JP2010093324A - 撮像装置 - Google Patents

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【課題】撮影条件による画質劣化を低減することのできる撮像装置を提供する。
【解決手段】複数の画素の信号を転送して読み出す撮像素子と、前記信号の転送を制御するためのクロック信号を供給する制御手段とを具備する撮像装置であって、撮影条件(ステップS208,S209,S210)に応じて、クロック信号の周波数を切り換えて読み出しを行うよう制御する(ステップS212,S214)。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、撮像素子の読み出し制御に関するものである。
デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置においては、撮像素子としてCCDやCMOSイメージセンサを使用するのが一般的である。
図5は、前述のイメージセンサのような撮像素子を用いた撮像装置の一般的な構成を示したブロック図である。
図5において、1は、レンズおよび絞りからなる撮像光学系、2は、メカニカルシャッタ(メカシャッタと図示する)、3は、撮像素子、5は、撮像素子3を動作させる信号を発生するタイミング信号発生部である。6は、撮像光学系1、メカニカルシャッタ2および撮像素子3の駆動部、7は、撮影した画像データに必要な信号処理を行う信号処理部、8は、信号処理された画像データを記憶する画像メモリである。9は、撮像装置からの取り外しが可能な記録媒体、10は、信号処理された画像データを記録媒体9に記録する記録部、11は、信号処理された画像データを表示する画像表示装置である。
12は、画像表示装置11に画像を表示させる表示部、13は、撮像装置全体を制御するシステム制御部である。14は、システム制御部13で実行される制御方法を記載したプログラム、このプログラムを実行する際に使用されるパラメータやテーブル等の制御データ、および欠陥画素情報等の補正データを記憶しておく不揮発性メモリ(ROM)である。15は、不揮発性メモリ14に記憶されたプログラム、制御データおよび補正データを転送して記憶しておき、システム制御部13が撮像装置を制御する際に使用する揮発性メモリ(RAM)である。
前述のシステム制御部13には各スイッチ109〜111が接続され、システム制御部13はそれぞれの状態に応じた処理を実行する。尚、109は、撮像装置を起動させるための電源スイッチ、110は、測光処理、測距処理等の撮影準備動作の開始を指示する、シャッタレリーズボタンの半押しでオンするスイッチ(以下スイッチSW1という)である。
111は、撮影動作の開始を指示する、シャッタレリーズボタンの全押しでオンするスイッチ(以下スイッチSW2という)である。スイッチSW2は、不図示のミラー及びシャッタ(メカシャッタ2と、撮像素子3が電子シャッタ機能を有する場合には不図示の電子シャッタ)の駆動を開始させる。そして、撮像素子3から読み出した信号を信号処理部7、記録部10を介して記録媒体9に書き込む一連の撮影動作の開始を指示する。
図6は、前述のイメージセンサのような撮像素子3を用いた撮像装置の一般的な動作を示したフローチャートである。
図6を用いて、一般的な撮像装置の動作について説明する。
まず、ステップS601で電源スイッチ109がオンかどうかを判定する。ここでオフであれば、ステップS601を繰り返し、オンであればステップS602で撮影準備動作を開始させるスイッチSW1がオンかどうかを判定する。
ここで、オフであればステップS602を繰り返すが、オンであればステップS603で、公知のAE処理(測光処理)、AF処理(測距処理、あるいは焦点調節処理)を行い、ステップS604で撮影条件を確定する。
次に、ステップS605で静止画撮影動作の開始スイッチであるスイッチSW2がオンかどうかを判定する。ここで、スイッチSW2がオンであれば、ステップS606に進むが、オフであればステップS602に戻り、ステップS602〜S605を繰り返す。
ステップS605で、スイッチSW2がオンの場合は、ステップS606で撮像素子3に蓄積されている撮像信号のリセットを行う。そして、シャッタ(メカシャッタ2と、撮像素子3が電子シャッタ機能を有する場合には不図示の電子シャッタ)を駆動するなどして、撮像素子3を露光して信号を蓄積する。
その後、ステップS607で画像信号の読み出しを行い、ステップS608で必要に応じて信号処理部7において各種補正や演算処理が行われた画像信号を、記録媒体9に記録する。
デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置においては、撮像素子としてCCDやCMOSイメージセンサを使用するのが一般的であることは前述のとおりである。
