JP2010093435A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2010093435A
JP2010093435A JP2008259797A JP2008259797A JP2010093435A JP 2010093435 A JP2010093435 A JP 2010093435A JP 2008259797 A JP2008259797 A JP 2008259797A JP 2008259797 A JP2008259797 A JP 2008259797A JP 2010093435 A JP2010093435 A JP 2010093435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
channel mos
mos transistor
supply voltage
supplied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008259797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Kakubari
秀幸 角張
Hiroshi Tokiwai
弘志 常盤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2008259797A priority Critical patent/JP2010093435A/ja
Publication of JP2010093435A publication Critical patent/JP2010093435A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】2種類の電源電圧の内の一方のみが供給されているときにレベルシフト回路に貫通電流が流れるのを防止すると共に、他方の電源電圧が変化する過渡状態において流れる貫通電流を低減する。
【解決手段】この半導体集積回路は、第1の電源電圧が供給されたときに動作する内部回路と、内部回路の出力信号を第1の入力端子に入力すると共に反転出力信号を第2の入力端子に入力し、第2の電源電圧が供給されたときにレベルシフト信号を生成するレベルシフト回路と、第2の電源電圧をレベルシフト回路に供給する電源供給回路と、第2の電源電圧が供給され第1の電源電圧が供給されていないときに、電源供給回路の動作を停止させる制御回路と、第2の電源電圧が供給されたときに、レベルシフト回路から出力されるレベルシフト信号を出力パッドに供給する出力回路とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に、ICやLSI等の半導体集積回路に関し、特に、複数の電源電圧が供給されて動作する半導体集積回路に関する。
近年、各種の電子機器の高速動作や低消費電力を実現するために、これらの電子機器において使用されるICやLSI等の半導体集積回路の高集積化や低電圧化が進んでいる。しかし、全ての半導体集積回路の動作電圧を一律に低電圧化することは、デバイス固有の特性を考慮すると、極めて困難である。従って、異なる電源電圧で動作する複数の半導体集積回路が互いに接続される場合が生じる。
そのような場合に対応するために、低い電源電圧が供給されて動作する内部回路と高い電源電圧が供給されて動作する出力回路とを有する半導体集積回路が開発されている。このように2種類の電源電圧が供給されて動作する半導体集積回路の例について、図3〜図5を参照しながら説明する。
図3に示す半導体集積回路は、第1の電源電圧LVDD(例えば、1.8V)が供給されたときに動作する内部回路10と、第1の電源電圧LVDDが供給されたときに内部回路10の出力信号を反転するインバータ20と、内部回路10の出力信号を第1の入力端子(ノードA)に入力すると共にインバータ20の出力信号を第2の入力端子(ノードB)に入力して、第2の電源電圧HVDD(例えば、3.3V)が供給されたときに、入力された信号のレベルをシフトさせたレベルシフト信号を第1の出力端子(ノードC)及び第2の出力端子(ノードD)においてそれぞれ生成し、第1の出力端子(ノードC)からレベルシフト信号を出力するレベルシフト回路30と、電源電圧HVDDが供給されたときに、レベルシフト回路30から出力されるレベルシフト信号を出力パッドに供給する出力回路(PチャネルMOSトランジスタQP7)とを有している。
