JP2010091057A - メカニカルシール - Google Patents

メカニカルシール Download PDF

Info

Publication number
JP2010091057A
JP2010091057A JP2008263221A JP2008263221A JP2010091057A JP 2010091057 A JP2010091057 A JP 2010091057A JP 2008263221 A JP2008263221 A JP 2008263221A JP 2008263221 A JP2008263221 A JP 2008263221A JP 2010091057 A JP2010091057 A JP 2010091057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil spring
ring
seal ring
rotary
seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008263221A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5004917B2 (ja
Inventor
Takamichi Sasaki
貴倫 佐々木
Hiroshi Yamazaki
浩 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Pillar Packing Co Ltd filed Critical Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority to JP2008263221A priority Critical patent/JP5004917B2/ja
Publication of JP2010091057A publication Critical patent/JP2010091057A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5004917B2 publication Critical patent/JP5004917B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Sealing (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

【目的】 回転密封環を押圧附勢するためのコイルスプリングを、シール機能に悪影響を及ぼすことなく、回転密封環の回転軸に対する相対回転を阻止するドライブ手段として兼用できるようにする。
【構成】 回転密封環(5)を一本のコイルスプリング(7)により静止密封環(4)へと押圧附勢するようにしたメカニカルシールにおいて、コイルスプリング(7)の一端部(71)を、その先端をコイルスプリング(7)の径方向且つ内方に折曲してなる係合突起(71a)を回転密封環(5)に形成した係合凹部(52a)に係合させることにより、回転密封環(5)に相対回転不能に連結すると共に、コイルスプリング(7)の他端部(72)を回転軸(3)に固定したストッパリング(6)に相対回転不能に連結して、回転密封環(5)の回転軸(3)に対する相対回転をコイルスプリング(7)により阻止するように構成してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、船舶用ポンプ等の軸封手段として使用されるメカニカルシールであって、特に、回転軸に軸線方向移動可能に保持された回転密封環を一本のコイルスプリングによりシールケースに固定された静止密封環へと押圧附勢するように構成されたメカニカルシールに関するものである。
従来のこの種のメカニカルシールとしては、例えば、特許文献1の図1に開示される如く、回転密封環に回り止め部材を取り付けると共に、回転軸に固定したストッパリングに係合凹部を形成して、回り止め部材の先端部で構成される係合爪を係合凹部に係合させることにより、回転密封環の回転軸に対する相対回転を阻止するように構成されたワンコイルシングルメカニカルシール(以下「従来シール」という)が周知である。
実開平4−95364号公報
しかし、このような従来シールにあっては、回転密封環にメカニカルシール本来の機能に直結しない別部材(回り止め部材)を取り付けておく必要があるため、部品点数が多くなり、回転密封環の構成が徒に複雑化し、製作経済上も問題がある。
そこで、本発明者は、このような問題を解決するために、先に、回転密封環の回転軸に対する相対回転を阻止するドライブ手段としてメカニカルシール本来の機能に直結する必須部材であるコイルスプリングを利用することを提案した。
すなわち、図10に示す如く、コイルスプリング7の両端部71,72を回転密封環5及びストッパリング6に強く嵌合させ、この嵌合による摩擦係合力によってコイルスプリング7と回転密封環5及びストッパリング6とを相対回転不能に連結したメカニカルシール(以下「改良シール」という)を開発した。
かかる改良シールにあっては、回転密封環5の回転軸3に対する相対回転がコイルスプリング7により阻止されることから、従来シールにおける如く回転密封環に回り止め部材のような別部材を取り付ける場合に比して、部品点数が削減され、回転密封環の構造も複雑化することがない。なお、改良シールは、シールケース2に固定された静止密封環4とOリング10を介して回転軸3に軸線方向移動可能に保持された回転密封環5との対向端面たる密封端面4a,5aの相対回転摺接作用により、機内領域Aと機外領域Bとの間をシールするように構成された端面接触形のワンコイルシングルメカニカルシールである。
ところで、回転密封環5の回転軸3に対する相対回転を確実に阻止させるためには、コイルスプリング7の自然状態における内径dをコイルスプリング7の両端部71,72が嵌合する回転密封環部分及びストッパリング部分の外径D1,D2よりも小さくして、コイルスプリング7と回転密封環5及びストッパリング6との摩擦係合力が十分に大きくなるように、つまりコイルスプリング7の両端部71,72による回転密封環5及びストッパリング6の緊縛力が十分に高くなるようにしておく必要がある。
しかし、コイルスプリング7とストッパリング6との連結部においてはコイルスプリング7の他端部72による緊縛力が高くなっても何らの問題は生じないが、コイルスプリング7と回転密封環5との連結部においては、コイルスプリング7の一端部71による緊縛力を高くすると、メカニカルシール機能に悪影響を及ぼす虞れがある。
