JP2010092561A - 記憶装置のデータリード方法及び記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶装置のリードエラー時の救済を行う記憶装置に関し、リトライデータからデータエラー訂正能力を向上する。
【解決手段】記憶ユニット(12)から、同一データを複数回リードし、多数決判定又は平均化処理前に、各リードデータの相関性(類似性)判定を行う制御回路(28−2)を設け、制御回路(28−2)が、類似性の高いデータを選択して、相関性の低いデータを排除して、多数決判定又は平均化処理する。振動や電磁界外乱がある頻度で発生する環境下でも、データエラーの訂正能力を向上できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、リードエラーを救済するためのリトライシーケンスを行う記憶装置のデータリード方法及び記憶装置に関する。
近年の記憶装置の高密度化に伴い、記憶装置から読み出され信号から正確なデータを得るに、種々の技術が適用されている。この方法として、誤り検出及び訂正処理や、リードエラーを検出した際に、リード動作のリトライを行うリトライシーケンスが、一般に利用されている。
特に、ディスク記憶装置では、ディスク記憶媒体のトラックピッチが狭くなっており、クロストークや振動、外部磁界の影響で、リードエラーが生じやすい。このリトライ処理において、更なるデータ救済を行うため、複数回のリードを行い、複数回のリードにおいて、得たリードデータを多数決論理で、データを判定する方法が、提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図17は、従来の多数決論理を用いたリード処理の説明図である。リードエラーを検出した場合に、この多数決リード処理を開始する。リード回数n(n>1)を設定し、読み込みデータを格納するバッファ番号buffを、「0」に初期化する(S100)。記憶媒体(ディスク)からデータを読み出し、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のバッファ番号buffで示す領域に、読み出したデータを格納する(S102)。
次に、バッファ番号buffを「1」インクリメントする(S104)。n回リードが終了したかを、バッファ番号buffから判定し、終了していないと、ステップS102に戻る(S106)。n回リードが終了すると、バッファのn回分のデータの各ビットの値の多数決を取り、1つのリードデータを作成し、このリードデータに対し、ECC訂正して、出力する(S108)。
特開2007−200552号公報
一方、記憶装置が置かれる環境は、様々であり、振動環境下や電磁界環境下に置かれる場合がある。外部振動環境下としては、例えば、磁気ディスク記憶装置では、スピーカ等の音響機器の近くに設けられた場合等であり、電磁界環境下としては、携帯電話等の無線通信機器が、装置に近接した場合等である。
このような環境下では、外部振動によるヘッドのポジションずれや、強力な電磁界環境下によるノイズの影響で、磁気ディスクのリード時にデータエラーが発生しやすい。同様に、フラッシュメモリ等の記憶装置においても、データの多値化により、強力な電磁界環境下によるノイズの影響で、リードエラーが生じやすい。
従来技術の多数決論理を用いたリトライ処理は、各リード動作のデータを均等評価するため、外部振動やノイズがある頻度で発生している環境下においては、エラーの程度が、変化し、それらが多数決判定結果に悪影響を与えて、エラー訂正能力を弱めてしまう可能性があった。
従って、本発明の目的は、外部振動やノイズが発生している環境下でも、データ訂正能力を向上するための記憶装置のデータリード方法及び記憶装置を提供することにある。
この目的の達成のため、記憶装置のデータリード方法は、記憶ユニットからデータを読み出すステップと、前記読み出したデータのエラーを検出するステップと、前記エラーを検出したことに応じて、同一の前記データを複数回リードし、各回のリードデータをバッファに格納するステップと、前記バッファに格納された各リードデータ間の相関度を計算するステップと、前記計算された相関度から、相関の低いリードデータは除外し、前記相関の高いリードデータを選択するステップと、前記選択したリードデータの多数決判定又は平均化処理を行い、その結果を読み出しデータとして、出力するステップとを有する。
又、この目的の達成のため、記憶装置は、記憶ユニットと、前記記憶ユニットから読み出したデータを再生する再生回路と、前記再生回路の出力から、前記読み出したデータのエラーを検出するエラー検出回路と、前記再生回路の出力を格納するバッファと、前記エラーを検出したことに応じて、同一の前記データを複数回リードし、各回のリードデータを前記バッファに格納し、前記バッファに格納された各リードデータ間の相関度を計算し、前記計算された相関度から、相関の低いリードデータは除外し、前記相関の高いリードデータを選択する制御回路とを有し、前記制御回路は、前記選択したリードデータの多数決判定又は平均化処理を行い、その結果を前記エラー検出回路に、出力する。
同一データを複数回リードし、多数決判定又は平均化処理前に、各リードデータの相関性(類似性)判定を行い、類似性の高いデータを選択して、相関性の低いデータを排除して、多数決判定又は平均化処理するため、振動や電磁界外乱がある頻度で発生する環境下でも、データエラーの訂正能力を向上できる。
以下、本発明の実施の形態を、記憶装置、第1の実施の形態のリード回路、第1の実施の形態のリード処理、第1の実施の形態の複数回リードリトライ処理、第2の実施の形態、他の実施の形態の順で説明するが、本発明は、この実施の形態に限られない。
(記憶装置)
図1は、本発明の一実施の形態の記憶装置の構成図であり、記憶装置として、磁気ディスク装置を例に示す。図1に示すように、磁気記憶媒体である磁気ディスク12が、スピンドルモータ36の回転軸に設けられている。スピンドルモータ36は、磁気ディスク12を回転する。アクチュエータ16は、先端に磁気ヘッド18を備え、磁気ヘッド18を磁気ディスク12の半径方向に移動する。