レベルシフト回路30は、内部回路10の出力信号がゲートに入力される直列接続されたPチャネルMOSトランジスタQP1及びNチャネルMOSトランジスタQN1と、インバータ20の出力信号がゲートに入力される直列接続されたPチャネルMOSトランジスタQP2及びNチャネルMOSトランジスタQN2と、トランジスタQP1及びQN1に電流を供給するPチャネルMOSトランジスタQP3と、トランジスタQP2及びQN2に電流を供給するPチャネルMOSトランジスタQP4とを含んでいる。
このような半導体集積回路において、電源電圧LVDDが供給されないときでも、出力パッドに接続されている外部回路が動作している等の理由により、電源電圧HVDDが供給される場合がある。そのような場合には、内部回路10及びインバータ20の出力がフローティング状態(電位不定)となるので、ノードA及びノードBの電位によっては、トランジスタQP3、QP1及びQN1を介して貫通電流が流れてしまうおそれがある。また、ノードA及びノードBの電位によっては、トランジスタQP4、QP2及びQN2を介して貫通電流が流れてしまうおそれがある。
そこで、図3に示す回路においては、電源電圧HVDDが供給され電源電圧LVDDが供給されていないときにレベルシフト回路30の第2の入力端子(ノードB)及び第2の出力端子(ノードD)の電位を固定する電位固定回路(NチャネルMOSトランジスタQN3及びQN4)と、電位固定回路の動作を制御するパワーオンコントロール(POC)回路50とを設けることにより、レベルシフト回路30における貫通電流を防止している。
POC回路50は、電源電圧HVDDが供給されたときに、電源電圧LVDDが供給されているか否かを検出して、電源電圧LVDDが供給されていない場合にハイレベルのPOC信号を出力し、電源電圧LVDDが供給されている場合にローレベルのPOC信号を出力する。POC回路50から出力されるPOC信号は、トランジスタQN3及びQN4のゲートに供給される。
これにより、電源電圧HVDDが供給され電源電圧LVDDが供給されていないときに、トランジスタQN3がオン状態となって、第2の入力端子(ノードB)の電位をローレベルに固定すると共に、トランジスタQN4がオン状態となって、第2の出力端子(ノードD)の電位をローレベルに固定するようにしている。
ノードB及びDの電位がローレベルになると、トランジスタQP2及びQP4がオン状態となり、トランジスタQN2がオフ状態となる。また、ノードCの電位がハイレベルとなり、トランジスタQP3がオフ状態となる。従って、電源電圧HVDDが供給され電源電圧LVDDが供給されていないときに、レベルシフト回路30における貫通電流を防止することができる。
図4は、図3に示すPOC回路の構成を示す回路図である。POC回路50は、ゲートがドレインに接続されたNチャネルMOSトランジスタQN12と、電源電圧LVDDがゲートに印加される直列接続されたPチャネルMOSトランジスタQP11及びNチャネルMOSトランジスタQN11と、直列接続されたPチャネルMOSトランジスタQP21及びQP22と、インバータ51を構成するPチャネルMOSトランジスタQP31及びNチャネルMOSトランジスタQN31と、バッファ52と、インバータ53を構成するPチャネルMOSトランジスタQP51及びNチャネルMOSトランジスタQN51とを含んでいる。
電源電圧LVDDが供給されていないときには、トランジスタQP11がオン状態となり、トランジスタQN11がオフ状態となる。従って、ハイレベルの信号が入力されたインバータ51が、ローレベルの反転POC信号を出力する。反転POC信号は、トランジスタQP21及びQP22を介してインバータ51の入力に正帰還されるので、この状態が一層安定化される。バッファ52を介してローレベルの反転POC信号が入力されたインバータ53は、ハイレベルのPOC信号を出力する。一方、電源電圧LVDDが供給されているときには、各部のレベルが反転して、インバータ53は、ローレベルのPOC信号を出力する。
以上の構成によれば、定常状態における貫通電流を防止することができるが、電源電圧LVDDが立ち上がったり立ち下がったりする過渡状態においては、貫通電流が流れてしまうおそれがある。
図5は、電源電圧LVDDが立ち上がる過渡状態を示す波形図である。電源電圧LVDDがゼロから所定の値に立ち上がるのに伴って、POC信号がハイレベルからローレベル(基準電位VSS)に活性化される。この過程において、電源電圧LVDDがNチャネルMOSトランジスタのしきい値Vthを超えると、図3に示す内部回路10の出力信号がローレベルに確定された場合には、インバータ20の出力(ノードB)がハイレベルとなってトランジスタQN2がターンオンし、ノードDもハイレベルになって定常状態に移行する。しかしながら、電源電圧LVDDがしきい値Vthを超えてからPOC信号がしきい値Vthよりも低下するまでの期間T(図5)においては、POC信号によってトランジスタQN3及びQN4がオン状態となっているので、インバータ20の出力及びノードDから基準電位VSSに向けて貫通電流I及びIが流れてしまう。
