JP4443518B2 - 復号装置および復号方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル信号の復号技術に関し、特に、記憶媒体に記憶されるデータに対して誤りを訂正する/復号する復号装置、復号方法、および記憶システムに関する。
近年、ハードディスクを用いた記憶装置は、パーソナルコンピュータ、ハードディスクレコーダー、ビデオカメラ、携帯電話など、さまざまな分野において必須の装置となりつつある。ハードディスクを用いた記憶装置は、適用される分野によって求められる仕様もさまざまである。たとえば、パーソナルコンピュータに搭載するハードディスクには、高速性、大容量性が求められる。高速性、大容量性を向上するためには、訂正能力の高い誤り訂正符号化をする必要がある。しかしながら、高速化が進むほど単位時間あたりに扱うデータの量が増えるため、単位時間あたりの誤りも比例して増大する。そうすると、誤り訂正能力が低い誤り訂正方式を用いる場合、ハードディスクに対する再読込みが発生するため、ハードディスクへのアクセスに要する時間が増大し、高速化のボトルネックとなる。
一般的に、ハードディスクから読み出したデータ系列には、符号間干渉が存在する。従来は、白色雑音を含むデータ系列を正確に検出できる軟判定ビタビアルゴリズム(以下、「SOVA」と表記する。)を用いることによって、符号間干渉を除去したデータ系列を検出していた(たとえば、特許文献1、2参照。)。しかしながら、ハードディスクから読み出したデータ系列は、有色雑音をも含む場合がある。このような場合、SOVAによってデータ検出を行なったとしても符号間干渉の除去が正しく行なわれず、後段において実行される復号を行なったとしても、正確な復号が期待できなかった。従来、このような課題に対して、過去の信号や雑音に依存して発生する雑音、すなわち、有色雑音を予測してデータ系列を検出するDDNP(Data Dependent Noise Predictive)−SOVAがデータ検出アルゴリズムとして用いられていた(たとえば、非特許文献1参照)。
特開2003−228923号公報 特開2004−139664号公報 Aleksandar Kavcic、et al、「The Viterbi Algorithm and Markov Noise Memory」、IEEE Transactions on Information Theory、Vol.46、No.1、p.291−301、Jun. 2000
本発明者はこうした状況下、以下の課題を認識するに至った。すなわち、ハードディスクからデータ系列を読み出した段階においては、データ系列に含まれる雑音が有色雑音であるか白色雑音であるか、もしくは、双方の雑音を含んでいるのかを判定することが難しいといった課題である。このため、いずれかの検出アルゴリズムを用いてデータ検出を行なった後に復号したとしても、その復号特性が不安定となってしまうといった課題である。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、雑音特性によらず、復号特性を向上できる復号装置、復号方法、および記憶システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の復号装置は、データ系列を入力する入力部と、入力部によって入力されたデータ系列から複数の異なる信号系列を生成する生成部と、生成部によって生成された複数の信号系列のうち1の信号系列を選択する選択部と、選択部によって選択された信号系列を復号する復号部と、復号部によって復号された信号系列の復号誤りの程度を検出する検出部と、検出部によって検出された誤りの程度が所定の許容度以内であるか否かを判定する判定部と、を備える。判定部において、誤りの程度が所定の許容度以内であると判定された場合は、復号部によって復号された信号系列の出力が指示される。また、判定部において、誤りの程度が所定の許容度を超えると判定された場合は、選択部にて、1の信号系列とは異なる別の信号系列の選択が指示され、選択部にて新たに選択された信号系列に対して復号部以下による処理が再実行される。
ここで、「複数の異なる信号系列」とは、所定の信号系列に対し異なるデータ検出方法によって生成された複数の信号系列などを含む。また、「復号誤りの程度を検出する」とは、誤りが訂正できているか否かのチェックや、CRCなどの誤り検出によって誤りの有無を判定することなどを含む。また、「誤りの程度が所定の許容度以内」とは、正しい復号結果が得られたことなどを含み、たとえば、誤りが訂正されており、かつ、CRCなどの誤り検出によって誤りがないと判定されることなどを含む。「誤りの程度が所定の許容度を超える」とは、正しい復号結果が得られなかったことなどを含み、たとえば、誤りが訂正されておらず、また、CRCなどの誤り検出によって誤りが残存していると判定されることなどを含む。「異なる別の信号系列の選択」とは、すでに選択された信号系列とは異なる信号系列の選択を含む。また、「復号部以下による処理」とは、復号部と検出部と判定部による処理を含む。この態様によると、誤りが所定の許容度以内となる復号系列となるまで、復号処理を繰り返すことによって、復号部における復号性能を向上できる。また、復号性能を安定化できる。
選択部は、判定部によって誤りの程度が許容度以内であると判定される確率が高い信号系列を優先して選択してもよい。また、選択部は、生成部によって生成された複数の信号系列のうち、信号に依存して発生する雑音を予測する機能を有するビタビアルゴリズムを用いて検出されたデータ系列に対応する信号系列を優先して選択してもよい。ここで、「信号に依存して発生する雑音」とは、過去の信号や雑音に依存して発生する雑音などを含む。この態様によると、誤りの程度が許容度以内であると判定される確率が高い信号系列を優先して選択することによって、復号部以下の所定の処理における繰り返し実行しなければならない回数を低減できる。
入力部は、それぞれ異なるデータ系列を生成する第1入力部と第2入力部とを含んでもよい。生成部は、第1入力部と、第2入力部とから入力されたデータ系列のいずれか一方のデータ系列、もしくは、双方のデータ系列から、1以上の信号系列を生成してもよい。生成部は、第1入力部と第2入力部によってそれぞれ入力された複数のデータ系列のうちのデータ系列であって、信号に依存して発生する雑音を予測する機能を有する第1ビタビアルゴリズムによって検出されたデータ系列、および/または、第1ビタビアルゴリズムとは異なる機能を有する第2ビタビアルゴリズムによって検出されたデータ系列をもとに、信号系列を生成してもよい。この態様によると、復号の対象となる候補を複数生成できる。複数の候補を生成することにより、復号の確実性を向上できる。