アクチュエータ16は、回転軸を中心に回転するアームと、アームの後端に設けられた駆動コイルと、アームの先端に設けられたサスペンション(ジンバル)からなるVCM(Voice Coil Motor)で構成され、このサスペンションに磁気ヘッド18が設けられる。
アクチュエータ16には、磁気ヘッド18と電気的に接続されたライトドライバを含むヘッドIC(プリアンプ)34が設けられる。これらは、ディスクエンクロージャ10内に収容される。
磁気ヘッド18は、スライダと、リード素子(MR素子)と、ライト素子とからなる。磁気ヘッド18は、スライダに、磁気抵抗素子を含むリード素子を積層し、その上にライトコイルを含むライト素子を積層して、構成される。この磁気抵抗素子のコア幅は、磁気ディスク12のトラックの幅に対応し、例えば、0.3〜0.4マイクロメータである。
ディスクエンクロージャ10と別に、プリント回路アセンブリー(PCA)20が設けられる。プリント回路アセンブリー20は、磁気ディスク装置の制御回路を搭載する。この制御回路は、サーボコントローラ24と、リードチャネル26と、ハードディスクコントローラ(HDC)/マイクロコントローラ(MCU)28と、データバッファ30と、フラッシュROM32とを有する。
更に、プリント回路アセンブリー20には、装置に付与されるショックを検出するショックセンサ22と、発振器38とが設けられる。サーボコントローラ24は、ハードディスクコントローラ/マイクロコントローラ28の指示された位置に磁気ヘッドを位置付けるように、アクチュエータ16をサーボ制御する。
リードチャネル26は、ハードディスクコントローラ28のライトゲートWGとライト(ユーザー)データとを受け、プリアンブル、同期マークを含むライトデータWDを作成し、ヘッドIC34を介し、磁気ヘッド18に出力する。又、リードチャネル26は、磁気ヘッド18からのリードデータRDを、ヘッドIC34を介し、受け、ハードディスクコントローラ/マイクロコントローラ28に出力する。
ハードディスクコントローラ/マイクロコントローラ28は、フラッシュROM24に格納されたパラメータを含むプログラムを、データバッファ30を使用して実行する。
ハードディスクコントローラ/マイクロコントローラ28は、サーボコントローラ24にヘッド位置指令を発し、サーボコントローラ24は、これに従いアクチュエータ16をサーボ制御し、磁気ヘッド18を所望のトラック位置に位置つける。
又、ハードディスクコントローラ/マイクロコントローラ28は、ATA(AT
Attached)インターフェース等のインターフェースで、図示しないホストと接続され、ライト時に、ライトデータをリードチャネル26に転送し、ヘッドIC34を介し磁気ヘッド18で書込みを行わせる。
同様に、リード時に、リードチャネル26にリード指示を与え、リードチャネル26は、これに従い、磁気ヘッド18からのリードデータRDを、ヘッドIC34を介し受け、ハードディスクコントローラ/マイクロコントローラ28に転送する。
このハードディスクコントローラ/マイクロコントローラ28が、後述するリトライを含むリード処理を実行する。又、リードチャネル26と、ハードディスクコントローラ/マイクロコントローラ28は、図2等で詳細に説明する。
(第1の実施の形態のリード系回路の構成)
図2は、本発明の第1の実施の形態のリード系回路の構成図であり、図1のリードチャネル26とハードディスクコントローラ/マイクロコントローラ28のブロック図である。
図2に示すように、磁気ヘッド18の再生ヘッド(リード素子)18−1からの読み取り信号は、プリアンプ34を介し、リードチャネル26のPRチャネル回路40に入力される。PRチャネル回路40は、可変ゲインアンプ(VGA)と、非対称特性補正回路(ASC)と、制御フィルタ(CTF:Continuous Time Filter)と、アナログ/デジタル変換器(ADC)と、フィニットインパルスレスポンスフィルタ(FIR)と、AGC回路等を有する。
PRチャネル回路40は、読み取り信号の振幅と非対称特性を調整した後、制御フィルタで波形等化し、AD変換し、FIRで、PR(パーシャルレスポンス)信号の整形を行う。
同期(Sync)マーク検出回路46は、PRチャネル回路40の出力から所定のパターンの同期マークSMを検出し、同期マーク検出信号を、ビタビ復号器42、RLL(Run Length Limited)デコーダ44に通知する。
ビタビ復号器42は、同期マーク検出信号を受け、PRチャネル回路40のFIRの出力(同期マーク以降のユーザーデータ)から、周知の最尤復号を行う。即ち、ビタビ復号器42は、データの前後の関係を利用して、尤もらしいデータ系列を選択する。RLLデコーダ44は、書込み側で、RLL符号化されたデータをデコードし、NRZデータを、ハードディスクコントローラ28−1に出力する。
ハードディスクコントローラ(以下、HDCという)28−1は、ホスト(コンピュータ)1からのコマンドを受け、リードゲートRG,リードモード信号Rを生成するコントロールロジック回路50と、バッファメモリ30のリード/ライト制御を行うバッファマネージャ回路(DRAMコントローラ)54と、ECC(エラー訂正コード)によりエラー検出及び訂正を行うECC回路56とを有する。
RLLデコーダ44からのNRZデータは、バッファマネージャ回路54に入力する。バッファマネージャ回路54は、後述するMPU(マイクロコントローラ)28−2の指示により、DRAM(バッファメモリ)30に、バッファ領域を作成し、NRZデータ(リードデータ)を、格納する。又、MPU28−2の指示により、バッファのデータ又はMPU28−2で、多数決リード処理されたデータを、ECC回路56に出力する。
ECC回路56は、送られたデータのエラー検出及び訂正を行い、訂正不可と判定すると、MPU28−2に通知する。一方、訂正可能なら、訂正行い、ホスト1へ転送する。