すなわち、コイルスプリング7の一端部71が回転密封環5の一部を強く緊縛することにより回転密封環5が変形して、回転密封環5の密封端面5aに歪みが生じる虞れがある。そして、密封端面5aが歪むと、相手密封環(静止密封環)4の密封端面4aとの接触が適正に行われず、両密封環4a,5aの相対回転摺接作用によるシール機能が損なわれることになる。
本発明は、従来シール及び改良シールにおける上記したような問題を解決して、コイルスプリングを回転密封環の回転軸に対する相対回転を阻止するドライブ手段として好適に利用することができるメカニカルシールを提供することを目的とするものである。
本発明は、シールケースに固定された静止密封環と、シールケースを洞貫する回転軸にOリングを介して軸線方向移動可能に挿通保持された回転密封環と、回転軸に固定されたストッパリングと、回転軸に挿通された状態で回転密封環とストッパリングとの間に装填されて回転密封環を静止密封環へと押圧附勢する一本のコイルスプリングとを具備して、両密封環の対向端面たる密封端面の相対回転部分においてシール機能を発揮するように構成されたメカニカルシールにおいて、上記の目的を達成すべく、特に、コイルスプリングの一端部を、その先端を当該コイルスプリングの径方向且つ内方に折曲してなる係合突起を回転密封環に形成した係合凹部に係合させることにより、回転密封環に相対回転不能に連結すると共に、当該コイルスプリングの他端部をストッパリングに相対回転不能に連結して、回転密封環の回転軸に対する相対回転をコイルスプリングにより阻止するように構成しておくことを提案するものである。
かかるメカニカルシールの好ましい実施の形態にあっては、回転密封環が、一端面を密封端面とする本体部と前記係合凹部を形成したスプリング挿通部とからなり、内径をスプリング挿通部の外径以上とするコイルスプリングの一端部が、これをスプリング挿通部に挿通させる共に本体部の他端面に衝合させた状態で係合突起をスプリング挿通部の係合凹部に係合させることにより、回転密封環に相対回転不能に連結される。また、コイルスプリングの一端部から他端部への巻き方向が回転軸の回転方向と一致していることが好ましい。コイルスプリングの他端部とストッパリングとの連結手段は、例えば、次のように構成しておくことができる。すなわち、コイルスプリングの他端部は、これをストッパリングに強く外嵌させることによる摩擦係合力により、ストッパリングに相対回転不能に連結しておくことができる。またコイルスプリングの他端部は、その先端を当該コイルスプリングの径方向且つ内方に折曲してなる係合突起をストッパリングに形成した係合凹部に係合させることにより、ストッパリングに相対回転不能に連結しておくことができる。
本発明のメカニカルシールにあっては、回転密封環の回転軸に対する相対回転を、メカニカルシール機能に直結する必須部材であるコイルスプリングを利用して阻止するようにしているから、従来シールにおける如く回転密封環にメカニカルシール機能に直結しない別部材(回り止め部材)を取り付けるような製作経済上の不合理を生じることがなく、しかもコイルスプリングの一端部に一体形成した係合突起を回転密封環の係合凹部に係合させることによりコイルスプリングと回転密封環とを相対回転不能に連結していることから、改良シールにおける如く回転密封環の密封端面に歪みを生じるようなことがなく、当該密封端面と静止密封環の密封端面との相対回転部分におけるシール機能が良好に発揮される。
以下、本発明の構成を図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係るメカニカルシールの実施の形態を示す縦断側面図であり、図2は要部の縦断正面図(断面は図1のII−II線に沿う)であり、図3は当該メカニカルシールに使用されるコイルスプリングを示す側面図であり、図4はその正面図である。なお、以下の説明において前後とは、図1における左右を意味するものとする。
図1に示すメカニカルシールは、回転機器のハウジング1に回転軸3が同心状に貫通する状態で取り付けられた円筒状のシールケース(シールフランジ)2と、シールケース2に固定された静止密封環4と、回転軸3に軸線方向移動可能に保持された回転密封環5と、回転軸3に固定されたストッパリング6と、回転密封環5を静止密封環4へと押圧附勢する一本のコイルスプリング7と、回転密封環5の回転軸3に対する相対回転を阻止するドライブ手段8とを具備して、両密封環4,5の対向端面たる密封端面4a,5aの相対回転摺接作用により被密封流体領域である機内領域Aと非密封流体領域(例えば、大気領域)である機外領域Bとを遮蔽シールするように構成された端面接触形のワンコイルシングルメカニカルシールである。
静止密封環4は、図1に示す如く、回転軸3に同心状に遊嵌された状態でシールケース2の内周部にOリング9,9を介して内嵌固定されている。静止密封環4の先端面(前端面)は、軸線に直交する平滑環状面である密封端面4aに形成されている。
回転密封環5は、図1に示す如く、内周部に環状のOリング溝51aを形成した本体部51とこれより外径を小径とするスプリング挿通部52とからなる円環状体に構成されている。回転密封環5は、静止密封環4の密封端面4aに直対向させて、Oリング溝51aに係合させたOリング10を介して回転軸3に二次シール状態で軸線方向移動可能に外嵌保持されている。回転密封環5の先端面つまり本体部51の一端面たる先端面(後端面)は、軸線に直交する平滑環状平面である密封端面5aに形成されており、静止密封環4の密封端面4aと衝合する。なお、静止密封環4は超硬合金,セラミックス等の硬質材で構成されており、回転密封環5は静止密封環4の構成材より軟質のカーボン等で構成されている。
ストッパリング6は、図1に示す如く、回転密封環5から所定距離隔たった位置に配して回転軸3に固定されており、適当数のセットスクリュー11により回転軸3に固定された大径部61とその端面から回転密封環方向へと突出する小径部62とからなる円環状体である。
コイルスプリング7は、回転軸3に挿通させた状態で回転密封環5とストッパリング6との間に装填されており、回転密封環5を静止密封環4へと押圧附勢して、両密封環4,5の密封端面4a,5aを衝合接触させるものである。
ドライブ手段8は、コイルスプリング7を利用したもので、本発明に従って、次のように構成されている。
