JP2010093495A - 出力制御装置、放送用中継局装置、出力制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置に配置され、放送用信号の出力遮断制御を行うデジタルスケルチ5であって、放送用信号に含まれる識別情報に基づいて出力遮断制御の要否を判定するための所定の複数のモードの中から、出力遮断制御に使用する一つのモードを選択するためのモード選択部5f1と、選択されたモードに基づいて出力遮断制御の要否を判定し、当該判定結果に基づいて出力遮断制御を行う判定制御部5f2を備える。
【選択図】図2
Description
まず、本実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態に係る放送用中継局装置は、TV放送の放送システムにおいて、放送電波を入力信号として受信し、これに周波数変換を含む処理を施して出力信号を生成する機能を備えるものである。この種の放送用中継局装置において、入力信号は、発振器からの所定周波数の信号と混合され、その処理のために一旦中間信号に変換される。この状態でフィルタ回路によって信号ノイズの除去が施され、必要な信号増幅などが行われる。これらの処理を経た中間信号は、入力信号と同じかあるいは任意の周波数に、再度変換され出力される。
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。最初に、本実施の形態に係る出力制御装置及び放送用中継局装置の構成を説明し、次いで、この放送用中継局装置を用いて行われる各種の処理について説明する。
図1は、本実施の形態に係る放送用中継局装置の構成を示すブロック図である。この放送用中継局装置1は、概略的に、受信アンテナ2、受信変換部3、送信変換部4、デジタルスケルチ5、PA6、及び送信アンテナ7を備えて構成されている。
次いで、デジタルスケルチ5の構成について詳細に説明する。このデジタルスケルチ5は、放送用信号又は当該放送用信号に基づいて生成された中間信号の出力遮断制御を行うためのもので、特許請求の範囲における出力制御装置及びコンピュータに対応する。図2は、図1のデジタルスケルチ5の構成を示すブロック図である。デジタルスケルチ5は、入力端子5a、出力端子5b、復調部5c、NIT取得部5d、NIT判定部5e、スケルチ制御部5f、入出力インターフェース(以下「入出力I/F」)5g、チャンネル表示器5h、チャンネル設定SW5i、同期表示灯5j、NIT受信表示灯5k、NIT設定SW5m、スケルチ表示灯5n、制御SW5p、及びリセットSW5qを備えて構成されている。
次に、この放送用中継局装置1のデジタルスケルチ5において行われる各種の処理について説明する。この処理は、チャンネル及びNITを放送用中継局装置1に設定するための設定処理、信号状態情報を蓄積するための信号状態情報蓄積処理、モードの選択を行うためのモード選択処理、及び放送用信号の中継を行うための中継処理に大別される。
最初に、設定処理について説明する。図4は設定処理のフローチャートである。この設定処理は、中継処理に先立つ任意のタイミングで開始されるもので、入力端子5aに放送用信号を入力している状態で、操作者がチャンネル設定SW5iを押すことにより開始される。チャンネル設定SW5iが押されると、復調部5cにて復調された放送用信号からNIT取得部5dにて取得されたNITと、放送用信号の周波数に基づいて所定方法で特定されたチャンネル番号が、チャンネル表示器5hに表示される。例えば、NITとチャンネル番号は交互に表示され、NITの桁数がチャンネル表示器5hの表示桁数より多い場合には、NITは複数に分割して順次表示される(SA1)。操作者は、これらチャンネル番号及びNITの表示内容を確認し、希望波のチャンネル番号及びNITの内容に一致している場合には、NIT設定SW5mを押すことで、NIT設定を指示する(SA2)。この指示を受けたNIT判定部5eは(SA2、Yes)、その時点においてチャンネル表示器5hに表示していたNITを内部に保持する(SA3)。また、この際、NITの到来タイミングと、NITの取得/判定タイミングを合致させる同期処理を行う。これにて設定処理が終了する。
次に、信号状態情報蓄積処理について説明する。図5は信号状態情報蓄積処理のフローチャートである。この信号状態情報蓄積処理は、実際には、後述する中継処理における任意のタイミングで開始することができるが、ここでは、中継処理とは独立した処理として説明する。復調部5cは、入力端子5aに入力された放送用信号を復調し、当該復調した信号をNIT取得部5d及びスケルチ制御部5fに出力する。スケルチ制御部5fは、変調誤差比の蓄積を行うべき所定タイミングが到来したか否かを判定し(SB1)、所定タイミングが到来した場合には(SB1、Yes)、復調部5cから出力された放送用信号の振幅及び位相と、信号状態情報記憶部5f3に設定された基準用の放送用信号の振幅及び位相とに基づいて、所定方法で変調誤差比を算定し(SB2)、当該算定した変調誤差比を信号状態情報記憶部5f3に記憶させる(SB3)。なお、この他にも、信号状態情報記憶部5f3には、変調誤差比を算定した際のタイムスタンプや、NIT取得部5dにて取得されたNITを、変調誤差比に対応させて記憶させてもよい。これにて信号状態情報蓄積処理が終了する。
