定制御手段と、
    を備えることを特徴とする出力制御装置。
  2. 前記複数のモードは、
    前記放送用信号に含まれる識別情報が当該出力制御装置に予め保持された識別情報と一致しない場合にのみ、前記放送用信号の出力を遮断する第1モードと、
    前記放送用信号に含まれる識別情報が当該出力制御装置に予め保持された識別情報と一致した場合にのみ、前記放送用信号の出力を行う第2モードとを含むこと、
    を特徴とする請求項1に記載の出力制御装置。
  3. 前記モード選択手段は、前記放送用信号の変調誤差比、受信電力、C/N比、又は同期状態に基づいて、前記モードを選択すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の出力制御装置。
  4. 前記モード選択手段は、デフォルトモードとして前記第2モードを選択し、前記放送用信号の変調誤差比、受信電力、又はC/N比が所定の設定値以上である場合に前記第1モードを選択すること、
    を特徴とする請求項3に記載の出力制御装置。
  5. 当該スケルチに入力された前記放送用信号の状態に関する信号状態情報を格納する信号状態情報格納手段を備え、
    前記モード選択手段は、前記信号状態情報格納手段に格納された前記信号状態情報に基づいて、前記モードを選択すること、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の出力制御装置。
  6. 所定の外部機器からの制御信号を受信する制御信号受信手段を備え、
    前記モード選択手段は、前記制御信号受信手段にて受信された前記制御信号に基づいて、前記モードを選択すること、
    を特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の出力制御装置。
  7. 前記モード選択手段によるモード選択の結果に関する情報を出力するモード選択結果出力手段、
    を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の出力制御装置。
  8. 放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置に配置され、前記放送用信号の出力遮断制御を行う出力制御装置であって、
    前記放送用信号に含まれる識別情報が当該出力制御装置に予め保持された識別情報と一致しない場合にのみ、前記放送用信号の出力を遮断する判定制御手段、
    を備えることを特徴とする出力制御装置。
  9. 放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置であって、
    前記請求項1から8のいずれか一項に記載の出力制御装置、
    を備えることを特徴とする放送用中継局装置。
  10. 放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置において、前記放送用信号の出力遮断制御を行う出力制御方法であって、
    前記放送用信号に含まれる識別情報に基づいて出力遮断制御の要否を判定するための所定の複数のモードの中から、前記出力遮断制御に使用する一つのモードを選択するためのモード選択ステップと、
    前記モード選択ステップにおいて選択されたモードに基づいて、前記出力遮断制御の要否を判定し、当該判定結果に基づいて前記出力遮断制御を行う判定制御ステップと、
    を含むことを特徴とする出力制御方法。
  11. 放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置において、前記放送用信号の出力遮断制御を行う出力制御方法であって、
    前記放送用信号に含まれる識別情報が所定の識別情報と一致しない場合にのみ、前記放送用信号の出力を遮断する判定制御ステップ、
    を含むことを特徴とする出力制御方法。
  12. 放送用信号の出力遮断制御を行うコンピュータとしての出力制御装置に実行させるプログラムであって、
    前記請求項10又は11に記載の方法を前記出力制御装置に実行させること、
    を特徴とするプログラム。
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