また、電源電圧LVDDが変化する過渡状態においては、図4に示すPOC回路において、POC信号を出力する終段回路のインバータ53に貫通電流Iが流れてしまう。特に、終段回路は能力が高いので、貫通電流Iが大きく、動作時の消費電流が大きくなってしまうという問題がある。そこで、これらの貫通電流を低減することが要望されている。
関連する技術として、特許文献1には、複数の電源電圧が供給されて動作する半導体集積回路において、プリドライバに電源電圧が供給されていない場合に、出力ドライバに貫通電流が流れないようにすると共に、外部回路との干渉を防止することが開示されている。この半導体集積回路は、第1の電源電圧が供給されたときにプリドライブ信号を生成するプリドライバと、Pチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタを含み第2の電源電圧が供給されたときに出力端子に出力信号を供給する出力ドライバと、第1の電源電圧が供給されているか否かを検出する検出回路と、第1の電源電圧が供給されているときにプリドライブ信号に基づいて第1及び第2のゲート信号を生成して出力ドライバのPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタのゲートにそれぞれ供給し、第1の電源電圧が供給されていないときに出力ドライバのPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタをカットオフさせる中間段回路とを具備する。
また、特許文献2には、複数の電源電位が供給されて動作する半導体集積回路において、いずれかの電源電位がオン/オフされる際に入力回路に貫通電流が流れるのを防止することが開示されている。この半導体集積回路は、第1の電源電位が供給されて動作する内部回路と、第1の電源電位が供給されたときに、内部回路から供給される制御信号を反転して反転制御信号を出力するインバータと、第2の電源電位が供給されたときに、制御信号のレベルをシフトさせたレベルシフト信号を出力するレベルシフト回路と、第2の電源電位が供給され、入力信号とレベルシフト信号とに基づいて論理演算を行うことにより、制御信号が活性化されたときに入力信号を出力すると共に、制御信号が非活性化されたときに出力レベルを固定する第1の入力回路と、内部回路に入力信号を供給する第2の入力回路とを具備する。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2には、電源電圧LVDDが過渡的な状態にある場合に生じる貫通電流を低減することに関しては、特に開示されていない。
特開2004−356779号公報(第1頁、図1) 特開2006−352298号公報(第1頁、図1)
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、複数の電源電圧が供給されて動作する半導体集積回路において、2種類の電源電圧の内の一方のみが供給されているときにレベルシフト回路に貫通電流が流れるのを防止すると共に、他方の電源電圧が変化する過渡状態において流れる貫通電流を低減することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る半導体集積回路は、第1の電源電圧と、該第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧とを含む複数の電源電圧が供給されて動作する半導体集積回路であって、第1の電源電圧が供給されたときに動作する内部回路と、内部回路の出力信号を第1の入力端子に入力すると共に出力信号が反転された反転出力信号を第2の入力端子に入力し、第2の電源電圧が供給されたときに、第1及び第2の入力端子に入力された信号のレベルをシフトさせたレベルシフト信号を第1及び第2の出力端子においてそれぞれ生成して、第1及び第2の出力端子の内の一方からレベルシフト信号を出力するレベルシフト回路と、第2の電源電圧をレベルシフト回路に供給する電源供給回路と、第2の電源電圧が供給され第1の電源電圧が供給されていないときに、電源供給回路の動作を停止させる制御回路と、第2の電源電圧が供給されたときに、レベルシフト回路から出力されるレベルシフト信号を出力パッドに供給する出力回路とを具備する。