MPU28−2は、図3以下で説明するリード処理を実行し、HDC28−1を制御する。後述するように、MPU28−2は、DRAM30のバッファ間のデータの一致数を検出する処理と、この一致数に基づいて、バッファを選択する処理と、選択されたバッファのデータの多数決をとる多数決判定処理とを実行する。
本実施の形態では、MPU28−2が、リードエラーを救済するために、リトライシーケンス動作において、複数のリードリトライを行い、リードデータをバッファ30に保存する。次に、MPU28−2が、複数のリードリトライのデータを保存したバッファ間の相関度を判定して、多数決判定もしくは平均化処理に用いて、データを作成する。バッファ(リトライデータ)を限定して、後段の処理を実施することにより、データエラーの救済を行う。
(第1の実施の形態のリード処理)
図3及び図4は、本発明の実施の形態のリード処理フロー図である。以下、MPU28−2が、実行する図3及び図4のリード処理を説明する。
(S10)MPU28−2は、HDC28−1が受けたホストからのコマンドを解析して、リードコマンドであると判断すると、リード処理を開始し、リードコマンドに付随する対象LBA(論理ブロックアドレス)で指定するセクタのリード処理を実行する。即ち、HDC28−1に対象セクタのリード処理を指示し、HDC28−1は、VCM34を制御し、磁気ヘッド18を対象トラックに位置付け、リードチャネル26に、プリアンプ34からの再生ヘッド18−1からの信号の処理を指示する。
リードチャネル26では、図2で説明したように、PRチャネル40で波形整形した後、シンクマーク検出回路46でシンクマークを検出して、ビタビ復号器42、RLLデコーダ44を、動作する。ビタビ復号器42は、最尤復号を行い、RLLデコーダ44は、復号データを、RLLデコードする。RLLデコードされたデータ(NRZデータ)は、バッファマネージャ54をバイパスし、ECC回路56に入力する。この時、リトライ動作でないため、MPU28−2は、バッファマネージャ54に、バイパスを指示する。
(S12) ECC回路56は、NRZデータのECC符号を用いて、エラー検出及び訂正を行う。ECC回路56は、ECC符号でエラー訂正可能であれば、ECC符号でエラー訂正し、MPU28−2にこれを通知した後、ホストコンピュータ1に出力する。
(S14)一方、ECC回路56は、ECC符号でエラー訂正不可と判定すると、エラー訂正不可を、MPU28−2に通知する。これにより、MPU28−2は、リトライ処理に移行する。MPU28−2は、ECC回路56からの訂正不可結果から、エラー範囲が、所定の閾値より大きいか否かを判定する。エラー範囲が、所定の閾値より大きい場合(即ち、エラー範囲が、広い場合)には、単純なリトライを行っても、エラー訂正できないため、図4のステップS18に進む。
(S16)一方、MPU28−2は、ECC回路56からの訂正不可結果から、エラー範囲が、所定の閾値より大きくないと判定すると、単純リトライ処理を行う。即ち、ステップS10と同様に、MPU28−2は、HDC28−1に対象セクタのリード処理を指示し、ステップS12と同様に、ECC回路56は、ECC符号でエラー訂正可能であれば、ECC符号でエラー訂正し、MPU28−2にこれを通知した後、ホストコンピュータ1に出力する。MPU28−2は、ECC回路56からのエラー訂正不可の結果を受けると、図4のステップS18に進む。
(S18)MPU28−2は、各種のパラメータを、変更して、ステップS16と同様に、リトライ処理を行う。各種のパラメータを変更して、リトライ処理することは、周知であり、例えば、ビタビ復号器42の2値判定レベルを変更することや、PRチャネル40の特性(非対称補正特性等)を変更する。そして、ステップS16と同様に、MPU28−2は、HDC28−1に対象セクタのリード処理を指示する。
(S20)ECC回路56は、ECC符号でエラー訂正可能であれば、ECC符号でエラー訂正し、MPU28−2にこれを通知した後、ホストコンピュータ1に出力する。MPU28−2は、ECC回路56からのエラー訂正不可の結果を受けると、ステップS22以下の複数回リードリトライ処理に進む。
(S22)MPU28−2は、ECC回路56で判明したエラー範囲に応じて、複数回リードリトライ処理におけるリード回数nと、多数決判定に使用するバッファ領域数mを決定する。エラー範囲が、広い場合には、リード回数を増やした方が、多数決による訂正可能性が大きいため、エラー範囲が広ければ、リード回数n,バッファ領域数m(nに比例)を大きくし、エラー範囲が狭ければ、リード回数n,バッファ領域数m(nに比例)を小さくする。そして、MPU28−2は、バッファマネージャ54に複数回リードリトライを指示し、図5以下で説明する複数回リードリトライ処理を実行する。
(S24)MPU28−2の多数決処理で訂正されたデータは、ECC回路56に入力する。ステップS12,16,20と同様に、ECC回路56は、ECC符号でエラー訂正可能であれば、ECC符号でエラー訂正し、MPU28−2にこれを通知した後、ホストコンピュータ1に出力する。MPU28−2は、ECC回路56からのエラー訂正不可の結果を受けると、異常と判定し、異常終了する。
(第1の実施の形態の複数回リードリトライ処理)
図5は、本発明の一実施の形態の複数回リードリトライ処理のフロー図、図6は、図5のデータ一致数集計テーブルの説明図、図7は、図5のデータ一致数の合計値計算処理の説明図、図8は、図5のバッファ選択処理の説明図である。
以下、図6乃至図8を参照して、図5のリードリトライ処理を説明する。
(S30)図4のステップS22で、リトライ回数が、n回(n≧4)、多数決判定に使用するバッファ数m(3≦m≦n−1)を指定し、n回リトライ動作を行う。バッファ番号iを初期値「0」に設定する。