前記撮像素子の特性として、画素毎のフォトダイオードの暗電流バラツキによる固定パターンノイズや暗電流に起因した欠陥画素などがあり、これらが撮像された画像の画質を低下させていることはよく知られている。
暗電流は一般的に8℃の温度上昇で2倍に増加すると言われている。上記フォトダイオードの暗電流バラツキによる固定パターンノイズや暗電流に起因した欠陥画素は温度特性を持つことになり、高温ほど固定パターンノイズや欠陥画素が増加することも広く知られている。
一般的に、長秒露光を伴う撮影は、花火の撮影や、星空等の天体の撮影等、比較的暗い場面で被写体を撮影する際に行われることが多い。このようなシーンにおいて、連続して撮影を行う場合、長秒露光の撮影を繰り返す可能性が極めて高いと言える。
前述の撮像素子を用いた撮像装置によって撮影された画像においては、明るい被写体を撮影した画像(信号量が多い画像)に比べ、暗い被写体を撮影した画像(信号量の少ない画像)の方が、前述のような画質劣化が目立ちやすいという特徴がある。
また、撮像装置の長時間の駆動や連続駆動を行う程、前記撮像素子自身の発熱や、撮像素子周辺に配された素子の温度上昇のため、暗電流が増加しやすく、したがって撮像された画像の画質が低下しやすくなる。
そこで、読み出しパルスにより信号電荷を読み出す垂直帰線期間のみ高速転送パルスを発生させ、その他の垂直帰線期間では高速垂直転送動作を禁止することにより撮像素子の温度上昇、画質劣化を防止すること(特許文献1)が提案されている。
また、CCDから間引きした画素データを読み出す時には画素クロックを高速に切り換え、被写体撮影時にCCDから全画素読み出す時には、画素クロックを低速に切り換えること(特許文献2)が提案されている。画素クロックを低速に切り換えることによりフレームレートを上げ、高速に且つ効率良く画像処理を実行し得る。
また、非画素ずらし撮影時には撮像素子を低速駆動して省電や発熱防止を図り、画素ずらし撮影時には撮像素子を高速駆動して撮影時間を短縮し、振れの影響を低減すること(特許文献3)が提案されている。
特開平7−322148号公報 特開2002−142149号公報 特開平11−196321号公報
しかしながら、上述の特許文献1では、信号の読み出し時には常に高速転送パルスを発生させるため、高速駆動に起因するノイズを適宜低減することはできなかった。また、特許文献2及び特許文献3では、読み出し方法が間引きや画素ずらしの場合に処理時間を短縮するためのものであって、高速駆動に起因するノイズについては考慮されていなかった。
このため、上述のような暗電流や長秒露光に伴うノイズとともに、撮像素子の高速駆動に起因するノイズが発生して、画質劣化が目立ってしまうことがあった。また、低輝度な被写体を撮影した場合には、撮像素子のノイズによる画質劣化が、被写体が高輝度である場合に比べ、より目立ちやすい。
(発明の目的)
本発明の目的は、撮影条件による画質劣化を低減することのできる撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の画素の信号を転送して読み出す撮像素子と、前記信号の転送を制御するためのクロック信号を供給する制御手段とを具備する撮像装置であって、撮影条件に応じて、クロック信号の周波数を切り換えて読み出しを行うよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、撮影条件による画質劣化を低減することができる。
本発明を実施するための最良の形態は、後述する実施例1および2に記載の通りである。
図1はデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置の構成を示すブロック図である。
1は、レンズおよび絞りからなる撮像光学系、2は、メカニカルシャッタ(メカシャッタと図示する)、3は、撮像素子、5は、撮像素子3を動作させる信号を発生するタイミング信号発生部である。6は、撮像光学系1、メカニカルシャッタ2および撮像素子3の駆動部、7は、撮影した画像データに必要な信号処理を行う信号処理部、8は、信号処理された画像データを記憶する画像メモリである。9は、撮像装置からの取り外しが可能な記録媒体、10は、信号処理された画像データを記録媒体9に記録する記録部、11は、信号処理された画像データを表示する画像表示装置である。
12は、画像表示装置11に画像を表示させる表示部、13は、撮像装置全体を制御するシステム制御部である。14は、システム制御部13で実行される制御方法を記載したプログラム、このプログラムを実行する際に使用されるパラメータやテーブル等の制御データ、および欠陥画素情報等の補正データを記憶しておく不揮発性メモリ(ROM)である。15は、不揮発性メモリ14に記憶されたプログラム、制御データおよび補正データを転送して記憶しておき、システム制御部13が撮像装置を制御する際に使用する揮発性メモリ(RAM)である。
113は、撮像素子3の内部あるいは撮像素子3の至近位置に配置され、撮像素子3の温度を測定する温度センサAである。温度センサAは、前述のシステム制御部13に接続され、システム制御部13は、温度センサAの状態に応じた処理を実行する。