ここで、制御回路が、第2の電源電圧を与える2つの電位の内の高電位が供給されるソースを有するPチャネルMOSトランジスタと第2の電源電圧を与える2つの電位の内の低電位が供給されるソースを有するNチャネルMOSトランジスタとが直列に接続された終段回路を含み、PチャネルMOSトランジスタ及びNチャネルMOSトランジスタのドレインから電源供給回路に制御信号を供給して電源供給回路の動作を制御し、制御信号をハイレベルにする際に、NチャネルMOSトランジスタをオフしてからPチャネルMOSトランジスタをオンするタイミング調整を行い、制御信号をローレベルにする際に、PチャネルMOSトランジスタをオフしてからNチャネルMOSトランジスタをオンするタイミング調整を行うようにしても良い。
また、制御回路が、高電位が供給されるソースと、第1の電源電圧が立ち上がったときにハイレベルとなる信号が印加されるゲートとを有する第2のPチャネルMOSトランジスタと、低電位が供給されるソースと、第1の電源電圧が立ち上がったときにハイレベルとなる信号が印加されるゲートとを有する第2のNチャネルMOSトランジスタと、第2のPチャネルMOSトランジスタのドレインと第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインとの間に接続され、低電位が印加されるゲートを有する第3のPチャネルMOSトランジスタと、第2のPチャネルMOSトランジスタのドレインと第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインとの間に接続され、高電位が印加されるゲートを有する第3のNチャネルMOSトランジスタと、第2のPチャネルMOSトランジスタのドレイン電位を反転してNチャネルMOSトランジスタのゲートに印加する第1のインバータと、第2のNチャネルMOSトランジスタのドレイン電位を反転してPチャネルMOSトランジスタのゲートに印加する第2のインバータとをさらに含むようにしても良い。
その場合に、第1のインバータが、第1のインバータに供給される電源の中点電位よりも高い入力しきい電位を有し、第2のインバータが、第2のインバータに供給される電源の中点電位よりも低い入力しきい電位を有することが望ましい。
さらに、レベルシフト回路が、出力信号がゲートに入力される直列接続された第1のPチャネルMOSトランジスタ及び第1のNチャネルMOSトランジスタと、反転出力信号がゲートに入力される直列接続された第2のPチャネルMOSトランジスタ及び第2のNチャネルMOSトランジスタと、第1のPチャネルMOSトランジスタ及び第1のNチャネルMOSトランジスタに電流を供給する第3のPチャネルMOSトランジスタと、第2のPチャネルMOSトランジスタ及び第2のNチャネルMOSトランジスタに電流を供給する第4のPチャネルMOSトランジスタとを含むようにしても良い。
以上の様に構成した本発明によれば、第2の電源電圧が供給され第1の電源電圧が供給されていないときに、第2の電源電圧をレベルシフト回路に供給する電源供給回路の動作を停止させる制御回路を設けたことにより、第2の電源電圧のみが供給されているときにレベルシフト回路に貫通電流が流れるのを防止すると共に、第1の電源電圧が変化する過渡状態において流れる貫通電流を低減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の要素には同一の番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す図である。この半導体集積回路は、第1の電源電位LVDD(例えば、1.8V)と、第1の電源電位LVDDよりも高い第2の電源電位HVDD(例えば、3.3V)と、基準電位VSS(例えば、0V)とが供給されて動作する。以下においては、基準電位VSSが接地電位(0V)であるとして、第1の電源電圧(LVDD−VSS)がLVDDであり、第2の電源電圧(HVDD−VSS)がHVDDである場合について説明する。
図1に示す半導体集積回路は、電源電圧LVDDが供給されたときに動作する内部回路10と、電源電圧LVDDが供給されたときに内部回路10の出力信号を反転して反転出力信号を生成するインバータ20と、出力信号を第1の入力端子(ノードA)に入力すると共に反転出力信号を第2の入力端子(ノードB)に入力し、電源電圧HVDDが供給されたときに、第1及び第2の入力端子に入力された信号のレベルをシフトさせたレベルシフト信号を第1の出力端子(ノードC)及び第2の出力端子(ノードD)においてそれぞれ生成して、第1及び第2の出力端子の内の一方からレベルシフト信号を出力するレベルシフト回路30と、電源電圧HVDDが供給されたときに、レベルシフト回路30から出力されるレベルシフト信号を出力パッドに供給する出力回路(本実施形態においては、出力用のPチャネルMOSトランジスタQP7)とを有している。なお、内部回路10が出力信号及び反転出力信号を生成する場合には、インバータ20を省略することができる。