(S32)MPU28−2は、HDC28−1に対象セクタのリード処理を指示し、HDC28−1は、リードチャネル26に、プリアンプ34からの再生ヘッド18−1からの信号の処理を指示する。リードチャネル26では、図2で説明したように、PRチャネル40で波形整形した後、シンクマーク検出回路46でシンクマークを検出して、ビタビ復号器42、RLLデコーダ44を、動作する。ビタビ復号器42は、最尤復号を行い、RLLデコーダ44は、復号データを、RLLデコードする。RLLデコードされたデータ(NRZデータ)を、バッファマネージャ54は、バッファ番号iで示されるバッファ(DRAM)30の領域に格納する。この時、複数回リトライ動作であるため、MPU28−2は、バッファマネージャ54に、データ格納を指示する。
(S34)MPU28−2は、バッファ番号iを、「1」インクリメントし、バッファ番号iが、指定リード回数n以上であるかを判定する。バッファ番号iが、指定リード回数n以上でない場合には、ステップS32に戻る。
(S36)ステップS34で、バッファ番号iが、指定リード回数n以上であると判定すると、指定した回数のリトライ毎のセクタデータは、それぞれのバッファ領域に格納されていることになる。MPU28−2は、各バッファ間のデータ一致数C_xy(C_yx)を計算する。図6に示すように、各バッファ領域0〜n−1のデータを比較して、データが一致する数(ビット数)C_xy(C_yx)を計算する。この計算値を、図6のテーブルの対応する欄に格納する。
例えば、バッファ領域0(x=0)と、バッファ領域1(y=1)とのデータ一致数C01が計算され、テーブルに格納される。同様に、バッファ領域0(x=0)と、バッファ領域2〜n−1(y=2〜n−1)とのデータ一致数C02〜C0n−1がそれぞれ計算され、テーブルに格納される。又、バッファ領域1(x=1)についても同様であり、バッファ領域0,2〜n−1(y=0,2〜n−1)とのデータ一致数C10,C12〜C1n−1がそれぞれ計算され、テーブルに格納される。以下、同様に、バッファ領域2〜n−1(x=2〜n−1)についても、他のバッファ領域とのデータ一致数が計算され、テーブルに格納される。
ここで、C_xyが小さい(一致数が少ない)と、同一信号成分が少ない。即ち、ノイズ同士に相関性がないランダムノイズが大きいと言える。逆に、C_xyが大きい(一致数が多い)と、共通の信号成分が多い。即ち、ランダムノイズ成分が小さいと言える。
(S38)次に、MPU28−2は、テーブルのC_xyから、各バッファ領域のデータ一致数Dxを計算する。図7に示すように、各バッファ領域の一致数Dxは、Cxyの和である。例えば、バッファ領域0のデータ一致数D0は、図6のC01、C02,・・・・、C0n−1の和である。
(S40)次に、MPU28−2は、図8に示すように、データ一致数Dxの値が、大きい順に、バッファ番号をソートする。そして、MPU28−2は、ソートしたバッファ番号の上位から前述の指定したm個(m≧3)を、多数決に使用するバッファ領域として、選択する。
(S42)MPU28−2は、選択したm個のバッファ領域のデータのみを使用して、多数決判定を行い最終的なリードデータを推測する。即ち、m個のバッファ領域の同じ位置のビット値の多数決をとり、その位置のビット値を決定する。
(S44)MPU28−2は、推測したリードデータを、バッファ30に格納し、バッファマネージャ54に対して、ECC回路56への出力を指示する。これにより、ECC回路56が、ECC訂正を実施する。
このように、多数決判定前に、相関性(類似性)判定を行い、類似性の高いデータを選択して、相関性の低いデータを排除して、多数決判定するため、データエラーの訂正能力を向上できる。
次に、実施例を説明する。図9は、5回のリトライのエラーレート例の説明図、図10は、従来の多数決論理での正しいデータが得られる確率の説明図、図11は、本実施の形態によるデータ一致数の説明図、図12は、本実施の形態による各バッファのデータ一致数の説明図、図13は、図11、図12の本実施の形態による多数決論理での正しいデータが得られる確率の説明図である。
先ず、5回のリトライを行い、各リトライにおける、元の記録データ(正しいデータ)に対して、正しいデータが含まれている割合を、図9のように、仮定する。ここでは、リトライ4(5回目のリトライ)で、振動や電磁界により、極端にエラーレートが悪化しているデータが生じた場合を、仮定する。
図10は、上記条件で、従来の多数決論理により、1ビットのデータを判定した時の、正しいデータが得られる確率を示す。図10に示すように、リトライ0〜3までは、正しいデータの割合が、70%であり、リトライ4は、5%であるから、5回のリトライの遷移における、多数決判定結果(正、誤)と、パスの確率を計算すると、図10の如くなる。1ビットのデータの判定結果が正しい確率は、図10の判定結果が、正のパスの確率の和であるから、「0.664」である。
一方、本実施の形態では、図11のように、リトライ0〜4のリードデータは、バッファ0〜4に格納されているため、図6で説明したように、リトライxとリトライyとのデータが一致するビット数の値C_xyは、前記条件では、図11の範囲と想定される。尚、Bsは、1セクタの含まれるビット数を示す。
図7で説明したように、図11のテーブルのC_xyから、各バッファに対応するデータ一致数の合計値を計算すると、図12のようになる。
図12から、リトライ4(バッファ4)のリードデータは、いかなる場合でも、最下位となり、多数決判定のデータから除外される。ここでは、多数決に使用するバッファのデータを上位3個とすると、多数決判定には、リトライ0〜3の内、3つが選択される。ここでは、リトライ0〜3は、いずれも確率が同じため、リトライ0〜2のデータを選択し、図10と同様に、多数決判定結果(正、誤)と、パスの確率を計算すると、図13の如くなる。1ビットのデータの判定結果が正しい確率は、図13の判定結果が、正のパスの確率の和であるから、「0.784」である。
このように、リトライを5回行う場合を仮定し、かつ5回目のリトライ時のエラーレートが極端に悪い場合であっても、1ビットのデータの判定結果が正しい確率を計算すると、「0.784」となり、従来の多数決リトライを用いた場合(図10)の「0.664」より改善することができる。