また、前述のシステム制御部13には各スイッチ109〜111と温度センサB112が接続され、システム制御部13はそれぞれの状態に応じた処理を実行する。尚、109は、撮像装置を起動させるための電源スイッチ、110は、測光処理、測距処理等の撮影準備動作の開始を指示する、シャッタレリーズボタンの半押しでオンするスイッチ(以下スイッチSW1という)である。
111は、撮影動作の開始を指示する、シャッタレリーズボタンの全押しでオンするスイッチ(以下スイッチSW2という)である。スイッチSW2は、不図示のミラー及びシャッタ(メカシャッタ2と、撮像素子3が電子シャッタ機能を有する場合には不図示の電子シャッタ)の駆動を開始させる。そして、撮像素子3から読み出した信号を信号処理部7、記録部10を介して記録媒体9に書き込む一連の撮影動作の開始を指示する。
温度センサB112は、撮像装置の周辺温度を測定する。
図2は、図1の撮像装置の動作を示すフローチャートである。
本実施例では、後述の撮影条件によって、撮像素子3に蓄積された信号の読み出しを、低速(図4(a))で行うか、または高速(図4(b))で行うか選択した上で、信号の読み出しを行う。
まず、ステップS201で電源スイッチ109がオンかどうかを判定する。ここでオフであればステップS201を繰り返し、オンであればステップS202で撮影準備動作を開始させるスイッチであるスイッチSW1がオンかどうかを判定する。ここでオフであればステップS202を繰り返すが、オンであればステップS203で、公知のAE処理(測光処理)、AF処理(測距処理、あるいは焦点調節処理)、撮像装置の周辺温度の測定処理、撮像素子3の温度測定を行う。そして、ステップS204で、撮影条件を確定する。
尚、ここでは撮像装置の周辺温度の測定処理、撮像素子3の温度測定を、他の撮影条件の決定と同時に行っているが、後述する各部の温度判定を行うステップにおいて、温度測定を行っても良い。
次に、ステップS205で、静止画撮影動作の開始スイッチであるスイッチSW2がオンかどうかを判定する。ここでスイッチSW2がオンであればステップS206に進むが、オフであればステップS202に進み、ステップS202〜S205を繰り返す。
ステップS205で、スイッチSW2がオンの場合は、ステップS206で撮像素子3に蓄積されている撮像信号のリセットを行う。そして、シャッタ(メカシャッタ2と、撮像素子3が電子シャッタ機能を有する場合には不図示の電子シャッタ)を駆動するなどして撮像素子3を露光し、信号の蓄積を開始する。
信号の蓄積中、ステップS203のAE処理において得た被写体の輝度情報をもとに、ステップS208において被写体の明るさを判定する。
ここで、被写体が所定の条件の一つである所定の明るさ(所定値1)より暗ければ、ステップS211に進み、撮像素子3の信号蓄積を終了する。蓄積終了後、ステップS212に進み、撮像素子3に蓄積された信号の低速読み出しを開始し、ステップS215で信号の読み出しを終了した後、ステップS216に進む。
これは、被写体が暗く、蓄積された画像信号が少ない場合には、画質の劣化が目立ちやすくなるため、撮像装置の駆動クロックの速度を落とすことで、読み出し中、画像信号にノイズが極力加わらないようにするためである。
尚、撮像素子3は読み出し時の消費電力がもっとも多く、駆動クロック周波数が高いと、ロジック回路部の消費電力、及びノイズが増加する。また、アナログ信号の応答性も考慮すると、駆動クロック周波数が低いほど、ノイズの影響が少ない。したがって、撮像装置の駆動クロックの速度を落とすことは、画像信号へのノイズの影響を減らすために有効である。
一方、ステップS208において、被写体の明るさが所定(所定値1)以上であればステップS209に進み、ステップS204において確定した撮影条件をもとに信号の蓄積時間の判定を行う。
ここで、蓄積時間が所定時間(所定値2)より長時間であった場合には、ステップS211に進み、撮像素子3の信号蓄積を終了する。蓄積終了後、ステップS212に進み、撮像素子3に蓄積された信号の低速読み出しを開始し、ステップS215で信号の読み出しを終了した後、ステップS216に進む。
これは、蓄積時間が長い場合は撮像素子3の温度上昇が激しく、暗電流が増加し、画質が低下しやすくなるため、撮像装置の駆動クロックの速度を落とすことで、読み出し中、画像信号にノイズが極力加わらないようにするためである。
一方、蓄積時間が所定時間(所定値2)以下の場合には、ステップS210に進み、ステップS213、あるいは任意のタイミングにおいて得た温度情報をもとに、撮像装置の周辺温度を判定する。
周辺温度が所定条件の一つである所定の温度(所定値3)より低い場合には、ステップS211に進み、撮像素子3の信号蓄積を終了する。蓄積終了後、ステップS212に進み、撮像素子3に蓄積された信号の低速読み出しを開始し、ステップS215で信号の読み出しを終了した後、ステップS216に進む。