レベルシフト回路30は、内部回路10の出力信号がゲートに入力される直列接続されたPチャネルMOSトランジスタQP1及びNチャネルMOSトランジスタQN1と、インバータ20の反転出力信号がゲートに入力される直列接続されたPチャネルMOSトランジスタQP2及びNチャネルMOSトランジスタQN2と、トランジスタQP1及びQN1に電流を供給するPチャネルMOSトランジスタQP3と、トランジスタQP2及びQN2に電流を供給するPチャネルMOSトランジスタQP4とを含んでいる。
内部回路10の出力信号及びインバータ20の反転出力信号が、レベルシフト回路30の第1の入力端子(ノードA)及び第2の入力端子(ノードB)にそれぞれ入力されると、レベルシフト回路30は、入力された信号のレベルをシフトさせたレベルシフト信号を、第1の出力端子(ノードC)及び第2の出力端子(ノードD)において生成する。本実施形態においては、第1の出力端子(ノードC)におけるレベルシフト信号がトランジスタQP7に出力され、トランジスタQP7によって反転された後に、出力パッドを介して、電源電圧HVDD又はそれよりも高い電源電圧で動作する外部回路に出力される。
このような半導体集積回路において、電源電圧LVDDが供給されないときでも、出力パッドに接続されている外部回路が動作している等の理由により、電源電圧HVDDが供給される場合がある。そのような場合には、内部回路10及びインバータ20の出力がフローティング状態(電位不定)となる。
そこで、本実施形態においては、電源電圧HVDDをレベルシフト回路30に選択的に供給する電源供給回路(PチャネルMOSトランジスタQP5及びQP6)と、電源供給回路の動作を制御するパワーオンコントロール(POC)回路40とを設けることにより、電源電圧HVDDが供給され電源電圧LVDDが供給されていないときに、レベルシフト回路30における貫通電流を防止している。
POC回路40は、電源電圧HVDDが供給されたときに、電源電圧LVDDが供給されているか否かを検出して、電源電圧LVDDが供給されていない場合にハイレベルのPOC信号を出力し、電源電圧LVDDが供給されている場合にローレベルのPOC信号を出力する。POC回路40から出力されるPOC信号は、トランジスタQP5及びQP6のゲートに供給される。
これにより、電源電圧HVDDが供給され電源電圧LVDDが供給されていないときに、トランジスタQP5及びQP6がオフ状態となって、電源電位HVDDと基準電位VSSとの間の電流経路を遮断するので、レベルシフト回路30における貫通電流を防止することができる。また、電源電圧LVDDが変化する過渡状態においても、少なくともPOC信号がハイレベルである間は、レベルシフタ30に貫通電流が流れることはない。
図2は、図1に示すPOC回路の構成を示す回路図である。POC回路40は、電源電位HVDDが供給されるソースを有するPチャネルMOSトランジスタQP51と電源電位VSSが供給されるソースを有するNチャネルMOSトランジスタとが直列に接続された終段回路を含み、トランジスタQP51及びQN51のドレインから電源供給回路にPOC信号を供給して電源供給回路の動作を制御する。ここで、POC回路40は、POC信号をハイレベルにする際に、トランジスタQN51をオフしてからトランジスタQP51をオンするタイミング調整を行い、制御信号をローレベルにする際に、トランジスタQP51をオフしてからトランジスタQN51をオンするタイミング調整を行う。
また、POC回路40は、ゲートがドレインに接続されたNチャネルMOSトランジスタQN12と、電源電位LVDDがゲートに入力される直列接続されたPチャネルMOSトランジスタQP11及びNチャネルMOSトランジスタQN11と、直列接続されたPチャネルMOSトランジスタQP21及びQP22と、インバータ41を構成するPチャネルMOSトランジスタQP31及びNチャネルMOSトランジスタQN31とを含んでいる。インバータ41の出力信号(トランジスタQP31及びQN31のドレイン電位)は、電源電圧LVDDが立ち上がったときにハイレベルとなり、電源電圧LVDDが立ち下がったときにローレベルとなる。