(第2の実施の形態)
図14は、本発明の第2の実施の形態のリード系回路の構成図であり、図1のリードチャネル26とハードディスクコントローラ/マイクロコントローラ28のブロック図である。この実施の形態は、バッファに波形等化後の再生信号を格納し、これを平均化処理する例である。
図14において、図2で示したものと同一のものは、同一の記号で示してある。即ち、磁気ヘッド18の再生ヘッド(リード素子)18−1からの読み取り信号は、プリアンプ34を介し、リードチャネル26のPRチャネル回路40に入力される。PRチャネル回路40は、可変ゲインアンプ(VGA)と、非対称特性補正回路(ASC)と、制御フィルタ(CTF:Continuous Time Filter)と、アナログ/デジタル変換器(ADC)と、フィニットインパルスレスポンスフィルタ(FIR)と、AGC回路等を有する。
PRチャネル回路40は、読み取り信号の振幅と非対称特性を調整した後、制御フィルタで波形等化し、AD変換し、FIRで、PR(パーシャルレスポンス)信号の整形を行う。
同期(Sync)マーク検出回路46は、PRチャネル回路40の出力から所定のパターンの同期マークSMを検出し、同期マーク検出信号を、バッファマネージャ回路48、RLL(Run Length Limited)デコーダ44に通知する。
バッファマネージャ回路48は、後述するMPU(マイクロコントローラ)28−2の指示により、DRAM(バッファメモリ)30に、バッファ領域を作成し、PRチャネル回路40からの再生信号を、格納する。又、MPU28−2の指示により、バッファの再生信号又はMPU28−2で、選択したバッファを平均化処理した再生信号を、ビタビ復号器42に出力する。
ビタビ復号器42は、同期マーク検出信号を受け、バッファマネージャ回路48からの出力から、周知の最尤復号を行う。即ち、ビタビ復号器42は、データの前後の関係を利用して、尤もらしいデータ系列を選択する。RLLデコーダ44は、書込み側で、RLL符号化されたデータをデコードし、NRZデータを、ハードディスクコントローラ28−1に出力する。
ハードディスクコントローラ(以下、HDCという)28−1は、ホスト(コンピュータ)1からのコマンドを受け、リードゲートRG,リードモード信号Rを生成するコントロールロジック回路50と、ECC(エラー訂正コード)によりエラー検出及び訂正を行うECC回路56とを有する。
ECC回路56は、送られたデータのエラー検出及び訂正を行い、訂正不可と判定すると、MPU28−2に通知する。一方、訂正可能なら、訂正を行い、ホスト1へ転送する。
MPU28−2は、図15以下で説明する複数回リードリトライを含むリード処理を実行し、HDC28−1を制御する。後述するように、MPU28−2は、DRAM30のバッファ間の再生信号の相関度を検出する処理と、この相関度に基づいて、バッファを選択する処理と、選択されたバッファのデータの平均をとる平均化処理とを実行する。
本実施の形態では、MPU28−2が、リードエラーを救済するために、リトライシーケンス動作において、複数のリードリトライを行い、リードした再生信号をバッファ30に保存する。次に、MPU28−2が、複数のリードリトライの再生信号を保存したバッファ間の相関度を判定して、後段の平均化に使用するバッファを選択し、選択したバッファのみを用いて、平均化処理を行い、データを作成する。バッファ(リトライデータ)を限定して、後段の処理を実施することにより、データエラーの救済を行う。
図15は、本発明の第2の実施の形態の複数回リードリトライ処理のフロー図、図16は、図15の相関係数集計テーブルの説明図である。ここでは、リード処理は、図3、図4の実施の形態を利用し、図4の複数回リードリトライ処理のみ説明する。
以下、図7、図8、図16を参照して、図15のリードリトライ処理を説明する。
(S50)図4のステップS22で、リトライ回数が、n回(n≧3)、平均化処理に使用するバッファ数m(2≦m≦n−1)を指定し、n回リトライ動作を行う。バッファ番号iを初期値「0」に設定する。
(S52)MPU28−2は、HDC28−1に対象セクタのリード処理を指示し、HDC28−1は、リードチャネル26に、プリアンプ34からの再生ヘッド18−1からの信号の処理を指示する。リードチャネル26では、図14で説明したように、PRチャネル40で波形整形した後、シンクマーク検出回路46でシンクマークを検出して、バッファマネージャ回路48、RLLデコーダ44を、動作する。バッファマネージャ54は、バッファ番号iで示されるバッファ(DRAM)30の領域に、PRチェネル回路40からの再生信号を、格納する。この時、複数回リトライ動作であるため、MPU28−2は、バッファマネージャ54に、データ格納を指示する。
(S54)MPU28−2は、バッファ番号iを、「1」インクリメントし、バッファ番号iが、指定リード回数n以上であるかを判定する。バッファ番号iが、指定リード回数n以上でない場合には、ステップS52に戻る。
(S56)ステップS54で、バッファ番号iが、指定リード回数n以上であると判定すると、指定した回数のリトライ毎のセクタの再生信号は、それぞれのバッファ領域に格納されていることになる。MPU28−2は、各バッファ間のデータ相関係数C_xy(=C_yx)を計算する。相関係数C_xyは、下記式(1)を用いて、計算する。
Figure 2010092561
即ち、バッファ領域x、y内の分散を計算するものである。各バッファ内のデータ数iをn個とすると、バッファxのi番目のデータBuffer_x(i)と、バッファxの全データの平均値Buffer_xとの差と、バッファyのi番目のデータBuffer_y(i)と、バッファyの全データの平均値Buffer_yとの差との積を、n個分加算して値を分子とする。そして、バッファxのi番目のデータBuffer_x(i)と、バッファxの全データの平均値Buffer_xとの差を二乗して、n個加算した値の平方根と、バッファyのi番目のデータBuffer_y(i)と、バッファyの全データの平均値Buffer_yとの差を2乗して、n個分加算した値の平方根との積を、分母とする。