入力部は、軟判定値化されたデータ系列を入力し、生成部は、入力部によって入力されたデータ系列を硬判定値化することによって、信号系列を生成してもよい。この態様によると、簡易な構成で復号系列を生成できる。また、生成部は、入力部によって入力されたデータ系列のうち、所定の長さ以上の区間において、所定のしきい値より小さい絶対値を有する軟判定データが連続している場合であって、区間において連続している軟判定データの個数が所定の個数より多い場合、連続している軟判定データの符号を反転した後に、硬判定値化することによって、もしくは、前記連続している軟判定データを硬判定値化した後に硬判定されたデータを論理反転することによって、信号系列を生成してもよい。また、生成部は、入力部によって入力されたデータ系列に含まれる複数の軟判定データのうち、所定の長さ以上の区間において、隣接する軟判定データの符号がそれぞれ異なる場合、区間に対応する軟判定データの符号を反転した後に、硬判定値化することによって、もしくは、区間に対応する軟判定データを硬判定値化した後に硬判定されたデータを論理反転することによって、信号系列を生成する。また、生成部は、入力部によって入力されたデータ系列に含まれる複数の軟判定データのうち、所定のしきい値より小さい絶対値を有する軟判定データの符号を反転した後に、硬判定値化することによって、もしくは、所定のしきい値より小さい絶対値を有する軟判定データを硬判定値化した後に硬判定されたデータを論理反転することによって、信号系列を生成してもよい。
ここで、「軟判定値」とは、2値より大きい多値より表される値を含み、また、信頼度を含む。信頼度とは、データの確からしさを示し、軟判定値の絶対値で表現してもよい。「軟判定データの符号を反転」とは、軟判定データに(−1)を乗じることなどを含み、また、軟判定データの硬判定値を論理反転することなどを含む。また、「隣接する軟判定データの符号がそれぞれ異なる場合」とは、複数の軟判定データが、交互に正と負とを示す軟判定データであることを含み、正を示す符号ビットと負を示す符号ビットとが交互に軟判定データに含まれていることを含む。この態様によると、信頼性の低い軟判定値に対応する硬判定値を逆方向に判定させることによって、復号特性を向上できる。
また、生成部は、入力部によって入力された複数のデータ系列のうちの2つのデータ系列であって、一方のデータ系列の硬判定値をもとに、他方のデータ系列の硬判定値を修正することによって、信号系列を生成してもよい。また、生成部は、第1入力部と第2入力部とによって入力された複数のデータ系列のうちの2つのデータ系列であって、信号に依存して発生する雑音を予測する機能を有する第1ビタビアルゴリズムによって検出されたデータ系列と、第1ビタビアルゴリズムとは異なる機能を有する第2ビタビアルゴリズムによって検出されたデータ系列のいずれか一方の硬判定値をもとに、他方のデータ系列の硬判定値を修正することによって、信号系列を生成してもよい。また、生成部は、第1入力部と第2入力部とによって入力された複数のデータ系列のうちの2つのデータ系列であって、一方のデータ系列に含まれる第1データの硬判定値と、他方のデータ系列に含まれるデータであって前記第1データと対応する位置に存在する第2データの硬判定値とが異なる場合、一方のデータ系列に含まれる第1データを、第2データに置換えることによって、一方のデータ系列の硬判定値を修正してもよい。また、生成部は、第1入力部と第2入力部とによって入力された複数のデータ系列のうちの2つのデータ系列であって、一方のデータ系列に含まれる第1データの硬判定値と、他方のデータ系列に含まれるデータであって前記第1データと対応する位置に存在する第2データの硬判定値とが異なる場合であって、かつ、第2データの軟判定値の絶対値と第1データの軟判定値の絶対値との差が所定のしきい値より大きい場合、一方のデータ系列に含まれる第1データを、第2データに置換えることによって、一方のデータ系列の硬判定値を修正してもよい。この態様によると、複数の硬判定系列を互いに修正することによって、双方の雑音特性に強い信号系列を生成できる。復号特性を向上できる。また、信頼性の低い軟判定値に対応する硬判定値を逆方向に判定させることによって、復号特性を向上できる。
本発明の別の態様は、復号方法である。この方法は、データ系列を入力するステップと、入力したデータ系列から複数の異なる信号系列を生成するステップと、生成された複数の信号系列のうち1の信号系列を選択するステップと、選択された信号系列を復号するステップと、を備え、選択するステップは、復号するステップにおいて復号された信号系列の誤りの程度が所定のしきい値より小さくなるまで、順次、すでに選択した信号系列とは異なる信号系列を選択し、復号するステップ以下の処理が繰り返し実行される。ここで、「誤りの程度が所定のしきい値より小さくなる」とは、正しい復号結果が得られたことなどを含み、たとえば、誤りが訂正されており、かつ、CRCなどの誤り検出によって誤りがないと判定されることなどを含む。この態様によると、この態様によると、誤りが所定の許容度以内となる復号系列となるまで、復号処理を繰り返すことによって、復号部における復号性能を向上できる。また、復号性能を安定化できる。
本発明のさらに別の態様は、記憶システムである。この記憶システムは、データを記憶装置に書き込むライトチャネルと、記憶装置に記憶されているデータを読み出すリードチャネルとを備える信号記憶システムであって、ライトチャネルは、データをリードソロモン符号化する符号化部と、符号化部で符号化されたデータを記憶装置に書き込む書き込み部と、を備え、リードチャネルは、記憶装置から出力されたアナログ信号を入力する入力部と、入力部から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力するアナログデジタル変換部と、アナログデジタル変換部から出力されたデジタル信号の尤度を計算して軟判定値を出力するソフト出力検出部と、ソフト出力検出部から出力されたデータを復号する、符号化部に対応した、復号部と、を備える。復号部は、ソフト出力検出部から出力されたデータを入力する入力部と、入力部によって入力されたデータから複数の異なる信号系列を生成する生成部と、生成部によって生成された複数の信号系列のうち1の信号系列を選択する選択部と、選択部によって選択された信号系列を復号する復号部と、復号部によって復号された信号系列の復号誤りの程度を検出する検出部と、検出部によって検出された誤りの程度が所定の許容度以内であるか否かを判定する判定部と、を有する。判定部において、誤りの程度が所定の許容度以内であると判定された場合は、復号部によって復号された信号系列の出力が指示され、判定部において、誤りの程度が所定の許容度を超えると判定された場合は、選択部にて1の信号系列とは異なる別の信号系列の選択が指示され、選択部にて新たに選択された信号系列に対して検出部以下による処理が再実行される。本発明のさらに別の態様は、復号装置である。当該装置は、1つの半導体基板上に一体集積化されていてもよい。この態様によると、安定して高い復号能力を備える復号部を具備することによって、より高速に記憶システムにアクセスすることができる。また、余分なハードウェアを搭載する必要がなくなるので、低規模な半導体集積回路を実現できる。