すなわち、コイルスプリング7の一端部(後端部)71には、図1〜図4に示す如く、その先端を当該コイルスプリング7の径方向且つ内方に折曲してなる係合突起71aが一体形成されている。係合突起71aは、コイルスプリング7の先端を折曲加工することにより形成されるが、折曲加工のみでは適正な形状の係合突起71aを得ることができない場合には、折曲部分をこれに更に切削加工を施すことによって適正な形状の係合突起71aに仕上げる。また、回転密封環5のスプリング挿通部52には、図1及び図2に示す如く、周方向の一箇所を軸線方向全域に亘って直線状に切欠することにより、係合突起71aが係合しうる係合凹部52aが形成されている。而して、コイルスプリング7の一端部71は、図1及び図2に示す如く、回転密封環5のスプリング挿通部52に挿通させる共にその本体部51の他端面たる基端面(前端面)に衝合させた状態で係合突起71aを係合凹部52aに係合させることにより、回転密封環5に相対回転不能に連結されている。コイルスプリング7の内径(自然状態における内径)dは、図2に示す如く、スプリング挿通部52の外径D1と同一又はこれより大径とされている(d≧D1)。したがって、コイルスプリング7がスプリング挿通部52を強く緊縛するようなことがなく、コイルスプリング7の一端部71をスプリング挿通部52に挿通させることによっては、スプリング挿通部52つまり回転密封環5が歪んだり変形したりすることがない。なお、この例では、コイルスプリング7の内径dをスプリング挿通部52の外径D1より若干大きく設定して、コイルスプリング7のスプリング挿通部52への挿通を含むコイルスプリング7と回転密封環5との連結をより容易に行うように図っている。
一方、コイルスプリング7の他端部(前端部)72は、図1に示す如く、ストッパリング6の大径部61に衝合する状態で小径部62に嵌合させることにより、ストッパリング6に相対回転不能に連結されている。すなわち、ストッパリング6の小径部62の外径D2をコイルスプリング7の内径dより適当量大きくする(d<D2)ことにより、コイルスプリング7の他端部72をストッパリング6の小径部62に強く嵌合させ、この嵌合による摩擦係合力により両者62,72を相対回転不能に連結してある。すなわち、コイルスプリング7の他端部72は、図10に示す改良シールと同様に、摩擦係合力によりストッパリング6に相対回転不能に連結されている。
なお、コイルスプリング7の一端部71から他端部72への巻き方向rは、図1及び図2に示す如く、回転軸3の回転方向Rに一致するように設定されている。このように巻き方向rと回転方向Rとを一致させておくことにより、コイルスプリング7から回転密封環5に付与されるドライブ力(静止密封環4との相対摺接回転を行うためのトルク)がコイルスプリング7を縮径する方向へのねじり力によって得られることから、より確実なドライブ力が得られることになる。
以上のように、コイルスプリング7の両端部71,72が回転密封環5とストッパリング6に相対回転不能に連結されているから、回転密封環5の回転軸3に対する相対回転がコイルスプリング7によって阻止されて、回転軸3の回転に伴って両密封環4,5が適正に相対回転摺接し、その相対回転摺接部分4a,5aにより機内領域Aと機外領域Bとの間が良好にシールされることになる。
このとき、回転密封環5とコイルスプリング7との連結を、コイルスプリング7に一体形成された係合突起71aを回転密封環5に形成された係合凹部52aに係合させることにより行っていることから、当該連結を両者5,7の嵌合による摩擦係合力により行う場合のように回転密封環5が歪んだり変形したりするようなことがない。したがって、回転密封環5の密封端面5aが平滑面に維持されて、相手密封端面(静止密封環4の密封端面)4aとの相対回転摺接作用が適正に行われ、良好なメカニカルシール機能が発揮される。
ところで、本発明の構成は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において適宜に変更,改良することができる。
例えば、上記した実施の形態では、コイルスプリング7の他端部72とストッパリング6とを両者6,72の嵌合による摩擦係合力により行うようにしたが、図5〜図9に示す如く、コイルスプリング7の他端部72とストッパリング6との連結を、コイルスプリング7の一端部71と回転密封環5との連結構造と同様に行うようにしてもよい。すなわち、コイルスプリング7の一端部71と回転密封環5との連結構造は、図5及び図6に示す如く、上記した実施の形態と同一であるが、この例では、コイルスプリング7の他端部72にも、一端部71と同様に、図7〜図9に示す如く、その先端を当該コイルスプリング7の径方向且つ内方に折曲してなる係合突起72aを一体形成してある。そして、この係合突起72aを、図5及び図7に示す如く、ストッパリング6の小径部62に形成した係合凹部(小径部62における周方向の一箇所を軸線方向全域に亘って直線状に切欠することにより形成された係合凹部)62aに係合させることにより、コイルスプリング7とストッパリング6とを相対回転不能に連結する。この場合、コイルスプリング7とストッパリング6との連結を容易に行うために、ストッパリング62の小径部62の外径D2とコイルスプリング7の内径dとの関係を、回転密封環5のスプリング挿通部52の外径D1とコイルスプリング7の内径dとの関係と同様にD2≦dとなるように設定しておくことが好ましい。
また、ストッパリング6とコイルスプリング7との連結構造は任意であり、図1又は図5に示す構造に限定されるものではない。さらに、ストッパリング6は、回転軸3に必然的に設けられる部材(インペラのボス部等)又はその一部で代用することができる。
本発明に係るメカニカルシールの一例を示す縦断側面図である。 図1のII−II線に沿う要部の縦断正面図である。 当該メカニカルシールに使用されるコイルスプリングを示す側面図である。 当該コイルスプリングの正面図である。 本発明に係るメカニカルシールの変形例を示す縦断側面図である。 図1のVI−VI線に沿う要部の縦断正面図である。 図5のVII−VII線に沿う要部の縦断背面図である。 当該メカニカルシールに使用されるコイルスプリングを示す側面図である。 当該コイルスプリングの背面図である。 改良シールを示す縦断側面図である。
符号の説明
2 シールケース
3 回転軸
4 静止密封環
4a 密封端面
5 回転密封環
5a 密封端面
6 ストッパリング
7 コイルスプリング
8 ドライブ手段
10 Oリング
51 本体部
52 スプリング挿通部
52a 係合凹部
61 大径部
62 小径部
62a 係合凹部
71 コイルスプリングの一端部
71a 係合突起
72 コイルスプリングの他端部
72a 係合突起
A 機内領域
B 機外領域