さらに、POC回路40は、電源電位HVDDが供給されるソースと、インバータ41の出力信号が印加されるゲートとを有するPチャネルMOSトランジスタQP41と、電源電位VSSが供給されるソースと、インバータ41の出力信号が印加されるゲートとを有するNチャネルMOSトランジスタQN41と、トランジスタQP41のドレインとトランジスタQN41のドレインとの間に接続され、電源電位VSSが印加されるゲートを有するPチャネルMOSトランジスタQP42と、トランジスタQP41のドレインとトランジスタQN41のドレインとの間に接続され、電源電位HVDDが印加されるゲートを有するNチャネルMOSトランジスタQN42と、トランジスタQP41のドレイン電位を反転してトランジスタQN51のゲートに印加するインバータ42と、トランジスタQN41のドレイン電位を反転してトランジスタQP51のゲートに印加するインバータ43とを含んでいる。
ここで、インバータ42の入力しきい電位(ロジックレベル)は、電源の中点電位(HVDD+VSS)/2よりも低く設定され、インバータ43の入力しきい電位(ロジックレベル)は、電源の中点電位よりも高く設定されている。入力しきい電位の設定は、インバータを構成するPチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタとにおいて、チャネル幅Wとチャネル長Lとの比W/Lを調節したり、ゲート絶縁膜の厚さを調節したりすることによって行われる。
電源電圧LVDDが供給されていないときには、トランジスタQP11がオンしてトランジスタQN11がオフする。従って、ハイレベルの信号が入力されたインバータ41が、ローレベルの反転POC信号を出力する。反転POC信号は、トランジスタQP21及びQP22を介してインバータ41の入力に正帰還されるので、この状態が一層安定化される。
また、ローレベルの反転POC信号は、トランジスタQP41及びQN41のゲートに印加される。これにより、トランジスタQP41がオン状態となり、トランジスタQN41がオフ状態となる。トランジスタQP41のドレインから出力されるハイレベルの信号がインバータ42に入力されるので、インバータ42の出力信号がローレベルとなり、トランジスタQN51がオフ状態となる。その後、トランジスタQP41のドレインから出力されるハイレベルの信号がトランジスタQP42及びQN42を介して遅延されてインバータ43に入力されるので、インバータ43の出力信号がローレベルとなり、トランジスタQP51がオン状態となる。これにより、ハイレベルのPOC信号が出力される。
ここで、インバータ42の入力しきい電位が低いことにより、インバータ42の出力信号がローレベルとなるタイミングは早められ、インバータ43の入力しきい電位が高いことにより、インバータ43の出力信号がローレベルとなるタイミングはさらに遅延される。このようにして、POC信号をハイレベルにする際に、トランジスタQN51をオフしてからトランジスタQP51をオンするタイミング調整が行なわれ、トランジスタQP51及びQN51における貫通電流が防止される。
一方、電源電圧LVDDが供給されているときには、トランジスタQP11がオフ状態となり、トランジスタQN11がオン状態となる。従って、ローレベルの信号が入力されたインバータ41が、ハイレベルの反転POC信号を出力する。これにより、トランジスタQP21がオフ状態となり、トランジスタQP22もオフ状態となるので、この状態が一層安定化される。
また、ハイレベルの反転POC信号は、トランジスタQP41及びQN41のゲートに印加される。これにより、トランジスタQP41がオフ状態となり、トランジスタQN41がオン状態となる。トランジスタQN41のドレインから出力されるローレベルの信号がインバータ43に入力されるので、インバータ43の出力信号がハイレベルとなり、トランジスタQP51がオフ状態となる。その後、トランジスタQN41のドレインから出力されるローレベルの信号がトランジスタQP42及びQN42を介して遅延されてインバータ42に入力されるので、インバータ42の出力信号がハイレベルとなり、トランジスタQN51がオン状態となる。これにより、ローレベルのPOC信号が出力される。
ここで、インバータ43の入力しきい電位が高いことにより、インバータ43の出力信号がハイレベルとなるタイミングは早められ、インバータ42の入力しきい電位が低いことにより、インバータ42の出力信号がハイレベルとなるタイミングはさらに遅延される。このようにして、POC信号をハイレベルにする際に、トランジスタQN51をオフしてからトランジスタQP51をオンするタイミング調整が行なわれ、トランジスタQP51及びQN51における貫通電流が防止される。