本発明のさらに別の態様もまた、記憶システムである。この記憶システムは、記憶システムにおいて、当該記憶システムは、さらに、データを記憶する記憶装置と、記憶装置への書き込みと、記憶装置からの読み出しとを制御する制御部と、を有する。リードチャネルは、制御部の指示に従って、記憶装置に記憶されているデータを読み出し、ライトチャネルは、制御部の指示に従って、符号化されたデータを記憶装置に書き込む。本発明のさらに別の態様は、復号装置である。当該装置は、1つの半導体基板上に一体集積化されていてもよい。この態様によると、安定して高い復号能力を備える復号部を具備することによって、より高速に記憶システムにアクセスすることができる。また、余分なハードウェアを搭載する必要がなくなるので、低規模な半導体集積回路を実現できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、雑音特性によらず、復号特性を向上できる。
本発明の実施形態を具体的に説明する前に、まず本実施形態にかかる記憶システム100について概要を述べる。本実施形態にかかる記憶システム100は、ハードディスクコントローラと、磁気ディスク装置と、リードチャネルとライトチャネルを含むリードライトチャネルと、を有する。リードチャネルにおいては、復号処理として、符号間干渉を除去するためのデータ検出処理や、検出したデータ系列に含まれる誤りを訂正/検出するRS復号などを行う。データ検出処理においては、一般的に、白色雑音に対して高い検出性能を発揮するSOVAや、有色雑音に対して高い検出性能を発揮するDDNP−SOVAなどが用いられる。
しかし、磁気ディスク装置からデータ系列を読み出した段階においては、データ系列に含まれる雑音が有色雑音であるか白色雑音であるか、もしくは、双方の雑音を含んでいるのかを判定することが難しいといった課題がある。このため、いずれかの検出アルゴリズムを用いてデータ検出を行なったとしても、符号間干渉の除去が正しく行なわれない場合がある。このような場合、後段においてデータ系列に含まれる誤りを訂正する復号処理をしたとしても、その復号特性は不安定となる。したがって、本発明の実施形態においては、少なくとも、SOVAとDDNP−SOVAとを用いて検出された複数のデータ系列を予め生成し、順次、データ系列の復号処理を実行することによって復号性能を安定させる。また、復号処理において、復号系列に含まれる誤りが少なくなるようなデータ系列を優先して復号対象とすることによって、復号処理を高速化する。詳細は後述する。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る記憶システム100の構成例を示す図である。図1の記憶システム100は、大きく分けて、ハードディスクコントローラ1(以下、「HDC1」と略記する。)、中央処理演算装置2(以下、「CPU2」と略記する。)、リードライトチャネル3(以下、「R/Wチャネル3」と略記する。)、ボイスコイルモータ/スピンドルモータ制御部4(以下、「VCM/SPM制御部4」と略記する。)、及びディスクエンクロージャ5(以下、「DE5」と略記する。)とから構成される。一般に、HDC1、CPU2、R/Wチャネル3、及びVCM/SPM制御部4は同一の基板上に構成される。
HDC1は、HDC1全体を制御する主制御部11、データフォーマット制御部12、誤り訂正符号化制御部13(以下、「ECC制御部13」と略記する。」)、及びバッファRAM14を含む。HDC1は、図示しないインタフェース部を介してホストシステムと接続される。また、R/Wチャネル3を介して、DE5と接続されており、主制御部11の制御により、ホストとDE5の間のデータ転送を行う。このHDC1には、R/Wチャネル3で生成されるリードリファレンスクロック(RRCK)が入力される。データフォーマット制御部12は、ホストから転送されたデータをディスク媒体50上に記録するのに適したフォーマットに変換し、逆に、ディスク媒体50から再生されたデータをホストに転送するのに適したフォーマットに変換する。ディスク媒体50は、たとえば、磁気ディスクを含む。バッファRAM14は、ホストから転送されたデータを一時的に保存し、適切なタイミングでR/Wチャネル3に転送する。逆に、R/Wチャネル3から転送されたリードデータを一時的に保存し、ECC復号処理などの終了後、適切なタイミングでホストに転送する。
ECC制御部13は、ディスク媒体50から再生されたデータに含まれる誤りの訂正及び検出を可能にするために、記録するデータを情報シンボルとして、冗長シンボルを付加する。また、ECC制御部13は、復号処理として、再生されたデータ系列に誤りが生じているかを判定し、誤りがある場合には訂正を行う。誤りを訂正できなかった場合、あるいは、CRC(Cyclic Redundancy Code)などによって誤り検出された場合、その程度によって、他のデータ系列を対象として復号処理を行なう。詳細は後述する。なお、誤りが訂正できるシンボル数は有限であり、冗長データの長さに関係する。即ち、多くの冗長データを付加するとフォーマット効率が悪化するため、誤り訂正可能シンボル数とはトレードオフとなる。ECCとしてリードソロモン(RS)符号を利用して誤り訂正を行う場合、(冗長シンボル数/2)個までの誤りを訂正できる。
CPU2は、フラッシュROM21(以下、「FROM21」と略記する。)、及びRAM22を含み、HDC1、R/Wチャネル3、VCM/SPM制御部4、及びDE5と接続される。FROM21には、CPU2の動作プログラムが保存されている。
R/Wチャネル3は、ライトチャネル31とリードチャネル32とに大別され、HDC1との間で記録するデータ及び再生されたデータの転送を行う。また、R/Wチャネル3は、DE5と接続され、記録信号の送信、再生信号の受信を行う。詳細は後述する。
VCM/SPM制御部4は、DE5中のボイスコイルモータ52(以下、「VCM52」と略記する。)とスピンドルモータ53(以下、「SPM53」と略記する。)を制御する。