Claims (5)

  1. シールケースに固定された静止密封環と、シールケースを洞貫する回転軸にOリングを介して軸線方向移動可能に挿通保持された回転密封環と、回転軸に固定されたストッパリングと、回転軸に挿通された状態で回転密封環とストッパリングとの間に装填されて回転密封環を静止密封環へと押圧附勢する一本のコイルスプリングとを具備して、両密封環の対向端面たる密封端面の相対回転部分においてシール機能を発揮するように構成されたメカニカルシールにおいて、
    コイルスプリングの一端部を、その先端を当該コイルスプリングの径方向且つ内方に折曲してなる係合突起を回転密封環に形成した係合凹部に係合させることにより、回転密封環に相対回転不能に連結すると共に、当該コイルスプリングの他端部をストッパリングに相対回転不能に連結して、回転密封環の回転軸に対する相対回転をコイルスプリングにより阻止するように構成してあることを特徴とするメカニカルシール。
  2. 回転密封環が、一端面を密封端面とする本体部と前記係合凹部を形成したスプリング挿通部とからなり、内径をスプリング挿通部の外径以上とするコイルスプリングの一端部が、これをスプリング挿通部に挿通させる共に本体部の他端面に衝合させた状態で係合突起をスプリング挿通部の係合凹部に係合させることにより、回転密封環に相対回転不能に連結されていることを特徴とする、請求項1に記載するメカニカルシール。
  3. コイルスプリングの一端部から他端部への巻き方向が回転軸の回転方向と一致していることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載するメカニカルシール。
  4. コイルスプリングの他端部が、これをストッパリングに強く外嵌させることによる摩擦係合力により、ストッパリングに相対回転不能に連結されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載するメカニカルシール。
  5. コイルスプリングの他端部が、その先端を当該コイルスプリングの径方向且つ内方に折曲してなる係合突起をストッパリングに形成した係合凹部に係合させることにより、ストッパリングに相対回転不能に連結してあることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載するメカニカルシール。
JP2008263221A 2008-10-09 2008-10-09 メカニカルシール Active JP5004917B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008263221A JP5004917B2 (ja) 2008-10-09 2008-10-09 メカニカルシール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008263221A JP5004917B2 (ja) 2008-10-09 2008-10-09 メカニカルシール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010091057A true JP2010091057A (ja) 2010-04-22
JP5004917B2 JP5004917B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=42253980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008263221A Active JP5004917B2 (ja) 2008-10-09 2008-10-09 メカニカルシール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5004917B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105201899A (zh) * 2015-10-23 2015-12-30 宁波方力密封件有限公司 用于锅炉给水泵的机械密封
CN106195276A (zh) * 2016-07-15 2016-12-07 武汉船用机械有限责任公司 旋转密封装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107458567B (zh) * 2017-01-12 2019-03-22 周宏� 带有密封组件的舰艇