本発明の一実施形態に係る半導体集積回路の構成を示す図。 図1に示すPOC回路の構成を示す回路図。 従来の半導体集積回路の構成例を示す図。 図3に示すPOC回路の構成を示す回路図。 電源電圧LVDDが立ち上がる過渡状態を示す波形図。
符号の説明
10 内部回路、 20、41〜43 インバータ、 30 レベルシフト回路、 40 POC回路、 QP1〜QP51 PチャネルMOSトランジスタ、 QN1〜QN51 NチャネルMOSトランジスタ

Claims (5)

  1. 第1の電源電圧と、該第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧とを含む複数の電源電圧が供給されて動作する半導体集積回路であって、
    第1の電源電圧が供給されたときに動作する内部回路と、
    前記内部回路の出力信号を第1の入力端子に入力すると共に前記出力信号が反転された反転出力信号を第2の入力端子に入力し、第2の電源電圧が供給されたときに、前記第1及び第2の入力端子に入力された信号のレベルをシフトさせたレベルシフト信号を第1及び第2の出力端子においてそれぞれ生成して、前記第1及び第2の出力端子の内の一方からレベルシフト信号を出力するレベルシフト回路と、
    第2の電源電圧を前記レベルシフト回路に供給する電源供給回路と、
    第2の電源電圧が供給され第1の電源電圧が供給されていないときに、前記電源供給回路の動作を停止させる制御回路と、
    第2の電源電圧が供給されたときに、前記レベルシフト回路から出力されるレベルシフト信号を出力パッドに供給する出力回路と、
    を具備する半導体集積回路。
  2. 前記制御回路が、第2の電源電圧を与える2つの電位の内の高電位が供給されるソースを有するPチャネルMOSトランジスタと第2の電源電圧を与える2つの電位の内の低電位が供給されるソースを有するNチャネルMOSトランジスタとが直列に接続された終段回路を含み、前記PチャネルMOSトランジスタ及び前記NチャネルMOSトランジスタのドレインから前記電源供給回路に制御信号を供給して前記電源供給回路の動作を制御し、制御信号をハイレベルにする際に、前記NチャネルMOSトランジスタをオフしてから前記PチャネルMOSトランジスタをオンするタイミング調整を行い、制御信号をローレベルにする際に、前記PチャネルMOSトランジスタをオフしてから前記NチャネルMOSトランジスタをオンするタイミング調整を行う、請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記制御回路が、
    前記高電位が供給されるソースと、第1の電源電圧が立ち上がったときにハイレベルとなる信号が印加されるゲートとを有する第2のPチャネルMOSトランジスタと、
    前記低電位が供給されるソースと、第1の電源電圧が立ち上がったときにハイレベルとなる信号が印加されるゲートとを有する第2のNチャネルMOSトランジスタと、
    前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレインと前記第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインとの間に接続され、前記低電位が印加されるゲートを有する第3のPチャネルMOSトランジスタと、
    前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレインと前記第2のNチャネルMOSトランジスタのドレインとの間に接続され、前記高電位が印加されるゲートを有する第3のNチャネルMOSトランジスタと、
    前記第2のPチャネルMOSトランジスタのドレイン電位を反転して前記NチャネルMOSトランジスタのゲートに印加する第1のインバータと、
    前記第2のNチャネルMOSトランジスタのドレイン電位を反転して前記PチャネルMOSトランジスタのゲートに印加する第2のインバータと、
    をさらに含む、請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記第1のインバータが、前記第1のインバータに供給される電源の中点電位よりも高い入力しきい電位を有し、前記第2のインバータが、前記第2のインバータに供給される電源の中点電位よりも低い入力しきい電位を有する、請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 前記レベルシフト回路が、
    前記出力信号がゲートに入力される直列接続された第1のPチャネルMOSトランジスタ及び第1のNチャネルMOSトランジスタと、