DE5は、R/Wチャネル3と接続され、記録信号の受信、再生信号の送信を行う。またDE5は、VCM/SPM制御部4と接続されている。DE5は、ディスク媒体50、ヘッド51、VCM52、SPM53、及びプリアンプ54等を有している。図1の記憶システム100においては、ディスク媒体50が1枚であり、且つヘッド51がディスク媒体50の一方の面側のみに配置されている場合を想定しているが、複数のディスク媒体50が積層配置された構成であってもよい。また、ヘッド51は、ディスク媒体50の各面に対応して設けられるのが一般的である。R/Wチャネル3により送信された記録信号は、DE5内のプリアンプ54を経由してヘッド51に供給され、ヘッド51によりディスク媒体50に記録される。逆に、ヘッド51によりディスク媒体50から再生された信号は、プリアンプ54を経由してR/Wチャネル3に送信される。DE5内のVCM52は、ヘッド51をディスク媒体50上の目標位置に位置決めするために、ヘッド51をディスク媒体50の半径方向に移動させる。また、SPM53は、ディスク媒体50を回転させる。
ここで、図2を用いて、R/Wチャネル3について説明する。図2は、図1のR/Wチャネル3の構成を示す図である。R/Wチャネル3は、大きく分けて、ライトチャネル31とリードチャネル32から構成される。
ライトチャネル31は、バイトインターフェース部301、スクランブラ302、ランレングス制限符号化部303(以下、「RLL符号化部303」と略記する。)、書き込み補償部305(以下、「ライトプリコン部305」と略記する。)、ドライバ306を含む。
バイトインターフェース部301では、HDC1から転送されたデータが入力データとして処理される。メディア上に書き込むデータは1セクタ単位でHDC1から入力される。このとき1セクタ分のユーザデータ(512バイト)だけでなく、HDC1によって付加されたECCバイトも同時に入力される。データバスは通常1バイト(8ビット)であり、バイトインターフェース部301により入力データとして処理される。スクランブラ302はライトデータをランダムな系列に変換する。同じ規則のデータの繰り返しは、リード時における検出性能に悪影響を与え、エラーレートを悪化させるのを防ぐためである。
RLL符号化部303は0の最大連続長を制限するためのものである。0の最大連続長を制限することによりリード時の図示しないタイミング制御部、自動利得制御部317(以下、「AGC317」と略記する。)などに適したデータ系列にする。
ライトプリコン部305は、メディア上の磁化遷移の連続による非線形歪を補償する回路である。ライトデータから補償に必要な規則を検出し、正しい位置で磁化遷移が生ずるようにライト電流波形を予め調整をする。ドライバ306は擬似ECLレベルに対応した信号を出力するドライバである。ドライバ306からの出力は図示しないDE5に送られ、プリアンプ54を通してヘッド51に送られ、ライトデータがディスク媒体50上に記録される。
リードチャネル32は、可変利得増幅器311(以下、「VGA311」と略記する。)、ローパスフィルタ312(以下、「LPF312」と略記する。)、AGC317、デジタル/アナログ変換器313(以下、「ADC313」と略記する。)、周波数シンセサイザ314、フィルタ315、ソフト出力検出部320、同期信号検出部321、ランレングス制限復号部323(以下、「RLL復号部323」と略記する。)、デスクランブラ324とから構成されている。
VGA311及びAGC317は、図示しないプリアンプ54から送られたデータのリード波形の振幅の調整を行う。AGC317は理想的な振幅と実際の振幅を比較し、VGA311に設定すべきゲインを決定する。LPF312は、カットオフ周波数とブースト量を調整することができ、高周波ノイズの低減と部分応答(Partial Response。以下、「PR」と略記する。)波形への等化の一部を担う。LPF312でPR波形への等化を行うが、ヘッドの浮上量変動、媒体の不均一性、モータの回転変動などの多くの要因により、アナログのLPFによる完全な等化は難しいので、後段に配置され、よりフレキシビリティに富んだフィルタ315を用いて、再度PR波形への等化を行う。フィルタ315は、そのタップ係数を適応的に調整する機能を有していてもよい。周波数シンセサイザ314は、ADC313のサンプリング用クロックを生成する。
ADC313は、AD変換により直接同期サンプルを得る構成とした。なお、この構成の他に、AD変換により非同期サンプルを得る構成であってもよい。この場合は、ゼロ相リスタート部、タイミング制御部、及び補間フィルタをさらにADC313の後段に設ければよい。非同期サンプルから同期サンプルを得る必要があり、これらのブロックがその役割を担う。ゼロ相リスタート部は初期位相を決定するためのブロックで、できるだけ早く同期サンプルを得るために用いられる。初期位相を決定した後は、タイミング制御部で理想的なサンプル値と実際のサンプル値を比較し、位相のずれを検出する。これを用いて補間フィルタのパラメータを決定することにより、同期サンプルを得ることができる。
ソフト出力検出部320は、符号間干渉に伴う復号特性の劣化を回避するために、ビタビアルゴリズムの一種であるSOVAなどを用いて、データ系列を検出する。一般的に、近年の磁気ディスク装置の記録密度の上昇に伴い、記録された符号間の干渉が大きくなり、これに応じて復号特性が劣化する。これを解決するため、これを克服する方式として符号間干渉による部分応答を利用した最ゆう復号(Partial Response MaximumLikeihood。以下、「PRML」と略記する。)方式を用いる。PRMLは、再生信号の部分応答のゆう度を最大にする信号系列を求める方式である。また、検出されたデータ系列を用いて、復号対象となる信号系列を複数生成する。詳細は後述する。
ソフト出力検出部320としてSOVA方式が用いられている場合、軟判定値を出力する。例えば、SOVAの出力として、(−0.71、+0.18、+0.45、−0.45、−0.9)という軟判定値が出力されたとする。これらの値は、0である可能性が大きいか、1である可能性が大きいかを数値で表している。例えば、1番目の−0.71は1である可能性が大きいことを示しており、2番目の+0.18は0である可能性が大きいが1である可能性も小さくはないことを意味する。従来のビタビディテクタの出力はハード値であり、SOVAの出力を硬判定したものである。上記の例の場合、(1、0、0、1、1)である。ハード値は、0であるか、1であるかのみを表しており、どちらの可能性が高いかという情報が失われている。このためLDPC繰返復号部322に軟判定値を入力する方が復号性能が向上する。
RLL復号部323は、ソフト出力検出部320から出力されたデータに対して、ライトチャネル31のRLL符号化部303の逆操作を行い、元のデータ系列に戻す。デスクランブラ324は、ライトチャネル31のスクランブラ302の逆操作を行い、元のデータ系列に戻す。ここで生成されたデータはHDC1に転送される。