この計算値を、図15のテーブルの対応する欄に格納する。例えば、バッファ領域0(x=0)と、バッファ領域1(y=1)との相関係数C01が計算され、テーブルに格納される。同様に、バッファ領域0(x=0)と、バッファ領域2〜n−1(y=2〜n−1)との相関係数C02〜C0n−1がそれぞれ計算され、テーブルに格納される。又、バッファ領域1(x=1)についても同様であり、バッファ領域0,2〜n−1(y=0,2〜n−1)との相関係数C10,C12〜C1n−1がそれぞれ計算され、テーブルに格納される。以下、同様に、バッファ領域2〜n−1(x=2〜n−1)についても、他のバッファ領域との相関係数が計算され、テーブルに格納される。
ここで、C_xyは、−1〜+1の範囲の値をとり、+1に近いと、正の相関性があり、共通の信号成分が多く、ランダムノイズ成分が小さいと言える。逆に、−1に近いと、相関がない、即ち、ノイズ同士に相関性がないランダムノイズが大きいと言える。
(S58)次に、MPU28−2は、テーブルのC_xyから、各バッファ領域の相関係数の合計値Dxを計算する。図7に示したように、各バッファ領域の相関係数の合計値Dxは、Cxyの和である。例えば、バッファ領域0の相関係数の合計値D0は、図16のC01、C02,・・・・、C0n−1の和である。
(S60)次に、MPU28−2は、図8に示したように、相関係数の合計値Dxの値が、大きい順に、バッファ番号をソートする。そして、MPU28−2は、ソートしたバッファ番号の上位から前述の指定したm個(m≧2)を、平均化に使用するバッファ領域として、選択する。
(S62)MPU28−2は、選択したm個のバッファ領域のデータのみを使用して、平均化処理を行い、最終的な再生信号を推測する。即ち、m個のバッファ領域の同じ位置の再生信号の値の平均を計算し、その位置の再生信号の値を決定する。
(S64)MPU28−2は、推測した再生信号の値を、バッファ30に格納し、バッファマネージャ54に対して、ビタビ復号器42への出力を指示する。これにより、ビタビ復号器42は、最尤復号を行い、RLLデコーダ44は、復号データを、RLLデコードする。RLLデコードされたデータ(NRZデータ)を、ECC回路56が、ECC訂正を実施する。
このように、平均化処理前に、相関性(類似性)判定を行い、類似性の高い再生信号を選択して、相関性の低い再生信号を排除して、平均化処理するため、データエラーの訂正能力を向上できる。
以上を要約すると、以下のようである。
(1)記憶ユニットからデータをリードするデータリード方法において、前記記憶ユニットからデータを読み出すステップと、前記読み出したデータのエラーを検出するステップと、前記エラーを検出したことに応じて、同一の前記データを複数回リードし、各回のリードデータをバッファに格納するステップと、前記バッファに格納された各リードデータ間の相関度を計算するステップと、前記計算された相関度から、相関の低いリードデータは除外し、前記相関の高いリードデータを選択するステップと、前記選択したリードデータの多数決判定又は平均化処理を行い、その結果を読み出しデータとして、出力するステップとを有する。
(2)前記出力ステップは、前記多数決判定又は平均化処理結果を、ECC回路でエラー訂正するステップを更に有する。
(3)前記バッファに格納するステップは、前記記憶ユニットから読み出した信号をデータに変換した後、前記バッファに格納するステップを有し、前記出力ステップは、前記バッファに格納された変換されたデータを、前記多数決判定するステップを有する。
(4)前記バッファに格納するステップは、前記記憶ユニットから読み出した信号を波形等化した後の再生信号を、前記バッファに格納するステップを有し、前記出力ステップは、前記バッファに格納された再生信号を、前記平均化処理するステップを有する。
(5)前記エラー検出ステップは、前記読み出したデータを前記ECC回路で、エラー検出するステップを有する。
(6)前記エラー検出ステップは、前記読み出したデータのエラーを検出するステップと、前記エラー範囲が、予め決められた範囲より大きいかを判定するステップと、前記エラー範囲が、予め決められた範囲より大きくない場合に、前記同一の前記データをリードし、エラー検出するステップとを有する。
(7)前記エラー検出ステップは、前記読み出したデータのエラーを検出するステップと、前記エラーの検出に応じて、前記読み出しのパラメータを変更するステップと、前記変更後、同一の前記データをリードし、エラー検出するステップとを有する。
(8)前記バッファに格納するステップは、前記検出したエラー範囲に応じて、同一データをリードする回数を決定するステップを有する。
(9)読み出すステップは、記憶媒体からヘッドによりデータを読み出すステップと、前記読み出し出力を波形等化して、再生信号を得るステップとを有する。
(10)前記読み出しステップは、前記再生信号からデータを復調するステップを更に有する。
(11)記憶ユニットと、前記記憶ユニットから読み出したデータを再生する再生回路と、前記再生回路の出力から、前記読み出したデータのエラーを検出するエラー検出回路と、前記再生回路の出力を格納するバッファと、前記エラーを検出したことに応じて、同一の前記データを複数回リードし、各回のリードデータを前記バッファに格納し、前記バッファに格納された各リードデータ間の相関度を計算し、前記計算された相関度から、相関の低いリードデータは除外し、前記相関の高いリードデータを選択する制御回路とを有し、前記制御回路は、前記選択したリードデータの多数決判定又は平均化処理を行い、その結果を前記エラー検出回路に、出力する。
(12)前記エラー検出回路は、前記多数決判定又は平均化処理結果を、エラー訂正するECC回路を有する。
(13)前記再生回路は、前記記憶ユニットから読み出した信号をデータに復調する回路を有し、前記制御回路は、前記バッファに格納された復調されたデータを、前記多数決判定する。