次に、モード選択処理(モード選択ステップ)について説明する。図6はモード選択処理のフローチャートである。このモード選択処理は、実際には、後述する中継処理における任意のタイミングで割り込み処理等として開始することができるが、ここでは、中継処理とは独立した処理として説明する。例えば、デジタルスケルチ5の工場出荷時等において設定されたデフォルトのモードが、スケルチ制御部5fのRAMにフラグとして設定されており、その後、操作者がチャンネル設定SW5i及びリセットSW5qを同時に押すことによってモード選択を指示すると(SC1、Yes)、モード選択部5f1は、その時点で設定されているモードをチャンネル表示器5hに表示する(SC2)。そして、操作者がチャンネル設定SW5iを所定時間以上押し続けることによってモード切替を指示すると(SC3、Yes)、モード選択部5f1は、その時点で設定されているモード以外のモードを含む各モードをチャンネル表示器5hに順次表示する(SC4)。操作者が、新たに設定したいモードがチャンネル表示器5hに表示されている時にチャンネル設定SW5iの押圧を解除することにより、新たに設定したいモードを指示すると(SC5、Yes)、モード選択部5f1は、当該新たに設定したいモードに対応するフラグをスケルチ制御部5fのRAMに上書きすることで、モードの切替を行う(SC6)。これにて第1の方法によるモード選択が完了する。
最後に、中継処理(判定制御ステップ)について説明する。図7は中継処理のフローチャートである。NIT判定部5eは、NIT取得部5dにて取得されたNITと、設定処理によって内部に保持したNITとが、相互に一致するか否かを判定する(SD1)。そして、NIT判定部5eは、この判定結果を示す信号をスケルチ制御部5fに出力する(SD2)。判定制御部5f2は、その時点においてRAMに記憶されるフラグに基づいて、その時点において選択されているモードを特定すると共に(SD3)、公知の方法でその時点における同期の有無を特定し(SD4)、当該特定したモード下において、当該特定した同期の有無と、NIT判定部5eからの判定結果に基づいて、出力遮断の要否を判定し(SD5)、出力遮断が必要である場合には(SD5、Yes)、出力遮断を実行する(SD6)。すなわち、判定制御部5f2は、同期が有る場合において、選択されているモードが第1モードである場合には、NITが一致しない場合にのみ出力を遮断すると共に、それ以外の場合には出力を継続し、選択されているモードが第2モードである場合には、NITが一致した場合にのみ出力を継続すると共に、それ以外の場合には出力を遮断する。同期が無い場合において、選択されているモードが第1モードである場合には、NITの判定結果に関わらず出力を継続し、選択されているモードが第2モードである場合には、NITの判定結果に関わらず出力を遮断する。
このように本実施の形態によれば、複数のモードの中から選択されたモードに基づいて、出力遮断制御を行うことで、このモードを放送用信号の状態に応じて切り替えることで、放送用信号の状態に応じた出力遮断制御を行うことができ、希望波が送信されている場合に出力を遮断してしまうことや妨害波を出力してしまうことを回避でき、放送の信頼性を高めることができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
また、本実施の形態においては、放送用中継局装置1の内部におけるデジタルスケルチ5の配置位置は任意に変更でき、例えば、送信変換部4の前段に設けてもよい。また、出力遮断制御の具体的方法も変更可能であり、出力端子5bへの出力を遮断するのではなく、例えばPA6の電源をOFFとしてもよい。あるいは、デジタルスケルチ5の機能を、受信変換部3、送信変換部4、又はPA6に内蔵してもよい。
モードとしては、3つ以上のモードを切り替えるようにしてもよく、また、各モードの具体的内容は適宜変更可能である。
例えば、第1の方法で設定を行った場合には、操作者はモード選択の内容等を既に把握しているため、チャンネル表示器5hにおけるモード選択結果の出力は省略してもよい。同様に、第2の方法で設定を行った場合には、遠方監視装置の監視者はモード選択の内容等を既に把握しているため、入出力I/F5gによる報知信号の送信を省略してもよい。
2、101 受信アンテナ
3、102 受信変換部
4、103 送信変換部
5 デジタルスケルチ
5a 入力端子
5b 出力端子
5c 復調部
5d NIT取得部
5e NIT判定部
5f スケルチ制御部
5f1 モード選択部
5f2 判定制御部
5f3 信号状態情報記憶部
5g 入出力I/F
5h チャンネル表示器
5i チャンネル設定SW
5j 同期表示灯
5k NIT受信表示灯
5m NIT設定SW
5n スケルチ表示灯
5p 制御SW
5q リセットSW
6、104 PA
7、105 送信アンテナ
102a、103a スケルチ
Claims (12)
- 放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置に配置され、前記放送用信号の出力遮断制御を行う出力制御装置であって、
前記放送用信号に含まれる識別情報に基づいて出力遮断制御の要否を判定するための所定の複数のモードの中から、前記出力遮断制御に使用する一つのモードを選択するためのモード選択手段と、