    前記反転出力信号がゲートに入力される直列接続された第2のPチャネルMOSトランジスタ及び第2のNチャネルMOSトランジスタと、
    前記第1のPチャネルMOSトランジスタ及び前記第1のNチャネルMOSトランジスタに電流を供給する第3のPチャネルMOSトランジスタと、
    前記第2のPチャネルMOSトランジスタ及び前記第2のNチャネルMOSトランジスタに電流を供給する第4のPチャネルMOSトランジスタと、
    を含む、請求項1記載の半導体集積回路。
JP2008259797A 2008-10-06 2008-10-06 半導体集積回路 Withdrawn JP2010093435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008259797A JP2010093435A (ja) 2008-10-06 2008-10-06 半導体集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008259797A JP2010093435A (ja) 2008-10-06 2008-10-06 半導体集積回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010093435A true JP2010093435A (ja) 2010-04-22

Family

ID=42255769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008259797A Withdrawn JP2010093435A (ja) 2008-10-06 2008-10-06 半導体集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010093435A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011234267A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Seiko Epson Corp 集積回路装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011234267A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Seiko Epson Corp 集積回路装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4089704B2 (ja) 半導体集積回路
JP4158787B2 (ja) 半導体集積回路
US10418997B2 (en) Level shifter
KR100795694B1 (ko) 저전력 레벨 쉬프터 및 저전력 레벨 쉬프팅 방법
JP4241657B2 (ja) 半導体集積回路
US10958267B2 (en) Power-on clear circuit and semiconductor device
JP2006295322A (ja) レベルシフタ回路
US20070279091A1 (en) Digital Voltage Level Shifter
JP2009260804A (ja) パワーオン検知回路およびレベル変換回路
JP2004356779A (ja) 半導体集積回路
JP2010278849A (ja) スイッチング制御回路
JP4829034B2 (ja) 半導体集積回路
JP2011087271A (ja) フェイルセーフ状態及び耐性状態にて作動可能なフローティング・ウェル・サーキット
JP2010093435A (ja) 半導体集積回路
US11075626B2 (en) Power-on clear circuit and semiconductor device
JP2004356778A (ja) 半導体集積回路
JP2007228330A (ja) レベルシフタ回路及びそれを具備する半導体集積回路
JP2006352204A (ja) 電位検出回路及びそれを備える半導体集積回路
JP5501196B2 (ja) 出力回路
JP2009213109A (ja) 入出力回路
JP4104634B2 (ja) 半導体装置
JP2005159697A (ja) 半導体集積回路
JP2004304475A (ja) トレラント入力回路
TWM517481U (zh) 電壓位準轉換器
JP2011114817A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20111206