これは、周辺温度が低い場合には撮像装置の電池の消耗が激しいため、撮像装置の駆動クロックの速度を落とすことで、電池の持ちをよくするためである。また、撮像装置の駆動クロックの速度を落とすことで、ノイズの振幅を抑えることができるため、画像劣化を防止できるためである。
なお、撮像装置の電源として、電池ではなく、外部電源を用いる場合には、ステップS210の判定結果にかかわらず、ステップS213に進んでもよい。あるいは、ステップS209で蓄積時間が所定時間(所定値2)以下であると判定された場合、ステップS210を行わずに、ステップS213に進んでもよい。
これは、撮像装置の電源として外部電源を使用する際は、撮像装置の駆動の最中に電源が切れてしまう心配はないため、撮像装置の周辺温度にかかわらず、通常の高速度の読み出しクロックによって、撮像素子3からの信号を読み出すことができるからである。
一方、ステップS210において、周辺温度が所定の温度(所定値3)以上であると判定された場合には、ステップS213で撮像素子3の信号蓄積を終了する。蓄積終了後、ステップS214に進み、撮像素子3に蓄積された信号の高速読み出しを開始し、ステップS215で、信号の読み出しを終了した後、ステップS216に進む。
尚、ステップS210に先立って、撮像素子3の温度が所定の温度より低いか否かを、ステップS203の温度測定処理、あるいは任意のタイミングにおいて温度センサA113から得られる撮像素子3の温度情報を用いて判定するようにしてもよい。この場合、撮像素子3の温度が所定の条件の一つである所定の温度(所定値4)より高い場合には、ステップS211に進み、一方、撮像素子3の温度が所定の温度(所定値4)以下の場合には、ステップS210に進むことになる。
これは、撮像素子の温度が高い場合、暗電流の増加により画質が低下しやすくなるため、信号を低速で読出すようにすることで、更なる画質の劣化を抑えるためである。
ステップS216で、必要に応じて信号処理部7において各種補正や演算処理を行い、その画像信号を記録媒体9に記録し、その後はステップS202に戻り、必要に応じて以降の処理を繰り返す。
以上が本発明における実施例1の撮像装置の一連の動作である。尚、本実施例は、静止画撮影時、動画撮影時のいずれに対しても適用できるものである。
また、本実施例においては、各種判定を順序立てて記載したが、実際には、被写体の明るさ、撮像素子3における信号の蓄積時間、撮像素子3の温度、撮像装置の周辺温度、内部電源を使用する場合のうち、少なくとも一つ以上の判定を行えばよい。また、複数の判定を行う場合においては、判定の順序は本実施例に記載の通りでなくともよい。
撮像装置を従来の構成の撮像装置においては、画像信号の読み出しの際、被写体の明るさや露光時間などの撮影条件の如何にかかわらず、一定のクロックで読み出しを行っていた。これに対して、本実施例によれば、被写体が暗い場合や露光時間の長い場合など、撮像素子が発熱しやすい条件での撮影においては、撮像素子3の発熱を抑制することができる。また、画像の画質劣化の目立ちやすい条件での撮影においては、画質の劣化しにくい速度で信号を読み出すことにより、画質劣化の少ない画像を得ることができるようになる。
また、撮像装置の周辺温度が低いときでも、少ない電池の消費量で撮像装置を駆動することができるようになる。
また、撮像装置の電源として外部電源が使用される場合がある。この場合には、システム制御部13(読み出し制御手段)は、撮像装置の周辺温度にかかわらず、所定の条件以外のときと同じ読み出し速度、つまり高速にタイミング信号発生部5および駆動部6の読み出し速度を切り換えるようにしている。
本実施例1においては、撮像素子の複数の画素の信号の転送を制御するためのクロック信号を供給するタイミング信号発生部5および駆動部6(制御手段)を有する。そして、撮影条件が所定の条件であるときに、この所定の条件以外のときに比べて低速な読み出し速度に切り換えるシステム制御部13(制御手段)を有する。
所定の条件は、被写体の明るさが所定より低輝度の場合、または撮像素子3における信号の蓄積時間が所定より長時間の場合、または撮像素子3の温度が所定より高温の場合、、または撮像装置の周辺温度が所定より低温の場合である。または撮像装置の電源として内部電源を使用する場合である。
実施例2に係る撮像装置の構成は、図1の通りであり、実施例1と同じである。
図3は、実施例2に係る撮像装置の動作を示すフローチャートである。
実施例2において、実施例1と異なるのは、撮影した画像信号の低速読み出し中であっても、静止画撮影動作の開始スイッチであるスイッチSW2がオンになったら、信号の読み出し速度を高速に切り換える点である。これにより、信号を速く読み出して、次の駒の撮影に備えることができる。