前記モード選択手段にて選択されたモードに基づいて、前記出力遮断制御の要否を判定し、当該判定結果に基づいて前記出力遮断制御を行う判定制御手段と、
を備えることを特徴とする出力制御装置。 - 前記複数のモードは、
前記放送用信号に含まれる識別情報が当該出力制御装置に予め保持された識別情報と一致しない場合にのみ、前記放送用信号の出力を遮断する第1モードと、
前記放送用信号に含まれる識別情報が当該出力制御装置に予め保持された識別情報と一致した場合にのみ、前記放送用信号の出力を行う第2モードとを含むこと、
を特徴とする請求項1に記載の出力制御装置。 - 前記モード選択手段は、前記放送用信号の変調誤差比、受信電力、C/N比、又は同期状態に基づいて、前記モードを選択すること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の出力制御装置。 - 前記モード選択手段は、デフォルトモードとして前記第2モードを選択し、前記放送用信号の変調誤差比、受信電力、又はC/N比が所定の設定値以上である場合に前記第1モードを選択すること、
を特徴とする請求項3に記載の出力制御装置。 - 当該スケルチに入力された前記放送用信号の状態に関する信号状態情報を格納する信号状態情報格納手段を備え、
前記モード選択手段は、前記信号状態情報格納手段に格納された前記信号状態情報に基づいて、前記モードを選択すること、
を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の出力制御装置。 - 所定の外部機器からの制御信号を受信する制御信号受信手段を備え、
前記モード選択手段は、前記制御信号受信手段にて受信された前記制御信号に基づいて、前記モードを選択すること、
を特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の出力制御装置。 - 前記モード選択手段によるモード選択の結果に関する情報を出力するモード選択結果出力手段、
を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の出力制御装置。 - 放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置に配置され、前記放送用信号の出力遮断制御を行う出力制御装置であって、
前記放送用信号に含まれる識別情報が当該出力制御装置に予め保持された識別情報と一致しない場合にのみ、前記放送用信号の出力を遮断する判定制御手段、
を備えることを特徴とする出力制御装置。 - 放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置であって、
前記請求項1から8のいずれか一項に記載の出力制御装置、
を備えることを特徴とする放送用中継局装置。 - 放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置において、前記放送用信号の出力遮断制御を行う出力制御方法であって、
前記放送用信号に含まれる識別情報に基づいて出力遮断制御の要否を判定するための所定の複数のモードの中から、前記出力遮断制御に使用する一つのモードを選択するためのモード選択ステップと、
前記モード選択ステップにおいて選択されたモードに基づいて、前記出力遮断制御の要否を判定し、当該判定結果に基づいて前記出力遮断制御を行う判定制御ステップと、
を含むことを特徴とする出力制御方法。 - 放送用信号に対して周波数変換を含む所定処理を行う放送用中継局装置において、前記放送用信号の出力遮断制御を行う出力制御方法であって、
前記放送用信号に含まれる識別情報が所定の識別情報と一致しない場合にのみ、前記放送用信号の出力を遮断する判定制御ステップ、
を含むことを特徴とする出力制御方法。 - 放送用信号の出力遮断制御を行うコンピュータとしての出力制御装置に実行させるプログラムであって、
前記請求項10又は11に記載の方法を前記出力制御装置に実行させること、
を特徴とするプログラム。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2008260870A JP5143695B2 (ja) | 2008-10-07 | 2008-10-07 | 出力制御装置、放送用中継局装置、出力制御方法、及びプログラム |
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|---|---|---|---|---|
| JP2005191904A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 監視制御装置および被監視制御装置 |
| JP2008098852A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | スケルチ装置及びスケルチ制御方法 |
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2008
- 2008-10-07 JP JP2008260870A patent/JP5143695B2/ja not_active Expired - Fee Related
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