(14)前記再生回路は、前記記憶ユニットから読み出した信号を波形等化する回路を有し、前記制御回路は、前記バッファに格納された波形等化後の再生信号を、前記平均化処理する。
(15)前記制御回路は、前記読み出したデータを前記ECC回路が、エラー検出したことに応じて、前記同一の前記データの複数回リード処理を開始する。
(16)前記制御回路は、前記読み出したデータのエラーを検出したことに応じて、前記エラー範囲が、予め決められた範囲より大きいかを判定し、前記エラー範囲が、予め決められた範囲より大きくない場合に、前記同一の前記データをリードする。
(17)前記制御回路は、前記読み出したデータのエラーを検出したことに応じて、前記再生回路の読み出しパラメータを変更し、前記変更後、同一の前記データをリード処理する。
(18)前記制御回路は、前記検出したエラー範囲に応じて、同一データをリードする回数を決定する。
(19)記憶ユニットは、記憶媒体と、前記記憶媒体からデータを読み出すヘッドとを有し、前記再生回路は、前記読み出し出力を波形等化して、再生信号を出力する回路を有する。
(20)前記再生回路は、前記再生信号からデータを復調する復調回路を更に有する。
(他の実施の形態)
前述の実施の形態では、記憶装置を、磁気ディスク装置の例で説明したが、熱アシスト形ディスク装置や、光ディスク装置等の他の媒体記憶装置にも適用できる。
又、多値記録されたメモリ(例えば、フラッシュメモリ等)においても、同様に、電磁界の影響で、エラーレートが変化するため、かかるメモリに適用しても、有効である。
以上、本発明を、実施の形態で説明したが、本発明は、その趣旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これを本発明の範囲から排除するものではない。
尚、本発明は、以下の実施の形態を包含する。
(付記1)記憶ユニットからデータをリードするデータリード方法において、前記記憶ユニットからデータを読み出すステップと、前記読み出したデータのエラーを検出するステップと、前記エラーを検出したことに応じて、同一の前記データを複数回リードし、各回のリードデータをバッファに格納するステップと、前記バッファに格納された各リードデータ間の相関度を計算するステップと、前記計算された相関度から、相関の低いリードデータは除外し、前記相関の高いリードデータを選択するステップと、前記選択したリードデータの多数決判定又は平均化処理を行い、その結果を読み出しデータとして、出力するステップとを有することを特徴とする記憶装置のデータリード方法。
(付記2)前記出力ステップは、前記多数決判定又は平均化処理結果を、ECC回路でエラー訂正するステップを更に有することを特徴とする付記1の記憶装置のデータリード方法。
(付記3)前記バッファに格納するステップは、前記記憶ユニットから読み出した信号をデータに変換した後、前記バッファに格納するステップを有し、前記出力ステップは、前記バッファに格納された変換されたデータを、前記多数決判定するステップを有することを特徴とする付記1の記憶装置のデータリード方法。
(付記4)前記バッファに格納するステップは、前記記憶ユニットから読み出した信号を波形等化した後の再生信号を、前記バッファに格納するステップを有し、前記出力ステップは、前記バッファに格納された再生信号を、前記平均化処理するステップを有することを特徴とする付記1の記憶装置のデータリード方法。
(付記5)前記エラー検出ステップは、前記読み出したデータを前記ECC回路で、エラー検出するステップを有することを特徴とする付記2の記憶装置のデータリード方法。
(付記6)前記エラー検出ステップは、前記読み出したデータのエラーを検出するステップと、前記エラー範囲が、予め決められた範囲より大きいかを判定するステップと、前記エラー範囲が、予め決められた範囲より大きくない場合に、前記同一の前記データをリードし、エラー検出するステップとを有することを特徴とする付記1の記憶装置のデータリード方法。
(付記7)前記エラー検出ステップは、前記読み出したデータのエラーを検出するステップと、前記エラーの検出に応じて、前記読み出しのパラメータを変更するステップと、前記変更後、同一の前記データをリードし、エラー検出するステップとを有することを特徴とする付記1の記憶装置のデータリード方法。
(付記8)前記バッファに格納するステップは、前記検出したエラー範囲に応じて、同一データをリードする回数を決定するステップを有することを特徴とする付記1の記憶装置のデータリード方法。
(付記9)読み出すステップは、記憶媒体からヘッドによりデータを読み出すステップと、前記読み出し出力を波形等化して、再生信号を得るステップとを有することを特徴とする付記1の記憶装置のデータリード方法。
(付記10)前記読み出しステップは、前記再生信号からデータを復調するステップを更に有することを特徴とする付記9の記憶装置のデータリード方法。
(付記11)記憶ユニットと、前記記憶ユニットから読み出したデータを再生する再生回路と、前記再生回路の出力から、前記読み出したデータのエラーを検出するエラー検出回路と、前記再生回路の出力を格納するバッファと、前記エラーを検出したことに応じて、同一の前記データを複数回リードし、各回のリードデータを前記バッファに格納し、前記バッファに格納された各リードデータ間の相関度を計算し、前記計算された相関度から、相関の低いリードデータは除外し、前記相関の高いリードデータを選択する制御回路とを有し、前記制御回路は、前記選択したリードデータの多数決判定又は平均化処理を行い、その結果を前記エラー検出回路に、出力することを特徴とする記憶装置。
(付記12)前記エラー検出回路は、前記多数決判定又は平均化処理結果を、エラー訂正するECC回路を有することを特徴とする付記11の記憶装置。
(付記13)前記再生回路は、前記記憶ユニットから読み出した信号をデータに復調する回路を有し、前記制御回路は、前記バッファに格納された復調されたデータを、前記多数決判定することを特徴とする付記11の記憶装置。