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6181062U (ja) * 1984-11-01 1986-05-29
JP2002106720A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Tanken Seal Seiko Co Ltd 熱水用メカニカルシール

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6181062U (ja) * 1984-11-01 1986-05-29
JP2002106720A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Tanken Seal Seiko Co Ltd 熱水用メカニカルシール

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105201899A (zh) * 2015-10-23 2015-12-30 宁波方力密封件有限公司 用于锅炉给水泵的机械密封
CN105201899B (zh) * 2015-10-23 2018-05-15 宁波方力密封件有限公司 用于锅炉给水泵的机械密封
CN106195276A (zh) * 2016-07-15 2016-12-07 武汉船用机械有限责任公司 旋转密封装置
CN106195276B (zh) * 2016-07-15 2018-09-25 武汉船用机械有限责任公司 旋转密封装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5004917B2 (ja) 2012-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009144917A (ja) メカニカルシールアセンブリ
US9695935B2 (en) Sealing device
JP2008164090A (ja) 樹脂管用継手
JP5004917B2 (ja) メカニカルシール
WO2016009803A1 (ja) 密封装置
JPWO2014030413A1 (ja) 密封装置
JP6456966B2 (ja) メカニカルシール
JP2003214541A (ja) シール装置
KR101880324B1 (ko) 댐퍼장치
JP2001254842A (ja) メカニカルシール
BRPI0916771B1 (pt) Acoplamento de encaixe para condutos de meios de pressão
JP2003207054A (ja) 面シール装置
JPH09144962A (ja) 流体管のシール構造
WO2008147707A4 (en) A self energizing seal element
JP4727328B2 (ja) 管部材の接合装置
JP2006308066A (ja) ジョイントのシール構造及びそのシール
JP3117105U (ja) リングシール
CN111699335A (zh) 机械密封件
CN211525544U (zh) 用于医疗导引器的密封件以及包括该密封件的阀
JP2015227718A (ja) 継手
JP2008121798A (ja) 継手
JP2006046449A (ja) 密封装置
JP2009287643A (ja) 管継手
CN116191105A (zh) 一种防水连接器
JP6991690B2 (ja) メカニカルシール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120522

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5004917

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150