つまり、実施例1では、図4(a)や図4(b)に示されるように、低速読み出しや高速読み出しが終了した後にスイッチSW2のオンを受け付けるようにしている。なお、図4において、白色部が蓄積期間、黒色部が蓄積終了期間、格子模様部が低速読み出し期間、斜線部が高速読み出し期間を示している。実施例1に対して、実施例2では、図4(c)の2駒目に示されるように、低速読み出し中にスイッチSW2のオンを受け付け、その時点で読み出し速度を高速に切り換えて読み出した後、次の駒の撮影を行うようにしている。
具体的には、図2と図3の、ステップS211ならびにステップS213の、撮像素子の信号蓄積終了以降の動作が異なっており、以下、これらの箇所の動作について説明する。
ステップS211で撮像素子の信号蓄積を終了した後、静止画撮影動作の開始スイッチであるスイッチSW2がオンされたかどうかをステップS212において判定する。このときスイッチSW2のオンが検出されていれば、撮像素子3に蓄積された信号の高速読み出しが開始される(ステップS301)。信号の読み出しが終了すると(ステップS302)、ステップS303で、必要に応じて信号処理部7において各種補正や演算処理を行い、その画像信号を記録媒体9に記録する。その後はステップS205に戻り、次の駒の撮影を行うために、必要に応じて以降の処理を繰り返す。
一方、ステップS212でスイッチSW2のオンが検出されていなければ、信号の低速読出しが開始される(ステップS214)。信号の低速読み出し中は、スイッチSW2のオンが検出されたかどうかの判定を繰り返し(ステップS212−ステップS215)、ステップS212でスイッチSW2のオンが検出されると、ステップS301に進み、信号の読み出し速度を高速に切り換える。
ステップS302で、信号の読み出しが終了すると、ステップS303で、必要に応じて信号処理部7において各種補正や演算処理を行い、その画像信号を記録媒体9に記録し、その後はステップS205に戻り、必要に応じて以降の処理を繰り返す。
一方、信号の低速読出し中にスイッチSW2のオンが検出されなければ、信号の低速読み出しを継続する。ステップS215で信号の読み出しが終了すると、ステップS216で、必要に応じて信号処理部7において各種補正や演算処理を行い、その画像信号を記録媒体9に記録し、その後はステップS205に戻り、必要に応じて以降の処理を繰り返す。
本実施例2においては、低速な読み出し速度による読み出し中に、撮影動作の開始を指示するスイッチSW2がオンされた場合には、システム制御部13(制御手段)は、所定の条件以外のときと同じ読み出し速度に切り換えるようにしている。
本発明の実施例1及び実施例2に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る撮像装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る撮像装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1および実施例2における撮像素子の読み出し動作を簡易に示す図である。 従来の撮像装置の構成を示すブロック図である。 従来の撮像装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 撮像光学系
2 メカニカルシャッタ
3 撮像素子
5 タイミング信号発生部
6 駆動部
7 信号処理部
8 画像メモリ
9 記録媒体
10 記録部
11 画像表示装置
12 表示部
13 システム制御部
14 不揮発性メモリ(ROM)
15 揮発性メモリ(RAM)
109 電源スイッチ
110 スイッチSW1
111 スイッチSW2
112 温度センサB
113 温度センサA

Claims (3)

  1. 複数の画素の信号を転送して読み出す撮像素子と、
    前記信号の転送を制御するためのクロック信号を供給する制御手段とを具備する撮像装置であって、
    撮影条件に応じて、クロック信号の周波数を切り換えて読み出しを行うよう制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、被写体の明るさが所定より低輝度の場合、または前記撮像素子における信号の蓄積時間が所定より長時間の場合、または前記撮像素子の温度が所定より高温の場合、または当該撮像装置の周辺温度が所定より低温の場合、または当該撮像装置の電源として内部電源を使用する場合の少なくともいずれかの場合には、クロック信号の周波数を低くして低速な読み出しを行うよう制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記低速な読み出し速度による読み出し中に、撮影動作の開始を指示するスイッチがオンされた場合には、読み出し速度をより高速に切り換えることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
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