(付記14)前記再生回路は、前記記憶ユニットから読み出した信号を波形等化する回路を有し、前記制御回路は、前記バッファに格納された波形等化後の再生信号を、前記平均化処理することを特徴とする付記11の記憶装置。
(付記15)前記制御回路は、前記読み出したデータを前記ECC回路が、エラー検出したことに応じて、前記同一の前記データの複数回リード処理を開始することを特徴とする付記12の記憶装置。
(付記16)前記制御回路は、前記読み出したデータのエラーを検出したことに応じて、前記エラー範囲が、予め決められた範囲より大きいかを判定し、前記エラー範囲が、予め決められた範囲より大きくない場合に、前記同一の前記データをリードすることを特徴とする付記11の記憶装置。
(付記17)前記制御回路は、前記読み出したデータのエラーを検出したことに応じて、前記再生回路の読み出しパラメータを変更し、前記変更後、同一の前記データをリード処理することを特徴とする付記11の記憶装置。
(付記18)前記制御回路は、前記検出したエラー範囲に応じて、同一データをリードする回数を決定することを特徴とする付記11の記憶装置。
(付記19)記憶ユニットは、記憶媒体と、前記記憶媒体からデータを読み出すヘッドとを有し、前記再生回路は、前記読み出し出力を波形等化して、再生信号を出力する回路を有することを特徴とする付記11の記憶装置。
(付記20)前記再生回路は、前記再生信号からデータを復調する復調回路を更に有することを特徴とする付記19の記憶装置。
同一データを複数回リードし、多数決判定又は平均化処理前に、各リードデータの相関性(類似性)判定を行い、類似性の高いデータを選択して、相関性の低いデータを排除して、多数決判定又は平均化処理するため、振動や電磁界外乱がある頻度で発生する環境下でも、データエラーの訂正能力を向上できる。
本発明の一実施の形態の記憶装置の構成図である。 本発明の第1の実施の形態のリード回路のブロック図である。 本発明の実施の形態のリード処理フロー図(その1)である。 本発明の実施の形態のリード処理フロー図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態のリードリトライ処理フロー図である。 図5のデータ一致数テーブルの説明図である。 図5の合計値計算処理の説明図である。 図5の相関度の高いバッファ選択処理の説明図である。 本発明の実施例を説明するためのリトライ回数とデータエラーの割合の仮定条件の説明図である。 図9の条件における従来の多数決処理によるデータ正解確率の説明図である。 図9の条件における本発明の実施の形態によるデータ一致数テーブルの説明図である。 図11のデータ一致数テーブルから得た各バッファの合計値の説明図である。 図9の条件における本発明の実施の形態によるデータ正解確率の説明図である。 本発明の第2の実施の形態のリード回路のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態のリードリトライ処理フロー図である。 図15の相関係数テーブルの説明図である。 従来のデータの多数決判定の説明図である。
符号の説明
10 磁気ディスクエンクロージャ
12 磁気ディスク
16 VCM(アクチュエータ)
18 磁気ヘッド
20 プリント板アッセンブリー
24 サーボコントローラ
26 リードチャネル
28 HDC・MCU
28−1 HDC
28−2 MPU
30 バッファ
32 ROM
34 プリアンプ
36 スピンドルモータ
40 PRチャネル回路
42 ビタビ復号器
44 RLLデコーダ
46 同期マーク検出器
48,54 バッファマネージャ回路
56 ECC回路

Claims (5)

  1. 記憶ユニットからデータをリードするデータリード方法において、
    前記記憶ユニットからデータを読み出すステップと、
    前記読み出したデータのエラーを検出するステップと、
    前記エラーを検出したことに応じて、同一の前記データを複数回リードし、各回のリードデータをバッファに格納するステップと、
    前記バッファに格納された各リードデータ間の相関度を計算するステップと、
    前記計算された相関度から、相関の低いリードデータは除外し、前記相関の高いリードデータを選択するステップと、
    前記選択したリードデータの多数決判定又は平均化処理を行い、その結果を読み出しデータとして、出力するステップとを有する
    ことを特徴とする記憶装置のデータリード方法。
  2. 前記出力ステップは、前記多数決判定又は平均化処理結果を、ECC回路でエラー訂正するステップを更に有する
    ことを特徴とする請求項1の記憶装置のデータリード方法。
  3. 記憶ユニットと、
    前記記憶ユニットから読み出したデータを再生する再生回路と、
    前記再生回路の出力から、前記読み出したデータのエラーを検出するエラー検出回路と、
    前記再生回路の出力を格納するバッファと、
    前記エラーを検出したことに応じて、同一の前記データを複数回リードし、各回のリードデータを前記バッファに格納し、前記バッファに格納された各リードデータ間の相関度を計算し、前記計算された相関度から、相関の低いリードデータは除外し、前記相関の高いリードデータを選択する制御回路とを有し、
    前記制御回路は、前記選択したリードデータの多数決判定又は平均化処理を行い、その結果を前記エラー検出回路に、出力する
    ことを特徴とする記憶装置。
  4. 前記再生回路は、前記記憶ユニットから読み出した信号をデータに復調する回路を有し、
    前記制御回路は、前記バッファに格納された復調されたデータを、前記多数決判定する
    ことを特徴とする請求項3の記憶装置。
  5. 前記再生回路は、前記記憶ユニットから読み出した信号を波形等化する回路を有し、
    前記制御回路は、前記バッファに格納された波形等化後の再生信号を、前記平均化処理する
    ことを特徴とする請求項3の記憶装置。
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