図3は、図2のソフト出力検出部320の構成例を示す図である。ソフト出力検出部320は、データ検出部60と、生成部62と、選択部64とを含む。データ検出部60は、データ系列を入力する。入力されるデータ系列は、1つのデータ系列でもよく、また、複数のデータ系列であってもよい。図4は、図3のデータ検出部60の構成例を示す図である。データ検出部60は、DDNP−SOVA部66と、SOVA部68とを含む。DDNP−SOVA部66は、入力された信号に対して、過去の信号や雑音に依存して発生する雑音を予測する機能を有するビタビアルゴリズム(DDNP−SOVA)を実行することによって、データ系列を検出する。また、SOVA部68は、入力された信号に対して、軟判定ビタビアルゴリズムを実行することによって、データ系列を検出する。なお、データ検出部60は、DDNP−SOVA部66、SOVA部68以外のデータ検出装置から構成されていてもよい。たとえば、硬判定値を出力する通常のビタビアルゴリズムを用いてデータ検出を実行するデータ検出装置などから構成されていてもよい。また、データ検出部60は、通常のビタビアルゴリズムを用いたデータ検出装置をさらに備えてもよい。
図3に戻る。生成部62は、データ検出部60によって入力されたデータ系列から複数の異なる信号系列を生成する。複数の信号系列は、1、またはそれ以上のデータ系列に対し、後述する信号処理を実行することによって生成される。また、後段の復号処理によって復号処理が実行される前に、予めすべての信号系列が生成されていてもよい。また、復号処理、もしくは再復号処理を実行する必要が生じるたびに、復号の対象とすべき信号系列を生成してもよい。選択部64は、生成部62によって生成された複数の信号系列のうち1の信号系列を選択する。また、選択部64は、図1のECC制御部13によって誤り訂正できる確率が高い信号系列を優先して選択してもよい。具体的には、選択部64は、生成部62によって生成された複数の信号系列のうち、DDNP−SOVAを用いて検出されたデータ系列に対応する信号系列を優先して選択してもよい。また、選択部64は、ECC制御部13の指示に従って、すでに選択した信号系列とは異なる別の信号系列を選択してもよい。このように、複数の信号系列を復号対象とすることによって、雑音特性によらず、復号性能を安定化できる。いいかえると、複数の雑音特性を予め想定し、想定した雑音特性に強い信号系列を復号対象として生成することにより、想定した雑音特性の範囲内においては、復号性能を向上できることとなる。
ここで、生成部62が、図4に示す2つのデータ検出部から出力された2つのデータ系列を用いて、信号系列を生成する場合について説明する。以下においては、図1のECC制御部13によって誤りが訂正できる確率が比較的高いと考えられる10個の信号系列について説明する。なお、選択部64において選択される順序は、必ずしも、後述する第1信号系列から選択しなくともよく、任意に設定してもよい。
生成部62は、図4に示すDDNP−SOVA部66から出力された軟判定値の系列であるデータ系列に含まれる軟判定値をそれぞれ硬判定値化することによって信号系列(以下、「第1信号系列」と表記する)を生成する。また、生成部62は、同様の処理をSOVA部68から出力された軟判定の系列であるデータ系列に対しても実行して、信号系列(以下、「第2信号系列」と表記する)を生成する。なお、硬判定値化は、軟判定値が所定のしきい値より大きいか否かを判定し、その判定結果をもとに、0もしくは1のビットに置換えることによって実行される。たとえば、軟判定値が−α〜+α(α>0)の範囲をとる場合において、しきい値を0とする場合、軟判定値が正であれば0に、負であれば1に置換えればよい。また、軟判定値が0〜+β(β>0)の範囲をとる場合は、しきい値をβ/2としてもよい。これらの硬判定値化(以下、「第1修正判定アルゴリズム」と表記する)は、簡易な構成で実現できるため、回路規模が縮小できる。
また、生成部62は、図4のDDNP−SOVA部66によって入力されたデータ系列に含まれる複数の信頼度のうち、所定のしきい値より小さい値を有する信頼度を探索する。さらに、軟判定値を硬判定値化した系列において、探索された信頼度に対応するビットの”0”と”1”とを反転することによって、信号系列(以下、「第3信号系列」と表記する)を生成する。また、生成部62は、同様の処理をSOVA部68から出力された軟判定の系列であるデータ系列に対しても実行し、信号系列(以下、「第4信号系列」と表記する)を生成する。ここで、「信頼度」とは、軟判定値の絶対値を示し、0以上の値を示す。これらの硬判定値化(以下、「第2修正判定アルゴリズム」と表記する)は、簡易な構成で実現できるため、回路規模が縮小できる。また、誤りの含まれている可能性の高い判定値を修正することによって、図5の復号部70から出力される復号系列の誤り率を改善できる。
例を用いて説明する。式(1)にデータ系列に含まれる信頼度を示す。また、式(2)に、硬判定されたデータ系列を示す。ここで、しきい値を4とすると、第2修正判定アルゴリズムを用いて生成される信号系列は、式(3)で表される。式(3)に示すように、式(2)における2〜4、7、8ビット目が修正されることとなる。
{9 1 1 1 5 7 3 3 6 9} ・・・式(1)
{1 0 0 1 1 1 0 0 0 1} ・・・式(2)
{1 1 1 0 1 1 1 1 0 1} ・・・式(3)
また、生成部62は、図4のDDNP−SOVA部66によって入力されたデータ系列に含まれる複数の信頼度のうち、所定のしきい値より小さい値を有する信頼度が所定の個数より多く連続している区間を探索する。さらに、軟判定値を硬判定値化した系列において、探索された信頼度に対応するビットの”0”と”1”とを反転することによって、信号系列(以下、「第5信号系列」と表記する)を生成する。また、生成部62は、同様の処理をSOVA部68から出力された軟判定の系列であるデータ系列に対しても実行して、信号系列(以下、「第6信号系列」と表記する)を生成する。これらの硬判定値化(以下、「第3修正判定アルゴリズム」と表記する)は、簡易な構成で実現できるため、回路規模が縮小できる。また、誤りの含まれている区間を集中的に修正することによって、バースト誤りを低減できるので、図5の復号部70から出力される復号系列の誤り率を改善できる。
例を用いて説明する。式(4)にデータ系列に含まれる信頼度を示す。式(5)に、硬判定されたデータ系列を示す。ここで、所定のしきい値を4、所定の個数を3とすると、第3修正判定アルゴリズムを用いて生成される信号系列は、式(6)で表される。式(6)に示すように、式(5)における2、3、4ビット目が修正されることとなる。
{9 1 1 1 5 7 3 3 6 9} ・・・式(4)
{1 0 0 1 1 1 0 0 0 1} ・・・式(5)
{1 1 1 0 1 1 0 0 0 1} ・・・式(6)
また、生成部62は、図4のDDNP−SOVA部66によって入力されたデータ系列のうち、所定の長さ以上の区間において、隣接する軟判定データの符号がそれぞれ異なる場合、区間に対応する軟判定データの符号を反転する。その後、軟判定データを硬判定値化することによって、信号系列(以下、「第7信号系列」と表記する)を生成する。「隣接する軟判定データの符号がそれぞれ異なる場合」とは、たとえば、軟判定データを硬判定値で表した場合に、「010101・・・」、もしくは、「101010・・・」となることを含む。また、生成部62は、同様の処理をSOVA部68から出力された軟判定の系列であるデータ系列に対しても実行することによって、信号系列(以下、「第8信号系列」と表記する)を生成する。これらの硬判定値化(以下、「第4修正判定アルゴリズム」と表記する)は、簡易な構成で実現できるため、回路規模が縮小できる。また、誤りの含まれている可能性が高いパターンを修正することによって、図5の復号部70から出力される復号系列の誤り率を改善できる。
例を用いて説明する。式(7)に、硬判定されたデータ系列を示す。ここで、所定の長さを4とすると、第4修正判定アルゴリズムを用いて生成される信号系列は、式(8)で表される。式(8)に示すように、式(7)における2〜5ビット目が修正されることとなる。
{0 0 1 0 1 1 0 1 1 0} ・・・式(7)
{0 1 0 1 0 1 0 1 1 0} ・・・式(8)
また、生成部62は、図4のDDNP−SOVA部66とSOVA部68とによって入力された2つのデータ系列のいずれか一方の硬判定値をもとに、他方のデータ系列の硬判定値を修正することによって、信号系列を生成する。具体的には、生成部62は、たとえば、DDNP−SOVA部66のデータ系列を被修正系列として、SOVA部68のデータ系列を用いて修正する。まず、生成部62は、DDNP−SOVA部66のデータ系列に含まれる第1データの硬判定値と、SOVA部68のデータ系列に含まれるデータであって第1データと対応する位置に存在する第2データの硬判定値とを比較する。ここで、両者が異なる場合、DDNP−SOVA部66のデータ系列のうち、対応する第2データと異なっている第1データを、その第2データに置換えることによって、信号系列(以下、「第9信号系列」と表記する。)を生成する。この硬判定値化(以下、「第5修正判定アルゴリズム」と表記する)は、簡易な構成で実現できるため、回路規模が縮小できる。また、2つのデータ系列のうち、互いに異なるデータに対して、一方を他方のデータと置換えることによって、図5の復号部70から出力される復号系列の誤り率を改善できる。
例を用いて説明する。式(9)に、DDNP−SOVA部66によって出力されたデータ系列の硬判定値を示す。また、式(10)に、SOVA部68によって出力されたデータ系列の硬判定値を示す。ここで、DDNP−SOVA部66によって出力されたデータ系列を被修正系列とした場合の修正後の系列を式(11)に示す。
{0 0 1 0 1 1 0 1 1 0} ・・・式(9)
{0 1 0 1 0 1 0 1 0 0} ・・・式(10)
{0 1 0 1 0 1 0 1 0 0} ・・・式(11)
生成部62は、図4のDDNP−SOVA部66とSOVA部68とによって入力された2つのデータ系列のいずれか一方のデータ系列に含まれる第1データの硬判定値と、他方のデータ系列に含まれるデータであって第1データと対応する位置に存在する第2データの硬判定値とを比較する。さらに、比較した結果、第1データと第2データが異なる場合であって、「第2データの信頼度−第1データの信頼度>α(αは所定の値)」の条件を満たす場合、第1データを、第2データに置換えることによって、一方のデータ系列の硬判定値を修正する。具体的には、DDNP−SOVA部66のデータ系列に含まれる複数のデータの硬判定値と、SOVA部68のデータ系列に含まれる複数のデータの硬判定値とを、それぞれ対応するデータ同士で比較する。比較した結果、それぞれ異なっている場合であって、「信頼度1−信頼度2>α」となる場合における信頼度2に対応するデータを信頼度1に対応するデータの硬判定値に置換えることによって、信号系列(以下、「第10信号系列」と表記する)を生成する。この硬判定値化(以下、「第6修正判定アルゴリズム」と表記する)は、簡易な構成で実現できるため、回路規模が縮小できる。また、2つのデータ系列のうち、いずれか一方のデータ系列に含まれるデータを誤りが少ないと考えられるデータに置換えることによって、図5の復号部70から出力される復号系列の誤り率を改善できる。
例を用いて説明する。式(12)、式(13)に、DDNP−SOVA部66によって出力されたデータ系列の信頼度、硬判定値をそれぞれ示す。また、式(14)、式(15)に、SOVA部68によって出力されたデータ系列の信頼度、硬判定値を示す。また、第6修正判定アルゴリズムにもとづいて修正された後の系列を式(16)に示す。
{3 4 6 5 5 1 1 5 2 4} ・・・式(12)
{0 0 1 0 1 1 1 1 1 1} ・・・式(13)
{3 2 5 2 3 3 4 5 4 6} ・・・式(14)
{0 1 0 1 0 1 0 1 0 0} ・・・式(15)
{0 0 1 0 1 1 0 1 0 0} ・・・式(16)
上述した第1修正判定アルゴリズム〜第6修正判定アルゴリズムは、それぞれ組み合わせることによって、新たな修正判定アルゴリズムを導出できる。また、それにより、生成できる信号系列の種類、個数も増加できる。たとえば、第3、第4修正判定アルゴリズムのそれぞれは、第5、第6修正判定アルゴリズムと組み合わせることによって、より厳しい条件のもとで、信号系列が生成されることはいうまでもない。この場合、図1のECC制御部13における復号候補を増加できるので、復号の安定性を向上できる。好ましくは、第2と第3修正判定アルゴリズムの組み合わせ、または、第2と第3と第4修正判定アルゴリズムの組み合わせ、または、第4と第6修正判定アルゴリズムの組み合わせを新たな修正判定アルゴリズムとすればよい。
図5は、図1のECC制御部13の構成例を示す図である。ECC制御部13は、復号部70と、誤り検出部72と、判定部74と、スイッチ76とを示す。なお、ここでは、復号側における構成のみ図示し、符号化側における構成については省略する。ここで、復号部70と、誤り検出部72とは、連結され、もしくは、統合された装置であってもよい。復号部70は、図3の選択部64によって選択された信号系列を復号する。誤り検出部72は、復号部70によって誤りが訂正できたかどうかのチェックと、CRCなどによる誤り検出を行なう。なお、「図3の選択部64によって選択された信号系列」とは、図3の選択部64を含むソフト出力検出部320の後段に存在するRLL復号部323やデスクランブラ324を経由して出力された信号系列なども含む。
判定部74は、誤りが訂正できたと判断され、かつ、CRCなどによって誤りがないと判断された場合に、正しい復号結果が得られたと判定する。判定部74において、正しい復号結果が得られたと判定された場合は、復号部70によって復号された信号系列の出力がスイッチ76に対して指示される。いいかえると、スイッチ76は、指示があるまで、復号部70から入力された信号を出力しない。また、判定部74において、正しい復号結果が得られなかったと判定された場合は、選択部64にてすでに選択された信号系列とは異なる別の信号系列の選択が指示され、選択部64にて新たに選択された信号系列に対して復号部70以下による処理が再実行される。ここで、「指示され」とは、スイッチ76、もしくは、選択部64に対して、ECC制御部13が直接指示してもよく、また、図示しない制御部を介して指示してもよい。
上述したこれらの構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図6は、図3の選択部64と、図5のECC制御部13との動作例を示すフローチャートである。まず、選択部64は、復号対象となる信号系列を選択する(S10)。つぎに、ECC制御部13において復号処理が実行される(S12)。さらに、ECC制御部13において、正しい復号結果が得られたかどうかを判定する(S14)。正しい復号結果が得られたと判定された場合(S14のY)、判定部74は、スイッチ76に対し、復号部70から出力された復号系列をそのまま出力する旨の指示を行い(S16)、処理を終了する。一方、正しい復号結果が得られなかったと判定された場合(S14のN)、選択部64は、復号対象を再度選択し、S12以下の処理を繰り返す(S18)。
ここで、S10、またはS18における選択は、復号した結果、誤りを訂正できる可能性が高いと考えられる信号系列が優先される。ただし、必ずしもこのような順序である必要はなく、任意に設定してもよい。たとえば、選択の順序は、前述した第1信号系列を最初に選択し、以後、S14において正しい復号結果が得られたと判定されるまで、順に、第2信号系列、第3信号系列、・・・、第10信号系列が選択される。この場合、選択の順序は、信号系列の番号で定義されてもよく、また、前述した第1修正判定アルゴリズム〜第6修正判定アルゴリズムで定義されてもよい。
図7は、図3の生成部62の動作例を示すフローチャートである。生成部62は、まず、基準となるデータ系列を選択する(S20)。基準となるデータ系列とは、修正対象となるデータ系列を指し、DDNP−SOVA部66とSOVA部68とのうち、いずれか一方から出力されたデータ系列をいう。つぎに、S20において選択されたデータ系列に含まれるデータを1つずつ修正すべきか否かを判定する(S22)。S22において、修正すべきと判定された場合(S22のY)、そのデータの符号を反転して、S26の処理に移る(S24)。修正すべきでないと判定された場合(S22のN)、S26の処理に移る。つぎに、S26において、データ系列に含まれる全てのデータについて判定が終了したかを判断し、終了していないと判断された場合は、まだ判定されていないデータを対象として、S22以下の処理が繰り返される(S26のN)。一方、すべてのデータについて判定が終了したと判断された場合(S26のY)、処理を終了する。なお、上述の処理は、信号系列を生成すべき修正判定アルゴリズムごとに実行されてもよいし、生成すべき信号系列ごとに実行されてもよい。したがって、複数の修正判定アルゴリズムを用いる場合、もしくは、複数の信号系列を生成する場合、図7に示すフローチャートは繰り返し実行されることとなる。
本実施形態によれば、正しい復号結果が得られるまで、復号処理を繰り返すことによって、復号部における復号性能を向上できる。また、復号性能を安定化できる。また、誤りを訂正できる確率が高い信号系列を優先して選択することによって、復号部以下の所定の処理における繰り返し実行しなければならない回数を低減できる。また、復号の対象となる候補を複数生成できる。複数の候補を生成することにより、復号の確実性を向上できる。また、信頼性の低い軟判定値に対応する硬判定値を逆方向に修正することによって、復号特性を向上できる。また、複数の硬判定系列を互いに修正することによって、双方の雑音特性に強い信号系列を生成でき、復号特性を向上できる。また、信頼性の低い軟判定値に対応する硬判定値を逆方向に修正することによって、復号特性を向上できる。また、安定して高い復号能力を備える復号部を具備することによって、より高速に記憶システムにアクセスすることができる。また、余分なハードウェアを搭載する必要がなくなるので、低規模な半導体集積回路を実現できる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、実施形態相互の組み合わせ、または、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施形態においては、ECC制御部13は、HDCの内部に搭載されているとして説明した。しかしながらこれにかぎらず、リードライトチャネルの内部に搭載されていてもよい。また、HDCとリードライトチャネルは、1つのLSIとして一体化されていてもよい。また、SOVAを用いて候補を作成するとして説明したが、Viterbiを用いもよい。この場合、軟判定値でなく、Viterbiから出力された硬判定値をもとに候補を作成すればよい。
本発明の実施形態に係る記憶システムの構成例を示す図である。 図1のR/Wチャネルの構成を示す図である。 図2のソフト出力検出部の構成例を示す図である。 図3のデータ検出部の構成例を示す図である。 図1のECC制御部の構成例を示す図である。 図3の選択部と、図5のECC制御部との動作例を示すフローチャートである。 図3の生成部の動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 HDC、 2 CPU、 3 R/Wチャネル、 4 VCM/SPM制御部、 5 DE、 11 主制御部、 12 データフォーマット制御部、 13 ECC制御部、 14 バッファRAM、 21 FROM、 22 RAM、 31 ライトチャネル、 32 リードチャネル、 50 ディスク媒体、 51 ヘッド、 52 VCM、 53 SPM、 54 プリアンプ、 60 データ検出部、 62 生成部、 64 選択部、 66 DDNP−SOVA部、 68 SOVA部、 70 復号部、 72 誤り検出部、 74 判定部、 76 スイッチ、 301 バイトインターフェース部、 302 スクランブラ、 303 RLL符号化部、 305 ライトプリコン部、 306 ドライバ、 311 VGA、 312 LPF、 313 ADC、 314 周波数シンセサイザ、 315 フィルタ、 317 AGC、 319 タイミング制御部、 320 ソフト出力検出部、 321 同期信号検出部、 323 RLL復号部、 324 デスクランブラ。

Claims (6)

  1. 入力された信号に対して、その信号に依存して発生する雑音を予測する機能を有する第1ビタビアルゴリズムを実行することにより、第1データ系列を検出する第1入力部と、
    入力された信号に対して前記第1ビタビアルゴリズムとは異なる機能を有する第2ビタビアルゴリズムを実行することにより、第2データ系列を検出する第2入力部と、
    前記入力部からの前記第1、第2データ系列を受け、その両方を複数の異なるアルゴリズムを用いて処理することにより、複数の異なる信号系列を生成する生成部と、
    前記生成部によって生成された複数の信号系列のうち、1の信号系列を選択する選択部と、
    前記選択部によって選択された信号系列を復号する復号部と、
    前記復号部によって復号された信号系列の復号誤りの程度を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された誤りの程度が所定の許容度以内であるか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記判定部において、誤りの程度が前記所定の許容度以内であると判定された場合は、前記復号部によって復号された信号系列の出力が指示され、
    前記判定部において、誤りの程度が前記所定の許容度を超えると判定された場合は、前記選択部にて前記1の信号系列とは異なる別の信号系列の選択が指示され、前記選択部にて新たに選択された信号系列に対して前記復号部以下による処理が再実行され、
    前記生成部は、前記複数の信号系列のうちのひとつを、
    前記第1、第2データ系列のうち一方のデータ系列に含まれる第1データの硬判定値と、他方のデータ系列に含まれるデータであって前記第1データと対応する位置に存在する第2データの硬判定値とが異なる場合であって、かつ、前記第2データの軟判定値の絶対値から前記第1データの軟判定値の絶対値を減じた差が所定のしきい値より大きい場合に、前記一方のデータ系列に含まれる第1データを、前記第2データに置換えることによって、前記一方のデータ系列の硬判定値を修正するアルゴリズムを用いて生成することを特徴とする復号装置。
  2. 前記生成部は、前記複数の信号系列のうちの別のひとつを、
    前記第1、第2データ系列のうち一方のデータ系列に含まれる第1データの硬判定値と、他方のデータ系列に含まれるデータであって前記第1データと対応する位置に存在する第2データの硬判定値とが異なる場合に、前記一方のデータ系列に含まれる第1データを、前記第2データに置換えることによって、前記一方のデータ系列の硬判定値を修正するアルゴリズムを用いて生成することを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
  3. 前記生成部は、前記複数の信号系列のうちの別のひとつを、
    前記第1、第2データ系列のうちの一方について、所定の長さ以上の区間において、所定のしきい値より小さい絶対値を有する軟判定データが連続している場合であって、前記区間において連続している軟判定データの個数が所定の個数より多い場合に、前記連続している軟判定データの符号を反転した後に硬判定値化する、もしくは、前記連続している軟判定データを硬判定値化した後に硬判定されたデータを論理反転するアルゴリズムを用いて生成することを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
  4. 前記生成部は、前記複数の信号系列のうちの別のひとつを、
    前記第1、第2データ系列のうちの一方について、所定の長さ以上の区間において、隣接する軟判定データの符号がそれぞれ異なる場合、前記区間に対応する軟判定データの符号を反転した後に、硬判定値化する、もしくは、前記区間に対応する軟判定データを硬判定値化した後に硬判定されたデータを論理反転するアルゴリズムを用いて生成することを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
  5. 入力された信号に対して、その信号に依存して発生する雑音を予測する機能を有する第1ビタビアルゴリズムを実行することにより、第1データ系列を検出するステップと、
    入力された信号に対して前記第1ビタビアルゴリズムとは異なる機能を有する第2ビタビアルゴリズムを実行することにより、第2データ系列を検出するステップと、
    前記第1、第2データ系列の両方を複数の異なるアルゴリズムを用いて処理することにより、複数の異なる信号系列を生成するステップと、
    生成された複数の信号系列のうち1の信号系列を選択するステップと、
    選択された信号系列を復号するステップと、
    を備え、
    前記選択するステップは、前記復号するステップにおいて復号された信号系列の誤りの程度が所定のしきい値より小さくなるまで、順次、すでに選択した信号系列とは異なる信号系列を選択し、前記復号するステップ以下の処理が繰り返し実行され、
    前記生成するステップは、前記複数の信号系列のうちのひとつを、
    前記第1、第2データ系列のうち一方のデータ系列に含まれる第1データの硬判定値と、他方のデータ系列に含まれるデータであって前記第1データと対応する位置に存在する第2データの硬判定値とが異なる場合であって、かつ、前記第2データの軟判定値の絶対値から前記第1データの軟判定値の絶対値を減じた差が所定のしきい値より大きい場合に、前記一方のデータ系列に含まれる第1データを、前記第2データに置換えることによって、前記一方のデータ系列の硬判定値を修正するアルゴリズムを用いて生成することを特徴とする復号方法。
  6. 前記生成するステップは、前記複数の信号系列のうちの別のひとつを、
    前記第1、第2データ系列のうち一方のデータ系列に含まれる第1データの硬判定値と、他方のデータ系列に含まれるデータであって前記第1データと対応する位置に存在する第2データの硬判定値とが異なる場合に、前記一方のデータ系列に含まれる第1データを、前記第2データに置換えることによって、前記一方のデータ系列の硬判定値を修正するアルゴリズムを用いて生成することを特徴とする請求項5に記載の復号方法。
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